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JP4711604B2 - 口座照会システム - Google Patents

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JP4711604B2
JP4711604B2 JP2003013479A JP2003013479A JP4711604B2 JP 4711604 B2 JP4711604 B2 JP 4711604B2 JP 2003013479 A JP2003013479 A JP 2003013479A JP 2003013479 A JP2003013479 A JP 2003013479A JP 4711604 B2 JP4711604 B2 JP 4711604B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して接続された利用者側端末からの要求に従い、利用者が口座を有する金融機関側端末に対して、利用者の口座の照会依頼を行い、その照会結果を利用者側端末に提示する口座照会システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、利用者がパーソナルコンピュータ(以下、パソコンとする。)や携帯電話等の利用者側端末から公衆電話回線網や、インターネットなどの広域ネットワークを通じて金融機関側端末にアクセスし、金融機関側に口座の照会、振込、振替等を要求して、自己の口座の照会及び資金移動を行うホームバンキングシステムが知られている。
【0003】
そして、このようなホームバンキングシステムは、利用者側端末がインターネットを介して金融機関側端末と接続されるホームバンキングシステムと、複数の金融機関側端末が専用回線を介して接続センタに接続され、利用者側端末が電話回線を介して接続センタに接続されるホームバンキングシステムとに、大別できる。
【0004】
詳述すると、前者は、パソコン等の利用者側端末からインターネットを介して各金融機関のWWW(World Wide Web)サーバに接続要求があると、利用者を認証する。そして、認証した利用者の利用者側端末から該WWWサーバに照会要求等があると、WWWサーバがその要求情報を金融機関側に送信すると共に、その要求に対する応答結果を受信する。そして、WWWサーバは、その応答結果を利用者側端末に表示させて、利用者側に、口座残高、振込み明細等を提示する。
【0005】
尚、このシステムにおいて、利用者は、WWWサーバからの応答結果を表示可能なソフトウェア(一般にはHTML(HyperText Markup Language)形式のデータを表示可能なブラウザー)を予め、パソコン等の利用者側端末にインストールしておき、利用者側端末の入力装置からブラウザー上の画面を操作して、口座の照会や資金移動を金融機関側に要求する。
【0006】
次に、後者は、利用者が、利用者側端末を接続センタに接続する前に、予め専用のソフトウェアをインストールして、該ソフトウェアに利用する口座の情報(例えば口座を有する金融機関の情報や口座番号等)を登録しておく構成となっている。即ち、このシステムは、利用者が、複数の金融機関に係る口座情報を利用者側端末に登録しておけば、自己のパソコン等の利用者側端末にて、複数の金融機関の口座を一元管理することができる構成となっている。
【0007】
そして、該システムでは、利用者が該利用者側端末から接続センタに向けて照会を要求して照会対象の口座の情報を送信すると、接続センタが、該照会対象口座の情報を、対応する金融機関に向けて転送する。そして、接続センタは、照会要求による応答結果を受信すると、対応する利用者に該応答結果を転送する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には、以下のような問題があった。
例えば、インターネットを介して金融機関側のWWWサーバに利用者側端末を接続するシステムにおいて、利用者は、複数の金融機関で口座を所有していると、該システムを利用しようとする場合に、各金融機関のWWWサーバに夫々、利用者側端末を接続しなければいけないことが問題となっていた。
【0009】
つまり、利用者は、複数の口座の残高を照会したり、照会した残高を元に、それらの口座間で資金移動(振込又は振替)しようとすると、各金融機関のWWWサーバに利用者側端末の接続を要求し、その接続要求毎に各金融機関のWWWサーバから求められるIDやパスワード等の個人の認証情報を、パソコンのキーボード等から入力しなければならなかった。その結果、利用者には、このような金融機関毎にID及びパスワードを入力する操作が非常に煩わしく感じられた。
【0010】
また、ホームバンキングシステムを利用するために、利用者は、予め金融機関毎に個人を認証するためのIDやパスワードを発行するように申請する必要があり、結果として、利用者には、このような申請の手続が非常に煩わしかった。
そして更に、利用者は、このようなIDやパスワードを複数管理しなければならなくなると、該IDやパスワードを忘れてしまうこともあった。
【0011】
一方、接続センタを介して金融機関側端末と接続するシステムでは、利用者は、専用のソフトウェアを使用して、パソコン等の利用者側端末を接続センタに接続すれば、各金融機関のWWWサーバに接続するような煩わしい操作をしなくても、複数の金融機関に対して、照会要求等ができた。
【0012】
しかしながら、このようなホームバンキングシステムを利用する際においてもインターネットを介して接続するシステムと同様に、利用者が、予め各金融機関に個人を認証するためのIDやパスワードを発行するように申請する必要があり、更に、照会要求の度に、各金融機関から認証を受ける必要があった。
【0013】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、利用者が金融機関毎にIDやパスワードを入力しなくても、複数の金融機関に対して口座の照会を要求することのできる口座照会システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた本発明の口座照会システムは、ネットワークを介して接続された利用者側端末からの要求に従い、利用者が口座を有する金融機関側端末に対して、利用者の口座の照会依頼を行い、その照会結果を利用者側端末に提示する口座照会システムであって、口座情報データベースと、認証手段と、照会手段と、照会結果提示手段と、を備える。
【0015】
この口座照会システムでは、口座情報データベースに、利用者の金融機関口座を表す口座情報が予め登録されている。
そして、認証手段は、利用者側端末から当該システムへの接続要求があると、利用者側端末から認証情報を取得し、認証情報が予め登録された利用者のものである時に、利用者側端末からの照会要求を許可する。
【0016】
そして、認証手段にて照会要求が許可された利用者側端末から口座の照会要求があると、照会手段は、照会要求に対応する利用者の口座情報を口座情報データベースから読み出し、その読み出した口座情報に基づき、利用者が口座を有する金融機関側端末に対して、利用者の口座の照会依頼を行う。
【0017】
そして、照会結果提示手段が、照会手段の照会依頼によって金融機関側端末から応答された各口座の照会内容を取得し、取得した照会内容に含まれる残高情報に基づき、各口座の残高を利用者側端末で一覧表示可能な照会データを生成し、この照会データを利用者側端末に送信する。
