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JP4719735B2 - 陰唇間パッドの製造装置 - Google Patents

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JP4719735B2 JP2007334173A JP2007334173A JP4719735B2 JP 4719735 B2 JP4719735 B2 JP 4719735B2 JP 2007334173 A JP2007334173 A JP 2007334173A JP 2007334173 A JP2007334173 A JP 2007334173A JP 4719735 B2 JP4719735 B2 JP 4719735B2
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Description

本発明は、装着を容易にするミニシート片付き生理用吸収性物品の製造方法及びその装置並びにその製造方法で製造される生理用吸収性物品に関し、特に、上記生理用吸収性物品として、陰唇間への装着が容易な陰唇間パッドの製造方法及びその装置並びにその製造方法で製造される陰唇間パッドに関する。
従来より、女性用生理用品としては、生理用ナプキン、タンポンが一般的に用いられている。ここで、生理用ナプキンについては、膣口付近への密着性の乏しさゆえに生じる隙間からの経血のモレを防ぐべく、多大な努力が払われている。また、タンポンにおいても、その物品の属性に起因して、着用時の異物感や不快感、膣内への装着困難性を生じることから、これらを除去するために多大な努力がなされている。
このような状況下、生理用ナプキンやタンポンの中間に位置する生理用品として、近年、陰唇間パッドなる生理用品が注目されるようになってきている。この陰唇間パッドは、女性の陰唇間にその一部分を挟み込ませ、陰唇内面に当接させて装着するというものであり、生理用ナプキンに比して身体との密着性が高いために経血のモレが防止されるとともに、経血が拡散して身体に広く接することを防ぐために衛生的かつ清潔なものである。また、生理用ナプキンよりも小型であるために、装着感に優れて快適であり、膣内に挿入するタンポンに比べて着用時の心理抵抗も低いという特徴を有している。
ところで、生理用ナプキンの製造方法としては、一般に表面材及び裏面材を供給し、これらの間に入るように吸収体を供給して、これらを接着する製造方法が知られている。例えば、特開平8−215242号公報には、弾性体を更に付与した生理用ナプキンの製造方法が開示されている。
このような従来の生理用ナプキンの製造方法では、フラットなナプキンの製造はできるが、ナプキンを折り曲げる等をして立体的に付けなければならない部品を取り付けることができないという課題がある。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、生理用吸収性物品において、立体的に付ける必要のある部品を付ける工程を内蔵し、原材料から一連の工程により一体的に生理用吸収性物品を製造する方法やその装置及びその方法により作成された生理用吸収性物品を提供することを目的とする。
即ち、表面側シート材と裏面側シート材との間に吸収体を介装し、裏面側シート材の吸収体側の反対側(いわゆる外側)にミニシート片を取り付ける生理用吸収性物品を製造する方法において、表面側シート材及び裏面側シート材を吸収体が内装されるようにアセンブルして生理用吸収性物品の主要部を形成するアセンブリ工程と、この主要部が断面で略V字型になるように2つに折り曲げた後に断面が略T字型になるように長手方向略直線状の曲げ部から背中合わせでお辞儀をするよう曲げることにより形成されるつば状に広がる面にミニシート片を貼付するミニシート取り付け工程と、これらを接着固定する接着固定工程と、断面が再び略V字型になるようにつば状に広がる面を閉じて吸収性物品連続体折り畳み構造を形成する連続体折り畳み工程と、吸収性物品連続体折り畳み構造の周縁部の外側にある不要部分を切除して更に個々の吸収性物品に切り離すラウンドカット工程と、を含むことを特徴とする生理用吸収性物品の製造方法及びその製造装置並びにその製造方法で作られた生理用吸収性物品を提供する。
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)表面側シート材と裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に設けられたミニシートと、を備えた陰唇間パッドの製造装置において前記表面側シート材及び前記裏面側シート材を前記吸収体が介装されるようにそれぞれに供給する面材供給装置と、前記表面側シート材及び/又は前記裏面側シート材の部分であって両シート材が接合されるために当接する部分の少なくとも一部に接着剤を塗工する面材塗工装置と、前記吸収体を前記表面側シート材及び前記裏面側シート材の間に介装するように供給する吸収体供給装置と、前記表面側シート材と前記裏面側シート材と前記吸収体とを組み立てて前記陰唇間パッドの主要部を形成する組立装置と、前記ミニシートを前記裏面側シート材の前記反対側の面に取り付けるミニシート取り付け装置と、を具備し前記面材供給装置は、前記表面側シート材及び前記裏面側シート材をそれぞれ供給する表面材原反ロール及び裏面材原反ロールを前記組立装置に対して上下方向反対側に配置し、前記ミニシート取り付け装置は、前記ミニシートを供給するミニシート原反ロールを前記組立装置に対して上下方向に前記裏面材原反ロールと同じ側に配置したことを特徴とする陰唇間パッドの製造装置。
ここで、表面材原反ロールは、製品となる生理用吸収性物品の表面シートの材料であって、連続方向に対して略直角又は所定の角度で切断することにより、複数の生理用吸収性物品に用いられる表面シートを切り出すことができる連続体を巻き取ったロールであってよい。同様に、裏面材原反ロールは、製品となる生理用吸収性物品の裏面シートの材料であって、連続方向に対して略直角又は所定の角度で切断することにより、複数の生理用吸収性物品に用いられる裏面シートを切り出すことができる連続体を巻き取ったロールであってよい。これらのロールを組み立て装置に対して上下方向反対側に配置するということは、中央に表面側シート材及び裏面側シート材間に吸収体を介装するようにして組み立てる上記組立装置を配置し、その上側に表面材原反ロールを配置し、その下側に裏面材原反ロールを配置することであってもよく、又は、中央に表面側シート材及び裏面側シート材間に吸収体を介装するようにして組み立てる組立装置を配置し、その上側に裏面材原反ロールを配置し、その下側に表面材原反ロールを配置することであってもよい。このような配置にすることにより、上記組立装置の空いている空間を有効利用することができ、上記生理用吸収性物品の製造装置をコンパクトにすることができる。
本発明によれば、組立装置の空いている空間を有効利用することができ、上記生理用吸収性物品の製造装置をコンパクトにすることができる。
以下、図を参照しつつこの本発明の一実施形態について説明するが、本発明に係る陰唇間パッドの製造方法を説明する前に、当該製造方法で提供される陰唇間パッドについて説明する。即ち、本発明は、後述するような陰唇間パッドをいかに量産化するかに関するものである。
[陰唇間パッドの基本構造]
図1は本実施形態に係る陰唇間パッド1の内部構成を示す長手方向の断面図であり、図2は本実施形態に係る陰唇間パッド1の身体側面を示す図1の平面図であり、図3は本実施形態に係る陰唇間パッドの反身体側面を示す外観斜視図であり、図4は図3のX−X視断面図であり、図5は、ミニシート片14の接合状態を説明するために陰唇間パッド1の短手方向の断面を示した模式的な断面図であり、図6及び図7は本実施形態の陰唇間パッドの使用状態を示す説明図である。
本実施形態の陰唇間パッド1は、図1に示すように、透水性素材の表面側シート11(身体側)、不透水性素材の裏面側シート12(反身体側)及び吸収体13を備えており、表面側シート11と裏面側シート12とは、吸収体13を閉じ込めるように表面側シート11と裏面側シート12とが周縁部15において接合され、一体的に形成された吸収層2となっている。表面側シート11と裏面側シート12との接合は、ヒートエンボスによる溶融型接着及び/又はホットメルト型接着剤により重層化されている。また、吸収体13は、表面側シート11及び裏面側シート12に対する層間分離を防止するために、少なくともどちらか一方に貼着された状態となっている。
なお、表面側シート11と裏面側シート12とは、周縁部15を除く内縁部において貼着状態とすることにより、上記層間分離を防止することも可能である。また、湿潤時には層間分離が生じやすいが、これを防止するためには、ヒートエンボス型接着がより好ましい。これに関し、ヒートエンボス型接着剤は、ドット状・スクリーンパターン状の模様で、制限なく使用することが可能であり、エンボス面積率は3〜20%の範囲で接合することにより、液透過を妨げることなく湿潤強度を保つことが可能である。
