[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4788825B2 - ジッタ抑圧回路及びジッタ抑圧方法 - Google Patents

ジッタ抑圧回路及びジッタ抑圧方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4788825B2
JP4788825B2 JP2009532159A JP2009532159A JP4788825B2 JP 4788825 B2 JP4788825 B2 JP 4788825B2 JP 2009532159 A JP2009532159 A JP 2009532159A JP 2009532159 A JP2009532159 A JP 2009532159A JP 4788825 B2 JP4788825 B2 JP 4788825B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
phase
clock
input
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009532159A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009034917A1 (ja
Inventor
貴宏 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009532159A priority Critical patent/JP4788825B2/ja
Publication of JPWO2009034917A1 publication Critical patent/JPWO2009034917A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4788825B2 publication Critical patent/JP4788825B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/099Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
    • H03L7/0991Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator being a digital oscillator, e.g. composed of a fixed oscillator followed by a variable frequency divider
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/156Arrangements in which a continuous pulse train is transformed into a train having a desired pattern
    • H03K5/1565Arrangements in which a continuous pulse train is transformed into a train having a desired pattern the output pulses having a constant duty cycle
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
    • H03L7/093Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal using special filtering or amplification characteristics in the loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
    • H03L7/095Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal using a lock detector
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/10Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range
    • H03L7/107Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using a variable transfer function for the loop, e.g. low pass filter having a variable bandwidth
    • H03L7/1075Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using a variable transfer function for the loop, e.g. low pass filter having a variable bandwidth by changing characteristics of the loop filter, e.g. changing the gain, changing the bandwidth

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

本発明は、ジッタ抑圧回路及びジッタ抑圧方法に関する。
ディジタル伝送網においては、非同期信号の多重化にスタッフ同期方式を用いる。スタッフ同期方式では、受信側においてデスタッフ処理が必要となる。デスタッフ処理された信号は大きなジッタを持つため、これを抑圧する必要がある。
従来、デスタッフジッタの抑圧手段として、特許文献1に開示されているように、メモリとディジタル位相同期ループ(DPLL)とを用いる方法が考案されている。この方法では、入力データを一旦メモリに書込み、ジッタの少ない出力クロックでメモリからデータを読み出して出力することで、入力クロックおよびデータに含まれるジッタを抑圧することができる。また、メモリのオーバーフロー・アンダーフローによるデータ不連続が発生しないように、入力クロックと出力クロックとは、DPLLにより周波数同期が保持されている。
一般的にPLL(Phase Locked Loop)では、引込み時間を短くするためには、ループ帯域幅を広げる必要がある。その一方で、入力信号のジッタ成分を抑圧するためには、出力クロックが入力クロックのジッタに追従しないように、ループ帯域幅を狭める必要がある。ループ帯域幅は、主にループフィルタの帯域幅によって決定される。
従って、従来のジッタ抑圧回路においては、高いジッタ抑圧効果を得るために、ループフィルタの帯域幅を狭める必要があり、その結果、引込み時間が長くなるという問題がある。
また、PLLにおいては、特許文献2に開示されているように、引き込み時間の短縮と同期時の安定性の向上とを目的として、入力信号と出力信号との位相差が所定値以上であるか否かを検出し、その検出結果により、ループフィルタのパラメータを切り替える手段が提案されている。
一般的に、PLLは入力信号に出力信号を位相同期させるために使用するため、同期状態においては、入力信号と出力信号との位相誤差は小さい。従って、位相誤差が所定値以上であるか否かにより、パラメータ切り替えを行う手段は、引き込み時間の短縮と同期時の安定性向上に有効である。
この他関連する技術としては、例えば、特許文献3〜7が挙げられる。
特開平4−246939号公報 特開平9−200049号公報 特開2000−031953号公報 特開2003−023353号公報 特開2007−036366号公報 特開平05−327782号公報 特開平06−053821号公報
