[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4791899B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

折り畳みコンテナー Download PDF

Info

Publication number
JP4791899B2
JP4791899B2 JP2006186326A JP2006186326A JP4791899B2 JP 4791899 B2 JP4791899 B2 JP 4791899B2 JP 2006186326 A JP2006186326 A JP 2006186326A JP 2006186326 A JP2006186326 A JP 2006186326A JP 4791899 B2 JP4791899 B2 JP 4791899B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge member
side wall
hinge pin
folding container
female
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006186326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008013217A (ja
Inventor
貴志 藪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Co Ltd filed Critical Sanko Co Ltd
Priority to JP2006186326A priority Critical patent/JP4791899B2/ja
Publication of JP2008013217A publication Critical patent/JP2008013217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4791899B2 publication Critical patent/JP4791899B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

本発明は、種々の物品の保管、輸送或いは搬送等に使用される折り畳みコンテナーに関するものである。
従来、図10に示されているような、額縁状の上部フレーム1と、底部2と、上部フレームの短辺側にその上部水平部がヒンジ連結された、折り畳みコンテナーの内側方向に回動可能な側壁(以下、この側壁を、はね上げ側壁という。)3と、上下に分割されているとともに、適当なヒンジ部を介して互いに連結された上部分割側壁4と下部分割側壁5とから構成されており、且つ、上部分割側壁4の上部水平部が、上部フレーム1の長辺側にヒンジ連結され、また、下部分割側壁5の下部水平部が、底部2の長辺側にヒンジ連結されている折り畳みコンテナーが知られている。
上述した折り畳みコンテナーは、図10に示されているように、箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、略垂直状態のはね上げ側壁3を、折り畳みコンテナーの内側方向に回動させて、略水平状態とし、次いで、上部フレーム1を、底部2に接近させるとともに、上部分割側壁4と下部分割側壁5とを重ねることにより、図11に示されているように、上部フレーム1が底部2に重ねられた状態に折り畳むことができるように構成されている。また、図11に示されている折り畳まれた状態から、上部フレーム1を持ち上げて、上部分割側壁4と下部分割側壁5とを略面一で略垂直状態にするとともに、はね上げ側壁3を、略水平状態から略垂直状態と回動させることにより、図10に示されているように、箱型に組み立てることができるように構成されている。
上述した従来の折り畳みコンテナーの底部2の長辺側と下部分割側壁5の下部水平部とのヒンジ連結手段として、本出願人は、先の出願である特許文献1において、以下に説明するヒンジ連結手段を提案した。
図12〜図14を用いて、上述したヒンジ連結手段について説明する。
底部2は、底板2aと、底板2aの長辺部に立設された長辺側壁部2b1と底板2aの短辺部に立設された短辺側壁部2b2とからなる周壁2bとを有しており、長辺側壁部2b1の中程には、略水平な段差部2cが形成されている。
上述した底部2の長辺側壁部2b1と段差部2cとにより形成される隅部には、側面形状(底部2の短辺側壁部2b2側から見た形状)が、略U字状の雌ヒンジ部材H1が形成されている。雌ヒンジ部材H1は、段差部2cの上面に略垂直で、且つ、長辺側壁部2b1の長手方向に延在する相対する弾性変形可能な板状体h1を有しており、板状体h1の上端部には、互いに接近する方向に湾曲した上部湾曲部h1aが形成されている。このような、雌ヒンジ部材H1は、長辺側壁部2b1の長手方向に沿って、複数個、配設されている。なお、雌ヒンジ部材H1が配設された段差部2cが切り欠かれた例が示されている。
一方、下部分割側壁5の下端水平リブ5aの裏面には、下端水平リブ5aの裏面に略垂直で、且つ、下端水平リブ5aの長手方向に沿って、所定の間隔をおいて、一対の支持体h2aが垂設されており、また、一対の支持体h2a間には、円柱状のヒンジピンh2bが架橋されている。一対の支持体h2aとヒンジピンh2bとにより、雄ヒンジ部材H2が構成されており、雄ヒンジ部材H2は、下部分割側壁5の下端水平リブ5aの裏面に、上述した底部2の長辺側壁部2b1に配設された雌ヒンジ部材H1に対応して配設されている。
雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh4の直径D1は、雌ヒンジ部材H1を構成する、相対する一対の板状体h1の上部湾曲部h1aにより形成される上端部間隙W1より大きく形成されており、また、相対する一対の板状体h1の上部湾曲部h1aより下方に位置する部分h1bにより形成される間隙W2は、ヒンジピンh4の直径D1より、若干、大きく形成されている。
底部2と下部分割側壁5とをヒンジ連結する際には、下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2を、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の上方に配置し、次いで、下部分割側壁5を下降させて、雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bを、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の相対する一対の板状体h1間の間隙に嵌合することになるが、上述したように、雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bの直径D1が、雌ヒンジ部材H1の相対する一対の板状体h1の上部湾曲部h1a間の上端部間隙W1より大きいので、雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bは、雌ヒンジ部材H1の相対する一対の板状体h1を、互いに離反する方向に弾性変形させながら、一対の板状体h1の上部湾曲部h1a間の上端部間隙W1を拡張させることにより、相対する一対の板状体h1の上部湾曲部h1aより下方に位置する部分h1bの間に挿入されることになる。
上述したようにして、底部2と下部分割側壁5とがヒンジ連結されるように構成されている。
特願2005−16506
上述した従来の折り畳みコンテナーにおいては、下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2の円柱状のヒンジピンh2bが、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の相対する一対の板状体h1間の間隙に嵌合されているだけであり、箱型に組み立てられた状態で、折り畳みコンテナーを持ち上げられた際には、雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bが、該ヒンジピンh2bの直径D1より、その上端部間隙W1が狭い、雌ヒンジ部材H1を構成する相対する一対の板状体h1の上部湾曲部h1aに当接することにより、下部分割側壁5の雄ヒンジ部材H2と底部2の雌ヒンジ部材H1とのヒンジ連結状態が維持されているが、折り畳みコンテナーに収納される物品の重量が増えて、底部2に下方の負荷が加わった場合に、下部分割側壁5の雄ヒンジ部材H2と底部2の雌ヒンジ部材H1とのヒンジ連結が解除されてるという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーの組み付け方法が有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と該底部にヒンジ連結されている側壁を有する折り畳みコンテナーにおいて、前記底部に配設された雌ヒンジ部材を構成する相対する一対の弾性変形可能な板状体の少なくとも一方の板状体の対向面には、天面と奥壁面と相対する側面とからなる係止突条用窪み部が形成されているとともに、前記側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する円状のヒンジピンに該ヒンジピンの中心線に垂直な断面形状が、略三角形状の係止突条が、前記ヒンジピンの母線に沿って突設されており、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられてた際には、雄ヒンジ部材の前記ヒンジピンに突設されている前記係止突条が、雌ヒンジ部材の前記係止突条用窪み部に挿入されるように構成されており、また、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられてた際には、雌ヒンジ部材の前記ヒンジピンの係止突条の略水平な上面と雌ヒンジ部材の前記係止突条用窪み部の略水平な天面とが、略水平な状態で、当接、或いは、接近して位置するように構成したものである。
底部に配設された雌ヒンジ部材を構成する相対する一対の弾性変形可能な板状体の少なくとも一方の板状体の対向面に、係止突条用窪み部を形成するとともに、側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する円筒状のヒンジピンに、該ヒンジピンの母線に沿って係止突条を突設し、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられてた際には、雌ヒンジ部材の相対する一対の弾性変形可能な板状体間に嵌合された雄ヒンジ部材のヒンジピンの係止突条が、係止突条用窪み部の天面に当接、或いは、天面に接近して位置するように構成したので、折り畳みコンテナーを持ち上げた際に、底部に下方の負荷が加わった場合には、雄ヒンジ部材のヒンジピンの係止突条が、雌ヒンジ部材の一方の板状体の対向面に形成された係止突条用窪み部の天面に当接することになるので、側壁の雄ヒンジ部材と底部の雌ヒンジ部材とのヒンジ連結が、解除されるようなことを防止することができる。
また、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられて、側壁が略垂直状態に立てられた状態においては、側壁に配設された雄ヒンジ部材のヒンジピンに形成されている係止突条が、底部に配設された雌ヒンジ部材の一方の板状体の対向面に形成された係止突条用窪み部に挿入されているので、側壁が、底部に対して、底部の長辺側壁部方向に移動した際には、ヒンジピンに形成されている係止突条が、係止突条用窪み部を形成する略垂直な相対する側面に当接し、それ以上の移動が阻止されるので、側壁と底部との間の底部の長辺側壁部に沿ったがたつき、換言すれば、雌ヒンジ部材と雄ヒンジ部材の間の雄ヒンジ部材のヒンジピンに沿ったがたつきを抑制することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。また、上述した折り畳みコンテナーと同じ構成部材については、同じ符号を使用するとともに、その詳細な説明は省略する。
先ず最初に、図1〜図7を用いて、本発明の実施例について説明する。
本発明においては、下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2の円柱状のヒンジピンh2bに、下部分割側壁5が略水平状態(折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態)において位置するヒンジピンh2bの下面に、ヒンジピンh2bの母線に沿って延在する係止突条h2cを突設したものである。係止突条h2cの側断面形状(ヒンジピンh2bの中心線に垂直な断面形状)は、略三角形状に形成されており、図6に示されているように、下部分割側壁5が略垂直状態(折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態)においては、係止突条h2cが、この時点のヒンジピンh2bの頂点p1から、時計方向に90度の位置に位置するように構成されている。そして、下部分割側壁5が略垂直状態においては、ヒンジピンh2bの頂点p1から、時計方向に90度の位置に位置する係止突条h2cの上面h2c’が、略水平になるように構成されていることが好ましい。また、本実施例においては、係止突条h2cは、ヒンジピンh2bの全長に亘たって形成されておらず、ヒンジピンh2bの母線の略中央部付近にのみ形成されている例が示されている。
また、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1を構成する相対する一対の弾性変形可能な板状体h1のうち、底部2の中央部側に位置する一方の板状体h1のもう一方の板状体h1と対向する対向面h1’には、対向面h1’を切除することにより形成された係止突条用窪み部H3が形成されている。係止突条用窪み部H3は、略水平な天面h3aと略垂直な奥壁面h3bと奥壁面h3bに略垂直な相対する側面h3cとを有している。
上述したように、底部2と下部分割側壁5とがヒンジ連結された状態においては、下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bが、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の相対する一対の板状体h1の上部湾曲部h1aより下方に位置する部分h1bの間に位置するように構成されている。
そして、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられて、下部分割側壁5が略垂直状態に立てられた状態においては、図4に示されているように、下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bに突設されている係止突条h2cが、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1を構成する相対する一対の弾性変形可能な板状体h1のうち、底部2の中央部側に位置する板状体h1の対向面h1’に形成された係止突条用窪み部H3に挿入されているとともに、雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bに形成されている係止突条h2cが、係止突条用窪み部H3の天面h3aに当接、或いは、天面h3aに接近して位置するように構成されている。
上述したように、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、略垂直状態の下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bの係止突条h2cが、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の板状体h1の対向面h1’に形成された係止突条用窪み部H3に挿入されるとともに、係止突条用窪み部H3の天面h3aに当接、或いは、天面h3aに接近して位置するように構成されているので、折り畳みコンテナーを持ち上げた際に、底部2に下方の負荷が加わった場合には、下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bの係止突条h2cが、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の一方の板状体h1の対向面h1’に形成された係止突条用窪み部H3の天面h3aに当接することになるので、下部分割側壁5の雄ヒンジ部材H2と底部2の雌ヒンジ部材H1とのヒンジ連結が、簡単には、解除されるようなことがない。
なお、下部分割側壁5が略垂直状態に立てられた際の下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bの係止突条h2cの上面h2c’を、略水平に形成し、また、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の一方の板状体h1の対向面h1’に形成された係止突条用窪み部H3の天面h3aを、略水平に形成することにより、雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bに形成された係止突条h2cの略水平な上面h2c’と雌ヒンジ部材H1の一方の板状体h1の対向面h1’に形成された係止突条用窪み部H3の略水平な天面h3aが、略水平な状態で面接触することになるので、従って、雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bに形成された係止突条h2cが、雌ヒンジ部材H1の一方の板状体h1の対向面h1’に形成された係止突条用窪み部H3の天面h3aから、簡単には外れるようなことがなく、従って、下部分割側壁5の雄ヒンジ部材H2と底部2の雌ヒンジ部材H1とのヒンジ連結が解除されるようなことを、確実に防止することができる。
また、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられて、下部分割側壁5が略垂直状態に立てられた状態においては、下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bに形成されている係止突条h2cが、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の一方の板状体h1の対向面h1’に形成された係止突条用窪み部H3に挿入されているので、下部分割側壁5が、底部2に対して、底部2の長辺側壁部2b1方向に移動した際には、ヒンジピンh2bに形成されている係止突条h2cが、係止突条用窪み部H3を形成する略垂直な相対する側面h3cに当接し、それ以上の移動が阻止されるので、下部分割側壁5と底部2との間の底部2の長辺側壁部2b1に沿ったがたつき、換言すれば、雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2の間の雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bに沿ったがたつきを抑制することができる。
上述したように、下部分割側壁5と底部2との間の底部2の長辺側壁部2b1に沿ったがたつき、換言すれば、雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2の間の雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bに沿ったがたつきが抑制されるように構成されているので、箱型に組み立てられた状態の折り畳みコンテナーの全体が、変形するようなことが抑制され、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、安定した状態で段積みすることができる。
底部2に配設された雌ヒンジ部材H1と下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2とをヒンジ連結する際には、図7に示されているように、下部分割側壁5を、底部2の底板2aと略平行な略水平状態とし、その後、下部分割側壁5を下降させることにより、上述したように、下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bを、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の相対する弾性変形可能な板状体h1間に挿入することになるが、下部分割側壁5が、略水平状態においては、雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bに突設された係止突条h2cは、ヒンジピンh2bに下面に位置しているので、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1と下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2とのヒンジ連結作業の際に、ヒンジピンh2bに突設された係止突条h2cが、雌ヒンジ部材H1の板状体h1に当接するようなことがない。従って、雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bが、雌ヒンジ部材H1の相対する一対の板状体h1を、必要以上に、互いに離反する方向に弾性変形することがないので、雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2とのヒンジ連結作業に大きな力を必要とするようなことがなく、従って、ヒンジピンh2bに係止突条h2c突設したことにより、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1と下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2とのヒンジ連結作業の作業性が悪くなるようなことがない。また、雌ヒンジ部材H1の相対する一対の板状体h1が、必要以上に、互いに離反する方向に弾性変形することがないので、雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2とのヒンジ連結作業の際に、板状体h1が損傷するようなことを防止することができる。
上述した実施例には、下部分割側壁5が略水平状態において、雄ヒンジ部材H2を構成するヒンジピンh2bの下面に、ヒンジピンh2bの母線に沿って延在する係止突条h2cを突設した例が示されているが、ヒンジピンh2bの上面にも、同様の係止突条h2cを突設することもできる。換言すれば、ヒンジピンh2bの下面に突設された係止突条h2cと180度ずれた位置の上面に、もう1つの係止突条h2cが突設されている。このように、ヒンジピンh2bに2個の係止突条h2cを突設した場合には、雌ヒンジ部材H1を構成する相対する一対の板状体h1の対向面h1’に、それぞれ、係止突条用窪み部H3を形成することになる。
上述したように、下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bに、2個の係止突条h2cを突設するとともに、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の相対する一対の板状体h1の対向面h1’に、それぞれ、係止突条用窪み部H3を形成することにより、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、雄ヒンジ部材H2の円柱状のヒンジピンh2bに、180度ずれて、2個、突設された係止突条h2cが、雌ヒンジ部材H1を構成する2つの板状体h1の対向面h1’に、それぞれ形成された係止突条用窪み部H3に挿入されるとともに、雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2bの係止突条h2cが、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の板状体h1の対向面h1’に形成された係止突条用窪み部H3の天面h3aに当接、或いは、天面h3aに接近して位置するように構成されている。従って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを持ち上げ、底部2に下方の負荷が加わった場合には、下部分割側壁5に配設された雄ヒンジ部材H2のヒンジピンh2b2個の係止突条h2cが、底部2に配設された雌ヒンジ部材H1の相対する一対の板状体h1に、それぞれ形成された係止突条用窪み部H3の天面h3aに当接することになるので、上述した実施例のように、ヒンジピンh2bの係止突条h2cが1個で、相対する一対の板状体h1の一方の板状体h1に係止突条用窪み部H3が形成されている上述した実施例に較べて、下部分割側壁5の雄ヒンジ部材H2と底部2の雌ヒンジ部材H1とのヒンジ連結の解除を、より確実に防止することができる。
折り畳みコンテナーには、上述した上部フレーム1と底部2とはね上げ側壁3と上部分割側壁4と下部分割側壁5とから構成された折り畳みコンテナー以外にも、底部と、底部の一方の相対する辺部に、その下部水平部がヒンジ連結された一方の相対する側壁と、底部のもう一方の相対する辺部に、その下部水平部がヒンジ連結されたもう一方の相対する側壁とから構成された折り畳みコンテナーが知られている。底部と一方の相対する側壁ともう一方の相対する側壁とから構成された折り畳みコンテナーは、底部に対して、一方の相対する側壁ともう一方の相対する側壁とを略垂直に立てることにより、箱型に組み立てられ、また、このように、箱型に組み立てられた状態から、略垂直状態の一方の相対する側壁を、底部方向に倒して、底部の上に重ね、次いで、略垂直状態のもう一方の相対する側壁を、底部方向に倒して、先に、底部に重ねられた略水平状態の一方の相対する側壁の上に重ねることにより、高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことができるように構成されている。
底部と一方の相対する側壁ともう一方の相対する側壁とから構成された折り畳みコンテナーに、上述した雌ヒンジ部材H1と雄ヒンジ部材H2とによるヒンジ連結手段を適用することができる。
図1は、本発明の折り畳みコンテナーの下部分割側壁の部分斜視図である。 図2は、本発明の折り畳みコンテナーの下部分割側壁の一部切り欠きを含む部分拡大斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーの底部の一部切り欠きを含む部分拡大斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーの底部と下部分割側壁とがヒンジ連結された状態の一部切り欠きを含む部分拡大斜視図である。 図5は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーの底部と下部分割側壁とがヒンジ連結された状態の一部切り欠きを含む部分拡大斜視図である。 図6は、本発明の折り畳みコンテナーの底部と下部分割側壁とがヒンジ連結された状態の部分拡大垂直断面図である。 図7は、本発明の折り畳みコンテナーの底部と下部分割側壁とがヒンジ連結される直前の一部切り欠きを含む部分拡大斜視図である。 図8は、本発明を含む折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態の斜視図である。 図9は、本発明を含む折り畳みコンテナーが、折り畳まれた状態の斜視図である。 図10は、特許文献1に開示されている折り畳みコンテナーの底部の斜視図である。 図11は、特許文献1に開示されている折り畳みコンテナーの底部と下部分割側壁とがヒンジ連結される直前の一部切り欠きを含む部分拡大斜視図である。 図12は、特許文献1に開示されている折り畳みコンテナーの底部と下部分割側壁とがヒンジ連結された状態の部分拡大垂直断面図である。
符号の説明
H1・・・・・・・・・・雌ヒンジ部材
h1・・・・・・・・・・板状体
H2・・・・・・・・・・雄ヒンジ部材
h2a・・・・・・・・・支持体
h2b・・・・・・・・・ヒンジピン
h2c・・・・・・・・・係止突条
H3・・・・・・・・・・係止突条用窪み部
1・・・・・・・・・・・上部フレーム
2・・・・・・・・・・・底部
3・・・・・・・・・・・はね上げ側壁
4・・・・・・・・・・・上部分割側壁
5・・・・・・・・・・・下部分割側壁

Claims (1)

  1. 底部と該底部にヒンジ連結されている側壁を有する折り畳みコンテナーにおいて、前記底部に配設された雌ヒンジ部材を構成する相対する一対の弾性変形可能な板状体の少なくとも一方の板状体の対向面には、天面と奥壁面と相対する側面とからなる係止突条用窪み部が形成されているとともに、前記側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する円状のヒンジピンに該ヒンジピンの中心線に垂直な断面形状が、略三角形状の係止突条が、前記ヒンジピンの母線に沿って突設されており、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられてた際には、雄ヒンジ部材の前記ヒンジピンに突設されている前記係止突条が、雌ヒンジ部材の前記係止突条用窪み部に挿入されるように構成されており、また、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられてた際には、雌ヒンジ部材の前記ヒンジピンの係止突条の略水平な上面と雌ヒンジ部材の前記係止突条用窪み部の略水平な天面とが、略水平な状態で、当接、或いは、接近して位置するように構成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
JP2006186326A 2006-07-06 2006-07-06 折り畳みコンテナー Active JP4791899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006186326A JP4791899B2 (ja) 2006-07-06 2006-07-06 折り畳みコンテナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006186326A JP4791899B2 (ja) 2006-07-06 2006-07-06 折り畳みコンテナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008013217A JP2008013217A (ja) 2008-01-24
JP4791899B2 true JP4791899B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=39070649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006186326A Active JP4791899B2 (ja) 2006-07-06 2006-07-06 折り畳みコンテナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4791899B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012223551A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Masaji Kobayashi 車椅子の動力導入装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2589167Y2 (ja) * 1993-06-22 1999-01-20 三甲株式会社 折り畳みコンテナーにおける側壁の係止構造
JP2600854Y2 (ja) * 1993-11-12 1999-10-25 三甲株式会社 折り畳みコンテナーにおける組立係合部の構造
JP4593755B2 (ja) * 2000-10-16 2010-12-08 岐阜プラスチック工業株式会社 折り畳み式運搬用容器
JP4317684B2 (ja) * 2002-08-29 2009-08-19 三甲株式会社 折り畳みコンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008013217A (ja) 2008-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4921053B2 (ja) 運搬用容器
JP4791899B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4852493B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2007168822A (ja) 折り畳みコンテナー
JP4684880B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2006188272A (ja) 折り畳みコンテナー
JP4852487B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2009023669A (ja) 組立式合成樹脂製容器
JP4238188B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP5271882B2 (ja) 中仕切り部材付き折り畳みコンテナー
JP2011051628A (ja) 折り畳み式コンテナ
JP4125207B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4319941B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4540531B2 (ja) ボックスパレット
JP2005126107A (ja) 折り畳みコンテナー
JP5964525B1 (ja) リターナブル輸送パレット
JP4540533B2 (ja) ボックスパレット
JP5134462B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP3929737B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4944728B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP3808005B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2008080038A (ja) 折り畳み整理棚
JP3740020B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP5271884B2 (ja) 中仕切り部材付き折り畳みコンテナー
JP4601443B2 (ja) 折り畳みコンテナー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110719

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110722

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4791899

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250