JP4727611B2 - 伸縮管用漏水防止装置 - Google Patents
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Description
この構造においては、温度変化に伴う管体pの伸縮や、地震などによる下部工変位に伴い管体pに作用する引張力や押込み力、曲げを吸収できるように、管体pの途中に伸縮管1を設けているものが多い。
その端部の外径側面と上記重なり代における外径側に位置する内面用カバーの内径側面とを重ねて、その重ねた部分を、厚さ方向両側から押し付けて水密に固定することで、上記の課題を解決したのである。
第一の実施形態を図1〜9に基づいて説明する。この実施形態の伸縮管用漏水防止装置は、図1に示すような水管橋Bの管体p,pの接続部に設けられた伸縮管(伸縮管継手)1の周囲に設けられた伸縮カバー2からなる。この伸縮管1付近の拡大図を図2に示す。伸縮管1は接続された管体p,p間の所定の量の軸方向伸縮を許容する。
第二の実施形態を図10に基づいて説明する。この実施形態の伸縮管用漏水防止装置は、上記の第一の実施形態と同様に、水管橋の伸縮管1の周囲に設けるものであるが、伸縮カバー2の構成と接着時の形態が異なる。この実施形態における伸縮カバー2も、内面用カバー21と、その内面用カバー21の端部21aの外径側面に接着、固定された接続用シート片23とを備えるが、図10に示すように、接続用シート片23の先に接着する端部が、第一の実施形態とは逆に、重なり代Jにおける外径側に位置する内面用カバー21の端部21bに向く側である他方の端部23bである。すなわち、起立可能な側の端部は、重なり代Jにおける内径側に位置する内面用カバー21の周方向端部21aに向く側である一方の端部23aである。
第三の実施形態を、図11に基づいて説明する。この実施形態の伸縮管用漏水防止装置も、上記の第一の実施形態と同様に、水管橋の伸縮管1の周囲に設けるものであるが、伸縮カバー2の、内面用カバー21上の接続用シート片23の接着位置が異なる。図11(a)に示すように、接続用シート片23は内面用カバー21の内径側となる端部21aから周方向に離れた箇所に固定接着されている。すなわち、周方向の重なり代Jが、接続用シート片23上の周方向前後両方に跨っている。それ以外は第一の実施形態と同様であり、接続用シート片23の先に接着する部分26は、軸方向幅の全幅に亘り、重なり代Jにおける外径側に位置する内面用カバー21の周方向端部21bに向く側の他方の端部23bが起立可能な端部であり、内径側に位置する周方向端部21aに向く側の端部23aの側のみが接着されている(26)。接着方法は第一の実施形態と同様に、厚さ方向両面から圧力をかけて接着する方法により、加硫接着であると高い水密性を発揮できるので好ましい。
第四の実施形態を、図12に基づいて説明する。この実施形態は、上記の第三の実施形態において、内面用カバー21の内径側となる端部21aと、接続用シート片23の固定する位置とが、固定具3,3に巻き付けた際に一周分以上離れているようにしたものである。すなわち、重なり代Jが一周分以上に亘る。この実施形態では伸縮管1から漏水した場合でも、接着部分26,27が水と接するまでには、内面用カバー21同士の間を一周分浸透することになり、接着部分にまで水が浸透しにくい。
その他の実施形態としては、内面用カバー21の外径側の端部21bが、内面側で接続用シート片23と接着した部分27と一周以上分離れており、後から接着する部分27を接着させてから内面用カバー21をさらに一周させて接着させる形態が挙げられる。この場合、外面用カバー22を別途巻き付けなくても、内面用カバー21のみで、外面用カバー22を巻き付けた場合に相当する水密性を確保した伸縮カバー2とすることができる。
B 水管橋
C リングサポート
D 支承
J 重なり代
p 管体
1 伸縮管(伸縮管継手)
1a 大型の管体
1b シール材
1c 固定部材
2 伸縮カバー
3 固定具
6 固定バンド
7 固定バンド滑り止め
10 防護カバー
11 カバー抜け止め
15 固定リング
15a サドル部材
15b フランジ部
15c ボルト
17 離反防止手段
18 ロープ
19 接続金具
19a,19b ピン
21 内面用カバー
21a 内径面側の端部
21b 外径面側の端部
21c 接触部
22 外面用カバー
23 接続用シート片
23a (内面用カバーの内径側端部側の)一方の端部
23b (内面用カバーの外径側端部側の)他方の端部
23c 内径側の面
24 ゴム補強シート
26 先に接着する部分
27 後から接着する部分
30 最後に接着する部分
28,29,31、32 隙間
Claims (8)
- 管体p,p同士を接続する伸縮管1の外周を軸方向全周に亘って可撓性を有する筒状の伸縮カバー2で覆い、前記伸縮カバー2の軸方向両端部全周をそれぞれ前記両管体p,pに水密に固定して、前記伸縮管1が前記管体pから離脱した際に前記伸縮カバー2を介して前記両管体p,p間の接続が維持されるようにした伸縮管用漏水防止装置の製造方法において、
前記伸縮カバー2は、前記伸縮管1の外周に周方向への重なり代Jをもって巻き付けられるフラットなシート状の内面用カバー21と、その内面用カバー21の外周に固定された接続用シート片23とを備え、その接続用シート片23は、前記内面用カバー21を前記伸縮管1の外周に巻き付けた状態で前記重なり代Jにおける内径側の内面用カバー21に固定されており、かつ少なくともその周方向いずれかの側の端部23bを前記内面用カバー21から離して径方向外側に起立可能であり、
前記内面用カバー21を前記伸縮管1の外周に巻き付けた後、前記接続用シート片23の起立可能な側の端部と、前記重なり代Jにおける外径側に位置する内面用カバー21とを重ねて、その重ねた起立可能な側の端部と、前記重なり代Jにおける外径側に位置する内面用カバー21とを厚さ方向両側から押し付けて水密に固定することを特徴とする伸縮管用漏水防止装置の製造方法。 - 上記接続用シート片23の起立可能な側の端部は、上記重なり代Jにおける外径側に位置する上記内面用カバー21の周方向端部21bに向く側であることを特徴とする請求項1に記載の伸縮管用漏水防止装置の製造方法。
- 上記内面用カバー21及び上記接続用シート片23はゴム製であり、上記接続用シート片23の起立可能な側の面と、上記重なり代Jにおける外径側に位置する内面用カバー21の内径面とが、加硫接着により水密に固定されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の伸縮管用漏水防止装置の製造方法。
- 上記接続用シート片23は、軸方向幅が上記内面用カバー21と同じであり、軸方向幅を合わせて上記内面用カバー21に固定されている請求項1乃至3のいずれかに記載の伸縮管用漏水防止装置の製造方法。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の伸縮管用漏水防止装置の製造方法に使用する伸縮カバー2であって、
上記伸縮カバー2は、上記伸縮管1の外周に周方向への重なり代Jをもって巻き付けられるフラットなシート状の内面用カバー21と、その内面用カバー21の外周に水密に固定された接続用シート片23とを備え、その接続用シート片23は、上記内面用カバー21を上記伸縮管1の外周に巻き付けた状態で上記重なり代Jにおける内径側の内面用カバー21に固定されていて、少なくともその周方向いずれかの側の端部が上記内面用カバー21から離して径方向外側に起立可能であることを特徴とする、伸縮管用漏水防止装置用の伸縮カバー。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の伸縮管用漏水防止装置の製造装置によって製造される伸縮管用漏水防止装置であって、
上記伸縮カバー2は、上記伸縮管1の外周に周方向への重なり代Jをもって巻き付けられるフラットなシート状の内面用カバー21と、その内面用カバー21の外周に水密に固定された接続用シート片23とを備え、その接続用シート片23は、上記内面用カバー21を上記伸縮管1の外周に巻き付けた状態で上記重なり代Jにおける内径側の内面用カバー21に固定されていて少なくともその周方向いずれかの側の端部が上記内面用カバー21から離して径方向外側に起立可能であり、
上記内面用カバー21を上記伸縮管1の外周に巻き付けた状態で、上記接続用シート23の起立可能な側の端部と、上記重なり代Jにおける外径側に位置する内面用カバー21とが水密に固定されていることを特徴とする伸縮管用漏水防止装置。 - 上記の起立可能な側の端部と、上記重なり代Jにおける内径側に位置する内面用カバー21とが加硫接着により固定されていることを特徴とする請求項6に記載の伸縮管用漏水防止装置。
- 上記接続用シート片23は、軸方向幅が上記内面用カバー21と同じであり、軸方向幅を合わせて上記内面用カバー21に固定されている請求項6又は7に記載の伸縮管用漏水防止装置。
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