この口座照会システムによれば、利用者は、予め当該システムに正当な利用者として登録を受けると共に、予め照会を行う口座を口座情報データベースに登録した後、当該システムに対して利用者側端末の接続要求を行い、利用者側端末から認証情報を当該システムに送信し、認証手段によって照会要求の許可を受けるだけで、口座情報データベースに登録されている口座について、照会手段に照会を要求することができる。
【0018】
従って、利用者は、従来のホームバンキングシステムのように、複数の金融機関に対して、金融機関毎に当該システムへの接続要求を行う必要がなく、更に、金融機関毎に、利用者側端末から認証情報を直接入力して、照会要求の許可を受ける必要がない。
【0019】
また更に、従来のシステムでは、残高等の照会結果が口座毎に利用者側に表示されていたため、利用者は、口座毎に表示される残高等を、手元のメモ紙等に書き留めておき、メモ紙に記入した複数の口座の残高等を見比べて出金する口座を決めたりしていたが、本発明の口座照会システムでは、残高等の照会結果が一覧表示されるため、利用者は、口座一つ一つをメモ紙等に書き留めておかなくても、一覧表示された照会結果を確認するだけで、複数の口座の残高等を容易に把握することができる。
【0020】
ところで、請求項1記載の口座照会システムは、次の資金移動可能口座提示手段と、資金移動手段とを備える。資金移動可能口座提示手段は、照会結果提示手段が利用者側端末に照会データを送信した後、利用者側端末から資金移動処理の実行要求があると、口座情報データベースに登録された利用者の金融機関口座であって入出金可能な口座群からの出金元口座及び入金先口座の選択操作並びに移動金額の入力操作を受付可能な操作画面を利用者側端末に表示させるためのデータであって、入出金可能な口座群を照会依頼によって取得された残高情報と共に操作画面に一覧表示可能な資金移動関連データを生成し、この資金移動関連データを利用者側端末に送信する。
【0021】
一方、資金移動手段は、資金移動可能口座提示手段が資金移動関連データを利用者側端末に送信した後、利用者側端末から資金移動要求があると、口座情報に基づき、資金移動要求によって指定された出金元口座に対応する金融機関側端末に、資金移動要求によって指定された入金先口座への振込依頼若しくは振替依頼を行う。
【0022】
このように構成された口座照会システムによれば、利用者は、操作画面にて、自己の口座の残高を確認しながら、出金元口座及び入金先口座を指定することができ、自己の口座の預金管理を容易に行うことができる。例えば、利用者は、振込若しくは振替前に、金融機関側端末で振込若しくは振替が行われた後の口座残高を容易に推測することができ、口座の預金管理を容易に行うことができる。
【0023】
尚、上記資金移動関連データは、請求項2に記載のように、操作画面を通じて出金元口座及び入金先口座が選択され且つ移動金額が入力されると、当該選択された出金元口座から入金先口座へ入力された金額の資金移動が仮に実行された場合の各口座の残高情報を表示する処理を利用者側端末に実行させるためのプログラム情報を含むデータであるのが好ましい。
このように構成された口座照会システムによれば、利用者は、操作画面にて、自己の口座の残高及び推定残高を確認しながら、出金元口座及び入金先口座を指定することができ、一層、自己の口座の預金管理を容易に行うことができる。
【0024】
次に、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の口座照会システムにおいて、照会結果提示手段が、各口座の照会内容に含まれる残高情報に基づき、利用者側端末で各口座の照会結果を残高順に一覧表示可能な照会データを生成し、利用者側端末に送信することを特徴とする
【0025】
この口座照会システムによれば、利用者は、利用者側端末で一覧表示される照会結果から、照会した口座の中で、いずれの口座内により多くの残高があるかを容易に把握することができる。
この結果、利用者は、口座情報データベースに登録した複数の口座の残高をより一層容易に把握することができ、登録した口座の預金の管理を容易に行うことができる。
【0026】
次に、請求項4に記載の発明は、照会依頼、振込依頼及び振替依頼に伴う金融機関側端末との通信が、専用回線を通じて行われることを特徴とする。
【0028】
また、請求項5に記載の発明は、資金移動手段によって振込依頼若しくは振替依頼が行われると、照会手段が、出金元口座に対応する金融機関側端末に対して、出金元口座の照会依頼を行うことを特徴とする。
【0029】
この口座照会システムによれば、利用者は、照会手段に照会要求を行うことなく、資金移動手段が金融機関側端末に振込依頼若しくは振替依頼した後の出金元口座の照会結果を取得することができる。結果、利用者は、振込若しくは振替後の出金元口座の残高を容易に把握することができる。
【0030】
また、請求項6に記載の発明は、資金移動手段によって振込依頼若しくは振替依頼が行われると、照会手段が、入金先口座に対応する金融機関側端末に対して、入金先口座の照会依頼を行うことを特徴とする
【0031】
この口座照会システムによれば、利用者は、照会手段に入金先口座の照会要求を行うことなく、資金移動手段が金融機関側端末に振込依頼若しくは振替依頼した後の入金先口座の照会結果を取得することができる。結果、利用者は、資金移動手段が金融機関側端末に振込依頼若しくは振替依頼した後の入金先口座の残高を把握することができ、口座情報データベースに登録した口座の預金管理を容易に行うことができる。
【0032】
即ち、利用者は、照会手段により、口座情報データベースに登録した口座の照会結果を取得し、この照会結果から口座の残高を確認した上で、資金移動手段により、口座情報データベースに登録した口座を出金元及び入金先とする振込若しくは振替を要求して、更に、資金移動手段が金融機関側端末に振込依頼若しくは振替依頼した後の入金先口座の照会結果を取得することができるから、口座情報データベースに登録した口座間で資金移動を行うことにより、登録した複数口座の預金を、容易に当該システムにて一元的に管理することができる。
【0033】
この他、請求項7に記載の発明は、資金移動手段が振込依頼若しくは振替依頼を行うと、許可手段が、公衆電話回線網を介して、予め登録された出金元口座の連絡先電話番号に対応する利用者電話端末を呼び出し、振込依頼若しくは振替依頼に対応する決済を金融機関側端末に実行させるか否かを問い合わせると共に、利用者の外部操作により利用者電話端末から決済の実行指令が入力されると、決済の実行を金融機関側端末に許可することを特徴とする
【0034】
この口座照会システムによれば、利用者に対して、決済を金融機関側に実行させてもいいか、確認をとることができ、結果として、正当な利用者が、振込依頼若しくは振替依頼を行ったかどうかを判別することができる。また、本発明においては、悪意による通信傍受などに対してセキュリティの高い公衆電話回線網を通じて利用者側に決済実行の確認をとるようにしているので、利用者は、自身の資金が不正利用者によって不正に移動される心配をしなくて済み、安心して当該口座照会システムを使用することができる。
【0035】
尚、許可手段は、上記決済を金融機関側端末に実行させるか否かを音声にて問い合わせてもよいし、この内容を、利用者電話端末に備えられた液晶ディスプレイ等の表示画面(表示手段)に文字表示してもよい。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例について、図面とともに説明する。
図1は、本発明が適用された口座照会システム1の構成を表すブロック図である。
【0037】