しかしながら、ジッタ抑圧回路におけるPLLでは、入力クロックは大きなジッタ成分を持ち、出力クロックがそのジッタ成分に追従しないようにする必要がある。従って、同期状態においても、入力クロックと出力クロックとの位相差は、瞬間的に大きな値となることがあり、上記の方法をそのまま適用した場合、同期状態であるにも関わらず、非同期状態であると誤判定される結果、不要なパラメータの切り替えが発生し、ジッタ抑圧特性が劣化してしまう。それゆえ、引き込み時間の短縮と高いジッタ抑圧特性の両立が困難であるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、引き込み時間の短縮と高いジッタ抑圧特性の両立を図ったジッタ抑圧回路及びジッタ抑圧方法を提供することにある。
本発明のジッタ抑圧回路は、ディジタル位相同期ループを使用したジッタ抑圧回路であって、入力データをリタイミングするクロック載せ換え部と、ディジタル位相同期ループとを備え、クロック載せ換え部は、入力データをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換回路と、該シリアル/パラレル変換回路からのパラレルデータのタイミングを変更するフリップフロップ回路と、該フリップフロップ回路からのパラレルデータをシリアルデータに変換して出力データとして出力するパラレル/シリアル変換回路とを備え、ディジタル位相同期ループは、出力クロックを出力する数値制御発振器と、クロック載せ換え部の入力クロックを分周した入力側位相比較信号と出力クロックを分周した出力側位相比較信号との位相誤差を検出する位相比較器と、位相比較器と数値制御発振器との間に挿入されたループフィルタと、位相誤差に応じてループフィルタのパラメータを選択して変更するパラメータ選択回路とを備え、数値制御発振器は、出力クロックをフリップフロップ回路及びパラレル/シリアル変換回路に供給し、パラメータ選択回路は、位相誤差に基づいてディジタル位相同期ループが同期状態にあるか否かを判定し、判定の結果に応じて、ループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮とクロック載せ換え部の出力データ及び出力クロックのジッタの抑圧とを行う。
本発明のジッタ抑圧方法は、ディジタル位相同期ループで用いられるジッタ抑圧方法であって、クロック載せ換え部が入力データをリタイミングするステップ、及びディジタル位相同期ループがループが同期状態にあるか否かの判定結果に応じてループフィルタの特性を変化させるステップを備え、入力データをリタイミングするステップは、入力データをパラレルデータに変換し、パラレルデータに変換されたパラレルデータのタイミングを変更し、及びタイミングを変更されたパラレルデータをシリアルデータに変換して出力データとして出力し、ループフィルタの特性を変化させるステップは、クロック載せ換え部の入力クロックを分周した入力側位相比較信号と、パラレルデータのタイミングの変更及びシリアルデータへの変換に用いられるクロック信号を供給する数値制御発振器の出力クロックを分周した出力側位相比較信号の位相誤差を検出し、数値制御発振器と位相比較器との間に挿入されたループフィルタのパラメータを位相誤差に基づいて選択して変更し、位相誤差に基づいてディジタル位相同期ループが同期状態にあるか否かを判定し、判定の結果に応じて、ループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と出力データ及び出力クロックのジッタの抑圧とを行う。
本発明によれば、ディジタル位相同期ループを使用したジッタ抑圧回路において、入力クロックと出力クロックの位相差を用いて、ループが同期状態にあるか否かを判定し、その結果によりループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と高いジッタ抑圧効果を両立させることができる。
本発明に係るジッタ抑圧回路の一実施の形態は、ディジタル位相同期ループを使用したジッタ抑圧回路において、入力クロックと出力クロックとの位相差から、ループが同期状態にあるか否かを判定し、判定結果に応じて、ループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮とジッタの抑圧とを行うことを特徴とする。
上記構成によれば、入力クロックと出力クロックの位相差を用いて、ループが同期状態にあるか否かを判定し、その結果によりループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と高いジッタ抑圧効果を両立させることができる。また、高価な電圧制御発振器やその他のアナログ部品を必要とせず、容易に集積化することができるので、コストを下げられる。さらに、DPLLを使用することにより、経時変化や温度変化に影響されることなく、一定のジッタ抑圧特性を実現できる。
本発明に係るジッタ抑圧回路の他の実施の形態は、上記構成に加え、入力データをリタイミングするクロック載せ換え部と、ループが同期状態にあるか否かの判定結果に応じてループフィルタの特性を変化させることでクロック載せ換え部の出力データ及びディジタル位相同期ループから出力される出力クロックのジッタの抑圧を行うディジタル位相同期ループとを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、入力クロックと出力クロックの位相差を用いて、ループが同期状態にあるか否かを判定し、その結果によりループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と高いジッタ抑圧効果を両立させることができる。また、高価な電圧制御発振器やその他のアナログ部品を必要とせず、容易に集積化することができるので、コストを下げられる。さらに、DPLLを使用することにより、経時変化や温度変化に影響されることなく、一定のジッタ抑圧特性を実現できる。
本発明に係るジッタ抑圧回路の他の実施の形態は、上記構成に加え、クロック載せ換え部は、入力データをシリアル/パラレル変換するシリアル/パラレル変換回路と、シリアル/パラレル変換回路からのパラレルデータのタイミングを変更するフリップフロップ回路と、フリップフロップ回路からのデータをパラレル/シリアル変換するパラレル/シリアル変換回路とを備え、ディジタル位相同期ループは、クロック載せ換え部の入力クロックと出力クロックとの位相差を比較する位相比較器と、フリップフロップ回路及びパラレル/シリアル変換回路にクロック信号を供給する数値制御発振器と、位相比較器と数値制御発振器との間に挿入されたループフィルタと、位相比較器の出力に応じてループフィルタのパラメータを選択して変更するパラメータ選択回路とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、入力クロックと出力クロックの位相差を用いて、ループが同期状態にあるか否かを判定し、その結果によりループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と高いジッタ抑圧効果を両立させることができる。また、高価な電圧制御発振器やその他のアナログ部品を必要とせず、容易に集積化することができるので、コストを下げられる。さらに、DPLLを使用することにより、経時変化や温度変化に影響されることなく、一定のジッタ抑圧特性を実現できる。
本発明に係るジッタ抑圧回路の他の実施の形態は、上記構成に加え、位相比較器は、入力クロックを分周した入力側位相比較信号の立ち上がりエッジを検出する入力側立ち上がりエッジ検出回路と、出力信号を分周した出力側位相比較信号の立ち上がりエッジを検出する出力側立ち上がりエッジ検出回路と、入力側位相比較信号の立ち上がりエッジと出力側位相比較信号の立ち上がりエッジまでの間をサンプリングクロックでカウントすることにより、位相差を検出するカウンタとを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、入力クロックと出力クロックの位相差を用いて、ループが同期状態にあるか否かを判定し、その結果によりループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と高いジッタ抑圧効果を両立させることができる。また、高価な電圧制御発振器やその他のアナログ部品を必要とせず、容易に集積化することができるので、コストを下げられる。さらに、DPLLを使用することにより、経時変化や温度変化に影響されることなく、一定のジッタ抑圧特性を実現できる。
本発明に係るジッタ抑圧方法の一実施の形態は、ディジタル位相同期ループを使用したジッタ抑圧方法において、入力クロックと出力クロックとの位相差から、ループが同期状態にあるか否かを判定し、判定結果に応じて、ループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮とジッタの抑圧とを行うことを特徴とする。
上記構成によれば、入力クロックと出力クロックの位相差を用いて、ループが同期状態にあるか否かを判定し、その結果によりループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と高いジッタ抑圧効果を両立させることができる。また、高価な電圧制御発振器やその他のアナログ部品を必要とせず、容易に集積化することができるので、コストを下げられる。さらに、DPLLを使用することにより、経時変化や温度変化に影響されることなく、一定のジッタ抑圧特性を実現できる。
本発明に係るジッタ抑圧方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、クロック載せ換え部で入力データをリタイミングし、ディジタル位相同期ループでループが同期状態にあるか否かの判定結果に応じてループフィルタの特性を変化させることでクロック載せ換え部の出力データ及びディジタル位相同期ループから出力される出力クロックのジッタの抑圧を行うことを特徴とする。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
〔実施例の構成〕
図1本発明に係るジッタ抑圧回路の一実施例を示すブロック図である。
図1に示すジッタ抑圧回路は、大きく分けてクロック載せ換え部1とディジタル位相同期ループ(DPLL)2とから構成される。
クロック載せ換え部1は、シリアル/パラレル変換回路4、入力側タイミング信号生成回路5および出力側タイミング信号生成回路11、Dフリップフロップ10、パラレル/シリアル変換回路14から構成される。DPLL2は、入力側分周器6および出力側分周器12、位相比較器7、パラメータ選択回路8、ループフィルタ9、数値制御発振器13から構成される。以下に、クロック載せ換え部1およびDPLL2の各構成要素について説明する。
まず、「クロック載せ換え」とは、「データをリタイミングするフリップフロップの動作クロックを変更すること」を意味する。図1では、シリアル/パラレル変換回路4までは、入力クロックで内部のDフリップフロップ10を動作させているが、Dフリップフロップ10においては、出力クロックで動作させている。従って、Dフリップフロップ10において、入力クロックから出力クロックに載せ換えられたことになる。Dフリップフロップ10の出力データは、最終的にパラレル/シリアル変換回路14から外部に出力されるが、パラレル/シリアル変換回路14の中のフリップフロップも出力クロックで動作する。
シリアル/パラレル変換回路4は、入力側タイミング信号生成回路5から入力されるタイミング信号に基づき、入力データをパラレルデータに変換する。
入力側分周器6は、入力クロックを分周して、その出力を入力側タイミング信号生成回路5および位相比較器7に出力する。
入力側タイミング信号生成回路5では、入力側分周器6から入力される分周クロックをもとに、シリアル/パラレル変換を行うためのタイミング信号を生成し、シリアル/パラレル変換回路4に供給する。
位相比較器7は、入力側の位相比較信号と出力側の位相比較信号との位相誤差を検出し、位相誤差情報としてパラメータ選択回路8およびループフィルタ9に出力する。
パラメータ選択回路8は、位相誤差情報として入力された位相誤差の絶対値を求め、予め設定された位相誤差閾値と比較を行う。比較結果が所定の前方保護段数回連続して、位相誤差閾値以上であれば、ループが非同期状態にあると判定し、広帯域に対応するパラメータα1、β1をループフィルタ9に出力する。
ここで、「所定の前方保護段数回連続」は図4のカウンタ83および比較器85に対応する。「前方保護」とは同期状態から非同期状態への遷移を判定する場合の保護動作のことであるが、動作自体は後方保護と同様であるので、説明を割愛する。
また、後方保護段数回連続して、位相誤差閾値未満であれば、狭帯域に対応するパラメータα2、β2の値を出力する。
ループフィルタ9は、パラメータ選択回路8から供給される係数α、βを用いて、位相誤差を平均化し、位相制御値を出力する。数値制御発振器13は、ループフィルタ9から供給される位相制御値に応じて、出力クロックの位相を制御する。出力側分周器12は、出力クロックを分周して、分周クロックを出力側タイミング信号生成回路11および位相比較器7に出力する。
出力側タイミング信号生成回路11では、シリアル/パラレル変換回路4の出力をDフリップフロップ10で取り込むためのタイミング信号を生成する。パラレル/シリアル変換回路14では、Dフリップフロップ10出力のパラレルデータをシリアルデータに戻して、外部に出力する。
図2は、図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるシリアル/パラレル変換回路4の一実施例を示すブロック図である。
図2に示すように、シリアル/パラレル変換回路4は、Dフリップフロップ40〜42を直列に接続したシフトレジスタと、その出力をタイミング信号に基づいてラッチするイネーブル付Dフリップフロップ43〜46の組み合わせにより実現する。シリアル/パラレル変換の比率は、入力クロックのジッタ量および必要な抑圧量によって決定する。入力クロックのジッタが大きい場合、十分なタイミングマージンを確保するため、変換比率を大きくする必要がある。図2は、入力データを4ビットごとに、4並列のパラレルデータに変換する例である。
図3は、図1に示したジッタ抑圧回路に用いられる位相比較器7の一実施例を示すブロック図である。
図3において、立ち上がりエッジ検出回路70および立ち上がりエッジ検出回路71は、それぞれ入力側位相比較信号および出力側位相比較信号の立ち上がりエッジを検出してパルスを生成し、カウンタ72に出力する。立ち上がりエッジ検出回路70および立ち上がりエッジ検出回路71から出力されるパルスは、カウンタ72において、それぞれカウント開始信号およびカウント停止信号として用いられる。また、カウント停止信号は、Dフリップフロップ73によりリタイミングされ、同期判定タイミング信号として、パラメータ選択回路8に出力される。カウンタ72は、カウント開始信号が入力されてから、カウント停止信号が入力されるまでをサンプリングクロックでカウントし、カウント停止信号が入力された時点のカウント値を出力する。
サンプリングクロックは、発振器3から出力されるクロックであり、入出力クロックよりも十分高い周波数である。加算器74は、カウンタ72の出力から予め設定された位相オフセット値を減算し、その結果を位相誤差情報として、パラメータ選択回路8およびループフィルタ9に出力する。位相オフセット値は、ループが同期状態にある場合の入力側と出力側との間の位相差を規定するためのものである。通常、パラレル変換されたデータを出力クロックに載せ換えるときに、ちょうどデータの中心を取り込むように、位相オフセット値を設定する。これにより、入力クロックのジッタに対するマージンが最大となる。
図4は、図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるパラメータ選択回路8の一実施例を示すブロック図である。
図4において、絶対値変換器80は、位相比較器7から位相誤差情報として入力された位相誤差を絶対値に変換する。
比較器81は、位相誤差絶対値と予め設定された位相誤差閾値(図4では2)とを比較し、比較結果をカウンタ84および、反転ゲート82を通してカウンタ83に出力する。
カウンタ83では、位相比較器7から入力される同期判定タイミング信号に基づき、サンプリングクロックでカウントアップする。また、反転ゲート82の出力が‘1’である場合は、カウント値をクリアする。
比較器85は、カウンタ83のカウント値と所定の前方保護段数(図4では3)とを比較し、その結果をセット/リセットフリップフロップ(S/Rフリップフロップ)87のセット端子に入力する。カウンタ84も同様に同期判定タイミング信号に基づき、サンプリングクロックでカウントアップを行う。
また、比較器81の出力が‘1’である場合は、カウント値をクリアする。比較器86では、カウント値と所定の後方保護段数(図4では2)とを比較し、その比較結果をS/Rフリップフロップ87のリセット端子に入力する。S/Rフリップフロップ87では、比較器85および比較器86からの入力に従って、パラメータ選択信号を生成し、セレクタ88に出力する。
セレクタ88では、S/Rフリップフロップ87から供給されるパラメータ選択信号に基づき、広帯域に対応する係数α1、β1と狭帯域に対応する係数α2、β2とのいずれか一方を選択して、ループフィルタ9に出力する。
図5は、図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるループフィルタ9の一実施例を示すブロック図である。
図5において、位相誤差は、乗算器90および乗算器91により、それぞれパラメータ選択回路8から供給される係数α、βと乗算される。加算器92は、位相誤差と係数αとの乗算結果と、Dフリップフロップ93の出力を加算する。Dフリップフロップ93は加算器92の出力を保持することにより、乗算器91出力の累積加算を行う。加算器94は、乗算器90の出力と加算器92の出力とを加算し、位相制御値として、数値制御発振器13に出力する。
図6は、図1に示したジッタ抑圧回路に用いられる数値制御発振器13の一実施例を示すブロック図である。
図6において、加算器130は、入力された位相制御値と予め設定された周波数オフセット値、およびDフリップフロップ132の出力を加算し、モジュロ8演算器131に出力する。モジュロ8演算器131では、加算器130から入力された値が8以上である場合、入力値から8だけ差し引いた余りを出力する。比較器133は、モジュロ8演算器131の出力値と予め定められた閾値とを比較し、閾値未満であれば‘0’、閾値以上であれば‘1’を出力する。Dフリップフロップ134は、比較器133の出力をリタイミングして、Dフリップフロップ10、パラレル/シリアル変換回路14、出力側タイミング信号生成回路11、出力側分周器12に動作クロックとして供給する。また、出力クロックとして外部に出力する。
図7は、図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるパラレル/シリアル変換回路14の一実施例を示すブロック図である。
図7において、選択信号生成回路140は、出力側タイミング信号生成回路11から入力されるタイミング信号を基準に選択信号を生成する。セレクタ141は、選択信号生成回路140から入力される選択信号に基づき、4本の入力パラレルデータから出力するデータを選択してDフリップフロップ142へ出力する。Dフリップフロップ142では、セレクタ141から入力されたデータを出力クロックでリタイミングして、外部へ出力する。
〔実施例の動作の説明〕
図1を用いて、本発明の実施例の動作について説明する。
入力データは入力クロックに同期して入力される。また、入力クロックはジッタ成分を含んでいるが、平均的には一定の周波数であるものとする。
クロック載せ換え部1は、入力データをパラレルデータに変換することにより、時間幅を引き伸ばし、ジッタを吸収するためのタイミングマージンを確保した上で、ジッタの少ない出力クロックへの載せ換えを行う。その後、パラレルデータを元のシリアルデータに逆変換して出力する。以下にクロック載せ換え部1の詳細な動作について、図8のタイミングチャートを用いて説明する。
図8は、図1に示したジッタ抑圧回路のタイミングチャートの一例である。
入力データは、シリアル/パラレル変換回路4に入力され、Dフリップフロップ40〜42で構成されるシフトレジスタに順次格納される。入力データおよびDフリップフロップ40〜42の各出力は、入力側の入力側タイミング信号生成回路5から供給されるタイミング信号が‘1’のときに、入力クロックの立ち上がりエッジでイネーブル付Dフリップフロップ43〜46に取り込まれ、パラレルデータに変換される。
Dフリップフロップ10は、出力側の出力側タイミング信号生成回路11から入力されるタイミング信号が‘1’のときに、出力クロックの立ち上がりエッジで、シリアル/パラレル変換回路4から出力されるパラレルデータをリタイミングして、出力クロックに載せ換える。
Dフリップフロップ10において、出力クロックに載せ換えられたパラレルデータは、パラレル/シリアル変換回路14において、もとのシリアルデータに逆変換される。
図8に示すように、選択信号生成回路140は、0〜3までカウントするカウンタであり、出力側タイミング信号が‘1’のときに、出力クロックの立ち上がりエッジでカウント値を0に初期化する。セレクタ141では、選択信号生成回路140の出力値に対応する入力データを選択して出力する。セレクタ出力はDフリップフロップ142により、出力クロックでリタイミングされて外部回路に出力される。
図9に図1に示したジッタ抑圧回路に用いられる入力側タイミング信号生成回路5および出力側タイミング信号生成回路11のタイミングチャートの一例を示す。
入力側タイミング信号生成回路5および出力側タイミング信号生成回路11では、2分周クロックが‘1’かつ4分周クロックが‘0’の場合に、クロックの立ち上がりエッジで出力を‘1’にする。また、入力側分周器6および出力側分周器11は、それぞれ入力側および出力側の位相比較信号として、4分周クロックを位相比較器7に出力する。DPLL2は同期状態において、入力側と出力側との位相比較信号が180°の位相差になるように、出力クロックの位相を制御する。従って、入力側と出力側とのタイミング信号の位相差も180°となり、Dフリップフロップ10において、クロック載せ換えのタイミングマージンを最大にすることが出来る。
次に、DPLL2の動作について説明する。
DPLL2では、入力クロックおよび出力クロックをそれぞれ分周して位相比較信号を生成し、それらの位相比較を行う。さらに、位相比較結果を平均化して位相制御値を生成し、それを用いて、入出力の位相比較信号の位相差が180°になるように出力クロックの位相を制御する。これにより、クロック載せ換え部1において、必ずタイミングマージン内でクロックが載せ換えられる構成となっている。以下にDPLL2の詳細な動作について、図を用いて説明する。
入力側分周器6および出力側分周器12で生成された4分周クロックは、入力側および出力側の位相比較信号として、位相比較器7に入力される。位相比較器7では、これらの位相誤差を検出し、位相誤差情報としてパラメータ選択回路8およびループフィルタ9に供給する。
図10に図1に示したジッタ抑圧回路に用いられる位相比較器7のタイミングチャートの一例を示す。
立ち上がりエッジ検出回路70および立ち上がりエッジ検出回路71では、発振器3から入力されるサンプリングクロックを用いて、入力側および出力側の位相比較信号をサンプリングして、立ち上がりエッジを検出する。エッジを検出したら‘1’パルスを生成し、カウンタ52に出力する。カウンタ52では、立ち上がりエッジ検出回路50からパルスが入力されるとカウントを開始し、立ち上がりエッジ検出回路51からパルスが入力されるとカウントを停止し、カウント値を0に初期化する。そして、パルスが入力された時点のカウント値を出力する。