図3に示すように、裏面側シート12の反身体側面12aには、前記裏面側シート12の約3分の2程度を被覆するミニシート片14が、指挿入用口19aを除く外縁部17を接合してポケット16を形成するように取り付けられている。具体的には、吸収層2の長手方向の中心寸法が85mmであるのに対し、ミニシート片14の長手方向の中心寸法は55mm程度であり、裏面側シート12は、長手方向の30mm程度の範囲でミニシート片14が被覆されていない状態の領域を有することになる。
図4は「指挿入用口19aの内側の全周囲長」の説明を具体的に行うための図であり、ここで、「指挿入用口の内側の全周囲長」というのは、図4中の符号「L」で示される矢印線の距離であり、本実施形態において、その「L」の長さは、40mm程度である。
なお、図4は模式的な断面図であるから、後述する接合部17の厚みなどが実際の寸法とは大きく異なっているなど、説明の便宜上、各構成の寸法関係は、実際のものとは異なる。
図5(A)に示すように、表面側シート11と裏面側シート12との接合個所である周縁部15と、当該周縁部15の厚み方向の同位置にミニシート片14の接合部17を位置づけて固定した場合には、周縁部15の部分が硬くなってしまい、陰唇間パッド1の着用感を阻害する。
これについては、図5(B)に示すように、周縁部15の厚み方向部分以外に接合部17を配置してミニシート片14を固定することにより回避することができる。しかし、図5(B)に示すように、当該接合部17を周縁部15の部分よりも外側に位置づけた場合には、図5(C)に示すように、着用者の動作に応じて接合部17が動き、当該動く接合部17と人体とが摩擦して着用者に刺激を与えてしまう可能性もあると考えられる。このようなことから、実施に際しては、図5(D)に示すように、周縁部15と接合部17とは厚み方向の位置をずらし、かつ、周縁部15の部分よりも内側に接合部17を配置するのが好ましい。
この裏面側シート12とミニシート片14とから成るポケット16内に指先を挿入することにより、図6に示すように、指の第一関節の指紋面側を裏面側シート12の反身体面12aに接触させて挿入することができる。
ここで、前記ミニシート片14で覆われずに外部に露出する前記反身体側面12aは、ポケット16内外を通じて一連の裏面側シート12で形成されていることから、前記挿入する指をポケット16に挿入する際に、かかる前記反身体側面12aが指挿入案内部として作用する。つまり、着用者は、前記指挿入案内部として作用する外部に露出した反身体側面12aに指をあてがい、ミニシート片14と当該ミニシート片14で覆われた反身体側面12aとで形成されるポケット16の指挿入用口19aに向かって指を滑らせることによって、まるで手をポケットに挿入するような簡単な作業で図6に示す使用状態に至ることができるのである。
そして、表面側シート11と裏面側シート12とが吸収体13を封止するべく両シート11、12の周縁部15において接合され、一体的に形成された吸収層2は、前記ポケット16に指を挿入して指の腹を裏面側シート12の反身体面12aに当接させた状態で、表面側シート11をあてがう身体の陰唇部分の凹凸を指先で感じることが可能な程度の柔軟性を備えている。この点、従来の特表2001−509402号のような立体形状を保持することを目的として比較的硬い素材で形成されていることが予測されるものに比べ、手探りで適正な位置に装着することが容易となる。換言すれば、図6に示すように、指の第一関節の指紋面側を裏面側シート12の反身体側面12aに接触させて挿入させた状態で、図7に示すように、陰唇間パッド1を陰唇18に誘導する場合、陰唇18に表面側シート11の身体側面11aを接触させ、陰唇18の凹凸を敏感な指の腹で感知して凹型である陰唇18内により正確に誘導し得る。
また、吸収層2を陰唇から取り外す場合には、装着時と同様に、前記指挿入案内部として作用する外部に露出した反身体側面12aに指をあてがい、ミニシート片14と当該ミニシート片14で覆われた反身体側面12aとで形成されるポケット16の指挿入口19aに向かって指を滑らせることによって、まるで手をポケットに挿入するような簡単な作業でポケット16に指を挿入して取り外すことが可能であるから、手や指を汚すことなく簡単に取り外すことができる。
つまり、図6に示すように、指の第一関節の指紋面側を裏面側シート12の反身体側面12aに接触させて挿入させた状態で、図7に示すように、陰唇間パッド1を陰唇に誘導する場合、陰唇18に表面側シート11の身体側面11aを接触させ、陰唇18の凹凸を敏感な指の腹で感知して凹型である陰唇18内により正確に誘導し得る。
なお、ミニシート片14は、図8で示されるように、吸収層2に対して長手方向に10%以上の範囲の長さを有するようにするとともに、裏面側シート12の長手方向に偏った位置に設けられていることにより、指の挿入方向がAの方向であることを明らかにすることができる。この意味で、「ミニシート片14の10%以上の長さ」というのは、本発明に係る陰唇間パッド1において、指の挿入方向を暗示する役割を果たしている。
また、図8に示すように、ミニシート片14と裏面側シート12が接合されていない、第1の非接合部分である指挿入用口19aと対向する位置の第2の非接合部分19bを、裏面側シート12の反身体側面12aと接合すれば、図9(A)のように、第2の非接合部分19bで着用者の指先がすっぽり隠れるため、図9(B)のように、指先が露出するということがなくなり、衛生的である。
なお、特表平6−506368号公報において、身体側とは反対側の面に袋状の指挿入穴が設けられた尿失禁防止パッドが開示されているが、前記指挿入穴について「常態ではつぶれた状態にあるが、指を挿入すると拡がる」と記載されていることから、常態では挿入穴は閉じられていて、尿失禁防止パッドと直角をなすような方向に指を向けなければ、その挿入穴に指を挿入することができないか、あるいは、つぶれた状態にある線状の指挿入口に対して力を入れて無理やりに指を差し入れるといった行為が必要になるといった使用状態においての欠点がある。
つまり、この実施形態のように、前記指挿入案内部として作用する外部に露出した反身体側面12aに指をあてがい、ミニシート片14と当該ミニシート片で覆われた反身体面12aとで形成されるポケット16の指挿入口19aに向かって指を滑らせることによって、まるで手をポケットに挿入するような簡単な作業でポケット16に指を挿入できるものに比べて、前記指の挿入は、手探り状態で行うことは困難で、挿入穴に挿入するには、当該挿入穴を狙って指を挿入する必要があるといった問題が予測できる。
<陰唇間パッドの寸法>
前記陰唇間パッド1の短手方向の長さは10〜60mmが好ましく、より好ましくは30〜50mmである。この場合において、60mmより長い場合には、着用者の大腿部と陰唇間パッド1の縁部とが接触し、着用者が動く度に両者間で摩擦が生じてしまう。そして、かかる摩擦力が陰唇間パッド1を保持している陰唇自体の力よりも上回ったときには、陰唇間から当該陰唇間パッド1が脱落してしまうおそれがある。また、10mmより短い場合には、陰唇間パッド1が陰唇間に介在し得るのに十分な面積や体積を有することができず、当該陰唇間パッド1が脱落しやすくなってしまう。
前記陰唇間パッド1の長手方向の長さは、60〜150mmが好ましく、より好ましくは80〜120mmである。この場合において、150mmより長い場合には、陰唇間パッド1の反身体面と下着等との接触面が大きすぎ、陰唇自体による陰唇間パッド1の保持力よりも強力な摩擦力が生じてしまい、陰唇間パッド1を脱落させてしまうおそれがある。一方、60mmより短い場合には、陰唇間パッド1が陰唇間に介在し得るのに十分な面積や体積を有することができず、当該陰唇間パッド1が脱落しやすくなってしまう。
前記陰唇間パッド1の厚みは、0.5〜20mmであることが好ましく、より好ましくは2〜10mmである。陰唇間パッド1は敏感な陰唇間に装着されるため、厚みが20mm以上の場合には、着用時に着用者が異物感を感じることとなってしまう。一方、0.5mm以下の場合には、内包されている吸収体の容量が経血の吸収に対して不十分となりやすく、経血が陰唇間パッド1から染み出してしまうおそれがある。
陰唇間パッドの身体側に配置される透水性のシートには、液親水性であり、肌に刺激を与えない材料が使用される。このようなものとしては、メルトブローン、スパンボンド、ポイントボンド、スルーエアー、ポイントボンド、ニードルパンチ、湿式、湿式スパンレース、フォームフィルム等の製造方法から得られる不織布を単独又はこれらを複合した材料が挙げられる。
[陰唇間パッドの構成材料]
<透水性シート>
陰唇間パッドの身体側に配置される透水性のシートには、液親水性であり、肌に刺激を与えない材料が使用される。このようなものとしては、メルトブローン、スパンボンド、ポイントボンド、スルーエアー、ポイントボンド、ニードルパンチ、湿式、湿式スパンレース、フォームフィルム等の製造方法から得られる不織布を単独又はこれらを複合した材料が挙げられる。また、繊維状シートとしては、レーヨン、アセテート、コットン、パルプ又は合成樹脂を成分としたものを単独又は芯鞘構造を成すように複合したものを単独又は混合した繊維をシート化したものが挙げられる。
このような材料のうち、陰唇内面からの液移動性や活性剤による化学的刺激を考慮すると、天然コットン5〜30%、レーヨン又はアセテートを70〜95%の比率で混合した繊維を、20〜50g/m2の範囲で調整した後、水流交絡により繊維同士を絡合させて乾燥させ、厚みを0.3〜1.0mmの範囲で調整したスパンレース不織布が好ましい。この際に使用する糸質は、天然コットンであれば15〜60mmの範囲、レーヨン又はアセテートであれば25〜51mmの範囲で、2.2〜6.6dtexの範囲から選ばれる。
<吸収体>
吸収体に用いられる材料としては、パルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテート、天然コットン、高分子吸収体、繊維状高分子吸収体、合成繊維を単独又はこれらを混合した物が使用できる。
シート状の材料としては、これらをシート状若しくは粉状に加工して使用してもよく、使用方法に限定されるものではない。
吸収体は、液体(体液)の吸収保持が可能であればよいが、嵩高であり、型崩れし難く、化学的刺激が少ないものであることが好ましい。具体的には、1.1〜4.4dtexの範囲から選ばれるレーヨン又はアセテートを60〜90%、繊維状高分子吸収体10〜40%の混合比で積層した繊維を、ニードリングにより絡ませ、シート化した目付150〜500g/m2、2〜5mmの嵩を有する不織布シートが挙げられる。
上述のような吸収体を陰唇間パッドに組み込む際には、必要に応じて嵩を調整する、重ねる、折り重ねる等により、適宜調整することができる。
<不透水性シート>
陰唇間パッドに使用される不透水性のシートの材料としては、吸収体に保持された経血が陰唇間パッドの外へ漏れ出すことを防止できるものを使用することができる。また、透湿性素材とすることにより、装着時のムレを低減させることができ、装着時における不快感を低減させることが可能となる。
このような材料としては、例えば、合成樹脂を膜化したシート状フィルム、無機フィラーを充填させて延伸処理を施すことにより得られる通気フィルム、紙、不織布とフィルムを複合したラミネート物、10〜30%の開孔を有し孔径が0.1〜0.6mmの範囲で毛細管を吸収性体側に向かうように配置することにより得られる通気性液遮断シート、等を使用することができる。
更に、装着感を損なわない柔軟性を考慮した場合には、例えば、密度が0.900〜0.925g/cm3の密度の低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂を主体とした目付15〜30g/m2の範囲から得られるフィルムを使用することが好ましい。
<ミニシート片>
ミニシート片には、上述した透水性シートや不透水性シートと同様の材料をいることもできるが、少なくとも短手方向に対して伸長性もしくは伸縮性を有するものを使用するのが好ましい。
このような材料をミニシート片に使用することにより、着用者の指先のサイズが設定された指挿入用口よりも大きい場合であっても、指のサイズに応じてミニシート片が少なくとも幅方向に伸びるため、着用者の指先サイズにかかわらず、本発明に係る陰唇間パッドを効果的に利用することができる。
元来伸縮性を有する材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック−共重合体(SIS)、ウレタン等の合成ゴム、0.88〜0.900g/cm3の密度から選ばれる非晶性オレフィン系樹脂を原料としたフィルム、開孔フォームフィルム、ネット等が挙げられる。また、織布又は織布に合成ゴムを原料とした紡糸フィラメントを編み込んだ生地も使用できる。更に、合成ゴムを主体としたスパンボンド不織布やメルトブローン不織布、発泡フォームシートも使用することができる。
着用中の柔軟な風合いを考慮した上で好適ものとしては、15〜40ミクロンの厚みに調整され、孔部面積が0.28〜1.77mm2、開孔率が40〜70%の範囲で構成された、SEBSを原料とした開孔フォームフォルムが挙げられる。
不織布としては、芯成分が高融点で鞘成分が低融点成分で構成された熱収縮性を有するPE/PP、PE/PET、PP/PP等の複合合成繊維を原材料とし、水流圧により繊維を交絡せしめたスパンレース不織布、再熱風処理を施して繊維のシュリンクを促進させたシュリンクタイプ不織布、連続長繊維を熱シールによりシート化した後に縦方向へ強制的にテンタリングを施したいわゆる伸長性スパンボンド等が挙げられる。
より具体的には、太さが2.2〜6.6dtexの範囲で、長さが38〜51mmの範囲で、芯成分が高融点で鞘成分が低融点成分で構成された熱収縮性を有するPE/PP、PE/PET、PP/PP等の複合合成繊維を原材料とし、目付が20〜60g/m2の範囲に調整されたシュリンクタイプ不織布が、柔軟でドレープ感に富んだ好適な材料として挙げられる。そしてまた、上述のような材料のラミネート物も使用することができる。
非伸長性の材料に伸長性を付与して使用する場合には、不織布からは芯成分が高融点で鞘成分が低融点成分で構成された熱収縮性を有するPE/PP、PE/PET、PP/PP等の複合合成繊維を原材料とし、熱風により処理された嵩高感に富むスルーエアー不織布、水流圧により繊維を交絡せしめたスパンレース不織布、連続繊維を積層しシート化したスパンボンド不織布、ニードルにより繊維同士を絡ませたニードルパンチ不織布、スパンボンドとメルトブローンを多層に積層してシート化したSMS不織布のほか、開孔フォームフィルム、PE樹脂を主成分としたフィルム等を単独又はこれらを複合して成る材料が挙げられる。
また、上述のような材料を雄雌の金型の間に嵌合させ、熱と温度と圧力により形状を型押しするコルゲート加工により伸長性を付与することも可能である。より具体的には、太さが2.2〜4.4dtexの範囲、目付が20〜60g/m2の範囲で調整された複合合成繊維を主体としたスルーエアー不織布を、横方向に伸長可能にコルゲート加工を施したものが挙げられる。コルゲート加工は少なくとも10%以上の伸展性があり、より好ましくは20〜50%の範囲で伸展司能となるように雄雌の金型の配列が設けられたものであり、更に好ましくは30%伸展時の荷重が0.01〜0.05N/25mmの範囲の挙動を有するものが望ましい(試験条件:テンシロン引張試験機にて、速度100mm/min、チャック間隔100mm)。
伸長性を付与する他の方法としては、切れ目線、円状に切り抜く等の方法も使用できる。
<粘着剤>
粘着剤として使用可能なものとしては、水性高分子、架橋剤、可塑剤、水分から成るゲル粘着剤等が挙げられる。より具体的には、水性高分子はゼラチン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース等が挙げられ、架橋剤としては塩化カルシウム、硫酸マグネシウムのような水溶性金属塩が一般的に使用され、可塑剤としてはグリセリン、ワックス、パラフィンなどが挙げられる。
この他にも、感圧型ホットメルト粘着剤も粘着部を形成するための粘着剤として使用することができる。感圧型ホットメルト粘着剤は、SIS、SBS、スチレン−エチレン・ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン・プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)のような合成ゴム樹脂を主たる成分とし、そこにテルペン樹脂、ロジン樹脂などの粘着付与剤とワックス等の可塑剤を溶融混合することによって得られる。
更には、シリコーン樹脂系粘着剤も使用することが可能である。シリコーン樹脂系粘着剤としては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂を主たる成分とし、白金、モリブデン、アンチモン等の金属塩等の架橋剤、エステル系ワックス、グリセリン、マシンオイル等の可塑剤を混合して成る混合物などが挙げられる。
このように粘着部を形成するための粘着剤は多種類存在するが、塗布安定性を考慮すると、感圧型ホットメルト粘着剤を用いることが好ましい。塗布安定性が高い感圧型ホットメルト粘着剤としては、SEBSを15〜25質量%、可塑剤を15〜35質量%、粘着付与剤を40〜70質量%で溶融混合したものが挙げられる。この感圧型ホットメルト粘着剤については、酸化防止剤、蛍光防止剤などを0.1〜1.0質量%の範囲で添加してもよい。
なお、粘着部については、一般に剥離紙として用いられている薄葉紙にシリコーン樹脂をコーティングして成るシート、又はプラスチックフィルムにシリコーン樹脂をコーティングして成るシートで被覆しておくことが好ましい。こうすることにより、保管時における粘着部の汚損や剥離を防止し得る。
[生分解性・水分散性・水溶性を付与した陰唇間パッドの構成]
本発明の陰唇間パッドは生分解性素材及び/又は水分散性素材及び/又は水溶性素材で構成されていることが好ましい。このような陰唇間パッドは使用後そのままトイレに脱落させて流すことができるため、パッドの破棄を簡便かつ清潔に行うことができ、トイレ内のゴミの低減を図ることもできるからである。
本明細書において、「生分解性」とは、放線菌をはじめとする細菌、その他の微生物の存在下、自然界のプロセスに従って、嫌気性又は好気性条件下で物質が二酸化炭素又はメタン等のガス、水及びバイオマスに分解されることをいい、当該物質の生分解能(生分解速度、生分解度など)が、落ち葉等の自然に生じる材料、もしくは同一環境下で生分解性として一般に認識される合成ポリマーに匹敵することをいう。「水分散性」とは、水解性と同じ意味であって、使用時の限定された量の水分(経血)では影響はないものの、多量の水又は水流中では、繊維同士が、少なくとも一般のトイレ配管を詰まらせることがない程度の小断片に容易に分散される性質のことをいう。「水溶性」とは、使用時の限定された量の水分(経血)では影響はないものの、多量の水又は水流中においては溶解する性質のことをいう。
<透水性シート>
透水性シートに使用できる材料としては、スパンレース不織布のほか、繊維長を1〜15mmの範囲から選択される湿式スパンレース不織布を使用することができる。他の材料としては、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネートなどの加水分解による生分解性樹脂も使用することができる。例えば、ポリ乳酸を原料として作られる目付が20〜60g/m2の範囲で調整されたメルトブローン不織布や目付が15〜30g/m2の範囲、繊維太さが1.1〜3.3dtexの範囲で調整されたスパンボンド不織布が挙げられる。なお、各不織布材料には開孔処理を施しても施さなくてもどちらでもよい。
他の材料としてはアセテート、合成繊維を単独又は積層体の連続繊維であるトウを目付50〜300g/m2の範囲に調整し、繊維同士を解繊することにより使用することもできる。
<吸収体>
吸収体に使用できる材料としては、ニードリングから得られる不織布シートを使用することができる。なお、高分子吸収材料の生分解性等を考慮すると、カルボキシメチルセルロース繊維を使用するのが好ましい。
<不透水性シート>
不透水性のシートに使用できる材料としては、PVAフィルム、PVAフィルムの片面若しくは両面あるいは部分的にシリコーンなどにより撥水処理を施したフィルムシート、シリコーンを混合したPVAフィルム、澱粉フィルム、ポリ乳酸又はポリブチレンサクシネート等の加水分解による生分解性樹脂を原料としたフィルム及びティッシュ等とのラミネート紙を使用することができる。必要に応じて無機顔料を0.1〜5%の範囲で混合して着色を施してもよい。
過湿下における防漏性の維持と浄化層への過度な負荷を与えないこと等をも考慮した場合には、ポリ乳酸を原料としたフィルムを10〜20ミクロンの厚み範囲で目付15〜20g/m2の範囲から選ばれるティッシュとラミネートし、更にラミネート時の貼り合せ面積率を5〜40%の範囲で設けられたラミネート紙が好適である。
<ミニシート片>
ミニシート片に使用できる材料としては、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート等の生分解性材料を原料としたフィルム、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等、又はPVA、CMC等の水溶性材料を原料としたフィルム、不織布等、並びにセルロース繊維、再生セルロース繊維等を主体とした水分散性ティッシュ、スパンレース不織布等が挙げられる。
好適には、生分解性材料を主体としたスパンボンド不織布又はメルトブローン不織布であって、太さが0.1〜3.3dtexの範囲、目付が15〜40g/m2の範囲に調整されたシートであって、前途した機械的コルゲート加工を施すことにより得られる。
上述したように新規な陰唇間パッド1として次のようなものを提供することによって、前記指案内部に指をあてがい指挿入口19aに陰唇間パッド1の身体への着脱を手の汚れのおそれを低減しつつ容易な作業で実行可能とすることができる。すなわち、「身体側に接触させるための透水性の表面側シート11と当該表面側シート11と対向配置される裏面側シート12間に体液を吸収する吸収体13を内包して成る吸収層2を具備した陰唇間パッド1であって、前記吸収層2は平面視略長尺形状を呈し、同吸収層2の一部又は全部を前記身体の陰唇間に挟み込んで保持力を得ることが可能な大きさ、重量、柔軟性を備えて成り、かつ、前記吸収層2の反身体側面12aの一部には、当該吸収層2を前記身体に着脱するための指挿入用口19aを有する指への固定手段としてのポケット16が設けられており、前記ポケット16が設けられていない吸収層2の反身体側面12aは、外部に露出しており、この露出した吸収層2の反身体側面12aが指挿入用口19aへ指を挿入する場合に、当該指挿入用口19aへ前記指を案内するものであることを特徴とする陰唇間パッド」を提供することができる。
上述した陰唇間パッド1は、次のような製造工程を経て製造することができる。
以下、図を参照しつつこの本発明の一実施形態について説明するが、本発明に係る陰唇間パッドの製造方法を説明する前に、当該製造方法で提供される陰唇間パッドについて簡単にまとめる。
上述したように新規な陰唇間パッド1として次のようなものを提供することによって、前記指案内部に指をあてがい指挿入口19aに陰唇間パッド1の身体への着脱を手の汚れのおそれを低減しつつ容易な作業で実行可能とすることができる。すなわち、「身体側に接触させるための透水性の表面側シート11と当該表面側シート11と対向配置される裏面側シート12間に体液を吸収する吸収体13を内包して成る吸収層2を具備した陰唇間パッド1であって、前記吸収層2は平面視略長尺形状を呈し、同吸収層2の一部又は全部を前記身体の陰唇間に挟み込んで保持力を得ることが可能な大きさ、重量、柔軟性を備えて成り、かつ、前記吸収層2の反身体側面12aの一部には、当該吸収層2を前記身体に着脱するための指挿入用口19aを有する指への固定手段としてのポケット16が設けられており、前記ポケット16が設けられていない吸収層2の反身体側面12aは、外部に露出しており、この露出した吸収層2の反身体側面12aが指挿入用口19aへ指を挿入する場合に、当該指挿入用口19aへ前記指を案内するものであることを特徴とする陰唇間パッド」を提供することができる。
上述した陰唇間パッド1は、次のような製造工程を経て製造することができる。
[第1の製造方法の工程]
図10を参照しつつ、本発明の一実施形態である陰唇間パッド1の第1製造方法について説明する。この第1製造方法は、
a)装着状態において身体側に位置する表面側シート11になる素材が連続した表面側シート連続部材110及び、反身体側に位置する裏面側シート12になる素材が連続した裏面側シート連続部材120とを、吸収体13を内包するように重ね合わせるa工程と、
b)ミニシート片14となる素材が連続したミニシート片連続部材140の裏面側シート連続部材120に対向する側(反身体側に面する側)の一部又は全部に対して粘着剤などの仮止め手段を塗布し、吸引付きロール143上で所定の長さにカットして複数のミニシート片14に分離し、当該ミニシート片14を吸引付きロール140から裏面側シート連続部材120の反身体側に転写して貼り合わせるb工程と、
c)吸収体13と表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120と、又は、吸収体13を除く、表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120と、ミニシート片14とを、互いに吸収体13の周縁で接合して連続吸収層200を形成するc工程と、
d)吸収体13から所定の幅を設けて周縁部15の不要部分をカットし、陰唇間パッド1の外輪郭を形成するd工程と、から構成される。
以下、第1実施形態の製造工程について具体的に説明する。図10は陰唇間パッド1の一連の製造工程を示す図である。
〔a工程〕
まず、原材料供給工程について説明する。表面側シート連続部材110は、その原反ロール110Aから繰り出され、蛇行修正装置111を通過して、その後、ホットメルト接着剤塗布装置112に送られる。この塗布装置112によりホットメルト接着剤が連続的に塗布されてから、表面側シート連続部材110がロール113の上を通過するように送られる。
一方、裏面側シート連続部材120は、その原反ロール120Aから繰り出されて蛇行修正装置121を通過して、その後、ホットメルト接着剤塗布装置122に送られる。この塗布装置122によりホットメルト接着剤が連続的に塗布されてから、裏面側シート連続部材120がロール123の下を通過するように送られる。
連続吸収体130は、その原反ロール130Aから繰り出され、個々の吸収体13にカットされる。そして、ロール113と123の間へと送られる。
なお、a工程において、裏面側シート連続部材120と吸収体13とが互いに面する側に予めホットメルト型接着剤を塗布することにより、裏面側シート連続部材110と吸収体13を一体的に形成する手段を設けてもよい。同様に、表面側シート連続部材110と吸収体13とが面する側にも、表面側シート連続部材100と吸収体13が互いに面する側に予めホットメルト型接着剤を塗布することにより表面側シート連続部材110と吸収体13を一体的に形成する手段を設けてもよい。
上述のホットメルト型接着剤は、いわゆるホットメルトアプリケータとして一般的に使用されるものである。具体的には、図示しない溶融用タンク内で加熱してホットメルトを溶融状態にしたものを、ギアポンプやプランジャーポンプ等の各種ポンプにより供給用ホースに圧送し、マニホールド内に送り込まれたホットメルトを所定の形状をしたノズルより圧出させて塗布するものである。この際のホットメルトの塗布パターンは、線状、面状、螺旋状、Ω状、噴霧状、網目状等を任意に採用することができ、120℃〜180℃の範囲で加熱された感圧型ホットメルトを目付け1〜10g/m2の範囲で塗布する。
また、好適な実施形態において、表面側シート11と裏面側シート12とが接合をする周縁部15において、吸収体13が挟み込まれないようにするのが好ましい。このようにするために、例えば表面側シート11と裏面側シート12とのみを接合してから、吸収体13をその周縁部の接合部で袋状に囲まれたところに閉じ込めるようにする。これに関し、周縁部15に吸収体13が挟み込まれて接合された場合には、当該周縁部15が硬くなってしまうこととなるが、この実施形態では、上記のように、吸収体13がその接合をする周縁部15において挟み込まれないようにすることにより、当該周縁部15が硬くなってしまうことが回避され、着用感がより好適なものとなる。
なお、吸収体13の寸法は、陰唇間パッド1と同等であってもよく、前記周縁部15に吸収体13が挟み込まれないようにするために、陰唇間パッド1の最外輪郭から2〜10mmの範囲の間隔が設けられるように縮小した寸法としてもよい。
〔b工程〕
次に、ミニシート片14の取り付け工程について説明する。
b工程においては、ミニシート片連続部材140は、その原反ロール140Aから繰り出され、蛇行修正装置141を通過してホットメルト塗布装置142に送られ、ホットメルト接着剤を塗布される。複数の穴が設けられた吸引付きロール143に対して内部からサクションによる吸引圧をかけることにより、当該吸引付きロール143上に保持され、この状態のままカット刃を設けたカットロールにより所定の長さにカットする。
所定の長さにカットされたミニシート片14は、裏面側シート連続部材120側に転写され、先ほど塗布された粘着剤により貼り合わされる。この際、完成品にしわが生じることを防止するため、連続吸収層220を搬送するスピードとカットされたミニシート片14を落とすスピードとは同一となっている。この工程を備えることにより、裏面側シート12とミニシート片14との間に指を挿入するための指挿入用口19aが形成される。
前記ホットメルトは、感圧型ホットメルトが使用され、指挿入用口19aの幅を安定したものとするために、筋状、線状、Ω状等の塗布パターンが好ましく、140〜180℃の範囲で加熱し、目付け5〜100g/m2の範囲で調整したものを、指挿入用口19aの形成のための間隔を空け、左右それぞれに塗布される。
〔c工程〕
次に、吸収体13と上記表面側シート連続部材110及び上記裏面側シート連続部材120との接着固定工程について説明する。
上記吸収体23の供給は、上記表面側シート連続部材110、上記裏面側シート連続部材120の供給とタイミングを合わせるようにして行なわれる。上軸ロール61と下軸ロール62の間に表面側シート連続部材110、及びミニシート片14を貼り合わせた吸収層2を通過させ、上記裏面側シート連続部材120を通過させ、上記吸収体23を挟んだ状態で上軸ロール61及び下軸ロール62に設けられた加圧機構により上方及び下方から加圧し、吸収体13を接着固定して周縁部15、17を形成する。この結果、連続吸収層220が形成される。
上軸ロール61は滑らかな表面形状をなし、下軸ロール62にはエンボス部が一角あたり0.7mm2で隣接し、前記隣接するエンボス部の間隔が1mm、角度45°でエンボス部を3列配列させたエンボスパターンが設けられている。そして、上軸ロール6が70℃〜120℃、下軸ロール62が90℃〜140℃の範囲の熱をそれぞれ有し、300000〜900000N/mの線圧力を有するように調整されてヒートシールが行われる。
〔d工程〕
次に、ミニシート片付き連続吸収層204の切除(ラウンドカット)工程について説明する。
ミニシート片付き連続吸収層204が送り込まれる裁断装置90は、下軸ロール92が平坦な形状をなす受けロールとなり、カッター刃を設けたカッターロールである上軸ロール91に圧力を加えることにより、完成品としての陰唇間パッド1の構成上不要な部分をラウンドカットするものである。この裁断装置90を通過することにより、連続吸収層200は滑らかな角の取れた外輪郭が形成された1製品単位毎の陰唇間パッド1へと切り離される。
このようにして完成した個々の陰唇間パッド20は、この後、包装・梱包等の工程を経て出荷されることとなる。
〔e工程〕
図10(A)において、c工程とd工程との間には、2点鎖線で示すように、ミニシート片14を取り付けた連続吸収層204を縦軸中心線(図2に一点鎖線で示す符号A)にほぼ沿って折り畳む工程であるe工程を経るようにすることも可能である。このe工程は、図10(B)に示すように、進行方向(図10(B)矢印B)に対して設けられた折り畳みミニシート片付き連続吸収層204の左右どちらかの片側から裏面側シート連続部材120が互いに面するように、または、表面側シート連続部材110が互いに面するように折り畳んだ後、前記d工程に向かって搬送され、周縁部15、17がカットされるようにすることもできる。このように、二つ折りにしてカットすることにより、立体的なミニシート片付き連続吸収層204であっても、内包される吸収体13の存在にかかわらず、正確なカットを行なうことができるようになる。
〔f工程〕
更に、縦軸中心線Aにほぼ沿って折り畳むためのe工程の安定性をより高めるために、連続吸収層200に対し、縦軸中心線Aに沿い、圧縮線などで折癖を付する折癖工程fを設けるのも好ましい。このような工程を組み込むことにより、折り畳まれたミニシート片付き連続吸収層204をカットする際に、左右均等なカット形状を安定して確保することができる。
例えば、前記圧縮線は、製造ラインの流れ方向に対して、直線的で連続的に設けられた円盤を形成して成るパターンロールは、幅0.5〜3mmの幅を有する凸部を設けたロールと平坦状ロールとを常温〜150℃の範囲に加熱し、搬送される連続した吸収層2の縦軸中心線Aに沿って300000〜900000N/mの線圧力を有するように調整されたいわゆるエンボスロール等によってエンボス加工することもできる。
このような折癖が付されて製造された陰唇間パッド1は、後述する図11から13に示す個別包装体とするために、包装容器40に収納する際に、かかる収納を容易なものとすることが可能となり、また、折癖がついているために収納状態が嵩張らないといった利点もある。特に、ミニシート片14と吸収層2のそれぞれの折癖が、図12に示すように、反対方向(ミニシート片14の折癖部分と吸収層2の折癖部分とが離間するような方向)となるように設けられる場合には、個別包装体から陰唇間パッド1を取り出して、指挿入用口を介してポケット16に指を挿入することが容易になる。
そして、連続吸収層200に折癖部分(縦軸中心線A)が設けられている場合には、かかる折癖部分が凸状領域となって、後述する凸状の隆起領域28と同様の機能を有することになり、吸収層2の陰唇間への挟み込みが容易となるといった利点もある。吸収層2の陰唇間への挟み込みの状態を示す図が図14である。
[第2の製造方法の工程]
次に、本発明の一実施の形態である前記第1製造方法に代わる陰唇間パッド1の第2製造方法について説明する。図15は第2製造方法の工程図である。
この第2製造方法は、
a1)装着状態において身体側に位置する表面側シート11が連続した表面側シート連続部材110と、反身体側に位置する裏面側シート12が連続した裏面側シート連続部材120とを、吸収体13を内包するように重ね合わせて連続吸収層200を形成するa1工程と、
b1)吸収層2に内包する吸収体13の周辺の表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120とを互いに接合して周縁部15を形成するb1工程と、
c1)ミニシート片連続部材140の裏面側シート連続部材120の反身体側に面する側に粘着剤を塗布し、吸引付きロール上で所定の長さにカットしてミニシート片14とし、当該吸引ロールから裏面側シート連続部材120の反身体側に転写し、ミニシート片14を貼り合わせるc1工程と、
d1)吸収体13から所定の幅を設けて周縁部15、17をカットし、陰唇間パッド1の外輪郭を形成するd1工程と、から構成される。
本製造工程においては、前記b1工程からc1工程へと経ることにより、吸収体13の周辺を形成する周縁部15及び17においては、まず、表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120とが接合されて、周縁部15が形成されることとなる。このため、ミニシート片14と表面側シート連続部材110、裏面側シート連続部材120とは一体的にヒートシール接合された構造とならないため、周縁部15の柔軟な風合いを形成することができる。
つまり、図10(A)の製造工程と、図15の製造工程との大きな違いは、周縁部ヒートシール工程である図10(A)のc工程及び図15のb1工程を、ミニーシート片14を配置する前後のいずれにするのかということにある。即ち、ミニシート片14を配置した後に工程を経るようにするのであれば、表面側シート連続部材110、裏面側シート連続部材120とミニシート片14とを一挙に接合することとなり、ミニシート片14を配置する前にかかる工程を経るようにするのであれば、まず、表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120とを接合することとなる。
[本実施形態の陰唇間パッドの収納]
以上のような吸収層2の短手方向に形成されたミニシート片14によるポケット付きの陰唇間パッド1は、指挿入のためのミニシート片14を取り付けた陰唇間パッドを内包した個別包装体を示す図11から図13のように収納することが好ましい。
即ち、本実施形態の陰唇間パッド内包の包装体は、図11に示すように、開封口41の近くに指挿入のためのポケット16が位置づけられ、二つ折りに畳まれた吸収層2及びミニシート片14としてのポケット16が自然に開くように包装容器40と異方向に陰唇間パッド1が包装されている。したがって、包装容器40を開封すると指挿入用口19aがミニシート片14及び吸収層2の塑性変形で自然に開いて、着用者は、すぐにポケット16に指の腹が裏面側シート12に接するように、指を挿入することができる。
なお、本発明においては、陰唇間パッド1は、包装容器40中に、開封口41付近でポケット16が開くように位置づけられていればよく、図12に示すように、ミニシート片14が吸収層2の幅よりも狭い場合などには、裏面側シート12を内側にして折り曲げてもよい。
また、包装容器40は、陰唇間パッド1が有するポケット16に着用者の指が開封後すぐに挿入できる形態であればよく、例えば、図13に示すように、観音開きとなる形状の包装容器42であってもよい。
[第3の製造方法の工程]
次に、第3の製造方法について説明する。この第3の製造方法は、上述した図1〜図9の変形例である陰唇間パッド20の製造方法である。この第3の製造方法を説明する前に、当該製造方法によって製造される陰唇間パッド20について説明する。
<隆起領域を有する陰唇間パッド>
陰唇間パッド20は、身体側面に身体に向かって凸となる隆起領域28を有するものであり、図16は陰唇間パッド20の斜視図、図17は陰唇間パッド20の裏面図である。
陰唇間パッド20は、図1から図9に示す陰唇間パッド1とは異なり、表面側シート21の長手方向に沿って凸状の隆起領域28を備えている。そして、かかる隆起領域28を着用者の陰唇内の奥深くまで入り込ませて着用者の身体の密着性をより高めることにより、密着性に富むという陰唇間パッドの利点をより向上させることを可能としたものである。このため、陰唇間パッド20は、装着容易性と装着時保持性及び密着性とを同時に兼ね備えているという点で、これらを同時に兼ね備えてはいないが、一見すると形状が似ている他の生理用品、例えば実開平5−18523号において開示されているような、身体に接する面の一部を突出させただけの生理用ナプキンなどとは顕著に異なる。
本発明によれば、指挿入用のポケット26に指を挿入できる構造となっているため、ポケット26に挿入させた指を使って、その指の腹で隆起領域28を陰唇内に入り込ませる位置を的確に把握することが可能となる。即ち、ポケット26の内部と当該隆起領域28の内側とは一体となっているため、ポケット部26に挿入した指を利用して隆起領域28を陰唇内の奥深くまで挿入させながら、陰唇間パッド20を装着することが容易となっている。
このように、凸状の隆起領域28は、部分的に陰唇間に介在できる領域となって陰唇間により強固に固定することができ、膣口からの経血を直接的に吸収することが可能であり、また、隆起領域28の短手方向左右に延長する領域において外陰部表面と液透過性表面側シート21との間に隙間が発生する可能性を低減することができる。そして、陰唇と陰唇間パッド20との隙間の発生を極力抑えることができるため、吸収層22の長手方向に流れる経血の伝いモレを遮断できる可能性が向上し、陰唇内壁を反身体側方向へ高速・多量に流れる経血の排泄方向に対して吸収層22の吸収面をほぼ垂直に保つことが可能であるから、吸収層22の短手方向からの経血流出の恐れを低減することができる。
<製造方法>
この第3の製造工程における製造方法は、陰唇間パッド20の製造方法であって、
a2)装着状態において身体側に位置する表面側シート21が連続した表面側シート連続部材110及び、反身体側に位置する裏面側シート22となる素材が連続した裏面側シート連続部材120とを、吸収体23を内包するように重ね合わせるa2工程と、
b2)吸収体23と表面側シート連続部材110と裏面側シート連続部材120、又は、吸収体23を除く表面側シート連続部材110及び裏面側シート連続部材120とを互いに吸収体23の周縁で接合して連続吸収層220を形成するb2工程と、
c2)連続吸収層220の長手方向のほぼ中央位置の縦軸中心線Aにほぼ沿って連続吸収層220を表面側シート連続部材110側が凸状の隆起領域28を形成し、凸状の隆起領域28の短手方向左右に延長する裾がほぼ平坦状を呈するように変形させるc2工程と、
d2)前記ほぼ平坦状を呈するように変形させた凸状の隆起領域28から延長される短手方向左右両縁部分に、所定長さにカットされたミニシート片24を粘着剤を介して取り付けて、連続吸収層220の屈曲部分が広がらないように規制するd2工程と、
e2)凸状の隆起領域28の縦軸中心線Aを中心としてミニシート片24付き連続吸収層220を左右の短手方向に折り畳み、当該二つに折り畳まれたミニシート片24付き連続吸収層220が水平に搬送されるe2工程と、
f2)当該搬送されたミニシート片24付き連続吸収層220を二つに折り畳んだままの状態で周縁部25をラウンドカットするf2工程と、から成る。
当該製造方法は、従来の生理用ナプキンに比して、主要加工工程(吸収体カット〜ラウンドカット)の長さが著しく短縮化されている(具体的には、生理用ナプキンの主要加工工程は約20mであるのに対し、陰唇間パッドの主要加工工程は約5mとなっている)。かかる製造工程の短縮化は、原料の搬送過程の短縮化を図ることによりなされている。即ち、従来の生理用ナプキン製造工程では、資材の配置が人の手作業により行なわれるため、各資材を作業者の近くに配して操作性を高めることに重点がおかれており、原料の受け渡し距離の短縮化はあまり重視されていなかった。しかも、生理用ナプキンは構成部材が多く(陰唇間パッドの構成部材が約10個であるのに対し、生理用ナプキンの構成部材は約20個)、製造工程の短縮化が難しいという問題もあった。
また、生理用ナプキンは装着に際して陰唇間にはめ込むものではないので、粘膜に接触するということがなく、長い製造工程中に各構成材料の吸収体位置に対するシール位置及びカット位置にズレが生じても、設計上許容範囲を大きくとることにより、装着感に悪影響を及ぼすということが特に問題とならなかった。
しかし、陰唇間パッドは陰唇に挟み込んで使用するものであるため、各構成部材の吸収体位置に対するシール位置及びカット位置にズレが生じたままで製造されると、即座に着用感に悪影響を及ぼすおそれがある。例えば、内包される吸収体を押さえるためのはさみしろ(吸収層の耳白となる周縁部分)に余裕を持たせてしまうと、この部分が装着時に着用者の粘膜に刺激を与える原因となってしまう。つまり、サイズの小さい陰唇間パッドでは、生理用ナプキンと同程度のズレであってもその及ぼす程度は生理用ナプキンに比べてかなり大きいものとなってしまうのである。
このようなことから、本発明においては、製造過程における操作性よりも完成品の着用感を重視し、主要加工工程を短縮化、具体的には加工を行なわないもの(原反)は遠くから運ぶようにし、複合後は、加工点を近くに配して搬送工程の短縮化を図ることにより、製造工程中に生じるズレの発生を低減して、着用感の好適な陰唇間パッドを製造することを可能としたものである。
以下、第3実施形態の製造工程について具体的に説明する。図18は陰唇間パッド20の一連の製造工程を示す図である。
〔a2工程〕
まず、原材料供給工程について説明する。図19は吸収体23の切り込み状態を示す図である。
<a2−1工程>
連続吸収体130は、その原反ロール130Aから繰り出され、裁断装置50において個々の吸収体23にカットされる。そして矢印方向へと送られる。このカット時において、図19(A)に示すように、4つの切り込みが同時に入れられる。かかる切り込みを図19(B)に示す番号に従って説明すると、(1)は吸収体23を折り曲げやすくするために(後述のc2工程及びe2工程おいて有益)、(2)及び(3)はミニシート片を取り付けやすくするために(後述のc2工程において有益)、(4)は装着時において着用者の指と陰唇間パッドがなじみやすいようにするために、それぞれ設けられる。
<a2−2工程>
表面側シート連続部材110は、その原反ロール110Aから繰り出され、蛇行修正装置111を通過して、その後、ホットメルト接着剤塗布装置112に送られる。この塗布装置112によりホットメルト接着剤が連続的に塗布されてから、表面側シート連続部材110がロール113の上を通過するように送られる。
一方、裏面側シート連続部材120は、その原反ロール120Aから繰り出されて蛇行修正装置121を通過して、その後、ホットメルト接着剤塗布装置122に送られる。この塗布装置122によりホットメルト接着剤が連続的に塗布されてから、裏面側シート連続部材120がロール123の下を通過するように送られる。
なお、上述のホットメルト型接着剤は、いわゆるホットメルトアプリケータとして一般的に使用されるものである。具体的には、図示しない溶融用タンク内で加熱してホットメルトを溶融状態にしたものを、ギアポンプやプランジャーポンプ等の各種ポンプにより供給用ホースに圧送し、マニホールド内に送り込まれたホットメルトを所定の形状をしたノズルより圧出させて塗布するものである。この際のホットメルトの塗布パターンは、線状、面状、螺旋状、Ω状、噴霧状、網目状等を任意に採用することができ、120℃〜180℃の範囲で加熱された感圧型ホットメルトを目付け1〜10g/m2の範囲で塗布する。
〔b2工程〕
次に、吸収体23と上記表面側シート連続部材110及び上記裏面側シート連続部材120との接着固定工程について説明する。
上記吸収体23の供給は、上記表面側シート連続部材110、上記裏面側シート連続部材120の供給とタイミングを合わせるようにして行なわれる。上軸ロール61と下軸ロール62の間に表面側シート連続部材110、上記裏面側シート連続部材120を通過させ、上記吸収体23を挟んだ状態で上軸ロール61及び下軸ロール62に設けられた加圧機構により上方及び下方から加圧し、吸収体23の周縁を接着固定して周縁部25を形成する。この結果、連続吸収層220が形成される。
上軸ロール61は滑らかな表面形状をなし、下軸ロール62にはエンボス部が一角あたり0.7mm2で隣接し、前記隣接するエンボス部の間隔が1mm、角度45°でエンボス部を3列配列させたエンボスパターンが設けられている。そして、上軸ロール6が70℃〜120℃、下軸ロール62が90℃〜140℃の範囲の熱をそれぞれ有し、300000〜900000N/mの線圧力を有するように調整されてヒートシールが行われる。
〔c2工程〕
次に、隆起領域28の形成工程について説明する。図20(A)は図c2工程を上から見た状態を示す図であり、同(B)は連続吸収層220の進入状態を示す図であり、同(C)は同(A)のA−A視、B−B視、C−C視のそれぞれの断面図である。
c2工程において、図18の右から左に向かって製造ライン(a2工程→b2工程→c2工程→d2工程→e2工程→f2工程)は流れるが、この進行方向に従って連続吸収層220が進行するにつれて、連続吸収層220がV字状に変形される。これにより、完成品である陰唇間パッド20の吸収層22において、縦軸中心線Aに沿って、その横断面が凸状を呈する凸状の隆起領域28の起伏が徐々に大きくなり得るように成型されることになる。
図20(A)に示すように、製造ラインの進行方向Eに向かって、一対の搬送ベルト150と151とが対向するようにして配置されている。この両搬送ベルト150及び151は、進行方法Eの上流から下流に向かって漸次に幅狭の間隔となるように位置付けられている(W1>W2)。
そして、図20(B)に示すように、前記搬送ベルト150と151の下には、図20(C)に示すような平坦状部154AとV字溝部154Bとを有するガイド154が、製造ラインの進行方向Eに向かって連続的に配置されている。そして、平坦状部154Aは、上記表面側シート連続部材110及び上記裏面側シート連続部材120を同速度でE方向に送り出すように回転する。
この平坦状部154Aには、吸引孔(図示せず)が設けられている。そして、かかる平坦状部154Aの上に配される搬送ベルト150と搬送ベルト151には、平坦状部154Aの吸引孔に対応するように、3〜15mmの穴径の穴150A及び穴151Aが、5〜30mm間隔で複数設けられている。
平坦状部154Aは、穴150A及び151B付きの搬送ベルト150及び151を通して、ガイド154の図示しない吸引孔からの1500〜3000Paのサクション圧によりミニシート片24と連続吸収層220とを貼り合わせる状態を保持しながら、連続吸収層220を進行方向Eへと搬送させている。このようにすることにより、連続吸収層220全体がV字状に折り曲げられてミニシート片24を貼り付けるスペースがなくなってしまうことを防止しながら、連続吸収層220を搬送することが可能となっているのである。
ここで、平坦状部154Aの幅は、ミニシート片24を連続吸収層220に貼り合わせるための貼り合わせ台として平坦状に保持されることが必要であるため、20〜40mmの範囲で設定されている。
V字溝154Bの溝深さ(平坦状部154AからV字溝154Bの頂部までの距離)や溝の幅は、図20(C)に示すように、一定とはなっていない。具体的には、溝深さは15mm〜30mmの範囲で、V字溝154Bの溝の幅Wは、c2工程ラインでの入り口位置(A−A断面参照)で35〜50mmの範囲で、出口位置(C−C断面参照)で15〜25mmの範囲で形成してある。
(摺動ガイド)
本実施形態では、上述のような構成から、搬送ベルト150及び151上を流れる連続吸収層220の両側部分がサクションの影響を受けて上に持ち上げられ、サクション圧の影響を受けない連続吸収層220の真ん中部分がそのままの位置を保とうとすることにより、自然に連続吸収層220がV字形状になる。
これに加え、本実施形態では、より一層確実に連続吸収層220がV字状となるように、ガイド154のV字溝154Bの深部に向かって連続吸収層220を押圧する摺動ガイドとして、円盤状の進入用ガイド153A及び出口用ガイド153Bを設けている。
この進入用ガイド153A及び出口用ガイド153Bは、回転体となっている。そして、進入用ガイド153Aはフリ−ロール(資材の力で回るロール)であるのに対し、出口用ガイド153Bは駆動ロールとなっている。これは、上述のように搬送ベルト150と151との間の幅が徐々に狭くなっていくため、もっとも間隔の狭い出口で連続吸収体220がつまってしまうのを防止すべく、出口用ガイド153Bが有する駆動力によってこれを送り出すことができるようにするためである。
なお、上記進入用ガイド153A及び出口用ガイド153Bは、連続吸収体220がその上をすべりやすいような加工が施してある。これは、本実施形態においては、製造工程が短いために比較的サイズの小さいロールを使用しているが、このようなロールは原料を巻き込みやすいことから、かかる巻き込みを防止するために、ロール表面を資材がすべりやすいようする必要があるからである。
進入用ガイド153Aは、表面シート側に凸状になる様に折り方向を規制する。また、出口用ガイド153Bは、搬送ベルト150、151の表面から製品の変形高さだけ深く押し入れることで一定の高さを付与できる。この様に通過させるようにすることにより、確実に連続吸収層220をV字状にすることができる。しかも、搬送ベルト150と151との間に153Aと153Bの両ガイドを配置しているので、連続吸収体220が搬送ベルト150と151の上に固定されることとなり、それ以外の場所(例えば搬送ベルトより手前)に当該ガイドを配置した場合と比較して、安定した状態でV字状に形成することができる。
(折癖)
本実施形態においては、c2工程に至るまでのa2工程からb2工程の間に、連続吸収層220の縦軸中心線Aに対して、切れ目線、破線、圧縮線等のいずれかの折癖を設けて、V字状に変形させる基点を製品の中心線上に保ち、折り位置を常に一定にすることができる。このような折癖を設けることにより、連続吸収層220がV字溝154Bに容易に沿って変形するきっかけを与え、歪の発生などを低減して製造することが可能となる。
例えば、前記切れ目線は、製造ラインの流れ方向Eに対して、直線的で連続的に設けられた刃を形成して成るロータリーカッター、前記圧縮線は、幅0.5〜3mmの幅を有する凸部を設けたロールにて搬送される連続した吸収層22の縦軸中心線Aに沿って300000〜900000N/mの線圧力を有するように調整されたいわゆるロータリーカッター等によって加工することもできる。
(指挿入規制部)
更に、c2工程には、陰唇間パッド20の前方部分(着用時に陰核近傍にあたる部分)において、指挿入口29aからポケット部分に挿入した指を過度に挿入してしまうことを防止するために、裏面側シート22の反身体側面同士を互いに接着してなる指挿入規制部を形成する工程を含めることもできる。
具体的には、図21に示すように、ホットメルト接着剤塗布装置155を配置し、裏面側シート連続部材120の縦軸中心線A部分に接着剤を塗布する。そして、裏面側シート連続部材120に塗布された接着剤によって、当該縦軸中心線A部分の裏面側シート連続部材120を折り畳んだ状態で接着する。
前記ホットメルト型接着剤は、いわゆるホットメルトアプリケータとして一般的に使用されるものであり、図示しない溶融用タンク内で加熱し、ホットメルトを溶融状態にしたものをギアポンプにより供給用ホースに圧送し、マニホールド内に送り込まれたホットメルトを所定の形状をしたノズルより圧出させ塗布するものである。その塗布パターンは、線状、面状、螺旋状、Ω状、噴霧状、網目状等任意に使用することができ、140〜180℃の範囲で加熱された感圧型ホットメルトを目付け5〜50g/m2の範囲で、連続的な裏面側シート連続部材110に向けて縦軸中心線A上のミニシート側製品端部に3〜10mmの長さで間欠的に塗布させる。
〔d2工程〕
次に、ミニシート片24の取り付け工程について説明する。図22はミニシート片連続部材140にホットメルト接着剤を塗布するときに指挿入規制部をも形成する過程を示す図である。
d2工程においては、ミニシート片連続部材140は、その原反ロール140Aから繰り出され、蛇行修正装置141を通過してホットメルト塗布装置142に送られ、ホットメルト接着剤を塗布される。この場合において、図22(A)に示すように、前述の指挿入規制部を形成する為に、ミニシート片の製品エッジ側転写部に間欠的にホットメルト接着剤を塗布することもできる。具体的には、カット予定位置GG間において、ホットメルト接着剤が24a、24b、24cのそれぞれの位置に塗布されるようにする。このようにすることにより、図22(B)に示すように、後の工程でミニシート片連続部材140が個々のミニシート片24にカットされたときにおいて、24bの部分が指挿入規制部となる。
ホットメルト接着剤が塗布されたミニシート片連続部材140は、複数の穴が設けられた吸引付きロール143に対して内部からサクションによる吸引圧をかけることにより、当該吸引付きロール143上に保持され、この状態のままカット刃を設けたカットロールにより所定の長さにカットする。
所定の長さにカットされたミニシート片24は、裏面側シート連続部材120側に転写され、先ほど塗布された粘着剤により貼り合わされる。この際、完成品にしわが生じることを防止するため、連続吸収層220を搬送するスピードとカットされたミニシート片24を落とすスピードとは同一となっている。
〔e2工程(折り曲げ工程)〕
次に、ミニシート片24が取り付けられた連続吸収層220の折り曲げ工程について説明する。図23(A)は、e2−1工程を示す図であり、同(B)はe2−2工程の示す図であり、図24(A)はe2−2工程を除いた場合の製造工程を上から見た図であり、同(B)はその側面図である。
<e2−1工程>
e2工程に送り込まれた時点においては、連続吸収層220はd2工程の段階においてV字状に折り曲げられた状態となっているが、この連続吸収層220に取り付けられたミニシート片24は折り曲げられていない。従って、連続吸収層220のみが折り曲げられた状態で、ミニシート片付き連続吸収層224がe2工程に流れてくることとなる。
図23(A)−1に示すように、製造ラインの進行方向Eに向かって、一対の搬送ベルト160と161とが対向するようにして配置されている。この両搬送ベルト160及び161は、進行方法Eの上流から下流に向かって漸次水平から垂直になるように90°捻った状態で位置付けられている。即ち、搬送ベルト161及び162が両側から起き上がるようにして捻られているので、この両ベルト上を搬送されるミニシート片付き連続続吸収層224は、両側から折り畳まれるようになる。
より具体的に説明すると、e2−1工程の入り口においては、搬送ベルト160の下にロール80Aが配され、搬送ベルト161の下にロール80Bが配されている。そして、e2−1工程の出口においては、入り口における状態と比較して両搬送ベルトが90°になるように捻られているので、ロール81A及びロール81Bもロール80A及びロール80Bに対して直角となるように配されている。このため、e2−1工程を側面から見ると図23(A)−2に示すようになる。そして、搬送ベルト160及び161の上を流れるミニシート片付き連続続吸収層224は、図23(A)−3に示されるように、徐々に2つ折り状態となっていくのである。
e2−1工程が以上のような構成となっていることから、当該工程が終了するまでの間に、ロール80A及び80B、ロール81A及び81Bと、捻られた搬送ベルト160及び161と、により、ミニシート片付き連続続吸収層224が、一体的に折り畳まれることとなる。
<e2−2工程>
図23(B)−1に示すようなe2−2工程を経ることにより、前記折り畳まれたミニシート片付き連続続吸収層224は、図23(B)−2に示すように、徐々に水平方向に向きを変えられる。そして、一対のロールによりf2工程へと搬送される。
なお、このようなe2−2工程を設けずに、図24に示すように、ラウンドカッター装置89を垂直方向に配置してミニシート片付き連続吸収層224を垂直状態のままカットし、カットされた個々の製品である陰唇間パッド20を90℃に捻られた搬送ベルト163及び164に挟んで搬送することにより、陰唇間パッド20を水平方向にすることも可能である。
〔f2工程〕
次に、ミニシート片付き連続吸収層224の切除(ラウンドカット)工程について説明する。
ミニシート片付き連続吸収層224が送り込まれる裁断装置90は、下軸ロール92が平坦な形状をなす受けロールとなり、カッター刃を設けたカッターロールである上軸ロール91に圧力を加えることにより、完成品としての陰唇間パッド20の構成上不要な部分をラウンドカットするものである。この裁断装置90を通過することにより、連続吸収層220は滑らかな角の取れた外輪郭が形成された1製品単位毎の陰唇間パッド20へと切り離される。
ミニシート片付き連続吸収層224はe2−2工程において2つに折られていることから、上記ラウンドカットは、この二つ折りの状態のままなされることとなる。この点、凸型製品を平面状態のままカットすると、中心部分は吸収体がV字状に折り曲げられているので厚みが厚く、各構成部材が押しつぶされる。その様な状態でカットしたカット部分の切り口は滑らかにはならずに鋸の刃状になり、装着感を著しく悪化させる。そこで、本実施形態のように、二つ折りにしてカットすることにより、内包される吸収体の存在にかかわらず、正確なカットを行なうことができるのである。
このようにして完成した個々の陰唇間パッド20は、この後、包装・梱包等の工程を経て出荷されることとなる。
本実施形態に係る陰唇間パッドの内部構成を示す長手方向の断面図である。 本実施形態の陰唇間パッドの身体側面を示す図1の平面図である。 本実施形態に係る陰唇間パッドの反身体側面を示す外観斜視図である。 「指挿入用口の内側の全周囲長」の説明を具体的に行うための図3のX−X視断面図である。 本実施形態の陰唇間パッドのミニシート片4の接合状態を説明するために陰唇間パッドの短手方向の断面を示した模式的な断面図である。 本実施形態の陰唇間パッドに設けられた指挿入用ポケットに指を挿入した状態を示す図である。 本実施形態の陰唇間パッドを陰唇間に装着する状態を示す図である。 本実施の形態の陰唇間パッドに取り付けられたミニシート片が長手方向に10%以上の範囲の長さを有する状態を示す図である。 本実施形態の陰唇間パッド1に取り付けられたミニシート片の裏面側シートにおける非接合部分の位置を示す図である。 本実施の形態の陰唇間パッドの第1の製造工程を説明するための説明図であり、(A)は、第1の製造工程の側面図(B)は、2点鎖線で示す製造工程を更に詳細に説明するための模式図である。 表面側シートを内側に折り畳んで内包されている本実施形態の陰唇間パッドを内包する包装体の開封状態を示す図である。 裏面側シートを内側に折り畳んで内包されている本実施の形態の陰唇間パッドを内包する包装体の開封状態を示す図である。 本実施形態の陰唇間パッドが観音開き状に開封する包装容器に内包されている場合の開封状態を示す図である。 本実施の形態の陰唇間パッド装着後のミニシート片の状態を示す図である。 本実施の形態の陰唇間パッドの第2の製造工程を説明するための説明図である。 隆起領域を有する陰唇間パッドの斜視図である。 図16の陰唇間パッドの裏面図である。 第3実施形態の製造工程を説明するための説明図である。 吸収体の切り込み状態を示す図である。 図18のa2−1工程の概要を説明する説明図である。 指挿入規制部形成工程を示す図である。 ミニシート片にホットメルト接着剤を塗布するときに指挿入規制部をも形成する過程を示す図である。 図18のe2工程の概要を説明する説明図である。 e2−2工程を除いた場合の製造工程の概要を説明する説明図である。
符号の説明
1 陰唇間パッド
11 表面側シート
12 裏面側シート
13 吸収体
14 ミニシート片
60 接着固定装置
90 裁断装置
110 表面側シート連続部材
120 裏面側シート連続部材
130 連続吸収体
140 ミニシート片連続部材

Claims (1)

  1. 表面側シート材と、裏面側シート材と、これら表面側シート材及び裏面側シート材の間に介装された吸収体と、前記裏面側シート材の表裏面のうち前記吸収体が配置された面とは反対側の面に前記裏面側シート材の3分の2程度を被覆して設けられると共に、指挿入用口を除く外縁部が前記裏面側シート材に接合されてポケットを形成するように取り付けられたミニシートと、を備えた陰唇間パッドの製造装置において、
    前記表面側シート材及び前記裏面側シート材を前記吸収体が介装されるようにそれぞれに供給する面材供給装置と、前記表面側シート材及び/又は前記裏面側シート材の部分であって両シート材が接合されるために当接する部分の少なくとも一部に接着剤を塗工する面材塗工装置と、前記吸収体を前記表面側シート材及び前記裏面側シート材の間に介装するように供給する吸収体供給装置と、前記表面側シート材と前記裏面側シート材と前記吸収体とを組み立てて前記陰唇間パッドの主要部を形成する組立装置と、前記ミニシートを前記裏面側シート材の前記反対側の面に取り付けるミニシート取り付け装置と、を具備し、
    前記面材供給装置は、前記表面側シート材及び前記裏面側シート材をそれぞれ供給する表面材原反ロール及び裏面材原反ロール前記組立装置に対して上下方向反対側に配置され
    前記ミニシート取り付け装置は、前記ミニシートを供給するミニシート原反ロール前記組立装置に対して上下方向に前記裏面材原反ロールと同じ側に配置されると共に、前記組立装置において前記吸収体の周辺の前記表面側シート材と前記裏面側シート材とを互いに接合して周縁部を形成する工程の下流側に配置されることを特徴とする陰唇間パッドの製造装置。
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