[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4731009B2 - Gel composition for external use - Google Patents

Gel composition for external use Download PDF

Info

Publication number
JP4731009B2
JP4731009B2 JP2000373253A JP2000373253A JP4731009B2 JP 4731009 B2 JP4731009 B2 JP 4731009B2 JP 2000373253 A JP2000373253 A JP 2000373253A JP 2000373253 A JP2000373253 A JP 2000373253A JP 4731009 B2 JP4731009 B2 JP 4731009B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
carrageenan
gel composition
mannan
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000373253A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2002087993A (en
Inventor
健 草苅
文昭 松崎
利男 梁木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP2000373253A priority Critical patent/JP4731009B2/en
Publication of JP2002087993A publication Critical patent/JP2002087993A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4731009B2 publication Critical patent/JP4731009B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外用組成物、より具体的には、シート状化粧料などとして有用な、外用ゲル組成物に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
これまで、化粧品や皮膚外用医薬品で用いられるシート状の製剤としては、健常な皮膚や患部の、保湿・冷却・保護・清浄などを目的に、様々なものが開発されてきた。しかし、これらのシート状製剤のほとんどが、アクリル酸系ポリマーやポリビニルアルコールなどの高分子に、保湿剤、薬剤、塩類などを加えた製剤を、支持体に塗布したものであり、使用時の閉塞感やツッパリ感などの問題が挙げられていた。また、これらのシート状の製剤は、基剤自体のもつ粘着性により、剥離時に、皮膚や粘膜の一部も基剤と共に剥離されるなど、適用部へのダメージが問題となっていた。
【0003】
このような状況から、特開昭60-246314 号公報に記載されているような、カラギーナンとガラクトマンナンを含有するゲルプレートが提供されており、使用感については、ある程度改善されてきた。また、本ゲルプレートは高い強度をもつことから、不織布などの支持体を必要としないシート剤を作製できるとされている。シート状の製剤において、支持体を用いない場合、透明で外観が優れる他、伸張性が高く、使用時のツッパリ感がないなど、使用感も飛躍的に向上するはずである。しかしながら、支持体を用いない態様の上記のゲルプレートを用いると、保存中に著しい変形が起こり、優れた使用性を維持することすら困難である。
【0004】
一方、特開昭63-301805 号公報に記載されているように、コンニャクゲルとカラギーナンと加水分解ゼラチンからなる薄膜形成基材を乾燥・圧延した、化粧用パックも開発されている。これについては、乾燥物であることから保存安定性は優れるが、前述したゲルプレートと比べて伸張性が低いため、使用感が大きく劣っていた。また、乾燥物に水分を加えても、表面が水和する程度の変化に留まり、ゲル本来の柔軟性は得られず、水分添加による使用感の向上はわずかであった。
【0005】
ところで、不織布などの支持体を必要としない透明ゲルシート剤としては、ポリアクリルアミド誘導体と寒天と塩化ナトリウムを含有するシート(Geliperm wet、Geistlich 社、スイス)も開発されている。ポリアクリルアミド誘導体を用いた場合、製造時に架橋剤などを用いて固化させる必要があるため、薬剤などをシートの固化前に配合することは薬剤安定性の点から望ましくない。そのため、薬剤を配合するためにはシートを薬剤溶液に浸漬するなど非効率的な方法に頼らざるを得なかった。また、反応副生成物や残留モノマーなどの問題もあり、それらを除去するための複雑な工程を要するなど、製造上の問題点が挙げられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、不織布などの支持体を必要としないシート剤は、様々な利点を有するはずであるが、現在のところ、所望されているような(外観に優れ、伸張性が高く、使用感も飛躍的に向上している)ものは、未だ提供されていない。
【0007】
そこで、本発明において解決されるべき課題は、使用感・外観に優れ、保存安定性が高く、かつ、製造容易で、安全性に優れる、不織布などの支持体を必須としないシート剤を提供し得る手段を見出すことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、この課題に対して、所望する性質を有するシート剤の基となり得る外用ゲル組成物は、いかなる性質を有するべきであるか、という点についてアプローチを行った。そして、このような外用ゲル組成物が具備するべき性質は、まず、それ自身の強度と柔軟性を兼ね備えて、変形し難く、離水しない性質を有するべきであると考えた。
【0009】
そして、不織布などの支持体を必須とせずとも、十分にシート剤が保持すべき機能を発揮し得る素材の構成について鋭意検討を行った。その結果、増粘高分子として、基剤として用いるカラギーナン及びマンナンと共に、単独で融点が80℃以上のゲルを形成し得る、特定の増粘多糖類を組み合わせて含有させることにより、所望する性質を有する外用ゲル組成物が提供されることを見出し、本発明を完成した。
【0010】
すなわち、本発明は、カラギーナン及びマンナン、並びに、単独で融点が80℃以上のゲルを形成し得る増粘多糖類を含有し、下記の条件(1)〜(3)に従う、シート状外用ゲル組成物(以下、本ゲル組成物ともいう)を提供する。
(1)上記のカラギーナン及びマンナンの含有量は、組成物全量に対して0.2〜5.0質量%であり、当該カラギーナン及びマンナンの質量比(カラギーナン:マンナン)は、99:1〜30:70の割合である。
(2)上記の単独で融点が80℃以上のゲルを形成し得る増粘多糖類は、寒天及び/又はアガロースであり、当該寒天及び/又はアガロースの上記カラギーナン及びマンナンに対する質量比は2.0未満である。
(3)当該シート状外用ゲル組成物には、支持体は積層されていない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本ゲル組成物は、カラギーナン及びマンナンを含有する。
【0012】
カラギーナンは、紅藻類中の、主として、ツノマタ属(Chondrus)、スギノリ属(Gigartina )またはキリンサイ属(Eucheuma)から抽出・精製され得る天然物加工品であり、常法により製造したものを本発明において用いることも、様々なグレードの市販品を用いることも可能である。市販品を用いる場合、κ−カラギーナンが主成分であるものを選択することがより望ましい。また、本ゲル組成物は、κ−カラギーナンと共に、あるいは、κ−カラギーナンを含有せず、ι−カラギーナンおよび/またはλ−カラギーナンを含有するものであってもよい。
【0013】
本発明に用いるマンナン類としては、グルコマンナンを含有するコンニャクイモ精製物や精製グルコマンナンの他、ガラクトマンナンを含有するローカストビーンガム、タラガム、グアーガムなどを単独、あるいは組み合わせて用いることができる。
【0014】
カラギーナン及びマンナンは、ゲル基剤として、本ゲル組成物に含有される。
【0015】
さらに、本ゲル組成物には、上記のカラギーナン及びマンナンと共に、単独で融点が80℃以上のゲルを形成し得る増粘多糖類(以下、高融点ゲル化剤ともいう)が含有される。
【0016】
カラギーナン及びマンナンと、高融点ゲル化剤とを組み合わせて含有することにより、はじめて、所望する特徴を備えるゲル組成物が提供される。すなわち、高融点ゲル化剤と、カラギーナン及びマンナンとを組み合わせて、ゲル基剤として用いることにより、いずれか一方の単一群を用いるよりも、破断力に対する強度に優れ、保存安定性に優れ、シートとしての取扱いも容易であり、従来のように、不織布などの支持体を積層しなくとも、十分にシート状のゲル組成物としての使用に耐え得るゲル組成物が提供される。
る。
【0017】
高融点ゲル化剤としては、寒天またはアガロース〔テングサ属(Gelidium)などから得られる〕が挙げられる。
【0018】
また、高融点ゲル化剤の製造方法は、特に限定されず、選択したゲル化剤に応じた常法に従い、行うことができる。また、様々なグレードの市販品を用いることも可能である。
【0019】
本ゲル組成物における、カラギーナン及びマンナンの含有量は、組成物全量に対して0.2〜5.0質量%であることが好ましく、同0.5〜4.0質量%であることが、特に好ましい。
る。
【0020】
また、カラギーナンとマンナンの、本ゲル組成物における含有比率は、質量比(カラギーナン:マンナン)で、99:1〜30:70が好ましく、同95:5〜40:60の割合であることが、特に好ましい。
【0021】
また、本ゲル組成物における、高融点ゲル化剤の含有量は、組成物全量に対して0.1〜4.0質量%であることが好ましい。また、用いる高融点ゲル化剤である寒天および/またはアガロースの、カラギーナン及びマンナンに対する質量比は、2.0未満であることが好ましい。
【0022】
例えば、本ゲル組成物における、カラギーナン及びマンナンの含有量が、組成物全量に対して1.0質量%である場合、本ゲル組成物における寒天および/またはアガロースの含有量は、組成物全量に対して2.0質量%未満であることが好ましい。
【0023】
このように、カラギーナン及びマンナンと、高融点ゲル化剤とを組み合わせて含有させて、ゲル化剤などとして用いることにより、支持体の積層なしに、それ自身のみを、シート状の外用ゲル組成物として用いるのに適切な性質(例えば、変形し難い、離水し難い)を有するゲル組成物(本ゲル組成物)が提供される。
【0024】
なお、本ゲル組成物には、上記の必須の含有成分(カラギーナン及びマンナン、並びに高融点ゲル化剤)の他に、他の高分子粘剤、例えば、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、アルギン酸、アラビアガム、ゼラチン、タマリンドガム、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ペクチン、セルロース誘導体(メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなど)などを、1種または2種以上を必要に応じて含有させることも可能である。
【0025】
また、本ゲル組成物には、水や保湿剤などの、通常のシート製剤が含有し得る基剤成分などを含有させることが可能であり、さらには、具体的な用途や目的などに応じて、各種の外用組成物に用いられ得る薬効成分などを、本発明の所期の効果を損なわない限り、任意に含有させることができる。
【0026】
本ゲル組成物は、例えば、上述した成分を溶解・混合し、必要に応じて加熱・冷却することにより製造することができる。また、用途によっては、揮発性油分、不揮発性油分、油溶性ビタミン類などを乳化・可溶化して添加し、例えば、シットリした使用感を、本ゲル組成物に付与することもできる。
【0027】
本ゲル組成物は、上述したように、形状をシート状として、シート状の外用組成物として用いることが好適である。シート状とは、平板状であることを意味し、その厚みは、特に限定されないが、通常は、0.1〜数mm程度である。本ゲル組成物は、上述したように、必ずしも、不織布などの支持体を積層・付加する必要がないことが、一つの大きな特徴である。
【0028】
すなわち、本ゲル組成物は、強靱であり、柔軟性に優れるため、支持体を用いなくても、肌上で崩れたり、変形するなどのおそれがほとんどなく、離水もせず、さらに使用性にも優れるという、従来にない特徴を有する。また、経時的な安定性にも優れ、製造も比較的容易である。
【0029】
なお、本ゲル組成物をシート状に加工するには、圧延冷却したり、冷却前に目的の形状を有する容器に充填して冷却したり、ブロック状に固化させた後、シート状に切断するなど、様々な方法を利用することができる。
【0030】
本ゲル組成物を、シート状の外用組成物として用いる場合の具体的な製品形態は、特に限定されるべきものではなく、例えば、化粧料であれば、保湿シート、美白シート、しわ伸ばしシート、角質除去シートなどの基礎化粧品、ボディー用保湿シート、ボディー用美白剤、日焼けトリートメント剤などの全身用化粧料などを挙げることが可能である。
【0031】
本ゲル組成物を、シート状のゲル化粧料として用いる場合の、上述した必須成分の他に含有され得る、代表的な一般成分としては、通常、パック剤などのシート状化粧料に配合される水;グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオールなどの多価アルコール類;エタノール、プロパノールなどの低級アルコール類;ソルビトール、キシリトール、マンニトールなどの糖類;パラベン、フェノキシエタノール、グルコン酸クロルヘキシジンなどの防腐剤;トコフェロールおよびその誘導体、ブチルヒドロキシトルエン、ピロ亜硫酸塩などの抗酸化剤;パラアミノ安息香酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体などの紫外線吸収剤;ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸などの保湿剤;ビタミンCやアスコルビン酸-2- グルコシドなどのビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸などの美白剤;尿素、乳酸、クエン酸などの角質除去剤;トラネキサム酸、アラントイン、グリチルリチン酸塩などの抗炎症剤;水酸化カリウム(KOH)、クエン酸塩、酢酸塩などのpH調整剤;キレート剤;香料;アミノ酸およびアミノ酸塩;コラーゲン;色素;胎盤抽出物、朝鮮人参エキス、ステロール配糖体などの薬効成分;ナトリウム塩、カルシウム塩、カリウム塩などの無機塩類;タルク、シリカゲル、酸化亜鉛、酸化チタンなどの粉体類などの各種目的に応じた成分が挙げられる。
【0032】
また、ワセリン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックスなどの炭化水素類;ホホバ油、ゲイロウ、カルナウバワックスなどのエステル類;オリーブ油、牛脂などのトリグリセライド類;セタノール、オレイルアルコール、ステアリルアルコールなどの高級アルコール類;ステアリン酸、オレイン酸などの高級脂肪酸類;ジメチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン環状4量体、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン;脂肪酸モノグリセライド、ポオキシエチレン硬化ヒマシ油などのノニオン界面活性剤;ラウリル硫酸ナトリウム、アルキルスルホコハク酸エステルなどのアニオン界面活性剤;4級アルキルアミン塩などのカチオン界面活性剤;アルキルベタインなどの両性界面活性剤;アルキル変性カルボキシビニルポリマーなどの高分子界面活性剤も本来の目的を損なわない範囲で添加可能である。
【0033】
また、シート状とした本ゲル組成物に、積極的な薬効を付与し、医薬用途として用いる態様も、本ゲル組成物がとり得る好適な製品形態である。この製品形態においては、従来のポリアクリルアミドを利用した皮膚外用医薬品において問題とされていた残留モノマーによる安全性の低下や製造工程の複雑さを解決することができる。さらに、上記化粧料と同様、使用性や安定性などについても向上が認められる。
【0034】
具体的な、医薬用途として用いる、シート状とした本ゲル組成物の製品形態としては、例えば、食塩などの浸透圧調整剤を配合した創傷・火傷保護シート、エタノールやメントールを配合した熱さまし用シート、抗ヒスタミン剤やステロイドホルモンなどを配合した痒み止めシート、殺菌剤や抗生物質を配合した化膿防止薬、抗炎症剤を配合した抗炎症薬、抗真菌剤を配合した水虫治療薬やタムシ治療薬などを挙げることができる。また、上記のような皮膚表面およびその周辺へ直接作用する医薬品以外では、貼りつけ部位から離れた部位をターゲットとして薬剤を経皮投与することを目的としたシート剤も挙げることができる。
【0035】
このような医薬用途に、本ゲル組成物を用いる場合の、上述した高分子粘剤の他に配合され得る、代表的な成分としては、例えば、保湿剤、浸透圧調整剤、抗ヒスタミン剤、ステロイドホルモン、殺菌剤、抗真菌剤、滋養剤、血管保護剤、酸化防止剤、色素脱失剤、減感剤、免疫調節剤、抗加齢剤、抗しわ剤、皮脂吸収剤、抗生物質、抗炎症剤、脱臭剤、柔軟剤などを挙げることができる。
【0036】
また、これらの成分の他に、エイゾンなどの経皮吸収促進剤や、上記化粧料の配合成分として列挙した、水、炭化水素類、エステル類、トリグリセライド類、高級アルコール類、高級脂肪酸類、多価アルコール類、界面活性剤、低級アルコール類、増粘剤、防腐剤、粉体類、抗酸化剤、ビタミン類、紫外線吸収剤、pH調整剤、キレート剤、無機塩類、色素などの各種成分を、医薬用途として用いる本ゲル組成物に含有させることも可能である。
【0037】
【実施例】
以下、実施例により、本発明をさらに具体的に説明する。本実施例における配合量は、特に断わらない限り、質量部とする。なお、本願出願後の手続補正により、「単独で融点が80℃以上のゲルを形成し得る増粘多糖類」として「ジェランガム」を除外した。
その結果、下記の「ジェランガム」を「単独で融点が80℃以上のゲルを形成し得る増粘多糖類」として配合した、実施例1、実施例2、実施例4、実施例5、実施例6、実施例9、実施例10、実施例12、及び、実施例14は、本発明の範囲外となった。
〔実施例1〜3〕 保湿シート(化粧料)
第1表の処方に基づいて、保湿シートを作製した。すなわち、第1表の各成分に水を加えて、それぞれを80〜90℃で加熱溶解し、攪拌しながら徐々に加えて混合した後、水分量調整と脱気処理を行い、シート型に流し込み冷却して本発明のシートを得た。
【0038】
比較のために、実施例1の保湿シート成分からジェランガムを抜去したシート(比較例1)、ジェランガムの代わりにゼラチンを用いたシート(比較例2)、ジェランガムの代わりにネイティブジェランガム(融点70℃のゲルを形成)を用いたシート(比較例3)を調製した。また、ジェランガムと寒天をゲル化剤としたシート(比較例4)、上記と同様の製造方法でそれぞれ作製した。その他、従来の一般的なシート剤として、ポリアクリル酸を用いたシート(比較例5)も調製した。
【0039】
【表1】

Figure 0004731009
【0040】
<本発明の保湿シートの評価>
上記の各実施例および比較例で得られたシート剤を用いて、使用感と保存安定性を評価した。
【0041】
(1)評価法
実施例1〜3および比較例1〜5で得られた保湿シートの使用感についての官能評価を行った。専門パネラー5名がこれらのシートを使用し、▲1▼さっぱりとした使用感、▲2▼しっとりとした使用感、▲3▼つっぱった使用感(ネガティブ)、▲4▼基剤の肌残り感(ネガティブ)(以上、使用感の評価項目)の4項目を、非常によい(5点)〜非常に悪い(1点)の5段階で評価し、5人の評価の平均値をそのシートの評点とした。また、保存安定性については、アルミ積層パウチに密封して、50℃で1ヶ月間保存し、保存前後での変化を調べた。その他、保存したサンプルについても使用感評価をおこなった。これらの結果を、第2表にまとめて示す。なお、保存後のサンプルの使用性評価については総合評価のみ示した。
【0042】
【表2】
Figure 0004731009
【0043】
第2表に示すように、実施例1〜3のシートでは、さっぱりとした使用感(さっぱりさ)としっとりとした使用感(しっとりさ)に優れ、かつ、つっぱった使用感や基剤の肌残りは認められず、優れた使用感を有していた(保存前)。また、このような優れた使用感は、高温保存後にも維持されており、店頭保存や輸送時などに過酷な環境にさらされやすい化粧品にとって望ましい。
【0044】
これに対し、比較例1〜4では、保存前については、従来の一般的なポリアクリル酸ゲルを用いた処方(比較例5)に比べると、さっぱりとした使用感が認められ、かつ、つっぱった使用感が余り認められず、優れた使用性が得られたが、その一方で、シートの変形など保存安定性に問題があり、保存中の変形などにより、使用感の良さが失われることがわかった。また、ジェランガムと寒天をゲル化剤とする比較例4では、柔軟性が低いため、ゲルの崩壊が起こり、基剤の後残りが著しく多く、取り扱い易さにも問題があったことから、使用感の総合評価は、保存前・後ともに極めて低かった。
【0045】
〔比較例6〜10〕 従来技術との比較
関連技術として既に公開されている特許で実施例として開示されている処方、或いはそれに準ずる処方により、シート状組成物の調製を行い、使用感と経時安定性について、前項と同様に評価した(第3表)。なお、調製したシートは、使用時までアルミ積層パウチに密封して保存した。
【0046】
1)比較例6:特開平11−60443号公報の実施例1(同公報第4頁段落番号0021)の処方
Figure 0004731009
<製法>第3表の成分Aを、80℃で加熱溶解させた溶液を調製し、これに事前に混合した成分Bを投入し強撹拌し、溶液を得た。次いで、流し型に溶液を投入し、型ごと冷却し、2 mm厚のシートを得た。
【0047】
2)比較例7:特開平11−60443号公報の実施例3(同公報第5頁段落番号0025)の処方
配合成分 配合量(質量部)
(成分A)
ジェランガム 0.2
グリセリン 20
10%乳酸カルシウム水溶液 0.3
精製水 48
(成分B)
アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.5
精製水 29.8
ボラージオイル 1.0
メチルパラベン 0.2
<製法>表4の成分Aと成分Bをそれぞれ加熱溶解した。加熱撹拌下に、成分A溶解液と成分B溶解液をゆっくりと混合した後、約2mm厚となるように、流し型に溶液を投入し、型ごと冷却した。
【0048】
3)比較例8:特開昭60−246314号公報の実施例1(同公報第3頁右上欄第4行目)
配合成分 配合量(質量部)
カラギーナン 1.5
ローカストビーンガム 1.5
グリセリン 30
精製水 70
<製法>カラギーナンとローカストビーンガムをあらかじめ粉体ブレンドし、これを精製水中に分散させ、これを撹拌下に、85℃に加熱して溶解させ、均一な溶液とした。この溶液にグリセリン 300mLを添加し、さらに加熱したまま撹拌を続け、均一に分散させた。本溶液を厚さ2mmとなるように流し型に投入し、型ごと冷却してシートを得た。
【0049】
4)比較例9・10:特開2000−86496号公報の実施例1,3(同公報第8頁段落番号0046・0048)
配合成分 配合量(質量部)
(比較例9)
ジェランガム 3
キサンタンガム 1
メチルパラベン 0.15
精製水 95.85
(比較例10)
ジェランガム 2.5
キサンタンガム 0.7
メチルパラベン 0.15
エタノール 0.5
メントール 0.5
精製水 95.85
<製法>ジェランガム、キサンタンガム、メチルパラベンを水に分散させた後、90℃で加熱溶解した。比較例10では、これを50℃に冷却し、エタノールに溶解させたメントールを加えた。得られた溶液を流し型に投入し、型ごと冷却して、厚さ1 mmのシートを得た。
【0050】
【表3】
Figure 0004731009
【0051】
比較例6は、保存前は優れた使用性を有していたが、保存中の変形などが著しく、保存後の使用感総合評価は低い結果となった。また、比較例7では、ゲル化が不十分でシートの評価すら出来なかった。比較例8では、保存前では比較的良好な使用感を有していたが、シートが包まりやすいため、肌に付着させ難いなど、取り扱いの上で問題が認められた。さらに、比較例8では、保存中に著しい変形が認められた。また、ジェランガムとキサンタンガムをゲル化剤として含む比較例9と10では、べたついた使用感が強いため、水分含量が高いにもかかわらず、さっぱりした使用感が認められなかった。また、柔軟性にも劣り、破片の肌残りが著しいため、保存前後の使用感は著しく劣った結果であった〔比較例9と10においては、公開された特許実施例では原料を特定し難い成分があり(小麦胚芽、オルガソール、花の抽出物)、これについては成分から除いてシートを調製した〕。
【0052】
〔実施例4〜7〕 美白シート(化粧料)
下記第4表に示す処方の美白シートを、下記の製法で調製した。
【0053】
【表4】
Figure 0004731009
【0054】
<製法>
κ−カラギーナン、ローカストビーンガム、グルコマンナン、ジェランガム、寒天を別々に水に加えて、加熱溶解した後、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールなどの保湿剤を添加した。さらに少量の水に加熱溶解したメチルパラベンを加えた。最後に少量の水に溶解した残りの成分(アルブチン、アスコルビン酸-2- グルコシド、塩化カルシウム)を加え、pHをKOHで6.0に調整し、さらに水を加えて水分量を調整した。出来あがった溶液を薄型容器に入れ、室温まで冷却して固化することにより、約1.5mm厚のシートを得た。
【0055】
これらの実施例の美白シートは、保湿シートの実施例と同様に、さっぱりした使用感としっとりとした使用感が認められ、かつ、つっぱった使用感は認められなかった。また、基剤の肌残りが認められず、取り扱いやすいなど、優れた使用性を有していた。また、高温安定性に優れており、過酷な保存条件でも優れた使用性を長期間維持できた。
【0056】
〔実施例8〕 リフレッシュシート(化粧料)
配合成分 配合量(質量部)
グルコマンナン 0.3
κ−カラギーナン 0.7
寒天 1
メチルパラベン 0.2
グリセリン 5
メントール 0.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.1
ブリリアントブルー 0.001
KOH 若干量
精製水 残 余
<製法>グルコマンナン、κ−カラギーナン、寒天を別々に水に加えて、加熱溶解した後、グリセリンを添加した。さらに少量の水に加熱溶解したメチルパラベンとブリリアントブルーを加えた。最後に少量の水に溶解したポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とメントールとを加えて十分撹拌した後、pHをKOHで、6.0に調整し、さらに水を加えて水分量を調整した。出来あがった溶液を薄型容器に入れ、素早く室温まで冷却して固化することにより、約2mm厚のシートを得た。
【0057】
〔比較例11〕 リフレッシュシート(実施例8に対する比較例)
配合成分 配合量(質量部)
ポリアクリル酸ナトリウム 7.0
デンプンアクリル酸グラフト重合体 1.0
アラントインヒドロキシクロロアルミニウム 0.12
メチルパラベン 0.15
グリセリン 5
メントール 0.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.1
ブリリアントブルー 0.0005
KOH 若干量
精製水 残 余
<製法>ポリアクリル酸ナトリウムとデンプンアクリル酸グラフト重合体を別々に水に加えて、溶解した後、グリセリンを添加した。次に、少量の水に加熱溶解したメチルパラベンとブリリアントブルーを加えた。さらに少量の水に溶解したポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とメントールとを加えて十分撹拌した後、pHをKOHで6.0に調整し、さらに水を加えて水分量を調整した。出来あがった溶液に、アラントインヒドロキシクロロアルミニウムを加えた後、約2mm厚となるようにポリエステル製不織布上に塗布した。
比較例11のシート剤に比べて、実施例8のシート剤では、同じメントール量でもより清涼感が高まり、リフレッシュ効果に優れていた。
【0058】
〔実施例9〕 ビタミン配合エモリエントシート
配合成分 配合量(質量部)
ローカストビーンガム 0.1
グルコマンナン 0.3
κ−カラギーナン 0.7
グリセリン 10.0
ジェランガム 0.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 0.2
ビタミンEアセテート 0.05
トリオクタン酸グリセリル 0.02
メチルパラベン 0.2
塩化ナトリウム 0.88
塩化カリウム 0.02
KOH 若干量
精製水 残 余
<製法>ローカストビーンガム、グルコマンナン、κ−カラギーナン、寒天を別々に水に加えて、加熱溶解した後、グリセリンを添加した。さらに少量の水に加熱溶解したメチルパラベン、塩化カリウム、塩化ナトリウムを加え、ゲル化剤混合液を得た。次に少量の水にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とトリオクタン酸グリセリル、ビタミンEアセテートを加えて十分撹拌した後、先に調製したゲル化剤混合液に加え、素早くホモジナイズした後、pHを6.0に調整し、さらに水を加えて水分量を調整した。出来あがった溶液を薄型容器に入れ、素早く室温まで冷却して固化することにより、約1mm厚のシートを得た。なお、ゲル化剤混合液は、シート調製直前まで、適宜保温した。
この実施例9のシート剤には、つっぱった使用感が認められず、しっとりしていながらさっぱりとした使用感が認められた。
【0059】
〔実施例10〕火傷・創傷保護シート(皮膚外用医薬品)
配合成分 配合量(質量部)
ローカストビーンガム 0.5
κ−カラギーナン 1.5
グリセリン 5.0
ジェランガム 0.2
メチルパラベン 0.2
塩化ナトリウム 0.88
塩化カリウム 0.02
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
KOH 若干量
イオン交換水 残 余
<製法>ローカストビーンガム、κ−カラギーナン、ジェランガムを別々に水に加えて、加熱溶解した後、グリセリンを添加した。さらに少量の水に加熱溶解したメチルパラベン、塩化ナトリウム、塩化カリウムを加えた。pHを6.0に調整した後、グリチルリチン酸ジカリウムを十分溶解させ、さらに水を加えて水分量を調整した。出来あがった溶液を薄型容器に入れ、素早く室温まで冷却して固化することにより、約5mm厚のシートを得た。なお、ゲル化剤混合液は、シート調製直前まで、適宜保温した。
この実施例10の火傷・創傷保護シートは、使用時にツッパリ感がなく、しかも剥がす際に基材と皮膚組織の付着が少なく、さらに皮膚組織の保護効果が優れていた。
【0060】
〔実施例11および12〕 美白シート(化粧料)
下記第5表に示す処方の美白シートを、下記の製法で調製した。
【0061】
【表5】
Figure 0004731009
<製法>
キサンタンガム、グルコマンナン、寒天、ジェランガムを別々に水に加えて、加熱溶解した後、ポリエチレングリコール、ソルビトールおよびグリセリンを添加した。さらに少量の水に溶解した残りの成分(アルブチン、グリチルリチン酸ジカリウム、塩化カルシウム)を加え、pHをKOHで6.0に調整し、さらに水を加えて水分量を調整した。出来あがった溶液を薄型容器に入れ、室温まで冷却して固化することにより、約1.5mm厚のシートを得た。
【0062】
これらの実施例の美白シートは、保湿シートの実施例と同様に、さっぱりした使用感としっとりとした使用感が認められ、かつ、つっぱった使用感は認められなかった。また、基剤の肌残りが認められず、取り扱いやすいなど、優れた使用性を有していた。また、高温安定性に優れており、過酷な保存条件でも優れた使用性を長期間維持できた。
【0063】
〔実施例13および14〕 美白シート(化粧料)
下記第6表に示す処方の美白シートを、下記の製法で調製した。
【0064】
【表6】
Figure 0004731009
<製法>
ι−カラギーナン、グルコマンナン、寒天、ジェランガムを別々に水に加えて、加熱溶解した後、ポリエチレングリコール、ソルビトールおよびグリセリンを添加した。さらに少量の水に溶解した残りの成分(アルブチン、アスコルビン酸グルコシド、塩化カルシウム)を加え、pHをpH調整剤(KOH)で6.0に調整し、さらに水を加えて水分量を調整した。出来あがった溶液を薄型容器に入れ、室温まで冷却して固化することにより、約1.5mm厚のシートを得た。
【0065】
これらの実施例の美白シートは、保湿シートの実施例と同様に、さっぱりした使用感としっとりとした使用感が認められ、かつ、つっぱった使用感は認められなかった。また、基剤の肌残りが認められず、取り扱いやすいなど、優れた使用性を有していた。また、高温安定性に優れており、過酷な保存条件でも優れた使用性を長期間維持できた。
【0066】
【発明の効果】
本発明により、使用感・外観に優れ、保存安定性が高く、かつ、製造容易で、安全性に優れる、不織布などの支持体の積層・付加を必須としないシート剤を得る手段が提供された。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an external composition, more specifically, an external gel composition useful as a sheet-like cosmetic.
[0002]
[Prior art]
Various types of sheet-form preparations used in cosmetics and topical medicines for skin have been developed for the purpose of moisturizing, cooling, protecting, and cleaning healthy skin and affected areas. However, most of these sheet-form preparations are prepared by applying a preparation obtained by adding a moisturizer, chemicals, salts, etc. to a polymer such as an acrylic acid-based polymer or polyvinyl alcohol. Problems such as feeling and crispness were mentioned. In addition, these sheet-form preparations have a problem of damage to the application part due to the adhesiveness of the base itself, such as part of the skin and mucous membrane being peeled off together with the base during peeling.
[0003]
Under such circumstances, a gel plate containing carrageenan and galactomannan as described in JP-A-60-246314 has been provided, and the feeling of use has been improved to some extent. Moreover, since this gel plate has high intensity | strength, it is supposed that the sheet agent which does not require support bodies, such as a nonwoven fabric, can be produced. In a sheet-form preparation, when a support is not used, the feeling of use should be drastically improved, such as being transparent and excellent in appearance, high extensibility, and lack of a crisp feeling during use. However, when the above gel plate in a form using no support is used, significant deformation occurs during storage, and it is difficult to maintain excellent usability.
[0004]
On the other hand, as described in JP-A-63-301805, a cosmetic pack has been developed in which a thin film-forming substrate comprising konjac gel, carrageenan and hydrolyzed gelatin is dried and rolled. Since this is a dry product, the storage stability is excellent, but since the extensibility is lower than that of the gel plate described above, the usability is greatly inferior. Moreover, even when moisture was added to the dried product, the change was only to the extent that the surface was hydrated, the inherent flexibility of the gel was not obtained, and the improvement in the feeling of use due to the addition of moisture was slight.
[0005]
By the way, a sheet (Geliperm wet, Geistlich, Switzerland) containing a polyacrylamide derivative, agar, and sodium chloride has been developed as a transparent gel sheet that does not require a support such as a nonwoven fabric. When a polyacrylamide derivative is used, it is necessary to solidify it using a cross-linking agent or the like at the time of production. Therefore, it is not desirable from the viewpoint of drug stability to mix a drug or the like before the sheet is solidified. Therefore, in order to mix | blend a chemical | medical agent, it had to rely on an inefficient method, such as a sheet | seat immersed in a chemical | medical solution. In addition, there are problems such as reaction by-products and residual monomers, and manufacturing problems such as requiring a complicated process for removing them have been raised.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, a sheet agent that does not require a support such as a non-woven fabric should have various advantages, but at present, as desired (excellent appearance, high extensibility, and feeling of use. Things that have improved dramatically) have not yet been offered.
[0007]
Therefore, the problems to be solved in the present invention are to provide a sheet agent that is excellent in feeling of use and appearance, has high storage stability, is easy to manufacture, has excellent safety, and does not require a support such as a nonwoven fabric. Finding the means to get.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve this problem, the present inventor has made an approach as to what kind of properties should be applied to an external gel composition that can serve as a basis for a sheet having desired properties. And it was thought that the property which such an external gel composition should have should have the property which has the intensity | strength and the softness | flexibility of itself, does not deform | transform easily, and does not water-release.
[0009]
  And even if it did not make the support bodies, such as a nonwoven fabric essential, earnestly examined about the structure of the raw material which can fully exhibit the function which a sheet | seat agent should hold | maintain. As a result, carrageenan used as a base as a thickening polymeras well asAlong with mannan, a gel having a melting point of 80 ° C. or more can be formed alone.specificIt has been found that an external gel composition having desired properties can be provided by containing a thickening polysaccharide in combination, and the present invention has been completed.
[0010]
  That is, the present invention contains a carrageenan and a mannan, and a thickening polysaccharide that can form a gel having a melting point of 80 ° C. or more alone, and is in accordance with the following conditions (1) to (3). Product (hereinafter also referred to as the present gel composition).
(1) Content of said carrageenan and mannan is 0.2-5.0 mass% with respect to the composition whole quantity, The mass ratio (carrageenan: mannan) of the said carrageenan and mannan is 99: 1-30. : 70 ratio.
(2) A thickening polysaccharide capable of forming a gel having a melting point of 80 ° C. or higher alone as described above,Agar and / or agarose, the agar and / or agaroseThe mass ratio to the carrageenan and mannan is less than 2.0.
(3) The support body is not laminated | stacked on the said sheet-like external gel composition.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
The gel composition comprises carrageenanas well asContains mannan.
[0012]
Carrageenan is a processed natural product that can be extracted and purified mainly from the genus Chondrus, Gigartina or Eucheuma in red algae. It is also possible to use commercial products of various grades. When using a commercially available product, it is more desirable to select one having κ-carrageenan as the main component. Further, the gel composition may contain ι-carrageenan and / or λ-carrageenan together with or without κ-carrageenan.
[0013]
As the mannans used in the present invention, in addition to purified cornflower potato containing glucomannan and purified glucomannan, locust bean gum, tara gum, guar gum and the like containing galactomannan can be used alone or in combination.
[0014]
  Carrageenan and mannan are contained in the present gel composition as a gel base.
[0015]
  Further, the gel composition includes the above carrageenan.as well asAlong with mannan, a thickening polysaccharide capable of forming a gel having a melting point of 80 ° C. or more alone (hereinafter also referred to as a high melting point gelling agent) is contained.
[0016]
  Carrageenanas well asBy containing mannan and a high melting point gelling agent in combination, a gel composition having the desired characteristics is provided for the first time. That is, a high melting point gelling agent and carrageenanas well asWhen combined with mannan and used as a gel base, it is superior in strength to breaking force, excellent in storage stability, and easy to handle as a sheet, compared to the case of using either one of the single groups. In addition, a gel composition that can withstand use as a sheet-like gel composition can be provided without laminating a support such as a nonwoven fabric.
The
[0017]
  As a high melting point gelling agent,Agar or agarose[Obtained from Gelidium and the like].
[0018]
Moreover, the manufacturing method of a high melting point gelatinizer is not specifically limited, According to the conventional method according to the selected gelatinizer, it can carry out. Various grades of commercial products can also be used.
[0019]
  Carrageenan in the gel compositionas well asThe content of mannan is preferably 0.2 to 5.0% by mass, particularly preferably 0.5 to 4.0% by mass, based on the total amount of the composition.
The
[0020]
In addition, the content ratio of carrageenan and mannan in the gel composition is preferably a mass ratio (carrageenan: mannan), preferably 99: 1 to 30:70, and a ratio of 95: 5 to 40:60. Particularly preferred.
[0021]
  Moreover, it is preferable that content of the high melting point gelatinizer in this gel composition is 0.1-4.0 mass% with respect to the composition whole quantity. Also,UseHigh melting point gelling agentThe mass ratio of agar and / or agarose to carrageenan and mannan is preferably less than 2.0.
[0022]
  For example, in the case where the content of carrageenan and mannan in the present gel composition is 1.0% by mass with respect to the total amount of the composition,The content of agar and / or agarose isIt is preferable that it is less than 2.0 mass% with respect to the composition whole quantity.
[0023]
  Like this, carrageenanas well asBy containing mannan and a high melting point gelling agent in combination, and using it as a gelling agent, etc., it is suitable for use as a sheet-form external gel composition alone without laminating the support. A gel composition (the present gel composition) having properties (for example, difficult to deform and difficult to remove water) is provided.
[0024]
  The gel composition contains the above essential components (carrageenanas well asIn addition to mannan and high melting point gelling agent), other high molecular viscosity agents such as xanthan gum, carboxyvinyl polymer, polyvinyl alcohol, alginic acid, gum arabic, gelatin, tamarind gum, polyacrylic acid, polyacrylamide, pectin, Cellulose derivatives (methylcellulose, carboxymethylcellulose, etc.) and the like can be contained alone or in combination as required.
[0025]
In addition, the gel composition can contain a base component that can be contained in a normal sheet preparation, such as water and a humectant, and further, depending on the specific use or purpose. The medicinal components that can be used in various external compositions can be arbitrarily added as long as the intended effects of the present invention are not impaired.
[0026]
The present gel composition can be produced, for example, by dissolving and mixing the above-described components and heating and cooling as necessary. Depending on the application, volatile oil, non-volatile oil, oil-soluble vitamins and the like may be added after emulsification and solubilization, and for example, a light feeling of use can be imparted to the gel composition.
[0027]
As described above, the present gel composition is preferably used in the form of a sheet, and as a sheet-like external composition. The sheet shape means a flat plate shape, and the thickness is not particularly limited, but is usually about 0.1 to several mm. As described above, one major characteristic of the present gel composition is that it is not always necessary to laminate and add a support such as a nonwoven fabric.
[0028]
That is, the present gel composition is tough and excellent in flexibility, so there is almost no risk of collapse or deformation on the skin without using a support, water separation, and further usability. It has an unprecedented feature that it is excellent. Moreover, it is excellent in stability over time and is relatively easy to manufacture.
[0029]
In addition, in order to process this gel composition into a sheet shape, it is rolled and cooled, filled into a container having a desired shape before cooling, cooled, or solidified into a block shape and then cut into a sheet shape. Various methods can be used.
[0030]
The specific product form when the gel composition is used as a sheet-like external composition is not particularly limited. For example, if it is a cosmetic, a moisturizing sheet, a whitening sheet, a wrinkle-stretching sheet, Examples include basic cosmetics such as exfoliating sheets, body moisturizing sheets, body whitening agents, and whole body cosmetics such as tanning treatments.
[0031]
In the case where the gel composition is used as a sheet-like gel cosmetic, a typical general component that can be contained in addition to the essential components described above is usually blended in a sheet-like cosmetic such as a pack agent. Water; Polyhydric alcohols such as glycerin, propylene glycol, dipropylene glycol, 1,3-butanediol; Lower alcohols such as ethanol and propanol; Sugars such as sorbitol, xylitol, mannitol; Paraben, phenoxyethanol, chlorhexidine gluconate, etc. Preservatives; tocopherol and its derivatives, antioxidants such as butylhydroxytoluene and pyrosulfite; UV absorbers such as paraaminobenzoic acid derivatives and benzophenone derivatives; moisturizers such as polyethylene glycol and hyaluronic acid; vitamin C and ascorb Acid-2-glycoside and other vitamin C derivatives, arbutin, kojic acid and other whitening agents; urea, lactic acid, citric acid and other keratin removers; tranexamic acid, allantoin, glycyrrhizinate and other anti-inflammatory agents; potassium hydroxide (KOH), pH adjusters such as citrate and acetate; chelating agents; fragrances; amino acids and amino acid salts; collagens; pigments; medicinal ingredients such as placenta extract, ginseng extract, sterol glycosides; Inorganic salts such as calcium salt and potassium salt; components according to various purposes such as powders such as talc, silica gel, zinc oxide and titanium oxide can be mentioned.
[0032]
In addition, hydrocarbons such as petrolatum, squalane and microcrystalline wax; esters such as jojoba oil, geirow and carnauba wax; triglycerides such as olive oil and beef tallow; higher alcohols such as cetanol, oleyl alcohol and stearyl alcohol; stearin Higher fatty acids such as acid and oleic acid; silicones such as dimethylpolysiloxane, dimethylpolysiloxane cyclic tetramer and polyether-modified silicone; nonionic surfactants such as fatty acid monoglyceride and poxyethylene hydrogenated castor oil; sodium lauryl sulfate; Anionic surfactants such as alkylsulfosuccinates; cationic surfactants such as quaternary alkylamine salts; amphoteric surfactants such as alkylbetaines; alkyl-modified carboxyvinyl polymers Polymeric surfactants such as mers can also be added in a range that does not impair the original purpose.
[0033]
In addition, a mode in which the present gel composition in the form of a sheet is positively imparted with a medicinal effect and used for pharmaceutical purposes is also a suitable product form that the gel composition can take. In this product form, it is possible to solve the decrease in safety and the complexity of the manufacturing process due to residual monomers, which has been a problem in conventional skin external medicines using polyacrylamide. Furthermore, like the cosmetics, improvements in usability and stability are recognized.
[0034]
For example, the product form of the gel composition in the form of a sheet used as a pharmaceutical application is, for example, a wound / burn protection sheet containing an osmotic pressure adjusting agent such as salt, and a heat treatment containing ethanol or menthol. Sheets, anti-histamines containing antihistamines and steroid hormones, anti-suppuration agents containing antiseptics and antibiotics, anti-inflammatory agents containing anti-inflammatory agents, athlete's foot and tinea treatments containing anti-fungal agents, etc. Can be mentioned. In addition to pharmaceuticals that directly act on the skin surface and its periphery as described above, there can also be mentioned sheet preparations for the purpose of transdermally administering a drug targeting a site away from the applied site.
[0035]
Typical ingredients that can be blended in addition to the above-described polymer viscous agent when using the present gel composition for such pharmaceutical uses include, for example, humectants, osmotic pressure regulators, antihistamines, steroid hormones, and the like. , Bactericidal agent, antifungal agent, nourishing agent, vascular protective agent, antioxidant, depigmenting agent, desensitizer, immunomodulator, anti-aging agent, anti-wrinkle agent, sebum absorbent, antibiotics, anti-inflammatory Agents, deodorizers, softeners and the like.
[0036]
Besides these components, water, hydrocarbons, esters, triglycerides, higher alcohols, higher fatty acids, various fatty acids, and the like listed as blending ingredients of the above-mentioned cosmetics and percutaneous absorption accelerators such as Aison. Various components such as monohydric alcohols, surfactants, lower alcohols, thickeners, preservatives, powders, antioxidants, vitamins, UV absorbers, pH adjusters, chelating agents, inorganic salts, and pigments It can also be contained in the present gel composition used for pharmaceutical use.
[0037]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples. Unless otherwise specified, the blending amount in this example is part by mass.In addition, “gellan gum” was excluded as “a thickening polysaccharide capable of forming a gel having a melting point of 80 ° C. or more alone” by amendment of procedures after filing this application.
As a result, the following “gellan gum” was formulated as “a thickening polysaccharide capable of forming a gel having a melting point of 80 ° C. or more alone”, Example 1, Example 2, Example 4, Example 5, Example 6, Example 9, Example 10, Example 12, and Example 14 were outside the scope of the present invention.
  [Examples 1 to 3] Moisturizing sheet (cosmetics)
  A moisturizing sheet was prepared based on the prescription in Table 1. That is, water is added to each component of Table 1 and each is heated and dissolved at 80 to 90 ° C., and gradually added with stirring, mixed, then subjected to moisture content adjustment and deaeration treatment, and poured into a sheet mold. The sheet of the present invention was obtained by cooling.
[0038]
For comparison, a sheet obtained by removing gellan gum from the moisturizing sheet component of Example 1 (Comparative Example 1), a sheet using gelatin instead of gellan gum (Comparative Example 2), a native gellan gum instead of gellan gum (melting point: 70 ° C. A sheet (Comparative Example 3) using a gel was prepared. Moreover, the sheet | seat (Comparative Example 4) which used gellan gum and agar as a gelatinizer was each produced with the manufacturing method similar to the above. In addition, a sheet (Comparative Example 5) using polyacrylic acid was also prepared as a conventional general sheet agent.
[0039]
[Table 1]
Figure 0004731009
[0040]
<Evaluation of the moisturizing sheet of the present invention>
Usability and storage stability were evaluated using the sheet agents obtained in each of the above Examples and Comparative Examples.
[0041]
(1) Evaluation method
The sensory evaluation about the usability | use_condition of the moisturizing sheet obtained in Examples 1-3 and Comparative Examples 1-5 was performed. 5 expert panelists use these sheets, (1) fresh feeling, (2) moist feeling, (3) smooth feeling (negative), (4) feeling of remaining skin on the base (Negative) (Evaluation items for feeling of use) are evaluated in 5 levels from very good (5 points) to very bad (1 point), and the average value of the evaluations of 5 people Scored. Moreover, about storage stability, it sealed in the aluminum laminated pouch, and preserve | saved for one month at 50 degreeC, and investigated the change before and behind a preservation | save. In addition, usability evaluation was also performed on the stored samples. These results are summarized in Table 2. In addition, only comprehensive evaluation was shown about the usability evaluation of the sample after a preservation | save.
[0042]
[Table 2]
Figure 0004731009
[0043]
As shown in Table 2, the sheets of Examples 1 to 3 are excellent in a refreshing use feeling (freshness) and a moist use feeling (moistness), and also have a smooth use feeling and base skin. The rest was not recognized and had an excellent feeling of use (before storage). Moreover, such an excellent feeling of use is maintained even after high-temperature storage, which is desirable for cosmetics that are easily exposed to harsh environments during store storage and transportation.
[0044]
On the other hand, in Comparative Examples 1 to 4, before storage, a refreshing feeling of use was recognized as compared with the conventional formula using a polyacrylic acid gel (Comparative Example 5). However, there was a problem in storage stability such as deformation of the sheet, and good usability was lost due to deformation during storage. I understood. In Comparative Example 4 in which gellan gum and agar are used as the gelling agent, since the flexibility is low, the gel collapses, the remainder after the base is remarkably large, and there is a problem in ease of handling. The overall evaluation of feeling was very low before and after storage.
[0045]
[Comparative Examples 6 to 10] Comparison with prior art
A sheet-shaped composition was prepared according to the formulation disclosed as an example in a patent already published as related technology, or a formulation similar thereto, and the usability and stability over time were evaluated in the same manner as in the previous section (No. 1). Table 3). The prepared sheet was sealed and stored in an aluminum laminated pouch until use.
[0046]
1)Comparative Example 6: Formulation of Example 1 (paragraph number 0021 on page 4, page 4) of JP-A-11-60443
Figure 0004731009
<Production method> A solution was prepared by dissolving component A in Table 3 by heating at 80 ° C, and component B mixed beforehand was added thereto and stirred vigorously to obtain a solution. Next, the solution was poured into a casting mold, and the entire mold was cooled to obtain a sheet having a thickness of 2 mm.
[0047]
2)Comparative Example 7: Formulation of Example 3 (paragraph number 0025 on page 5 of the same publication) of JP-A-11-60443
Ingredients                                          Compounding amount (parts by mass)
(Component A)
Gellan gum 0.2
Glycerin 20
10% calcium lactate aqueous solution 0.3
Purified water 48
(Component B)
Alkyl-modified carboxyvinyl polymer 0.5
Purified water 29.8
Borage oil 1.0
Methylparaben 0.2
<Production Method> Component A and Component B in Table 4 were dissolved by heating. The component A solution and the component B solution were slowly mixed under heating and stirring, and then the solution was poured into a casting mold so that the thickness was about 2 mm, and the mold was cooled.
[0048]
3)Comparative Example 8: Example 1 of Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-246314 (page 3, upper right column, fourth line)
Ingredients                                          Compounding amount (parts by mass)
Carrageenan 1.5
Locust Bean Gum 1.5
Glycerin 30
Purified water 70
<Manufacturing method> Carrageenan and locust bean gum were previously powder blended and dispersed in purified water, and this was heated to 85 ° C. and dissolved under stirring to obtain a uniform solution. To this solution, 300 mL of glycerin was added, and stirring was continued while further heating to disperse uniformly. This solution was poured into a casting mold so as to have a thickness of 2 mm, and the whole mold was cooled to obtain a sheet.
[0049]
4)Comparative Examples 9 and 10: Examples 1 and 3 of JP-A-2000-86496 (paragraph number 0046 and 0048 on page 8 of the same publication)
Ingredients                                          Compounding amount (parts by mass)
(Comparative Example 9)
Gellan gum 3
Xanthan gum 1
Methylparaben 0.15
Purified water 95.85
(Comparative Example 10)
Gellan Gum 2.5
Xanthan gum 0.7
Methylparaben 0.15
Ethanol 0.5
Menthol 0.5
Purified water 95.85
<Production Method> Gellan gum, xanthan gum and methylparaben were dispersed in water and then dissolved by heating at 90 ° C. In Comparative Example 10, this was cooled to 50 ° C. and menthol dissolved in ethanol was added. The obtained solution was poured into a casting mold and cooled together with the mold to obtain a sheet having a thickness of 1 mm.
[0050]
[Table 3]
Figure 0004731009
[0051]
Comparative Example 6 had excellent usability before storage, but the deformation during storage was remarkable, and the overall evaluation after use was low. In Comparative Example 7, gelation was insufficient and even the sheet could not be evaluated. Comparative Example 8 had a relatively good feeling before use, but a problem was observed in handling such as the sheet was easily wrapped and difficult to adhere to the skin. Further, in Comparative Example 8, significant deformation was observed during storage. Further, in Comparative Examples 9 and 10 containing gellan gum and xanthan gum as gelling agents, a sticky feeling was strong, so that a refreshing feeling was not recognized even though the water content was high. In addition, since the softness was poor and the skin residue of the fragments was remarkable, the feeling of use before and after the storage was remarkably inferior [In Comparative Examples 9 and 10, it is difficult to specify the raw material in the published patent examples. Ingredients (wheat germ, organsole, flower extract), which were removed from the ingredients to prepare a sheet].
[0052]
[Examples 4 to 7] Whitening sheet (cosmetics)
A whitening sheet having the formulation shown in Table 4 below was prepared by the following production method.
[0053]
[Table 4]
Figure 0004731009
[0054]
<Production method>
κ-Carrageenan, locust bean gum, glucomannan, gellan gum and agar were separately added to water and dissolved by heating, and then a humectant such as glycerin, 1,3-butylene glycol, dipropylene glycol was added. Further, methylparaben dissolved by heating in a small amount of water was added. Finally, the remaining components (arbutin, ascorbic acid-2-glucoside, calcium chloride) dissolved in a small amount of water were added, the pH was adjusted to 6.0 with KOH, and water was added to adjust the water content. The finished solution was put into a thin container, cooled to room temperature and solidified to obtain a sheet having a thickness of about 1.5 mm.
[0055]
In the whitening sheets of these examples, as in the examples of the moisturizing sheets, a refreshing use feeling and a moist use feeling were recognized, and a smooth use feeling was not recognized. Moreover, the skin remaining of the base was not recognized, and it had excellent usability such as easy handling. Moreover, it was excellent in high temperature stability and could maintain excellent usability for a long time even under severe storage conditions.
[0056]
[Example 8] Refresh sheet (cosmetics)
Ingredients                                          Compounding amount (parts by mass)
Glucomannan 0.3
κ-Carrageenan 0.7
Agar 1
Methylparaben 0.2
Glycerin 5
Menthol 0.2
Polyoxyethylene hydrogenated castor oil 0.1
Brilliant blue 0.001
KOH Some amount
Purified water residue
<Production Method> Glucomannan, κ-carrageenan and agar were separately added to water and dissolved by heating, and then glycerin was added. Further, methylparaben and brilliant blue dissolved in a small amount of water were added. Finally, after adding polyoxyethylene hydrogenated castor oil and menthol dissolved in a small amount of water and stirring sufficiently, the pH was adjusted to 6.0 with KOH, and water was added to adjust the water content. The finished solution was placed in a thin container, quickly cooled to room temperature and solidified to obtain a sheet having a thickness of about 2 mm.
[0057]
[Comparative Example 11] Refresh Sheet (Comparative Example to Example 8)
Ingredients                                          Compounding amount (parts by mass)
Sodium polyacrylate 7.0
Starch acrylic acid graft polymer 1.0
Allantoin hydroxychloroaluminum 0.12
Methylparaben 0.15
Glycerin 5
Menthol 0.2
Polyoxyethylene hydrogenated castor oil 0.1
Brilliant blue 0.0005
KOH Some amount
Purified water residue
<Production Method> Sodium polyacrylate and starch acrylic acid graft polymer were separately added to water and dissolved, and then glycerin was added. Next, methyl paraben and brilliant blue dissolved in a small amount of water were added. Furthermore, after adding polyoxyethylene hydrogenated castor oil and menthol dissolved in a small amount of water and stirring sufficiently, the pH was adjusted to 6.0 with KOH, and water was added to adjust the water content. After adding allantoin hydroxychloroaluminum to the resulting solution, it was applied on a non-woven fabric made of polyester so as to have a thickness of about 2 mm.
Compared with the sheet agent of Comparative Example 11, the sheet agent of Example 8 was more refreshed and excellent in the refreshing effect even with the same amount of menthol.
[0058]
[Example 9] Emollient sheet containing vitamins
Ingredients                                          Compounding amount (parts by mass)
Locust bean gum 0.1
Glucomannan 0.3
κ-Carrageenan 0.7
Glycerin 10.0
Gellan gum 0.2
Polyoxyethylene hydrogenated castor oil 0.5
Polyoxyethylene octyldodecyl ether 0.2
Vitamin E acetate 0.05
Glyceryl trioctanoate 0.02
Methylparaben 0.2
Sodium chloride 0.88
Potassium chloride 0.02
KOH Some amount
Purified water residue
<Production method> Locust bean gum, glucomannan, κ-carrageenan and agar were separately added to water and dissolved by heating, and glycerin was added. Further, methylparaben, potassium chloride, and sodium chloride dissolved by heating in a small amount of water were added to obtain a mixture of gelling agents. Next, after adding polyoxyethylene hydrogenated castor oil, glyceryl trioctanoate, and vitamin E acetate to a small amount of water and stirring well, the mixture was added to the previously prepared gelling agent mixture, quickly homogenized, and then adjusted to pH 6.0. The water content was adjusted by adding water. The finished solution was put into a thin container, quickly cooled to room temperature and solidified to obtain a sheet having a thickness of about 1 mm. The gelling agent mixture was appropriately kept warm until just before sheet preparation.
The sheet preparation of Example 9 did not have a firm feeling of use, and a refreshing feeling of use was recognized while being moist.
[0059]
[Example 10] Burn / wound protection sheet (medicinal product for external use on skin)
Ingredients                                          Compounding amount (parts by mass)
Locust bean gum 0.5
κ-Carrageenan 1.5
Glycerin 5.0
Gellan gum 0.2
Methylparaben 0.2
Sodium chloride 0.88
Potassium chloride 0.02
Dipotassium glycyrrhizinate 0.1
KOH Some amount
Ion exchange water
<Manufacturing method> Locust bean gum, κ-carrageenan and gellan gum were separately added to water and dissolved by heating, and then glycerin was added. Further, methylparaben, sodium chloride and potassium chloride dissolved by heating in a small amount of water were added. After adjusting the pH to 6.0, dipotassium glycyrrhizinate was sufficiently dissolved, and water was added to adjust the water content. The finished solution was put into a thin container, quickly cooled to room temperature and solidified to obtain a sheet having a thickness of about 5 mm. The gelling agent mixture was appropriately kept warm until just before sheet preparation.
The burn / wound protection sheet of Example 10 had no crispness when in use, had little adhesion between the base material and the skin tissue when peeled off, and had an excellent protective effect on the skin tissue.
[0060]
[Examples 11 and 12] Whitening sheet (cosmetics)
A whitening sheet having the formulation shown in Table 5 below was prepared by the following production method.
[0061]
[Table 5]
Figure 0004731009
<Production method>
Xanthan gum, glucomannan, agar and gellan gum were separately added to water and dissolved by heating, and then polyethylene glycol, sorbitol and glycerin were added. Further, the remaining components (arbutin, dipotassium glycyrrhizinate, calcium chloride) dissolved in a small amount of water were added, the pH was adjusted to 6.0 with KOH, and water was added to adjust the water content. The finished solution was put into a thin container, cooled to room temperature and solidified to obtain a sheet having a thickness of about 1.5 mm.
[0062]
In the whitening sheets of these examples, as in the examples of the moisturizing sheets, a refreshing use feeling and a moist use feeling were recognized, and a smooth use feeling was not recognized. Moreover, the skin remaining of the base was not recognized, and it had excellent usability such as easy handling. Moreover, it was excellent in high temperature stability and could maintain excellent usability for a long time even under severe storage conditions.
[0063]
[Examples 13 and 14] Whitening sheet (cosmetics)
A whitening sheet having the formulation shown in Table 6 below was prepared by the following production method.
[0064]
[Table 6]
Figure 0004731009
<Production method>
ι-Carrageenan, glucomannan, agar and gellan gum were separately added to water and dissolved by heating, and then polyethylene glycol, sorbitol and glycerin were added. Further, the remaining components (arbutin, ascorbic acid glucoside, calcium chloride) dissolved in a small amount of water were added, the pH was adjusted to 6.0 with a pH adjuster (KOH), and water was added to adjust the water content. The finished solution was put into a thin container, cooled to room temperature and solidified to obtain a sheet having a thickness of about 1.5 mm.
[0065]
In the whitening sheets of these examples, as in the examples of the moisturizing sheets, a refreshing use feeling and a moist use feeling were recognized, and a smooth use feeling was not recognized. Moreover, the skin remaining of the base was not recognized, and it had excellent usability such as easy handling. Moreover, it was excellent in high temperature stability and could maintain excellent usability for a long time even under severe storage conditions.
[0066]
【The invention's effect】
According to the present invention, there is provided a means for obtaining a sheet agent that is excellent in feeling of use and appearance, has high storage stability, is easy to manufacture, has excellent safety, and does not require the lamination / addition of a support such as a nonwoven fabric. .

Claims (6)

カラギーナン及びマンナン、並びに、単独で融点が80℃以上のゲルを形成し得る増粘多糖類を含有し、下記の条件(1)〜(3)に従う、シート状外用ゲル組成物。
(1)上記のカラギーナン及びマンナンの含有量は、組成物全量に対して0.2〜5.0質量%であり、当該カラギーナン及びマンナンの質量比(カラギーナン:マンナン)は、99:1〜30:70の割合である。
(2)上記の単独で融点が80℃以上のゲルを形成し得る増粘多糖類は、寒天及び/又はアガロースであり、当該寒天及び/又はアガロースの上記カラギーナン及びマンナンに対する質量比は2.0未満である。
(3)当該シート状外用ゲル組成物には、支持体は積層されていない。
A sheet-form external gel composition containing carrageenan and mannan, and a thickening polysaccharide capable of forming a gel having a melting point of 80 ° C. or more alone, according to the following conditions (1) to (3).
(1) Content of said carrageenan and mannan is 0.2-5.0 mass% with respect to the composition whole quantity, The mass ratio (carrageenan: mannan) of the said carrageenan and mannan is 99: 1-30. : 70 ratio.
(2) The thickening polysaccharide capable of forming a gel having a melting point of 80 ° C. or more alone is agar and / or agarose, and the mass ratio of the agar and / or agarose to the carrageenan and mannan is 2.0. Is less than.
(3) The support body is not laminated | stacked on the said sheet-like external gel composition.
カラギーナン及びマンナンの含有量は、組成物全量に対して0.5〜4.0質量%である、請求項1に記載のシート状外用ゲル組成物。The sheet-form external gel composition according to claim 1, wherein the content of carrageenan and mannan is 0.5 to 4.0 mass% with respect to the total amount of the composition. カラギーナン及びマンナンを、質量比(カラギーナン:マンナン)で、95:5〜40:60の割合で含有する、請求項1又は2に記載のシート状外用ゲル組成物。The sheet-form external gel composition according to claim 1 or 2, which contains carrageenan and mannan in a mass ratio (carrageenan: mannan) at a ratio of 95: 5 to 40:60. マンナンは、グルコマンナン及び/又はガラクトマンナンである、請求項1〜3のいずれかに記載の外用ゲル組成物。The external gel composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the mannan is glucomannan and / or galactomannan. 製品形態が、化粧料である、請求項1〜4のいずれかに記載のシート状外用ゲル組成物。The sheet-form external gel composition according to any one of claims 1 to 4, wherein the product form is a cosmetic. 製品形態が、皮膚外用医薬品である、請求項1〜4のいずれかに記載のシート状外用ゲル組成物。The sheet-form external gel composition according to any one of claims 1 to 4, wherein the product form is a skin external medicine.
JP2000373253A 2000-07-13 2000-12-07 Gel composition for external use Expired - Lifetime JP4731009B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000373253A JP4731009B2 (en) 2000-07-13 2000-12-07 Gel composition for external use

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000212705 2000-07-13
JP2000212705 2000-07-13
JP2000-212705 2000-07-13
JP2000373253A JP4731009B2 (en) 2000-07-13 2000-12-07 Gel composition for external use

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002087993A JP2002087993A (en) 2002-03-27
JP4731009B2 true JP4731009B2 (en) 2011-07-20

Family

ID=26595960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000373253A Expired - Lifetime JP4731009B2 (en) 2000-07-13 2000-12-07 Gel composition for external use

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4731009B2 (en)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003000787A1 (en) * 2001-06-22 2003-01-03 The Nisshin Oillio, Ltd. Aqueous gel composition
JP4542876B2 (en) * 2004-11-18 2010-09-15 共栄化学工業株式会社 Gel or cream external composition
JP2006241028A (en) * 2005-03-02 2006-09-14 Pola Chem Ind Inc External preparation for skin in form of essence
JP4596463B2 (en) * 2005-03-02 2010-12-08 ポーラ化成工業株式会社 Essence dosage form topical skin preparation
JP2006241029A (en) * 2005-03-02 2006-09-14 Pola Chem Ind Inc External preparation for skin in form of essence
JP4621563B2 (en) * 2005-08-26 2011-01-26 新田ゼラチン株式会社 Skin retention sheet
JP5054306B2 (en) * 2005-12-28 2012-10-24 伊那食品工業株式会社 Film-like composition
JP2007185625A (en) * 2006-01-16 2007-07-26 Kubota Corp Chain for sludge scraping apparatus and sludge scraping apparatus
FR2904536B1 (en) 2006-08-04 2008-11-07 Oreal COSMETIC COMPOSITION COMPRISING AT LEAST ONE CARRAGENAN LAMBDA-TYPE POLYSACCHARIDE AS AEROSOL, PROCESS FOR COSMETIC TREATMENT OF KERATIN FIBERS AND USE OF THE COMPOSITION
JP2008247708A (en) * 2007-03-30 2008-10-16 Hiroshima Univ Emulsion having inorganic particles dispersed therein
JP5525775B2 (en) * 2009-07-27 2014-06-18 イーエヌ大塚製薬株式会社 Softening method and softened vegetable food
JP5511319B2 (en) * 2009-11-10 2014-06-04 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 Dry gel sheet and use thereof
CN103458869B (en) * 2011-03-28 2016-08-17 株式会社资生堂 External preparation test kit
KR101339622B1 (en) 2012-11-13 2013-12-09 유창석 Hydrogel composition and method for their preparation
CN105267059A (en) * 2014-07-24 2016-01-27 云山国际生技股份有限公司 Colloid, color-changing film set and preparation method thereof
JP2018168081A (en) * 2017-03-29 2018-11-01 アサヌマ コーポレーション株式会社 Gel sheet cosmetic
JP7298478B2 (en) * 2017-10-11 2023-06-27 株式会社レゾナック gel composition
CA3101502A1 (en) * 2018-06-25 2020-01-02 Laclede, Inc. Methods, compositions and devices related to seaweed masks

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53109933A (en) * 1977-03-08 1978-09-26 Sakai Shiyouji Kk Production of pappu agent by using water containing gell
JPS60246314A (en) * 1984-05-21 1985-12-06 Mitsubishi Acetate Co Ltd Gel plate
GB2219803A (en) * 1988-06-20 1989-12-20 Merck & Co Inc Gellan/K-carrageenan/mannan blends
JPH04271759A (en) * 1991-02-25 1992-09-28 San Ei Chem Ind Ltd Citrus extract-containing gel
FR2781667B1 (en) * 1998-07-30 2001-06-01 Oreal COSMETIC, PHARMACEUTICAL, OR DERMATOLOGICAL PATCH
JP3933805B2 (en) * 1998-10-06 2007-06-20 株式会社ナリス化粧品 Viscous or solid water cosmetic
FR2795080B1 (en) * 1999-06-18 2001-08-03 Oreal SOLID AQUEOUS GEL COMPRISING A HYDROPHILIC GELLANT, A CELLULOSE DERIVATIVE AND PIGMENTS AND / OR NACRES USES THEREOF
JP2003518010A (en) * 1999-07-06 2003-06-03 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー Preformed self-adhesive sheet-like device suitable for topical application

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002087993A (en) 2002-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4731009B2 (en) Gel composition for external use
EP1386613B1 (en) Topical effervescent composition
JP4832725B2 (en) Carbon dioxide-containing viscous composition
WO2010143196A1 (en) Novel synergistic transparent / translucent hydrogel composition; method of preparing it and a sheet / film made thereform
WO1997002803A1 (en) External skin preparation
TWI329658B (en) Process for the manufacture of alginate-containing porous shaped articles
KR101863984B1 (en) Externally used drug kit
JP2011088930A (en) Carbon dioxide percutaneous and transmucosal absorption composition
US20110182955A1 (en) Water- and active ingredient-containing gel
JP5643872B2 (en) Carbon dioxide transdermal / mucosal absorption composition
JPH07233045A (en) Skin external preparation
JP5164438B2 (en) Carbon dioxide transdermal / mucosal absorption composition
JP5699184B2 (en) Carbon dioxide transdermal / mucosal absorption composition
JP3447177B2 (en) Gel composition
JP2006008615A (en) Patch matrix and cosmetic composed thereof
JP2021088523A (en) Skin cosmetics
JP2003113036A (en) Gel-like composition
EP2692337A1 (en) Film-shaped externally used drug composition
JP4118247B2 (en) Skin external preparation sheet and sheet-form skin external preparation
JP5993336B2 (en) Carbon dioxide transdermal / mucosal absorption composition
JP4130181B2 (en) Carbon dioxide external preparation preparation composition
JP3562781B2 (en) Antibacterial hypoallergenic cosmetics
JP2013177461A (en) Composition for percutaneously and transmucosally absorbing carbon dioxide
JP4695825B2 (en) Aqueous cosmetics

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091015

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101005

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110419

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4731009

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term