[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4706950B2 - Parkinson's disease therapeutic agent containing an astrocyte function improving agent as an active ingredient - Google Patents

Parkinson's disease therapeutic agent containing an astrocyte function improving agent as an active ingredient Download PDF

Info

Publication number
JP4706950B2
JP4706950B2 JP2001216132A JP2001216132A JP4706950B2 JP 4706950 B2 JP4706950 B2 JP 4706950B2 JP 2001216132 A JP2001216132 A JP 2001216132A JP 2001216132 A JP2001216132 A JP 2001216132A JP 4706950 B2 JP4706950 B2 JP 4706950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parkinson
group
disease
agent
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001216132A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2002097158A (en
JP2002097158A5 (en
Inventor
泰人 糸山
宏之 加藤
勉 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ono Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Ono Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2001216132A priority Critical patent/JP4706950B2/en
Publication of JP2002097158A publication Critical patent/JP2002097158A/en
Publication of JP2002097158A5 publication Critical patent/JP2002097158A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4706950B2 publication Critical patent/JP4706950B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパーキンソン病の治療剤に関する。
さらに詳しくは、一般式(I)
【化2】

Figure 0004706950
(式中の記号は後記と同じ意味を表わす。)
で示される化合物、その非毒性塩、またはその水和物からなるアストロサイト機能改善剤を有効成分として含有するパーキンソン病ならびにパーキンソン症候群の治療および/または予防剤に関する。
【0002】
【発明の背景】
パーキンソン病は神経変性疾患であり、厚生省から特定疾患に指定されている疾患である。パーキンソン病は、臨床的症状として、1)振戦、2)無動、3)筋強剛の三つの大きな特徴的症状を呈する。患者の脳でドーパミン含有量が低下していることが知られてから、何らかの理由で、脳内ドーパミンが減少することが直接の原因であると考えられている。そのため、ドーパミン自体を投与したり、ドーパミンの代謝を抑制したり、ドーパミンのアゴニストを用いたりすることによる治療が、現在行なわれている。
【0003】
パーキンソン病の治療薬は、いくつか知られている。代表的なものとしては、L−ドーパ(ドーパミンの前駆体)、L−ドーパ/ドーパカルボキシラーゼ阻害剤の合剤、ドーパミンアゴニスト、抗コリン剤、ドーパミン放出促進剤(アマンタジン等)、モノアミンオキシダーゼB阻害剤(セレギリン等)等がある。しかしながら、長期投与による薬効の減退、副作用、病気の進行を抑制できない等の問題があり、充分な効果を得るには至っていなかった。
また、パーキンソン症候群とは、パーキンソン病を含めてパーキンソン病類似の病状(上記の三つの病状)を示す神経疾患の一群に対してつけられた症状名である。
【0004】
一方、特開平7-316092号には、一般式(I)で示される化合物が、脳機能改善(特にアストロサイト機能改善)作用を有し、そのため、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、進行性核上麻痺、オリーブ橋小脳萎縮症、脳卒中や脳外傷後の神経機能障害、多発性硬化症、星状膠細胞腫、髄膜炎、脳腫瘍、クロッツフェルド−ヤコブ病、エイズ痴呆等の治療および予防に有用である旨記載されている。
【0005】
【発明の開示】
本発明は、一般式(I)
【化3】
Figure 0004706950
(式中、R6は、ヒドロキシ基、C1〜4のアルコキシ基、フェニル基1個で置換されたC1〜4のアルコキシ基、または、NR910
(基中、R9およびR10は、それぞれ独立して
(i)水素原子、
(ii)C1〜4のアルキル基、
(iii)フェニル基、
(iv)C1〜4のアルコキシ基またはカルボキシル基で置換されているフェニル基、
(v)窒素原子1個含有する4〜7員の複素環、または
(vi)フェニル基で置換されているC1〜4のアルキル基、
C1〜4のアルコキシ基またはカルボキシル基で置換されているフェニル基で置換されているC1〜4のアルキル基、または
窒素原子を1個含有する4〜7員の複素環で置換されているC1〜4のアルキル基、
(vii)それらが結合する窒素原子と一緒になって、窒素原子を1または2個含有する4〜7員の複素環、または窒素原子と酸素原子を1個ずつ含有する4〜7員の複素環、または
(viii)それらが結合する窒素原子と一緒となって、アミノ酸残基を表わす。)で示される基を表わす。)を表わし、
(1)nは、1を表わし、
11は、水素原子を表わし、
5は、(1個の炭素原子が1〜3個のフッ素原子で置換されているC1〜10のアルキル)−CH2−基を表わし(ただし、R5は、F−(CH25−、F−(CH26−、F−(CH27−、F3C−(CH22−で示される基は表わさない。)、または
(2)nは、0または1を表わし、
11は、水素原子または塩素原子を表わし、
5は、
C3〜10のアルキル基、
C3〜10のアルケニル基、
C2〜10のアルコキシ基、
C2〜10のアルキルチオ基、
C3〜7のシクロアルキル基、
フェニル基、
フェノキシ基、
F−(CH2)m−基(基中、mは5〜7の整数を表わす。)、
3C−(CH22−基、
(塩素原子1または2個で置換されているC2〜10アルキル)−CH2−基、(C1〜4アルコキシ基、C3〜7のシクロアルキル基、フェニル基またはフェノキシ基から選ばれる1または2個の置換基で置換されているC1〜5のアルキル)−CH2−基を表わすか、または
5は、R11と一緒になってC3〜10のアルキリデン基を表わす。)
で示される化合物、その非毒性塩、またはその水和物からなるアストロサイト機能改善剤からなるパーキンソン病、またはパーキンソン症候群の治療および/または予防剤に関する。
【0006】
一般式(I)で示される化合物は、アストロサイトの機能改善作用を有し、そのため、アルツハイマー病等に有効であることが、特開平7-316092号に記載されているが、パーキンソン病、パーキンソン症候群に有効であるとの記載はない。パーキンソン病において、リアクティブアストロサイトの存在は、確認されているが(Greenfield's Neuropathology, 6th edition, Graham DL, Lantos PL (eds), Arnold, London, 1997)、病気の原因であるのか、結果であるのかは、現在確定されていない。今回、一般式(I)で示される化合物が、in vivo 実験(パーキンソン病モデル)において有効であることが初めて確認された。
【0007】
本発明に用いられる、アストロサイト機能改善剤のうち、より好ましい態様は、(R)−2−プロピルオクタン酸、その非毒性塩である。しかしながら、本発明における代表的な化合物である(R)−2−プロピルオクタン酸のみならず、一般式(I)で示される化合物は、アストロサイトの機能改善作用を有するので、パーキンソン病に有効であることは十分予測されることである。
【0008】
一般式(I)で示される化合物は、それ自身が公知であるか、または特開平7-316092号、WO00/48982号明細書記載の方法により製造することができる。
【0009】
本発明に用いられる化合物は、公知の方法で相当する塩に変換される。塩は、毒性のない水溶性のものが好ましい。適当な塩としては、アルカリ金属(カリウム、ナトリウム等)の塩、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム塩、薬学的に許容される有機アミン(テトラメチルアンモニウム、トリエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、シクロペンチルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミン、リジン、アルギニン、N−メチル−D−グルカミン等)の塩が挙げられる。特に好ましくは、ナトリウム塩である。
