JP4703419B2 - 油圧アクチュエータ用制御回路 - Google Patents
油圧アクチュエータ用制御回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4703419B2 JP4703419B2 JP2006023089A JP2006023089A JP4703419B2 JP 4703419 B2 JP4703419 B2 JP 4703419B2 JP 2006023089 A JP2006023089 A JP 2006023089A JP 2006023089 A JP2006023089 A JP 2006023089A JP 4703419 B2 JP4703419 B2 JP 4703419B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- valve
- bleed
- passage
- pilot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
また、上記メインポンプからアクチュエータヘ作動油を供給する供給通路とは別に、パイロット通路を設け、パイロット通路中に設けた操作レバーの操作量に応じて、パイロット通路に発生するパイロット圧をパイロット室へ導いて、上記制御弁を切り換えるようにしている。
そして、上記パイロット通路には、制御弁のパイロット室へ導くパイロット圧力源として、アクチュエータへ作動流体を供給するメインのポンプとは別のパイロット用ポンプを接続している
このように2台のポンプを用いるため、2台のポンプを駆動する駆動源が必要であり、その分のエネルギーが必要である。
従って、パイロット用ポンプの駆動源を必要とせず、従来のように2台のポンプを用いる場合と比べて、省エネルギー化ができる。
特に、アクチュエータの負荷圧をパイロット圧力源として有効利用することができるため、さらに省エネルギー化ができる。
この制御回路Cは、図1に示すようにモーターMで駆動するポンプPに、ポンプ通路1を接続するとともに、このポンプ通路1の下流には、走行用モーター2、バケットシリンダ3、ブームシリンダ4を設けている。なお、上記走行用モーター2、バケットシリンダ3およびブームシリンダ4が、この発明の油圧アクチュエータに相当する
また、ポンプ通路1を、戻り通路5に接続する連通路5aと供給通路6とに分岐させている。そして、上記供給通路6からさらに分岐する通路6a,6bと、供給通路6には、それぞれ上記走行用モーター2を制御するモーター用の制御弁7、バケットシリンダ3を制御するバケット用の制御弁8、ブームシリンダ4を制御するブーム用の制御弁9を接続している。
そして、上記各制御弁7,8,9のそれぞれを、図示の中立位置から左右の切り換え位置に切り換えたとき、切り換わる制御弁に接続されたアクチュエータが、駆動制御されるようにしている。
ただし、上記各アクチュエータへ供給する必要流量を確保するため、この実施形態では、いずれかの制御弁7,8,9を切り換えるときには、ブリードオフ弁10を閉じ位置に切り換えるようにしている。
また、上記パイロット一次圧通路17、18にパイロット圧力源となる一次圧を発生させる作用については、後で詳しく説明する。
例えば、制御弁7の一方のパイロット室7aにパイロット圧を導いて、この制御弁7を図示の状態から左側の切り換え位置に切り換える場合には、パイロット一次圧通路17に発生した一次圧を、電磁弁7cで制御し、そのパイロット圧をパイロット室7aに導くようにする。このパイロット圧が、他方のパイロット室7b側からの押圧力に打ち勝てば、左側の切り換え位置に切り換わる。反対に、パイロット一次圧通路18の一次圧を電磁弁7cで制御してパイロット室7bへ導けば、制御弁7を図示の右側の切り換え位置に切り換えることができる。要するに、各制御弁は、スプールの両側に作用するスプリング力およびパイロット圧による両方向の押圧力がバランスする位置に切り換わることになる。
そして、制御弁8を切り換えた場合には、通路6bから、制御弁8を介した作動流体が、バケットシリンダ3へ供給され、バケットシリンダ3からの戻り流体が、制御弁8を介して戻り通路5を経由し、タンクTへ戻される。
また、制御弁9を制御すれば、それに接続されたブームシリンダ4を制御することができる。
同様に、ブリードオフ弁10を制御すれば、供給通路6の総流量を制御することができる。
そして、上記第1開閉弁16および第2開閉弁21は、それぞれ、外部信号によって切り換わるようにしている。
また、上記コントローラは、ブリードオフ弁10が完全に閉位置に切り換わったことを検出したら、その検出に連動して上記第2開閉弁21を開位置に切り換えるための制御信号を出力するようにする。
また、この実施形態では、上記リリーフ弁15の設定値Prと減圧弁22の設定圧Pdとの関係を、Pr>Pdとする。
なお、図中、符号25は、フィルターである。また、符号26はメインリリーフ弁であり、ポンプ通路1がその設定圧を超えるような高圧にならないようにしている。
いずれのアクチュエータも、動作させる必要がないときには、図1に示すように、上記各制御弁7,8,9のそれぞれを中立位置に保ち、ブリードオフ弁10および第1開閉弁16を開位置、第2開閉弁21を閉位置に保つようにする。このように、全ての制御弁7,8,9が中立位置にあるとき、ポンプPが吐出したスタンバイ流量を、ブリードオフ弁10から第1開閉弁16を介してタンクTに還流させる。この状態では、ブリードオフ通路11の分岐点A、つまり、リリーフ弁15の上流側の圧力はほぼタンク圧である。
例えば、制御弁7を切り換えて走行モーター2を駆動させようとした場合、作業者は、ブレーキを解除するので、このブレーキ解除信号に連動して、上記第1開閉弁16が図示の状態から閉位置に切り換わる。その結果、ブリードオフ通路11とタンクTとの接続が、一端遮断される。
一方、このブリードオフ通路11の圧力は、上記接続路20、接続点Bを介してパイロット一次圧通路17,18に作用する。従って、上記リリーフ弁15によって制御された圧力をパイロット一次圧、すなわち、パイロット圧力源として、制御弁7,8,9およびブリードオフ弁10を切り換えることができる。
そして、ブリードオフ弁10を閉位置に切り換えると、ブリードオフ通路11には、流体の流れがなくなるので、分岐点A、つまり、ブリードオフ通路11の圧力を上記リリーフ設定圧Prに保つことができなくなる。そこで、上記ブリードオフ弁10を完全に閉じ位置に切り換える前あるいは同時に、上記高圧選択回路19と接続路20との間に設けた第2開閉弁21を開位置に切り換える。
従って、上記高圧選択回路19は、各アクチュエータであるモーター2、バケットシリンダ3、ブームシリンダ4に接続した通路12a,12b、13a,13b、14a,14bから最高負荷圧を選択し、その最高負荷圧は、第2開閉弁21を介して接続路20に作用する。
なお、この実施形態では、リリーフ弁15と減圧弁22の設定圧力Pr、Pdの関係をPr>Pdとしているため、第2開閉弁21を開位置に切り換えているときに、接続路20の圧力Pdが、リリーフ弁15の上流側の分岐点Aに作用してリリーフ弁15が開いてしまうことはない。つまり、アクチュエータ側の流体が、高圧選択回路19、接続路20およびリリーフ弁15を介してタンクTへ流れてしまう心配はない。
そのため、従来例の回路のように、制御弁を制御するためのパイロット圧力源としてのポンプを、流体供給用ポンプと別に設ける必要がなく省エネルギー化できる。しかも、アクチュエータ負荷圧をパイロット圧力源として有効利用できるので、さらに省エネルギー化を実現できる。
この電磁式リリーフ弁27は、リリーフ設定圧を電磁ソレノイドによって、調整できる弁である。中立時には、その設定圧をほぼゼロに設定すれば、この電磁式リリーフ弁27はゼロに近い低い圧力で開き、図1の第1開閉弁16が開位置にあるときと同様に作用する。
また、パイロット圧力源が必要な状況では、上記電磁ソレノイドによって設定圧をPrに設定すれば、ブリードオフ通路11にパイロット圧力源として圧力Prを発生させることができる。従って、図1に示す回路と同様に機能させることができる。
T タンク
1 ポンプ通路
2 モーター
3 バケットシリンダ
4 ブームシリンダ
5 戻り通路
6 供給通路
7 制御弁
7a,7b パイロット室
8 制御弁
8a,8b パイロット室
9 制御弁
9a,9b パイロット室
10 ブリードオフ弁
11 ブリードオフ通路
11a 迂回路
15 リリーフ弁
16 第1開閉弁
17,18 パイロット一次圧通路
19 高圧選択回路
20 接続路
21 第2開閉弁
22 減圧弁
27 電磁式リリーフ弁
B 接続点
Claims (2)
- ポンプと、このポンプに接続した供給通路と、この供給通路に接続し、アクチュエータに供給する作動流体の方向および量を制御する制御弁とを備え、全ての制御弁が中立位置を保っているとき、ポンプからの吐出流体が、供給通路から分岐したブリードオフ通路に設けたブリードオフ弁を経由してタンクへ導かれ、いずれかの制御弁を中立位置以外の位置に切り換えたとき、切り換えた制御弁に接続されたアクチュエータへ作動流体が供給される構成にした油圧アクチュエータ用制御回路において、各制御弁を直列に接続し、各制御弁へパイロット一次圧を導くためのパイロット一次圧通路と、各制御弁に接続したアクチュエータの負荷圧のうち最高負荷圧を選択する高圧選択回路と、上記ブリードオフ通路におけるブリードオフ弁の下流側と上記高圧選択回路とを接続する接続路とを備え、上記接続路の中間には上記パイロット一次圧通路を接続するとともに、上記各制御弁が中立状態のときには、上記ブリードオフ通路に圧力を発生させ、その圧力を上記接続路を介して上記パイロット一次圧通路へ導くパイロット圧力源とする一方、上記制御弁を切り換えてアクチュエータを制御するとともに上記ブリードオフ弁によってブリードオフ通路を遮断したときには、上記高圧選択回路の圧力を上記接続路を介してパイロット一次圧通路へ導くパイロット圧力源とする構成にした油圧アクチュエータ用制御回路。
- 上記ブリードオフ弁の下流側にリリーフ弁を設けるとともに、このリリーフ弁を迂回してタンクへ連通する迂回路と、この迂回路に設けた第1開閉弁と、上記接続路と上記高圧選択回路との間に設けた第2開閉弁とを備え、上記各制御弁が中立状態のときには、上記第1開閉弁を閉位置に保つことよって迂回路を閉じ、上記ブリードオフ通路に上記リリーフ弁の設定圧に基づく圧力を発生させ、その圧力をパイロット圧力源とする一方、上記制御弁の切り換えに応じてブリードオフ通路を遮断するまでの所定のタイミングで、上記第2開閉弁を開位置にして上記接続路を介して上記高圧選択回路とパイロット一次圧通路とを連通させ、高圧選択回路の圧力を、減圧弁を介して減圧してパイロット圧力源とする構成にした請求項1に記載の油圧アクチュエータ用制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006023089A JP4703419B2 (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 油圧アクチュエータ用制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006023089A JP4703419B2 (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 油圧アクチュエータ用制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007205415A JP2007205415A (ja) | 2007-08-16 |
JP4703419B2 true JP4703419B2 (ja) | 2011-06-15 |
Family
ID=38485058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006023089A Expired - Fee Related JP4703419B2 (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 油圧アクチュエータ用制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4703419B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6071821B2 (ja) * | 2013-09-18 | 2017-02-01 | 川崎重工業株式会社 | 液圧駆動装置 |
CN105626610A (zh) * | 2016-03-21 | 2016-06-01 | 山东理工大学 | 一种节能装袋机机械臂节能系统 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11501106A (ja) * | 1995-02-25 | 1999-01-26 | ウルトロニックス、リミテッド | 電動油圧式比例制御弁組立体 |
JP2003120605A (ja) * | 2001-10-12 | 2003-04-23 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油圧機械の油圧駆動装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57146901A (en) * | 1981-03-04 | 1982-09-10 | Toshiba Mach Co Ltd | Pilot operating control valve |
JPS61211504A (ja) * | 1985-03-16 | 1986-09-19 | Sekitan Rotenbori Kikai Gijutsu Kenkyu Kumiai | 作業用機械のための油圧回路 |
JPH084707A (ja) * | 1994-06-21 | 1996-01-09 | Komatsu Ltd | 圧力制御装置 |
JPH11303809A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-02 | Komatsu Ltd | 油圧駆動機械のポンプ制御装置 |
-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006023089A patent/JP4703419B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11501106A (ja) * | 1995-02-25 | 1999-01-26 | ウルトロニックス、リミテッド | 電動油圧式比例制御弁組立体 |
JP2003120605A (ja) * | 2001-10-12 | 2003-04-23 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油圧機械の油圧駆動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007205415A (ja) | 2007-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4151597B2 (ja) | 油圧制御回路および建設機械 | |
EP1760326B1 (en) | Hydraulic controller for working machine | |
KR101820324B1 (ko) | 파이프 레이어용 유압회로 | |
EP3202986B1 (en) | Hydraulic drive system for working machine | |
US9528531B2 (en) | Hydraulic drive apparatus for work machine | |
WO2014073515A1 (ja) | パワーショベルの流体圧制御装置 | |
JP6196567B2 (ja) | 建設機械の油圧駆動システム | |
JP4703419B2 (ja) | 油圧アクチュエータ用制御回路 | |
JP2014148994A (ja) | 作業機械の油圧制御装置 | |
JP4969541B2 (ja) | 作業機械の油圧制御装置 | |
KR100652871B1 (ko) | 건설중장비용 유량제어장치 | |
JP4703418B2 (ja) | 油圧アクチュエータ用制御回路 | |
US10208457B2 (en) | Working machine control system | |
JP5058096B2 (ja) | アクチュエータの高低速制御装置 | |
JP5334509B2 (ja) | 建設機械用油圧回路 | |
JP3965379B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JP4565759B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JP7418278B2 (ja) | 油圧制御回路 | |
JP2019190226A (ja) | 流体圧制御装置 | |
JP5219880B2 (ja) | 油圧制御システム | |
JP4778721B2 (ja) | フォークリフト用制御回路 | |
KR101182469B1 (ko) | 굴삭기의 아암실린더 충격방지장치 | |
JP2001280302A (ja) | 油圧制御回路 | |
JP6510910B2 (ja) | 油圧駆動装置 | |
JP5036486B2 (ja) | 油圧回路および建設機械用油圧制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080912 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110308 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4703419 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |