JP4704834B2 - 整流子及び電機子 - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の整流子において、前記短絡絶縁材における前記ボス部の基端部には、前記整流子本体の軸方向端部より軸方向に突出し前記ボス部より外径が大きい大径部が形成された。
請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の整流子において、前記本体絶縁材は、その軸方向端部から更に軸方向の前記短絡部材側に突出して前記短絡部材の径方向内側に配設される壁部を有する。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の整流子において、前記壁部は、その径方向内側に回転軸が圧入されるものである。
請求項7に記載の発明では、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の整流子と、前記整流子の軸中心を貫通するように配設される回転軸と、前記整流子と軸方向に並んで前記回転軸に固定される電機子コアと、前記電機子コアのティースに巻装される巻線とを備えた電機子を要旨とする。
請求項9に記載の発明では、請求項7又は8に記載の電機子において、前記ボス部は、前記整流子片から前記電機子コアの所定のティースに取り回される巻線を支持するガイドとされた。
請求項1に記載の発明によれば、所定の整流子片同士は短絡部材の短絡導体によって短絡される。この短絡導体は短絡絶縁材に埋設されるので短絡導体同士や、短絡導体と巻線とが擦れ合って電気的に接続されてしまうといったこと(レアショート)が防止される。しかも、短絡絶縁材にはボス部が一体成形されるため、部品点数の増加を抑制しながら、例えば、ボス部を電機子コアに当接させることで該電機子コア対する整流子の軸方向の位置決めを行うことができる。又、例えば、ボス部を整流子片から電機子コアの所定のティースに取り回される巻線を支持するガイドとすることができる。尚、このガイドの機能は、巻線が回転軸と直接当接してしまうことを防止するように巻線を案内したり、巻線が小さい半径で(急激に)曲げられるのを防止するように巻線を案内することである。
請求項5に記載の発明によれば、整流子本体の本体絶縁材は、その軸方向端部から更に軸方向の前記短絡部材側に突出して前記短絡部材の径方向内側に配設される壁部を有するため、例えば、短絡部材がその径方向内側に短絡導体が露出してしまう構成であっても、その露出した短絡導体が本体絶縁材の壁部によって外部に露出しなくなる。よって、短絡導体が外部の部材(例えば、回転軸)と電気的に接続されてしまうといったことが防止される。
請求項6に記載の発明によれば、壁部はその径方向内側に回転軸が圧入されるものであるため、壁部が短絡部材(短絡導体)と回転軸との径方向の間に介在されることになり、短絡導体が回転軸と電気的に接続されてしまうといったことが防止される。
請求項7に記載の発明によれば、電機子において、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の効果を得ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、ボス部が電機子コアに当接されるためボス部によって電機子コア対する整流子の軸方向の位置決めを容易に行うことができる。
請求項7〜9に記載の発明によれば、レアショートを防止することができるとともに付加価値の高い電機子を提供することができる。
まず、短絡部材12の製造方法について説明する。短絡部材12の製造方法は、「打ち抜き工程」、「積層工程」、「絶縁材充填工程」、及び「除去工程」を含む。
(1)所定の整流子片13同士を短絡する短絡部材12における短絡導体21は(外周側端末31a,32aを除いて)短絡絶縁材22に埋設されるので、間隔が保たれるとともに被覆され、短絡導体21(連結部31c,32c)同士や、短絡導体21と巻線5とが擦れ合って電気的に接続されてしまうといったこと(レアショート)が防止される。しかも、短絡絶縁材22にはボス部22aが一体成形されるため、部品点数の増加を抑制しながら、本実施の形態のように、ボス部22aを電機子コア3に当接させることで該電機子コア3に対する整流子4の軸方向の位置決めを容易に行うことができる。又、ボス部22aを整流子片13における結線部13aから電機子コア3の所定のティース3bに取り回される巻線5(所謂渡り線5a)を支持するガイドとすることで、部品点数の増加を抑制しながら、巻線5が回転軸2と直接当接してしまうことを防止したり、巻線5が小さい半径で(急激に)曲げられるのを防止することができる。よって、巻線5の破損を低減することができる。
・上記実施の形態では、整流子片13の数が24個で、それらが120度間隔で短絡される整流子4としたが、整流子片13の数が異なるものや、短絡される角度間隔が異なるものにおいて具体化してもよい。例えば、セグメント数が16個で、それらが180度間隔で短絡される整流子としてもよい。尚、この場合、勿論、短絡部材12等を適宜変更する必要がある。
・上記実施の形態では、短絡構成部材群31,32におけるそれぞれの連結部31c,32cが外周側端末31a,32aと内周側端末31b,32bとを周方向に所定角度ずらしてそれぞれ連結するとしたが、少なくとも一方の短絡構成部材群における連結部が外周側端末と内周側端末とを周方向に所定角度ずらして連結していればよい。即ち、一方又は他方の短絡構成部材群における連結部を径方向に沿って延びるだけの(外周側端末と内周側端末とを周方向にずらさず連結する)形状としてもよい。
・上記実施の形態では、一方の短絡構成部材群31は他方の短絡構成部材群32より薄く形成されるとしたが、これに限定されず、例えば、2つの短絡構成部材群を同じ厚さとしてもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
Claims (9)
- 周方向に複数配設される整流子片と、前記整流子片の径方向内側で前記整流子片を保持すべく配設される本体絶縁材とを有する整流子本体を備えた整流子であって、
所定の前記整流子片同士を短絡させるための短絡導体と、前記短絡導体を埋設して保持すべく配設される短絡絶縁材とを有し、前記整流子本体の軸方向端部に設けられる短絡部材を備え、
前記短絡絶縁材には、前記整流子本体の軸方向端部より軸方向に突出するボス部が一体成形され、
前記短絡導体は、
周方向に複数配置された外周側端末と、前記外周側端末の内側で周方向に複数配置された内周側端末と、前記外周側端末と前記内周側端末とをそれぞれ連結する複数の連結部とが同一層に形成されてなる短絡構成部材群が、複数積層されることで、前記外周側端末同士と、前記内周側端末同士とがそれぞれ積層方向に接触され、前記連結部同士が積層方向に非接触とされたものであって、
少なくとも1つの前記短絡構成部材群における複数の前記連結部が、前記外周側端末と前記内周側端末とを周方向に所定角度ずらしてそれぞれ連結するように形成されたものであり、
一方の前記短絡構成部材群が他方の前記短絡構成部材群より薄く形成されるとともに電気抵抗率の小さい材質とされ、他方の前記短絡構成部材群側に打ち出し形成される凸部が一方の前記短絡構成部材群側に形成される孔を貫通するように配置されかしめ加工されたことを特徴とする整流子。 - 請求項1に記載の整流子において、
前記本体絶縁材と前記短絡絶縁材とが異なる材質とされたことを特徴とする整流子。 - 請求項1又は2に記載の整流子において、
前記短絡絶縁材における前記ボス部の基端部には、前記整流子本体の軸方向端部より軸方向に突出し前記ボス部より外径が大きい大径部が形成されたことを特徴とする整流子。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の整流子において、
前記ボス部は電機子コアのティースに巻装される巻線を案内する案内部としての機能を有することを特徴とする整流子。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の整流子において、
前記本体絶縁材は、その軸方向端部から更に軸方向の前記短絡部材側に突出して前記短絡部材の径方向内側に配設される壁部を有することを特徴とする整流子。 - 請求項5に記載の整流子において、
前記壁部は、その径方向内側に回転軸が圧入されるものであることを特徴とする整流子。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の整流子と、
前記整流子の軸中心を貫通するように配設される回転軸と、
前記整流子と軸方向に並んで前記回転軸に固定される電機子コアと、
前記電機子コアのティースに巻装される巻線と
を備えたことを特徴とする電機子。 - 請求項7に記載の電機子において、
前記ボス部が前記電機子コアに当接されたことを特徴とする電機子。 - 請求項7又は8に記載の電機子において、
前記ボス部は、前記整流子片から前記電機子コアの所定のティースに取り回される巻線を支持するガイドとされたことを特徴とする電機子。
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