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JP4700325B2 - 連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フロントウインドガラスとフロントフード(ボンネット)との間のカウルトップ部を覆うカウルトップカバーであって、特に複数のパネルを組み合わせて構成するカウルトップカバーの相隣する2つのパネルの連結構造に関する。
従来、自動車のカウルトップ部には外気を車室に取り入れるための空気入れ口や、ワイパーを駆動するための駆動軸などが設けられている。これらを保護し、雨水や塵埃の侵入を防止するために、カウルトップ部の上面には同カウルトップ部を被覆するカウルトップカバーが、略全車幅にわたって取付けられている。
このカウルトップカバーの本体は合成樹脂材料から成形されており、従来は略全車幅にわたる長尺一体物も使用されていたが、例えばフロントウインドガラスの曲面に倣って弯曲させると共にその車体の左右端部に向けて前後寸法を漸増させるような形状等が求められるようになったことから、車幅方向で分割された複数のパネルを連結して使用するカウルトップカバーが出現するようになってきた。
このようなカウルトップカバーは、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されているものがある。
特開平5-96935号公報(段落0014-0030、図1、至図2) 特開平10-119821号公報(段落0009-0014、図1等)。
特許文献1によれば、カウルトップカバーは本体を車幅方向に左右2つに分割して2枚の左右半部に形成されている。左右半部はそれぞれ後端縁に沿って、フロントウインドガラスの下端縁を支持する爪部を間欠的に有している。
また、各半部の前端縁は立設された立壁部と同立壁部の上縁から車体前方に延設された取付け片とを有し、同取付け片の下面にはピンが突設されており、カウルトップ部の前記ピンに対応する位置には、同ピンを挿入するために車幅方向に長孔状の取付け孔が形成されている。
前記右半部の連結側端縁には、同端縁から略L字型をなすフランジが端縁位置を前方及び下方にずらした状態で延設されており、前記フランジには車体の前後方向に延設する長孔が形成されている。
前記左半部の連結側端縁には前記長孔に対応する位置にピンが突設されており、前記左半部はその端縁を前記右半部の前記フランジ上面に重ねて前記ピンを前記長孔に挿通して位置決めし、両者を連結している。
前記右半部は、上記取付け片の前記ピンをカウルトップ部の前記取付け孔に挿入して位置決めすると共に、前記爪部にフロントウインドガラスの下端部を嵌入させて車体に取付けられる。
次いで、前記左半部の連結側端縁に突設された前記ピンを前記右半部のフランジに、車体前後方向に沿って形成された前記長孔に挿入して、同左半部を車体前後方向に移動させながら、フロントウインドガラスの下端縁を嵌入させて車体に取付けられる。
このとき更に、同左半部の取付け部に形成された前記ピンをカウルトップ部の前記取付け孔に挿入して、同左半部が車体に対して位置決めされる。
しかしながら、上記カウルトップカバーの車体への取付けは、フロントウインドガラスの下端縁をカウルトップカバー本体の後端縁に形成された爪部により部分的に支持しているに過ぎず、またカウルトップカバー本体の前端縁に突設されたピンは単にカウルトップ部の取付け孔に挿入されて車体に対して位置決めするに過ぎないため、車体の上下方向及び前後方向における規制がなされていない。
そこで、カウルトップカバーは、全体板状に形成され、特にメッシュ状の開口が一体又は別体で形成される場合には、車体へ取付けた後にもカウルトップカバー全体にねじれや波打ちが生じることがあり、この結果、連結部同士に隙間が生じることになって、外観が低下すると共に、塵埃や枯れ葉などが前記隙間からカウルトップ内部に侵入して、車体側の空気取り入れ口から空調ボックスに入り込むことになり、或いは雨水の排水路を塞ぐなどの課題を未解決のまま残している。
そこで、上記の課題を解決するために、特許文献2に開示されたカウルトップカバーが提案されている。
特許文献2によれば、カウルトップカバーを右半部と左半部との二分割構成し、右半部は左半部との連結側端縁の裏面から段差を持って左半部の裏面に当接する板状の連結部が延設されている。
一方、左半部は前記連結部に当接する裏面の近傍すなわち左半部の連結側端縁から前記連結部の長さよりも僅かに長い他端縁側に入った位置に前記連結側端縁と平行する突条が形成されている。
従って、この突条が左半部の連結側端縁の近傍に形成されているために、カウルトップカバー全体に波打ちなどの経時的変形が生じた場合にも、各端縁の形態が維持されて変形を防止されるように意図とされている。
しかしながら、上記特許文献2に開示されたカウルトップカバーにおいては、前記左半部側の前記突条は、前記右半部側の連結部の端縁に当接しない構造にしているために、両半部の連結部において、車体上下方向が隙間なく規制されているという構成ではないといえ、このために、突条の耐変形力より大きな変形力が生じた場合に、やはり両連結部側端縁において隙間が生じるおそれが有り、万一隙間が生じた場合には、外観を損なってしまうことにもなりかねず、また当該隙間から塵埃や枯れ葉等のカウルトップ内部への侵入を防止しきれないおそれもあった。
そこで、上記の課題を解決するために、特許文献3に開示されたカウルトップカバーが知られている。
特開平10-211891号公報(段落0016-0031、図7等)。
特許文献3に記載されたカウルトップカバーは、カウルトップカバー本体の左右半部に連結部を形成して、左右両半部の連結側端縁同士を連結するように構成している。
すなわち、左半部の連結側端縁の連結部は、同連結部の本体部分に形成された矩形状の開口を有し、この開口部裏面周囲に連結側の側壁部開放する3面の側壁と底部とからなるボックス状凹部から構成し、ボックス状凹部の底部には車幅方向に沿って長孔が形成されている。
また、右半部の連結部は、前記ボックス状凹部に対応する位置に前記底部を載置するように形成されたL字状の連結片からなり、同連結片の水平部には車幅方向に沿って長孔が形成されている。
そして、前記長孔同士に、連結部材のクリップ状の連結片部を嵌入することによって、左右両半部の車体上下方向の規制を行うようにすると共に、連結部材における連結片部一端側に頭部を形成して、該頭部により前記ボックス状凹部の開口部を閉塞するように構成している。
しかしながら、特許文献3に記載されたカウルトップカバーは、左右両半部にそれぞれ設けた長孔同士に、連結部材のクリップ状の連結片部を嵌入することによって、左右両半部の車体上下方向の規制を行うという構成を採るために、連結片部により左右両半部の連結部における車体上下方向及び左右方向の規制は確実に施されている反面、左右両半部に経時的な変形等により相対的に車体前後方向の力が加わった場合、連結片部を軸として左右半部が相対的に移動するおそれがあり、このために、車体前後方向の規制に対して未だ完全ではないといえる。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、複数のパネルを組み合わせて構成するカウルトップカバーの相隣する2つのパネルを、車体の左右方向や上下方向ばかりでなく車体前後方向に確実に規制された構成とする連結構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る連結構造は、フロントガラスの前方の車体に取り付けられた複数のパネルを組み合わせて構成するカウルトップカバーの相隣する2つのパネルを連結する連結構造であって、2つのパネル、車体に対して上下方向と左右方向と後方向とのいずれか一の方向に2つのパネルの相対的進退位置を規制する第一の進退位置規制手段と、車体に対して上下方向と左右方向と後方向との他の一の方向に2つのパネルの相対的進退位置を規制する第二の進退位置規制手段と、車体に対して上下方向と左右方向と後方向との更に他の一の方向につのパネルの相対的進退位置を規制する第三の進退位置規制手段と、を具備し、一方のパネル、他方のパネルとの連結側端部を備え方のパネルを前記フロントガラスの前方の車体に固定させ、且つ、他方のパネル、一方のパネルとの連結側端部を備えており、該他方のパネルの連結側端部を一方のパネルの連結側端部に沿わせながら一方のパネルに対して他方のパネルを後方向へ移動させることによって、第一の進退位置規制手段と第二の進退位置規制手段と第三の進退位置規制手段とが共に同時に係合される構成であることを特徴とする。
上記のように構成する本発明によれば、相隣する2つのパネルの連結部分において、上下方向と左右方向と前後方向のうち、第一の進退位置規制手段により一方の方向に2つのパネルの相対的進退位置が規制され、第二の進退位置規制手段により他の一方の方向に2つのパネルの相対的進退位置が規制され、更に、第三の進退位置規制手段により更に他の一の方向の少なくとも一方向に2つのパネルの相対的進退位置が規制されることになって、両分割カウルトップカバー片が経時的な変形によって相対的に車体上下方向、車体前後方向及び車体左右方向にたとえ変形しようとしても、当該変形力が、前記第一ないし第三の進退位置規制手段によって受け止められて、前記連結部における隙間等が発生することがなく、外観を損なってしまうことなく、また塵埃や枯れ葉等がカウルトップ内部へ侵入することを確実に防止することができる。
以下、図を用いて、本発明を実施するための一実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るカウルトップカバーが取り付けられた車両の斜視図、図2は図1におけるカウルトップカバー本体の連結部分を拡大して描画した分割斜視図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図、図5は図2のC−C断面図、図6は図2のD−D断面図である。
カウルトップカバー1は、右半部のパネル2と左半部のパネル3とに二分割されて、カウルトップカバー1の前端部にはシール部材6が、後縁部にはエンドラバー7が取付けられている。
カウルトップカバー1は図示せぬクリップ等の固着具により車体に取付けられ、シール部材6はフロントフード4に、エンドラバー7はフロントウインドガラス5の下縁部にそれぞれ密着してシールされる。
右半部のパネル2は左半部のパネル3との連結側端部2aには縦壁21が形成されており、縦壁部21に、その上端部に後述の左半部のパネル3の板厚とほぼ同寸法の段差部21bが形成されるように、逆L字状片部22を形成しており、逆L字状片部22の左右方向延在部22aの一端が縦壁21に連結して、他端が上下方向延在部22bの一端が連結しており、上下方向延在部22bと縦壁部21との間は所定の隙間を有して、下方が開口された係合隙間部27を形成している。
逆L字状片部22の上下方向延在部22bには、左右方向延在部22aに連続するように水平座部23aが形成されていると共に、水平座部23a車体後端縁側に垂直壁23bが連続して形成されて、水平座部23aと垂直壁23bとによって取付け台座部23を構成している。

水平座部23aには、その車体前縁端側が開口する長孔24が形成されており、長孔24の開口部24aは開口幅が拡大形成されている。
右半部のパネル2の車体後端部側には、フロントウインドガラス5の端部を係着する略コ字状を呈するガラスクリップ体25が一体的に形成されている。
ガラスクリップ体25は、後端縁側先端部25aが右半部のパネル2の下面に対して隙間25bを有しており、隙間25b内にフロントウインドガラス5の下端部を嵌入することによりフロントウインドガラス5を支着している。
右半部のパネル2の車体前端縁部側には、右半部のパネル2を車体に取り付ける為のクリップ孔26が複数箇個形成されている。
左半部のパネル3の裏面部には、L字状係合片部31が形成されている。L字状係合片部31は、垂直片部31aと水平片部31bとで構成され、垂直片部31aの上端が左半部のパネル3の裏面部に連結しており、他端部には水平片部31bの一端側が連結し、水平片部31bの他端側は車体後方側に延在しており、水平片部31bと左半部のパネル3の裏面部とは係合隙間37が形成されている。
この結果、係合隙間37に逆L字状片部22の左右方向延在部22aが係合するように構成されていると共に、係合片部31の水平片部31bが係合隙間27内に係入するように構成されている。
また、左半部のパネル3の裏面部には、係合片部31に対して車体後方且つ連結側端部3aとは反対側に離間した位置に、取付けピン34を立設しており、取付けピン34は取付け台座部23の水平座部23aに形成した長孔24に嵌合するように構成されている。
更に、左半部のパネル3の裏面部における車体後端部側には、右半部のパネル2と同様に、フロントウインドガラス5の端部を係着する略コ字状を呈するガラスクリップ体35が一体的に形成されている。
ガラスクリップ体35は、後端縁側先端部35aが左半部のパネル3の下面に対して隙間35bを有しており、隙間35b内にフロントウインドガラス5の下端部を嵌入することによりフロントウインドガラス5を支着している。
左半部のパネル3の車体前端縁部側には、左半部のパネル3を車体に取り付ける為のクリップ孔36が複数箇個形成されている。
上記のように構成する場合、カウルトップカバー1を車体に取付ける場合、先ず、フロントウインドガラス5の端部をガラスクリップ体25の隙間25bに嵌合すると共に、クリップ孔26に車体側に装着したクリップを係合することにより、右半部のパネル2を車体に取付け、カウルトップ部の略半分を覆っておく。
次に、右半部のパネル2の連結側端部2aに対して左半部のパネル3の連結側側端部(3a)を沿わせながら、右半部のパネル2に対して左半部のパネルを車体後方向へ移動させることによって、右半部のパネル2における逆L字状片部22の上下方向延在部22bと縦壁部21との間に形成された係合隙間27に係合片部31の水平片部31bを係合すると共に、取付けピン34を開口部24aから長孔24内に嵌合し、更に、フロントウインドガラス5の端部をガラスクリップ体35の隙間35bに嵌合すると共に、クリップ孔36に車体側に装着したクリップを係合することにより、左半部のパネル3を車体に取付け、カウルトップ部の残りの略半分を覆い、左半部のパネル3の連結側端部3aが右半部のパネル2における縦壁部21の段差部21bに突き当たって、右半部のパネル2と左半部のパネル3とがほぼ段差なく連結されることになる。


また、左半部のパネル3側における係合片部31の水平片部31bが係合隙間27に係入して、水平片部31bの上面が逆L字状片部22における左右方向延在部22aの下面部に当接すると共に、フロントウインドガラス5の下端部がガラスクリップ体25の隙間25b及びガラスクリップ体35の隙間35bに嵌入して、ガラスクリップ体25の後端縁側先端部25a及びガラスクリップ体35の後端縁側先端部35aがフロントウインドガラス5の上面に当接することにより、右半部のパネル2に対する左半部のパネル3の車体上下方向の相対的進退位置を規制する第一の進退位置規制手段が形成されることになる。
したがって、第一の進退位置規制手段は、逆L字状片部22における左右方向延在部22a及びフロントウインドガラス5と、左半部のパネル3における係合片部31の水平片部31b及びガラスクリップ体25,35とによって構成されることになる。
また、取付けピン34が長孔24の左右側壁24cに当接すると共に、左半部のパネル3の係合片部31が逆L字状片部22の上下方向延在部22bに突き当たり、更に左半部のパネル3の連結側端部3aが右半部のパネル2の段差部21bに突き当たることによって、右半部のパネル2に対する左半部のパネル3の車体左右方向の相対的進退位置を規制する第二の進退位置規制手段が形成されることになる。
したがって、第二の進退位置規制手段は、右半部のパネル2における取付け台座部23の長孔24の左右側壁24c、右半部のパネル2における段差部21b及び逆L字状片部22の上下方向延在部22bと、左半部のパネル3における取付けピン34、左半部のパネル3における係合片部31及び連結側端部3aとによって構成されることになる。
この状態において、取付けピン34が長孔24の奥壁24bに当接することによって、右半部のパネル2に対する左半部のパネル3の車体後方向の相対的進退位置を規制する第三の進退位置規制手段が形成されることになる。
したがって、第三の進退位置規制手段は、右半部のパネル2における長孔24の奥壁24bと左半部のパネル3における取付けピン34とで構成されることになる。
かかる構成を有する本発明にかかる一の実施の形態によれば、逆L字状片部22における左右方向延在部22a及びガラスクリップ体25と左半部のパネル3における係合片部31の水平片部31b及びガラスクリップ体35とがそれぞれ当接することによって、右半部のパネル2及び左半部のパネル3の連結部分の相対的進退位置を規制する第一の進退位置規制手段が形成され、また、右半部のパネル2における長孔24の左右側壁24c、段差部21b及び上下方向延在部22bが第2の車体前後方向規制部位である取付けピン34、係合片部31及び連結側端部3aにそれぞれ当接することによって、右半部のパネル2及び左半部のパネル3の連結部分の相対的進退位置を規制する第二の進退位置規制手段が形成され、更に、右半部のパネル2における長孔24の奥壁24bが左半部のパネル3における取付けピン34に当接することによって、右半部のパネル2及び左半部のパネル3の連結部分の相対的進退位置を規制する第三の進退位置規制手段が形成されることになって、左右半部のパネル2,3が経時的な変形によって相対的に車体上下方向、車体左右方向及び車体前後方向にたとえ変形しようとしても、当該変形力が、前記第一から第三の進退位置規制手段によって受け止められて、前記連結部における隙間等が発生することがなく、外観を損なってしまうことなく、また塵埃や枯れ葉等がカウルトップ内部へ侵入することを確実に防止することができる。
図7乃至図12は本発明の他の実施の形態を示している。
図7乃至図12によれば、上記実施の形態における取付けピン34に代えて、取付け体38にした点以外は、上記実施の形態と同様の構成を有して構成している。
取付け体38は、左半部のパネル3の連結側端部3a及び後端部側が開口する平面視略L字状の取付け座部38aと取付け座部38aの下端部に連結された底辺部38bとから構成している。
そして、取付け座部38aの車体前後方向延在片部38cを長孔24内に嵌入し、車体左右方向延在片部38dを長孔24の開口部24aの先端部壁24dに当接するに構成されている。
上記一の実施の形態と同様に、右半部のパネル2の逆L字状片部22における左右方向延在部22a及びガラスクリップ体25と、左半部のパネル3における係合片部31の水平片部31b及びガラスクリップ体35とによって車体上下方向の相対的進退位置を規制すると共に、更に左半部のパネル3の取付け体38の底辺部38bの上面が右半部のパネル2の取付台座部23の水平座部23aの下面に当接することによって、右半部のパネル2に対する左半部のパネル3の車体上下方向の相対的進退位置を規制する第一の進退位置規制手段が形成されることになる。
また、取付け体38の車体前後方向延在片部38cが長孔24の左右側壁24cに当接すると共に、左半部のパネル3の係合片部31の水平片部31bが逆L字状片部22の上下方向延在部22bに突き当たり、更に左半部のパネル3の連結側端部3aが右半部のパネル2の段差部21bに突き当たることによって、右半部のパネル2に対する左半部のパネル3の車体左右方向規制部が形成されることになる。
また、取付け座部38aの車体前後方向延在片部38cが長孔24の奥壁24bに当接することによって、右半部のパネル2に対する左半部のパネル3の車体後方向の相対的進退位置を規制する第三の進退位置規制手段が形成されることになる。
以上説明したように、本発明は、相隣する2つのパネルの連結部分において、上下方向と左右方向と前後方向のうち、第一の進退位置規制手段により一方の方向に2つのパネルの相対的進退位置が規制され、第二の進退位置規制手段により他の一方の方向に2つのパネルの相対的進退位置が規制され、更に、第三の進退位置規制手段により更に他の一の方向の少なくとも一方向に2つのパネルの相対的進退位置が規制されることになって、両分割カウルトップカバー片が経時的な変形によって相対的に車体上下方向、車体前後方向及び車体左右方向にたとえ変形しようとしても、当該変形力が、前記第一ないし第三の進退位置規制手段によって受け止められて、前記連結部における隙間等が発生することがなく、外観を損なってしまうことなく、また塵埃や枯れ葉等がカウルトップ内部へ侵入することを確実に防止することができるために、フロントウインドガラスとフロントフード(ボンネット)との間のカウルトップ部を覆うカウルトップカバーであって、特に複数のパネルを組み合わせて構成するカウルトップカバーの相隣する2つのパネルの連結構造等に好適である。
本発明に係る一実施の形態を採用したカウルトップカバーが取り付けられた車両の斜視図である。 図1におけるカウルトップカバー本体の連結部分を拡大して描画した分割斜視図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 図2のD−D断面図である。 本発明にかかる他の実施の形態を採用したカウルトップカバー本体の分解斜視図である。 図7のE−E断面図である。 図7のF−F断面図である。 図7のG−G断面図である。 図7のH−H断面図である。 図7のI−I断面図ある。
符号の説明
1 カウルトップ本体
2 右半部のパネル
3 左半部のパネル
3a 連結側端部(第二の進退位置規制手段)
5 フロントウインドガラス(第一の進退位置規制手段)
21 縦壁部
21b 段差部(第二の進退位置規制手段)
22 逆L字状片部
22a 左右方向延在部
22b 上下方向延在部(第二の進退位置規制手段)
23 取付け台座部
24 長孔
24b 奥壁(第三の進退位置規制手段)
24c 左右側壁(第二の進退位置規制手段)
25 ガラスクリップ体(第一の進退位置規制手段)
31 係合片部
31a 垂直片部
31b 水平片部(第一の進退位置規制手段)
34 取付けピン(第二の進退位置規制手段)(第三の進退位置規制手段)
35 ガラスクリップ体(第一の進退位置規制手段)
38 取付け体(第二の進退位置規制手段)(第三の進退位置規制手段)

Claims (1)

  1. フロントガラス(5)の前方の車体に取り付けられた複数のパネルを組み合わせて構成するカウルトップカバーの相隣する2つのパネル(2、3)を連結する連結構造であって、
    前記2つのパネル(2、3)は、
    前記車体に対して上下方向と左右方向と後方向とのいずれか一の方向に前記2つのパネル(2、3)の相対的進退位置を規制する第一の進退位置規制手段と、
    前記車体に対して上下方向と左右方向と後方向との他の一の方向に前記2つのパネル(2、3)の相対的進退位置を規制する第二の進退位置規制手段と、
    前記車体に対して上下方向と左右方向と後方向との更に他の一の方向に前記2つのパネル(2、3)の相対的進退位置を規制する第三の進退位置規制手段と、
    を具備し、
    一方のパネル(2)は、他方のパネル(3)との連結側端部(2a)を備えて該一方のパネル(2)を前記フロントガラス(5)の前方の車体に固定させ、且つ、他方のパネル(3)は、一方のパネル(2)との連結側端部(3a)を備えており
    該他方のパネル(3)の前記連結側端部(3a)を前記一方のパネル(2)の連結側端部(2a)に沿わせながら前記一方のパネル(2)に対して前記他方のパネル(3)を前記後方向へ移動させることによって、前記第一の進退位置規制手段と前記第二の進退位置規制手段と前記第三の進退位置規制手段とが共に同時に係合される構成であることを特徴とする連結構造。
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