JP4712562B2 - 車両の前方立体物認識装置 - Google Patents
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Description
σz=ηz[m]+k2・Mz …(2)
σv=(ηv[m]/t[sec])+k3・Mz …(3)
ここで、ηx,ηz,ηvは、ミリ波と画像とのx方向、z方向、Vz速度の検出精度のばらつきを、それぞれ補正する値であり、
ηx=(α・kmx)+(β・kix)
ηz=(α・kmz)+(β・kiz)
ηv=(α・kmv)+(β・kiv)
で求められる。ここで、α,βは係数であり、予め実験等から求めて設定されている。又、kmx,kmz,kmvはミリ波レーダ装置3のx方向、z方向、Vz速度の誤差、kix,kiz,kivはステレオカメラ装置2のx方向、z方向、Vz速度の誤差であり、予め実験等から求めて設定されている。
Pi←Px・Pz・Pv …(7)
上述したように、各同一確率Px,Pz,Pvの最大値は1であるため、完全同一のときはP=1(100[%])となり、又、各座標系に差が生じているときは、P<1となる。
条件2:ミリ波立体物Miに対して画像立体物Iiが最大同一確率である
条件3:画像立体物Iiに対してミリ波立体物Miが最大同一確率である
そして、この条件1〜3の全てが満足された場合、ミリ波立体物Miと画像立体物Iiとは同一であると判定する。
・Pi=0(但し、同一となるミリ波立体物Miが無く、画像立体物Iiのみ)
x座標←画像立体物Iiのx座標Ix
z座標←画像立体物Iiのz座標Iz
Vz速度←画像立体物IiのVz速度Iv
従って、画像立体物Iiのみで生成した一次フュージョン立体物Fiの特徴量は、x座標Ix、z座標Iz、Vz速度Ivで表される。
x座標←ミリ波立体物Miのx座標Mx
z座標←ミリ波立体物Miのz座標Mz
Vz速度←ミリ波立体物MiのVz速度Mv
従って、ミリ波立体物Miのみで生成した一次フュージョン立体物Fiの特徴量は、x座標Mx、z座標Mz、Vz速度Mvで表される。
x座標←画像立体物Iiとミリ波立体物Miの各x座標Ii,Miの加重平均
z座標←ミリ波立体画像Miのz座標Mz
Vz速度←ミリ波立体物MiのVz速度Mv
従って、ミリ波立体物Miと画像立体物Iiとが同一と判定されたときに生成した一次フュージョン立体物Fiは、x座標(Ii,Miの加重平均)、z座標Mz、Vz速度Mvで表される。上述したように、ミリ波と画像の検出精度を比較した場合、z方向の距離及び速度については、ミリ波の検出精度が優れており、x方向の距離については画像の検出精度が優れている。しかし、x方向の距離が離れるに従って画像の検出精度は低下する。
σz=ηz[m]+k2・Fz …(2’)
σv=(ηv[m]/t[sec])+k3・Fz …(3’)
ここで、ηx,ηz,ηvは、ミリ波と画像とレーザ光とのx方向、z方向、Vz速度の検出精度のばらつきを、それぞれ補正する値であり、
ηx=(α・kmx)+(β・kix)+(γ・klx)
ηz=(α・kmz)+(β・kiz)+(γ・klz)
ηv=(α・kmv)+(β・kiv)+(γ・klv)
で求められる。ここで、α,β,γは係数であり、予め実験等から求めて設定されている。又、kmx,kmz,kmvはミリ波レーダ装置3のx方向、z方向、Vz速度の誤差、kix,kiz,kivはステレオカメラ装置2のx方向、z方向、Vz速度の誤差、klx,klz,klvはレーザレーダ装置4のx方向、z方向、Vz速度の誤差であり、予め実験等から求めて設定されている。
条件2:一次フュージョン立体物Fiに対してレーザ立体物Liが最大同一確率である
条件3:レーザ立体物Liに対して一次フュージョン立体物Fiが最大同一確率である
そして、この条件1〜3が全て満足された場合、一次フュージョン立体物Fiとレーザ立体物Liとは同一であると判定する。
・Pi=0(但し、同一となる一次フュージョン立体物Fiが無く、レーザ立体物Liのみ)
x座標←レーザ立体物Liのx座標Lx
z座標←レーザ立体物Liのz座標Lz
Vz速度←レーザ立体物LiのVz速度Lv
従って、レーザ立体物Liのみで生成した二次フュージョン立体物Siの特徴量は、x座標Lx、z座標Lz、Vz速度Lvで表される。
x座標←一次フュージョン立体物Fiのx座標Fx
z座標←一次フュージョン立体物Fiのz座標Fz
Vz速度←一次フュージョン立体物FiのVz速度Fv
従って、一次フュージョン立体物Fiのみで生成した二次フュージョン立体物Siの特徴量は、x座標Fx、z座標Fz、Vz速度Fvで表される。
x座標←一次フュージョン立体物Fiとレーザ立体物Liの各x座標Fx,Lxの加重平均
z座標←レーザ立体物Liのz座標Lz
Vz速度←レーザ立体物LiのVz速度Lv
従って、画像立体物Iiのみで生成されている一次フュージョン立体物Fiとレーザ立体物Liとで生成される二次フュージョン立体物Siの特徴量は、x座標(FiとLiとの加重平均)、z座標Lz、Vz速度Lvとなる。
x座標←一次フュージョン立体物Fiとレーザ立体物Liの各x座標Fx,Lxの加重平均
z座標←ミリ波立体物Miのz座標Mz
Vz速度←ミリ波立体物MiのVz速度Mv
従って、ミリ波立体物Miのみで生成されている一次フュージョン立体物Fiとレーザ立体物Liとで生成される二次フュージョン立体物Siの特徴量は、x座標(FiとLiとの加重平均)、z座標Mz、Vz速度Mvとなる。
x座標←一次フュージョン立体物Fiとレーザ立体物Liの各x座標Fx,Lxの加重平均
z座標←ミリ波立体物Miのz座標Mz
Vz速度←ミリ波立体物MiのVz速度Mv
従って、ミリ波立体物Mi及び画像立体物Iiで生成されている一次フュージョン立体物Fiとレーザ立体物Liとで生成される二次フュージョン立体物Siの特徴量は、x座標(FiとLiとの加重平均)、z座標Mz、Vz速度Mvとなる。組み合わせの選択理由は上述した通りである。
2…ステレオカメラ装置、
3…ミリ波レーダ装置、
4…レーザレーダ装置、
5…前方立体物認識装置、
6…ステレオ画像処理部、
7…ミリ波信号処理部、
8…レーザ信号処理部、
9…立体物検出処理部、
11…一次フュージョン立体物生成部、
12…二次フュージョン立体物生成部、
Fi…一次フュージョン立体物、
Fn…基準一次フュージョン立体物、
Ii,Mi,Li…立体物、
Iv,Mv,Lv,Sv…Vz速度、
Ix,Mx,Lx,Sx…x座標、
Iz,Mz,Lz,Sz…z座標、
Li…レーザ立体物、
Mi…ミリ波立体物、
Mn…基準ミリ波立体物、
Pi…立体物同一確率、
Px,Pz,Pv…同一確率、
Si…二次フュージョン立体物、
σx,σz,σv…標準偏差
Claims (5)
- 異なる検出特性を有すると共に車両に搭載されている少なくとも3種類の前方認識手段と、
上記各前方認識手段がそれぞれ検出した前方立体物から同一の前方立体物を検出する立体物検出処理部とを備える車両の前方立体物認識装置において、
上記立体物検出処理部が、
上記各前方認識手段でそれぞれ検出した上記前方立体物に基づき該各前方立体物を特定する特徴量をそれぞれ求め、
上記各前方認識手段で検出した上記各前方立体物の全ての組み合わせそれぞれについて該各前方立体物の上記特徴量の同一確率を、該各特徴量の誤差に関するガウス分布に基づき求め、
求めた上記同一確率に基づき同一確率を求めた上記各前方立体物の組み合わせに対し、求めた同一確率に基づいて、該組み合わさせられた前方立体物に同一立体物があるか否かを判定し、
同一の前方立体物がありと判定された場合は、同一と判定された該前方立体物の特徴量に基づいて同一と判定された該各前方立体物をフュージョンしたフュージョン立体物の特徴量を生成する
ことを特徴とする車両の前方立体物認識装置。 - 上記フュージョン立体物生成部は、上記ガウス分布の標準偏差を、該ガウス分布の設定対象となる上記前方立体物を検出した上記前方認識手段の検出精度に応じて可変設定する
ことを特徴とする請求項1記載の車両の前方立体物認識装置。 - 上記特徴量は、上記車両を原点とする車体前後方向の距離座標と車幅方向の位置座標と、該車体前後方向の距離座標の時間的変化に基づいて求めた相対速度とを有する
ことを特徴とする請求項1或いは2記載の車両の前方立体物認識装置。 - 上記フュージョン立体物生成部は、上記フュージョン立体物の特徴量を、同一と判定された上記各前方立体物を検出した上記前方認識手段の検出特性に応じ、上記距離座標と上記位置座標と上記相対速度とを検出精度の優れているものから選択して設定する
ことを特徴とする請求項3記載の車両の前方立体物認識装置。 - 上記前方認識手段は、少なくともミリ波レーダ装置とステレオカメラ装置とレーザレーダ装置である
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両の前方立体物認識装置。
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