図1に示すように、本実施例の口座照会システム1は、主に、専用回線を通じて金融機関側端末3に接続され、且つ、利用者側で広域ネットワークとしてのインターネット5に接続された中継サーバ7と、中継サーバ7に接続された口座情報データベース(DB)9と、インターネット5に接続された認証サーバ11及びWWWサーバ13と、からなる。そして、この口座照会システム1には、インターネット5を介して利用者側端末15が接続されている。
【0038】
詳述すると、中継サーバ7は主に、利用者側端末15又はWWWサーバ13から利用者の口座に関する照会等の各種要求があった時に、口座情報DB9に記憶されている利用者の口座情報に基づいて、各金融機関側端末3に対して該要求に応じた各種依頼を行うと共に、該依頼による各金融機関側端末3からの応答結果をWWWサーバ13を介して利用者側端末15に提示するために備えられたものである。即ち、中継サーバ7は、利用者側端末15からの要求に応じて、後述の中継サーバ側照会処理、中継サーバ側資金移動処理を実行し、WWWサーバ13からの要求に応じて、後述の登録口座リスト提示処理を実行する構成となっている。
【0039】
尚、口座情報DB9には、利用者が口座照会システム1を利用して照会、資金移動(即ち、振込又は振替)等を行うために予め登録した金融機関口座(以下、「登録口座」とする。)を表す口座情報が記憶されている。ここで口座情報としては、例えば、口座の金融機関番号、支店番号、口座番号、その他、登録口座が口座照会システム1において照会可能又は資金移動可能な口座であるかどうかを示す各種許可情報等が挙げられる。即ち、口座情報とは、口座照会システムにて、金融機関側端末3に各種依頼を行うために必要な利用者の口座に関する各種情報のことである。
【0040】
次にWWWサーバ13は、主に、利用者が金融機関側に照会要求又は振込要求若しくは振替要求(以下、振込要求又は振替要求を「資金移動要求」と表現する。)を行うために必要な各種入力画面、を利用者側端末15で表示させると共に、利用者側の上記要求による金融機関側からの応答結果を利用者側端末15で表示させるために備えられたものである。即ち、WWWサーバ13は、利用者側からの要求に応じて、後述のWWWサーバ側照会処理、WWWサーバ側資金移動処理を実行する構成となっている。
【0041】
次に、認証サーバ11は、口座照会システム1に接続を要求する利用者側端末15の接続を許可するかどうかを判断するために備えられているものであり、該接続許可の判断を行うために、口座照会システム1への利用登録を受けた利用者のユーザID及びパスワード等の認証情報を備え、利用者が接続を要求すると、認証処理を実行する構成となっている。
【0042】
即ち、利用者側端末15(例えば、パソコン)からインターネット5を介して、口座照会システム1に対する接続要求があるとまず、認証サーバ11は、利用者側に認証情報としてのユーザID及びパスワードの入力を求め、該認証情報が入力されると、該認証情報が口座照会システム1に予め登録された利用者のものであるかどうかを判断して、登録されている者の認証情報であるときは、利用者側端末15をWWWサーバ13に接続する。
【0043】
そして、WWWサーバ13は、利用者側端末15に接続されるとまず、後述のWWWサーバ側照会処理を実行して、中継サーバ7に対して口座情報DB9に登録されている利用者の照会可能な口座のリストを要求する。
そして、中継サーバ7は、WWWサーバ13から、該要求があると、後述の登録口座リスト提示処理を実行し、口座情報DB9から、要求があった利用者の登録口座の口座情報を読み出し、利用者の照会可能な登録口座のリストをインターネット5を介してWWWサーバ13に送信する。
【0044】
この後、WWWサーバ13は、中継サーバ7から該登録口座リストを受信して、該登録口座リストを元に、図2(a)に示す照会口座指定入力画面17を利用者側端末15で表示させるための画面情報(以下、「照会口座指定入力画面データ」とする。)を作成し、該画面データを利用者側端末15に送信する。
【0045】
尚、図2は、利用者側端末15で表示される照会口座指定入力画面17(図2(a))、及び、後述の照会結果表示画面19(図2(b))の構成を表す説明図である。照会口座指定入力画面データは、利用者側端末15にて、口座情報DB9に登録されている利用者の照会可能な全ての口座を、照会口座指定入力画面17として一覧表示し、利用者が画面上に表示された口座を選択して”指定口座照会”選択すると、選択した口座を照会対象口座として、該照会対象口座のリスト(以下、照会対象口座リストとする。)を作成し、中継サーバ7に照会対象口座リストを送信すると共に、後述の中継サーバ側照会処理の実行を要求する構成となっている。また、照会口座指定入力画面データは、利用者が、照会口座指定入力画面17上で”全口座照会”を選択すると、利用者の照会可能な全ての登録口座を照会対象として、中継サーバ7に照会対象口座リストを送信すると共に、後述の中継サーバ側照会処理の実行を要求する構成となっている。
【0046】
即ち、利用者側端末15は、認証サーバ11で認証を受け、WWWサーバ13に接続されると、WWWサーバ13から照会口座指定入力画面データを受信して、照会口座指定入力画面17を表示し、利用者に対して、照会対象とする口座を指定するように求める。
【0047】
そして、利用者は、登録口座の内の特定の口座を指定して照会を行いたい場合において、利用者側端末15を操作して、図2(a)に示す照会口座指定入力画面17上で、画面上に一覧として表示されている口座の中から、特定の口座を指定した後に、”指定口座照会”を選択して、特定の口座だけを照会するように口座照会システム1側に要求し、一方、全口座を照会したい場合において、照会口座指定入力画面17上で、”全口座照会”を選択することにより、口座情報DB9に登録されている利用者が照会可能な全ての口座の照会を口座照会システム1側に要求する。
【0048】
即ち、上記方法で、利用者が照会対象とする口座を指定すると、利用者側端末15は、利用者によって指定された照会対象の口座リストを中継サーバ7に送信して、指定された照会対象口座の照会を中継サーバ7に要求する。
そして、中継サーバ7は、利用者側端末15から口座の照会要求があると、後述の中継サーバ側照会処理を実行して、利用者側端末15から受信した照会対象口座リスト及び、口座情報DBに記憶されている利用者の口座情報に基づいて、照会対象となった口座を有する金融機関側端末3に、該口座の照会依頼を行うと共に、該依頼による金融機関側端末3からの応答結果を、照会内容として一つのデータにまとめて一時記憶し、更に、該照会内容をインターネット5を介してWWWサーバ13に送信する。
【0049】
この後、WWWサーバ13は、中継サーバ7から上記照会内容を受信して、該照会内容を、利用者側端末15にて口座毎の照会結果として一覧表示可能な照会結果表示画面データ(即ち、図2(b)に示す照会結果表示画面19を利用者側端末15で表示可能な画面情報)に変換し、該照会結果表示画面データを利用者側端末15に送信する。
【0050】
そして、利用者側端末15は、該照会結果表示画面データをWWWサーバ13から受信すると、図2(b)にしめす照会結果表示画面19を表示し、各口座の照会結果を一覧で利用者側に提示する。尚、図2(b)からもわかるように、照会結果表示画面19には、照会した口座を表す口座情報(口座番号等)と、残高情報が、一覧で表示される。
【0051】
即ち、利用者は、照会口座指定入力画面17で照会する口座を指定して中継サーバ7に照会要求を行うと、後に利用者側端末15にて表示される照会結果表示画面19を通じて、各口座の照会結果(残高等)を取得することができる。
また、利用者は、利用者側端末15を操作して、図2(b)の照会結果表示画面19上から”資金移動モード”を選択すると、口座照会システム1に対して、資金移動要求(即ち、振込又は振替要求)を行うことができる。
【0052】
即ち、利用者が照会結果表示画面19上から”資金移動モード”を選択すると、利用者側端末15は、WWWサーバ13に対して、後述のWWWサーバ側資金移動処理を実行するように要求する。
そして、WWWサーバ13は、利用者側端末15から該要求があると、WWWサーバ側資金移動処理を実行し、口座情報DB9にて登録されている利用者の振込又は振替が可能な登録口座のリストを、中継サーバ7に対して要求する。
【0053】
そして、中継サーバ7は、WWWサーバ13から、該要求があると、登録口座リスト提示処理を実行し、口座情報DB9から、要求があった利用者の登録口座の口座情報を読み出し、振込又は振替が可能な利用者の登録口座のリストをインターネット5を介してWWWサーバ13に送信する。尚、登録口座リストには、照会依頼時に金融機関側端末3から取得した各口座の残高情報が付加される。
【0054】
この後、WWWサーバ13は、該登録口座リストを中継サーバ7から受信して、登録口座リストを元に、図3に示す資金移動口座入力画面21を表示させるために必要な画面情報(以下、「資金移動口座入力画面データ」とする。)を利用者側端末15に送信する。尚、図3は、利用者側端末15にて表示される資金移動口座入力画面21の構成を表す説明図である。
【0055】
即ち、利用者側端末15は、WWWサーバ13に対して、WWWサーバ側資金移動処理を実行するように要求した後に、WWWサーバ13から資金移動口座入力画面データを受信すると、資金移動口座入力画面21を表示する。
図3からもわかるように、資金移動口座入力画面21は、利用者側端末15の入力手段(例えば、パソコンに備えられたキーボード等)から入金先の口座情報(口座番号等)を入力するための口座入力欄21aを備えている。また、資金移動口座入力画面21は、振込又は振替が可能な登録口座の一覧をその残高情報と共に提示しており、利用者が一覧から口座を選択することにより、登録口座を出金元口座又は入金先口座として選択できる構成となっている。
【0056】
また更に、資金移動口座入力画面21は、出金額入力欄21bと、推定残高欄21cを備えており、出金元口座、入金先口座の残高が既に照会により把握されている場合に、利用者が出金額入力欄21bに出金額を入力すると、該出金元口座から該出金額だけ振込又は振替を行う場合に推定される出金元口座及び入金先口座の推定残高が、入力された出金額及び口座の残高情報に基づいて演算され、推定残高欄21cに表示される構成となっている。
【0057】
尚、この演算は、利用者側端末15で行われる構成となっており、WWWサーバ13が利用者側端末15に送信する資金移動口座入力画面データには、該推定残高を利用者側端末15で演算させるためのプログラム情報が備えられている。
また、資金移動口座入力画面データは、利用者が利用者側端末15の入力手段を操作して資金移動口座入力画面21から”振込/振替”を選択すると、利用者側端末15から中継サーバ7に向けて、画面上で指定された出金元口座及び入金先口座にて振込又は振替を要求する構成となっている。
【0058】
即ち、本実施例の口座照会システム1において、振込又は振替を金融機関側に要求する場合、利用者は、利用者側端末15に表示される資金移動口座入力画面21の登録口座の一覧から任意の口座を選択して、該口座を出金元口座として指定する。また、利用者は、入金先口座を指定する場合に、資金移動口座入力画面21上で、振込又は振替を行うために必要な入金先口座の口座情報を口座入力欄21aに直接入力するか、画面上の登録口座の一覧から口座を選択することにより、該口座を入金先口座として指定する。
【0059】
そして、利用者は、上記方法にて出金元口座と入金先口座を指定した後に、出金額入力欄21bに出金額を入力して、資金移動口座入力画面21から”振込/振替”を選択することにより、口座照会システム1に対して該指定した口座の振込又は振替要求を行う。
【0060】
尚、既述のように出金元口座又は入金先口座の残高が既に把握されている場合においては、資金移動口座入力画面21の推定残高欄21cに推定残高が表示されるので、利用者は、該推定残高を見て、現在指定している出金元口座から入金先口座に出金額の振込又は振替を行うと、各口座の残高がどの程度になるのかを、金融機関側端末3で振込又は振替が行われる前に確認して、その後に、該利用者側端末15を通じて中継サーバ7に指定した口座の振込又は振替要求を行うことができる。
【0061】
即ち、上記方法にて、利用者が振込又は振替要求を行うと、利用者側端末15は、中継サーバ7に対して該指定口座の振込又は振替を要求するための資金移動対象口座リストを作成して、該資金移動対象口座リストを中継サーバ7に送信し、中継サーバ7に、中継サーバ側資金移動処理を実行するように要求する。
【0062】
そして、中継サーバ7は、利用者側端末15から、該要求があると、後述の中継サーバ側資金移動処理を実行して、利用者側端末15から受信した資金移動対象口座リスト及び、口座情報DB9に記憶されている利用者の口座情報に基づいて、出金元口座を有する金融機関側端末3に、指定された出金元口座から入金先口座への振込又は振替依頼を行う。そして更に、中継サーバ7は、出金元口座及び入金先口座が照会可能である場合には、出金元口座及び入金先口座の照会を、対応する口座を有する金融機関側端末3に依頼して、該依頼による金融機関側端末3からの応答結果を、資金移動内容として一つのデータにまとめて、インターネット5を介してWWWサーバ13に送信する。
【0063】
そして、WWWサーバ13は、中継サーバ7から該資金移動内容を受信すると、該資金移動内容を、利用者側端末15で表示可能な資金移動結果表示画面データ(即ち、図4に示す資金移動結果表示画面23を利用者側で表示させるための画面情報)に変換して、該資金移動結果表示画面データを利用者側端末15に送信する。
【0064】
尚、図4は、資金移動結果表示画面23の構成を表す説明図である。図4からもわかるように、資金移動結果表示画面23には、振込又は振替が完了したかどうかを知らせるメッセージと、振込又は振替依頼後の出金元口座の残高情報と、入金先口座の残高情報とが表示される。ただし、入金先口座が、口座照会システム1で照会可能な口座でない場合には、残高情報は表示されない。
【0065】
即ち、利用者は利用者側端末15を用いて中継サーバ7に資金移動要求を行うと、図4に示す資金移動結果表示画面23を通じて、振込又は振替が完了したかどうかと、該振込又は振替後の口座の残高と、を知ることができる。
次に、認証サーバ11、WWWサーバ13、中継サーバ7にて実行される各処理について図5〜図9を示しつつ詳述する。
【0066】
図5は、認証サーバ11で実行される認証処理を示すフローチャートである。既述のように認証処理は、利用者側端末15が口座照会システム1に接続を要求すると、認証サーバ11にて実行される。
図5に示すように、認証処理が実行されるとまず、認証サーバ11は、S110にて、利用者側にユーザIDと、パスワードを入力するよう指示して、S120にて、利用者側でユーザIDとパスワードが入力され、それらが認証情報として認証サーバ11側で受信されるまで待機する。
【0067】
そして、該認証情報が認証サーバ側で受信される(S120でYes)と、認証サーバ11は、S130にて、ユーザID及びパスワードが登録されている利用者のものと一致するかどうか判定することにより、利用者側端末15に対して口座照会システム1への接続を許可するかどうかを判断する。
【0068】
つまり、認証サーバ11は、ユーザID及びパスワードが登録されている利用者のものと一致すると、利用者側端末15の接続を許可(S130でYes)し、S140にて、正当に口座照会システム1への接続が許可されていることを中継サーバ7側に証明する認証ID、を利用者側端末15に発行する。その後、認証サーバ11は、S150にて、利用者側端末15をWWWサーバ13に接続させて、認証処理を終了する。
【0069】
尚ここで、認証IDは、従来のシステムにおいて利用者が照会要求又は資金要求を行う毎に直接入力していたユーザIDやパスワードといった認証情報の代わりとして用いられるものであり、認証サーバ11は、S140にて、上記のように利用者側端末15に認証IDを発行すると共に、利用者側端末15に認証IDを発行したことを、中継サーバ7に連絡する。そして、口座照会システム1では、中継サーバ7にて、各種要求の度に利用者側端末15から送信されてくる認証IDを、認証サーバ11から連絡された情報と照合することにより、利用者が認証サーバ11にて認証を受けたものがどうかを判断する(詳しくは後述)。
【0070】
一方、認証サーバ11は、ユーザID又はパスワードが登録されている利用者のものと一致しない場合に、S130にて、利用者側端末15のWWWサーバ13への接続を許可することなく(S130でNo)、S160に処理を移す。
そして、認証サーバは、S160にて、今回の認証処理においてS130で行ったユーザID及びパスワードの判定回数を確認して、判定回数がn回(例えば、3回)を越えない範囲では(S160でNo)、処理をS110に戻してS120にて、利用者に再びユーザID及びパスワードの入力を求め、判定回数がn回を越える場合(S160でYes)には、利用者側端末15の口座照会システム1への接続を拒否して(S170)、認証処理を終了する。
【0071】
次に、WWWサーバ13で行われるWWWサーバ側照会処理及びWWWサーバ側資金移動処理について説明する。
まず、図6(a)は、認証サーバ11の認証処理(S150)にて利用者側端末15がWWWサーバ13に接続されると、WWWサーバ13にて自動的に実行されるWWWサーバ側照会処理、を示すフローチャートである。
【0072】
図6(a)に示すように、WWWサーバ側照会処理が実行されるとまず、WWWサーバ13はS210にて、中継サーバ7に、口座情報DB9に登録されている利用者の照会可能な登録口座のリストを要求し、S220にて中継サーバ7から、該要求による応答があるまで待機する。そして、WWWサーバ13は、中継サーバ7から該要求による応答結果としての登録口座リストを受信すると(S220でYes)、S230にて、該登録口座リストに基づき既述の照会口座指定入力画面データを作成して、該照会口座指定入力画面データを利用者側端末15に送信し、処理をS240に移行する。
【0073】
そして、S240にて、WWWサーバ13は、利用者が利用者側端末15に表示された照会口座指定入力画面17の登録口座の一覧に基づき照会対象口座を指定して、中継サーバ7に照会対象口座の照会を要求し、中継サーバ7が中継サーバ側照会処理にてWWWサーバ13側に送信する照会内容(後述のS580)を受信するまで待機する。
【0074】
そして、WWWサーバ13は、中継サーバ7から照会要求に対する応答結果(即ち、照会内容)を受信すると(S240でYes)、S250にて、該照会内容を既述の照会結果表示画面データに変換して、利用者側端末15に送信する。
尚、口座毎の照会結果を照会結果表示画面19にて残高順に表示する構成にするため、WWWサーバ13は、S250にて、照会内容を照会結果表示画面データに変換する際に、照会内容に含まれる口座の残高情報に基づき、照会された口座の口座情報及び残高情報を、並び替えて、照会結果表示画面データを作成する。
【0075】
つまり例えば、照会結果表示画面データがテキストデータである場合には、利用者側端末15は、照会結果表示画面データ中に含まれる口座情報及び残高情報を照会結果表示画面データの先頭から読み取り、画面上部から順に表示するため、WWWサーバ13は、照会内容から、各口座の口座情報及び残高情報を残高順に並べて照会結果表示画面データを形成することにより、照会結果表示画面19にて、口座情報及び該口座の残高が画面上部から残高順に表示されるようにする。
【0076】
そして、上記S250までの処理を終えると、WWWサーバ13はWWWサーバ側照会処理を終了する。
次に、WWWサーバ側資金移動処理について説明する。図6(b)は、上記WWWサーバ側照会処理が行われた後に、利用者側端末15からの要求があると、WWWサーバ13にて実行されるWWWサーバ側資金移動処理を示すフローチャートである。
【0077】
図6(b)に示すように、WWWサーバ側資金移動処理が実行されるとまず、WWWサーバ13はS310にて、中継サーバ7に、口座情報DB9に登録されている資金移動可能な登録口座のリストを要求し、S320にて中継サーバ7から、該要求による応答があるまで待機する。そして、WWWサーバ13は、中継サーバ7から該要求による応答結果としての登録口座リストを受信すると(S320でYes)、S330にて、該登録口座リストに基づき、既述の資金移動口座入力画面データ作成して、該資金移動口座入力画面データを利用者側端末15に送信する。
【0078】
即ち、WWWサーバ13は、S330にて、該登録口座リストに含まれる全ての登録口座を一覧表示し、且つ、登録口座リストに残高情報が含まれる口座について、該残高を登録口座の一覧と共に表示する画面情報と、既述の推定残高を利用者側端末15にて演算させるプログラムとを備えた資金移動口座入力画面データを作成して、該資金移動口座入力画面データを利用者側端末15に送信する。
【0079】
そして、S330での処理を終えると、WWWサーバ13は、S340にて、利用者が利用者側端末15に表示された資金移動口座入力画面21に基づき、出金元口座と入金先口座とを指定して、中継サーバ7に資金移動を要求し、中継サーバ7が、中継サーバ側資金移動処理にてWWWサーバ13側に送信する資金移動内容(後述のS660)を受信するまで待機する。
【0080】
そして、WWWサーバ13は、中継サーバ7から資金移動要求に対する応答結果(即ち、資金移動内容)を受信すると(S340でYes)、S350にて、該資金移動内容を利用者側端末15で表示するための資金移動結果表示画面データに変換して、該資金移動結果表示画面データを利用者側端末15に送信する。
【0081】
次に、中継サーバ7にて実行される登録口座リスト提示処理、中継サーバ側照会処理、及び、中継サーバ側資金移動処理について説明する。
まず、図7は、WWWサーバ13から既述の登録口座リストが要求(即ち、ステップS210又はS310)されると、中継サーバ7にて実行される登録口座リスト提示処理を示すフローチャートである。
【0082】
登録口座リスト提示処理が実行されるとまず、中継サーバ7は、S410にて、認証IDの照合を行う。
即ち、中継サーバ7は、S410にて、WWWサーバ13から登録口座リストの要求と共に送られてくる利用者側端末15の認証IDを元に、利用者が認証サーバ11にて正当に認証された者であるかどうかを判断して、該利用者が正当に認証された者である時には、認証IDが照合されたとして(S410でYes)、S420にて、口座情報DB9から利用者の口座情報を取得する。
【0083】
そして、S420での処理を終えると、中継サーバ7は、S430にて、該口座情報を元に、登録口座リストを作成して、WWWサーバ13側に送信する。
即ち、S430にて、中継サーバ7は、WWWサーバ13側からの要求が照会可能な登録口座リストの要求であると、口座情報から口座照会システム1で利用者が照会可能な口座として登録した口座のリストを作成して、WWWサーバ13側に該登録口座リストを送信し、WWWサーバ13側からの要求が資金移動可能な登録口座リストの要求であると、口座情報から口座照会システム1で利用者が資金移動可能な口座として登録した口座のリストを作成して、WWWサーバ13側に該登録口座リストを送信する。そして、登録口座リストを送信すると、中継サーバ7は登録口座リスト提示処理を終える。
【0084】
一方、中継サーバ7は、S410にて、認証IDが認証サーバ11から報告を受けているものではない場合、又は、認証IDの有効期限を過ぎたものである場合等で、認証IDの照合ができなかった場合には、S440にて、利用者側端末15を認証サーバ11に接続させて、処理を終了する。
【0085】
次に、中継サーバ側照会処理について図8を示しつつ説明する。尚、図8は、利用者側端末15から、既述の照会要求があると中継サーバ7にて実行される中継サーバ側照会処理を示すフローチャートである。
中継サーバ側照会処理が実行されるとまず、中継サーバ7は、S510にて、WWWサーバ13から照会対象口座リストと共に受信した利用者側端末15の認証IDを元に、利用者が正当に認証された者であるかどうかを判断して、該利用者が正当に認証された者である時には(S510でYes)、S520にて、口座情報DB9及び照会対象口座リストから該利用者の口座情報を取得し、S530に処理を移行する。
【0086】
そして、S530にて、中継サーバ7は、照会対象口座リストに基づいて、照会要求が全口座を照会するものであるかを判断し、全口座に対する照会要求であると(S530でYes)、S540にて、口座情報DB9に登録されている照会可能な口座の全てについて、対応する金融機関側端末3に該口座の照会を依頼する。
【0087】
一方、S530にて、利用者側からの照会要求が口座情報DB9に登録されている口座の全てを対象とするものではないと判断された場合には、中継サーバ7は、S550にて、照会対象口座リストで指定されている口座のみについて、対応する金融機関側端末3に照会依頼を行う。
【0088】
そして、上記S540又はS550の処理を終えると、中継サーバ7は、S560にて、金融機関側端末3から応答結果を受信するまで待機する。
そして、中継サーバ7は、照会依頼を行ったすべての口座についての応答結果を受信すると(S560でYes)、S570にて、該応答結果を全てまとめて、照会内容となる一つのデータを作成し、該データ(即ち、照会内容)を中継サーバ7にて一時記憶する一方、S580にて、該照会内容をWWWサーバ13側に送信して、中継サーバ側照会処理を終了する。
【0089】
一方、S510にて、認証IDを照合することができないと、中継サーバ7は、S590にて利用者側端末15を認証サーバ11に接続させて中継サーバ側照会処理を終了する。
次に、中継サーバ側資金移動処理について図9を示すつつ説明する。尚、図9(a)は、利用者側端末15から資金移動要求があると中継サーバ7にて実行される中継サーバ側資金移動処理を示すフローチャートである。また、図9(b)は、中継サーバ7が、中継サーバ側資金移動処理中に実行する資金移動後照会処理を示すフローチャートである。
【0090】
図9(a)に示すように、中継サーバ側資金移動処理が実行されるとまず、中継サーバ7は、S610にて、利用者側端末15から資金移動対象口座リストと共に受信した認証IDを元に、利用者が認証サーバ11にて正当に認証された者であるかどうかを判断して、該利用者が正当に認証された者である時には(S610でYes)、S620にて、口座情報DB9及び資金移動対象口座リストから利用者の口座情報を取得し、S630に処理を移行する。
【0091】
そして、S630にて、中継サーバ7は、該資金移動対象口座リストに基づいて、金融機関側端末3に振込又は振替依頼を行う。即ち、S620にて取得した口座情報から、指定された出金元口座の金融機関側端末3に対して、出金元口座から入金先口座へ指定された出金額の振込又は振替を行うように依頼する。
【0092】
そして、S630の処理が終了すると、中継サーバ7は、S640にて、出金元口座の金融機関側端末3から該依頼に対する応答結果を受信するまで待機し、該応答結果を受信すると(S640でYes)、S650にて、図9(b)に示す資金移動後照会処理を行う。
【0093】
そして、資金移動後照会処理が実行されるとまず、中継サーバ7は、S651にて、先のS630にて振込又は振替依頼の対象となった入金先口座が、口座情報DB9にて登録されている照会可能な口座であるかどうかをを判断する。
そして、入金先口座が照会可能な口座であると判断される(S651でYes)と、中継サーバ7はS653にて、入金先口座を有する金融機関側端末3に対して、該入金先口座の照会依頼を行い、処理をS655に移行する。
【0094】
一方、S651にて、入金先口座が照会することのできない口座であると判断されると、中継サーバ7は、ステップS653の処理を行わずに、処理をS655に移行する。
そして、S655にて中継サーバ7は、出金元口座を有する金融機関側端末3に対して、S630にて振込又は振替依頼の対象となった出金元口座の照会依頼を行う。
【0095】
そして、中継サーバ7は、S655の処理を終えると、S657にて、照会依頼(S653、S655)に対する応答結果を金融機関側端末3より受信するまで待機し、該応答結果を受信すると(S657)、資金移動後照会処理を終了して、資金移動処理のS660に処理を移行する。
【0096】
そして、中継サーバは、S660にて、先のS640及びS657で受信した応答結果を資金移動内容として一つのデータにまとめ、該資金移動内容をWWWサーバ13側に送信して、資金移動処理を終了する。
以上が、本実施例の口座照会システム1の構成に関する説明であるが、本実施例の口座照会システム1を用いることにより、利用者は、以下の効果を得ることができる。
【0097】
即ち、本実施例の口座照会システム1では、利用者は、予め正当な利用者としての登録を受け、当該システムにて、照会又は、振込若しくは振替の操作を行う自己の口座を口座情報DB9に予め登録しておけば、認証サーバ11にて、自己の認証情報を、外部操作によって利用者側端末15に備えられたキーボード等の入力装置から、入力するだけで、以後利用者自ら認証情報を入力することなく、複数の金融機関側に、自由に、照会又は、振込若しくは振替を要求することができる。尚、正確に記述すると、利用者自ら認証情報を入力することなく金融機関側端末3に各種要求を行うことのできるのは、利用者側端末15が口座照会システム1との接続を遮断するか、認証IDに設定されている有効期限が経過するまでである。
【0098】
換言すると、本実施例の口座照会システム1では、従来のように、金融機関側端末3に照会要求又は、振込若しくは振替要求を行う度に、自己の認証情報を利用者側端末15のキーボードから入力する必要がない。また、利用者は、認証情報の入力が一度で済むので、利用者側端末15に、自己の認証情報であるパスワードを記憶させておく必要もない。したがって、本実施例の口座照会システム1では、他人が利用者側端末15を操作することにより、自己の口座が操作されてしまうことを、防ぐことができる。
【0099】
また、本実施例の口座照会システム1では、利用者は、照会口座指定入力画面17にて、口座情報DB9に登録されている照会可能な登録口座の中から照会する口座を指定して、金融機関側端末3に指定した該口座だけを照会することのできるので、利用者は、複数の登録口座の内、特定の口座の残高だけを知りたい時に、すべての口座に対応する金融機関側端末3から照会依頼による応答結果が届くまで、待つ必要がなく、便利である。しかも、このようにすると、中継サーバ7及び金融機関側端末3が利用者側の照会要求に応えるための処理に係る負荷を最低限に抑えることができる。
【0100】
また、本実施例の口座照会システム1では、照会結果表示画面19にて、口座毎の照会結果が、残高順に一覧表示されるために、利用者にとって、自己の複数の口座の残高を容易の把握することができる。
更に、本実施例の口座照会システム1において、利用者は、資金移動口座入力画面21にて、自己の口座の残高及び推定残高を確認しながら、出金元口座及び入金先口座を指定することができるので、自己の口座の預金管理を容易に行うことができる。
【0101】
以上、本発明の実施例について説明したが、本実施例の認証サーバ11で実行される認証処理は、本発明の認証手段に相当し、本実施例の中継サーバ7で実行される中継サーバ側照会処理は、本発明の照会手段に相当する。また、本実施例の照会結果表示画面データは、本発明の照会データに相当し、本実施例のWWWサーバ13で実行されるWWWサーバ側照会処理のS240及びS250は、本発明の照会結果提示手段に相当する。また、本実施例の照会口座指定入力画面データは、本発明の口座データに相当し、本実施例のWWWサーバ13で実行されるWWWサーバ側照会処理のS210〜S230は、本発明の照会可能口座提示手段に相当する。また、本実施例の中継サーバ7で実行される中継サーバ側資金移動処理は、本発明の資金移動手段に相当し、本実施例の中継サーバ7で実行される資金移動後照会処理は、本発明の請求項5及び請求項6にかかる照会手段に相当する。
【0102】
また、上記実施例でインターネットを経由して伝送する各種データは、当然のことながら、暗号化して送信される。
また、本発明の口座照会システムは、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
【0103】
例えば、上記実施例において、口座情報DB9には、利用者が口座照会システム1で照会、又は、振込若しくは振替可能な自己の口座を登録するようにしたが、利用者が資金移動口座入力画面21にて、自己の口座以外の口座を入金先口座として指定して、振込又は振替要求をした場合には、振込又は振替依頼を金融機関側端末3に行うと共に、該入金先口座を口座情報DB9に登録しておき、後に、利用者側に資金移動口座入力画面データを送信する際には、前回の入金先口座が資金移動口座入力画面の入金先口座として一覧表示されるようにしておいてもよい。
【0104】
このようにすると、利用者が頻繁に入金先として指定する口座は、常に、資金移動口座入力画面に表示されるため、利用者は、口座入力欄21aに、該口座の情報を直接入力しなくても、資金移動口座入力画面21の口座一覧から選択して、該口座を入金先口座として指定できて、便利である。
【0105】
また、悪意の者によって、振込、振替等の資金移動がなされないように、口座の名義人に公衆電話回線を通じて、その資金移動の確認をとれるようにしておけば、当該システムにおけるセキュリティを向上させることができる。
以下には、このシステムを上記実施例の変形例として図10、図11に基づき説明する。尚、図10は、口座照会システム1’の構成を表すブロック図であり、図11は、後述の受付サーバ25にて実行される決済許可処理を示すフローチャートである。また、この変形例に関しては、上記口座照会システム1と異なる部分を主に説明することにし、特に、口座照会システム1と同構成の箇所については説明を省略することにする。
【0106】
図10に示すように、口座照会システム1’には、決済を実行する金融機関側端末3と上記中継サーバ7との間に、本発明の許可手段としての受付サーバ25が各金融機関毎に設けられている。つまり、この口座照会システム1’においては、受付サーバ25が、中継サーバ7及び金融機関側端末3に専用回線で接続されている。
【0107】
そして、上記口座照会システム1において、中継サーバ7が金融機関側端末3に直接行っていた振込依頼、振替依頼は、当該口座照会システム1’の受付サーバ25を介して行われるようにされており、受付サーバ25は、中継サーバ7より振込若しくは振替依頼を受けると、図11に示す決済許可処理を実行し、自身を公衆電話回線網27を介して、利用者側の電話端末(利用者電話端末29)に接続し、利用者に対して決済を実行してもよいか確認する。
【0108】
即ち、処理を実行すると、受付サーバ25は、S710にて、自身が記憶する口座の名義人に関するデータベース(DB)から名義人の登録電話番号を取得する。尚、この登録電話番号は、例えば、中継サーバ7の利用登録をする際に利用者が申請したものであってもよいし、金融機関側が口座を作成する際に名義人に連絡先として申告させたものであってもよい。
【0109】
次に、受付サーバ25はS720にて、取得した登録電話番号先の利用者電話端末29に接続を開始し、S730にて、その接続が成功したかどうかを判断する。
ここで、受付サーバ25は、利用者電話端末29に接続できたと判断するとS740に処理を移し、接続できなかったと判断すると(S730でNo)、S735にて接続回数が所定回数を越えたかどうか判断し、所定回数が越えたと判断するか、利用者電話端末29との接続が成功するまで、繰り返し登録電話番号先の利用者電話端末29に接続を試みる(S720)。
【0110】
この処理の後、利用者電話端末29との接続が成功すると、受付サーバ25は、S740にて、中継サーバ7から送信されてきた振込、振替の依頼内容を電話端末側の利用者に音声案内し、更に、この依頼内容で、決済を実行してもよいかどうかを問い合わせる。この際、利用者に対して、決済を実行してもよい場合には電話端末の所定の番号ボタンを押下するように音声案内する。尚、この音声案内は、受付サーバが振込、振替の依頼内容に基づいて、これに対応する音声信号を合成することにより行われる。
【0111】
この後、受付サーバ25は、S750にて、上記案内後所定時間内に決済を実行する旨の指令(所定の番号ボタンに対応する信号)が利用者より入力されたかどうかを判断し、入力されていれば、金融機関側端末3に決済を許可し、これを実行させる(S760)。一方、所定時間経っても、利用者より決済実行の指令が入力されなかった場合、若しくは、決済を実行しない旨の指令が入力された場合には、S760の処理を行わずに、当該処理を終了する。
【0112】
尚、このようにすると、利用者の確認がとれるまで、決済が行われないことになるので、中継サーバ7で実行される処理を、振込若しくは振替依頼を金融機関側に対して行った時点で、終了させる。つまり、当該システムにおいては、中継サーバ7が、上記口座照会システム1で説明した中継サーバ側資金移動処理(図9(a)参照)において、S630までの処理を行い、S640以降の処理を実行しないように構成されている。
【0113】
また同様に、WWWサーバ13は、上記WWWサーバ側資金移動処理において、S330までの処理を行い、S340以降の処理については実行しないように構成されている。したがって、振込若しくは振替依頼を金融機関側に対して行った時点において、利用者は、振込、振替結果を確認できないが、代わりに、再度当該口座照会システム1’に接続して口座を照会すれば、利用者は、照会内容から振込、振替結果を確認することができる。
【0114】
以上、口座照会システム1’について説明したが、この口座照会システム1’によれば、利用者の確認がとれるまで、振込、振替の決済実行を許可しないため、利用者は、他人によって不正に振込、振替がなされる心配をしなくて済む。特に、パスワード等を知られる可能性の高い、家庭内での使用では、家族内の誰かが勝手に資金移動しようとするのを未然に防止することができるので便利である。
【0115】
また、連絡先の電話端末を携帯電話等にしておくと、経理を一任された会社の責任者が外出している場合においても、社内に居る者が振込、振替依頼を金融機関側に行えば、責任者は、最終的な振込、振替の許可を社外でも行うことができる。
【0116】
尚、上記口座照会システム1’では受付サーバ25を金融機関毎に設置したが、このような受付サーバを設けずに、中継サーバ7が上記決済許可処理を実行するようにシステムを構成してもよい。つまり、金融機関側に資金移動の依頼をする前(S630を実行する前)に、中継サーバ7が公衆電話回線網27を通じて、自身を利用者電話端末29に接続し、利用者に対して決済を実行させてもよいか確認すれば、上記口座照会システム1’と同様の効果を得ることができる。
【0117】
この他、上記実施例では、口座照会システム1,1’に、インターネット5を介して利用者側端末15を接続する構成としたが、口座照会システム1を、WWWサーバ13、認証サーバ11、中継サーバ7、口座情報DB9と同等の機能を有する一つの接続センタで構成して、該接続センタと、利用者側端末15とを、公衆電話回線網で接続するようにしてもよい。また、このような接続センタを用いて口座照会システム1を構成する場合においては、利用者側に電話回線使用料等の金銭的負担を強いることになるが、電話接続の際に送信されてくる利用者の電話番号を認証情報として使用することができて、悪意の者が、正当な利用者と偽って、当該システムに侵入してくるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の口座照会システム1の構成を表す説明図であり、ブロック図である。
【図2】 WWWサーバ側照会処理の際に、WWWサーバ13が利用者側端末15に表示させる各種画面の構成を表す説明図である。
【図3】 本実施例の資金移動口座入力画面の構成を表す説明図である。
【図4】 本実施例の資金移動結果表示画面の構成を表す説明図である。
【図5】 認証サーバ11で実行される認証処理を示すフローチャートである。
【図6】 WWWサーバ13にて実行される各種処理を示すフローチャートである。
【図7】 中継サーバ7にて実行される登録口座リスト提示処理を示すフローチャートである。
【図8】 中継サーバ7にて実行される中継サーバ側照会処理を示すフローチャートである。
【図9】 中継サーバ7にて実行される中継サーバ側資金移動処理を示すフローチャートである。
【図10】 変形例としての口座照会システム1’の構成を表すブロック図である。
【図11】 受付サーバ25にて実行される決済許可処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1’…口座照会システム 3…金融機関側端末 5…インターネット
7…中継サーバ 9…口座情報DB 11…認証サーバ
13…WWWサーバ 15…利用者側端末 17…照会口座指定入力画面
19…照会結果表示画面 21…資金移動口座入力画面
23…資金移動結果表示画面 25…受付サーバ 27…公衆電話回線網
29…利用者電話端末

Claims (7)

  1. ネットワークを介して接続された利用者側端末からの要求に従い、利用者が口座を有する金融機関側端末に対して、利用者の口座の照会依頼を行い、その照会結果を利用者側端末に提示する口座照会システムであって、
    前記利用者の金融機関口座を表す口座情報が予め登録された口座情報データベースと、
    前記利用者側端末から当該システムへの接続要求があると、前記利用者側端末から認証情報を取得し、この認証情報が予め登録された利用者のものである時に、前記利用者側端末からの照会要求を許可する認証手段と、
    前記認証手段にて照会要求が許可された利用者側端末から口座の照会要求があると、この照会要求に対応する利用者の口座情報を前記口座情報データベースから読み出し、当該口座情報に基づき、利用者が口座を有する金融機関側端末に対して、利用者の口座の照会依頼を行う照会手段と、
    前記照会手段の照会依頼によって前記金融機関側端末から応答された各口座の照会内容を取得し、取得した照会内容に含まれる残高情報に基づき、前記各口座の残高を前記利用者側端末で一覧表示可能な照会データを生成し、この照会データを前記利用者側端末に送信する照会結果提示手段と、
    前記照会結果提示手段が前記利用者側端末に前記照会データを送信した後、前記利用者側端末から資金移動処理の実行要求があると、前記口座情報データベースに登録された利用者の金融機関口座であって入出金可能な口座群からの出金元口座及び入金先口座の選択操作並びに移動金額の入力操作を受付可能な操作画面を前記利用者側端末に表示させるためのデータであって、前記入出金可能な口座群を前記照会依頼によって取得された残高情報と共に前記操作画面に一覧表示可能な資金移動関連データを生成し、この資金移動関連データを前記利用者側端末に送信する資金移動可能口座提示手段と、
    前記資金移動可能口座提示手段が前記資金移動関連データを利用者側端末に送信した後、前記利用者側端末から資金移動要求があると、前記口座情報に基づき、前記資金移動要求によって指定された出金元口座に対応する金融機関側端末に、前記資金移動要求によって指定された入金先口座への振込依頼若しくは振替依頼を行う資金移動手段と、
    を備えたことを特徴とする口座照会システム。
  2. 前記資金移動関連データは、前記操作画面を通じて出金元口座及び入金先口座が選択され且つ移動金額が入力されると、前記選択された出金元口座から入金先口座へ前記入力された金額の資金移動が仮に実行された場合の各口座の残高情報を表示する処理を前記利用者側端末に実行させるためのプログラム情報を含むデータであること
    を特徴とする請求項1記載の口座照会システム。
  3. 前記照会結果提示手段は、前記各口座の照会内容に含まれる残高情報に基づき、前記利用者側端末で各口座の照会結果を残高順に一覧表示可能な照会データを生成し、前記利用者側端末に送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の口座照会システム。
  4. 前記照会依頼、前記振込依頼及び振替依頼に伴う前記金融機関側端末との通信は、専用回線を通じて行われることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の口座照会システム。
  5. 前記照会手段は、前記資金移動手段によって前記振込依頼若しくは前記振替依頼が行われると、出金元口座に対応する金融機関側端末に対して、出金元口座の照会依頼を行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の口座照会システム。
  6. 前記照会手段は、前記資金移動手段によって前記振込依頼若しくは前記振替依頼が行われると、入金先口座に対応する金融機関側端末に対して、入金先口座の照会依頼を行うことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の口座照会システム。
  7. 前記資金移動手段が前記振込依頼若しくは前記振替依頼を行うと、公衆電話回線網を介して、予め登録された前記出金元口座の連絡先電話番号に対応する利用者電話端末を呼び出し、前記振込依頼若しくは前記振替依頼に対応する決済を金融機関側端末に実行させるか否かを問い合わせると共に、用者の外部操作により利用者電話端末から前記決済の実行指令が入力されると、前記決済の実行を前記金融機関側端末に許可する許可手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の口座照会システム。
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