【0010】
本発明に用いられる化合物は、公知の方法で相当する酸付加塩に変換される。酸付加塩は、毒性のない水溶性のものが好ましい。適当な酸付加塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩のような無機酸塩、または酢酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、グルクロン酸塩、グルコン酸塩のような有機酸塩が挙げられる。
本発明化合物またはその塩は、公知の方法により、水和物に変換される。
【0011】
【本発明化合物の薬理活性】
一般式(I)で示される本発明化合物は、アストロサイト機能改善作用を有し、後述するように、パーキンソン病モデルにおいて有効であり、そのため、パーキンソン病およびパーキンソン症候群に有効であると考えられる。
【0012】
【毒性】
一般式(I)で示される本発明化合物の毒性は十分に低いものであり、医薬品として使用するために十分安全であることが確認された。例えば、イヌを用いた単回静脈内投与では、(R)−2−プロピルオクタン酸は、100mg/kgで死亡例が見られなかった。
【0013】
【医薬品への適用】
本発明に用いられるアストロサイト機能改善剤、その塩またはその水和物は、パーキンソン病およびパーキンソン症候群の治療および/または予防に有用である。
本発明に用いられるアストロサイト機能改善剤、その塩またはその水和物を上記の目的で用いるには、通常、全身的または局所的に、経口または非経口の形で投与される。
投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間等により異なるが、通常、成人一人あたり、1回につき、1mgから1000mgの範囲で、1日1回から数回経口投与されるか、または成人一人あたり、1回につき、0.1mgから100mgの範囲で、1日1回から数回非経口投与(好ましくは、静脈内投与)されるか、または1日1時間から24時間の範囲で静脈内に持続投与される。
【0014】
もちろん前記したように、投与量は、種々の条件によって変動するので、上記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また範囲を越えて必要な場合もある。
本発明化合物を投与する際には、経口投与のための内服用固形剤、内服用液剤および、非経口投与のための注射剤、外用剤、坐剤等として用いられる。
経口投与のための内服用固形剤には、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。また、口腔内に挿入付着させる含嗽剤、舌下剤等も含まれる。カプセル剤には、ハードカプセルおよびソフトカプセルが含まれる。
【0015】
このような内服用固形剤においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質はそのままか、または賦形剤(ラクトース、マンニトール、グルコース、微結晶セルロース、デンプン等)、結合剤(ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等)、崩壊剤(繊維素グリコール酸カルシウム等)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム等)、安定剤、溶解補助剤(グルタミン酸、アスパラギン酸等)等と混合され、常法に従って製剤化して用いられる。また、必要によりコーティング剤(白糖、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等)で被覆していてもよいし、また2以上の層で被覆していてもよい。さらにゼラチンのような吸収されうる物質のカプセルも包含される。
【0016】
経口投与のための内服用液剤は、薬剤的に許容される水剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、エリキシル剤等を含む。このような液剤においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質が、一般的に用いられる希釈剤(精製水、エタノールまたはそれらの混液等)に溶解、懸濁または乳化される。さらにこの液剤は、湿潤剤、懸濁化剤、乳化剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、保存剤、緩衝剤等を含有していてもよい。
【0017】
非経口投与のための注射剤としては、溶液、懸濁液、乳濁液および用時溶剤に溶解または懸濁して用いる固形の注射剤を包含する。注射剤は、ひとつまたはそれ以上の活性物質を溶剤に溶解、懸濁または乳化させて用いられる。溶剤として、例えば注射用蒸留水、生理食塩水、植物油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、エタノールのようなアルコール類等およびそれらの組み合わせが用いられる。さらにこの注射剤は、安定剤、溶解補助剤(グルタミン酸、アスパラギン酸、ポリソルベート80(登録商標)等)、懸濁化剤、乳化剤、無痛化剤、緩衝剤、保存剤等を含んでいてもよい。これらは最終工程において滅菌するか無菌操作法によって製造、調製される。また無菌の固形剤、例えば凍結乾燥品を製造し、その使用前に無菌化または無菌の注射用蒸留水または他の溶剤に溶解して使用することもできる。
【0018】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を詳述するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1:MPTP投与による実験的パーキンソン病モデルを用いた本発明化合物の改善効果
[実験]
C57系雄性マウス(体重20〜28g)6〜12匹を1群として用いた。無麻酔下、マウスにMPTP(10mg/kg;1−メチル−4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン塩酸塩)を1時間間隔で、4回腹腔内投与した(Brain Res.824,224-231(1999))。この様にして作製したモデルに、本発明化合物A((R)−2−プロピルオクタン酸)を1、6、24、48時間後に投与し、最終投与後3日目にマウスの線条体を採取した。線条体は、重量を測定後、直ちに凍結保存した。常法により、線条体中のドーパミンおよびドーパック(DOPAC;3,4−ジヒドロキシフェニル酢酸)の含有量をHPLCにて測定し、評価した結果を表1に示す。
【0019】
検定は、MPTP単独投与群に対して、ダネット多重比較検定(両側)を用いて行なった。
表中の値は、平均値±標準偏差で表わしている。
【0020】
【表1】
Figure 0004706950
【0021】
[考察]
MPTP単独投与群との比較で、MPTP+本発明化合物投与群は、有意にかつ用量依存的にドーパミン含有量およびドーパック含有量を増加させた。また、本発明化合物単独投与群は、コントロールとほぼ同様の値を示し、単独作用がないことが確認された。
また、本発明化合物は処置後投与で有効であり、従来なかった画期的な薬剤であると言える。
【0022】
製剤例1:カプセル剤の製造
(R)−2−プロピルオクタン酸(1g)をゼラチンカプセルに封入することで、有効成分を100mg含有するカプセル剤10個を得た。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a therapeutic agent for Parkinson's disease.
In more detail, the general formula (I)
[Chemical 2]
Figure 0004706950
(The symbols in the formula have the same meaning as described below.)
And a therapeutic and / or prophylactic agent for Parkinson's disease and Parkinson's syndrome comprising an astrocyte function improving agent comprising a compound represented by the formula:
[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION
Parkinson's disease is a neurodegenerative disease and is designated as a specific disease by the Ministry of Health and Welfare. Parkinson's disease presents three major characteristic symptoms as clinical symptoms: 1) tremor, 2) immobility, and 3) muscle stiffness. Since it has been known that the patient's brain has a reduced dopamine content, for some reason, a decrease in brain dopamine is believed to be a direct cause. Therefore, treatment by administering dopamine itself, suppressing dopamine metabolism, or using an agonist of dopamine is currently being carried out.
