JP4727263B2 - Image processing apparatus, user authentication method, and user authentication program - Google Patents
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Description
本発明は、画像処理装置、利用者認証方法及び利用者認証プログラムに関するものであり、特に利用者を認証し、機能を実行する際に認証された利用者が実行可能であるか否か証明を行う技術に関するものである。 The present invention relates to an image processing apparatus, a user authentication method, and a user authentication program, and in particular, authenticates a user and proves whether the authenticated user is executable when executing a function. It relates to the technology to be performed.
従来、プリンタ、コピーおよびスキャナなどの複数の機能を一つの筐体内に収納した複合機が知られている。かかる複合機では、UNIX(R)などの汎用OS上に、プリンタアプリ、コピーアプリおよびスキャナアプリと呼ばれる複数のアプリケーションを搭載し、これらのアプリケーションの実行処理を切替えながら複数の機能を実現していた。 2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a multi-function machine in which a plurality of functions such as a printer, a copy, and a scanner are stored in a single casing. In such a multifunction device, a plurality of applications called a printer application, a copy application, and a scanner application are mounted on a general-purpose OS such as UNIX (R), and a plurality of functions are realized while switching execution processes of these applications. .
ところが、上記プリンタアプリ、コピーアプリおよびスキャナアプリは、それぞれエンジン制御、メモリ制御およびシステム制御などを別個におこなっているので、重複処理という無駄が生じていた。 However, since the printer application, the copy application, and the scanner application perform engine control, memory control, system control, and the like separately, wasteful duplication processing has occurred.
このため、特許文献1では、複合機に搭載される複数のアプリケーションがそれぞれ担っていたエンジン制御、メモリ制御およびシステム制御などの処理を共通処理部分(プラットホーム)として各アプリケーションから括り出すことにより、アプリケーションの開発効率の向上を図っている。
For this reason, in
また、特許文献2では、印刷装置に搭載される印刷制御ソフトウェアを、オブジェクト指向設計による複数のソフトウェア部品から構成し、かかる部品群の協調動作により印刷処理をおこなうこととしている。
Further, in
しかしながら、この特許文献1で開示されている発明は、ハードウェアを制御する処理部分を共通化するものであり、各アプリケーションの内部処理全般を共通化するものではなく、さらには共通化した上で内部処理を機能に応じたクラスに分割していないため、内部処理全般の開発効率が良くないという問題がある。つまり、複合機上のアプリケーションには、開発効率の向上を図るためには内部処理を共通化して特徴のある機能をクラスとして分割することで改善の余地が残されている。
However, the invention disclosed in
たとえば、利用者が装置に備えられた機能を使用する際に認証を行う場合において、機能毎の認証を共通化した上で、管理した利用者の情報を用いて認証を行う機能と認証された利用者が機能を使用することができることを証明する機能とを分割することが可能である。 For example, when a user performs authentication when using a function provided in the device, the authentication for each function is made common and authentication is performed using the managed user information. It is possible to divide the function that proves that the user can use the function.
また、特許文献2で開示されている発明は、印刷制御ソフトウェアをオブジェクト指向設計による複数のソフトウェア部品から構成したものであり、機能を利用する利用者の認証又は認証された利用者が機能を使用できることを証明するまでの流れを制御するソフトウェア部品を開示したものではない。したがって、多機能化により機能毎に利用者が実行可能な権限を有するか否か判断する複合機において、特許文献2で開示されている発明を応用して、利用者の認証に対応するソフトウェア部品を作成したとしても、管理した利用者の情報を用いて認証を行う機能と認証された利用者が機能を使用することができることを証明する機能とを分割して、利用者の認証処理及び認証された利用者が機能を使用することができることを証明する処理を効率よく制御することは容易でない。
The invention disclosed in
これらのことから、複合機に搭載されるアプリケーションの利用者の認証処理及び認証された利用者が機能を使用できるか否かの判断をいかにして効率よく実現するかが大きな課題となっている。なお、かかる課題は複合機についてのみ生じるものではなく、たとえば、複数の機能を有し、かつ所定の権限を有する利用者が認証を行った場合に、機能毎に実行を許可する利用者認証装置を形成するような場合にも同様に生ずる課題である。 For these reasons, it is a big issue how to efficiently realize the authentication process of the user of the application installed in the MFP and whether the authenticated user can use the function or not. . Note that such a problem does not arise only for the multifunction peripheral. For example, when a user who has a plurality of functions and has a predetermined authority performs authentication, a user authentication device that permits execution for each function This is also a problem that arises in the same way when forming.
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、利用者の認証処理及び認証された利用者が機能を使用できることの証明処理を効率よく制御することができる画像処理装置、利用者認証方法及び利用者認証プログラムを提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems caused by the prior art, and can efficiently control user authentication processing and proof processing that an authenticated user can use the function. It is an object to provide a processing device, a user authentication method, and a user authentication program.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、複数のアプリケーションが連携して画像処理を実行する画像処理装置であって、自装置を使用可能な利用者を示す利用者情報を管理し、入力手段から利用者が前記使用可能な利用者であるか否かの認証要求を受け付け、前記利用者情報に基づいて前記利用者の認証を行う利用者管理手段と、前記利用者が前記利用者管理手段で認証された利用者であることの証明となる許可証であって、前記認証要求を行った入力手段と対応付けられている許可証を発行する認証証明手段と、前記アプリケーション毎に実行可能な利用者を示す利用者機能対応情報を管理し、前記許可証が発行された利用者が画像処理の実行で連携する所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの確認要求を前記許可証から受け付け、前記利用者機能対応情報に基づいて前記利用者が前記所定のアプリケーションを実行可能であるか否かを確認する機能制限手段と、を備え、前記許可証は、前記該許可証が発行された利用者が画像処理の実行で連携する所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの確認要求を、該許可証に対応付けられた前記入力手段から受け付けて前記機能制限手段に出力し、
前記認証証明手段は、前記機能制限手段での確認結果に基づいて前記利用者が前記所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの判断結果を前記所定のアプリケーションに出力することを特徴とする。
In order to solve the above-described problems and achieve the object, the invention according to
The authentication certification unit outputs a determination result as to whether or not the user can execute the predetermined application based on the confirmation result of the function restriction unit to the predetermined application .
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記利用者管理手段は、前記入力手段から前記利用者情報の編集、又は利用者が前記使用可能な利用者であるか否かの認証要求を受け付ける認証名簿手段と、前記利用者情報を管理し、前記利用者情報の編集、又は前記利用者情報に基づいて前記利用者の認証を行う登録ユーザ手段と、を備えたことを特徴とする。
The invention according to
また、請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記利用者管理手段は、利用者の秘密情報を示す利用者秘密情報を管理し、前記利用者秘密情報を用いた処理を受け付けた場合に、該利用者秘密情報を用いた処理を行う秘密情報手段を、さらに備え、前記利用者管理手段が備えた前記認証名簿手段は、前記入力手段から前記利用者秘密情報を用いた処理要求を受け付けることを特徴とする。
Further, according invention in
また、請求項4にかかる発明は、請求項2又は3にかかる発明において、前記利用者管理手段が備えた前記登録ユーザ手段は、前記利用者情報の使用状態を示す使用状態情報を管理し、該使用状態情報を受け付けた処理要求に応じて変更することを特徴とする。
The invention according to claim 4, managed by the invention according to
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つにかかる発明において、前記機能制限手段は、前記アプリケーション毎に実行可能な利用者の権限を示す権限機能対応情報を管理し、前記認証証明手段で証明された利用者が画像処理を実行するために連携する所定のアプリケーションを実行可能な利用者であるか否かの確認要求を受け付け、前記権限機能対応情報に基づいて前記利用者が前記所定のアプリケーションを実行可能であることの確認を行う権限管理手段を備えたことを特徴とする。 The invention according to a fifth aspect is the invention according to any one of the first to fourth aspects, wherein the function limiting means manages authority function correspondence information indicating a user authority executable for each application. And receiving a confirmation request as to whether or not the user certified by the authentication certification means is a user who can execute a predetermined application linked to execute image processing , and based on the authority function correspondence information It is characterized by comprising authority management means for confirming that the user can execute the predetermined application .
また、請求項6にかかる発明は、請求項2〜4のいずれか一つにかかる発明において、前記機能制限手段は、前記認証証明手段から前記登録ユーザ手段を介して前記認証証明手段で許可証情報が発行された利用者が所定の画像処理を実行するために連携する所定のアプリケーションを実行可能な利用者であるか否かの確認要求を受け付け、前記認証証明手段は、前記機能制限手段から前記登録ユーザ手段を介して前記機能制限手段での確認結果を受け取ることを特徴とする。
Further, the invention according to claim 6 is the invention according to any one of
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか一つにかかる発明において、前記機能制限手段は、前記認証証明手段から直接的に前記認証証明手段で許可証情報が発行された利用者が所定の画像処理を実行するために連携する所定のアプリケーションを実行可能な利用者であるか否かの確認要求を受け付け、前記認証証明手段は、前記機能制限手段から直接的に前記機能制限手段での確認結果を受け取ることを特徴とする。
The invention according to claim 7 is the invention according to any one of
また、請求項8にかかる発明は、請求項1〜7のいずれか一つにかかる発明において、前記利用者管理手段は、複数の入力手段から同一の前記利用者が前記使用可能な利用者であるか否かの認証要求を受け付け、前記利用者情報に基づいて同一の前記利用者の認証を前記複数の入力手段毎に行い、前記認証証明手段は、同一の前記利用者が前記利用者管理手段で認証された利用者であることの証明となる許可証情報を前記入力手段毎に発行することを特徴とする。
The invention according to
また、請求項9にかかる発明は、請求項8にかかる発明において、前記認証証明手段は、前記入力手段毎に異なる許可番号を発行することを特徴とする。
The invention according to
また、請求項10にかかる発明は、複数のアプリケーションが連携して画像処理を実行する画像処理装置で実行される利用者認証方法であって、利用者管理手段が、自装置を使用可能な利用者を示す利用者情報を管理し、入力手段から利用者が前記使用可能な利用者であるか否かの認証要求を受け付け、前記利用者情報に基づいて前記利用者の認証を行う利用者管理ステップと、認証証明手段が、前記利用者が前記利用者管理ステップで認証された利用者であることの証明となる許可証であって、前記認証要求を行った入力手段と対応付けられている許可証を発行する認証証明ステップと、機能制限手段が、前記アプリケーション毎に実行可能な利用者を示す利用者機能対応情報を管理し、前記許可証が発行された利用者が画像処理の実行で連携する所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの確認要求を前記許可証から受け付け、前記利用者機能対応情報に基づいて前記利用者が前記所定のアプリケーションを実行可能であるか否かを確認する機能制限ステップと、前記機能制限ステップにおいて、前記許可証が、該許可証が発行された利用者が画像処理の実行で連携する所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの確認要求を行う際には、該許可証に対応付けられた前記入力手段から受け付けて前記機能制限手段に出力する許可証ステップと、前記認証証明手段が、前記機能制限ステップでの確認結果に基づいて前記利用者が前記所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの判断結果を前記所定のアプリケーションに出力する出力ステップと、を有することを特徴とする。
The invention according to
また、請求項11にかかる発明は、請求項10にかかる発明において、前記利用者管理ステップにおいては、認証名簿手段が、前記入力手段から前記利用者情報の編集、又は利用者が前記使用可能な利用者であるか否かの認証要求を受け付ける認証名簿ステップと、登録ユーザ手段が、前記利用者情報を管理し、前記利用者情報の編集、又は前記利用者情報に基づいて前記利用者の認証を行う登録ユーザステップと、を有したことを特徴とする。
The invention according to
また、請求項12にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記利用者管理ステップは、利用者の秘密情報を示す利用者秘密情報を管理し、前記利用者秘密情報を用いた処理を受け付けた場合に、該利用者秘密情報を用いた処理を行う秘密情報ステップを、さらに有し、前記利用者管理ステップが有した前記認証名簿ステップは、前記入力手段から前記利用者秘密情報を用いた処理要求を受け付けることを特徴とする。
The invention according to
また、請求項13にかかる発明は、請求項11又は12にかかる発明において、前記利用者管理ステップが有した前記登録ユーザステップは、前記利用者情報の使用状態を示す使用状態情報を管理し、該使用状態情報を受け付けた処理要求に応じて変更することを特徴とする。
The invention according to
また、請求項14にかかる発明は、請求項10〜13のいずれか1つにかかる発明において、前記機能制限ステップは、前記アプリケーション毎に実行可能な利用者の権限を示す権限機能対応情報を管理し、前記認証証明手段で証明された利用者が画像処理を実行するために連携する所定のアプリケーションを実行可能な利用者であるか否かの確認要求を受け付け、前記権限機能対応情報に基づいて前記利用者が前記所定のアプリケーションを実行可能であることの確認を行う権限管理ステップ、を有することを特徴とする。
The invention according to
また、請求項15にかかる発明は、請求項11〜13のいずれか一つにかかる発明において、前記機能制限ステップは、前記認証証明手段から前記登録ユーザ手段を介して前記認証証明手段で許可証情報が発行された利用者が画像処理を実行するために連携する所定のアプリケーションを実行可能な利用者であるか否かの確認要求を受け付け、前記認証証明ステップは、前記機能制限手段から前記登録ユーザ手段を介して前記機能制限手段での確認結果を受け取ることを特徴とする。
The invention according to
また、請求項16にかかる発明は、請求項15にかかる発明において、前記利用者管理ステップは、複数の入力手段から同一の前記利用者が前記使用可能な利用者であるか否かの認証要求を受け付け、前記利用者情報に基づいて同一の前記利用者の認証を前記複数の入力手段毎に行い、前記認証証明ステップは、同一の前記利用者が前記利用者管理ステップで認証された利用者であることの証明となる許可証情報を前記入力手段毎に発行することを特徴とする。 According to a sixteenth aspect of the present invention, in the invention according to the fifteenth aspect , in the user management step, an authentication request as to whether or not the same user is the usable user from a plurality of input means. And the authentication of the same user is performed for each of the plurality of input means based on the user information, and the authentication certification step includes the user who is authenticated by the user management step. Permit information is issued for each of the input means to prove that
また、請求項17にかかる発明は、請求項10〜16のいずれか一つに記載された利用者認証方法を画像処理装置で実行させることを特徴とする。
The invention according to
請求項1にかかる発明によれば、認証された際に生成される許可証情報で利用者がアプリケーションを使用できるか否か確認を行うため、許可証情報で認証されたことの証明及びアプリケーションが使用できるか否かを一括して管理するため、利用者の認証処理及び認証された利用者がアプリケーションを使用できることの証明処理を効率よく制御することができるという効果を奏する。
According to the invention according to
また、請求項2にかかる発明によれば、利用者管理手段を、認証を受け付ける認証名簿手段と、利用者情報及び認証情報を記憶して認証を行う登録ユーザ手段の2つに分けた構成としたため、機能追加や改修をより一層容易におこなうことができるという効果を奏する。
According to the invention of
また、請求項3にかかる発明によれば、利用者の秘密情報を秘密情報手段で管理することし、秘密情報ステップで利用者秘密情報を用いた処理を受け付けた場合に限り秘密情報手段を記憶領域上に展開することとするため、秘密情報の漏洩を防止できるという効果を奏する。
According to the invention of
また、請求項4にかかる発明によれば、使用状態情報を前記認証名簿手段が受け付けた処理要求に応じて変更することで、例えば利用者情報若しくは認証情報が編集中における認証を防ぐことを可能とし、信頼性を向上させるという効果を奏する。 Further, according to the invention according to claim 4, it is possible to prevent authentication during editing of user information or authentication information, for example, by changing the usage state information in response to the processing request received by the authentication list means And has the effect of improving reliability.
また、請求項5にかかる発明によれば、利用者の認証処理及び認証された利用者がアプリケーションを使用できることの証明処理を効率よく制御することができるという効果を奏する。
Further, according to the invention of
また、請求項6にかかる発明によれば、利用者の認証処理及び認証された利用者がアプリケーションを使用できることの証明処理を効率よく制御することができるという効果を奏する。 In addition, according to the invention of claim 6, there is an effect that it is possible to efficiently control the authentication process of the user and the proof process that the authenticated user can use the application .
また、請求項7にかかる発明によれば、機能制限手段からの確認結果に基づいて利用者がアプリケーションを使用可能であるか否か判断するため、利用者の認証処理及び認証された利用者がアプリケーションを使用できることの証明処理を効率よく制御することができるという効果を奏する。 According to the invention of claim 7, in order to determine whether or not the user can use the application based on the confirmation result from the function restriction means, the user authentication process and the authenticated user There is an effect that it is possible to efficiently control the proof processing that the application can be used.
また、請求項8にかかる発明によれば、同一利用者が複数の入力手段で認証が行われた場合、入力手段毎に許可証情報が生成されるため、入力手段毎にアプリケーションを実行することができるという効果を奏する。 According to the eighth aspect of the present invention, when the same user is authenticated by a plurality of input means, the permit information is generated for each input means, so that the application is executed for each input means. There is an effect that can be.
また、請求項9にかかる発明によれば、複数の認証が行われた場合でも許可証情報との対応関係が明確となり、認証の管理が容易という効果を奏する。 According to the ninth aspect of the invention, even when a plurality of authentications are performed, the correspondence relationship with the permit information is clarified, and there is an effect that authentication management is easy.
また、請求項10にかかる発明によれば、許可証情報で利用者が認証されていることの証明及びアプリケーションが使用できるか否かを一括して処理を可能としたため、利用者の認証処理及び認証された利用者がアプリケーションを使用できることの証明処理を効率よく制御することができるという効果を奏する。
According to the invention of
また、また、請求項11にかかる発明によれば、利用者管理ステップを、認証を受け付ける認証名簿ステップと、利用者情報及び認証情報を記憶して認証を行う登録ユーザステップの2つに分けた処理手順としたため、機能追加や改修をより一層容易におこなうことができるという効果を奏する。
According to the invention of
また、請求項12にかかる発明によれば、秘密情報ステップで利用者秘密情報を用いた処理を受け付けた場合に利用者秘密情報を用いた処理を行うこととしたため、この処理に必要な場合に限り秘密情報が記憶領域上に展開されるため、秘密情報の漏洩を防止できるという効果を奏する。
According to the invention of
また、請求項13にかかる発明によれば、使用状態情報を認証名簿ステップにより受け付けた処理要求に応じて変更することで、例えば利用者情報若しくは認証情報が編集中における認証を防ぐことを可能とし、信頼性を向上させるという効果を奏する。
Further, according to the invention according to
また、請求項14にかかる発明によれば、利用者の認証処理及び認証された利用者がアプリケーションを使用できることの証明処理を効率よく制御することができるという効果を奏する。 According to the fourteenth aspect of the invention, it is possible to efficiently control the user authentication process and the proof process that the authenticated user can use the application .
また、請求項15にかかる発明によれば、利用者の認証処理及び認証された利用者がアプリケーションを使用できることの証明処理を効率よく制御することができるという効果を奏する。 In addition, according to the fifteenth aspect of the present invention, it is possible to efficiently control the user authentication process and the proof process that the authenticated user can use the application .
また、請求項16にかかる発明によれば、同一利用者が複数の入力手段で認証が行われた場合、入力手段毎に許可証情報が生成されるため、入力手段毎にアプリケーションを実行することができるという効果を奏する。
According to the invention of
また、請求項17にかかる発明によれば、コンピュータに読み取らせて実行することによって、請求項10から16のいずれか一つに記載された利用者認証方法を画像処理装置の利用で実現することができ、これら各利用者認証方法と同様の効果を奏する。 According to the seventeenth aspect of the present invention, the user authentication method according to any one of the tenth to sixteenth aspects is realized by using the image processing apparatus by causing the computer to read and execute the method. The same effects as those of the user authentication methods can be obtained.
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、利用者認証方法及び利用者認証プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、この発明を画像処理装置に適用した場合について説明するが、本発明はこれに限らず、利用者の認証処理をおこなう各種装置に適用することができる。 Exemplary embodiments of an image processing apparatus, a user authentication method, and a user authentication program according to the present invention are explained in detail below with reference to the accompanying drawings. In the present embodiment, the case where the present invention is applied to an image processing apparatus will be described. However, the present invention is not limited to this, and can be applied to various apparatuses that perform user authentication processing.
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置(以下「複合機」と言う)1の概要について図1、図2、図3、図4、図20および図21を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る複合機1を取り巻くネットワーク環境を説明するためのネットワーク図であり、図2は、図1に示した複合機1のハードウェア構成を示すブロック図であり、図3は、図1に示した複合機1のソフトウェアとハードウェアの関係を説明するための概念図である。図4は、複合機1の操作パネル400の一例を示した図である。そして、図20は、複合機に搭載されるソフトウェア構成の変遷を説明するための説明図であり、図21は、従来の複合機のソフトウェアとハードウェアの関係を説明するための説明図である。
(First embodiment)
First, an outline of an image forming apparatus (hereinafter referred to as “multifunction machine”) 1 according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1, 2, 3, 4, 20, and 21. To do. FIG. 1 is a network diagram for explaining a network environment surrounding the
図1に示すように、近年のネットワーク化の進展により、オフィスなどに設けられたPC(Personal Computer)などの機器は、LAN(Local Area Network)などのネットワークに接続され、相互に通信することが通常となった。たとえば、本図に示したように、かかるネットワークには、クライアントPC、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ、FTP(File Transfer Protocol)サーバ、サーバPCなどが接続され、電子メールの送受信やファイル転送をすることができ、モデム接続された配信サーバは、オフィス外のファックス装置と通信することができる。 As shown in FIG. 1, devices such as a PC (Personal Computer) provided in an office or the like are connected to a network such as a LAN (Local Area Network) and can communicate with each other due to recent progress in networking. It became normal. For example, as shown in the figure, a client PC, an SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) server, an FTP (File Transfer Protocol) server, a server PC, etc. are connected to such a network to send and receive e-mails and transfer files. The modem-connected delivery server can communicate with a fax machine outside the office.
このようなネットワーク化の進展に伴い、複合機1もかかるネットワークに接続され、PC等の機器と相互に通信することが可能となり、ハードディスク等の記憶装置を内蔵することで、いわゆるネットワーク複合機へと進化し、ユーザの様々なニーズに応えることができるようになった。
With the progress of such networking, the
具体的には、複合機1は、通常のコピー機能に加えて、クライアントPCからの印刷要求により文書データ等を印刷するプリンタ機能、クライアントPCからのファックス要求により文書データ等をサーバPCに接続されたモデムを経由して他のオフィスのファックス機器に送信するファックス機能、受信したファックス文書やコピー文書を内蔵したハードディスクに蓄積する蓄積機能などを有している。このような多くの機能を実現するために、従来からの複合機に搭載されるソフトウェアは規模が大きくなり、かつ複雑なものとなる。それにともない、それらのソフトウェアの開発と維持管理のための工数も大幅に増大している。そこで本実施の形態にかかる複合機1に搭載されるソフトウェアでは、開発と維持管理のための工数を減少させる。なお、複合機1に搭載されるソフトウェアの構成については後述する。
Specifically, in addition to the normal copy function, the
図2は、かかる複合機1のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この複合機1は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、複合機1全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
FIG. 2 is a block diagram illustrating a hardware configuration of the
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bとをさらに有する。
The
CPU11は、複合機1の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
The
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
The
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
The MEM-
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
The
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。
The
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
The MEM-
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
The
図3は、かかる複合機1のハードウェアおよびソフトウェアの構成を示した概念図であり、具体的には、後述する本実施の形態の特徴部分である認証管理部211を含む統合アプリケーション110と、ソフトウェア100およびハードウェア150の階層関係を示している。本図に示すように、ハードウェア150は、ハードウェアリソース151を有し、このハードウェアリソース151は、スキャナ151a、プロッタ151b、HDD(Hard Disk Drive)151c、ネットワーク151dおよびその他のリソース151eを有する。なお、その他のリソース151eは、151a〜151d以外のハードウェアリソース151のことであり、たとえば、操作パネルなどの入出力デバイスを示す。
FIG. 3 is a conceptual diagram showing the hardware and software configuration of the
図4は、複合機1の操作パネル400の一例を示した図である。本図に示したように、かかる操作パネル400は、初期設定キー401、コピーキー402、コピーサーバーキー403、プリンタキー404、送信キー405、テンキー406、クリア/ストップキー407、スタートキー408、予熱キー409、リセットキー410および液晶タッチパネル420を有する。このような構成を有する操作パネル400でユーザが所定の操作を行った場合に、統合アプリケーション110に含まれている本実施の形態の特徴である各クラスを実体化したオブジェクトが動作する。
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of the
例えば、初期設定キー401をタッチすると、液晶タッチパネル420に初期設定用のメニューが表示され、かかるメニューにおいては、収納される用紙サイズなどを設定することができる。また、コピーをしたい場合にはコピーキー402を、コピー結果を複合機1に蓄積したい場合にはコピーサーバーキー403を、プリンタに係る操作をおこないたい場合には、プリンタキー404を、ファックスや蓄積画像などの送信をしたい場合には送信キー405を、それぞれタッチすると、液晶タッチパネル420に対応したメニューが表示される。
For example, when the
図3に戻り、かかるハードウェア150に搭載されるソフトウェア100は階層化されており、オペレーティングシステム103の上層にはサービス層102が構築され、このサービス層102の上層にはアプリケーション層101が構築されている。そして、サービス層102は、各ハードウェアリソース(151a〜151e)を制御するドライバーに相当する、スキャナ制御部102a、プロッタ制御部102b、蓄積制御部102c、配信/メール送受信制御部102d、FAX送受信制御部102e、ネットワーク通信制御部102fおよびその他の制御部102gを有する。
Returning to FIG. 3, the
ここで、図3に示したソフトウェア100が、かかる階層構造をとるに至った経緯について、図20および図21を用いて説明する。図20は、複合機に搭載されるソフトウェア構成の変遷を示す説明図である。図20のサービス層分離前アプリケーション2001に示すように、多機能化した複合機に搭載されるソフトウェアは、コピーアプリケーション、FAXアプリケーション、スキャナアプリケーションなどの機能別に独立したアプリケーションとして作成され、図3に示したオペレーティングシステム103上で動作していた。
Here, how the
しかしながら、これらのアプリケーションは、ハードウェアリソースを制御するドライバー(サービス層102)を含んでいたため、各アプリケーションには重複した処理が存在していた。その結果、各アプリケーションの規模は大きなものとなっていた。 However, since these applications include a driver (service layer 102) that controls hardware resources, duplicate processing exists in each application. As a result, the scale of each application has become large.
そこで、図20のサービス層分離後アプリケーション2002に示すように、サービス層分離前アプリケーション2001のサービス層相当部分を括りだしてサービス層102にするとともに、各アプリケーションは、このサービス層102の上層であるアプリケーション層101に構築する構成とした。かかる階層化構成をとることで、各アプリケーションはスリム化され開発労力も軽減された。
Therefore, as shown in an
しかしながら、複合機のネットワーク化、多機能化がさらに進展するに従って、各アプリケーションに共通処理部分が存在することが問題となってきた。具体的には、アプリケーション層101の各アプリケーション、たとえば、コピーアプリケーションやスキャナアプリケーションなどは、それぞれ、スキャナ制御部102aや蓄積制御部102cといったドライバーと通信をおこなう処理や、各種機能が取り扱うデータの流れを制御するストリーム制御などの同様な処理を内部に有していた。このように、同様な処理を各アプリケーションが有していると、各アプリケーションの開発規模が大きくなるとともに、サービス層の仕様変更に対する各アプリケーションの改修規模が大きくなることが問題となってきた。
However, as the networking and multifunctional functions of multi-function peripherals have further progressed, it has become a problem that a common processing part exists in each application. Specifically, each application of the
この問題を解決するため、図21の共通ルーチン分離アプリケーション2003に示すように、かかる同様な処理(共通処理部分)を共通ルーチンとして括りだすことも考えられた。しかしながら、かかる共通ルーチンは、各アプリケーションにおいて微妙に異なる処理を共通化しようとするものであるため、共通ルーチン内部の処理は複雑なものとなってしまう。また、たとえば、プリンタアプリケーションなどの新規アプリケーションを追加する場合においては、かかる新規アプリケーションに適応するために、共通ルーチンの改修が必要となる。
In order to solve this problem, as shown in the common
しかし、共通ルーチンの内部処理は複雑であるため、改修要員が処理を把握することが困難となり、改修規模の増大や、改修ミスによる他のアプリケーションへの影響が懸念された。 However, since the internal processing of the common routine is complicated, it became difficult for repair personnel to grasp the processing, and there were concerns about the increase in the scale of repair and the impact on other applications due to repair mistakes.
そこで、図20のオブジェクト指向アプリケーション2004に示すように、オブジェクト指向による設計手法(オブジェクトモデリング)により、かかる複数のアプリケーションを、統合アプリケーション110に統合することとした。具体的には、各アプリケーションの共通処理部分をオブジェクトモデルとして抽出し、このオブジェクトモデルの集合体から、統合アプリケーション110を構成する。そして、従来のコピー機能やスキャナ機能といった機能は、かかるオブジェクトモデルの協調関係によって実現する。
Therefore, as shown in the object-oriented
このような構成をとることにより、たとえばプリンタ機能のような新規機能の追加は、かかるオブジェクトモデルに属するクラスのサブクラス化などにより対処できる。このため、改修部分が明確となり、改修による他の機能への影響を小さくすることができる。また、オブジェクトモデリングによるプログラムは、従来の手続き型プログラムに比べて、処理の把握が容易であるため、改修要員が処理を把握することも容易となり、改修規模の削減や、改修ミスによる他のアプリケーションへの影響を小さくすることができる。 By adopting such a configuration, for example, addition of a new function such as a printer function can be dealt with by subclassing a class belonging to the object model. For this reason, a repair part becomes clear and the influence on other functions by repair can be made small. In addition, the object modeling program is easier to grasp the process than the conventional procedural program, so it is easier for the repair staff to grasp the process, reducing the scale of the repair, and other applications due to mistakes in the repair. The influence on can be reduced.
図21は、図20に示したサービス層分離後アプリケーション2002の段階における従来のアプリケーションの構成と、かかるアプリケーションとサービス層102の各ドライバーの関係を示した説明図である。本図に示すように、アプリケーション層101Aは、コピーアプリケーション121、スキャナアプリケーション122、ファックスアプリケーション123およびプリンタアプリケーション124を有する。
FIG. 21 is an explanatory diagram showing the configuration of a conventional application at the stage of the service layer separated
たとえば、コピーアプリケーション121は、コピー機能を実現するために、スキャナ制御部102a、プロッタ制御部102b、蓄積制御部102cおよびその他の制御部102gとデータの送受信をおこなう。また、ファックスアプリケーション123は、ファックス機能を実現するために、プロッタ制御部102b、蓄積制御部102c、FAX送受信制御部102e、ネットワーク通信制御部102fおよびその他の制御部102gとデータの送受信をおこなう。このように、アプリケーション層101Aの各アプリケーションとサービス層102の各ドライバー間の通信は、複雑なものとなっていた。
For example, the
図3に戻り、上述したオブジェクトモデリングにより、アプリケーション層101に存在した複数のアプリケーションは、統合アプリケーション110に統合されている。そして、各アプリケーションが重複しておこなっていた各ドライバーとの通信処理は、統合アプリケーション110を構成する所定のオブジェクトモデルにおこなわせるように構成したことにより、アプリケーション層101のアプリケーションと、サービス層102の各ドライバー間の通信は、図21と比較して単純になっている。
Returning to FIG. 3, a plurality of applications existing in the
次に、統合アプリケーション110の内部構成について説明する。図5は、統合アプリケーション110の内部構成、及び統合アプリケーション110内における後述する本実施の形態の特徴的部分である認証管理部211の位置を示す説明図である。本図に示すように、統合アプリケーション110は、操作系サブシステム201と、管理系サブシステム202と、実行系サブシステム203とを有する。
Next, the internal configuration of the
操作系サブシステム201は、マンマシンインタフェースを担当するソフトウェア群である。具体的には、この操作系サブシステム201は、ユーザの要求を受け付ける処理と、この要求の実行を指示する処理と、この要求の実行状況と実行結果についての情報をユーザに提供する処理をおこなう。
The
管理系サブシステム202は、複合機1の資源を管理するソフトウェア群である。具体的には、この管理系サブシステム202は、ハードウェアリソース151およびこのハードウェアリソース151が保持するデータ状態を管理するサービスをおこなう。
The
実行系サブシステム203は、ユーザからの要求の実行を担当するソフトウェア群である。具体的には、この実行系サブシステム203は、コピー要求がなされた場合には、原稿の読み取りから成果物の出力までの処理をおこなう。
The
操作系サブシステム201、管理系サブシステム202および実行系サブシステム203は、必要に応じて相互に処理を依頼してその結果を送り合う。このようにそれぞれのサブシステムが協調し合って、統合アプリケーション110全体として複合機1に必要とされるサービスの提供をおこなう。
The
そして、管理系サブシステム202は、本実施の形態の特徴部分である認証管理部211を有する。この認証管理部211は、操作系サブシステム201から利用者の認証に関する要求又は複合機1で機能を実行する際に利用者が機能の実行できるか否かの要求を受け付け、利用者に関する認証を行い、機能が実行できる場合にその旨を実行系サブシステム203に出力する。
The
図6は、図5に示した各サブシステムを、UML(Unified Modeling Language)のクラス図(UMLクラス図)に置き換えた図である。ここで、UMLとは、OMG(Object Management Group)が仕様を策定しているシステムモデリング言語であり、モデリングの成果を記述する記法を定義したものである。このUMLは、オブジェクト指向によるソフトウェアの設計において広く用いられている。 FIG. 6 is a diagram in which each subsystem shown in FIG. 5 is replaced with a UML (Unified Modeling Language) class diagram (UML class diagram). Here, UML is a system modeling language for which specifications are formulated by OMG (Object Management Group), and defines a notation for describing the results of modeling. This UML is widely used in the design of object-oriented software.
図6に示すように、統合アプリケーション110は複数のパッケージを有し、また、この統合アプリケーション110自体もひとつのパッケージとなっている。ここで、パッケージとはUMLモデルの各構成要素(シンボル)をグループ化したものであり、このパッケージは、左上にタブのついたフォルダ型のシンボルで表現される。また、各パッケージを相互に結ぶ直線は、各パッケージ間に処理依頼などの関連があることを示している。
As shown in FIG. 6, the
図6に示したように、統合アプリケーション110は、操作系サブシステム201、管理系サブシステム202および実行系サブシステム203の3つのパッケージを内部に有するパッケージである。さらに、管理系サブシステム202は、認証管理部211のパッケージを内部に有するパッケージである。そして、操作系サブシステム201、管理系サブシステム202および実行系サブシステム203を相互に結ぶ直線は、各パッケージ間にメッセージ送受信などの関連があることを示している。なお、操作系サブシステム201、管理系サブシステム202および実行系サブシステム203のタブの右端に記された記号は、かかるパッケージがサブシステムであることを示すUMLのシンボルである。
As shown in FIG. 6, the
そして、本実施の形態の特徴部分である認証管理部211について詳細に説明する。なお、この認証管理部211は、オブジェクト指向に基づいて設計するにあたって、既存の処理を単純にオブジェクト化せず、機能追加や改修をより一層容易におこなうことができるようにオブジェクトモデルを構成した。
And the
図7は、本実施の形態の特徴部分である認証管理部211で行われる処理の概念を示した概念図である。本図に示すように操作系サブシステム201から利用者の認証の要求があった場合、利用者毎に存在する認証データを用いて正当な利用者であるか否か認証が行われる。認証データとしては、例えばユーザIDとパスワードが考えられる。
FIG. 7 is a conceptual diagram showing the concept of processing performed by the
そして、認証により正当な利用者であると判断された場合、正当な利用者であることを示す許可証が発行される。そして許可証が存在している期間は、認証された利用者は操作系サブシステム201から複合機1の機能を実行することが可能となる。そして、許可証が発行された後に、利用者が操作系サブシステム201から複合機1の機能の実行を要求した場合、許可証が要求を受け付ける。そして、許可証が利用者データに対して要求された機能が制限されているか否か確認する。そして、許可証が要求された機能が制限されていないことが確認した場合、実行系サブシステム203に機能を実行する要求を出力する。
When it is determined that the user is a valid user by the authentication, a permit indicating that the user is a valid user is issued. During the period in which the permit is present, the authenticated user can execute the function of the
本実施の形態の特徴部分である認証管理部211は、上述したように、利用者データ及び許可証を分けた構成とし、かかる認証管理部211のオブジェクトモデリングをおこなった。このように複合機1を使用する利用者が認証された利用者であることを証明する等の時間により変動する情報と、利用者の照合等に用いられるユーザID等の静的な個人情報が分けて管理されることになり、例えば利用者の個人情報を管理しているテーブル等を変更せずとも利用者の認証状態を管理することが可能となる。
As described above, the
まずは、認証管理部は、上述したように利用者の情報を管理する利用者管理部と、認証された利用者であることを証明する認証証明部を保持することとする。さらに検討すると、利用者が機能を実行できるか否かの情報は、利用者個人の情報ではなく機能を使用する利用者に付随する情報である。そこで、利用者が機能を実行できるか否かの情報は、利用者管理部とは別の構成となる機能制限部で管理することとする。これにより、認証管理部は、利用者管理部、認証証明部及び機能制限部を分けて保持することとなった。次に、これらの構成について説明する。 First, as described above, the authentication management unit holds a user management unit that manages user information and an authentication certification unit that proves that the user is an authenticated user. Considering further, the information on whether or not the user can execute the function is not the personal information of the user but the information accompanying the user who uses the function. Therefore, information on whether or not a user can execute a function is managed by a function restriction unit having a configuration different from that of the user management unit. As a result, the authentication management unit separately holds the user management unit, the authentication certification unit, and the function restriction unit. Next, these configurations will be described.
まずは、認証証明部について説明する。認証証明部は、上述した許可証に相当するクラスを管理する必要がある。そこで認証証明部は、「許可証クラス」を保持することとする。そして、許可証クラスは、利用者管理部が管理する利用者の情報を用いて利用者の認証が行われた場合に生成されるクラスとし、例えば任意の施設で利用者の認証が行われた場合に発行される許可証と同様である。つまり、従来のように利用者についてのログイン状態の有無を管理するのではなく、利用者管理部との間に利用者と利用権の関係が成り立つこととなる。これにより、例えば一人の利用者について複数の認証が行われた場合は複数の許可証が発行されるのと同様に、利用者管理部で複数回の認証された場合に複数の許可証クラスが生成され、利用者が複数の利用権を有することを可能とする。 First, the authentication certification unit will be described. The authentication certification unit needs to manage a class corresponding to the above-described permit. Therefore, the authentication certification unit holds “permit class”. The permit class is a class generated when user authentication is performed using the user information managed by the user management unit. For example, the user authentication is performed at an arbitrary facility. It is the same as the permit issued in the case. That is, instead of managing the presence / absence of the login state for the user as in the past, the relationship between the user and the usage right is established with the user management unit. Thus, for example, when multiple authentications are made for a single user, multiple permit classes are issued when multiple authentications are issued by the user management unit, in the same way as multiple permits are issued. Generated, allowing the user to have multiple usage rights.
次に、利用者管理部について説明する。利用者管理部は利用者個人の情報を保持する。つまり認証に用いられるアカウント名及びパスワード等も管理する。そこで、利用者管理部が、操作系からの入力を受け付けることとする。つまり、利用者管理部は操作系からの入力を受け付け、個人情報を用いて機能を使用することが可能な利用者であるか否かの認証を行うこととする。そして、機能を使用することが可能な利用者である場合には、その旨を認証証明部に出力する。 Next, the user management unit will be described. The user management unit holds personal user information. That is, the account name and password used for authentication are also managed. Therefore, the user management unit accepts input from the operation system. In other words, the user management unit receives input from the operation system, and authenticates whether or not the user can use the function using personal information. If the user can use the function, the fact is output to the authentication certification unit.
また、利用者管理部において、操作系からの入力を受け付ける処理と個人情報を用いた処理では性質が異なるため、異なるクラスに分割して管理する。つまり利用者管理部は、
操作系からの入力を受け付ける「認証名簿クラス」と、登録された利用者の情報を管理して認証等を行う「登録ユーザクラス」を保持することとする。これにより利用者からの入力を受け付けた際に、必要な場合に限り「登録ユーザクラス」がメモリ上に展開されることになる。
In the user management unit, the process of accepting input from the operation system and the process using personal information are different in nature, and are therefore divided into different classes for management. In other words, the user management department
It is assumed that an “authentication list class” that receives input from the operation system and a “registered user class” that manages authentication of registered users and performs authentication and the like are held. As a result, when an input from the user is accepted, the “registered user class” is expanded in the memory only when necessary.
次に、機能制限部について説明する。複合機1では利用者毎に実行可能な機能が定められている。しかしながら、機能の制限は、利用者に基づいて制限が定められている機能の他に、利用者の権限に基づいて制限が定められている機能も存在する。そこで機能制限部ではそれらを分割して管理することとする。つまり機能制限部は、利用者毎に制限された機能及び利用者の権限を示すロールを保持する「利用権限シートクラス」と、そしてロール毎に制限された項目を保持する「アクセスロール台帳クラス」を保持する。これにより利用者のロールにより共通化できる制限を一括して管理することを可能とし、ロール毎に定められた項目に変更があった場合、一括して変更することが可能となる。つまり利用者毎に設定する必要が無くなり、変更に伴う手間が軽減される。
Next, the function restriction unit will be described. The
そして、上述したオブジェクトモデリングにより設計された認証証明部211で利用者の認証を行うために、利用者は複合機1に備えられた操作パネル400又は複合機1とネットワークを介して接続されたクライアントPCから複合機1にログインする必要がある。まず、操作系サブシステム201は、操作パネル400又はクライアントPCからの利用者のユーザID及びパスワードの入力を受け付ける。そして、操作系サブシステム201がユーザID及びパスワードの入力を受け付けた場合、管理系サブシステム201の認証管理部211に出力し、利用者の認証が行われることとなる。
In order to authenticate the user by the
図8は、上述したオブジェクトモデリングにより設計された認証管理部211のブロック構成、及びクラス構成をUMLのクラスで示した図である。本図に示すように、認証管理部211は、利用者管理部710と、認証証明部720と、機能制限部730とを備えている。これにより利用者管理部710で操作系からの入力を受け付け、機能を実行する権限を有する利用者であると認証された場合、認証証明部720内に許可証クラス721が生成される。そして、複合機1の機能が実行された場合に、正当な利用者であることを証明する許可証クラス721が利用者の実行する機能が制限されているか否か機能制限部730に問い合わせることで、利用者が実行する機能の制御が可能となる。
FIG. 8 is a diagram showing a block configuration and a class configuration of the
そして、利用者管理部710は、操作系からの認証、機能の実行等の入力を受け付ける認証名簿クラス711と、複合機1を使用することが可能な利用者の静的な情報を管理して、この利用者の静的な情報に対する参照、編集若しくはこの利用者の静的な情報による認証を行う登録ユーザクラス712とを備える。
The user management unit 710 manages the authentication
また、認証証明部720は、複合機1を使用することが可能な利用者であると認証された場合に生成され、操作パネル400等から利用者が要求した機能を実行可能であるか否か機能制限部730に問い合わせて、利用者が機能を使用することが可能か否か判断する許可証クラス721を備える。
Further, the
また、機能制限部730は、利用者毎に生成され、利用者のロール及び利用者が使用を制限される機能を管理し、問い合わせに応じて機能を使用できるか否か判断して、判断結果を出力する利用権限シートクラス731と、ロール毎の制限される項目を管理し、問い合わせに応じて入力された権限で機能を使用できるか否か判断して、判断結果を出力するアクセスロール台帳クラス732とを備える。
In addition, the
各クラスを示す矩形は3段の区画を有し、上から、クラス名を示す名前区画、クラスが有するデータ(属性)を示す属性区画およびクラスが有する処理(操作)を示す操作区画と呼ばれる。たとえば、認証名簿クラス711を示す矩形の名前区画は、かかるクラスのクラス名が「認証名簿」であることを示し、属性区画は、かかるクラスが有する属性が、「状態」であることを示し、操作区画は、かかるクラスが有する操作が、「変更()」と「認証要求()」と「利用可否確認()」であることを示している。
A rectangle indicating each class has three sections. From the top, a rectangle indicating a class name, an attribute section indicating data (attribute) included in the class, and an operation section indicating processing (operation) included in the class are referred to. For example, a rectangular name section indicating the
このように、各クラスは、データ(属性)を所持するための属性区画と、かかる属性の書き込みおよび読み出しをおこなう処理(操作)を所持するための操作区画とを有している。これらのクラスは、プログラム(統合アプリケーション110)の一部として含まれるので、あらかじめROM12aに格納されたこのプログラムが実行されると、各クラスはRAM12bの所定領域に実体化され、属性区画に含まれる各データ(属性)がRAM12b上に展開される。したがって、クラスを実体化したオブジェクトは、RAM12b上の各データ(属性)の書き込みおよび読み出しをすることが可能となる。
Thus, each class has an attribute section for possessing data (attribute) and an operation section for possessing processing (operation) for writing and reading such an attribute. Since these classes are included as a part of the program (integrated application 110), when this program stored in the
なお、属性や操作といったクラスの要素の左側に「−」記号を付した場合は、かかる要素は外部のクラスには非公開であることを示し、「+」記号を付した場合は、かかる要素は外部のクラスに公開されていることを示す。また、操作については「変更()」のように「()」記号を付することが通例であり、「(引数1,引数2)」のように、かかる操作に引き渡す引数を記述する場合もある。
In addition, if a "-" symbol is attached to the left side of a class element such as attribute or operation, this indicates that the element is private to external classes, and if a "+" symbol is attached, this element Indicates that it is open to external classes. In addition, the “()” symbol is usually attached to the operation, such as “change ()”, and an argument to be passed to the operation may be described, such as “(
次に、図8に示した本実施の形態の特徴部分である認証管理部211が備える各クラスについて説明する。
Next, each class included in the
認証名簿クラス711は、操作系サブシステム201からの認証の入力を受け付けて後述する登録ユーザクラス712とメッセージを送受信することで利用者の認証を行うともに、認証された場合には許可証クラス721のオブジェクトを生成する。そして、認証名簿クラス711は、認証された利用者により操作系サブシステム201から機能を実行する要求があった場合、この要求を許可証オブジェクト721Aに受け渡すこととする。具体的には、この認証名簿クラス711は、操作として、変更()711aと認証要求()711bと利用可否確認()711cを有する。
The
変更()711aは、認証された利用者により操作系サブシステム201からユーザ情報(例えばアカウント名712a及びパスワード712bなど)の編集の要求を受け付けた場合、後述する登録ユーザクラス712のオブジェクトを生成し、生成した登録ユーザオブジェクト712Aが管理しているユーザ情報を、操作系サブシステム201から入力された情報で変更する。操作系サブシステム201から入力される情報とは、例えば変更対象がパスワード712bの場合には液晶タッチパネル420から入力された新たなパスワードを示す文字列等が考えられる。この入力された情報は引数として登録ユーザオブジェクト712に受け渡すこととする。
The change () 711 a generates an object of a registered
認証要求()711bは、利用者により操作系サブシステム201から複合機1に対するログイン要求があった場合、登録ユーザオブジェクト712Aを生成し、生成した登録ユーザオブジェクト712Aに対して認証する要求を行う。
The authentication request () 711 b generates a registered
また、認証要求()711bが認証を要求する際、操作系サブシステム201から入力された利用者のアカウント名及びパスワードを引数として受け渡す。この利用者のアカウント名及びパスワードは、ネットワークを介して接続されているクライアントPCから送信されたものか、複合機1の操作パネル400から入力されたものを操作系サブシステム201が入力処理したこととする。図9は、利用者が複合機1にログインする際に操作パネル400に表示される画面の一例を示した図である。本図に示した画面が表示された後、利用者はログインするためにユーザ名及びパスワードが入力した後、‘ログイン’ボタン902を押下する。これにより操作系サブシステム201がアカウント名及びパスワードを入力処理し、利用者を認証する要求と共に入力処理したアカウント名及びパスワードを認証名簿クラス711に入力する。これにより認証要求()711bが引数としてアカウント名及びパスワードを受け渡すことが可能となる。
When the authentication request () 711 b requests authentication, the user account name and password input from the
図8に戻り、利用可否確認()711cは、ログインした利用者から操作パネル400又はクライアントPCを介して複合機1に備えられた機能を実行する要求があった場合、利用者がログインした際に生成された許可証オブジェクト721Aに実行する要求があった機能を使用することが可能か否か確認を、登録ユーザオブジェクト712Aを介して利用権限シートオブジェクト721Aに要求する。なお、登録ユーザオブジェクト712A及び利用権限シートオブジェクト721Aについては後述する。
Returning to FIG. 8, the availability confirmation () 711 c is performed when the user logs in when there is a request to execute the function provided in the
そして認証名簿クラス711は、許可証オブジェクト721Aから入力された確認結果により、要求した機能を利用者が使用することが可能と判断した場合、機能を実行する旨を実行系サブシステム203に出力する。これにより、利用者が機能の使用が制限されていない場合に限り、実行系サブシステム203で機能が実行されることとなる。
When the
登録ユーザクラス712は、登録されたユーザの情報を管理し、この管理されたユーザの情報を用いて処理を行うクラスとする。具体的には、この登録ユーザクラス712は、属性として、アカウント名712a、パスワード712b及び状態712cを有し、操作として、照合()712d、編集()712e及び利用可否確認()712fを有する。なお、かかる登録ユーザクラス712を実体化したオブジェクトが生成されると、アカウント名712a、パスワード712b及び状態712cはRAM12b上に展開されるので、これらのデータ(属性)の書き込みおよび読み出しをすることが可能となる。
The registered
アカウント名712aは、登録された利用者を示すアカウント名を保持する。また、パスワード712bは、登録された利用者のパスワードを保持する。アカウント名712a及びパスワード712bを登録ユーザクラス712が保持することで、ログインを要求した利用者の認証を行うことが可能となる。
The
このように登録ユーザクラス712で属性としてアカウント名712a及びパスワード712bを保持することで、アカウント名712a及びパスワード712bの対応関係を保持することができる。なお、アカウント名712及びパスワード712bは対応関係を明りょうに把握できるように管理すればよいため、登録ユーザクラス712と異なるクラスでパスワード712bを保持し、この異なるクラスと登録ユーザクラス712と対応関係を保持することでアカウント名712a及びパスワード712bを管理しても良い。
As described above, by holding the
状態712cは、登録ユーザクラス712が保持するアカウント名712a及びパスワード712bの使用状態を保持する。例えば、‘編集中'、‘認証中'又は‘使用無し'がある。‘編集中'とはアカウント名712a及びパスワード712bが認証名簿クラス711からの要求により編集が行われている状態を示し、‘認証中'とは認証名簿クラス711からの要求により認証が行われている状態を示し、‘使用無し’とは上述した状態以外の状態を示している。そして、状態712cを保持することで、登録ユーザクラス712は、アカウント名712a及びパスワード712bの使用状態を管理することが可能となる。これにより、例えば‘編集中’に認証が行われた場合には、アカウント名712a及びパスワード712bが定められていないので登録ユーザオブジェクト712Aは認証を行わない等を可能とする。従って、アカウント名712aやパスワード712b等のユーザ情報を用いた処理の信頼性を向上させることができる。
The
照合()712dは、認証名簿クラス711から呼び出され、登録ユーザの照合を行う。具体的には、認証名簿クラス711から認証要求()711bが行われた場合、引数として受け取ったアカウント名及びパスワードが、生成された登録ユーザオブジェクト712Aが保持するアカウント名712a及びパスワード712bと一致するか否か判断により、照合を行う。なお、照合が行われている間は、状態712cは‘認証中’となる。そして照合が行われた結果を認証名簿クラス711に出力することで、ログイン要求を行った利用者の認証が可能となる。
The verification () 712 d is called from the
編集()712eは、認証名簿クラス711から呼び出され、登録ユーザオブジェクト712Aが保持する属性の編集を行う。具体的には認証名簿クラス711から変更()711aによる操作が行われた場合に、引数として受け渡された情報を用いて、登録ユーザオブジェクト712Aの属性であるアカウント名712a及びパスワード712bを編集する。なお、編集が行われている間は、状態712cは‘編集中’となる。つまり、編集()712eを備えることで、必要に応じて利用者のアカウント名712a及びパスワード712bを変更することが可能となる。
Edit () 712 e is called from the
利用可否確認()712fは、後述する許可証オブジェクト721Aから呼び出され、登録ユーザオブジェクト712Aにより特定される利用者が要求した機能を実行することが可能か否か確認するために、この登録ユーザオブジェクト712Aに対応した利用権限シートオブジェクト731Aを生成し、生成された利用権限シートオブジェクト731Aに確認を要求する。
The availability check () 712 f is called from a
許可証クラス721は、認証された利用者の証明を行うと共に、利用者が実行を要求した機能を使用すること可能か否か確認の要求を行うクラスとする。具体的には、この許可証クラス721は、属性として、許可番号721aを有し、操作として、利用可否確認()721cを有する。なお、かかる許可証クラス721を実体化したオブジェクトが生成されると、許可番号721aはRAM12b上に展開されるので、これらのデータ(属性)の書き込みおよび読み出しをすることが可能となる。
The
許可番号721aは、利用者の認証を行った入力装置を番号として保持する。例えば許可番号として1〜5までの数字で保持されることとし、操作パネル400から入力された情報により利用者を認証した場合には許可番号として‘1’が、またネットワークを介してクライアントPCから利用者を認証した場合には許可番号として‘2’〜‘5’が設定される。これにより同一利用者が操作パネル400上及びクライアントPC上から同時にログインしている場合でも、異なる許可番号が付されることで対応関係を保持することが可能となり、同一利用者による複数ログインを可能としている。これにより同一利用者が同時に複数の処理、例えば複合機1上の操作パネル上でコピーをしつつ、PCから複合機1でFAXの送信を行うことを可能とする。
The
利用可否確認()721bは、認証名簿クラス711から呼び出され、許可証オブジェクト721Aと対応関係を有する登録ユーザオブジェクト712Aを生成し、生成された登録ユーザオブジェクト712Aに対して、利用者が要求した機能を実行することが可能か否か確認を要求する。また、利用可否確認()721bが呼び出された際に、引数として利用者が実行を要求した機能を受け取る。また、許可証オブジェクト721Aが、利用者が要求した機能を実行するか否か確認を要求することで、利用者がログインしている際に実行する処理を一括して管理することとなり、利用者から機能を実行する要求が合った際に利用者が認証されているか否か判断したのち機能を実行できるか否か判断するという手順が必要なくなり、処理を行う際の手順を簡略化することが可能となる。
The availability check () 721 b is called from the
利用権限シートクラス731は、利用者毎に存在するクラスであり、利用者に対して制限した機能及び利用者の権限を示すロール731aを保持し、利用者が実行を要求した機能を使用することが可能か否か確認の要求が入力された場合に、属性として保持する制限機能一覧731bにより判断を行った結果を出力、又はアクセスロール台帳クラス732に確認の要求を入力した後にアクセスロール台帳から入力された判断結果を出力するクラスである。具体的には、この利用権限シートクラス731は、属性として、ロール731a、制限機能一覧731b及び状態731cを有し、操作として、利用可否判断()731d及び編集()731eを有する。なお、かかる利用権限シートクラス731を実体化したオブジェクトが生成されると、ロール731a、制限機能一覧731b及び状態731cはRAM12b上に展開されるので、これらのデータ(属性)の書き込みおよび読み出しをすることが可能となる。
The usage
ロール731aは、利用者に設定された権限を保持する。利用者に設定された権限とは、例えば一般、機器管理者、ネットワーク管理者が考えられる。このロール731aによりアクセスロール台帳クラス732において制約されている項目の特定が可能となる。
The
制限機能一覧731bは、複合機1に備えられた機能毎に、各利用者が実行可能か否かを保持する。図10は、利用者毎に設定された制限機能一覧731bの一例を示した図である。本図で示したように制限機能一覧731bは、機能毎に実行可能であるか否かを保持している。これにより利用権限シートクラス731が利用可否確認()731dを受け付けた場合に、引数として受け渡された機能が制限機能一覧731bで保持されている機能であれば、制限機能一覧731bを参照することで利用者が実行可能であるか否か判断することが可能となる。
The restricted
状態731cは、利用権限シートクラス731が保持する制限機能一覧731bの使用状態を保持する。例えば、‘編集中'、‘判断中'又は‘使用無し'がある。‘編集中'とは制限機能一覧731bが認証名簿クラス711から登録ユーザオブジェクト712Aを介して編集が行われている状態を示し、‘判断中'とは利用可否確認を受け付けた場合に、制限機能一覧731bを参照して実行可能であるか否か判断している状態を示し、‘使用無し’とは上述した状態以外の状態を示している。このような状態712cを保持することで、利用権限シートクラス731は、制限機能一覧731bの使用状態を管理することが可能となる。これにより、例えば‘編集中’に利用可否確認が行われた場合には、制限されている機能の設定がなされていない状態と判断し、利用可否確認に対して機能の実行を許可しない等により、信頼性を向上させることができる。
The
利用可否判断()731dは、登録ユーザオブジェクト712Aから呼び出され、引数として受け取った機能が制限機能一覧731bに設定されている機能であれば、制限機能一覧731bを参照し、利用者が実行可能であるか否か判断し、判断結果を登録ユーザオブジェクト712Aに出力する。また、受け取った機能が制限機能一覧731bに設定されている機能でなければ、アクセスロール台帳オブジェクト732Aを生成し、生成されたアクセスロール台帳オブジェクト732Aに対して、引数として利用者のロールと、受け取った機能を受け渡し、ロールで機能(項目)を実行することが可能か否か確認を要求する。これにより利用者毎に制限されている機能については登録ユーザオブジェクト712Aを参照して機能が実行可能であるか否か判断し、ロール毎に設定されている項目についてはアクセスロール台帳オブジェクト732Aに確認を要求することで、利用者が実行を要求した機能が使用可能であるか否か判断することが可能となる。
The availability determination () 731d is called from the registered
また、利用可否判断()731dは、利用者が実行を要求した機能を使用できないと判断した場合、その旨を登録ユーザオブジェクト712A及び許可証オブジェクト721Aを介して認証名簿クラス711に出力する。これより認証名簿クラス711は機能を実行することが出来ないと判断し、実行系サブシステム203にその旨を送信する。図11は、利用者が実行を要求した機能が使用できない場合に液晶タッチパネル420上に表示される画面の一例を示した図である。本図に示すように、利用者に使用できない旨表示することで、利用者に要求した機能を使用する権限を有していないことを認識させることができる。
Further, when it is determined that the function requested by the user cannot be used, the availability determination () 731d outputs that fact to the
編集()731eは、認証名簿クラス711から登録ユーザオブジェクト712Aを介して呼び出され、利用権限シートオブジェクト731Aが保持する属性の編集を行う。具体的には認証名簿クラス711から変更()711aによる操作が行われた場合、利用権限シートオブジェクト731Aに、引数として受け渡された情報を用いて、利用権限シートオブジェクト731Aの属性であるロール731a及び制限機能一覧731bを編集する。また、属性の編集をする際に利用権限シートオブジェクト731Aが生成されていない場合、登録ユーザオブジェクト712Aが編集する対象となる利用者に対応付けられた利用権限シートオブジェクト731Aを生成する。これにより必要に応じて利用権限シートオブジェクト731Aの属性、例えばロール731a及び制限機能一覧731bを変更することが可能となる。なお、編集が行われている間は、状態731cは‘編集中’となる。
Edit () 731 e is called from the
アクセスロール台帳クラス732は、本発明の権限管理手段に相当し、ロール毎に使用が制限されている項目(機能)を管理し、ロールで項目を使用することができるか否か確認の要求がきた場合に、属性として保持する‘ロールと制約の対応’732aを用いて使用できるか否か判断して、この結果を出力するクラスである。具体的には、このアクセスロール台帳クラス732は、属性として、ロールと制約の対応732aおよび状態732bを有し、操作として、確認()732cおよび編集()732dを有する。なお、かかるアクセスロール台帳クラス732を実体化したオブジェクトが生成されると、ロールと制約の対応732aおよび状態732bはRAM12b上に展開されるので、これらのデータ(属性)の書き込みおよび読み出しをすることが可能となる。
The access
ロールと制約の対応732aは、複合機1に備えられた項目について、ロール毎に変更する権限があるか否かの対応関係を保持する。図12は、ロールと制約の対応732aの一例を示した図である。本図で示したようにロール毎に各項目のステータスが設定されている。‘R’は読み出し可能つまり利用者がこの項目で示された値を使用することが可能であることが示され、‘W’はこの項目で示された値を変更することが可能となる。例えば一般の利用者であればネットワークが‘R’のため、設定された接続先に接続することが可能であり、ネットワーク管理者であればネットワークが‘RW’のため、接続先を変更することが可能であることを意味する。
The role-
そして、アクセスロール台帳クラス732が確認()732cより呼び出された場合、ロールと制約の対応732aを参照することで、引数として受け渡されたロールで、受け渡された項目のステータスを確認し、変更等が可能であるか否か確認できる。
Then, when the access
状態732bは、利用権限シートクラス731が保持するロールと制約の対応732aの使用状態を保持する。例えば、‘編集中'、‘確認中'又は‘使用無し'がある。‘編集中'とは制限機能一覧が認証名簿クラス711から登録ユーザオブジェクト712Aを介して編集が行われている状態を示し、‘確認中'とは確認()732cを呼び出された場合に、ロールと制約の対応732aを参照して項目を変更可能であるか否か確認している状態を示し、‘使用無し’とは上述した状態以外の状態を示している。このような状態712cを保持することで、利用権限シートクラス731は、ロールと制約の対応732aの使用状態を管理することが可能となる。これにより、例えば‘編集中’に確認732cが行われた場合には、確認処理を中断し、‘編集中’以内の状態に変更された際にロールと制約の対応732aを用いて確認を行うこと等が可能となり、信頼性を向上させることができる。
The
編集()732dは、認証名簿クラス711から登録ユーザオブジェクト712Aの編集()712e及び利用権限シートオブジェクト731Aの編集()731eを介して呼び出され、アクセスロール台帳オブジェクト732Aが保持する属性の編集を行う。具体的には認証名簿クラス711から変更()711aによる操作が行われた場合に生成された登録ユーザオブジェクト712A及び利用権限シートオブジェクト731Aを介し、利用権限シートオブジェクト731Aより生成されたアクセスロール台帳オブジェクト732Aに、引数として受け渡された情報を用いて、アクセスロール台帳オブジェクト732Aの属性であるロールと制約の対応732aを編集する。なお、編集が行われている間は、状態732bは‘編集中’となる。これにより必要に応じて利用者のロールと制約の対応732aを変更することが可能となる。
The edit () 732 d is called from the
次に、図8に示した各クラス間の関係について説明する。本図に示したように、各クラスを示す矩形を結ぶ直線は、その両端のクラス間に関係があることを表しており、この直線の両端付近の文字はクラスの役割を、数字はクラスの多重度をそれぞれ示している。ここで、役割とは、かかる直線の両端における、一方のクラスからみた、もう一方のクラスの役割や立場のことであり、多重度とは、かかる直線の両端のクラスから生成されるオブジェクト数の対応関係のことである。 Next, the relationship between the classes shown in FIG. 8 will be described. As shown in this figure, the straight line connecting the rectangles indicating each class indicates that there is a relationship between the classes at both ends, and the characters near the ends of this line indicate the role of the class, and the numbers indicate the class. Each multiplicity is shown. Here, the role is the role and position of the other class as seen from one class at both ends of the line, and the multiplicity is the number of objects generated from the class at both ends of the line. It is a correspondence relationship.
たとえば、認証名簿クラス711からみた登録ユーザクラス712の役割は「登録対象」であり、登録ユーザクラス712からみた認証名簿クラス711の役割は「登録場所」であり、認証名簿クラス711の多重度は「1」であり、登録ユーザクラス712の多重度は「1..*」である。ここで、「1..*」は、かかる登録ユーザクラス712の多重度が、1から上限数なしの範囲であることを示している。また、たとえば、「1..3」の記載をした場合には、かかるクラスの多重度が、1〜3の範囲であることを示す。
For example, the role of the registered
まず、認証名簿クラス711と登録ユーザクラス712とのクラス関係について説明する。認証名簿クラス711は、登録ユーザクラス712からみると複合機1に対してユーザの登録をしたことから登録場所としての役割を有しており、一方、登録ユーザクラス712は、認証名簿クラス711からみると登録対象としての役割を有している。このようなクラス関係により認証名簿クラス711が認証等を受け付けた場合に照合を行う登録された利用者の情報の特定が可能となる。
First, the class relationship between the
そして、本図に示したように、認証管理部211が実行される場面において、認証名簿クラス711をRAM12b上に展開(実体化)したオブジェクトは1個だけ存在し、この認証名簿クラス711の保管対象となる登録ユーザクラス712を実体化したオブジェクトは0個以上、上限数なしの範囲で存在する。
As shown in the figure, in the scene where the
なお、認証名簿クラス711を実体化したオブジェクトを複数個とせずに1個とし、複合機1の操作系サブシステム201からの認証についての処理を一括して管理する。また、登録ユーザクラス712を実体化したオブジェクト数が0個とは、複合機1に対して利用者がログインしていない状態を示しており、また、かかるオブジェクト数の上限数は規定していないものの、当然に、ハードウェア仕様などによる制限を受けるものとする。
It should be noted that the
次に、認証名簿クラス711と許可証クラス721との関係について説明する。許可証クラス721は、認証名簿クラス711が正当な利用者であると認証された場合に発行されるものである。このため、認証名簿クラス711は、許可証クラス721からみると許可者としての役割を有しており、一方、許可証クラス721は、認証名簿クラス711からみると許可権としての役割を有している。
Next, the relationship between the
また、認証名簿クラス711は、実体化したオブジェクトは1個であるのに対し、許可証クラス721は認証が行われる毎に生成されるクラスであるため、認証名簿クラス711と許可証クラス721とは1対多の関係を有する。
In addition, the
次に、許可証クラス721と登録ユーザクラス712との関係について説明する。許可証クラス721は、認証された利用者毎に発行されるものであり、また利用者が同一の場合でも複数回認証された場合には、機能を利用するための複数個の許可証が発行される関係にある。このため、許可証クラス721は、登録ユーザクラス712からみると利用権としての役割を有しており、一方、登録ユーザクラス712は、許可証クラス721からみると利用者としての役割を有している。
Next, the relationship between the
また、許可証クラス721は、照合された利用者毎に発行されるものであり、一方登録ユーザクラス712により示される利用者は、複数の許可証オブジェクト721Aを所持することが可能であるため、登録ユーザクラス712と許可証クラス721とは1対多の関係を有する。
The
次に、登録ユーザクラス712と利用権限シートクラス731との関係について説明する。利用権限シートクラス731は、登録された利用者毎に設定されている機能の制限を保有しているものである。このため、登録ユーザクラス712は、利用権限シートクラス731からみると保有者としての役割を有しており、一方、利用権限シートクラス731は、登録ユーザクラス712からみると保有物としての役割を有している。
Next, the relationship between the registered
また、利用権限シートクラス731が保持している機能の制限は、利用者毎に設定されるものであるため、登録ユーザクラス712と利用権限シートクラス731とは1対1の関係を有する。
In addition, since the restriction of functions held by the usage
次に、利用権限シートクラス731とアクセスロール台帳クラス732との関係について説明する。アクセスロール台帳クラス732は、実体化したオブジェクトを複数個とせずに1個とし、ロール毎にある制約の対応関係を一括して保有しているものである。このため、アクセスロール台帳クラス732は、利用権限シートクラス731からみると台帳としての役割を有しており、一方、利用権限シートクラスは、アクセスロール台帳クラス732からみると利用者としての役割を有している。
Next, the relationship between the usage
また、利用権限シートクラス731が利用者毎にあるのに対してアクセスロール台帳クラス732は1個しか実体化しないため、利用権限シートクラス731とアクセスロール台帳クラス732とは多対1の関係を有する。
In addition, since there is a usage
このように、認証名簿クラス711、登録ユーザクラス712、許可証クラス721、利用権限シートクラス731及びアクセスロール台帳クラス732の各オブジェクトは、相互に関連し合い、協調することにより認証管理部211に必要な機能を実現することが可能となる。
As described above, the objects of the
次に、図8に示した各クラスの操作の実行手順について例をあげて説明する。図13は、認証管理部211が利用者からのログインの要求を受け付けた際の操作の実行手順を示すUMLシーケンス図である。
Next, an example of the execution procedure of each class operation shown in FIG. 8 will be described. FIG. 13 is a UML sequence diagram illustrating an operation execution procedure when the
ここで、UMLシーケンス図について説明しておく。図13の上部に並んだ矩形は、それぞれがクラスのオブジェクトを示している。各オブジェクトから下方に伸びた線は、各オブジェクトが生存していることを示す線(ライフライン)であり、上方から下方に向かって時間が流れているものとみなされる。この線上に存在する細長い矩形は、当該のオブジェクトが実際に活動している期間(活性期間)を示す。 Here, the UML sequence diagram will be described. Each rectangle arranged in the upper part of FIG. 13 indicates a class object. A line extending downward from each object is a line (lifeline) indicating that each object is alive, and time is considered to flow from the top to the bottom. An elongated rectangle present on this line indicates a period during which the object is actually active (active period).
各ライフラインの間を結ぶ横向きの矢印は、オブジェクトに含まれる操作の実行を示す。具体的には、この矢印は、矢印の元のオブジェクトが、矢印の先のオブジェクトに含まれる操作を呼び出すことを示す。また、矢印が自分自身のオブジェクトを指している場合は、オブジェクトが自分に含まれる操作を自身で呼び出すことを意味する。 Horizontal arrows connecting the lifelines indicate execution of operations included in the object. Specifically, this arrow indicates that the original object of the arrow calls an operation included in the object at the end of the arrow. Further, when the arrow points to its own object, it means that the object calls the operation included in itself.
図13に示すように、利用者が複合機1を操作して、ログインするためにアカウント名及びパスワードを入力すると、操作系サブシステム201がアカウント名及びパスワードを受け付ける(ステップS1301)。そして操作系サブシステム201が認証名簿オブジェクト711Aの認証要求()711bを呼び出して、利用者がログインするための認証を要求する(ステップS1302)。
As shown in FIG. 13, when the user operates the
そして認証名簿オブジェクト711Aは、ログイン要求を受け付けた際に、受け渡されたアカウント名及びパスワードを認証が終了するまで一時的に保持する(ステップS1303)。次に、認証名簿オブジェクト711Aが登録ユーザオブジェクト712Aを生成するとともに、この登録ユーザオブジェクト712Aの照合()712dを呼び出す(ステップS1304)。なお、この際に、アカウント名及びパスワードを引数として受け渡すこととする。また、生成は、すべてのオブジェクトが有する操作であり、生成することで各オブジェクトはRAM12b上に実体化される。
When receiving the login request, the authentication
次に、照合()712dを呼び出された登録ユーザオブジェクト712Aは、利用者の認証を行う(ステップS1305)。具体的には登録ユーザオブジェクト712Aは、照合()712dより引数として受け取ったアカウント名及びパスワードと、属性として保持するアカウント名712a及びパスワード712bが一致するか否か判断し、その判断結果を認証名簿オブジェクト711Aにメッセージとして送信する。
Next, the registered
次に認証名簿オブジェクト711は、登録ユーザオブジェクト712Aから受信した判断結果から、許可証オブジェクト721Aを生成するか否か判断する(ステップS1306)。具体的には登録ユーザオブジェクト712Aからアカウント名及びパスワードが一致した旨の判断結果を受信した場合に、正当な利用者によるログインとみなして許可証オブジェクト721Aを生成できると判断する。そして、一致しない旨の判断結果を受信した場合に、正当な利用者によるログインではないとして許可証オブジェクト721Aを生成せずに、実行系サブシステム203に認証失敗した旨出力し、終了する。
Next, the
一致した旨の判断結果を受信した場合、認証名簿オブジェクト711Aは、利用者がログイン要求を行った入力装置に対応する許可証オブジェクト721Aを生成する(ステップS1307)。
When receiving the determination result indicating that they match, the authentication
そして、生成された許可証オブジェクト721Aは、認証が行われた利用者を示す登録ユーザオブジェクト712Aとの関連づけを行う(ステップS1308)。なお、関連づけにアカウント名が必要な場合は、認証名簿オブジェクト711Aが保持するアカウント名を受け取ればよい。そして、許可証オブジェクト721Aが生存している間に、利用者が複合機1に備えられた機能を実行することを可能とする。そして、この許可証オブジェクト721Aが、利用者が実行を要求した機能を使用できるか否か確認を行う。なお、この機能を使用できるか否かの確認の手順は本シーケンス図では省略し、後に詳細に説明する。
The generated
上述したシーケンス図で示したように、本実施の形態では、利用者の認証を行うにあたり、認証名簿クラス711と、登録ユーザクラス712と、許可証クラス721とから構成され、各クラスから生成されたオブジェクトでログイン要求から認証を行い、認証された利用者に対応付けられた許可証を発行することで、登録された利用者の静的なデータと、ログイン許可の有無という動的なデータを別々に保持することで、データの管理が容易となる。また、オブジェクト指向設計により、かかる認証管理部の仕組みを構築し、図7で示したような概念に基づいてオブジェクトモデリングをおこない、照合に必要なクラスとして認証名簿クラス711、登録ユーザクラス712、許可証クラス721を用いることで、かかる認証管理部211を実現したので、ソフトウェア開発者やソフトウェア保守要員が、認証管理部の構成と役割を容易に把握することができるとともに、汎用性及び信頼性の高い利用者の認証処理をおこなうことができる。
As shown in the sequence diagram described above, in the present embodiment, when performing user authentication, the
また、実行系サブシステム203は、認証失敗した旨が出力された場合に、図11で示した画面を表示するための処理を行うこととする。
Further, the
次に、図8に示した各クラスの操作の実行手順についてもう一つの例をあげて説明する。図14は、認証管理部211が利用者から所定の機能の実行の要求を受け付けた際の操作の実行手順を示すUMLシーケンス図である。
Next, another example of the procedure for executing each class operation shown in FIG. 8 will be described. FIG. 14 is a UML sequence diagram illustrating an operation execution procedure when the
図14に示すように、利用者が複合機1を操作して、複合機1が有する所定の機能を実行するための入力を行うと、操作系サブシステム201が所定の機能を実行する操作を受け付ける(ステップS1401)。そして操作系サブシステム201が認証名簿オブジェクト711Aの利用可否確認()711cを呼び出して、利用者が所定の機能を実行できるかの確認を要求する(ステップS1402)。なお、利用可否確認()711cの引数として利用者が要求した所定の機能を特定する値を受け渡す必要がある。以下に示される利用可否確認()721b、利用可否判断()731dも同様とする。
As illustrated in FIG. 14, when the user operates the
そして認証名簿オブジェクト711Aは、入力装置操作系サブシステム201を介して機能の実行を要求した入力装置を特定し、この入力装置に対応付けられた許可証オブジェクト721Aを特定する(ステップS1403)。また、許可証オブジェクト721Aは図13で示したログイン要求の際に生成されていることとする。なお、所定の機能の実行の要求を行った利用者についての許可証オブジェクト721Aが生成されていなかった場合、機能の実行を許可することは出来ないものとして終了する。
Then, the authentication list object 711A specifies the input device that has requested execution of the function via the input
次に、認証名簿オブジェクト711Aは、特定された許可証オブジェクト721Aに対して、利用可否確認()721bで呼び出す(ステップS1404)。そして利用可否確認()721bを呼び出された許可証オブジェクト721Aは、対応付けられている登録ユーザオブジェクト712Aに対して、利用可否確認()721bで呼び出す(ステップS1405)。
Next, the authentication
また、利用可否確認()721bで呼び出された登録ユーザオブジェクト712Aは、さらに利用権限シートオブジェクト731Aに対して、利用可否判断()731dで呼び出す(ステップS1406)。また、利用可否判断()731dで利用権限シートオブジェクト731Aを呼び出す際に、利用権限シートオブジェクト731Aがまだ生成されていない場合、登録ユーザオブジェクト712Aは利用権限シートオブジェクト731Aを生成し、生成した後に利用可否判断()731dで呼び出すこととする。
Further, the registered
そして、利用可否判断()731dを呼び出された利用権限シートオブジェクト731Aは、機能の実行を要求した利用者が使用可能であるか否か判断する(ステップS1407)。具体的には利用者権限シートオブジェクト731Aは、引数として受け取った機能が制限機能一覧731bに設定されている場合、制限機能一覧731bより入力装置から認証された利用者がこの機能を使用できるか否か判断する(ステップS1407)。確認した結果は、登録ユーザオブジェクト712A及び許可証オブジェクト721Aを介して認証名簿オブジェクト711Aに送信する。
Then, the use
次に、引数として受け取った機能が制限機能一覧731bに設定されていない場合、利用権限シートオブジェクト731Aは、属性として保持しているロール731aを取得する(ステップS1408)。
Next, when the function received as an argument is not set in the restricted
そして、利用権限シートオブジェクト731Aが、アクセスロール台帳クラス732に対して、引数としてロール、及び利用者が要求した所定の機能つまり項目を設定し、確認()732cでアクセスロール台帳オブジェクト732Aを呼び出す(ステップS1409)。
Then, the use
次に、確認()732cを呼び出されたアクセスロール台帳オブジェクト732Aは、引数として受け取ったロール及び項目と、属性として保持しているロールと制約の対応732aから、利用者が所定の項目を読み出しあるいは書き込み可能であるか否かの確認を行う(ステップS1410)。具体的には受け取ったロール及び項目について図10で示したようなロールと制約の対応732aを参照することで読み出し又は書き込みが可能であるか否か確認する。そして、アクセスロール台帳オブジェクト732Aは確認した結果を、利用権限シートオブジェクト731A、登録ユーザオブジェクト712A及び許可証オブジェクト721Aを介して認証名簿オブジェクト711Aに送信する。
Next, the access role ledger object 732A, for which the confirmation () 732 c is called, reads a predetermined item from the role and
そして、認証名簿オブジェクト711Aは、ステップS1407の確認結果又は、ステップS1410の確認結果より、実行を要求された機能を使用できるか否か判断し、使用できると判断した場合は、実行系サブシステム203に要求された機能を実行する旨出力する(ステップS1411)。 Then, the authentication list object 711A determines whether or not the function requested to be executed can be used based on the confirmation result in step S1407 or the confirmation result in step S1410. That the requested function is executed is output (step S1411).
上述したシーケンス図で示したように、本実施の形態では、利用者の認証を行うにあたり、認証名簿クラス711と、登録ユーザクラス712と、許可証クラス721と、利用権限シートクラス731と、アクセスロール台帳クラス732とから構成され、各クラスから生成されたオブジェクトで所定の機能の実行の要求を受け付けてから、利用者が機能を使用することが可能か否か確認し、その結果に基づいて実行系サブシステム203に出力する。これにより認証された利用者に対して発行された許可証オブジェクト721Aが、所定の機能を実行することが可能か否か確認を行うこととなる。つまり許可証オブジェクト721Aが、利用者が認証されていることの証明及び使用できる機能を一括して管理することで、複合機1を利用者が使用する際のデータの管理が容易となる。また、オブジェクト指向設計により、かかる認証管理部の仕組みを構築し、図7で示したような概念に基づいてオブジェクトモデリングをおこない、所定の機能を実行できるか確認するために必要なクラスとして認証名簿クラス711、登録ユーザクラス712、許可証クラス721、利用権限シートクラス731、アクセスロール台帳クラス732を用いることで、かかる認証管理部211を実現したので、ソフトウェア開発者やソフトウェア保守要員が、認証管理部の構成と役割を容易に把握することができるとともに、汎用性及び信頼性の高い利用者の認証処理をおこなうことができる。
As shown in the sequence diagram described above, in the present embodiment, when authenticating a user, an
なお、本実施の形態の画像形成装置で実行される認証管理プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するよう構成してもよい。この場合、CPU11が上記記憶媒体から、認証管理プログラムを読み出してMEM−P12上にロードすることで、画像形成装置に、上述した各ステップ、各手段または各部を実現させる。
The authentication management program executed in the image forming apparatus of the present embodiment is a file in an installable format or an executable format, and is a CD-ROM (Compact Disc Read Only Memory), a flexible disc (FD), a CD- You may comprise so that it may record and provide on computer-readable recording media, such as R (CD Recordable) and DVD (Digital Versatile Disk). In this case, the
また、認証管理プログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するよう構成してもよい。さらに、かかる認証管理プログラムをインターネットなどのネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。 The authentication management program may be provided by being stored on a computer connected to a network such as the Internet and downloaded via the network. Further, such an authentication management program may be provided or distributed via a network such as the Internet.
上述した構成は、本発明の利用者管理手段及び認証証明手段等を備えた利用者認証装置の一例を示したものであり、上述した構成に制限するものではない。 The above-described configuration shows an example of a user authentication device provided with the user management unit, the authentication certification unit, and the like of the present invention, and is not limited to the above-described configuration.
そして、本実施の形態の認証管理部221は、オブジェクト毎に分割して設計し、上述した構成を備えることとした。これにより変更が生じた場合そのクラス等のみ変更を加えればよい。このため従来は要件が増えた場合には設計者の作業量もこれに比例していたが、上述した構成を備えたことで作業量が低減される。 And the authentication management part 221 of this Embodiment was divided | segmented and designed for every object, and decided to provide the structure mentioned above. When this occurs, only the class etc. need to be changed. For this reason, conventionally, when the requirement increases, the work amount of the designer is also proportional to this. However, the work amount is reduced by providing the above-described configuration.
また、従来の認証管理を行う部分は、アプリケーション毎に設計されていたが、上述した構成を備えたことでアプリケーション毎という概念が無くなったため、設計の効率が向上した。さらにアプリケーション毎に利用者の認証を行う場合では、同一システムに同一利用者がアプリケーション毎に認証されることとなり、あるアプリケーションを使用している際には、他の利用者がログインした利用者になりすましてシステムを使用できるという問題があった。しかし、本実施の形態にかかる認証管理部221は、上述した構成を備えることでアプリケーション毎という概念が無くなったため、なりすまして使用できるという問題を解消し、信頼性が向上した。 In addition, the conventional authentication management part is designed for each application. However, the provision of the above-described configuration eliminates the concept of each application, thereby improving the design efficiency. Furthermore, when performing user authentication for each application, the same user is authenticated for each application in the same system. When using a certain application, other users are logged in to the logged-in user. There was a problem that the system could be used by impersonation. However, since the authentication management unit 221 according to the present embodiment has the above-described configuration, the concept of each application is eliminated, so that the problem that it can be used by impersonation is solved and the reliability is improved.
上述した構成を備えることで、アプリケーションに相当する機能が追加された場合でも、新たに認証を行う部分を設計する必要なく、機能が使用できるか否かを制限機能一覧731bに追加するだけで認証の際の対応が可能となる。これにより新機能追加した場合の作業量が低減することとなる。
By providing the above-described configuration, even when a function corresponding to an application is added, it is not necessary to design a new authentication part, and authentication is performed simply by adding whether or not the function can be used to the restricted
この認証管理部221の備えた構造は、実社会において、ある施設の利用を許可された利用者に対して許可証を発行し、その許可証の発行により利用者を保証する規則に類似している。この許可証という概念は実社会状長く使用されているため、認証管理でも安定した構造で利用者を管理することができる。また、設計者または利用者は、許可証の概念を直感的に把握できるため、設計または使用するまでの認識が容易になる。 The structure of the authentication management unit 221 is similar to a rule in which a permit is issued to a user who is permitted to use a certain facility in the real world, and the user is guaranteed by issuing the permit. . Since this concept of permit has been used for a long time in the real world, users can be managed with a stable structure even in authentication management. In addition, since the designer or user can intuitively grasp the concept of the permit, recognition until the design or use becomes easy.
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態にかかる認証管理部では、所定の機能を実行することが可能か否か判断するために許可証オブジェクトから登録ユーザオブジェクトを介して利用権限シートクラスにメッセージを送信するが、登録ユーザオブジェクトがRAM12b上に実体化されると、パスワード等の情報を他の利用者に参照される可能性もある。そこで第2の実施の形態にかかる認証管理部では、許可証オブジェクトから利用権限シートオブジェクトに直接メッセージを送信することとした。
(Second Embodiment)
In the authentication management unit according to the first embodiment, a message is transmitted from the permit object to the usage authority sheet class via the registered user object in order to determine whether or not the predetermined function can be executed. When the registered user object is materialized on the
まず第2の実施の形態は、第1の実施の形態にかかる統合アプリケーション110の構成を示すブロック図である図6において、認証管理部211の代わりに認証管理部211aを使用するものである。以下に認証管理部211aについて説明する。
First, the second embodiment uses an
図15は、上記で説明したオブジェクトモデリングにより設計され、さらに許可証クラスと利用権限シートクラスを対応付けた、第2の実施の形態にかかる認証管理部211aのブロック構成、及びクラス構成をUMLのクラスで示した図である。本図に示すように、上述した第1の実施の形態にかかる認証管理部211において許可証クラス721から登録ユーザクラス712への関連付けを削除し、その代わりに許可証クラス1521から利用権限シートクラス1531への関連づけを行った構成を有している。以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
FIG. 15 shows a block configuration and a class configuration of the
登録ユーザクラス1511は登録されたユーザの情報を管理し、この管理されたユーザの情報を用いて処理を行うクラスとする。第1の実施の形態にかかる登録ユーザクラス712と異なる点としては、操作として、利用可否確認()712fが削除されている点である。さらには許可証クラス721との関係が削除された点が異なる。
The registered
許可証クラス1521は、認証された利用者の証明を行うと共に、利用者が実行を要求した機能を使用すること可能か否か確認の要求を行うクラスとする。第1の実施の形態にかかる登録ユーザクラス712と異なる点として、属性としてアカウント名1521aが追加された。
The
アカウント名1521aは、認証が行われた利用者を示すアカウント名を保持する。これにより許可証オブジェクト1521Aと利用権限シートオブジェクト1531Aの関連付けが可能となる。
The
利用可否確認()1521bは、認証名簿クラス711から呼び出され、許可証オブジェクト1521Aと対応関係を有する利用権限シートオブジェクト1531Aを生成し、生成された利用権限シートオブジェクト1531Aに対して、利用者が要求した機能を実行することが可能か否か確認を要求する。引数等の他の内容については第1の実施の形態の利用可否確認()721bと同様であるため省略する。
The availability confirmation () 1521 b is called from the
利用権限シートクラス1531は、利用者毎に存在するクラスであり、利用者に対して制限した機能及び利用者の権限を示すロール731aを保持し、利用者が実行を要求した機能を使用することが可能か否か確認の要求が入力された場合に、属性として保持する制限機能一覧731bにより判断を行った結果を出力、又はアクセスロール台帳クラス732に確認の要求を入力した後にアクセスロール台帳から入力された判断結果を出力するクラスである。第1の実施の形態にかかる利用権限シートクラス731とは属性及び操作については共通し、許可証クラス1521と関連づけられている点のみ異なる。
The usage
次に、図15に示した各クラス間の関係について説明する。なお、第1の実施の形態で説明した各クラス間の関係と同様の関係であるものについては説明を省略する。 Next, the relationship between the classes shown in FIG. 15 will be described. In addition, description is abbreviate | omitted about the thing similar to the relationship between each class demonstrated in 1st Embodiment.
許可証クラス1521と利用権限シートクラス1531との関係について説明する。利用権限シートクラス1531は、登録された利用者毎に設定されている機能の制限を保有しているものである。そして許可証クラス1521は利用者に対して発行された許可証である。このため、許可証クラス721は、利用権限シートクラス731からみると利用権としての役割を有しており、一方、利用権限シートクラス731は、許可証クラス1521からみると権利制限としての役割を有している。
The relationship between the
また、利用権限シートクラス731が保持している機能の制限は、利用者毎に設定されるものであり、許可証クラス721は利用者に対して複数発行することが可能であるため、許可証クラス721と利用権限シートクラス731とは多対1の関係を有する。
In addition, the restriction of the function held by the usage
この対応付けにより所定の機能の実行が要求された際に、登録ユーザオブジェクト1511Aを介さずに機能の実行を要求した利用者が使用することが可能であるか否か確認することが可能となる。
When the execution of a predetermined function is requested by this association, it is possible to confirm whether or not the user who has requested the execution of the function can use it without using the registered
次に、図15に示した各クラスの操作の実行手順について例をあげて説明する。図16は、認証管理部211aが利用者からのログインの要求を受け付けた際の操作の実行手順を示すUMLシーケンス図である。
Next, an example of the execution procedure of each class operation shown in FIG. 15 will be described. FIG. 16 is a UML sequence diagram illustrating an operation execution procedure when the
図16に示すように、まずは第1の実施の形態に係る図13のステップS1301〜S1307と同様にして操作系サブシステム201がアカウント名及びパスワードを受け付けてから、許可証オブジェクト1521Aの生成まで行う(ステップS1601〜ステップS1607)。
As shown in FIG. 16, first, in the same manner as steps S1301 to S1307 of FIG. 13 according to the first embodiment, the
そして、生成された許可証オブジェクト1521Aは、属性であるアカウント名1521aにより特定される利用者の制限を保持する利用権限シートオブジェクト1531Aを生成し、生成し利用権限シートオブジェクト1531Aとの関連づけを行う(ステップS1608)。
Then, the generated
上記のシーケンス図で示したように、本実施の形態では、利用者の照合を行うにあたり、認証名簿クラス711と、登録ユーザクラス1511と、許可証クラス1521と、利用権限シートクラス1531から構成され、各クラスから生成されたオブジェクトでログイン要求から照合を行い、照合された利用者に対応付けられた許可証を発行し、さらには許可証と利用権限シートと関連づけまで行うことで、第1の実施の形態の図13で示したシーケンス図の流れと同様の効果を奏する。
As shown in the above sequence diagram, in the present embodiment, when collating users, the authentication
次に、図15に示した各クラスの操作の実行手順についてもう一つの例をあげて説明する。図17は、認証管理部211aが利用者から所定の機能の実行の要求を受け付けた際の操作の実行手順を示すUMLシーケンス図である。
Next, another example of the procedure for executing the operation of each class shown in FIG. 15 will be described. FIG. 17 is a UML sequence diagram illustrating an operation execution procedure when the
まずは、第1の実施の形態に係る図13のステップS1401〜S1404と同様にして操作系サブシステム201が所定の機能の実行の要求を受け付けてから、利用可否確認()721bによる許可証オブジェクト1521Aの呼び出しまで行われる(ステップS1701〜ステップS1704)。
First, in the same manner as steps S1401 to S1404 in FIG. 13 according to the first embodiment, the
そして利用可否確認()721bを呼び出された許可証オブジェクト721Aは、さらに利用権限シートオブジェクト1531Aに対して、利用可否判断()731dを呼び出す(ステップS1705)。
Then, the
そして、第1の実施の形態に係る図17のステップS1407〜S1411と同様にして利用可否判断()731dで呼び出された利用権限シートオブジェクト1531Aで機能を使用できるか否か、または利用権限シートオブジェクト1531Aから呼び出されるアクセスロール台帳オブジェクト732Aで所定の項目を読み出しあるいは書き込み可能であるか否かの確認した後、認証名簿オブジェクト711Aは実行を要求された機能が使用できるか否か判断し、使用できると判断した場合に実行系サブシステム203に要求された機能を実行する旨を出力する(ステップS1706〜ステップS1710)。
Then, in the same manner as steps S1407 to S1411 of FIG. 17 according to the first embodiment, whether or not the function can be used in the usage
上記のシーケンス図で示したように、本実施の形態では、利用者の認証を行うにあたり、認証名簿クラス711と、登録ユーザクラス1511と、許可証クラス1521と、利用権限シートクラス1531と、アクセスロール台帳クラス732から構成され、各クラスから生成されたオブジェクトで所定の機能の実行の要求を受け付けてから、利用者が機能を使用することが可能か否か確認し、その結果に基づいて実行系サブシステム203に出力する。これにより認証された利用者に対して発行された許可証オブジェクト721Aが、所定の機能を実行することが可能か否か確認を行うこととなる。これにより第1の実施の形態の図13で示したシーケンス図の流れと同様の効果を奏する。さらに本実施の形態においては、許可証オブジェクト1521Aから登録ユーザオブジェクト1511Aを介さずに、利用権限シートオブジェクト1531Aに直接メッセージを送信するため、処理工数が減少し、処理が軽減することとなる。
As shown in the above sequence diagram, in the present embodiment, when authenticating a user, an
また、本実施の形態にかかる認証管理部211aは、第1の実施の形態にかかる認証管理部211と同様の効果を奏すると共に、さらに登録ユーザオブジェクト1511AがRAM12b上に展開されなくなるため、登録ユーザオブジェクト1511Aが保持するパスワード712b等の秘密を保持すべき情報の漏洩を防止することが可能となる。
Further, the
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態にかかる認証管理部では、パスワード等の情報を多の利用者に参照されるのを防止するために許可証オブジェクトから登録ユーザオブジェクトを介さずに利用権限シートクラスにメッセージを送信することとした。しかしながら、パスワード等の情報の秘密を保持するのみであれば、登録ユーザクラスと別に秘密情報を管理するクラスを設けて、登録ユーザクラスと関連づけを保持すればよい。そこで第3の実施の形態にかかる認証管理部では、登録ユーザクラスが保持していたパスワード等の秘密情報を管理するクラスを設けることとした。
(Third embodiment)
In the authentication management unit according to the second embodiment, a message is sent from the license object to the usage authority sheet class without going through the registered user object in order to prevent information such as a password from being referred to by many users. I decided to send it. However, if only the confidentiality of information such as passwords is to be retained, a class for managing confidential information may be provided separately from the registered user class, and the association with the registered user class may be retained. Therefore, the authentication management unit according to the third embodiment is provided with a class for managing secret information such as a password held by the registered user class.
まず第3の実施の形態は、第1の実施の形態にかかる統合アプリケーション110の構成を示すブロック図である図6において、認証管理部211の代わりに認証管理部211bを使用するものである。以下に認証管理部211bについて説明する。
First, the third embodiment uses an
図18は、上記で説明したオブジェクトモデリングにより設計され、さらに登録ユーザクラスと別に秘密情報を保持する秘密情報クラスを設けた、第3の実施の形態にかかる認証管理部211bのブロック構成、及びクラス構成をUMLのクラスで示した図である。本図に示すように、上述した第1の実施の形態にかかる認証管理部211から、新たに秘密情報クラス1812を設けて登録ユーザクラス1811と関連付けを行った構成を有している。以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
FIG. 18 shows a block configuration and class of the
登録ユーザクラス1811は、登録されたユーザの情報を管理するクラスである。第1の実施の形態にかかる登録ユーザクラス712とは、属性として、パスワード712bが削除され、操作として、照合()712dと処理が異なる照合()1811aを有している点で異なる。さらには秘密情報クラス1812と関連づけがされている点で異なる。
The registered
照合()1811aは、認証名簿クラス711から呼び出され、認証を要求した利用者が登録ユーザであるか否かの照合を行う。具体的には、認証名簿クラス711から呼び出され、且つ引数としてアカウント名及びパスワードを受け取った場合、引数として受け取ったアカウント名が保持するアカウント名712aと一致するか否か判断する。一致したと判断した場合、さらに秘密情報オブジェクト1812Aを生成し、生成した秘密情報オブジェクト1812Aに対して、引数としてパスワードを受け渡し、パスワードの照合を要求する。そして、秘密情報オブジェクト1812Aより入力された結果から登録されているユーザと一致するか否かを照合する。なお、照合が行われている間は、状態712cは‘照合中'となる。そして照合が行われた結果を認証名簿クラス711に出力することで、ログイン要求を行った利用者の認証が可能となる。なお、パスワードの照合が終了した後、秘密情報オブジェクト1812AはRAM12b上から削除する。これにより秘密情報の漏洩を防止することが可能となる。
The verification () 1811 a is called from the
秘密情報クラス1812は、登録されたユーザの秘密情報を管理するクラスである。具体的には秘密情報クラス1812は、属性としてパスワード1812a、状態1812bを有し、操作として照合()1812c、編集()1812dを有する。なお、かかる秘密情報クラス1812を実体化したオブジェクトが生成されると、パスワード1812a、状態1812bはRAM12b上に展開されるので、これらのデータ(属性)の書き込みおよび読み出しをすることが可能となる。
The secret information class 1812 is a class for managing secret information of registered users. Specifically, the secret information class 1812 has a
パスワード1812aは、登録された利用者のパスワードを保持する。パスワード1812aを秘密情報クラス1812で保持することで、ログインを要求した利用者の照合を行うことが可能となる。
The
状態1812bは、秘密情報クラス1812が保持するパスワード1812aの使用状態を保持する。例えば、‘編集中'、‘照合中'又は‘使用無し'がある。‘編集中'とはパスワード1812aが登録ユーザクラス1811を介した要求により編集が行われている状態を示し、‘照合中'とは登録ユーザクラス1811から照合()1812cで呼び出されて照合が行われている状態を示し、‘使用無し’とは上述した状態以外の状態を示している。このような状態712cを保持することで、秘密情報クラス1812は、パスワード1812aの使用状態を管理することが可能となる。これにより、例えば‘編集中’に認証が行われた場合には、パスワード1812aが定まっていないので秘密情報クラス1812ではパスワード1812aの照合を行わない等により、信頼性を向上させる。
The state 1812b holds the use state of the
照合()1812cは、登録ユーザクラス1811から呼び出され、パスワードの照合を行う。具体的には、登録ユーザクラス1811から呼び出され、かつ引数としてパスワードを受け取った場合、引数として受け取ったパスワードが、保持するパスワード1812aと一致するか否か照合を行い、その結果を登録ユーザクラス1811に送信する。なお、照合が行われている間は、状態712cは‘照合中’となる。そして照合が行われた結果を登録ユーザクラス1811に出力することで、ログイン要求を行った利用者の認証が可能となる。
The verification () 1812 c is called from the registered
編集()1812dは、認証名簿クラス711から登録ユーザクラス1811を介して呼び出され、秘密情報オブジェクト1812Aが保持する属性の編集を行う。具体的には登録ユーザクラス1811から呼び出され、且つ引数としてパスワードを受け取った場合、属性として保持するパスワード1812aを編集する。なお、編集が行われている間は、状態712cは‘編集中’となる。これにより必要に応じて利用者のパスワード712bを変更することが可能となる。
Edit () 1812 d is called from the
なお、本実施の形態においては秘密情報クラス1812が保持する属性としてパスワード1812a及び状態1812bとしたが、例えば住所や電話番号など漏洩を防止したい情報であれば秘密情報クラス1812の属性として保持して良い。
In this embodiment, the
次に、図18に示した各クラス間の関係について説明する。なお、第1の実施の形態で説明した各クラス間の関係と同様の関係であるものについては説明を省略する。 Next, the relationship between the classes shown in FIG. 18 will be described. In addition, description is abbreviate | omitted about the thing similar to the relationship between each class demonstrated in 1st Embodiment.
登録ユーザクラス1811と秘密情報クラス1812との関係について説明する。登録ユーザクラス1811は、登録された利用者の情報を管理しているものである。そして秘密情報クラス1812は、登録された利用者の漏洩を防止する必要がある情報を管理している者である。このため、登録ユーザクラス1811は、秘密情報クラス1812からみると保有者としての役割を有しており、一方、秘密情報クラス1812は、登録ユーザクラス1811からみると保有物としての役割を有している。
The relationship between the registered
また、秘密情報クラス1812が保持している情報は、利用者毎に設定されるものであるため、登録ユーザクラス712と秘密情報クラス1812とは1対1の関係を有する。
Further, since the information held by the secret information class 1812 is set for each user, the registered
次に、図18に示した各クラスの操作の実行手順について例をあげて説明する。図19は、認証管理部211bが利用者からのログインの要求を受け付けた際の操作の実行手順を示すUMLシーケンス図である。
Next, an example of the execution procedure of each class operation shown in FIG. 18 will be described. FIG. 19 is a UML sequence diagram illustrating an operation execution procedure when the
図19に示すように、まずは第1の実施の形態に係る図13のステップS1301〜S1304と同様にして操作系サブシステム201がアカウント名及びパスワードを受け付けてから、照合()1811aにより登録ユーザオブジェクト1811Aを呼び出すまでの処理を行う(ステップS1901〜ステップS1904)。
As shown in FIG. 19, first, in the same manner as steps S1301 to S1304 of FIG. 13 according to the first embodiment, after the
そして、照合()712dより引数として受け取ったアカウント名と登録ユーザオブジェクト1811Aが保持するアカウント名712aの照合を行う(S1905)。照合で一致しなかった場合は、ログインが要求された利用者は登録されていない旨を認証名簿オブジェクト711Aに送信し、受信した認証名簿オブジェクト711Aは許可証オブジェクト721Aを生成できないと判断し(ステップS1908)、実行系サブシステム203に認証失敗した旨出力し、終了する。
Then, the account name received as an argument from the collation () 712d is collated with the
次にアカウント名の照合で一致した場合は、登録ユーザオブジェクト1811Aが秘密情報オブジェクト1812Aを生成するとともに、受け取ったパスワードを引数とし、秘密情報オブジェクト1812Aの照合()1812cを呼び出す(ステップS1906)。
If the account names match, the registered
そして、照合()1812cより引数として受け取ったパスワードと秘密情報オブジェクト1812Aが保持するパスワード1812aの照合を行う(S1907)。照合で一致しなかった場合は、登録ユーザに対して不正ログインを要求した旨を認証名簿オブジェクト711Aに送信し、受信した認証名簿オブジェクト711Aは許可証オブジェクト721Aを生成できないと判断する(ステップS1908)。そして認証名簿オブジェクト711Aは、実行系サブシステム203に認証失敗した旨を出力して終了する。なお、照合が終了し次第、登録ユーザオブジェクト1811Aが秘密情報オブジェクト1812AをRAM12b上から削除する。
Then, the password received as an argument from the collation () 1812c is collated with the
パスワードの照合で一致した場合は、その旨を認証名簿オブジェクト711Aに送信する。受信した認証名簿オブジェクト711Aは許可証オブジェクト721Aを生成すると判断する(ステップS1908)。
If the passwords match, the fact is transmitted to the authentication
そして、第1の実施の形態に係る図13のステップS1307〜S1308と同様にして許可証オブジェクト721Aを生成し、生成した許可証オブジェクト721Aが関連づけを行う(ステップS1909〜ステップS1910)。
Then, a
上記のシーケンス図で示したように、本実施の形態では、利用者の照合を行うにあたり、認証名簿クラス711と、登録ユーザクラス1511と、許可証クラス1521と、利用権限シートクラス1531から構成され、各クラスから生成されたオブジェクトでログイン要求から照合を行い、照合された利用者に対応付けられた許可証を発行することで、第1の実施の形態の図13で示したシーケンス図の流れと同様の効果を奏する。また、照合が終了し次第、秘密情報オブジェクト1812Aを削除することでパスワード等の秘密情報の漏洩を防止することができる。
As shown in the above sequence diagram, in the present embodiment, when collating users, the authentication
また、認証管理部211が利用者から所定の機能の実行の要求を受け付けた際の操作は第1の実施の形態の図17で示した実行手順と同様であるため、省略する。
The operation when the
また、本実施の形態にかかる認証管理部211bは、第1の実施の形態にかかる認証管理部211と同様の効果を奏すると共に、さらに利用者から所定の機能の実行の要求を受け付けた際に登録ユーザオブジェクト1511AがRAM12b上に展開されるが、秘密情報オブジェクト1812Aは生成されないためRAM12b上に展開されないこととなり、パスワード1812a等の秘密を保持すべき情報の漏洩を防止することが可能となる。
Further, the
以上のように、本発明にかかる画像処理装置、利用者認証方法及び利用者認証プログラムは、利用者の認証に有用であり、特に、認証が行われた後に生成される認証証明手段を用いて利用者が実行を要求したアプリケーションを使用できるか否か判断する技術に適している。 As described above, the image processing apparatus, the user authentication method, and the user authentication program according to the present invention are useful for user authentication, and in particular, using an authentication certification unit generated after authentication is performed. It is suitable for a technique for determining whether or not an application requested by a user can be used.
1 複合機
10 コントローラ
11 CPU
12 システムメモリ(MEM−P)
12a ROM
12b RAM
13 ノースブリッジ(NB)
14 サウスブリッジ(SB)
15 AGPバス
16 ASIC
17 ローカルメモリ(MEM−C)
18 ハードディスクドライブ(HDD)
20 キーボード
30 FCU
40 USB
50 IEEE1394インターフェース
60 エンジン部
100 ソフトウェア
101、101A アプリケーション層
102 サービス層
102a スキャナ制御部
102b プロッタ制御部
102c 蓄積制御部
102d 配信/メール送受信制御部
102e FAX送受信制御部
102f ネットワーク通信制御部
102g その他の制御部
103 オペレーティングシステム
110 統合アプリケーション
121 コピーアプリケーション
122 スキャナアプリケーション
123 ファックスアプリケーション
124 プリンタアプリケーション
150 ハードウェア
151 ハードウェアリソース
151a スキャナ
151b プロッタ
151c HDD
151d ネットワーク
151e その他のリソース
201 操作系サブシステム
202 管理系サブシステム
203 実行系サブシステム
211、211a、211b 認証管理部
400 操作パネル
401 初期設定キー
402 コピーキー
403 コピーサーバーキー
404 プリンタキー
405 送信キー
406 テンキー
407 クリア/ストップキー
408 スタートキー
409 予熱キー
410 リセットキー
420 液晶タッチパネル
710 利用者管理部
711 認証名簿クラス
711a 変更()
711b 認証要求()
711c 利用可否確認()
711A 認証名簿オブジェクト
712、1511、1811 登録ユーザクラス
712a アカウント名
712b パスワード
712c 状態
712d、1811a 照合()
712e 編集()
712f 利用可否確認()
712A、1511A、1811A 登録ユーザオブジェクト
720 認証証明部
721、1521 許可証クラス
721a 許可番号
721b、1521b 利用可否確認()
721A、1521A 許可証オブジェクト
730 機能制限部
731、1531 利用権限シートクラス
731a ロール
731b 制限機能一覧
731c 状態
731d 利用可否判断()
731e 編集()
731A、1531A 利用権限シートオブジェクト
732 アクセスロール台帳クラス
732a ロールと制約の対応
732b 状態
732c 確認()
732d 編集()
732A アクセスロール台帳オブジェクト
902 ‘ログイン’ボタン
1101 機能制限警告ウィンドウ
1521a アカウント名
1812 秘密情報クラス
1812a パスワード
1812b 状態
1812c 照合
1812d 編集
1812A 秘密情報オブジェクト
2001 サービス層分離前アプリケーション
2002 サービス層分離後アプリケーション
2003 共通ルーチン分離アプリケーション
2004 オブジェクト指向アプリケーション
1
12 System memory (MEM-P)
12a ROM
12b RAM
13 North Bridge (NB)
14 South Bridge (SB)
15
17 Local memory (MEM-C)
18 Hard disk drive (HDD)
20
40 USB
50
711b Authentication request ()
711c Check availability ()
711A
712e edit ()
712f Check availability ()
712A, 1511A, 1811A
721A, 1521A Permit object 730
731e Edit ()
731A, 1531A Usage
732d edit ()
732A Access role ledger object 902 'Login'
Claims (17)
自装置を使用可能な利用者を示す利用者情報を管理し、入力手段から利用者が前記使用可能な利用者であるか否かの認証要求を受け付け、前記利用者情報に基づいて前記利用者の認証を行う利用者管理手段と、
前記利用者が前記利用者管理手段で認証された利用者であることの証明となる許可証であって、前記認証要求を行った入力手段と対応付けられている許可証を発行する認証証明手段と、
前記アプリケーション毎に実行可能な利用者を示す利用者機能対応情報を管理し、前記許可証が発行された利用者が画像処理の実行で連携する所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの確認要求を前記許可証から受け付け、前記利用者機能対応情報に基づいて前記利用者が前記所定のアプリケーションを実行可能であるか否かを確認する機能制限手段と、
を備え、
前記許可証は、前記該許可証が発行された利用者が画像処理の実行で連携する所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの確認要求を、該許可証に対応付けられた前記入力手段から受け付けて前記機能制限手段に出力し、
前記認証証明手段は、前記機能制限手段での確認結果に基づいて前記利用者が前記所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの判断結果を前記所定のアプリケーションに出力することを特徴とする画像処理装置。 An image processing apparatus in which a plurality of applications cooperate to execute image processing ,
Manages user information indicating a user who can use the device, receives an authentication request as to whether or not the user is the usable user from the input means, and the user based on the user information User management means for authenticating
Authentication certificate before SL user a license to be a proof of the authenticated user in the user management unit, issuing a permit which is associated with the input means performing the authentication request Means,
Manage User function correspondence information indicating the user executable for each of the application, the license is issuer confirm whether it is possible to execute a predetermined application to work in the execution of the image processing A function restriction unit that accepts a request from the permit, and confirms whether the user can execute the predetermined application based on the user function correspondence information;
With
The permit is the input means associated with the permit for confirming whether or not the user to whom the permit has been issued can execute a predetermined application that cooperates in the execution of image processing. And output to the function restriction means,
The authentication certification unit outputs to the predetermined application a determination result as to whether or not the user can execute the predetermined application based on a confirmation result of the function limiting unit. Processing equipment.
前記入力手段から前記利用者情報の編集、又は利用者が前記使用可能な利用者であるか否かの認証要求を受け付ける認証名簿手段と、
前記利用者情報を管理し、前記利用者情報の編集、又は前記利用者情報に基づいて前記利用者の認証を行う登録ユーザ手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 The user management means includes
An authentication name list means for accepting an edit request of the user information from the input means or an authentication request as to whether or not the user is the usable user;
Registered user means for managing the user information and editing the user information or authenticating the user based on the user information;
The image processing apparatus according to claim 1, further comprising:
前記利用者管理手段が備えた前記認証名簿手段は、前記入力手段から前記利用者秘密情報を用いた処理要求を受け付けることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 The user management means manages user secret information indicating the user's secret information, and when receiving a process using the user secret information, the secret information for performing the process using the user secret information Means further comprising
The image processing apparatus according to claim 2, wherein the authentication list unit included in the user management unit receives a processing request using the user secret information from the input unit.
前記認証証明手段は、前記機能制限手段から前記登録ユーザ手段を介して前記機能制限手段での確認結果を受け取ることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の画像処理装置。 The function restricting means can execute a predetermined application that cooperates to execute predetermined image processing by a user whose permit information is issued by the authentication certification means from the authentication certification means via the registered user means. Accepting a request for confirmation of whether or not
The image processing apparatus according to claim 2, wherein the authentication certification unit receives a confirmation result from the function restriction unit via the registered user unit from the function restriction unit.
前記認証証明手段は、前記機能制限手段から直接的に前記機能制限手段での確認結果を受け取ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像処理装置。 The function restricting means is a user who can execute a predetermined application in cooperation with a user whose permit information is issued by the authentication proving means directly from the authentication proving means to execute predetermined image processing. Accepts a request to check if
The image processing apparatus according to claim 1, wherein the authentication certification unit receives a confirmation result of the function restriction unit directly from the function restriction unit.
前記認証証明手段は、同一の前記利用者が前記利用者管理手段で認証された利用者であることの証明となる許可証情報を前記入力手段毎に発行することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像処理装置。 The user management means receives an authentication request as to whether or not the same user is the usable user from a plurality of input means, and authenticates the same user based on the user information. For each of the plurality of input means,
The said authentication certification | authentication means issues the permit information used as the proof that the same said user is the user who was authenticated by the said user management means for every said input means, The said 1st aspect is characterized by the above-mentioned. 8. The image processing apparatus according to any one of 7.
利用者管理手段が、自装置を使用可能な利用者を示す利用者情報を管理し、入力手段から利用者が前記使用可能な利用者であるか否かの認証要求を受け付け、前記利用者情報に基づいて前記利用者の認証を行う利用者管理ステップと、
認証証明手段が、前記利用者が前記利用者管理ステップで認証された利用者であることの証明となる許可証であって、前記認証要求を行った入力手段と対応付けられている許可証を発行する認証証明ステップと、
機能制限手段が、前記アプリケーション毎に実行可能な利用者を示す利用者機能対応情報を管理し、前記許可証が発行された利用者が画像処理の実行で連携する所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの確認要求を前記許可証から受け付け、前記利用者機能対応情報に基づいて前記利用者が前記所定のアプリケーションを実行可能であるか否かを確認する機能制限ステップと、
前記機能制限ステップにおいて、前記許可証が、該許可証が発行された利用者が画像処理の実行で連携する所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの確認要求を行う際には、該許可証に対応付けられた前記入力手段から受け付けて前記機能制限手段に出力する許可証ステップと、
前記認証証明手段が、前記機能制限ステップでの確認結果に基づいて前記利用者が前記所定のアプリケーションを実行可能であるか否かの判断結果を前記所定のアプリケーションに出力する出力ステップと、
を有することを特徴とする利用者認証方法。 A user authentication method executed by an image processing apparatus in which a plurality of applications cooperate to execute image processing ,
User management means manages user information indicating a user who can use the device, receives an authentication request as to whether the user is the usable user from the input means, and receives the user information. A user management step for authenticating the user based on:
Authentication credentials means, a permit the previous SL user is proof of the user authenticated by the user management step, the authentication request a permit which is associated with input means went An authentication certification step for issuing
The function restriction unit manages user function correspondence information indicating a user that can be executed for each application , and a user to whom the permit is issued can execute a predetermined application that cooperates in executing image processing. or accepted whether or not a confirmation request from the license, the function restriction steps of the user based on the user function corresponding information to confirm whether it can execute the predetermined application,
In the function restriction step, when the permit issues a confirmation request as to whether or not the user to whom the permit has been issued can execute a predetermined application linked with the execution of image processing, A permit step for receiving from the input means associated with the certificate and outputting to the function restriction means;
It said authentication proof means, and an output step of the user based on the check result of the previous SL function restriction step outputs a determination result whether it is capable of executing the predetermined application to the predetermined application,
User authentication method characterized by having a.
認証名簿手段が、前記入力手段から前記利用者情報の編集、又は利用者が前記使用可能な利用者であるか否かの認証要求を受け付ける認証名簿ステップと、
登録ユーザ手段が、前記利用者情報を管理し、前記利用者情報の編集、又は前記利用者情報に基づいて前記利用者の認証を行う登録ユーザステップと、
を有したことを特徴とする請求項10に記載の利用者認証方法。 In the user management step,
An authentication list step for accepting an authentication request as to whether the authentication list means is editing the user information from the input means or whether the user is the usable user;
A registered user means for managing the user information, editing the user information, or authenticating the user based on the user information;
The user authentication method according to claim 10, further comprising:
前記利用者管理ステップが有した前記認証名簿ステップは、前記入力手段から前記利用者秘密情報を用いた処理要求を受け付けることを特徴とする請求項11に記載の利用者認証方法。 The user management step manages the user secret information indicating the user secret information, and when receiving the process using the user secret information, the secret information for performing the process using the user secret information Further comprising a step,
12. The user authentication method according to claim 11, wherein the authentication list step included in the user management step accepts a processing request using the user secret information from the input means.
前記認証証明ステップは、前記機能制限手段から前記登録ユーザ手段を介して前記機能制限手段での確認結果を受け取ることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載の利用者認証方法。 In the function restriction step, a user whose permit information is issued by the authentication certification means from the authentication certification means via the registered user means can execute a predetermined application that cooperates to execute image processing. Accepts a request to confirm whether or not
14. The user authentication method according to claim 11, wherein the authentication certification step receives a confirmation result in the function restriction unit from the function restriction unit via the registered user unit. .
前記認証証明ステップは、同一の前記利用者が前記利用者管理ステップで認証された利用者であることの証明となる許可証情報を前記入力手段毎に発行することを特徴とする請求項15に記載の利用者認証方法。 The user management step accepts an authentication request as to whether or not the same user is the usable user from a plurality of input means, and authenticates the same user based on the user information. For each of the plurality of input means,
16. The authentication certification step issues license information for proof that the same user is a user authenticated in the user management step for each of the input means. The user authentication method described.
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