JP4726135B2 - Fluid handling equipment - Google Patents
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Description
この発明は、流路と流路の連絡部において液・液界面を形成し、このような連絡部を複数形成することによって連絡部間において微量な液体を計り取ったり、また、計り取った液体を電気泳動させる流体取扱装置に関するものである。 The present invention forms a liquid-liquid interface in the communication part between the flow paths and the flow path, and by measuring a plurality of such communication parts, a trace amount of liquid is measured between the communication parts, or the measured liquid The present invention relates to a fluid handling device for performing electrophoresis.
従来から、生体中のタンパク質、核酸等の分析対象物を含有する微量な液体を流路内において計り取り、その微量な液体を流路内において電気泳動させて、液体中の分析対象物を流路途中に配置した測定装置によって検出して分析するように構成した流体取扱装置が開発されている。 Conventionally, a minute amount of liquid containing an analyte such as protein and nucleic acid in a living body is measured in the flow path, and the minute amount of liquid is electrophoresed in the flow path to flow the analyte in the liquid. A fluid handling device has been developed that is configured to be detected and analyzed by a measuring device disposed in the middle of the road.
(第1従来例)
図12は、このような流体取扱装置の第1従来例を示すものである。この図12に示す従来の流体取扱装置100は、ガス透過性の高い材料であるPDMS(ポリジメチルシロキサン)で形成されており、分析対象物(タンパク質、核酸、DNA等)を含有する液体の試料を電気泳動させるための直線状の第1流路101と、この第1流路101の途中に直交するように接続された試料導入路としての第2流路102とが形成されており、第1流路101の両端部及び第2流路102の端部のそれぞれにポート103,104,105が形成されている。また、この流体取扱装置100の第1流路101は、流路断面積を急激に絞って液体を堰き止めるストップバルブ106a,106bが一対形成されており、このストップバルブ106a,106b間で且つ電気泳動方向上流側(図12の左側)のストップバルブ106a近傍に第2流路102が接続されている(図12(a)参照)。
(First conventional example)
FIG. 12 shows a first conventional example of such a fluid handling apparatus. The conventional
このように構成された流体取扱装置100は、真空装置107内に収容されることによって、第1流路101及び第2流路102内のガスを含む液体取扱装置100内のガスが脱気され、第1及び第2流路101,102内が真空状態になった後(図12(b)参照)、第2流路102の端部に位置するポート105にDNAを含有する液体状の試料110が滴下され、第1流路101の両端部の各ポート103,104にポリマー溶液111,112が滴下されると(図12(c)参照)、試料110が第2流路102を介して一対のストップバルブ106a,106b間の第1流路101内に負圧で吸引され(導入され)、ポリマー溶液111がポート103とストップバルブ106a間の第1流路101内に負圧で吸引され(導入され)、更に、ポリマー溶液112がポート104とストップバルブ106b間の第1流路101内に負圧で吸引されて、第1流路101がポリマー溶液111,112と試料110とで満たされることになる(図12(d)参照)。
The
ここで、流体取扱装置100は、第1流路101の一対のストップバルブ106a,106b間における流路容積を所望の大きさになるように設定すれば、試料110を所望量だけ計り取ることができる。そして、第1流路101の両端部のポート103,104及び第2流路102の端部のポート105に電極を配置して、第1流路101及び第2流路102内の液体(ポリマー溶液111,112、試料110)に電圧を印加し、第2流路102内の分析対象物をポート105側に戻す(図12(e),(f)参照)と共に、第1流路101内の試料110中の分析対象物を図中右側のストップバルブ106bを越えて第1流路101を図中右側方向(D方向)に電気泳動させて、ストップバルブ106bとポート104間に位置する測定装置によってストップバルブ106a,106b間の所定量の分析対象物のみを正確に分析することが可能になる(非特許文献1参照)。
Here, the
(第2従来例)
また、図13は、流体取扱装置の第2従来例を示すものである。この図13(a)に示す第2従来例に係る流体取扱装置200は、平行に並ぶ流路Aと流路Bを接続する流路Cと流路Dとを有し、流路A,B,Cに比較して急激に流路断面積を絞った流路Dにガス抜き用の流路Eが接続されている。これら流路A〜Eのうち、流路Dが濡れにくい(毛管斥力が生じやすい)流路壁面になっており、液体が流路D内を毛管現象で移動できないようになっている。一方、流路A及び流路Cは、濡れやすい(毛管現象が生じやすい)流路壁面になっており、流路Cの流路断面積が流路Aの流路断面積よりも小さくなっている。
(Second conventional example)
FIG. 13 shows a second conventional example of the fluid handling apparatus. The
その結果、この流体取扱装置200の流路Aに液状の試料201を導入すると、流路A内の試料が毛管現象によって流路C内に引き込まれることになるが、流路C内に流入した試料201は流路Dによって堰き止められ、流路C内に所定量の試料201が計り取られることになる(図13(b)参照)。なお、流路B内には試料201内の分析対象物を電気泳動させるためのポリマー溶液202が充填されているため、流路C内にガスが封じ込められていると、流路A内の試料201を毛管現象で流路C内に導入することができなくなる。したがって、流路Aの試料201を流路C内に導入する際には、流路Eを開き、流路C内のガスを流路Eを介して外部へ放出するようになっている。
As a result, when the
このような状態において、流路Cの試料201が流路Dから流路B側に流出しない程度の第1段階の圧力(ガス圧)を流路Aに作用させ、流路A内の試料201を流路Cとの接続部よりも下流側(図中右側)に移動させ、流路C内に所望量の試料201を計り取る(図13(c)参照)。その後、流路A及び流路Cに第1段階の圧力よりも高い圧力で且つ流路C内の試料201が流路Dを通過して流路B側に流出する程度の第2段階の圧力(ガス圧)を作用させる。その結果、流路C内の試料201が流路Dを介して流路B内に移動する(図13(d)参照)。なお、流路C内の試料201を流路Dを介して流路B側に移動させる際に、ガス抜き用の流路Eが閉じられるようになっている。
In such a state, the first stage pressure (gas pressure) is applied to the flow channel A so that the
そして、流路Bの両端に電圧を作用させ、流路Cから流路Dを介して流路Bに導入された試料201の分析対象物を電気泳動させるようになっている(特許文献1)
(第3従来例)
また、タンパク質や核酸等の試料の分析において、分析に要する極微量の試料を正確に計り取って定量的に分析することが可能な流体取扱装置(電気泳動用チップ)が開発されている。このような流体取扱装置は、気体制御装置を併用して流路内にガスが残留しないように制御することによって、電気泳動用の流路中に緩衝液と液液界面で接触する試料片を形成することができる。(特許文献2)
(Third conventional example)
In addition, in the analysis of samples such as proteins and nucleic acids, a fluid handling device (electrophoresis chip) capable of accurately measuring and quantitatively analyzing a very small amount of sample required for analysis has been developed. In such a fluid handling device, by using a gas control device in combination so that no gas remains in the flow channel, the sample piece that contacts the buffer solution and the liquid-liquid interface is placed in the flow channel for electrophoresis. Can be formed. (Patent Document 2)
しかしながら、第1従来例の流体取扱装置100は、真空装置107内において流路(第1及び第2流路101,102)内のガスを脱気する必要があるため、装置が大がかりになると共に、作業前処理時間(試料の分析作業を開始するまでの準備作業時間)が長時間を要するという問題を有していた。
However, since the
また、第2従来例の流体取扱装置200は、流路C内の試料201を流路Dを介して流路Bに移動させる際に、流路Eを閉じるようになっているため、流路D内に残留するガスが試料201と共に流路B内に混入し、試料201の円滑な電気泳動を害する虞がある。また、この第2従来例の流体取扱装置200は、流路Aに二段階の圧力を加える必要があり、操作が煩雑になるとともに、流路Aに加圧手段を接続しなければならないため、装置構造の複雑化と、加圧手段等を含めた構造全体の大型化を招くことになる。
Further, the
また、第3従来例の流体取扱装置は、装置内のガスを脱気するには気体制御装置による正圧・負圧の圧力操作が必要となるため、操作が煩雑になると共に、気体制御装置を含めた装置全体の構造が複雑で且つ大型化を招くといった、第2従来例と同様の課題を有している。 Further, in the fluid handling device of the third conventional example, in order to degas the gas in the device, positive / negative pressure operations by the gas control device are required, so that the operation becomes complicated and the gas control device The structure of the entire apparatus including the above is complicated and has the same problem as that of the second conventional example, which increases the size.
そこで、本発明は、簡単且つコンパクトな構造でもって、ガスの混入がなく、外部からの意図的な圧力操作を必要とせずに短時間で所定量の試料の計り取り及び円滑な電気泳動による分析が可能となる流体取扱装置を提供することを目的としている。 Therefore, the present invention has a simple and compact structure, does not contain gas, and does not require an intentional pressure operation from the outside. An object of the present invention is to provide a fluid handling device capable of achieving the above.
請求項1の発明に係る流体取扱装置は、毛管現象により第1の流体が移動可能な第1の主流路と、毛管現象により第2の流体が移動可能な第2の主流路と、毛管現象により第3の流体が移動可能な第3の主流路と、前記第1の主流路、前記第2の主流路及び外部環境を連絡する第1の連絡部と、前記第1の主流路、前記第3の主流路及び前記外部環境を連絡する第2の連絡部とを含んでいる。このうち、前記第1の連絡部は、(1)毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第1の副流路と、(2)毛管現象により前記第2の流体が移動可能に形成され、前記第2の主流路と前記外部環境とを連絡する第2の副流路と、(3)前記第1の主流路の断面積及び前記第2の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体又は前記第2の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第2の主流路とを連絡する第3の副流路とを有している。また、前記第2の連絡部は、(1)毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第4の副流路と、(2)毛管現象により前記第3の流体が移動可能に形成され、前記第3の主流路と前記外部環境とを連絡する第5の副流路と、(3)前記第1の主流路の断面積及び前記第3の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体又は前記第3の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第3の主流路とを連絡する第6の副流路とを有している。また、本発明は、前記第1の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記1の連絡部に向かって前記第2の主流路を移動する前記第2の流体とが前記第1の連絡部において界面を形成し、前記第2の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記第2の連絡部に向かって前記第3の主流路を移動する前記第3の流体とが前記第2の連絡部において界面を形成するようになっている。そして、本発明は、前記第1の連絡部と前記第2の連絡部との間で前記第1の流体が計量されることを特徴としている。 The fluid handling device according to the first aspect of the present invention includes a first main channel through which a first fluid can move by capillary action, a second main channel through which a second fluid can move by capillary action, and a capillary phenomenon. A third main channel through which a third fluid can move, a first communication unit that communicates the first main channel, the second main channel, and the external environment, the first main channel, A third main flow path and a second communication part for communicating the external environment. Among these, the first connecting part is (1) a first sub-flow path that is formed so that the first fluid can move by capillary action, and connects the first main flow path and the external environment. (2) a second sub-flow path formed so that the second fluid can move by capillary action and connects the second main flow path and the external environment; and (3) the first main flow path. And a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of the second main flow path, and the first fluid or the second fluid is movably formed by capillary action, and the first main flow path and A third sub-flow channel communicating with the second main flow channel. In addition, the second communication part is (1) a fourth sub-channel that is formed so that the first fluid can move by capillary action and communicates the first main channel and the external environment; (2) a fifth sub-channel formed so that the third fluid can move by capillary action, and communicates the third main channel and the external environment; and (3) the first main channel A cross-sectional area that is smaller than a cross-sectional area of the third main flow path, and the first fluid or the third fluid is movably formed by capillary action; And a sixth sub-flow channel communicating with the third main flow channel. Further, the present invention provides the first fluid that moves in the first main channel toward the first connecting portion and the second fluid that moves in the second main channel toward the first connecting portion. Form an interface in the first communication part, and move toward the second communication part toward the second communication part and the first fluid moving toward the second communication part. The third fluid moving in the third main flow path forms an interface at the second connecting portion. The present invention is characterized in that the first fluid is measured between the first connecting portion and the second connecting portion.
請求項2の発明に係る流体取扱装置は、毛管現象により第1の流体が移動可能な第1の主流路と、毛管現象により第2の流体が移動可能な第2の主流路と、毛管現象により第3の流体が移動可能な第3の主流路と、前記第1の主流路、前記第2の主流路及び外部環境を連絡する第1の連絡部と、前記第1の主流路、前記第3の主流路及び前記外部環境を連絡する第2の連絡部とを含んでいる。このうち、前記第1の連絡部は、(1)毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第1の副流路と、(2)毛管現象により前記第2の流体が移動可能に形成され、前記第2の主流路と前記外部環境とを連絡する第2の副流路と、(3)前記第1の主流路の断面積及び前記第2の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体及び/又は前記第2の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第2の主流路と前記外部環境とを連絡する第3の副流路とを有している。また、前記第2の連絡部は、(1)毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第4の副流路と、(2)毛管現象により前記第3の流体が移動可能に形成され、前記第3の主流路と前記外部環境とを連絡する第5の副流路と、(3)前記第1の主流路の断面積及び前記第3の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体又は前記第3の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第3の主流路とを連絡する第6の副流路とを有している。また、本発明は、前記第1の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記1の連絡部に向かって前記第2の主流路を移動する前記第2の流体とが前記第1の連絡部において界面を形成し、前記第2の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記第2の連絡部に向かって前記第3の主流路を移動する前記第3の流体とが前記第2の連絡部において界面を形成するようになっている。そして、本発明は、前記第1の連結部と前記第2の連結部との間で前記第1の流体が計量されることを特徴としている。 A fluid handling apparatus according to a second aspect of the present invention includes a first main channel through which a first fluid can move by capillary action, a second main channel through which a second fluid can move by capillary action, and a capillary phenomenon. A third main channel through which a third fluid can move, a first communication unit that communicates the first main channel, the second main channel, and the external environment, the first main channel, A third main flow path and a second communication part for communicating the external environment. Among these, the first connecting part is (1) a first sub-flow path that is formed so that the first fluid can move by capillary action, and connects the first main flow path and the external environment. (2) a second sub-flow path formed so that the second fluid can move by capillary action and connects the second main flow path and the external environment; and (3) the first main flow path. And a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of the second main flow path, the first fluid and / or the second fluid are movably formed by capillary action, and the first main flow And a third sub-flow path that communicates the path, the second main flow path, and the external environment. In addition, the second communication part is (1) a fourth sub-channel that is formed so that the first fluid can move by capillary action and communicates the first main channel and the external environment; (2) a fifth sub-channel formed so that the third fluid can move by capillary action, and communicates the third main channel and the external environment; and (3) the first main channel A cross-sectional area that is smaller than a cross-sectional area of the third main flow path, and the first fluid or the third fluid is movably formed by capillary action; And a sixth sub-flow channel communicating with the third main flow channel. Further, the present invention provides the first fluid that moves in the first main channel toward the first connecting portion and the second fluid that moves in the second main channel toward the first connecting portion. Form an interface in the first communication part, and move toward the second communication part toward the second communication part and the first fluid moving toward the second communication part. The third fluid moving in the third main flow path forms an interface at the second connecting portion. The present invention is characterized in that the first fluid is measured between the first connecting portion and the second connecting portion.
請求項3の発明に係る流体取扱装置は、毛管現象により第1の流体が移動可能な第1の主流路と、毛管現象により第2の流体が移動可能な第2の主流路と、毛管現象により第3の流体が移動可能な第3の主流路と、前記第1の主流路、前記第2の主流路及び外部環境を連絡する第1の連絡部と、前記第1の主流路、前記第3の主流路及び前記外部環境を連絡する第2の連絡部とを含んでいる。このうち、前記第1の連絡部は、(1)毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第1の副流路と、(2)毛管現象により前記第2の流体が移動可能に形成され、前記第2の主流路と前記外部環境とを連絡する第2の副流路と、(3)前記第1の主流路の断面積及び前記第2の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体及び/又は前記第2の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第2の主流路と前記外部環境とを連絡する第3の副流路とを有している。また、前記第2の連絡部は、(1)毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第4の副流路と、(2)毛管現象により前記第3の流体が移動可能に形成され、前記第3の主流路と前記外部環境とを連絡する第5の副流路と、(3)前記第1の主流路の断面積及び前記第3の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体及び/又は前記第3の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第3の主流路と前記外部環境とを連絡する第6の副流路とを有している。また、本発明は、前記第1の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記1の連絡部に向かって前記第2の主流路を移動する前記第2の流体とが前記第1の連絡部において界面を形成し、前記第2の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記第2の連絡部に向かって前記第3の主流路を移動する前記第3の流体とが前記第2の連絡部において界面を形成するようになっている。そして、本発明は、前記第1の連結部と前記第2の連結部との間で前記第1の流体が計量されることを特徴としている。 According to a third aspect of the present invention, there is provided a fluid handling apparatus including: a first main channel through which a first fluid can move by capillary action; a second main channel through which a second fluid can move by capillary action; and a capillary phenomenon. A third main channel through which a third fluid can move, a first communication unit that communicates the first main channel, the second main channel, and the external environment, the first main channel, A third main flow path and a second communication part for communicating the external environment. Among these, the first connecting part is (1) a first sub-flow path that is formed so that the first fluid can move by capillary action, and connects the first main flow path and the external environment. (2) a second sub-flow path formed so that the second fluid can move by capillary action and connects the second main flow path and the external environment; and (3) the first main flow path. And a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of the second main flow path, the first fluid and / or the second fluid are movably formed by capillary action, and the first main flow And a third sub-flow path that communicates the path, the second main flow path, and the external environment. In addition, the second communication part is (1) a fourth sub-channel that is formed so that the first fluid can move by capillary action and communicates the first main channel and the external environment; (2) a fifth sub-channel formed so that the third fluid can move by capillary action, and communicates the third main channel and the external environment; and (3) the first main channel The first main flow path has a cross-sectional area smaller than a cross-sectional area of the third main flow path, and the first fluid and / or the third fluid is movably formed by capillary action. And a sixth sub-channel that communicates the third main channel and the external environment. Further, the present invention provides the first fluid that moves in the first main channel toward the first connecting portion and the second fluid that moves in the second main channel toward the first connecting portion. Form an interface in the first communication part, and move toward the second communication part toward the second communication part and the first fluid moving toward the second communication part. The third fluid moving in the third main flow path forms an interface at the second connecting portion. The present invention is characterized in that the first fluid is measured between the first connecting portion and the second connecting portion.
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載された流体取扱装置において、前記第1の主流路には、前記第1の流体を前記第1の主流路に導入するための第1のポートが形成され、前記第2の主流路には、前記第2の流体を前記第2の主流路に導入するための第2のポートが形成され、前記第3の主流路には、前記第3の流体を前記第3の主流路に導入するための第3のポートが形成されていることを特徴としている。 According to a fourth aspect of the present invention, in the fluid handling apparatus according to any one of the first to third aspects, the first fluid is introduced into the first main flow path in the first main flow path. A first port is formed, a second port for introducing the second fluid into the second main channel is formed in the second main channel, and the third main channel is provided in the third main channel. A third port for introducing the third fluid into the third main flow path is formed.
請求項5の発明は、請求項4の発明に係る流体取扱装置において、前記第1のポートが前記第1の連絡部又は前記第2の連絡部の近傍に形成されていることを特徴としている。 According to a fifth aspect of the present invention, in the fluid handling apparatus according to the fourth aspect of the invention, the first port is formed in the vicinity of the first communication portion or the second communication portion. .
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の流体取扱装置において、前記第1のポートが第1の流体導入路を介して前記第1の主流路に接続されており、
前記第1の流体が前記第1の流体導入路側から前記第1の主流路側へ毛管現象により流動できるように形成されたことを特徴としている。
The invention of
The first fluid is formed so as to be able to flow from the first fluid introduction path side to the first main flow path side by capillary action.
請求項7の発明は、請求項4又は5に記載の流体取扱装置において、前記第1のポートが第1の流体導入路を介して前記第1の主流路に接続されている。そして、前記第1の流体導入路の前記第1の主流路側接続部は、前記第1の流体導入路の主部及び前記第1の主流路の流路断面積よりも小さい断面積に形成され、前記第1の流体が前記第1の流体導入路側から前記第1の主流路側へ毛管現象により流動できるように形成されたことを特徴としている。 According to a seventh aspect of the present invention, in the fluid handling device according to the fourth or fifth aspect, the first port is connected to the first main flow path via a first fluid introduction path. The first main flow path side connection portion of the first fluid introduction path is formed with a cross-sectional area smaller than the flow path cross-sectional area of the main part of the first fluid introduction path and the first main flow path. The first fluid is formed so as to be able to flow from the first fluid introduction path side to the first main flow path side by capillary action.
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の流体取扱装置において、前記第2の主流路と前記第3の主流路との間に電位差を付与する電位差付与手段を設け、前記第1の主流路内の第1の流体に含まれる帯電物質を前記第2の主流路又は前記第3の主流路へ電気泳動させることを特徴としている。
The invention of
本発明の流体取扱装置によれば、第1の主流路に導入した第1の流体と第2の主流路に導入した第2流体とが、第1の連絡部において液・液界面を形成し、また、第1の主流路に導入した第1の流体と第3の主流路に導入した第3の流体とが、第2の連絡部において液・液界面を形成し、外部からの意図的な圧力操作を必要とせずに第1の主流路内に第1の流体のみを第1の主流路の容積に応じて所望量だけ簡単に計り取ることができる。したがって、本発明によれば、第1従来例のような真空装置が必要なく、また、第2乃至第3従来例のような圧力操作手段が必要なく、構造が簡単化し、全体構造を小型化することができる。また、本発明によれば、第1従来例のような真空装置によって真空引きする前処理作業が必要なく、また、第2乃至第3従来例のような圧力操作手段によって流路内の圧力を制御する操作が必要なくなるため、電気泳動による流体の分析作業時間を著しく短縮することができる。 According to the fluid handling device of the present invention, the first fluid introduced into the first main channel and the second fluid introduced into the second main channel form a liquid / liquid interface in the first communication portion. The first fluid introduced into the first main flow path and the third fluid introduced into the third main flow path form a liquid / liquid interface in the second connecting portion, and are intentionally applied from the outside. Only the first fluid in the first main flow path can be easily measured by a desired amount in accordance with the volume of the first main flow path without requiring any pressure operation. Therefore, according to the present invention, there is no need for a vacuum device as in the first conventional example, and no pressure operating means as in the second to third conventional examples, the structure is simplified, and the overall structure is reduced in size. can do. Further, according to the present invention, there is no need for a pretreatment operation for evacuation by a vacuum apparatus as in the first conventional example, and the pressure in the flow path is controlled by pressure operating means as in the second to third conventional examples. Since the control operation is not necessary, the analysis work time of the fluid by electrophoresis can be remarkably shortened.
また、本発明の流体取扱装置は、第1の主流路内に第1の流体が導入され、その第1の流体が第1の連絡部に到達すると、第1の主流路内のガスが第1の流体によって押され、そのガスが第1の副流路を介して外部環境に放出されると共に、第3の副流路,第2の主流路及び第2の副流路を介して外部環境に放出される。また、第1の主流路に導入された第1の流体が第2の連絡部に到達すると、第1の主流路内のガスが第1の流体によって押され、そのガスが第4の副流路を介して外部環境に放出されると共に、第6の副流路,第3の主流路及び第5の副流路を介して外部環境に放出される。その後、第2の主流路内に第2の流体が導入されると、第2の主流路内のガスは、毛管現象で移動する第2の流体によって押されて、第2の副流路を介して外部環境に放出される。その結果、第2の主流路内の第2の流体と第3の副流路内の第1の流体は、第1の連絡部において、ガスが残留することなく液・液界面を形成することができる。また、第3の主流路内に第3の流体が導入されると、第3の主流路内のガスは、毛管現象で移動する第3の流体によって押されて、第5の副流路を介して外部環境に放出される。その結果、第3の主流路内の第3の流体と第6の副流路内の第1の流体は、第2の連絡部において、ガスが残留することなく液・液界面を形成することができる。したがって、本発明によれば、第2の主流路と第3の主流路との間に電位差を生じさせて、第1の主流路内の第1の流体を第2の主流路又は第3の主流路に電気泳動させる際に、残留ガスの気泡による電気泳動不良を生じることがなく、電気泳動による第1の流体の分析作業を円滑に且つ正確に行うことができる。 In the fluid handling device of the present invention, when the first fluid is introduced into the first main flow path and the first fluid reaches the first connecting portion, the gas in the first main flow path is changed to the first main flow path. The gas is pushed by one fluid, and the gas is released to the external environment through the first sub-flow channel, and is externally supplied through the third sub-flow channel, the second main flow channel, and the second sub-flow channel. Released into the environment. When the first fluid introduced into the first main channel reaches the second connecting portion, the gas in the first main channel is pushed by the first fluid, and the gas flows into the fourth substream. In addition to being released to the external environment via the path, it is released to the external environment via the sixth sub-flow path, the third main flow path, and the fifth sub-flow path. After that, when the second fluid is introduced into the second main channel, the gas in the second main channel is pushed by the second fluid that moves by capillary action, and passes through the second sub-channel. To the outside environment. As a result, the second fluid in the second main flow channel and the first fluid in the third sub flow channel form a liquid-liquid interface in the first communication portion without any gas remaining. Can do. Further, when the third fluid is introduced into the third main channel, the gas in the third main channel is pushed by the third fluid that moves by capillary action, and passes through the fifth sub-channel. To the outside environment. As a result, the third fluid in the third main flow channel and the first fluid in the sixth sub flow channel form a liquid / liquid interface in the second communication portion without any gas remaining. Can do. Therefore, according to the present invention, a potential difference is generated between the second main flow path and the third main flow path, so that the first fluid in the first main flow path is transferred to the second main flow path or the third main flow path. When electrophoresing in the main flow path, electrophoretic failure due to residual gas bubbles does not occur, and the analysis of the first fluid by electrophoresis can be performed smoothly and accurately.
請求項2及び請求項3の発明において、第1の連絡部における第3の副流路は、第1の主流路と第2の主流路と外部環境とを相互に連通するようになっているため、第1の流体と第2の流体とが第1の連絡部に同時に到達しても、第1の流体と第2の流体とによって押されたガスを外部環境に放出できるため、第1の流体と第2の流体を毛管現象で流動させて、その内部で液・液界面を形成することができる。 In the second and third aspects of the invention, the third sub-flow path in the first connecting portion communicates the first main flow path, the second main flow path, and the external environment. Therefore, even if the first fluid and the second fluid reach the first communication portion at the same time, the gas pushed by the first fluid and the second fluid can be released to the external environment. The fluid and the second fluid can be caused to flow by capillary action to form a liquid / liquid interface therein.
また、請求項3の発明において、第2の連絡部における第6の副流路は、第1の主流路と第3の主流路と外部環境とを相互に連通するようになっているため、第1の流体と第3の流体とが第2の連絡部に同時に到達しても、第1の流体と第3の流体とによって押されたガスを外部環境に放出できるため、第1の流体と第3の流体を毛管現象で流動させて、その内部で液・液界面を形成することができる。
Further, in the invention of
また、請求項1の発明において、第1の連絡部における第3の副流路の第1の主流路側端部又は第2の主流路側端部で第1の流体と第2の流体の液・液界面を形成することができる。 Further, in the first aspect of the invention, the first fluid and the second fluid at the first main flow path side end or the second main flow path side end of the third sub flow path in the first connecting portion A liquid interface can be formed.
また、請求項1,2の発明において、第2の連絡部における第6の副流路の第1の主流路側端部又は第3の主流路側端部で第1の流体と第3の流体の液・液界面を形成することができる。 Further, in the first and second aspects of the invention, the first fluid and the third fluid are mixed at the first main flow path side end or the third main flow path side end of the sixth sub flow path in the second connecting portion. A liquid-liquid interface can be formed.
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る流体取扱装置1を示すものである。この図1において、(a)が流体取扱装置1の平面図であり、(b)が流体取扱装置1の側面図であり、(c)が(a)のA−A線に沿って切断して示す断面図である。この図1に示すように、本実施形態の流体取扱装置1は、平面形状が矩形形状である薄板状の第1部材2と、この第1部材2の裏面3全体を覆うように重ね合わされる薄板状の第2部材4とからなっている。これら第1部材2と第2部材4は、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PC(ポリカーボネート)や紫外線硬化樹脂等の各種樹脂材料、ガラス、セラミック等を使用して形成されている。そして、これら第1部材2と第2部材4は、その重ね合わせ面(第1部材2の裏面3と第2部材4の表面5(図2参照))が密着性の良い平滑面に形成されており、重ね合わせ面を密着させた状態で接着固定、締結固定、クリップ固定等によって分離不能か又は分離可能に一体化されている。なお、本実施形態において、第1部材2及び第2部材4は、薄板状のものを例示したが、これに限られず、立方体であるブロック状のものでもよい。また、第1部材2の裏面3側に重ね合わされる第2部材4は、フィルム状のものでもよい。
[First Embodiment]
FIG. 1 shows a
図2(a)は、第1部材2の裏面図である。この図2(a)に示すように、第1部材2の裏面3側には、その裏面3側に横方向に直線状に延びる第1の溝6と、この第1の溝6の一端側に第1の連絡部7を介して連通する第2の溝8と、第1の溝6の他端側に第2の連絡部10を介して連通する第3の溝11と、第1の連絡部7を介して第1の溝6及び第2の溝8に連通する第1の外部環境連通溝12と、第2の連絡部10を介して第1の溝6及び第3の溝11に連通する第2の外部環境連通溝13と、第1の溝6に連通する試料導入溝14が形成されている。これら第1の溝6、第2の溝8、第3の溝11、第1及び第2の外部環境連通溝12,13、及び試料導入溝14は、いずれも断面形状が四角形状になっており、第1部材2の裏面3側に開口している。そして、試料導入溝14の端部には、第1部材2の表裏に貫通する穴15が形成されている。また、第2の溝8、第3の溝11、第1及び第2の外部環境連通溝12,13の端部には、それぞれ第1部材2の表裏に貫通する穴16,17,18,20が形成されている。
FIG. 2A is a rear view of the
図3は、第1の連絡部7及び第2の連絡部10の詳細を示すものである。この図3に示すように、第1の連絡部7は、第1の溝6,第2の溝8及び第1の外部環境連通溝12の溝断面積よりも小さな溝断面積の第1の副溝21,第2の副溝22及び第3の副溝23が形成されている。このうち、第1の副溝21は、第1の溝6と第1の外部環境連通溝12とを連通するようになっている。また、第2の副溝22は、第2の溝8と第1の外部環境連通溝12とを連通するようになっている。また、第3の副溝23は、第1の溝6と第2の溝8と第1の外部環境連通溝12とを相互に連通するようになっている。また、第2の連絡部10は、第1の溝6,第3の溝11及び第2の外部環境連通溝13の溝断面積よりも小さな溝断面積の第4の副溝24,第5の副溝25及び第6の副溝26が形成されている。このうち、第4の副溝24は、第1の溝6と第2の外部環境連通溝13とを連通するようになっている。また、第5の副溝25は、第3の溝11と第2の外部環境連通溝13とを連通するようになっている。また、第6の副溝26は、第1の溝6と第3の溝11と第2の外部環境連通溝13とを相互に連通するようになっている。そして、これら第1〜第6の副溝21〜26は、溝断面形状が矩形形状であり、第1部材2の裏面3側に開口している。
FIG. 3 shows details of the
図1及び図3に示すように、上述のような第1部材2の裏面3に第2部材4を重ね合わせ、第1の溝6、第2の溝8、第3の溝11、第1〜第2の外部環境連通溝12,13、試料導入溝14、第1〜第6の副溝21〜26、穴15〜18,20の裏面3側開口部を第2部材4で塞ぐことにより、第1の主流路27、第2の主流路28、第3の主流路30、第1〜第2の外部環境連通路31,32、試料導入路(第1の流体導入路)33、第1〜第6の副流路41〜46、第1〜第3のポート47〜49及び第1〜第2の外部環境連通ポート50,51が形成される。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
すなわち、図3に示すように、第1の主流路27は、第1の連絡部7を介して第2の主流路28に連通されると共に、第2の連絡部10を介して第3の主流路30に連通されるようになっている。また、第1の主流路27は、第1の連絡部7を介して第1の外部環境連通路31に連通されると共に、第2の連絡部10を介して第2の外部環境連通路32に連通されている。
That is, as shown in FIG. 3, the first
また、図3に示すように、第1の連絡部7は、第1の副流路41が第1の主流路27と第1の外部環境連通路31を連通し、第2の副流路42が第2の主流路28と第1の外部環境連通路31とを連通し、第3の副流路43が第1の主流路27,第2の主流路28及び第1の外部環境連通路31を相互に連通している。
In addition, as shown in FIG. 3, in the first connecting
また、図3に示すように、第2の連絡部10は、第4の副流路44が第1の主流路27と第2の外部環境連通路32を連通し、第5の副流路45が第3の主流路30と第2の外部環境連通路32を連通し、第6の副流路46が第1の主流路27,第3の主流路30及び第2の外部環境連通路32を相互に連通している。
In addition, as shown in FIG. 3, in the
ここで、上述の第1〜第3の主流路27,28,30、試料導入路33、第1〜第6の副流路41〜46は、内部に導入した液体が毛管現象により流路内を流動できるような断面積及び流路面性状(流路と液体の親和性を考慮して、例えば、表面張力が大きい液体の場合は、流路面性状を親液性とする)に形成されている。
Here, the above-described first to third
以上のように構成された流体取扱装置1は、図4に示すように、第1のポート47に第1の流体としての分析対象物を含む試料(以下、「試料」とする)52を導入すると、試料52が試料導入路33を介して第1の主流路27内に毛管現象によって導入される。この際、第1の主流路27内のガス(試料導入路33のガスも含む)は、第1の主流路27内を毛管現象で流動する試料52に押され、第1の連絡部7の第1の副流路41及び第1の外部環境連通路31を介して外部環境に脱気すると共に、第3の副流路43,第2の主流路28,第2の副流路42及び第1の外部環境連通路31を介して外部環境に脱気する。また、試料導入路33を流動する試料52は第2の連絡部10側へもガスを押しやり、第4の副流路44及び第2の外部環境連通路32を介して外部環境に脱気すると共に、第6の副流路46,第3の主流路30、第5の副流路45及び第2の外部環境連通路32を介して外部環境に脱気する。
As shown in FIG. 4, the
その結果、図4に示すように、第1の主流路27を毛管現象で流動する試料52が第1の連絡部7に到達すると、試料52は第1の副流路41内をガスを押し出しながら第1の副流路41の第1の外部環境連通路31側端部まで毛管現象で流動する。また、試料52は、第3の副流路43内をガスを押し出しながら第3の副流路43の第2の主流路28側端部と外部環境連通路31側端部まで毛管現象で流動する。第1の副流路41及び第3の副流路43の第1の外部環境連通路31側端部まで毛管現象によって流動した試料52は、第1の副流路41及び第3の副流路43から第1の外部環境連通路31に流路が急激に拡大するため、第1の副流路41及び第3の副流路43の第1の外部環境連通路31側開口端で停止する。また、第3の副流路43の第2の主流路28側端部まで毛管現象で流動した試料52は、第3の副流路43から第2の主流路28に流路が急激に拡大するため、第3の副流路43の第2の主流路28側開口端で停止する。
As a result, as shown in FIG. 4, when the
また、図4に示すように、第1の主流路27を毛管現象で流動する試料が第2の連絡部10に到達すると、試料52は第4の副流路44内をガスを押し出しながら第4の副流路44の第2の外部環境連通路32側端部まで毛管現象で流動する。また、試料52は、第6の副流路46内をガスを押し出しながら第6の副流路46の第3の主流路30側端部と外部環境連通路32側端部まで毛管現象で流動する。第4の副流路44及び第6の副流路46の第2の外部環境連通路32側端部まで毛管現象によって流動した試料52は、第4の副流路44及び第6の副流路46から第2の外部環境連通路32に流路が急激に拡大するため、第4の副流路44及び第6の副流路46の第2の外部環境連通路32側開口端で停止する。また、第6の副流路46の第3の主流路30側端部まで毛管現象で流動した試料52は、第6の副流路46から第3の主流路30に流路が急激に拡大するため、第6の副流路46の第3の主流路30側開口端で停止する。
As shown in FIG. 4, when the sample flowing in the first
次いで、図5に示すように、第2のポート48及び第3のポート49からそれぞれポリマー溶液(第2,第3の流体)53,54を注入すると、第2のポート48から注入したポリマー溶液(第2の流体)53が第2の主流路28内を毛管現象で流動し、第3のポート49から注入したポリマー溶液(第3の流体)54が第3の主流路30内を毛管現象で流動する。この際、第2のポート48から注入したポリマー溶液53は、第2の主流路28を毛管現象で流動する際にガスを第2の副流路42から第1の外部環境連通路31を介して外部環境に放出し、第1の連絡部7まで到達して、第2の主流路28と第3の副流路43との境界でポリマー溶液53と試料52の液・液界面が形成されると共に、第2の副流路42の第1の外部環境連通路31側端部まで毛管現象で流動する。この第2の副流路42の第1の外部環境連通路31側端部まで毛管現象で流動したポリマー溶液は、第2の副流路42から第1の外部環境連通路31に流路断面積が急激に拡大するため、第2の副流路42の第1の外部環境連通路31側開口端で停止する。また、第3のポート49から注入したポリマー溶液54は、第3の主流路30を毛管現象で流動する際にガスを第5の副流路45から第2の外部環境連通路32を介して外部環境に放出し、第2の連絡部10まで到達して、第3の主流路30と第6の副流路46との境界でポリマー溶液54と試料52の液・液界面が形成されると共に、第5の副流路45の第2の外部環境連通路32側端部まで毛管現象で流動する。この第5の副流路45の第2の外部環境連通路32側端部まで毛管現象で流動したポリマー溶液54は、第5の副流路45から第2の外部環境連通路32に流路断面積が急激に拡大するため、第5の副流路45の第2の外部環境連通路32側開口端で停止する。尚、本実施形態においては、外部環境連通路31,32を形成する例を示したが、外部環境連通路31,32を形成せず、第1,第2,第4,第5の副流路41,42,44,45の一端部を直接外部環境に連通させてもよい。
Next, as shown in FIG. 5, when polymer solutions (second and third fluids) 53 and 54 are injected from the
以上のように、本実施形態によれば、第1〜第3の主流路27,28,30、及び第1〜第2の連絡部7,10にガスの残留がなく、試料52又はポリマー溶液53,54が充填され、第1の連絡部7と第2の連絡部10において液・液界面が確実に形成される(図5参照)。
As described above, according to the present embodiment, no gas remains in the first to third
また、本実施形態の流体取扱装置1は、第1の連絡部7と第2の連絡部10間に位置する第1の主流路27の容積が所望の容積に設定されており、この第1の主流路27が所望量の試料を計り取る計量流路部となっている(図3乃至図5参照)。なお、この計量流路部としての第1の主流路27の容積をV1とし、第1の連絡部7における第3の副流路43の流路容積及び第2の連絡部10における第6の副流路46の流路容積をV2とすると、V2はV1に比較して極めて小さくなっている(V1>>2・V2)。したがって、試料52は、第1の主流路27によって正確に計り取られることになる。
Further, in the
その後、第2の主流路28の第2のポート48、第3の主流路30の第3のポート49、試料導入路33の第1のポート47に図示しない電極を配置し、第1の主流路27及び試料導入路33内の試料52、第2の主流路28内のポリマー溶液53、第3の主流路30内のポリマー溶液54に電位差付与手段によって電圧を印加し、第1の主流路27内の試料52及び試料導入路33内の試料52の分析対象物を電気泳動させる。その結果、第1の主流路27内の試料52は、含有する分析対象物の分子量等により電気泳動速度に差が生じて各種バンドが生じ、その各種バンドを第1の連絡部7を介して第2の主流路28側に電気泳動させ、第2の主流路28に配置した試料測定手段(図示せず)によって分析対象物の測定・分析を行うか、又は、その各種バンドを第2の連絡部10を介して第3の主流路30側に電気泳動させ、第3の主流路30に配置した試料測定手段(図示せず)によって分析対象物の測定・分析を行うことができる。また、試料導入路33内の試料52の分析対象物は、電気泳動させられて第1のポート47側へ戻される(図5参照)。
After that, electrodes (not shown) are arranged in the
なお、このように電気泳動を行う場合の試料導入路33の形成位置は、試料52を計り取るための第1の主流路27の端部であって、且つ泳動方向における上流位置とすることが望ましい。このように形成することによって、第1の主流路27で計り取られた試料52内の分析対象物が、電気泳動によって試料導入路33内に戻ろうとするのを防ぎ、定量的な分析をより正確に行うことが可能となる。
When the electrophoresis is performed in this way, the formation position of the
以上のような構造の本実施形態の流体取扱装置1は、液状の試料52を毛管現象によって試料導入路33を介して第1の主流路27に導き入れることができ、第1の連絡部7と第2の連絡部10との間に位置する第1の主流路27で所望量の試料52を簡単に計り取ることができる。
The
また、本実施形態の流体取扱装置1は、液状の試料52を毛管現象によって試料導入路33を介して第1の主流路27に導き入れることができると共に、試料52を電気泳動させるために使用されるポリマー溶液53,54を毛管現象によって第2のポート48及び第3のポート49から第2の主流路28及び第3の主流路30に導き入れることができ、第1の連絡部7と第2の連絡部10で試料52とポリマー溶液53,54を接触させて液・液界面を形成することができるため、第1従来例のような真空装置が必要なく、また、第2従来例のような加圧手段が必要なく、構造が簡単化し、全体構造を小型化することができる。
Further, the
また、本実施形態の流体取扱装置1は、液状の試料52を毛管現象によって試料導入路33を介して第1の主流路27に導き入れることができると共に、試料52を電気泳動させるために使用されるポリマー溶液53,54を毛管現象によって第2のポート48及び第3のポート49から第2の主流路28及び第3の主流路30に導き入れることができ、第1の連絡部7及び第2の連絡部10で試料52とポリマー溶液53,54を接触させることができるため、第1従来例のような真空装置によって真空引きする前処理作業が必要なく、また、第2従来例のような加圧手段によって流路を二段階に加圧する作業が必要なくなるため、試料52の分析作業時間を著しく短縮することができる。
Further, the
また、本実施形態の流体取扱装置1は、第1の主流路27内(試料導入路33内のガスを含む)と第2の主流路28内のガスを第1の連絡部7を介して外部環境に放出することができ、第1の主流路27内(試料導入路33内のガスを含む)と第3の主流路30内のガスを第2の連絡部10を介して外部環境に放出することができるため、試料52とポリマー溶液53,54とが液・液界面(ガスが介在しない界面)を形成でき、試料52及びポリマー溶液53,54中にガスが混入することがなく、第1の主流路27内の試料52を電気泳動させて分析する作業が円滑に且つ正確に行われる。
In addition, the
なお、本実施形態の流体取扱装置1は、第1の連絡部7に試料52とポリマー溶液53とが同時に到達した場合には、第3の副流路43内のガスが第3の副流路43内を毛管現象で流動する試料52及びポリマー溶液53によって第1の外部環境連通路31側に押し出され、第3の副流路43内において試料52とポリマー溶液53の液・液界面が形成される。また、第2の連絡部10に試料52とポリマー溶液54とが同時に到達した場合には、第6の副流路46内のガスが第6の副流路46内を毛管現象で流動する試料52及びポリマー溶液54によって第2の外部環境連通路32側に押し出され、第6の副流路46内において試料52とポリマー溶液54の液・液界面が形成される。
Note that in the
このような場合のガス抜きをより確実なものとするには、第3の副流路43の第1の外部環境連通路31への分岐流路43aの幅や、第6の副流路46の第2の外部環境連通路32への分岐流路46aの幅を、第3の副流路43の流動長(第1の主流路27から第2の主流路28までの長さ)、及び第6の副流路46の流動長(第1の主流路27から第3の主流路30までの長さ)程度まで拡張するとよい。尚、分岐流路43a、46aを、第1及び第2の副流路41,42や第4及び第5の副流路44,45が形成されている側面1b側(図1参照)とは反対側の側面1a側(図1参照)に形成すれば、第3の副流路43及び第6の副流路46の流動長と同一幅で形成することが可能となる(図5(e)参照。)。
In order to make the degassing more reliable in such a case, the width of the
本実施形態のように、第1の連絡部7や第2の連絡部10における第1〜第6の副流路41〜46の幅を板厚方向に狭める(第1〜第6の副溝21〜26の深さを浅くする)ことによって、板厚方向及び流体の流動方向に対して直交する方向の幅を広くしても第1〜第3の主流路27,28,30及び第1、第2の外部環境連通路31,32よりも第1〜第6の副流路41〜46の断面積を小さくすることができ、流路内のガスの脱気を確実に行うことができる。
As in this embodiment, the widths of the first to sixth sub-channels 41 to 46 in the first connecting
また、第1〜第6の副流路41〜46を形成する第1〜第6の副溝21〜26のアスペクト比が大きい場合、即ち溝幅に対して溝深さの比が大きい場合は、射出成形において溝底部の形状が転写し難く、所望する形状を得ることが困難であった。これに対し、本実施形態のように第1〜第6の副溝21〜26のアスペクト比を小さくして、即ち溝深さに対して溝幅を広くして所望の断面積とすることにより、所望する形状の第1〜第6の副溝21〜26を容易に射出成形によって形成することができる。
When the aspect ratio of the first to sixth sub-grooves 21 to 26 forming the first to sixth
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る流体取扱装置1を示すものである。なお、本実施形態の流体取扱装置1において、前記第1実施形態の流体取扱装置1と同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
[Second Embodiment]
FIG. 6 shows a
この図6に示す流体取扱装置1は、試料52内に試料52中の分析対象物が付着する磁気ビーズ55を混入させ、その磁気ビーズ55を含む試料52を試料導入用の第1のポート47から試料導入路33,第1の流路27を介して第1の連絡部7及び第2の連絡部10に毛管現象によって導き入れ、第2のポート48に滴下したポリマー溶液53を第2の流路28の第1の連絡部7側端部まで毛管現象で導き入れ、第3のポート49に滴下したポリマー溶液54を第3の流路30の第2の連絡部10まで毛管現象によって導き入れるようになっている。この際、試料52とポリマー溶液53との間に位置するガスは、第1の連絡部7の第1〜第3の副流路41〜43及び第1の外部環境連通路31を介して外部環境に放出される。また、試料52とポリマー溶液54との間に位置するガスは、第2の連絡部10の第4〜第6の副流路44〜46及び第2の外部環境連通路32を介して外部環境に放出される。その結果、試料52とポリマー溶液53,54は、第1の連絡部7及び第2の連絡部10において、ガスを介在させることなく液・液界面を形成することができる。
In the
その後、この流体取扱装置1は、磁石(ビーズ収集手段)56によって磁気ビーズ55を第1の主流路27の一端側(図6(a)においては左側端部)に集め、磁気ビーズ55に付着した分析対象物の試料52中における密度を高めるようになっている。
Thereafter, the
次いで、この流体取扱装置1は、この集められた磁気ビーズ55に分離手段としての光、或いは遊離液などを用いて、磁気ビーズ55に捕捉された分析対象物を磁気ビーズ55から分離し、その分離して濃縮化された分析対象物を第1の主流路27から第2の主流路28へ電気泳動させることにより、試料52中の分析対象物を分析するようになっている。
Next, the
このような本実施形態の流体取扱装置1によれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができることはもちろんのこと、微量な試料52であっても、試料52中の分析対象物を濃縮化することができるため、分析対象物を正確に測定して分析することが可能になる。
According to such a
なお、本実施形態において、磁石56を配置する位置は、第1の主流路27の一端側に限られず、試料52中の分析対象物を効率的に濃縮化することができる限り、適宜変更することができる。
In the present embodiment, the position where the
また、本実施形態において、第1の主流路27の第1の連絡部7側端部及び第1の連絡部7、又は第1の主流路27の第2の連絡部10側端部及び第2の連絡部10まで導入された磁気ビーズ55は、第2の主流路28と第3の主流路30にポリマー溶液53,54が導入される前の状態において、試料52が第1の連絡部7及び第2の連絡部10によって堰き止められ、試料52が第2の主流路28,第3の主流路30,第1の外部環境連通路31及び第2の外部環境連通路32側に流出することがないため、第1の連絡部7におけるガスと試料の気・液界面又は第2の連絡部10におけるガスと試料の気・液界面において捕捉される。このように第1の主流路27が充填された後に第2の主流路28,第3の主流路30をポリマー溶液53,54で満たし、電気泳動を行っても、磁気ビーズ55が第2の主流路28側へ拡散する速度が分析対象物の泳動に比べて極めて遅いため、正確な分析の妨げにはならない。
Further, in the present embodiment, the first connecting
[第3実施形態]
図7は、本発明の第3実施形態に係る流体取扱装置1を示すものである。なお、本実施形態の流体取扱装置1において、前記第1実施形態の流体取扱装置1と同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
[Third Embodiment]
FIG. 7 shows a
この実施形態に係る流体取扱装置1は、前述の第1及び第2実施形態の第1及び第2の連絡部7,10と異なる構造の第1及び第2の連絡部7,10を採用した態様を示すものである。
The
すなわち、図7に示すように、本実施形態に係る流体取扱装置1における第1及び第2の連絡部7,10は、前述の第1乃至第2実施形態で示した第1及び第2の連絡部7,10の第1〜第6の副流路41〜46が第1部材2の板厚方向に流路幅を狭めるようになっていたのに対し、第1部材2の板厚方向に流路幅を狭めることがなく、第1部材2の幅方向(平面図において、第1の主流路27が延びる方向に対して直交する方向)に流路幅を狭めるようになっている。
That is, as shown in FIG. 7, the first and second connecting
このような構成の本実施形態の流体取扱装置1は、その第1及び第2の連絡部7,10が前述の第1及び第2実施形態の第1及び第2の連絡部7,10と同様の液溜め効果(断面積が小さい流路から急激に断面積が拡大された流路に向かって流体が流れるときに、断面積の小さい流路の断面積が急激に拡大された流路への開口端で流体が停止する効果)を発揮する。
In the
[第4実施形態]
図8は、本発明の第4実施形態に係る流体取扱装置1を示すものである。なお、本実施形態の流体取扱装置1は、前述の第3実施形態の変形例であり、前述の第3実施形態の流体取扱装置1と同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
[Fourth Embodiment]
FIG. 8 shows a
この実施形態に係る流体取扱装置は、第1の連絡部7における第3の副流路43及び第2の連絡部10における第6の副流路46が前述の第3実施形態と異なる。
The fluid handling apparatus according to this embodiment is different from the third embodiment described above in the third
すなわち、本実施形態において、第3の副流路43は、第1の主流路27と第2の主流路28とを連通している。しかしながら、この第3の副流路43は、前述の第3実施形態の第3の副流路43のように第1の主流路27,第2の主流路28及び第1の外部環境連通路31を相互に連通するものではない。また、第6の副流路46は、第1の主流路27と第3の主流路30とを連通している。しかしながら、この第6の副流路46は、前述の第3実施形態の第6の副流路46のように第1の主流路27,第3の主流路30及び第2の外部環境連通路32を相互に連通するものではない。
In other words, in the present embodiment, the
したがって、本実施形態においては、第1の主流路27に試料52を導入した後、第2の主流路28及び第3の主流路30にポリマー溶液53,54を導入するか、又は第2の主流路28及び第3の主流路30にポリマー溶液53,54を導入した後、第1の主流路27に試料52を導入する等、第1の連絡部7の第3の副流路43及び第2の連絡部10の第6の副流路46が試料52とポリマー溶液53,54のいずれか一方によって充填された後、試料52とポリマー溶液53,54の他方が第1の連絡部7及び第2の連絡部10に到達するようにする必要がある。
Therefore, in this embodiment, after the
なお、本実施形態において、第1の主流路27に導入した試料52と第2の主流路28に導入したポリマー溶液53が同時に第1の連絡部7に到達すると、第3の副流路43の内部において試料52とポリマー溶液53との間にガスが介在することになり、第1の連絡部7において液・液界面を形成することが困難になる。また、第1の主流路27に導入した試料52と第3の主流路30に導入したポリマー溶液54が同時に第2の連絡部10に到達すると、第6の副流路46の内部において試料52とポリマー溶液54との間にガスが介在することになり、第2の連絡部10において液・液界面を形成することが困難になる。したがって、本実施形態においては、試料52とポリマー溶液53とが第1の連絡部7に到達する時間に時間差を設け、試料52とポリマー溶液54とが第2の連絡部10に到達する時間に時間差を設けるように、試料52を第1のポート47に注入するタイミングとポリマー溶液53,54を第2のポート48又は第3のポート49に注入するタイミングが決定されることになる。
In this embodiment, when the
このような態様で使用される本実施形態の流体取扱装置1は、試料52及びポリマー溶液53,54によって第1〜第3の主流路27,28,30を充填させるのに、時間差を設けるように考慮する必要があるものの、上述の各実施形態と同様の作用・効果を得ることができる。
The
[第5実施形態]
図9乃至図10は、本発明の第5実施形態に係る流体取扱装置1を示すものである。なお、本実施形態の流体取扱装置1は、前述の第1実施形態の変形例であり、前述の第1実施形態の流体取扱装置1と同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
[Fifth Embodiment]
9 to 10 show a
本実施形態の流体取扱装置1は、第1のポート47と第1の主流路27とを接続する(連通する)試料導入路(第1の流体導入路)33に特徴を有している。すなわち、本実施形態の流体取扱装置1の試料導入路33は、試料導入路33の主部33bと第1の主流路側接続部33aから形成されており、試料導入路33の主部33b及び第1の主流路27よりも小さい流路断面積となるように形成された第1の主流路側接続部33aが、第1の主流路27に対して45°の傾斜角度で接続(連通)されているため、試料導入路33の主部33b内の試料(第1の流体)が第1の主流路側接続部33aを介して第1の主流路26内に毛管現象によって流動できるようになっている。
The
このような構成の本実施形態によれば、第1の主流路27及び試料導入路33内の試料,第2の主流路28内のポリマー溶液,第3の主流路30内のポリマー溶液に電圧付与手段によって電圧を印加し、第1の主流路27内の試料及び試料導入路33内の試料の分析対象物を電気泳動させる際に、試料導入路33(第1の主流路側接続部33a)の第1の主流路27側開口部近傍における分析対象物(図11(a)の斜線部60aで示す部分)が第1の主流路27内に向かって流動するか又は試料導入路33内に向かって流動することになる。この際、試料導入路33の第1の主流路27側開口部近傍における分析対象物(斜線部60a)が第1の主流路27側と試料導入路33側のうちのいずれ側に向かって流動するかによって、第1の主流路27内を電気泳動する分析対象物の量に増減を生じる。
According to this embodiment having such a configuration, a voltage is applied to the sample in the first
しかし、本実施形態の構成によれば、試料導入路33の第1の主流路側接続部33aが試料導入路33の主部33b及び第1の主流路27の流路断面積よりも小さな流路断面積であるため(図11(a)参照)、図11(b)に示すように、全長に亘り等しい流路断面積となるように形成された試料導入路33と第1の主流路27とが直交するように接続された第1実施形態の構成に比較し、試料導入路33の第1の主流路27側開口部近傍にける分析対象物(図11(a)の斜線部60a)の量が第1実施形態における試料導入路33の第1の主流路27側開口部近傍における分析対象物(図11(b)の斜線部60b)の量よりもはるかに小さい。
However, according to the configuration of the present embodiment, the first main flow path
したがって、本実施形態の流体取扱装置1は、第1の主流路27内を電気泳動する分析対象物の量のばらつきが第1実施形態の流体取扱装置1よりも小さくなり、より正確な試料の計り取りやより正確な分析等が可能になる。
Therefore, in the
なお、本実施形態の構成は、第1実施形態の流体取扱装置1に適用できるだけでなく、第2乃至第4実施形態の流体取扱装置1に適用することもできる。
In addition, the structure of this embodiment can be applied not only to the
また、本実施形態に係る流体取扱装置1において、試料導入路33の全体(第1の主流路側開口部近傍を含めた全体)は、図11(a)に示すように、第1の主流路27に直交する方向(図11(a)の+Y方向)から時計回り方向に傾斜角θ(=45°)だけ傾斜させて形成してあるが、これに限られず、断面積の小さい流路から急激に断面積が拡大された流路への開口端で流体が停止する効果が発揮されず、断面積の小さい流路から大きな流路へ毛管引力が働くような角度に傾斜させて形成すればよい。
In the
すなわち、本実施形態において、試料導入路33の第1の主流路側接続部33aが第1の主流路27に直交する方向に対して傾斜する角(傾斜角θ)は、試料と流路壁面との接触角を考慮し、試料が毛管現象のみで試料導入路33側から第1の主流路27内に流動できる角度に設定されるものであり、θ=45°に限定されるものではない。
That is, in the present embodiment, the angle (inclination angle θ) at which the first main channel
また、本実施形態に係る流体取扱装置1は、図9(a),図10(a)及び図11(a)に示すように、試料導入路33の全体を第1の主流路27に直交する方向から傾斜角θだけ傾斜させて形成するように構成されているが、これに限られず、試料導入路33の第1の主流路側接続部33aのみを第1の主流路27に直交する方向に対して傾斜角θ分だけ傾斜させて接続するようにしてもよい。
Further, in the
[他の実施形態]
本発明において、第1の連絡部7及び第2の連絡部10は、それぞれ、第1実施形態,第3実施形態及び第4実施形態のいずれかの第1の連絡部7と第2の連絡部10を適宜組み合わせた構造のものを使用してもよい。すなわち、本発明の流体取扱装置1は、第1の連絡部7の構造を第1,3,4実施形態のいずれかの第1の連絡部7の構造とし、第2の連絡部10の構造を第1,3,4実施形態のいずれかの第2の連絡部10の構造としてもよい。
[Other Embodiments]
In the present invention, the
第1及び第2の連絡部7,10は、上述の第1乃至第4実施形態のもの(7,10)に限定されることがなく、第1部材2の板厚方向及び幅方向に流路を絞るようにしてもよい。このようにしても、第1及び第2の連絡部7,10は、第1〜第6の副流路41〜46の流路断面積を第1〜第3の主流路27,28,30及び第1〜第2の外部環境連通路31,32の流路断面積よりも急激に小さくすることができるため、毛管現象で流動する試料52を第1及び第2の連絡部7,10において堰き止めることができる。
The first and second connecting
また、上述の各実施形態において、第1〜第3の溝6,8,11、第1〜第6の副溝21〜26、第1及び第2の外部環境連通溝12,13を第1部材2の裏面3側に形成するようになっているが、これに限られず、第2部材4の表面5側に形成してもよく、また、第1部材2の裏面3側及び第2部材4の表面5側に跨って形成してもよい。
In each of the above-described embodiments, the first to
1……流体取扱装置、7……第1の連絡部、10……第2の連絡部、27……第1の主流路、28……第2の主流路、30……第3の主流路、33……試料導入路(第1の流体導入路)、33a……第1の主流路側接続部、33b……主部、41……第1の副流路、42……第2の副流路、43……第3の副流路、44……第4の副流路、45……第5の副流路、46……第6の副流路、47……第1のポート、48……第2のポート、49……第3のポート、52……試料(第1の流体)、53……ポリマー溶液(第2の流体)、54……ポリマー溶液(第3の流体)
DESCRIPTION OF
Claims (8)
毛管現象により第2の流体が移動可能な第2の主流路と、
毛管現象により第3の流体が移動可能な第3の主流路と、
前記第1の主流路、前記第2の主流路及び外部環境を連通する第1の連絡部と、
前記第1の主流路、前記第3の主流路及び前記外部環境を連絡する第2の連絡部とを含み、
前記第1の連絡部は、
毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第1の副流路と、
毛管現象により前記第2の流体が移動可能に形成され、前記第2の主流路と前記外部環境とを連絡する第2の副流路と、
前記第1の主流路の断面積及び前記第2の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体又は第2の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第2の主流路とを連絡する第3の副流路とを有し、
前記第2の連絡部は、
毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第4の副流路と、
毛管現象により前記第3の流体が移動可能に形成され、前記第3の主流路と前記外部環境とを連絡する第5の副流路と、
前記第1の主流路の断面積及び前記第3の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体又は第3の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第3の主流路とを連絡する第6の副流路とを有し、
前記第1の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記第1の連絡部に向かって前記第2の主流路を移動する前記第2の流体とが前記第1の連絡部において界面を形成し、
前記第2の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記第2の連絡部に向かって前記第3の主流路を移動する前記第3の流体とが前記第2の連絡部において界面を形成し、
前記第1の連絡部と前記第2の連絡部との間で前記第1の流体が計量される、
ことを特徴とする流体取扱装置。 A first main flow path through which a first fluid can move by capillary action;
A second main flow path in which the second fluid can move by capillary action;
A third main channel through which a third fluid can move by capillary action;
A first communication section that communicates the first main flow path, the second main flow path, and the external environment;
The first main flow path, the third main flow path, and a second communication part for communicating the external environment,
The first communication unit includes:
A first sub-flow channel formed so that the first fluid can move by capillary action, and communicates between the first main flow channel and the external environment;
A second sub-flow channel formed so that the second fluid is movable by capillary action and communicates between the second main flow channel and the external environment;
Having a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of the first main channel and the second main channel, the first fluid or the second fluid is movably formed by capillary action, and A third sub-flow channel connecting the first main flow channel and the second main flow channel,
The second communication unit is
A fourth sub-flow path formed so that the first fluid is movable by capillary action, and communicates the first main flow path and the external environment;
A fifth sub-flow channel formed so that the third fluid can move by capillary action and communicates between the third main flow channel and the external environment;
The first main flow path has a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of the first main flow path and the cross-sectional area of the third main flow path, and the first fluid or the third fluid is movably formed by capillary action, 1 main flow path and a sixth sub flow path connecting the third main flow path,
The first fluid that moves in the first main channel toward the first communication part and the second fluid that moves in the second main channel toward the first communication part are the Forming an interface at the first connecting portion;
The first fluid that moves in the first main channel toward the second connecting portion and the third fluid that moves in the third main channel toward the second connecting portion are the Forming an interface at the second connecting portion;
The first fluid is metered between the first communication portion and the second communication portion;
A fluid handling device.
毛管現象により第2の流体が移動可能な第2の主流路と、
毛管現象により第3の流体が移動可能な第3の主流路と、
前記第1の主流路、前記第2の主流路及び外部環境を連通する第1の連絡部と、
前記第1の主流路、前記第3の主流路及び前記外部環境を連絡する第2の連絡部とを含み、
前記第1の連絡部は、
毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第1の副流路と、
毛管現象により前記第2の流体が移動可能に形成され、前記第2の主流路と前記外部環境とを連絡する第2の副流路と、
前記第1の主流路の断面積及び前記第2の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体及び/又は第2の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第2の主流路と前記外部環境とを連絡する第3の副流路とを有し、
前記第2の連絡部は、
毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第4の副流路と、
毛管現象により前記第3の流体が移動可能に形成され、前記第3の主流路と前記外部環境とを連絡する第5の副流路と、
前記第1の主流路の断面積及び前記第3の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体又は第3の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第3の主流路とを連絡する第6の副流路とを有し、
前記第1の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記第1の連絡部に向かって前記第2の主流路を移動する前記第2の流体とが前記第1の連絡部において界面を形成し、
前記第2の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記第2の連絡部に向かって前記第3の主流路を移動する前記第3の流体とが前記第2の連絡部において界面を形成し、
前記第1の連絡部と前記第2の連絡部との間で前記第1の流体が計量される、
ことを特徴とする流体取扱装置。 A first main flow path through which a first fluid can move by capillary action;
A second main flow path in which the second fluid can move by capillary action;
A third main channel through which a third fluid can move by capillary action;
A first communication section that communicates the first main flow path, the second main flow path, and the external environment;
The first main flow path, the third main flow path, and a second communication part for communicating the external environment,
The first communication unit includes:
A first sub-flow channel formed so that the first fluid can move by capillary action, and communicates between the first main flow channel and the external environment;
A second sub-flow channel formed so that the second fluid is movable by capillary action and communicates between the second main flow channel and the external environment;
Having a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of the first main flow path and the second main flow path, the first fluid and / or the second fluid is formed to be movable by capillary action, A third sub-flow path connecting the first main flow path, the second main flow path, and the external environment;
The second communication unit is
A fourth sub-flow path formed so that the first fluid is movable by capillary action, and communicates the first main flow path and the external environment;
A fifth sub-flow channel formed so that the third fluid can move by capillary action and communicates between the third main flow channel and the external environment;
The first main flow path has a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of the first main flow path and the cross-sectional area of the third main flow path, and the first fluid or the third fluid is movably formed by capillary action, 1 main flow path and a sixth sub flow path connecting the third main flow path,
The first fluid that moves in the first main channel toward the first communication part and the second fluid that moves in the second main channel toward the first communication part are the Forming an interface at the first connecting portion;
The first fluid that moves in the first main channel toward the second connecting portion and the third fluid that moves in the third main channel toward the second connecting portion are the Forming an interface at the second connecting portion;
The first fluid is metered between the first communication portion and the second communication portion;
A fluid handling device.
毛管現象により第2の流体が移動可能な第2の主流路と、
毛管現象により第3の流体が移動可能な第3の主流路と、
前記第1の主流路、前記第2の主流路及び外部環境を連通する第1の連絡部と、
前記第1の主流路、前記第3の主流路及び前記外部環境を連絡する第2の連絡部とを含み、
前記第1の連絡部は、
毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第1の副流路と、
毛管現象により前記第2の流体が移動可能に形成され、前記第2の主流路と前記外部環境とを連絡する第2の副流路と、
前記第1の主流路の断面積及び前記第2の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体及び/又は第2の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第2の主流路と前記外部環境とを連絡する第3の副流路とを有し、
前記第2の連絡部は、
毛管現象により前記第1の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記外部環境とを連絡する第4の副流路と、
毛管現象により前記第3の流体が移動可能に形成され、前記第3の主流路と前記外部環境とを連絡する第5の副流路と、
前記第1の主流路の断面積及び前記第3の主流路の断面積よりも小さい断面積を有し、毛管現象により前記第1の流体及び/又は第3の流体が移動可能に形成され、前記第1の主流路と前記第3の主流路と前記外部環境とを連絡する第6の副流路とを有し、
前記第1の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記第1の連絡部に向かって前記第2の主流路を移動する前記第2の流体とが前記第1の連絡部において界面を形成し、
前記第2の連絡部に向かって前記第1の主流路を移動する前記第1の流体と前記第2の連絡部に向かって前記第3の主流路を移動する前記第3の流体とが前記第2の連絡部において界面を形成し、
前記第1の連絡部と前記第2の連絡部との間で前記第1の流体が計量される、
ことを特徴とする流体取扱装置。 A first main flow path through which a first fluid can move by capillary action;
A second main flow path in which the second fluid can move by capillary action;
A third main channel through which a third fluid can move by capillary action;
A first communication section that communicates the first main flow path, the second main flow path, and the external environment;
The first main flow path, the third main flow path, and a second communication part for communicating the external environment,
The first communication unit includes:
A first sub-flow channel formed so that the first fluid can move by capillary action, and communicates between the first main flow channel and the external environment;
A second sub-flow channel formed so that the second fluid is movable by capillary action and communicates between the second main flow channel and the external environment;
Having a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of the first main flow path and the second main flow path, the first fluid and / or the second fluid is formed to be movable by capillary action, A third sub-flow path connecting the first main flow path, the second main flow path, and the external environment;
The second communication unit is
A fourth sub-flow path formed so that the first fluid is movable by capillary action, and communicates the first main flow path and the external environment;
A fifth sub-flow channel formed so that the third fluid can move by capillary action and communicates between the third main flow channel and the external environment;
Having a cross-sectional area smaller than the cross-sectional area of the first main flow path and the third main flow path, the first fluid and / or the third fluid is formed to be movable by capillary action, A sixth sub-channel that communicates the first main channel, the third main channel, and the external environment;
The first fluid that moves in the first main channel toward the first communication part and the second fluid that moves in the second main channel toward the first communication part are the Forming an interface at the first connecting portion;
The first fluid that moves in the first main channel toward the second connecting portion and the third fluid that moves in the third main channel toward the second connecting portion are the Forming an interface at the second connecting portion;
The first fluid is metered between the first communication portion and the second communication portion;
A fluid handling device.
前記第2の主流路には、前記第2の流体を前記第2の主流路に導入するための第2のポートが形成され、
前記第3の主流路には、前記第3の流体を前記第3の主流路に導入するための第3のポートが形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の流体取扱装置。 A first port for introducing the first fluid into the first main channel is formed in the first main channel,
The second main channel has a second port for introducing the second fluid into the second main channel,
A third port for introducing the third fluid into the third main channel is formed in the third main channel.
The fluid handling device according to any one of claims 1 to 3, wherein
前記第1の流体が前記第1の流体導入路側から前記第1の主流路側へ毛管現象により流動できるように形成されたことを特徴とする請求項4又は5に記載の流体取扱装置。 The first port is connected to the first main flow path via a first fluid introduction path;
6. The fluid handling apparatus according to claim 4, wherein the first fluid is formed so as to be able to flow from the first fluid introduction path side to the first main channel side by capillary action.
前記第1の流体導入路の前記第1の主流路側接続部は、前記第1の流体導入路の主部及び前記第1の主流路の流路断面積よりも小さい断面積に形成され、前記第1の流体が前記第1の流体導入路側から前記第1の主流路側へ毛管現象により流動できるように形成されたことを特徴とする請求項4又は5に記載の流体取扱装置。 The first port is connected to the first main flow path via a first fluid introduction path;
The first main flow path side connection portion of the first fluid introduction path is formed in a cross-sectional area smaller than the main section of the first fluid introduction path and the flow path cross-sectional area of the first main flow path, 6. The fluid handling apparatus according to claim 4, wherein the first fluid is formed so as to be able to flow from the first fluid introduction path side to the first main flow path side by capillary action.
A potential difference applying means for applying a potential difference is provided between the second main channel and the third main channel, and the charged substance contained in the first fluid in the first main channel is supplied to the second main channel. The fluid handling device according to any one of claims 1 to 7, wherein the fluid is electrophoresed to a channel or the third main channel.
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