[0003]
Several treatments for Parkinson's disease are known. Typical examples include L-dopa (precursor of dopamine), L-dopa / dopa carboxylase inhibitor combination, dopamine agonist, anticholinergic agent, dopamine release promoter (amantadine, etc.), monoamine oxidase B inhibitor (Selegiline, etc.). However, there have been problems such as a decrease in drug efficacy, side effects, and progression of disease due to long-term administration, and sufficient effects have not been achieved.
Parkinson's syndrome is a symptom name given to a group of neurological diseases that show Parkinson's disease-like medical conditions (the above three medical conditions) including Parkinson's disease.
[0004]
On the other hand, in JP-A-7-316092, the compound represented by the general formula (I) has an action of improving brain function (particularly improvement of astrocyte function), and therefore, Alzheimer's disease, amyotrophic lateral sclerosis, Treatment of progressive supranuclear palsy, olive bridge cerebellar atrophy, neurological dysfunction after stroke or brain trauma, multiple sclerosis, astrocytoma, meningitis, brain tumor, Clotsfeld-Jakob disease, AIDS dementia, etc. And is described as being useful for prevention.
[0005]
DISCLOSURE OF THE INVENTION
The present invention relates to general formula (I)
[Chemical 3]
Figure 0004706950
(In the formula, R 6 is a hydroxy group, a C 1-4 alkoxy group, a C 1-4 alkoxy group substituted with one phenyl group, or an NR 9 R 10 group (in which R 9 and R 10 are Each independently (i) a hydrogen atom,
(Ii) a C1-4 alkyl group,
(Iii) a phenyl group,
(Iv) a phenyl group substituted with a C1-4 alkoxy group or a carboxyl group,
(V) a 4-7 membered heterocyclic ring containing one nitrogen atom, or (vi) a C1-4 alkyl group substituted with a phenyl group,
C1-4 substituted with a C1-4 alkoxy group or a phenyl group substituted with a carboxyl group, or a C1-4 substituted with a 4-7 membered heterocyclic ring containing one nitrogen atom 4 alkyl groups,
(Vii) together with the nitrogen atom to which they are attached, a 4-7 membered heterocyclic ring containing 1 or 2 nitrogen atoms, or a 4-7 membered heterocyclic containing one nitrogen atom and one oxygen atom A ring, or (viii) together with the nitrogen atom to which they are attached, represents an amino acid residue. ) Represents a group represented by )
(1) n represents 1,
R 11 represents a hydrogen atom,
R 5 represents a (C 1-10 alkyl in which one carbon atom is substituted with 1 to 3 fluorine atoms) —CH 2 — group (where R 5 is F— (CH 2 ) 5. -, F- (CH 2) 6 -, F- (CH 2) 7 -, F 3 C- (CH 2) 2 -. group represented by is not represented), or (2) n is 0 or 1 Represents
R 11 represents a hydrogen atom or a chlorine atom,
R 5 is
A C3-10 alkyl group,
A C3-10 alkenyl group,
A C2-10 alkoxy group,
A C2-10 alkylthio group,
A C3-7 cycloalkyl group,
Phenyl group,
Phenoxy group,
F- (CH 2) m-group (wherein, m represents an integer of 5-7.)
F 3 C- (CH 2) 2 - group,
(C2-10 alkyl substituted with 1 or 2 chlorine atoms) —CH 2 — group, (C1-4 alkoxy group, C3-7 cycloalkyl group, phenyl group or phenoxy group) alkyl of C1~5 substituted with a substituent) -CH 2 - or represents a group, or R 5 represents an alkylidene group of C3~10 together with R 11. )
Or a non-toxic salt thereof, or a therapeutic and / or prophylactic agent for Parkinson's disease or Parkinson's syndrome comprising an astrocyte function improving agent comprising a hydrate thereof.
[0006]
The compound represented by the general formula (I) has an astrocyte function-improving action and is therefore effective in Alzheimer's disease and the like, as described in JP-A-7-316092. Parkinson's disease, Parkinson's There is no description that it is effective for the syndrome. In Parkinson's disease, the presence of reactive astrocytes has been confirmed (Greenfield's Neuropathology, 6th edition, Graham DL, Lantos PL (eds), Arnold, London, 1997), but is the cause or the cause of the disease Is not currently determined. This time, it was confirmed for the first time that the compound represented by the general formula (I) is effective in an in vivo experiment (Parkinson's disease model).
[0007]
