JP4729204B2 - Insulated container - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筒状ラベルが装着された断熱容器に関し、例えば熱湯を注いで食する即席麺等の乾燥食品や電子レンジで加熱して食する食品等を収容したり、スープやコーヒー等の高温のもの、あるいは、冷凍品や冷蔵品等の低温のものを収容したりするのに適した断熱容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、即席麺(乾燥面)等の即席食品や電子レンジで加熱する食品やホットコーヒーあるいは非常に冷たい飲料等の容器は、火傷の危険や持ち易さ等を考慮して、容器自体に断熱の工夫が施されている。
かかる断熱容器としては、発泡樹脂や発泡ポリスチレンシートをシート成形したものがあるが、強度等の問題がある。また、最近では、ポリプロピレンを材料とする射出成形により形成した容器も使用されつつあり、例えば、射出成形によって形成された容器本体の胴部外周面に、熱収縮性フィルムからなる筒状ラベルを外装し熱収縮させたものがある。該ラベル付き断熱容器にあっては、筒状ラベルを介して容器本体を把持することになるが、発泡層を備えた熱収縮性シートを筒状ラベルに使用して容器の断熱性をより向上させることが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、このラベル付き断熱容器では、容器本体に未収縮の筒状ラベルを被せ、加熱により筒状ラベルを熱収縮させて容器本体に密着固定するものであるため、容器本体には、筒状ラベルが熱収縮する際の収縮力に耐え得る強度と耐熱性とが要求され、その結果、容器本体を肉厚にせざるを得ず、容器自体が重くなるという問題があった。その一方、この種のラベル付き断熱容器には、軽量化と低コスト化が要求されており、そのためには容器本体を薄肉化して、使用する樹脂材量を抑制し、容器の軽量化を図ることが必要となる。
【0004】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされ、筒状ラベルに発泡層を備えて断熱性を高めると共に、容器本体の薄肉化により容器の軽量化と低コスト化を図ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る断熱容器は、熱可塑性樹脂からなる有底筒状の容器本体と、該容器本体に装着された筒状ラベルとを備えた断熱容器であって、容器本体の胴部は、筒状ラベルの内面に当接して該筒状ラベルを容器本体に固定するためのラベル固定部と、筒状ラベルで覆われて上下方向の凸条と凹条とが周方向に交互に形成された凹凸部とを有し、筒状ラベルは、発泡層を有する熱収縮性シートからなると共に、容器本体に装着される前に、内面がラベル固定部と当接し且つ凹凸部の凸条との間に隙間を有するような形状に熱収縮されたものであることを特徴とする。
尚、「発泡層を有する」には、発泡層と非発泡層とが積層された多層のもの以外に、シート全体が発泡層からなる単層あるいは多層のものを含む。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の断熱容器の一実施形態について図1乃至図4を参酌しつつ、上面開口の有底円筒状の容器本体1と、該容器本体1の胴部2に装着された筒状ラベル3とを備えたラベル付き断熱容器について説明する。
容器本体1の開口部は、シート材よりシート成形により形成された嵌合蓋により閉塞されるか、あるいは、アルミ箔や合成樹脂フィルム、紙等にシーラント層を積層したラミネート材からなるシール蓋によって剥離自在に密封される。
該容器本体1は、上方に向けて略テーパ状に拡径する胴部2と、該胴部2と一体的に形成された略平坦な底部4と、胴部2の上端部から外方に向けて略水平に全周に亘って延設されたフランジ部5とを備えている。
尚、底部4は、胴部2の下端部から所定長さ上方の位置に設けられていて、いわゆる上げ底状となっており、従って、該容器を載置した場合、その載置面と底部4との間には空間部Vが形成される。
【0009】
胴部2は、胴部2の大部分を占めていて手で把持される部位の第一胴部6と、該第一胴部6の上側に隣接する第二胴部7とから構成され、該第二胴部7は第一胴部6よりも大径である。即ち、第二胴部7は第一胴部6よりも外方に膨出形成されており、該第二胴部7の外周面7aは、筒状ラベル3の内面に当接して筒状ラベル3を固定するためのラベル固定部として機能する。尚、本実施形態では、筒状ラベル3は第二胴部7の外周面7aに接着により固定されている。
【0010】
第一胴部6には、上下方向のリブ8が周方向に一定間隔毎に形成されて全体として放射状に形成されており、該リブ8は、第一胴部6の全長に亘って連続して形成され、その突出高さは上方に向けて徐々に大きくなっている。また、リブ8は、全て略同一形状に形成されており、第二胴部7の外周面7aとリブ8の先端部との間には段差が設けられ、該段差は例えば、0.5乃至1mm程度である。従って、リブ8の先端部と筒状ラベル3の内面との間には隙間Gが全長に亘って連続して形成されている。尚、該隙間Gは下方に向けて徐々に小さくなっている。
本実施形態において、リブ8が凸条で、また、隣り合う二つのリブ8間の平滑領域9が凹条であり、第一胴部6が凹凸部である。
【0011】
以上のように構成された容器本体1は、熱可塑性樹脂から射出成形により形成されたものである。ここで、熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスチレン等があるが、特に、ポリプロピレン(プロピレンエチレン共重合体を含む)が、軽く機械的強度が大きいうえに、比較的安価で成形性が良く耐熱温度及び熱変形温度が高く耐熱性に優れているため、好ましい。
また、硬質プラスチックの荷重たわみ温度の試験方法(JIS K7207)による荷重たわみ温度が110乃至140℃のものが好ましく、特に、荷重たわみ温度が120乃至130℃のものが好適である。
尚、胴部2は薄肉状であって、胴部2(平滑領域9及び第二胴部7)の肉厚は0.3乃至1mmが好ましく、特に0.3乃至0.5mmが好適である。また、リブ8(凸条)の高さは0.2乃至3.0mm、特に、0.3乃至2.0mmが好ましい。
【0012】
一方、筒状ラベル3は、胴部2を上端から下端まで全長に亘って覆って、上述したように、第二胴部7の外周面7aに接着により固定されている。また、筒状ラベル3の下端部は内側に略水平に折れ曲がって底部4の周縁部所定領域を全周に亘って覆っており、即ち、筒状ラベル3の下端部にはリング状の鍔部3aが内側に延設されている。
【0013】
該筒状ラベル3は、発泡層を有する熱収縮性シート、例えば、一方向(周方向)に熱収縮性を有する発泡樹脂シートから構成されている。好ましいラベル基材としては、発泡ポリスチレンからなるシート、又は発泡ポリスチレン層の片面又は両面に非発泡樹脂層を有するシートである。発泡ポリスチレンシートや発泡ポリスチレン層の発泡倍率は2乃至10倍で好ましくは2.5乃至7倍である。
発泡ポリスチレンは、汎用ポリスチレン、又は、ポリスチレンにブタジエン、アクリロニトリル、メタクリル酸、アクリル酸、アクリル酸エステル類等を共重合させたコポリマを主成分とし、スチレン成分を50重量%以上(好ましくは70重量%以上)含有したものを各種発泡剤によって発泡したものである。発泡ポリスチレンシートあるいは発泡ポリスチレン層の厚さは、0.1乃至1.0mm、好ましくは0.2乃至0.5mmである。
また、非発泡樹脂層としては、ポリスチレン、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・アクリル酸共重合体等のスチレン系樹脂、又は、これらの混合物やこれらにポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等の樹脂を混合したスチレン系樹脂が好ましいが、ポリエチレンやポリプロピレン等も使用できる。尚、非発泡樹脂層の厚さは、3乃至30μm程度である。
尚、発泡層としては、上記ポリスチレン系樹脂からなるものが、断熱性、剛性に優れ好ましいが、ポリプロピレンやポリエチレン系の発泡層と非発泡の熱収縮性ポリエステルフィルムとをラミネートして使用することもできる。
【0014】
また、筒状ラベル3は一方向の熱収縮性を有しているが、その熱収縮率は、例えば所定温度のオイル中に10秒間浸漬した際の収縮率で測定される。そして、筒状ラベル3の周方向の熱収縮率は、上記発泡ポリスチレンシートでは、80℃において5%以下で、110℃において30乃至60%であり、ポリエステル等の熱収縮性フィルムが熱収縮する温度よりも高いものである。
【0015】
そして、容器本体1に装着された図1乃至図3の状態では筒状ラベル3は熱収縮した状態であるが、上述したように、筒状ラベル3の内面とリブ8の先端部との間には所定の隙間Gが形成されている。これは、後述するが、筒状ラベル3が容器本体1に装着される前に予め熱収縮して容器本体1の形状に合った形状とされているからであり、熱収縮により予め所定形状にされた、いわゆるプリフォームされた筒状ラベル3が容器本体1に装着されている。
【0016】
このラベル付き断熱容器の製法について図4を参酌しつつ更に説明すると、まず、図4(イ)及び(ロ)の如く容器本体1の外形形状に合わせた治具20を底面を上にして載置し、筒状ラベル3をその治具20に上方から被せる。治具20のテーパ状の外周面20aは容器本体1の胴部2に沿って形成されてその全長は胴部2のそれと略合致し、また、筒状ラベル3は治具20よりも軸線方向の長さが長い。尚、収縮後の筒状ラベル3を容器本体1に被せたときに筒状ラベル3の内面とリブ8の先端部との間に所定の隙間Gが形成されるように、治具20の外周面20aのうち第一胴部6に対応した部分は、リブ8の先端部よりも大径に形成されており、また、収縮後の筒状ラベル3を容器本体1に被せたときに筒状ラベル3の内面が第二胴部7の外周面7aに当接するように、治具20の外周面20aのうち第二胴部7に対応した部分は、第二胴部7の外周面7aと略同一径に形成されている。
そして、熱風や赤外線等の輻射熱ヒータ等で筒状ラベル3を加熱すると、図4(ハ)の如く、筒状ラベル3は熱収縮して治具20の外周面20aに密着すると共に、その上端部が治具20の底面20bの周縁部を覆うように内側に折れ曲がってその底面20bに密着する。
このようにして熱収縮させて容器本体1に合わせた形状にプリフォームした後、その収縮後の筒状ラベル3を治具20から外して、図4(ニ)の如く、底部4を上にして載置された容器本体1に上方から被せ、予め第二胴部7の外周面7aに塗布しておいた接着剤により筒状ラベル3を固定する。尚、載置等された筒状ラベル3に向けて容器本体1を挿入することにより容器本体1に筒状ラベル3を被せてもよい。
【0017】
以上説明したように、予め容器本体1の形状に合わせてプリフォームされた筒状ラベル3を容器本体1に被せて固定するため、筒状ラベル3の収縮力によって容器本体1が変形するというような問題が発生しない。筒状ラベル3に発泡層が含まれている場合、熱収縮の温度が非発泡のポリエステル等の熱収縮性フィルムに比して高く、そのため熱可塑性樹脂からなる容器本体1自体もより高温に加熱されて変形しやすくなるのであるが、筒状ラベル3を予め熱収縮させてから容器本体1に装着することによって、この容器本体1の変形の問題も解消される。従って、容器本体1を薄肉化することが可能となり、その結果、容器を軽量化することができると共に低コスト化も達成できる。特に、本実施形態では胴部2にリブ8を設けているので、胴部2(平滑領域9)を0.3乃至0.5mm程度まで薄肉化しても強度を確保することができ、しかも、発泡ポリスチレン系樹脂からなる筒状ラベル3を用いることによって筒状ラベル3の剛性による補強効果からリブ高さを0.2乃至0.8mm程度に低くしても、容器を径方向に把持した場合でもその変形量が少なく容器を安定して把持できる。
【0018】
また、このように容器本体1の胴部2にリブ8を形成している場合、従来のように筒状ラベル3を容器本体1に被せた後に熱収縮させると、筒状ラベル3の内面がリブ8の先端部に強く密着する結果、筒状ラベル3の外面にリブ8の形状が縦縞となって現れることになり外観体裁上好ましくない。これに対して、本発明ではプリフォームした筒状ラベル3を容器本体1に被せるため、胴部2にリブ8を形成した場合であっても良好な外観体裁を得ることができる。特に、本実施形態では、リブ8の先端部との間に隙間Gを形成するように筒状ラベル3を装着しているため、プリフォームした筒状ラベル3の形状が確実に維持され、良好な外観体裁を確保することができる。
【0019】
尚、筒状ラベル3を発泡層(特に、剛性を有する発泡ポリスチレン系樹脂からなる発泡層)を有するシートから構成しているため、熱収縮性フィルムとは異なり、プリフォームした際にそれ自体保形性を有しており、従って、容器本体1に容易に装着することができる。特に、リング状の鍔部3aによって径方向の強度が確保され、容器本体1に被せる際の作業が容易となる。
【0020】
一方、筒状ラベル3が発泡層を有しているため優れた断熱効果を得ることができる。特に、リブ8を設けたことにより、隣り合ったリブ8間には筋状の空気層が形成されることになり、該筋状の空気層によって断熱効果が更に増すと共に、胴部2を把持した場合に筒状ラベル3を介してリブ8を把持することになるので熱が指に伝わりにくい。しかも、リブ8の先端部と筒状ラベル3の内面との間には隙間Gが形成されているので、上記筋状の空気層の外側に更に環状の空気層が形成されることとなって該環状の空気層によって断熱効果がより一層向上されるうえに、筒状ラベル3の大部分が容器本体1と非接触となって筒状ラベル3自体に熱が伝わりにくいという利点がある。尚、リブ8を高くし筋状の空気層を厚くすることによって断熱効果を高めることもできるが、使用する樹脂量がその分増加する。これに対して、筒状ラベル3をプリフォームすることによってリブ8と筒状ラベル3との間に隙間Gを形成すれば、リブ8を相対的に低く抑制することができ、この点においても軽量化と低コスト化に有利である。
【0021】
更に、筒状ラベル3で胴部2の下端部が下側から覆われているため、容器を下側から支えて持つ場合、胴部2の下端部が直接指に触れず、筒状ラベル3の発泡層の断熱効果によって熱が指に伝わりにくいという利点がある。また、底部4が上げ底であって筒状ラベル3のリング状の鍔部3aと容器本体1の底部4との間に空間部Vが形成され、それによって断熱効果が得られていることとも相まって、容易に容器を下から支えて持つことができるのである。
【0022】
尚、本実施形態では凹凸部としての第一胴部6に凸条としてリブ8を設けた場合について説明したが、凸条と凹条の形状、ひいては凹凸部の形状はこれに限らず種々のものを使用することができ、例えば、リブ8の場合とは逆に凹条の幅が凸条の幅よりも狭くて溝の如く形成されているものや、図5のように、曲面状の凸条10と凹条11とが周方向に交互に形成された肉厚略一定な断面視波形状の凹凸部12としてもよい。
図5のような肉厚略一定の場合、射出成形ではなく、真空成形や圧空成形、真空圧空成形等のシート成形によって容器本体1を形成することもできる。容器本体1をシート成形により形成する場合、特に胴部2が薄肉となるので、プリフォームした筒状ラベル3を装着する効果が大きい。
【0023】
また、筒状ラベル3を接着ではなく嵌合によって容器本体1のラベル固定部に固定される構成としてもよい。
例えば、図6のように、第二胴部7の外周面7aに嵌合により筒状ラベル3を固定してもよい。その場合、筒状ラベル3の内径を第二胴部7の外周面7aの直径よりも若干小さく形成するが、筒状ラベル3が発泡樹脂シートであるため、底部4側から筒状ラベル3を押し込むことにより容易に嵌合させて固定することができる。更に、図6(ロ)の如く、第二胴部7の外周面7aに、筒状ラベル3の容器本体1からの抜けを防止すべく微小な突起30を周方向に沿って形成してもよい。
また、このように筒状ラベル3を嵌合により容器本体1に固定する場合には、容器本体1の胴部2下側に突起を形成し該突起で筒状ラベル3の下端部を支持することによって筒状ラベル3の位置ずれや落下を防止することが好ましい。
【0024】
更に、筒状ラベル3の下端部にリング状の鍔部3aを形成しているが省略することも可能であり、また、図7のようにリング状の鍔部3aに加えて更にその内面側あるいは外面側に底板15を設けて径方向の剛性をより一層高めてもよい。
【0025】
尚、胴部2の上端部にラベル固定部を設けた構成について説明したが、ラベル固定部を胴部2の中途部(例えば中央部)や下端部に設けてもよく、また、ラベル固定部を互いに上下に離間して二カ所以上設けてもよい。また更に、ラベル固定部は全周に亘って連続している必要はなく、周方向に間隔をおいて設けられていてもよい。
【0026】
また、容器本体1の形状も適宜設計変更可能であり、円筒状以外に、四角形や六角形等の角筒状としてもよい。角筒状の容器本体1の場合には無論筒状ラベル3も角筒状に合わせて矩形にプリフォームする。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、容器本体の形状に合わせて熱収縮させた筒状ラベルを容器本体に装着することにより、熱収縮時の熱や収縮力の容器本体への影響を排除でき、その結果、発泡層によって断熱性を高めることができると共に、容器本体を薄肉化することができて軽量化と低コスト化を図ることができる。
【0028】
特に、容器本体の胴部に凹凸部を設けて、凹凸部の凸条と筒状ラベルとの間に隙間を形成することにより、筒状ラベルと容器本体との間の空気層が厚くなり且つ、凸条と筒状ラベルとの接触が抑制されて接触による熱の伝達も抑制されるため、断熱効果がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の断熱容器を示す一部破断線を含む片側断面図。
【図2】同容器の部分断面図。
【図3】図2のP−P線断面図。
【図4】同容器の製法の流れを示す概略図。
【図5】他の実施形態の断熱容器の部分断面図。
【図6】他の実施形態の断熱容器を示し、(イ)は片側断面図、(ロ)はA部拡大断面図。
【図7】他の実施形態の断熱容器の部分断面図。
【符号の説明】
1…容器本体、2…胴部、3…筒状ラベル、4…底部、6…第一胴部(凹凸部)、7…第二胴部(ラベル固定部)、8…リブ(凸条)、9…平滑領域(凹条)、10…凸条、11…凹条、12…凹凸部、15…底板、20…治具、G…隙間、V…空間部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention, the tubular label is related to the heat insulating container mounted, for example, to accommodate the foods eaten by heating with dry food and a microwave oven, such as instant noodles eating pouring hot water, soup or coffee etc. hot surfaces, or relates to thermal insulation container which is suitable for or accommodate those cold frozen or refrigerated Hinto.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, containers for instant food such as instant noodles (dried surface), foods heated in a microwave oven, hot coffee, or very cold beverages are insulated from the container itself in consideration of the risk of burns and ease of holding. Ingenuity is given.
As such a heat insulating container, there is a sheet formed from a foamed resin or a foamed polystyrene sheet, but there are problems such as strength. In addition, recently, containers formed by injection molding using polypropylene as a material are also being used. For example, a cylindrical label made of a heat-shrinkable film is provided on the outer peripheral surface of a body portion of a container body formed by injection molding. And heat shrunk. In the insulated container with a label, the container body is gripped through the cylindrical label, but the heat insulating sheet with a foam layer is used for the cylindrical label to further improve the thermal insulation of the container. It is hoped that
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this heat-insulated container with a label, the container main body is covered with an unshrinked cylindrical label, and the cylindrical label is thermally contracted by heating to be tightly fixed to the container main body. However, there is a demand for strength and heat resistance that can withstand the contraction force when heat shrinking, and as a result, the container body has to be made thick and the container itself becomes heavy. On the other hand, this type of heat-insulated container with a label is required to be lighter and lower in cost. For this purpose, the container body is thinned to reduce the amount of resin material to be used and to reduce the weight of the container. It will be necessary.
[0004]
Therefore, the present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and it is an object to provide a cylindrical label with a foam layer to improve heat insulation and to reduce the weight and cost of the container by reducing the thickness of the container body. To do.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and a heat-insulating container according to the present invention comprises a bottomed cylindrical container body made of a thermoplastic resin and a cylindrical label attached to the container body. a heat-insulating container with torso of the container the body, and the label fixing portion for fixing the cylindrical label to the container the body in contact with the inner surface of the tubular label, the tubular label have covered with the convex strip in the vertical direction and a concave strip and are circumferentially alternately formed uneven portion in, the tubular label is made of heat-shrinkable sheet having a foamed layer, attached to the container body before being, inner surface, characterized in der Rukoto those heat shrinkable shaped to have a gap between the ridges of the label fixing portion abuts and irregular portion.
Note that “having a foamed layer” includes a single layer or a multilayer having a foamed layer as a whole, in addition to a multilayered structure in which a foamed layer and a non-foamed layer are laminated.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, with reference to FIGS. 1 to 4, an embodiment of the heat insulating container of the present invention, a bottomed
The opening of the
The
The bottom portion 4 is provided at a position above the lower end portion of the
[0009]
The
[0010]
In the
In the present embodiment, the
[0011]
The
Further, the one having a load deflection temperature of 110 to 140 ° C. according to a test method for the deflection temperature of hard plastic (JIS K7207) is preferable, and the one having a deflection temperature under load of 120 to 130 ° C. is particularly preferable.
The
[0012]
On the other hand, the
[0013]
The
Expanded polystyrene is mainly composed of general-purpose polystyrene or a copolymer obtained by copolymerizing butadiene, acrylonitrile, methacrylic acid, acrylic acid, acrylic esters, etc. with polystyrene, and the styrene component is 50% by weight or more (preferably 70% by weight). The above-mentioned contents are foamed with various foaming agents. The thickness of the expanded polystyrene sheet or expanded polystyrene layer is 0.1 to 1.0 mm, preferably 0.2 to 0.5 mm.
In addition, as the non-foamed resin layer, polystyrene, styrene / butadiene copolymer, styrene resin such as styrene / acrylic acid copolymer, or a mixture thereof or a resin such as polyethylene, ethylene vinyl acetate copolymer, etc. Styrenic resin mixed with is preferable, but polyethylene, polypropylene, and the like can also be used. The non-foamed resin layer has a thickness of about 3 to 30 μm.
As the foam layer, those made of the above-mentioned polystyrene resin are preferable because of excellent heat insulation and rigidity. However, it is also possible to use a laminate of a polypropylene or polyethylene foam layer and a non-foamed heat-shrinkable polyester film. it can.
[0014]
Moreover, the
[0015]
1 to 3 attached to the container
[0016]
The manufacturing method of the labeled insulated container will be further described with reference to FIG. 4. First, as shown in FIGS. 4 (a) and 4 (b), a
When the
In this way, after heat shrinking and preforming into a shape that matches the
[0017]
As described above, since the
[0018]
Moreover, when the
[0019]
Since the
[0020]
On the other hand, since the
[0021]
Further, since the lower end portion of the
[0022]
In addition, although this embodiment demonstrated the case where the
When the wall thickness is substantially constant as shown in FIG. 5, the
[0023]
Moreover, it is good also as a structure which fixes the
For example, as shown in FIG. 6, the
Further, when the
[0024]
Furthermore, although the ring-shaped
[0025]
In addition, although the structure which provided the label fixing | fixed part in the upper end part of the trunk |
[0026]
In addition, the shape of the
[0027]
【The invention's effect】
As described above, by attaching a cylindrical label heat-shrinked to the shape of the container body to the container body, the influence of heat and contraction force on the container body can be eliminated. The heat insulation can be enhanced by the layer, and the container body can be thinned to reduce the weight and cost.
[0028]
In particular, by providing an uneven portion on the body portion of the container main body and forming a gap between the protrusions of the uneven portion and the cylindrical label, the air layer between the cylindrical label and the container main body becomes thicker and In addition, since the contact between the ridges and the cylindrical label is suppressed and heat transfer due to the contact is also suppressed, the heat insulation effect is further improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a half sectional view including a partially broken line showing an insulated container according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial sectional view of the container.
3 is a cross-sectional view taken along the line P-P in FIG. 2;
FIG. 4 is a schematic view showing the flow of manufacturing the container.
FIG. 5 is a partial cross-sectional view of an insulated container according to another embodiment.
6A and 6B show an insulated container according to another embodiment, in which FIG. 6A is a cross-sectional side view, and FIG.
FIG. 7 is a partial cross-sectional view of an insulated container according to another embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
容器本体(1)の胴部(2)は、筒状ラベル(3)の内面に当接して該筒状ラベル(3)を容器本体(1)に固定するためのラベル固定部(7)と、筒状ラベル(3)で覆われて上下方向の凸条(8,10)と凹条(9,11)とが周方向に交互に形成された凹凸部(6,12)とを有し、
筒状ラベル(3)は、発泡層を有する熱収縮性シートからなると共に、容器本体(1)に装着される前に、内面がラベル固定部(7)と当接し且つ凹凸部(6,12)の凸条(8,10)との間に隙間(G)を有するような形状に熱収縮されたものであることを特徴とする断熱容器。A insulated container comprising a bottomed cylindrical container body (1) made of a thermoplastic resin and a cylindrical label (3) attached to the container body (1) ,
Barrel of the container body (1) (2) is cylindrical label label fixing portion for fixing the cylindrical label in contact (3) on the inner surface on the container body (1) of (3) (7) And convex and concave portions (6, 12) covered with a cylindrical label (3) and having upper and lower ridges (8, 10) and ridges (9, 11) alternately formed in the circumferential direction. And
The cylindrical label (3) is made of a heat-shrinkable sheet having a foam layer, and before being attached to the container body (1), the inner surface abuts on the label fixing portion (7) and the concavo-convex portions (6, 12). insulated container, characterized in der Rukoto what shape to the heat shrinkage so as to have a gap (G) between the ridges (8, 10) of).
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001226499A JP4729204B2 (en) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | Insulated container |
Applications Claiming Priority (1)
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