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JP4790483B2 - 移動通信端末 - Google Patents

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JP4790483B2
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Description

本発明は、通信ネットワーク上のサーバから提供されるコンテンツのフィードを取得して表示可能な携帯電話機等の移動通信端末およびその移動体通信端末と通信可能なサーバに関するものである。
非特許文献1には、WEBコンテンツの要約情報を移動通信端末たる携帯電話機で受信して表示するソフトウェアが記載されている。このWEBコンテンツの要約情報のデータは、携帯電話機からの取得要求に応じて、例えばRSSと呼ばれるフォーマットで送信される。このRSSは、WEBサーバ(WEBサイト)で提供されるWEBコンテンツの見出し、要約、更新情報等のメタデータを構造化して記述するXML(Extensible Markup Language)ベースのフォーマットである。RSSはいくつかのバージョン(RSS0.9X, RSS1.0, RSS2.0, Atom)が存在し、バージョンごとに「Rich Site Summary」、「Really Simple Syndication」、「RDF Site Summary」という正式名称で呼ばれている。このRSSフォーマットで記述された文書は「RSSフィード」と呼ばれ、上記RSSフィードを受信して表示するソフトウェアは「RSSリーダ」と呼ばれている。WEBコンテンツが更新されると、携帯電話機からの取得要求に応じて、更新後のWEBコンテンツの要約情報を反映したRSSフィードが携帯電話機に送信される。
「携帯ポータルアプリ」、[online]、QUEST-COM株式会社、[2006年3月3日検索]、インターネット(URL:http://rsseye.qusco.cc/)
上記RSSリーダは、定期的にURI(Uniform Resource Identifier)に基づいて通信ネットワーク上のWEBサーバにアクセスし、そのサーバからRSSフィードを自動的に取得している。WEBサーバ側が一時的にダウンすると、サーバが携帯電話機からの要約情報の取得要求を正常に処理できなくなり、携帯電話機がRSSフィードを取得できない状態となる。また、利用者が料金を滞納してサイトへのアクセス権がなくなっているなどの場合も、携帯電話機がRSSフィードを取得できない状態となる。しかし、上記のように定期的にRSSフィードの自動取得を行っている場合は、WEBサーバ側が一時的にダウンするなどして、WEBサーバが携帯電話機からのRSSフィード取得要求を処理することができない状態にもかかわらず、機械的にWEBサーバに対してRSSフィードの取得要求を送信してしまう。このため、無駄な通信費がかかってしまうという問題があった。
また、例えば、利用者が、コンテンツ提供者に対して、料金を滞納しているなどの理由で、利用者に対してのRSSサービスを業者が停止している場合、「利用できない」旨のWEBページを利用者の携帯電話機に送信する。このWEBページは、RSSのContent-Typeではなく、通常のHTMLのContent-Typeである。このような場合においては、WEBサーバが正常な処理をしているにもかかわらず、要約情報(RSSフィード)を送信することがない。この場合においても、定期的にRSSフィードを自動的に取得するように設定していると、携帯電話機がRSSフィードを取得することができない状態にもかかわらず、定期的にWEBサーバに対してRSSフィードの取得要求を送信してしまい、上述同様、無駄な通信費がかかってしまうという問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、フィードを取得することができない状態にもかかわらず、定期的にサーバに対してフィードの取得要求を送信してしまうのを防止することのできる移動通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像を表示する表示手段と、通信ネットワークを介して通信する通信手段と、通信ネットワーク上のサーバにコンテンツのフィードの取得要求を定期的に送信して前記フィードを取得する取得手段とを備え、取得した前記フィードを表示する移動通信端末において、前記取得要求に対する処理が正常に処理できなかった旨の取得応答を前記サーバから受信した際に、前記取得手段は、前記フィードの定期取得を一時停止し、前記サーバに対して前記フィードの取得要求を送信した際に、前記サーバから前記フィードのContent-Typeと異なるContent-Typeのデータを受信したとき、前記取得手段は、前記フィードの定期取得を一時停止することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1に記載の移動通信端末において、前記フィードの定期取得を一時停止した状態で、手動操作で前記サーバに前記フィードの取得要求を送信したときの前記取得応答が該取得要求に対する処理が正常に処理できた旨の情報、かつ、前記サーバから受信したデータのContent-Typeが前記フィードのContent-Typeの場合、前記取得手段は、前記フィードの定期取得の一時停止を解除することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、画像を表示する表示手段と、通信ネットワークを介して通信する通信手段と、通信ネットワーク上のサーバにコンテンツのフィードの取得要求を定期的に送信して前記フィードを取得する取得手段とを備え、取得した前記フィードを表示する移動通信端末において、前記取得要求に対する処理が正常に処理できなかった旨の取得応答を前記サーバから受信した際に、前記取得手段は、前記フィードの定期取得を一時停止し、前記フィードの定期取得を一時停止した状態で、手動操作で前記サーバに前記フィードの取得要求を送信したときの前記取得応答が該取得要求に対する処理が正常に処理できた旨の情報、かつ、前記サーバから受信したデータのContent-Typeが前記フィードのContent-Typeの場合、前記取得手段は、前記フィードの定期取得の一時停止を解除することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、画像を表示する表示手段と、通信ネットワークを介して通信する通信手段と、通信ネットワーク上のサーバにコンテンツのフィードの取得要求を定期的に送信して前記フィードを取得する取得手段とを備え、取得した前記フィードを表示する移動通信端末において、前記サーバに対して前記フィードの取得要求を送信した際に、前記サーバから前記フィードのContent-Typeと異なるContent-Typeのデータを受信したとき、前記取得手段は、前記フィードの定期取得を一時停止することを特徴とするものである
請求項1乃至3の発明によれば、サーバ側が一時的にダウンしたり、利用者が料金未納などでサーバ側がフィードの取得要求を拒否したりして、サーバによって送信された取得要求に対する処理が正常に処理できなかった旨の取得応答を受信したら、前記フィードの定期取得を一時停止する。これにより、サーバ側が一時的にダウンしたり、サーバ側がフィードの取得要求を拒否したりして、フィードを取得することができない状態のときに、定期的にサーバに対してフィードの取得要求を送信してしまうのを防止することができる。これにより、利用者が無駄な通信費を負担してしまうのを抑制することができる。
また、請求項1、2及び4の発明によれば、コンテンツ提供者が利用者に対してのサービスを停止して、フィードのフォーマットと異なるフォーマットのデータ(例えばHTML(Hyper Text Markup Language)による「利用できない」旨のWEBページのデータ)を送信した際に、フィードの定期取得を一時停止することができる。よって、コンテンツ提供者が利用者に対してのフィード提供サービスを停止したりして、フィードを取得することができない状態のときに、定期的にサーバに対してフィードの取得要求を送信してしまうのを防止することができる。これにより、利用者が無駄な通信費を負担してしまうのを抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施形態に係る通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図である。この通信システムは、移動体通信端末としての携帯電話機10と、移動体通信事業者によって管理されている通信ネットワークとしての携帯電話通信網20とを用いて構成されている。携帯電話通信網20は、基地局201や図示しない交換機(回線交換機、パケット交換機)等を備え、図示しないゲートウェイサーバを介してインターネット30等の他の通信ネットワークに接続されている。また、携帯電話通信網20及びインターネット30には、WEBコンテンツを提供するWEBサーバ41が接続されている。WEBサーバ41は、各種WEBコンテンツのほか、そのWEBコンテンツの要約情報も提供する。また、WEBサーバ41は携帯電話通信網20側に設けてもよい。これらのサーバから携帯電話機10にコンテンツをダウンロードするときには、ネットワークの各階層において所定の通信プロトコルが用いられる。例えば、WEBサーバ41からWEBページをダウンロードするときのアプリケーション層の通信プロトコルとしては、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)が用いられる。