加算器53では、カウント値と位相オフセット値とを加算し、最終的な位相誤差情報として、パラメータ選択回路8およびループフィルタ9に出力する。位相オフセット値は、ループが同期状態にある場合の入力側と出力側との間の位相差を規定するためのものである。DPLL2では、位相誤差が0になるように制御されるため、位相オフセット値を変えることにより、同期状態での位相差を設定出来る。
図3に示す場合、位相比較信号の周期は、サンプリングクロックで32クロックである。従って、位相オフセット値を16と設定すれば、入力側と出力側との間の位相差が180°(半周期)ずれのところで同期させることができる。また、Dフリップフロップ73は、カウント停止信号をリタイミングし、同期判定タイミング信号として、パラメータ選択回路8に出力する。
図10に示すように、同期判定タイミング信号は、位相誤差情報の先頭で‘1’となる。これにより、パラメータ選択回路8において、位相誤差情報を同期判定に使用するまでの時間を最小限にしている。
パラメータ選択回路8では、入力された位相誤差情報から、ループの同期判定を行い、その結果に応じて、ループフィルタ9に出力するパラメータを切り替える。
図11に図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるパラメータ選択回路8のタイミングチャートの一例を示す。
図4および11を用いて、パラメータ選択回路8の動作を説明する。
絶対値変換器80は、位相誤差情報として入力された位相誤差を絶対値に変換し、比較器81に出力する。比較器81は、位相誤差絶対値が2以上であれば、‘1’を出力し、2未満であれば‘0’を出力する。カウンタ83は、位相比較器7から入力される同期判定タイミング信号が‘1’のときに、サンプリングクロックの立ち上がりエッジでカウントアップを行う。このとき、反転ゲート82の出力が‘1’、すなわち位相誤差が2未満であれば、カウント値をクリアする。
比較器85は、カウンタ83の出力が3以上であれば、‘1’を出力し、3未満であれば、‘0’を出力する。カウンタ84も同様に、同期判定タイミング信号が‘1’のときに、サンプリングクロックの立ち上がりエッジでカウントアップを行う。また、カウンタ83とは逆に、比較器81の出力が‘1’、すなわち位相誤差が3以上のときにカウント値をクリアする。
比較器86は、カウンタ84の出力が2以上であれば、‘1’を出力し、2未満であれば、‘0’を出力する。S/Rフリップフロップ87は、比較器85の出力が‘1’になったときに‘1’を出力し、比較器86の出力が‘1’になったときに‘0’を出力する。セレクタ88は、S/Rフリップフロップ87の出力が‘1’の場合に、広帯域に対応するパラメータα1、β1をループフィルタ9に出力する。また、S/Rフリップフロップ87の出力が‘0’の場合に、狭帯域に対応するパラメータα2、β2を出力する。
以上説明したように、パラメータ選択回路8においては、所定の前方保護段数回だけ連続して、位相誤差が位相誤差閾値以上であった場合、ループが非同期状態にあると判定して、引き込み時間を短縮するために、ループフィルタ9の帯域を広げるパラメータα1およびβ1を出力する。逆に、所定の後方保護段数回だけ連続して、位相誤差が位相誤差閾値未満であった場合は、ループが同期状態にあると判定して、ジッタ抑圧特性を高めるために、ループフィルタ9の帯域を狭めるパラメータα2およびβ2を出力する。
ループフィルタ9は、図5に示すようなディジタル低域通過フィルタである。その周波数特性は式1で表されるように、αおよびβによって決まる。数式(1)から、帯域を広げるには、αおよびβの値を大きくすればよい。
H(jω)=β+α/(1−exp-jω) …(1)
位相誤差情報として入力された位相誤差は、ループフィルタ9により平均化され、最終的に位相制御値として、数値制御発振器13に出力される。
図6および図12をもとに、数値制御発振器13の動作を説明する。
図12は、図6に示した数値制御発振器13のタイミングチャートの一例である。
加算器130は、ループフィルタ9から入力された位相制御値と、予め設定された周波数オフセット値と、Dフリップフロップ132の出力とを加算し、モジュロ8演算器131に出力する。Dフリップフロップ132は、1クロック前のモジュロ8演算器出力を保持している。同期状態の場合、位相制御値はほぼ0に近い値であるから、加算器130の出力は、1クロックごとに1(周波数オフセット値)ずつ増加していく。
モジュロ8演算器131では、加算器出力が8(モジュロ演算器の設定値)まで増加すると、加算器出力から8を減算した余りをDフリップフロップ132および比較器133に出力する。
以上の動作を繰り返すことにより、モジュロ8演算器の出力は、0〜7の値を繰り返す。
比較器133では、モジュロ8演算器の出力と予め設定された閾値(図6では4)とを比較し、閾値以上であれば‘1’、閾値未満であれば‘0’を出力する。この閾値は、モジュロ演算の1/2の値を設定する。これにより、比較器133の出力は、‘1’と‘0’の割合が等しくなる。Dフリップフロップ134は、比較器133の出力をリタイミングした後、出力クロックとしてDフリップフロップ10、出力側タイミング信号生成回路11、出力側分周器12、パラレル/シリアル変換回路14、および外部に出力する。
図10に示すように、入力側位相比較信号と出力側位相比較信号の位相差が180°よりも小さい場合、位相制御値は負の値となる。図12に示すように、数値制御発振器13では、負の位相制御値が入力されると、出力クロックの位相が遅れるように制御する。逆に、180°よりも大きい場合、位相制御値は正の値となり、出力クロックの位相が進むように制御する。このように、DPLL2は入力側位相比較信号と出力側位相比較信号の位相差が常に180°に保たれるように制御を行う。
図13に本発明に係るジッタ抑圧回路の他の実施例のブロック図を示す。
図13では、パラメータ選択回路8において、同期判定のための位相誤差情報をループフィルタ9の出力としている。図1に示したジッタ抑圧回路のように、位相比較器7の出力を同期判定に使用する場合と比較して、平均化された位相誤差を位相誤差情報として用いているため、素早いパラメータ切替を行うことはできないが、より正確な同期判定を行うことができる。
図14に図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるループフィルタ9の変形例を示す。
図5に示した場合と同様に低域通過特性をもつディジタルフィルタであり、その周波数特性は数式(2)で表される。数式(2)より、図14の構成を用いても、α、βの値を変化させることにより、帯域幅を設定できることが分かる。
H(jω)=β/(1−α・exp-jω) …(2)
すなわち、本発明によれば、ディジタル位相同期ループ(DPLL)を使用したジッタ抑圧回路において、入力クロックと出力クロックの位相差から、ループが同期状態にあるかどうかを判定し、判定結果に応じて、ループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と高いジッタ抑圧効果を両立させるものである。
図1において、位相比較器7は入力側位相比較信号と出力側位相比較信号の位相誤差を検出し、位相誤差情報としてパラメータ選択回路8およびループフィルタ9に出力する。パラメータ選択回路8は、位相誤差情報として入力された位相誤差の絶対値と予め設定された位相誤差閾値を比較する。そして、所定の前方保護段数回連続して、位相誤差が位相誤差閾値以上になった場合、ループが非同期にあると判定して、ループフィルタ9の帯域幅を広くする係数α1およびβ1の値を出力する。
また、所定の後方保護段数回連続して、位相誤差閾値未満の場合は、ループが同期状態にあると判定して、帯域幅を狭くする係数α2およびβ2の値を出力する。
ここで、「所定の後方保護段数回連続」に対応する部分は、図4のカウンタ84および比較器86である。「後方保護」とは、同期判定(非同期状態から同期状態への遷移の判定)を行う際に、判定の信頼度を高めるためのものである。図4で説明すると、比較器81において、位相誤差情報として入力された位相誤差が位相誤差閾値よりも小さいか否かにより、仮の同期判定を行うが、この位相誤差は絶対的に信頼できる情報ではない(非同期状態であるにも関わらず、位相誤差が位相誤差閾値よりも小さい場合もあり、大きい場合もある。)。従って、カウンタ84において連続して位相誤差閾値を下回った回数をカウントする。そして比較器86において、そのカウント値と所定の保護段数値(例えば、3回等)とを比較し、保護段数以上になった場合に、初めて同期状態になったと判定する。
このように、ループが非同期状態にあると判断した場合は、ループフィルタ9の帯域幅を広げて引き込み時間の短縮を図ると共に、同期状態にある場合は、ループフィルタ9の帯域幅を狭くすることにより、ジッタ抑圧効果を高める。

なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。例えば、上述した実施例では図3に示した位相比較器で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、EOR(排他的論理和)型の位相比較器を用いてもよい。
〔効果の説明〕
以上説明したように、本発明においては、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、DPLLを使用したジッタ抑圧回路において、入力クロックと出力クロックの位相差を用いて、ループが同期状態にあるかどうかを判定し、その結果によりループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と高いジッタ抑圧効果を両立させることができることである。
第2の効果は、DPLLを使用することにより、高価な電圧制御発振器やその他のアナログ部品を必要とせず、容易に集積化することができ、コストを下げられることである。
第3の効果は、DPLLを使用することにより、経時変化や温度変化に影響されることなく、一定のジッタ抑圧特性を実現できることである。
この出願は、2007年9月12日に出願された日本出願特願2007−236563を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、DPLLを用いるディジタル通信装置やディジタル機器などに利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
本発明に係るジッタ抑圧回路の一実施例を示すブロック図である。 図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるシリアル/パラレル変換回路4の一実施例を示すブロック図である。 図1に示したジッタ抑圧回路に用いられる位相比較器7の一実施例を示すブロック図である。 図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるパラメータ選択回路8の一実施例を示すブロック図である。 図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるループフィルタ9の一実施例を示すブロック図である。 図1に示したジッタ抑圧回路に用いられる数値制御発振器13の一実施例を示すブロック図である。 図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるパラレル/シリアル変換回路14の一実施例を示すブロック図である。 図1に示したジッタ抑圧回路のタイミングチャートの一例である。 図1に示したジッタ抑圧回路に用いられる入力側タイミング信号生成回路5および出力側タイミング信号生成回路11のタイミングチャートの一例である。 図1に示したジッタ抑圧回路に用いられる位相比較器7のタイミングチャートの一例である。 図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるパラメータ選択回路8のタイミングチャートの一例である。 図6に示した数値制御発振器13のタイミングチャートの一例である。 本発明に係るジッタ抑圧回路の他の実施例のブロック図である。 図1に示したジッタ抑圧回路に用いられるループフィルタ9の変形例である。
1 クロック載せ換え部
2 ディジタル位相同期ループ(DPLL)
3 発振器
4 シリアル/パラレル変換回路
5 入力側タイミング信号生成回路
6 入力側分周器
7 位相比較器
8 パラメータ選択回路
9 ループフィルタ
10 Dフリップフロップ
11 出力側タイミング信号生成回路
12 出力側分周器
13 数値制御発振器
14 パラレル/シリアル変換回路

Claims (4)

  1. ディジタル位相同期ループを使用したジッタ抑圧回路において、
    入力データをリタイミングするクロック載せ換え部と、
    ディジタル位相同期ループとを備え、
    前記クロック載せ換え部は、入力データをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換回路と、該シリアル/パラレル変換回路からのパラレルデータのタイミングを変更するフリップフロップ回路と、該フリップフロップ回路からのパラレルデータをシリアルデータに変換して出力データとして出力するパラレル/シリアル変換回路とを備え、
    前記ディジタル位相同期ループは、出力クロックを出力する数値制御発振器と、前記クロック載せ換え部の入力クロックを分周した入力側位相比較信号と前記出力クロックを分周した出力側位相比較信号との位相誤差を検出する位相比較器と、前記位相比較器と前記数値制御発振器との間に挿入されたループフィルタと、前記位相誤差に応じて前記ループフィルタのパラメータを選択して変更するパラメータ選択回路とを備え、
    前記数値制御発振器は、前記出力クロックを前記フリップフロップ回路及び前記パラレル/シリアル変換回路に供給し、
    前記パラメータ選択回路は、前記位相誤差に基づいて前記ディジタル位相同期ループが同期状態にあるか否かを判定し、判定の結果に応じて、前記ループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と前記クロック載せ換え部の出力データ及び前記出力クロックのジッタの抑圧とを行うことを特徴とするジッタ抑圧回路。
  2. 前記位相比較器は、前記入力側位相比較信号の立ち上がりエッジを検出する入力側立ち上がりエッジ検出回路と、前記出力側位相比較信号の立ち上がりエッジを検出する出力側立ち上がりエッジ検出回路と、前記入力側位相比較信号の立ち上がりエッジと前記出力側位相比較信号の立ち上がりエッジまでの間をサンプリングクロックでカウントすることにより前記入力側位相比較信号と前記出力側位相比較信号との位相差を検出するカウンタと、を備えたことを特徴とする請求項1記載のジッタ抑圧回路。
  3. ディジタル位相同期ループで用いられるジッタ抑圧方法において、
    クロック載せ換え部が入力データをリタイミングするステップ、及びディジタル位相同期ループがループが同期状態にあるか否かの判定結果に応じてループフィルタの特性を変化させるステップを備え、
    前記入力データをリタイミングするステップは、入力データをパラレルデータに変換し、前記パラレルデータに変換されたパラレルデータのタイミングを変更し、及び前記タイミングを変更された前記パラレルデータをシリアルデータに変換して出力データとして出力し
    前記ループフィルタの特性を変化させるステップは、前記クロック載せ換え部の入力クロックを分周した入力側位相比較信号、前記パラレルデータのタイミングの変更及び前記シリアルデータへの変換に用いられるクロック信号を供給する数値制御発振器の出力クロックを分周した出力側位相比較信号との位相誤差を位相比較器で検出し、前記数値制御発振器と前記位相比較器との間に挿入されたループフィルタのパラメータを前記位相誤差に基づいて選択して変更し、
    前記位相誤差に基づいて前記ディジタル位相同期ループが同期状態にあるか否かを判定し、判定の結果に応じて、前記ループフィルタの特性を変化させることで、引込み時間の短縮と前記出力データ及び前記出力クロックのジッタの抑圧とを行う、ジッタ抑圧方法。
  4. 前記位相比較器は、前記入力側位相比較信号の立ち上がりエッジを検出し、前記出力側位相比較信号の立ち上がりエッジを検出し、前記入力側位相比較信号の立ち上がりエッジと前記出力側位相比較信号の立ち上がりエッジまでの間をサンプリングクロックでカウントすることにより前記入力側位相比較信号と前記出力側位相比較信号との位相差を検出する、請求項3記載のジッタ抑圧方法。
JP2009532159A 2007-09-12 2008-09-04 ジッタ抑圧回路及びジッタ抑圧方法 Expired - Fee Related JP4788825B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009532159A JP4788825B2 (ja) 2007-09-12 2008-09-04 ジッタ抑圧回路及びジッタ抑圧方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007236563 2007-09-12
JP2007236563 2007-09-12
JP2009532159A JP4788825B2 (ja) 2007-09-12 2008-09-04 ジッタ抑圧回路及びジッタ抑圧方法
PCT/JP2008/066001 WO2009034917A1 (ja) 2007-09-12 2008-09-04 ジッタ抑圧回路及びジッタ抑圧方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009034917A1 JPWO2009034917A1 (ja) 2010-12-24
JP4788825B2 true JP4788825B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=40451926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009532159A Expired - Fee Related JP4788825B2 (ja) 2007-09-12 2008-09-04 ジッタ抑圧回路及びジッタ抑圧方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8344769B2 (ja)
EP (1) EP2190120A4 (ja)
JP (1) JP4788825B2 (ja)
CN (1) CN101803196B (ja)
RU (1) RU2480900C2 (ja)
WO (1) WO2009034917A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5256535B2 (ja) * 2009-07-13 2013-08-07 ルネサスエレクトロニクス株式会社 位相同期ループ回路
CN101984716B (zh) * 2010-10-18 2013-08-21 新邮通信设备有限公司 一种输出基站主时钟的方法和装置
EP2445138B1 (fr) * 2010-10-22 2015-07-15 The Swatch Group Research and Development Ltd. Unité de traitement de données, et récepteur de signaux comprenant l'unité de traitement de données
CN103493377B (zh) * 2011-06-01 2017-04-26 华为技术有限公司 锁相环中的杂散抑制
US9257998B2 (en) * 2013-10-10 2016-02-09 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Phase locked loop
US9312838B2 (en) * 2013-12-16 2016-04-12 Alcatel Lucent Apparatus and method for transferring multiple asynchronous clock signals over a single conductor
US8970276B1 (en) * 2013-12-17 2015-03-03 Analog Devices, Inc. Clock signal synchronization
JP6289110B2 (ja) * 2014-01-17 2018-03-07 三菱電機株式会社 集積回路
US9348358B2 (en) * 2014-04-18 2016-05-24 Fujitsu Limited Clock multiplication and distribution
CN104901657A (zh) * 2015-05-22 2015-09-09 浙江大学 一种全数字去抖动电路及方法
JP6653964B2 (ja) 2016-04-01 2020-02-26 日本電波工業株式会社 発振回路
CN109150488B (zh) * 2018-08-01 2020-12-15 清华大学 基于双边沿检测的低复杂度定时同步处理方法及装置
KR20220094480A (ko) * 2020-12-29 2022-07-06 에스케이하이닉스 주식회사 I/o 인터페이스 회로의 옵션 설정을 위한 반도체 장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05327782A (ja) * 1992-05-26 1993-12-10 Nec Corp 速度変換回路
JPH0730415A (ja) * 1993-07-12 1995-01-31 Oki Electric Ind Co Ltd Pll回路
JP2003133965A (ja) * 2001-08-10 2003-05-09 Sharp Corp シリアル・パラレル変換装置、及び半導体装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248863A (ja) * 1988-08-10 1990-02-19 Nec Corp ディジタルビデオ信号処理回路
JPH04246939A (ja) 1991-02-01 1992-09-02 Nec Corp スタッフジッタ抑圧回路
US5166642A (en) * 1992-02-18 1992-11-24 Motorola, Inc. Multiple accumulator fractional N synthesis with series recombination
JPH0653821A (ja) 1992-07-30 1994-02-25 Mitsubishi Electric Corp ディジタルpll回路
US5497126A (en) * 1993-11-09 1996-03-05 Motorola, Inc. Phase synchronization circuit and method therefor for a phase locked loop
JPH09200049A (ja) 1996-01-23 1997-07-31 Kawasaki Steel Corp Pll回路
US5909149A (en) * 1997-08-29 1999-06-01 Lucent Technologies, Inc. Multiband phase locked loop using a switched voltage controlled oscillator
JP2000031953A (ja) 1998-07-16 2000-01-28 Mitsubishi Electric Corp ディジタル位相同期回路及びクロック再生回路
US6650721B1 (en) * 1999-08-05 2003-11-18 Agere Systems Inc. Phase locked loop with numerically controlled oscillator divider in feedback loop
US7366270B2 (en) * 2000-12-20 2008-04-29 Primarion, Inc. PLL/DLL dual loop data synchronization utilizing a granular FIFO fill level indicator
US6538518B1 (en) * 2000-12-26 2003-03-25 Juniper Networks, Inc. Multi-loop phase lock loop for controlling jitter in a high frequency redundant system
JP2003023353A (ja) 2001-07-09 2003-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Pll回路
US7042972B2 (en) * 2003-04-09 2006-05-09 Qualcomm Inc Compact, low-power low-jitter digital phase-locked loop
RU2267860C2 (ru) * 2003-09-01 2006-01-10 Корпорация "Самсунг Электроникс" Синтезатор частот с переменными усилением и полосой пропускания кольца фазовой автоподстройки
US7304498B2 (en) * 2005-07-20 2007-12-04 Altera Corporation Clock circuitry for programmable logic devices
JP2007036366A (ja) 2005-07-22 2007-02-08 Toshiba Corp シリアル通信回路
JP4517974B2 (ja) * 2005-08-05 2010-08-04 株式会社日立製作所 半導体装置
JP4865369B2 (ja) 2006-03-07 2012-02-01 株式会社平和 遊技機
US7656323B2 (en) * 2007-05-31 2010-02-02 Altera Corporation Apparatus for all-digital serializer-de-serializer and associated methods

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05327782A (ja) * 1992-05-26 1993-12-10 Nec Corp 速度変換回路
JPH0730415A (ja) * 1993-07-12 1995-01-31 Oki Electric Ind Co Ltd Pll回路
JP2003133965A (ja) * 2001-08-10 2003-05-09 Sharp Corp シリアル・パラレル変換装置、及び半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2190120A4 (en) 2014-06-11
JPWO2009034917A1 (ja) 2010-12-24
CN101803196B (zh) 2012-11-14
US8344769B2 (en) 2013-01-01
RU2010114284A (ru) 2011-10-20
CN101803196A (zh) 2010-08-11
EP2190120A1 (en) 2010-05-26
US20110193602A1 (en) 2011-08-11
RU2480900C2 (ru) 2013-04-27
WO2009034917A1 (ja) 2009-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4788825B2 (ja) ジッタ抑圧回路及びジッタ抑圧方法
US7756232B2 (en) Clock and data recovery circuit
US7684531B2 (en) Data recovery method and data recovery circuit
US8155256B2 (en) Method and apparatus for asynchronous clock retiming
JP3376315B2 (ja) ビット同期回路
JP4468196B2 (ja) デジタルpll回路
KR100967809B1 (ko) 클록 데이터 복원 장치
US7924071B2 (en) Synchronization detection circuit, pulse width modulation circuit using the same, and synchronization detection method
WO2011004580A1 (ja) クロックデータリカバリ回路
US7965143B2 (en) Digital phase detector and phase-locked loop
US8023605B2 (en) Oversampling circuit and oversampling method
JP5286845B2 (ja) データリカバリ回路
JP5086014B2 (ja) データリカバリ方法およびデータリカバリ回路
US8537947B2 (en) Oversampling circuit, serial communication apparatus and oversampling method
KR20090061626A (ko) 클록 데이터 복원 장치
US20030142773A1 (en) Data/clock recovery circuit for recovering data and clock signal with high accuracy
EP0588656B1 (en) Digital signal-edge time measurement circuit
US9705510B2 (en) CDR control circuit, CDR circuit, and CDR control method
JP2008245134A (ja) Cdr回路
WO2020246092A1 (ja) 位相同期回路、電子装置、および、位相同期回路の制御方法
JP5515920B2 (ja) Dpll回路
JP5026120B2 (ja) クロックリカバリ回路
JP4718387B2 (ja) 周波数比較回路、pll周波数シンセサイザテスト回路及びそのテスト方法
JP4956989B2 (ja) クロック同期方法およびクロック同期回路
JP6500584B2 (ja) デジタルフィルタ回路、受信回路、及び半導体集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110621

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees