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JP4788597B2 - プログラマブルコントローラ二重化システム - Google Patents

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JP4788597B2 JP2006349600A JP2006349600A JP4788597B2 JP 4788597 B2 JP4788597 B2 JP 4788597B2 JP 2006349600 A JP2006349600 A JP 2006349600A JP 2006349600 A JP2006349600 A JP 2006349600A JP 4788597 B2 JP4788597 B2 JP 4788597B2
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Description

本発明は、プログラマブルコントローラの動作保証技術に関するものである。
以下に、一般的なプログラマブルコントローラ(PLC:Programmable Logic Controller)の二重化システム(以下、PLC二重化システムという)を説明する。
図20}中のPLC二重化システムは、ベースボードの2枚(PLC1のベースボード1dとPLC2のベースボード2d)構成で、ベースボード毎にPLCを管理するCPU(Central Processing Unit)モジュール(以下、管理CPUモジュールという、例えば、管理CPUモジュール1b1,管理CPUモジュール2b1)を1枚実装し、二重化システムの処理を行うDUP(Duplex)インタフェース(例えば、DUPインタフェース1eとDUPインタフェース2e)を1枚実装したPLC二重化システムである。
管理CPUモジュール1b1とDUPインタフェース1eはバス1cで接続されている。同様に、管理CPUモジュール2b1とDUPインタフェース2eはバス2cで接続されている。
DUPインタフェース1eとDUPインタフェース2eはケーブル100で接続されている。
管理CPUモジュール1b1と管理CPUモジュール2b1の各々のメモリ構成は同じメモリ構成で、同じアプリケーションプログラムを動作させている。
図20}のPLC二重化システムでは、状態を監視する相手管理CPUモジュールは1枚であり、相手管理CPUモジュールの状態を常に監視して、二重化システムの制御を行うことになる。
図20}のPLC二重化システムは、次のような特長を備えている。
管理CPUモジュールとDUPインタフェース間は、第1通信路(以下では、バス)を介してデータ交換を行う。
管理CPUモジュール間のデータ等価は、DUPインタフェースを介して行われている。
DUPインタフェース間のデータ交換は、第2通信路(以下では、ケーブル)を介して行われている。
相手管理CPUモジュールの状態(例えば、電源断や管理CPUモジュール故障などの状態)は、DUPインタフェースを介して伝送される。
管理CPUモジュール同士のマスタ(常用系)モードとスレーブ(待機系)モードの切り替えは、DUPインタフェースを介して行われる。
次に、1ベースボードに管理CPUモジュールを複数(例えば、2枚)実装したPLC二重化システムの一般的な制御方式を図21及び図22に基づいて説明する。なお、図21は、2ベースボードシステム構成である。図22は、1ベースボードシステム構成である。
図21の2ベースボードシステム構成は、ベースボードの2枚(PLC3のベースボード3d及びPLC4の4d)構成であって、ベースボード毎に管理CPUモジュールを2枚(例えば、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール3b2、管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2)実装したPLC二重化システムである。
即ち、図21の2ベースボードシステムは、PLC二重化システム全体で管理CPUモジュールを4枚実装することになる。そして、対象となる相手管理CPUモジュールは3枚であり、相手管理CPUモジュール3枚の状態を常に監視して、PLC二重化システムの制御を行うことになる。
なお、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b1はケーブル101で接続されている。管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール3b2はケーブル102で接続されている。
管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール3b2は、バス3cによって接続されている。また、管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2はバス4cによって接続されている。
管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b1の各々のメモリ構成は同じメモリ構成で、同じアプリケーションプログラムを動作させている。同様に、管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール4b2の各々のメモリ構成は同じメモリ構成で、同じアプリケーションプログラムを動作させている。
即ち、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b1では同じアプリケーションプログラムが動作し、管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール4b2では同じアプリケーションプログラムが動作する二重化方式である。また、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b1で動作しているアプリケーションプログラムと管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール4b2で動作しているアプリケーションプログラムは、全く別のアプリケーションプログラムが動作しても良い。
図22の1ベースボードシステムは、ベースボードの1枚(PLC5のベースボード5d)構成で、管理CPUモジュールが2枚(例えば、管理CPUモジュール5b1と管理CPUモジュール5b2)実装されたPLC二重化システムの構成図である。
管理CPUモジュール5b1と管理CPUモジュール5b2は、バス5dによって接続されている。
管理CPUモジュール5b1と管理CPUモジュール5b2の各々のメモリ構成は同じメモリ構成で、同じアプリケーションプログラムを動作させている。
他の二重化システムには、例えば、データ転送先を変更させるシステム(例えば、特許文献1参照)、多重冗長構成と単独CPU構成を選択できるシステム(例えば、特許文献2参照)、状態監視用装置を備えたシステム(例えば、特許文献3参照)、LAN(Local Area Network)を介してマスタモード中の装置を認識するシステム(例えば、特許文献4参照)、が知られている。
特開2000−207375号公報(段落[0037]〜[0043]等)。 特開平11−143729号公報(段落[0020]〜[0024]等)。 特開平11−7430号公報(段落[0008]〜[0013]等)。 特開平6−44200号公報(段落[0011]〜[0013]等)。
上述の図21のようなDUPインタフェースを搭載せず、1ベースボードに複数の管理CPUモジュールを実装した(以下、1ベースボードマルチCPU構成という)PLC二重化システムでは、次のような接続状態になる。
管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b1または管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール4b2はケーブルを介して接続される。しかし、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール3b2、管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b2、管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール4b1は、ケーブルを介して接続されない。
管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール3b2または管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2はバスを介して接続される。しかし、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b1、管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール4b2、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b2、管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール4b1は、バスを介して接続されない。
前記のように、バスまたはケーブルを介して接続されていないのは、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b2、管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール4b1となる。
上述のような1ベースボードマルチCPU構成のPLC二重化システムでは、幾つかの問題点が知られている。例えば、図21のような1ベースボードマルチCPU(管理CPUモジュール2枚)構成のベースボード2枚実装の場合、直接接続されない管理CPUモジュールが存在するため、その直接接続されない管理CPUモジュールの動作状態を通知することが困難である。
また、前記動作状態を取得した上でベースボード単位に動作モードの同期を実現するために、管理CPUモジュールの動作モード(例えば、マスタ(常用系)モードとスレーブ(待機系)モード)の自動的切り替えを実現し、ベースボード毎に管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール3b2、管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2の動作モードを統一させる機能を実現する必要がある。
本発明は、前記課題に基づいてなされたものであって、直接接続されない管理CPUモジュールの動作状態を通知する管理CPUモジュール,プログラマブルコントローラ二重化システムを提供することにある。
前記課題の解決を図るために、それぞれが、複数の管理モジュール同士を第1通信路で接続して構成された複数のベースボードを設け、複数ベースボードにおける第1ベースボードと第2ベースボード上の各第1,第2管理CPUモジュール間をそれぞれ第2通信路によって接続し、電源断,故障,マスタモードとスレーブモードから構成された動作モードのいずれかを含む動作状態を前記管理CPUモジュール間相互で確認するプログラマブルコントローラ2重化システムにおいて、
前記前記第1,及び第2ベースボードの管理CPUモジュールは、

前記前記第1,及び第2ベースボードの管理CPUモジュールは、
第1通信路上の他管理CPUモジュールに、自らの動作状態,動作モード変更指示,動作モード変更完了通知のいずれかを通知する動作状態第1通信路通知手段と、
第1通信路上の他管理CPUモジュールの動作状態,前記動作モード変更指示,動作モード変更完了通知のいずれかを受信する動作状態第1通信路受信手段と、
第1通信路上の他管理CPUモジュールの動作状態を検知する動作状態第1通信路検知手段と、
第2通信路で接続された他管理CPUモジュールに、自らの動作状態,前記動作モード変更指示,動作モード変更完了通知のいずれかを通知する動作状態第2通信路通知手段と、
第2通信路で接続された他管理CPUモジュールの動作状態,前記動作モード変更指示,動作モード変更完了通知のいずれかを受信する動作状態第2通信路受信手段と、
第2通信路で接続された他管理CPUモジュールの動作状態を検知する動作状態第2通信路検知手段と、
前記取得した動作状態及び自らの動作モードを記憶する記憶手段と、
前記自管理CPUモジュールの各手段を制御する制御手段と、
前記動作状態第1通信路受信手段,動作状態第1通信路検知手段のいずれかによって取得した動作状態を記憶手段に記憶させ、他管理CPUモジュールに前記取得した動作状態を、動作状態第2通信路通知手段を使って通知する第1動作状態管理手段と、
前記動作状態第2通信路受信手段,動作状態第2通信路検知手段のいずれかによって取得した動作状態を記憶手段に記憶させ、他管理CPUモジュールに前記取得した動作状態を記憶手段に記憶させ、他管理CPUモジュールに前記取得した動作状態を、動作状態第1通信路通知手段を使って通知する第2動作状態管理手段と、
前記動作状態検知手段によって他管理CPUモジュールの動作状態を検知し、その結果に基づいて電源断か否かを判定する手段と、
自管理CPUモジュールの電源電圧を監視し、電源電圧が降下したことを検知する電源電圧監視手段と、
前記電源電圧監視手段によって、電源電圧降下を検知した際に、電源断が発生したことを示す電源断通知を前記動作状態第1通信路通知手段,動作状態第2通信路通知手段のいずれかを使って他管理CPUモジュールに送信する手段と、
動作状態第1通信路通知手段,動作状態第2通信路通知手段のいずれかを使って
電源断通知を受信し、その電源断通知を送信した他管理CPUモジュールが電源断したものと判定する手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記管理CPUモジュールが、
自らの動作モードを切り替える動作モード切替手段と、
スレーブモード動作中に、前記動作状態第1通信路受信手段,動作状態第1通信路検知手段のいずれかによって取得した動作状態がマスタモード動作中の管理CPUモジュールの電源断,故障を含む異常状態であった場合、他管理CPUモジュールをスレーブモードに変更する動作モード変更指示を、動作状態第2通信路通知手段を使って通知する手段と、
マスタモード動作中に、動作モード変更指示を動作状態第2通信路受信手段で受信し、動作モード切替手段を使って自らの動作モードをスレーブモードに変更し、他管理CPUモジュールにスレーブモードに変更したことを意味する動作モード変更完了通知を、動作状態第2通信路通知手段を使って通知する手段と、
スレーブモード動作中に、他管理CPUモジュールからスレーブモードに変更したことを意味する動作モード変更完了通知を、動作状態第2通信路通知手段を使って受信し、動作モード切替手段を使って、自らの動作モードをマスタモードに変更する手段と、
スレーブモード動作中に、動作状態第2通信路受信手段,動作状態第2通信路検知手段のいずれかによって取得した動作状態がマスタモード動作中の他管理CPUモジュールの異常状態であった場合、動作モード切替手段を使って自らの動作モードをマスタモードに変更し、他管理CPUモジュールにマスタモードに変更したことを意味する動作モード変更完了通知を、動作状態第1通信路通知手段を使って通知する手段と、
マスタモード動作中に、前記マスタモードに変更したことを意味する動作モード変更完了通知を動作状態第1通信路受信手段で受信し、動作モード切替手段を使って自らの動作モードをスレーブモードに変更する手段と、
を備えることを特徴とする。
削除
削除
削除
削除
前記の請求項1記載の発明によれば、管理CPUモジュールは、該管理CPUモジュールとベースボード上で第1通信路によって接続されている他管理CPUモジュールの動作状態を、第2通信路で他のベースボード上の管理CPUモジュールに通知できる。管理CPUモジュールは、該管理CPUモジュールと第2通信路によって接続されている他ベースボードの他管理CPUモジュールの動作状態を、ベースボード上で第1通信路によって接続されている他管理CPUモジュールに通知できる。
前記の請求項1記載の発明によれば、自管理CPUモジュールの電源電圧降下を検知できる。
前記の請求項2記載の発明によれば、マスタモード動作中の他管理CPUモジュールの異常状態を判定できる。
以上示したように請求項1記載の発明によれば、同一ベースボード上になく、かつ、第2通信路で直接接続されていない管理CPUモジュールの動作状態を相互に参照できる。
請求項1記載の発明によれば、自管理CPUモジュールの電源電圧に基づいた電源断の判定を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、他管理CPUモジュールの異常状態を判定して、自管理CPUモジュールの動作モードを自動的に切り替え、前記管理CPUモジュールを含むシステムの動作を保証できる。
これらを以ってプログラマブルコントローラの動作保証技術の分野に貢献できる。
本実施形態における管理CPUモジュールは、異なるベースボード(2ベースボード)間をケーブルによって接続された該管理CPUモジュールの電源断,故障,動作モード(例えば、マスタ(常用系)モードもしくはスレーブ(待機系)モード)を通知し、マルチCPUによるPLC二重化システムにおける動作状態確認を実現するものである。
以下、本実施形態を図1に基づいて詳細に説明する。なお、図1は、本実施形態における管理CPUモジュールの構成図である。以下の説明では、第1通信路をバス、第2通信路をケーブルとして説明する。
本実施形態における管理CPUモジュールは、2ベースボードのPLCで構成された二重化システム(以下、PLC二重化システムという)において、前記ベースボードに複数以上(マルチ)実装される管理CPUモジュールであって、その管理CPUモジュール間の動作状態確認を相互に行うために、動作状態バス通知手段(動作状態第1通信路通知手段)201,動作状態バス受信手段(動作状態第1通信路受信手段)202,動作状態バス検知手段(動作状態第1通信路検知手段)203,動作状態ケーブル通知手段(動作状態第2通信路通知手段)204,動作状態ケーブル受信手段(動作状態第2通信路受信手段)205,動作状態ケーブル検知手段(動作状態第2通信路検知手段)206,記憶手段207,制御手段208,第1動作状態管理手段209A,第2動作状態管理手段209Bを備える。
なお、動作状態は、電源断,故障,動作モード(例えば、マスタモードもしくはスレーブモード)のいずれかを含む状態である。また、その電源断,故障を異常状態ともいう。
動作状態バス通知手段201は、バス上の複数の他管理CPUモジュールに自らの動作状態(例えば、故障,動作モード),動作モードの変更を指示する動作モード変更指示,動作モードの変更完了を通知する動作モード変更完了通知などを通知する。
動作状態バス受信手段202は、バス上の複数の他管理CPUモジュールの動作状態(例えば、故障,動作モード),動作モード変更指示,動作モード変更完了通知などを受信する。
動作状態バス検知手段203は、バス上の複数の他管理CPUモジュールの動作状態(例えば、電源断,故障,動作モード)を検知する。例えば、一定間隔毎にCPUモジュールの動作状態を検知する通信を行う。
動作状態ケーブル通知手段204は、ケーブルで接続された他管理CPUモジュール(相手管理CPUモジュール)に自らの動作状態(例えば、故障,動作モード),他管理CPUモジュールの動作モードを変更する動作モード変更指示,動作モード変更完了通知を通知する。
動作状態ケーブル受信手段205は、ケーブルで接続された他管理CPUモジュールの動作状態(例えば、故障,動作モード),動作モード変更指示,動作モード変更完了通知を受信する。
動作状態ケーブル検知手段206は、ケーブルで接続された他管理CPUモジュールの動作状態(例えば、電源断,故障,動作モード)を検知する。
記憶手段207は、取得した動作状態や自身の動作モードを記憶する。例えば、記憶手段はメモリである。
制御手段208は、各手段を制御する。例えば、制御手段は、CPU本体である。
第1動作状態管理手段209Aは、動作状態バス受信手段202,動作状態バス検知手段203のいずれかによって取得した動作状態を記憶手段207に記憶させる。そして、前記取得した動作状態を動作状態ケーブル通知手段204を使って他管理CPUモジュールに通知する。
第2動作状態管理手段209Bは、動作状態ケーブル受信手段205,動作状態ケーブル検知手段206のいずれかによって取得した動作状態を記憶手段207に記憶させる。そして、前記取得した動作状態を動作状態バス通知手段201を使って他管理CPUモジュールに通知する。
また、本実施形態における管理CPUモジュールは、電源電圧を監視する電源電圧監視手段211を備えていても良い。
電源電圧監視手段211は、自管理CPUモジュールの電源電圧を監視し、電源電圧が急峻に降下したことを検知できるものである。
ここで、管理CPUモジュールが電源断か否かを判定する動作(電源断判定動作という)を説明する。電源断判定動作には、動作状態検知手段(即ち、動作状態バス検知手段203,動作状態ケーブル検知手段206)を主として使う判定動作と電源電圧監視手段211を主として使う判定動作がある。
動作状態検知手段を使った電源断判定動作では、自管理CPUモジュールが、動作状態検知手段によって能動的に他管理CPUモジュールの動作状態を検知し、その結果に基づいて電源断か否かを判定する。例えば、動作状態検知手段が、自管理CPUモジュールが特定の信号を発信し、その信号に対する返信が特定の時間内に無ければ、電源断と判定する。
電源電圧監視手段211を使った電源断判定動作は、次の通りである。まず、管理CPUモジュールが、電源電圧監視手段211によって、急峻な電源電圧降下を検知した際に、電源電圧が完全に0(ゼロ)になる前に、電源断が発生したことを示す信号(即ち、電源断通知)を動作状態バス通知手段201,動作状態ケーブル通知手段204のいずれかを使って他の管理CPUモジュールに送信する。そして、他の管理CPUモジュールが、受信手段(例えば、動作状態バス受信手段202,動作状態ケーブル受信手段205)によって電源断信号を受信し、その送信した管理CPUモジュールが電源断したものと判定する。
上述のような本実施形態における管理CPUモジュールに自身の動作モードを切り替える動作モード切替手段210を追加し、PLC二重化システムの切り替え動作も次のように実現できる。
スレーブモード動作中の管理CPUモジュールは、動作状態バス受信手段202,動作状態バス検知手段203のいずれかによって取得した動作状態がマスタモード動作中の管理CPUモジュールの異常状態であった場合、他管理CPUモジュール(マスタモード動作中の管理CPUモジュール)をスレーブモードに変更する指示(即ち、動作モード変更指示)を動作状態ケーブル通知手段204を使って通知する。
次に、前記スレーブモードに変更する指示を動作状態ケーブル受信手段205で受信したマスタモード動作中の管理CPUモジュール(即ち、前記スレーブモード動作中の管理CPUモジュールの他管理CPUモジュール)は、自らの動作モードを動作モード切替手段210を使ってスレーブモードに変更し、動作モード変更完了通知を、動作状態ケーブル受信手段205で送信(通知)する。
そして、他管理CPUモジュールが動作モードを変更した(即ち、他管理CPUモジュールから動作モード変更完了通知を動作状態ケーブル受信手段205で受信した)後に、スレーブモード動作中の管理CPUモジュールは、自らの動作モードを動作モード切替手段210を使ってマスタモードに変更する。
また、スレーブモード動作中の管理CPUモジュールは、動作状態ケーブル受信手段205,動作状態ケーブル検知手段206のいずれかによって取得した動作状態がマスタモード動作中の管理CPUモジュールの異常状態であった場合、当該スレーブモード動作中の管理CPUモジュールの動作モードを動作モード切替手段210を使ってマスタモードに変更し、他管理CPUモジュール(マスタモード動作中の管理CPUモジュール)にマスタモードに変更したことを意味する信号(即ち、動作モード変更完了通知)を動作状態バス通知手段201を使って通知する。
そして、前記マスタモードに変更したことを意味する信号を動作状態バス受信手段202で受信したマスタモード動作中の管理CPUモジュールは、自身の動作モードを動作モード切替手段210を使ってスレーブモードに変更する。
なお、動作モード切替手段210における動作モードの切り替えは、例えば、記憶手段における特定の記憶領域を書き換えることによって、動作モードを切り替えたものと見做しても良い。
以上のように、本実施形態では、ケーブルで接続されている相手管理CPUモジュールから当該管理CPUモジュールが接続されているベースボード上の管理CPUモジュールの電源断,故障,動作モードを通知することによって実現でき、2ベースボードを用いたマルチCPU構成の二重化システムのマスタスレーブモード機能を提供できる。
本実施形態における管理CPUモジュールを備えたPLC二重化システムの動作を以下の実施例で説明する。なお、以下の説明で図1中の符号と同じものの説明は省略する。
[第1実施例]
図21のようなPLC二重化システムに基づいて、全ての相手管理CPUモジュールの動作状態を取得する動作を以下に説明する。
管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール3b2間で相互に相手管理CPUモジュールの動作状態を伝達する動作を図2に基づいて説明する。なお、図2は、以下の説明に必要な部分のみを図21から抜粋した構成図である。
まず、PLC3の管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール3b2は、互いの動作状態バス通知手段201を使い、バス3cを介して相手管理CPUモジュール宛に動作状態を通知する。
そして、自管理CPUモジュールには、バス3cを介し動作状態バス受信手段202を使って受信した相手管理CPUモジュールの最新の動作状態を記憶手段207に保存する。例えば、記憶手段で前記動作状態を保存する。
続いて、管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2間で相互に相手管理CPUモジュールの動作状態を伝達する動作を図3に基づいて説明する。なお、図3は、以下の説明に必要な部分のみを図21から抜粋した構成図である。
まず、PLC4の管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2は、互いの動作状態バス通知手段201を使い、バス4cを介して相手管理CPUモジュール宛に動作状態を通知する。
そして、自管理CPUモジュールには、バス4cを介し動作状態バス受信手段202を使って受信した相手管理CPUモジュールの最新の動作状態を記憶手段207に保存する。
以上のように、バス3cまたはバス4cを介した動作状態の伝送では、各バスに接続された管理CPUモジュールの動作状態バス通知手段201と動作状態バス受信手段202が必ず動作するものと見做し、以下のバス3cまたはバス4cを介した動作状態の伝送における動作状態バス通知手段201と動作状態バス受信手段202の動作説明は、特別な事項がない限り省略する。
続いて、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b2間で相互に相手管理CPUモジュールの動作状態を伝達する動作を図4に基づいて説明する。なお、図4は、以下の説明に必要な部分のみを図21から抜粋した構成図である。
まず、PLC4の管理CPUモジュール4b2は、管理CPUモジュール3b2宛に、動作状態ケーブル通知手段204を使い、ケーブル102を介して動作状態を通知する。例えば、シリアルインタフェースケーブルを介して動作状態を通知する。
次に、PLC3の管理CPUモジュール3b2は、ケーブル102を介し動作状態ケーブル受信手段205を使って受信した管理CPUモジュール4b2の最新の動作状態を保存する。
次に、PLC3の管理CPUモジュール3b2は、管理CPUモジュール4b2の動作状態を管理CPUモジュール3b1にバス3cを介して通知する。
そして、PLC3の管理CPUモジュール3b1はバス3cを介して受信した管理CPUモジュール4b2の最新の動作状態を記憶手段に保存する。
なお、PLC4の管理CPUモジュール4b2がPLC3の管理CPUモジュール3b1の動作状態を伝達する動作は、上記と逆方向となる。
続いて、管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール4b1間で相互に相手管理CPUモジュールの動作状態を伝達する動作を図5に基づいて説明する。
まず、PLC4の管理CPUモジュール4b1はケーブル101を介して、管理CPUモジュール3b1宛に動作状態を通知する。
次に、PLC3の管理CPUモジュール3b1は、動作状態ケーブル受信手段205を使い、ケーブル101を介して受信した管理CPUモジュール4b1の最新の動作状態を保存する。
次に、PLC3の管理CPUモジュール3b1は、管理CPUモジュール4b1の動作状態を、バス3cを介して管理CPUモジュール3b2に通知する。
そして、PLC3の管理CPUモジュール3b2はバス3cを介して受信した管理CPUモジュール4b1の最新の動作状態を記憶手段207に保存する。
なお、PLC4の管理CPUモジュール4b1がPLC3の管理CPUモジュール3b2の動作状態を取得する伝達は、上記と逆方向となる。
以上のように、ケーブル101またはケーブル102を介した動作状態の伝送では、各ケーブルに接続された管理CPUモジュールの動作状態ケーブル通知手段204,動作状態ケーブル受信手段205が動作するものと見做し、以下のケーブル101またはケーブル102を介した動作状態の伝送における動作状態ケーブル通知手段204,動作状態ケーブル受信手段205の動作説明は、特別な事項がない限り省略する。
[第2実施例]
第2実施例では、図21のPLC二重化システムにおける管理CPUモジュールの動作モードを、ベースボード毎に管理CPUモジュール3b1と3b2,管理CPUモジュール4b1と4b2で統一する動作例である。
図6は、第2実施例における初期動作状態を示す図であって、,図21のPLC二重化システムにおいて、管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール3b2の動作モードがマスタモードに設定され動作中、かつ、管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2の動作モードがスレーブモードに設定され動作中を示す動作図である。
管理CPUモジュール3b1で発生した故障を伝達し動作モードを切り替える動作を図6及び図7に基づいて説明する。
まず、管理CPUモジュール3b1で発生した故障はケーブル101経由で管理CPUモジュール4b1に通知されるため、スレーブモード動作中の管理CPUモジュール4b1は動作モード切替手段210を使ってマスタモードに切り替わる。
次に、管理CPUモジュール4b2は、管理CPUモジュール4b1が、マスタモードに変更したことを示すモード変更信号を、動作状態バス受信手段202を使って、バス4cを介して取得する。
次に、管理CPUモジュール4b2は、スレーブモードに切り替える動作モード変更指示をケーブル102を介して管理CPUモジュール3b2に送信する。
そして、管理CPUモジュール3b2がスレーブモードに切り替わった(例えば、スレーブモードに切り替わったことを示す通知を受信した)後、直ちに、管理CPUモジュール4b2は、動作モード切替手段210を使ってマスタモードに切り替わる。
以上のように、PLC3(管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール3b2)がマスタモードからスレーブモードに、PLC4(管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2)がスレーブモードからマスタモードに切り替わり、ベースボード毎の動作モードの切り替えが実行された。
なお、管理CPUモジュールの動作切り替えに関する動作では動作モード切替手段210を必ず使うため、以下の説明では動作モード切替手段210の動作説明を省略する。
上述の説明のように、PLC3のマスタモード動作中の管理CPUモジュール3b1が故障した場合に、PLC4のスレーブモード動作中の管理CPUモジュール4b1は、ケーブル101を介して、管理CPUモジュール3b1の故障を通知されるため、マスタモードに切り替わる機能を実現できる。
管理CPUモジュール4b2は、バス4cを介して、管理CPUモジュール3b1が故障したことと、管理CPUモジュール4b1がマスタモードに切り替わったことを通知される。そのため、管理CPUモジュール4b2は、管理CPUモジュール3b2にスレーブモードに切り替える動作モード変更指示を、ケーブル102を介して通知し、管理CPUモジュール3b2がスレーブモードに切り替わったことを示す通知をケーブル102を介して通知された後、マスタモードに切り替わる。即ち、マスタモードとスレーブモードの切り替え機能を提供できる。
また、PLC3の管理CPUモジュール3b1が故障、管理CPUモジュール3b2がスレーブモード、PLC4の管理CPUモジュール4b1がマスタモード、管理CPUモジュール4b2がマスタモードとなり、PLC3全体がスレーブモード、PLC2全体がマスタモードとなり、ベースボード毎のマスタモードとスレーブモードの切り替え機能も提供できる。
続いて、管理CPUモジュール3b2で発生した故障を伝達し動作モードを切り替える動作を図6及び図8に基づいて説明する。
まず、管理CPUモジュール3b2で発生した故障はケーブル102を介し管理CPUモジュール4b2に通知されるため、管理CPUモジュール4b2はスレーブモードからマスタモードに切り替わる。
次に、管理CPUモジュール4b1は、管理CPUモジュール4b2がマスタモードに切り替わったことを意味するモード変更信号を、バス4cを介して取得する。
次に、管理CPUモジュール4b1は、管理CPUモジュール3b1にスレーブモードに切り替える動作モード変更指示をケーブル101を介して送信する。
そして、管理CPUモジュール4b1は、管理CPUモジュール3b1がスレーブモードに切り替え後、直ちにマスタモードに切り替わる。
以上のように、PLC3(管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール3b2)がマスタモードからスレーブモードに、PLC4(管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2)がスレーブモードからマスタモードに切り替わり、ベースボード毎の動作モードの切り替えが実行された。
続いて、PLC3で電源断が発生した場合に動作モードを切り替える動作を図6及び図9に基づいて説明する。
まず、管理CPUモジュール4b1は、管理CPUモジュール3b1に電源断が発生したことを、動作状態ケーブル検知手段206を使い、ケーブル101を介して検知した後、スレーブモードからマスタモードに切り替わる。
そして、管理CPUモジュール4b2は管理CPUモジュール3b2に電源断が発生したことを、動作状態ケーブル検知手段206を使い、ケーブル102を介して検知した後、スレーブモードからマスタモードに切り替わる。
以上のように、PLC4(管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2)がスレーブモードからマスタモードに切り替わり、ベースボード毎の動作モードの切り替えが実行された。
上述のように、マスタモードとスレーブモードの動作モード切り替え機能を提供できる。
[第3実施例]
図10は、第3実施例における初期動作状態を示す図であって、図21のPLC二重化システムにおいて、管理CPUモジュール3b1が故障停止、管理CPUモジュール3b2がスレーブモード動作中、管理CPUモジュール4b1と管理CPUモジュール4b2がマスタモード動作中を示す動作図である。
図10の状態から管理CPUモジュール4b2に故障が発生した場合に動作モードを切り替える動作を図11に基づいて説明する。
まず、管理CPUモジュール4b2で発生した故障は、ケーブル102を介して管理CPUモジュール3b2に通知されるため、管理CPUモジュール3b2はスレーブモードからマスタモードに切り替わる。
次に、管理CPUモジュール4b1には、管理CPUモジュール4b2が故障のため管理CPUモジュール3b2がマスタモードに切り替わったことをバス4cを介して通知されないため、管理CPUモジュール4b1は引き続いてマスタモードを継続する。
そして、PLC3の管理CPUモジュール3b1が故障停止、管理CPUモジュール3b2がマスタモード、PLC4の管理CPUモジュール4b1がマスタモード、管理CPUモジュール4b2が故障停止となって、ベースボード毎の動作モードは一致していない状態となる。
しかし、マルチCPUとしての機能は、管理CPUモジュール3b2と管理CPUモジュール4b1が動作しているため、機能している状態と言える。
続いて、図10の状態から管理CPUモジュール4b1に故障が発生した場合に動作モードを切り替える動作を図12に基づいて説明する。
まず、管理CPUモジュール3b1が故障のため管理CPUモジュール4b1が故障したことをバス3cを介して通知されないため、管理CPUモジュール3b2は引き続いてスレーブモードを継続する。
そして、管理CPUモジュール4b2は、管理CPUモジュール4b1が故障したことをバス4cを介して通知されるが、管理CPUモジュール3b1が故障していることをケーブル102を介して通知されているので、マスタモードを継続する。
例えば、管理CPUモジュール4b2は、ケーブル102を介してスレーブモードに変更する動作モード変更指示を通知しても、故障中の管理CPUモジュール3b1から異常を示す返信を受信し、動作モードが変更していないことを知るため、マスタモードを継続する。
続いて、図10の状態から管理CPUモジュール4b1及び管理CPUモジュール4b2に故障が発生した場合に動作モードを切り替える動作を図13に基づいて説明する。
管理CPUモジュール4b2に発生した故障は、ケーブル102経由で管理CPUモジュール3b2に通知されるため、管理CPUモジュール3b2はスレーブモードからマスタモードに切り替わる。
続いて、図10の状態からPLC4に電源断が発生した場合に動作モードを切り替える動作を図14に基づいて説明する。
管理CPUモジュール3b2は、管理CPUモジュール4b2に電源断が発生したことを、ケーブル203を介して検知するため、スレーブモードからマスタモードに切り替わる。
例えば、管理CPUモジュール3b2は、一定の時間間隔で管理CPUモジュール4b2の電源断を確認するための信号を送信し、その信号に対し、所定の時間内に返信が無かった場合、管理CPUモジュール4b2に電源断が発生したものと見做し、スレーブモードからマスタモードに切り替わる。
[第4実施例]
図15は、第4実施例における初期動作状態を示す図であって、管理CPUモジュール3b1がスレーブモード動作中、管理CPUモジュール3b2が故障停止、管理CPUモジュール4b1と4b2がマスタモード動作中を示す動作図である。
図15の状態から管理CPUモジュール4b1に故障が発生した場合に動作モードを切り替える動作を図16に基づいて説明する。
まず、管理CPUモジュール4b1の故障は、ケーブル101を介して管理CPUモジュール3b1に通知されるため、管理CPUモジュール3b1はスレーブモードからマスタモードに切り替わる。
そして、管理CPUモジュール4b2は、管理CPUモジュール4b1の故障をバス経由で通知されるが、管理CPUモジュール3b2が故障なので引き続いてマスタモードを継続する。
以上のように、PLC1(管理CPUモジュール3b1)がマスタモード、PLC2(管理CPUモジュール4b2)がマスタモードとなり、ベースボード毎のマスタモードとスレーブモードは一致していない状態となる。しかし、マルチCPUとしての管理CPUモジュール3b1と管理CPUモジュール4b2が動作しているため、機能している状態となる。
続いて、図15の状態から管理CPUモジュール4b2に故障が発生した場合に動作モードを切り替える動作を図17に基づいて説明する。
まず、管理CPUモジュール4b1は、管理CPUモジュール4b2の故障をバス4cを介して通知されるが、管理CPUモジュール3b2が故障であるため、引き続いてマスタモードを継続する。
そして、PLC1(管理CPUモジュール3b1)がスレーブモード、PLC2(管理CPUモジュール4b1)がマスタモードとなり、管理CPUモジュール3b2,管理CPUモジュール4b2は停止となる。マルチCPUとしては動作していない状態となる。
続いて、図15の状態から管理CPUモジュール4b1及び4b2に故障が発生した場合に動作モードを切り替える動作を図18に基づいて説明する。
まず、管理CPUモジュール3b1は、管理CPUモジュール4b1の故障をケーブル101を介して通知されるため、管理CPUモジュール3b1はスレーブモードからマスタモードに切り替わる。
そして、PLC1(管理CPUモジュール3b1)がマスタモード、管理CPUモジュール3b2,管理CPUモジュール4b1,管理CPUモジュール4b2は停止となる。マルチCPUとしては動作していない状態となる。
続いて、図15の状態からPLC4に電源断が発生した場合に動作モードを切り替える動作を図19に基づいて説明する。
管理CPUモジュール3b1は、管理CPUモジュール4b1の電源断が発生したことをケーブル101を介して検知し、スレーブモードからマスタモードに切り替わる。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
例えば、前記ケーブルに高速通信用ケーブル(例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル)を採用すれば、高速に動作モード切り替えを行うこともできる。
また、ケーブルを使う有線通信の替わりに、無線通信装置を備えさせ、無線通信を採用しても良い。
本実施形態における管理CPUモジュールの構成図。 第1実施例における管理CPUモジュールがバスを介して動作状態を相互に通知する例1を示す図。 第1実施例における管理CPUモジュールがバスを介して動作状態を相互に通知する例2を示す図。 第1実施例における管理CPUモジュールがケーブルを介して動作状態を相互に通知する例1を示す図。 第1実施例における管理CPUモジュールがケーブルを介して動作状態を相互に通知する例2を示す図。 第2実施例における管理CPUモジュールの初期動作状態を示す図。 第2実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールが故障した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例1を示す図。 第2実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールが故障した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例2を示す図。 第2実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールで電源断が発生した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例を示す図。 第3実施例における管理CPUモジュールの初期動作状態を示す図。 第3実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールが故障した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例1を示す図。 第3実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールが故障した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例2を示す図。 第3実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールが故障した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例3を示す図。 第3実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールで電源断が発生した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例を示す図。 第4実施例における管理CPUモジュールの初期動作状態を示す図。 第4実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールが故障した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例1を示す図。 第4実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールが故障した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例2を示す図。 第4実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールが故障した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例3を示す図。 第4実施例におけるマスタモード動作中の管理CPUモジュールで電源断が発生した場合の管理CPUモジュールの動作状態の切り替え動作の例を示す図。 一般的なPLC二重化システムの装置構成図。 2ベースボードによるPLC二重化システムの装置構成図。 1ベースボードによるPLC二重化システムの装置構成図。
1,2,3,4,5…PLC
1a,2a,3a,4a…電源
1b1,2b1,3b1,3b2,4b1,4b2,5b1,5b2…管理CPUモジュール
1c,2c,3c,4c,5c…バス
1d,2d,3d,4d,5d…ベースボード
1e,2e…DUP
100,101,102,103…ケーブル
201…動作状態第1通信路通知手段
202…動作状態第1通信路受信手段
203…動作状態第1通信路検知手段
204…動作状態第2通信路通知手段
205…動作状態第2通信路受信手段
206…動作状態第2通信路検知手段
207…記憶手段
208…制御手段
209A…第1動作状態管理手段
209B…第2動作状態管理手段
210…動作モード切替手段
211…電源電圧監視手段

Claims (2)

  1. それぞれが、複数の管理モジュール同士を第1通信路で接続して構成された複数のベースボードを設け、複数ベースボードにおける第1ベースボードと第2ベースボード上の各第1,第2管理CPUモジュール間をそれぞれ第2通信路によって接続し、電源断,故障,マスタモードとスレーブモードから構成された動作モードのいずれかを含む動作状態を前記管理CPUモジュール間相互で確認するプログラマブルコントローラ2重化システムにおいて、
    前記前記第1,及び第2ベースボードの管理CPUモジュールは、
    第1通信路上の他管理CPUモジュールに、自らの動作状態,動作モード変更指示,動作モード変更完了通知のいずれかを通知する動作状態第1通信路通知手段と、
    第1通信路上の他管理CPUモジュールの動作状態,前記動作モード変更指示,動作モード変更完了通知のいずれかを受信する動作状態第1通信路受信手段と、
    第1通信路上の他管理CPUモジュールの動作状態を検知する動作状態第1通信路検知手段と、
    第2通信路で接続された他管理CPUモジュールに、自らの動作状態,前記動作モード変更指示,動作モード変更完了通知のいずれかを通知する動作状態第2通信路通知手段と、
    第2通信路で接続された他管理CPUモジュールの動作状態,前記動作モード変更指示,動作モード変更完了通知のいずれかを受信する動作状態第2通信路受信手段と、
    第2通信路で接続された他管理CPUモジュールの動作状態を検知する動作状態第2通信路検知手段と、
    前記取得した動作状態及び自らの動作モードを記憶する記憶手段と、
    前記自管理CPUモジュールの各手段を制御する制御手段と、
    前記動作状態第1通信路受信手段,動作状態第1通信路検知手段のいずれかによって取得した動作状態を記憶手段に記憶させ、他管理CPUモジュールに前記取得した動作状態を、動作状態第2通信路通知手段を使って通知する第1動作状態管理手段と、
    前記動作状態第2通信路受信手段,動作状態第2通信路検知手段のいずれかによって取得した動作状態を記憶手段に記憶させ、他管理CPUモジュールに前記取得した動作状態を記憶手段に記憶させ、他管理CPUモジュールに前記取得した動作状態を、動作状態第1通信路通知手段を使って通知する第2動作状態管理手段と、
    前記動作状態検知手段によって他管理CPUモジュールの動作状態を検知し、その結果に基づいて電源断か否かを判定する手段と、
    自管理CPUモジュールの電源電圧を監視し、電源電圧が降下したことを検知する電源電圧監視手段と、
    前記電源電圧監視手段によって、電源電圧降下を検知した際に、電源断が発生したことを示す電源断通知を前記動作状態第1通信路通知手段,動作状態第2通信路通知手段のいずれかを使って他管理CPUモジュールに送信する手段と、
    動作状態第1通信路通知手段,動作状態第2通信路通知手段のいずれかを使って
    電源断通知を受信し、その電源断通知を送信した他管理CPUモジュールが電源断したものと判定する手段と、
    を備えたことを特徴とするプログラマブルコントローラ2重化システム
  2. 前記管理CPUモジュールが、
    自らの動作モードを切り替える動作モード切替手段と、
    スレーブモード動作中に、前記動作状態第1通信路受信手段,動作状態第1通信路検知手段のいずれかによって取得した動作状態がマスタモード動作中の管理CPUモジュールの電源断,故障を含む異常状態であった場合、他管理CPUモジュールをスレーブモードに変更する動作モード変更指示を、動作状態第2通信路通知手段を使って通知する手段と、
    マスタモード動作中に、動作モード変更指示を動作状態第2通信路受信手段で受信し、動作モード切替手段を使って自らの動作モードをスレーブモードに変更し、他管理CPUモジュールにスレーブモードに変更したことを意味する動作モード変更完了通知を、動作状態第2通信路通知手段を使って通知する手段と、
    スレーブモード動作中に、他管理CPUモジュールからスレーブモードに変更したことを意味する動作モード変更完了通知を、動作状態第2通信路通知手段を使って受信し、動作モード切替手段を使って、自らの動作モードをマスタモードに変更する手段と、
    スレーブモード動作中に、動作状態第2通信路受信手段,動作状態第2通信路検知手段のいずれかによって取得した動作状態がマスタモード動作中の他管理CPUモジュールの異常状態であった場合、動作モード切替手段を使って自らの動作モードをマスタモードに変更し、他管理CPUモジュールにマスタモードに変更したことを意味する動作モード変更完了通知を、動作状態第1通信路通知手段を使って通知する手段と、
    マスタモード動作中に、前記マスタモードに変更したことを意味する動作モード変更完了通知を動作状態第1通信路受信手段で受信し、動作モード切替手段を使って自らの動作モードをスレーブモードに変更する手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラ2重化システム。
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