図2は、上記WEBサーバ41のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。このWEBサーバ41は、システムバス400、CPU401、内部記憶装置、外部記憶装置404、入力装置405、出力装置406、及びインターネット用通信装置407を備えている。上記内部記憶装置は、RAM402やROM403等で構成されている。上記外部記憶装置は、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等で構成されている。上記入力装置405は、マウスやキーボード等で構成されている。上記出力装置406は、ディスプレイやプリンタ等で構成されている。上記通信装置407は、所定の通信プロトコルにより、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機や他のサーバと通信したり、インターネット30上の各種クライアント端末や他のサーバと通信したりするための装置である。
上記CPU401やRAM402等の構成要素はお互いに、システムバス400を介して、データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。このサーバ41を所定の手順に従って動作させるためのプログラムはROM403や外部記憶装置404に記憶されており、必要に応じてCPU401やRAM402上の作業エリアに呼び出されて実行される。
また、上記WEBサーバ41はそれぞれ一部又は全体を専用の制御装置として構成してもいいし、一部又は全体を汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、WEBサーバ41はそれぞれ、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
図3は、WEBサーバ41の構成例を示す機能ブロック図である。WEBサーバ41は、記憶手段415と受信手段416と送信手段417とを備えている。このWEBサーバ41は、CPU等からなるハードウェア上で所定のプログラムを実行することにより、上記各手段の機能を実現している。上記記憶手段415は、上記内部記憶装置や外部記憶装置で構成され、携帯電話機10で受信可能な各種WEBコンテンツのデータや、そのWEBコンテンツの要約情報や更新情報のデータを記憶している。上記受信手段416は、上記CPU401や通信装置407等で構成され、上記記憶手段415に記憶されている複数種類のWEBコンテンツやそのWEBコンテンツの要約情報を要求する取得要求を携帯電話機10から受信する。上記送信手段417は、上記CPU401や通信装置407等で構成され、上記取得要求に基づいて選択されたWEBコンテンツのデータや、そのWEBコンテンツの要約情報のデータを移動体通信端末10に送信する。
上記WEBコンテンツの要約情報のデータは、RSSのフォーマットで携帯電話機へ送信されており、携帯電話機は、このRSSのフォーマットで記述された文書(RSSフィード)受信して表示するソフトウェアであるRSSリーダを備えている。WEBコンテンツが更新された場合は、その更新後のWEBコンテンツの要約情報を反映したRSSフィードが作成される。この更新後のRSSフィードが、携帯電話機からの取得要求に応じて送信される。RSSフィードの一例としては、一般ニュース、音楽情報、ブログ、天気予報、CDや映画などの売り上げランキング等のコンテンツの要約や更新情報が挙げられる。
図4は携帯電話機10の一構成例を示す外観図であり、図5は、その携帯電話機10のハードウェア構成の一例を示す概略構成図である。携帯電話機10は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機であり、システムバス100、CPU101、RAM102やROM103等の記憶装置、入力装置104、出力装置105及び携帯電話通信網用通信装置106を備えている。CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いに各種データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。
上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、ネイティブ側の電話機プラットフォームの基本ソフト(OS)上で、音声通話機能や、アプリケーションソフト(以下「アプリケーション」という。)による各種機能を実現することができる。このアプリケーションによる機能としては、RSSリーダ、WEBブラウザ、メーラー、外部装置とのデータ送受信、アドレス帳管理、スケジューラ、メモ帳等がある。
また、上記CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、ネイティブ側の電話機プラットフォーム上でアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行環境を構築することができる。そして、このアプリケーション実行環境上で、携帯電話機10にプリインストールされているアプリケーションや、利用者がダウンロードして登録したアプリケーション等の各種アプリケーションを実行することができる。
上記入力装置104は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)11、通話開始キー12、終話キー13、スクロールキー14、多機能キー15、マイク16等から構成されている。この入力装置104のテンキー11、通話開始キー12、終話キー13等により、利用者が操作可能な操作部が構成される。この操作部を操作することにより、利用者は、携帯電話機10に対してコンテンツ取得先のURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、上記WEBサーバ41から、アプリケーションプログラム等のコンテンツをダウンロードして登録することができる。
上記出力装置105は、表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)17、音出力手段であるスピーカ18等から構成されている。上記液晶ディスプレイ(LCD)17やスピーカ18等からなる出力装置等で構成されている出力部は、携帯電話通信網20を介して受信したWebページを液晶ディスプレイ(LCD)17に表示したり、携帯電話通信網20から情報を着信した旨を利用者に知らせたりするときに用いられる。具体的には、その情報を着信すると、出力部の液晶ディスプレイ(LCD)17に着信報知画像を表示したり、スピーカ18から着信音を出力させたりする。なお、上記スピーカ18は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカ及び外部出力用スピーカを兼用するように一つのスピーカで構成してもよい。
上記携帯電話通信網用通信装置106は、変復調器、シンセサイザ、周波数変換器,高周波増幅器などにより構成され、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機や上記サーバ41等と通信するときに用いられる。この携帯電話通信網用通信装置106は、携帯電話通信網20を介して他の携帯電話機とメールのやり取りを行ったり、携帯電話通信網20からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上での電子メールのやり取り等を行ったりするための通信手段として用いられる。更に、この携帯電話通信網用通信装置106は、携帯電話通信網20を介して、サーバ41が提供する各種コンテンツをダウンロードしたり、現在位置の位置情報を含む配信情報を受信したりする情報受信手段としても用いられる。
携帯電話機10は、RSSリーダのほかに、例えば、メディアコンテンツの再生を行うアプリケーションもWEBコンテンツの要約情報であるRSS(RDF Site Summary)フィードを表示する機能を備えている。また、サービス参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることを目的に開設されたコミュニティサービス(ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS))を利用するためのアプリケーションなどもWEBコンテンツの要約情報であるRSSフィードを表示する機能を備えている。メディアコンテンツの再生を行うアプリケーションは、音楽情報、CDの売り上げランキング、着うたランキングなどのRSSフィードが表示されるようになっている。また、上記コミュニティサービスを利用するためのアプリケーションは、コミュニティサービス利用者のブログの更新情報などのRSSフィードが表示されるようになっている。
図6は、本実施形態に係る携帯電話機10の主要な機能を抽出して示した機能ブロック図である。この携帯電話機10は、通信手段110と表示手段111と記憶手段112と表示制御手段113とを有する。
上記通信手段110は上記通信装置106等で構成され、HTTP等の所定の通信プロトコルを用いて携帯電話通信網20を介した通信を行う。この通信手段110は、接続情報としてのURI(Uniform Resource Identifier)に基づいて通信ネットワーク上のWEBサーバ41にアクセスし、そのWEBサーバ41から前述のRSSフィードを取得する取得手段として用いられる。また、この取得手段は、所定の時間毎にURIに基づいて通信ネットワーク上のWEBサーバ41にアクセスし、そのサーバからRSSフィードの更新を自動的に確認できるようになっている。この自動取得処理における取得のタイミングは、利用者が手動で設定したり、携帯電話機が、RSSフィードの種別から自動的に設定したりする。また、この取得手段は、WEBサーバ41から受信した要約情報取得要求(HTTPリクエスト)に対する取得応答(HTTPレスポンス)のHTTPステータスコードに基づいて、自動取得処理を一時停止するか否かを判定する機能を備えている。
自動取得のタイミングは、装置内部のDRM用内部時計に従い処理を行う。また、通信トラフィックが混雑する時間帯は、自動取得のタイミングとなっても、自動取得処理を行わないようにして、携帯電話通信網20の負荷を低減させるようにしてもよい。
上記表示手段111は上記ディスプレイ等で構成され、RSSフィードの表示を行うアプリケーションを起動したときに、通信ネットワーク上のWEBサーバ41から受信した前述のRSSフィードを表示することができる。
上記記憶手段112は上記RAM102やROM103等の記憶装置により構成され前述のRSSフィードを記憶している。RSSフィードのデータは、フォルダ形式で記憶手段112に保存されている。フォルダは、カテゴリ別に複数設けられており、例えば、RSSが、「ニュース」に関するものの場合は、ニュースカテゴリのフォルダに保存され、「ブログ・日記」に関するものの場合は、ブログのカテゴリのフォルダに保存される。
上記表示制御手段113は上記CPU101等で構成され、前述のRSSフィードを取得して表示するように制御する。また、RSSフィードが未読の場合に、待ち受け画面などのピクト領域に、未読のRSSフィードがある旨のピクト画像を表示するように制御する。また、表示制御手段113は、自動取得処理が一時停止状態のときに、RSSリスト表示画面などのピクト領域に、自動取得処理が一時停止中である旨のピクト画像を表示するように制御する。
図7は、上記RSSリーダ起動時の携帯電話機の画面遷移の一例を示す図である。利用者が携帯電話機のディスプレイ17に表示された図示しないメニュー選択画面から、「RSSリーダ」を選択すると、図7(a)に示すような、カテゴリ選択画面がディスプレイ17に表示される。このカテゴリ選択画面は、上記フォルダと対応しており、例えば、画面の「ニュース」は、ニュースカテゴリのフォルダに対応し、「ブログ・日記」は、ブログのカテゴリのフォルダに対応している。また、フォルダに保存されたRSSに未読のRSSがある場合は、メニュー選択画面のピクト領域に例えば、図に示すような「NEW」のピクト画像が表示される。
利用者が、ニュースのカテゴリを選択すると、図7(b)に示すように、携帯電話機10によってニュースのカテゴリに分類され、ニュースカテゴリのフォルダに保存されたRSSフィードのタイトルリストが表示される。なお、利用者が、図7(b)のテレビのカテゴリを選択した場合は、テレビカテゴリのフォルダに保存されたRSSフィードのタイトルリストが表示され、ブログ・日記のカテゴリを選択した場合は、ブログ・日記のカテゴリのフォルダに保存されたRSSフィードのタイトルリストが表示される。
また、このRSSリスト表示画面においても、未読のRSSフィードがある場合は、このRSSフィードに対応する画面のピクト領域に図に示すような「NEW」のピクト画像を表示する。また、自動取得処理を一時停止しているRSSフィードがある場合は、このRSSフィードに対応する画面のピクト領域に図に示すような「一時停止中」のピクト画像を表示する。
図7(b)のRSSフィードのタイトルリストから、○×新聞社を選択すると、図7(c)に示すような、○×新聞社が提供しているWEBページの要約情報のタイトル一覧(RSSフィードのアイテムタイトルリスト)が表示される。この要約情報のタイトル一覧画面を表示すると、携帯電話機10は、このRSSフィードが既読されたと認識し、上記ピクト画像を消灯させる。また、図中上部のRSSフィードのタイトル(○×新聞社)には、リンクが張られており、利用者が図中上部のRSSフィードのタイトルをクリックすると、例えば、○×新聞社のホームページへアクセスするなど、特定のURIに接続して、特定のWEBページが表示される。
利用者が、「○×国の首相来日」の要約情報のタイトルを選択すると、携帯電話機10は、図7(d)に示すように、ディスプレイ17にこの要約情報のタイトルに対応する要約情報を表示する。図中上部の要約情報のタイトル(○×国の首相来日)には、リンクが張られており、利用者が図中上部の要約情報のタイトルをクリックすると、この要約情報に対応するWEBページをWEBサーバ41から取得し、表示する。
図8は、携帯電話機10のRSSフィード取得処理時の制御フローを示す図である。
まず、携帯電話機10が、URI(Uniform Resource Identifier)に基づいて通信ネットワーク上のWEBサーバ41にアクセスし、HTTPリクエストを送信する(S1)。携帯電話機が、WEBサーバ41からHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスを受信したら(S2のYES)、HTTPステータスコードが200か否かをチェックする(S3)。HTTPステータスコードが200、すなわち、WEBサーバ41が、HTTPリクエストを正しく処理して、リクエスト先のWEBページを正しく送信しているときは、携帯電話機は、次にHTTPレスポンスのヘッダに記述されているContent-TypeのデータをチェックしてRSSか否かをチェックする(S4)。RSSである場合は(S4のYES)、そのまま処理を終了する。一方、RSSでない場合は、自動取得処理か否かをチェックして(S6)、自動取得処理の場合は(S6のYES)、自動取得処理を一時停止する(S7)。このとき、図7(b)に示すように、一時停止となったRSSフィードに対応する画面のピクト領域に例えば図に示すような「一時停止中」のピクト画像を表示して、利用者に報知する。
また、受信したHTTPレスポンスに、クライアントエラーを示す400番台のHTTPステータスコードや、サーバエラーを示す500番台のHTTPステータスコードが記載されていた場合も(S5のYES)、上述同様、自動取得処理か否かをチェックして(S6)、自動取得処理の場合は(S6のYES)、自動取得処理を一時停止する(S7)。
なお、手動取得処理を行って、正常な処理(受信したHTTPレスポンのステータスコードが200で、Content-TypeがRSS)の場合は、自動取得処理の一時停止を解除し、再び、自動取得処理を再開させる。このとき、ピクト領域に表示されていた「一時停止中」のピクト画像を消灯させる。
以上、本実施形態によれば、400番台のクライアントエラーや、500番台のサーバエラーのHTTPステータスコードを、携帯電話機10が受信した場合は、自動取得処理を一時停止している。これにより、HTTPリクエストが間違った構文であったり、サーバ側がHTTPリクエストに対してレスポンスを返答できない状態であったりして、要約情報(RSSフィード)が受信できない状態のときに、何度もWEBサーバ41に対して要約情報の取得要求を送信することがなくなる。これにより、無駄な取得要求を送信することがなくなり、無駄な通信費がかかることがなくなる。また、このような無駄な通信がなくなることで、携帯電話通信網20の負荷を低減することができる。
また、携帯電話機10から送信されたリクエストがWEBサーバ41に正常に受信され、WEBサーバ内でリクエストに基づいて正常な処理がされたことを示すHTTPステータスコード:200を受信した場合でも、Content-TypeがRSSでない場合は、自動取得処理を一時停止している。これは、例えば、利用者が、コンテンツ提供者に対して、料金を滞納しているなどの理由で、利用者に対してのサービスを業者が停止している場合、「利用できない」旨のWEBページを利用者の携帯電話機10に送信する場合がある。このWEBページは、RSSのContent-Typeではなく、通常のHTMLのContent-Typeである。このような場合においては、WEBサーバ41が正常な処理をしているにもかかわらず、要約情報(RSSフィード)を送信することがない。よって、コンテンツ提供者が利用者に対して、RSSフィードを送信しないようなときも、自動取得処理を一時停止することで、何度もWEBサーバ41に対して要約情報の取得要求を送信することがなくなる。これにより、無駄な取得要求を送信することがなくなり、無駄な通信費がかかることがなくなる。また、このような無駄な通信がなくなることで、携帯電話通信網20の負荷を低減することができる。
また、例えば、リクエストしたサイトが、もはやそのサーバで利用できなくなっており、また、転送先のアドレスも分からない状態のHTTPステータスコード:410(Gone)を受信した場合、この接続先(URI)に再びアクセスしても要約情報を受信できる可能性はない。よって、このようなHTTPステータスコードを携帯電話機10が受信した場合、携帯電話機10にこのRSSフィードを記憶していても何の意味もない。このため、このようなHTTPステータスコードを携帯電話機10が受信した場合、携帯電話機10に記憶されたRSSフィードを削除する削除処理を行うようにしてもよい。
また、本発明は、携帯電話機に限定することなく、表示手段を備えたものであれば様々な移動体通信端末に適用することができる。すなわち、本発明における「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話機、固定電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
本発明の実施形態に係る通信システムの概略構成図。 WEBサーバのハードウェア構成のブロック図。 WEBサーバの機能ブロック図。 携帯電話機の外観図。 携帯電話機のハードウェア構成のブロック図。 携帯電話機の機能ブロック図。 (a)〜(d)はRSSリーダ起動時の携帯電話機の画面遷移の一例を示す図。 携帯電話機のRSSフィード取得処理時の制御フローを示す図。
符号の説明
10 携帯電話機
20 携帯電話通信網
30 インターネット
41 WEBサーバ
110 通信手段(取得手段)
111 表示手段
112 記憶手段
113 表示制御手段
415 記憶手段
416 受信手段
417 送信手段

Claims (4)

  1. 画像を表示する表示手段と、通信ネットワークを介して通信する通信手段と、通信ネットワーク上のサーバにコンテンツのフィードの取得要求を定期的に送信して前記フィードを取得する取得手段とを備え、取得した前記フィードを表示する移動通信端末において、
    前記取得要求に対する処理が正常に処理できなかった旨の取得応答を前記サーバから受信した際に、前記取得手段は、前記フィードの定期取得を一時停止し、
    前記サーバに対して前記フィードの取得要求を送信した際に、前記サーバから前記フィードのContent-Typeと異なるContent-Typeのデータを受信したとき、前記取得手段は、前記フィードの定期取得を一時停止することを特徴とする移動通信端末。
  2. 請求項1に記載の移動通信端末において、
    前記フィードの定期取得を一時停止した状態で、手動操作で前記サーバに前記フィードの取得要求を送信したときの前記取得応答が該取得要求に対する処理が正常に処理できた旨の情報、かつ、前記サーバから受信したデータのContent-Typeが前記フィードのContent-Typeの場合、前記取得手段は、前記フィードの定期取得の一時停止を解除することを特徴とする移動通信端末。
  3. 画像を表示する表示手段と、通信ネットワークを介して通信する通信手段と、通信ネットワーク上のサーバにコンテンツのフィードの取得要求を定期的に送信して前記フィードを取得する取得手段とを備え、取得した前記フィードを表示する移動通信端末において、
    前記取得要求に対する処理が正常に処理できなかった旨の取得応答を前記サーバから受信した際に、前記取得手段は、前記フィードの定期取得を一時停止し、
    前記フィードの定期取得を一時停止した状態で、手動操作で前記サーバに前記フィードの取得要求を送信したときの前記取得応答が該取得要求に対する処理が正常に処理できた旨の情報、かつ、前記サーバから受信したデータのContent-Typeが前記フィードのContent-Typeの場合、前記取得手段は、前記フィードの定期取得の一時停止を解除することを特徴とする移動通信端末。
  4. 画像を表示する表示手段と、通信ネットワークを介して通信する通信手段と、通信ネットワーク上のサーバにコンテンツのフィードの取得要求を定期的に送信して前記フィードを取得する取得手段とを備え、取得した前記フィードを表示する移動通信端末において、
    前記サーバに対して前記フィードの取得要求を送信した際に、前記サーバから前記フィードのContent-Typeと異なるContent-Typeのデータを受信したとき、前記取得手段は、前記フィードの定期取得を一時停止することを特徴とする移動通信端末。
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