Of the astrocyte function improving agents used in the present invention, a more preferred embodiment is (R) -2-propyloctanoic acid or a non-toxic salt thereof. However, not only (R) -2-propyloctanoic acid, which is a representative compound in the present invention, but also the compound represented by the general formula (I) has an astrocyte function-improving action, and is effective for Parkinson's disease. It is well predicted.
[0008]
The compound represented by the general formula (I) is known per se or can be produced by the method described in JP-A-7-316092 and WO00 / 48982.
[0009]
The compound used in the present invention is converted into a corresponding salt by a known method. The salt is preferably non-toxic and water-soluble. Suitable salts include alkali metal (potassium, sodium, etc.) salts, alkaline earth metal (calcium, magnesium, etc.) salts, ammonium salts, pharmaceutically acceptable organic amines (tetramethylammonium, triethylamine, methylamine). , Dimethylamine, cyclopentylamine, benzylamine, phenethylamine, piperidine, monoethanolamine, diethanolamine, tris (hydroxymethyl) amine, lysine, arginine, N-methyl-D-glucamine and the like. Particularly preferred is a sodium salt.
[0010]
The compound used in the present invention is converted into a corresponding acid addition salt by a known method. The acid addition salt is preferably non-toxic and water-soluble. Suitable acid addition salts include inorganic salts such as hydrochloride, hydrobromide, hydroiodide, sulfate, phosphate, nitrate, or acetate, lactate, tartrate, oxalic acid Salt, fumarate, maleate, citrate, benzoate, methanesulfonate, ethanesulfonate, benzenesulfonate, toluenesulfonate, isethionate, glucuronate, gluconate Such organic acid salts are mentioned.
The compound of the present invention or a salt thereof is converted into a hydrate by a known method.
[0011]
[Pharmacological activity of the compound of the present invention]
The compound of the present invention represented by the general formula (I) has an astrocyte function-improving action and is effective in a Parkinson's disease model as described later. Therefore, it is considered effective for Parkinson's disease and Parkinson's syndrome.
[0012]
【toxicity】
The toxicity of the compound of the present invention represented by the general formula (I) is sufficiently low, and it has been confirmed that the compound is sufficiently safe for use as a pharmaceutical product. For example, in a single intravenous administration using a dog, (R) -2-propyloctanoic acid was 100 mg / kg, and no death was observed.
[0013]
[Application to pharmaceutical products]
The agent for improving astrocyte function, a salt thereof or a hydrate thereof used in the present invention is useful for the treatment and / or prevention of Parkinson's disease and Parkinson's syndrome.
In order to use the astrocyte function improving agent, salt or hydrate thereof used in the present invention for the above purpose, it is usually administered systemically or locally in an oral or parenteral form.
The dose varies depending on age, body weight, symptoms, therapeutic effect, administration method, treatment time, etc., but it is usually administered orally once to several times per day in the range of 1 mg to 1000 mg per adult. Or administered parenterally (preferably intravenously) once to several times daily, preferably in the range of 0.1 to 100 mg per adult, or 1 to 24 hours per day Intravenous administration in the range of
[0014]
Of course, as described above, the dose varies depending on various conditions, and therefore, a dose smaller than the above dose may be sufficient or may be necessary beyond the range.
When the compound of the present invention is administered, it is used as a solid preparation for internal use for oral administration, a liquid for internal use, and an injection, external preparation, suppository for parenteral administration.
Examples of the solid preparation for internal use for oral administration include tablets, pills, capsules, powders, granules and the like. Also included are gargles, sublingual agents and the like that are inserted and adhered into the oral cavity. Capsules include hard capsules and soft capsules.
[0015]
In such solid preparations for internal use, one or more active substances are left as they are, or excipients (lactose, mannitol, glucose, microcrystalline cellulose, starch, etc.), binders (hydroxypropylcellulose, polyvinylpyrrolidone, Mixed with magnesium metasilicate aluminate, etc.), disintegrating agents (such as calcium calcium glycolate), lubricants (such as magnesium stearate), stabilizers, solubilizing agents (such as glutamic acid, aspartic acid), etc. Used by formulating. If necessary, it may be coated with a coating agent (sucrose, gelatin, hydroxypropylcellulose, hydroxypropylmethylcellulose phthalate, etc.), or may be coated with two or more layers. Also included are capsules of absorbable substances such as gelatin.
[0016]
Liquid preparations for internal use for oral administration include pharmaceutically acceptable solutions, suspensions, emulsions, syrups, elixirs and the like. In such a solution, one or more active substances are dissolved, suspended or emulsified in a commonly used diluent (purified water, ethanol or a mixture thereof). Furthermore, this liquid agent may contain a wetting agent, a suspending agent, an emulsifier, a sweetening agent, a flavoring agent, a fragrance, a preservative, a buffering agent and the like.
[0017]
Examples of the injection for parenteral administration include solutions, suspensions, emulsions, and solid injections used by dissolving or suspending in a solvent at the time of use. An injection is used by dissolving, suspending or emulsifying one or more active substances in a solvent. As the solvent, for example, distilled water for injection, physiological saline, vegetable oil, propylene glycol, polyethylene glycol, alcohols such as ethanol, and combinations thereof are used. Further, this injection may contain a stabilizer, a solubilizing agent (such as glutamic acid, aspartic acid, polysorbate 80 (registered trademark)), a suspending agent, an emulsifier, a soothing agent, a buffering agent, a preservative and the like. . These are sterilized in the final process or manufactured and prepared by aseptic manipulation. In addition, a sterile solid preparation such as a freeze-dried product can be produced and used by dissolving it in sterilized or sterile distilled water for injection or other solvent before use.
[0018]
【Example】
Hereinafter, although an example explains the present invention in detail, the present invention is not limited to these.
Example 1: Effect of improvement of compound of the present invention using experimental Parkinson's disease model by MPTP administration [Experiment]
6 to 12 C57 male mice (body weight 20 to 28 g) were used as one group. Under no anesthesia, MPTP (10 mg / kg; 1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6-tetrahydropyridine hydrochloride) was intraperitoneally administered 4 times at 1 hour intervals to the mouse (Brain Res. 824) . 224-231 (1999)). The compound A of the present invention ((R) -2-propyloctanoic acid) was administered 1, 6, 24, 48 hours later to the model thus prepared, and the mouse striatum was added 3 days after the final administration. Collected. The striatum was stored frozen immediately after measuring the weight. Table 1 shows the results of measuring the content of dopamine and dopac (DOPAC; 3,4-dihydroxyphenylacetic acid) in the striatum by HPLC using a conventional method.
[0019]
The test was performed using Dunnett's multiple comparison test (two-sided) for the MPTP single administration group.
The values in the table are expressed as mean ± standard deviation.
[0020]
[Table 1]
Figure 0004706950
[0021]
[Discussion]
Compared to the MPTP alone administration group, the MPTP + invention compound administration group increased dopamine content and dopak content significantly and dose-dependently. Further, the compound of the present invention alone group showed almost the same value as the control, and it was confirmed that there was no single action.
In addition, it can be said that the compound of the present invention is effective in post-treatment administration and is an epoch-making drug that has never existed.
[0022]
Formulation Example 1: Manufacture of capsules (R) -2-propyloctanoic acid (1 g) was encapsulated in gelatin capsules to obtain 10 capsules containing 100 mg of the active ingredient.

Claims (2)

(R)−2−プロピルオクタン酸、その非毒性塩、またはその水和物を含有してなる、パーキンソン病またはパーキンソン症候群の治療剤。 (R)-2-propyl octanoate, its non-toxic salts or comprising a hydrate thereof, Osamu療剤of Parkinson's disease or Parkinson's syndrome. (R)−2−プロピルオクタン酸、その非毒性塩、またはその水和物を含有してなる、脳内ドーパミン量増加剤。 (R) A cerebral dopamine amount increasing agent comprising (R) -2-propyloctanoic acid , a non-toxic salt thereof, or a hydrate thereof.
JP2001216132A 2000-07-18 2001-07-17 Parkinson's disease therapeutic agent containing an astrocyte function improving agent as an active ingredient Expired - Fee Related JP4706950B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001216132A JP4706950B2 (en) 2000-07-18 2001-07-17 Parkinson's disease therapeutic agent containing an astrocyte function improving agent as an active ingredient

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-216763 2000-07-18
JP2000216763 2000-07-18
JP2000216763 2000-07-18
JP2001216132A JP4706950B2 (en) 2000-07-18 2001-07-17 Parkinson's disease therapeutic agent containing an astrocyte function improving agent as an active ingredient

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002097158A JP2002097158A (en) 2002-04-02
JP2002097158A5 JP2002097158A5 (en) 2008-04-10
JP4706950B2 true JP4706950B2 (en) 2011-06-22

Family

ID=26596198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001216132A Expired - Fee Related JP4706950B2 (en) 2000-07-18 2001-07-17 Parkinson's disease therapeutic agent containing an astrocyte function improving agent as an active ingredient

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4706950B2 (en)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2004277828A1 (en) * 2003-10-03 2005-04-14 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. Infusion preparation containing (2R)-2-propyloctanoic acid as the active ingredient
WO2005032537A1 (en) * 2003-10-03 2005-04-14 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. Method for preventing and/or treating neurodegenerative diseases
WO2005032535A1 (en) 2003-10-03 2005-04-14 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. Nerve regeneration promoters
ES2390055T3 (en) * 2003-10-03 2012-11-06 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. Drug containing (2R) -2-propyloctanoic acid as active ingredient
TW200613009A (en) * 2004-06-11 2006-05-01 Ono Pharmaceutical Co Capsule having chewing stability
WO2006043532A1 (en) * 2004-10-19 2006-04-27 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. Therapeutic agent for parkinson's disease
EP1997486B1 (en) * 2006-03-09 2012-05-16 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. Therapeutic agent for functional brain disease
WO2009102443A2 (en) * 2008-02-15 2009-08-20 The Government Of The Usa, As Represented By The Secretary Of The Dept. Of Health & Human Services; Octanoic acid formulations and methods of treatment using the same
GB201020133D0 (en) 2010-11-26 2011-01-12 Royal Holloway & Bedford New College Therapeutic use of compounds

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07316092A (en) * 1993-06-01 1995-12-05 Ono Pharmaceut Co Ltd Pentaenoic acid derivative, its production and medicine containing the same

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07316092A (en) * 1993-06-01 1995-12-05 Ono Pharmaceut Co Ltd Pentaenoic acid derivative, its production and medicine containing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002097158A (en) 2002-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4925074B2 (en) A pharmaceutical composition comprising mirtazapine and one or more selective serotonin reuptake inhibitors
JP4706950B2 (en) Parkinson's disease therapeutic agent containing an astrocyte function improving agent as an active ingredient
US7687489B2 (en) Agent for treatment of cerebral ischemic diseases
AU780328B2 (en) Agent for treating Parkinson's disease comprising astrocyte function-improving agent as active ingredient
KR101701943B1 (en) Therapeutic or prophylactic agent for diabetes
WO2012015027A1 (en) Therapeutic agent or prophylactic agent for neuropathic pain
JP2022528481A (en) Pharmaceutical compositions of pimozide and methotrexate, and their use
EP1401450B1 (en) Use of a pyridazinone derivative for the treatment of congestive heart failure
JP2023501967A (en) d-Amphetamine Compounds, Compositions, and Processes for Making and Using The Same
JP6447496B2 (en) Agents for treating or preventing multiple sclerosis
JP2004155661A (en) Prophylactic drug for sudden death
JPH0653678B2 (en) Remedy for allergic diseases
JP2004537545A (en) Pyridin-2-yl-methylamine derivatives for the treatment of opioid dependence
JPH03218313A (en) Brain cell protecting agent
JP2000319181A (en) Therapeutic agent for uveitis
WO1992001468A1 (en) Endoserine converting enzyme inhibitor or vascular twitch remedy
JPH078791B2 (en) New use of dibenz [cd, f] indol
MXPA02007747A (en) Remedies for sjoegren s syndrome.
JPH10218772A (en) Preventive and therapeutic agent for hypobulia and lowering of spontaneity due to cerebrovascular accident or depression system

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080221

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110303

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees