JP4787862B2 - サスペンションリンク - Google Patents
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Description
サスペンションリンクとしては、前方のアッパリンク21、後方のアッパリンク22、前方のI型ロアリンク23、トーコントロークI型リンク25が用いられている。
この場合、ある程度の形状を自由に作れる多部材の接合によってサスペンションリンクを形成したり、信頼性や強度を確保するために押出成形にてサスペンションリンクを形成したりされている。
また、接合に伴って部品点数や接合費が増大し、そのうえ接合の信頼性や強度確保のために多大な内部欠陥検査が必要となるため、作業工程や製造コストの増大を招く問題があった。
サスペンションリンクの性能として上げられる剛性や強度に対して押出成形で製作できる中実やトラス形状では、性能上の余肉が存在せざるを得なく軽量化および材料費の低減には適さないといった問題がある。
更に、一般的にサスペンションリンクは細長いものが多く使用されており、全長は大きい。
そのため、これを押出成形で製作する場合は非常に大きな押出設備を要することとなり、製造コストの増大を招く。
特許文献1では押出し粗形材を小さくし押出設備を大きくしない工夫が上げられているが、所定の全長にするための押出成形後の塑性加工に多大な製造コストが必要となることが安易に考えられる。
また、両端の結合部と接続部が一体成形されているので多部材の接合部などによって生ずる急激な形状変化での応力集中や接合による機械的性質の低下を考慮した設計(肉厚増つまり質量増)が不要になり、高い信頼性を有しつつも軽量化できる。
この結果、バネ下重量を軽減することが可能となり、車両軽量化による燃費向上や乗り心地を向上させることが可能になる。
更に、高い信頼性を有しているので、長期使用疲労などによる強度低下の進行も少なく耐久性を向上させることも可能になる。
このように片端の結合部と接続部とで肉厚を変化させることで、結合部と接続部とで要求されるそれぞれ異なる要件を満足するために個々の部位に必要な最低肉厚の組合せでサスペンションリンクが形成でき、更なる軽量化を図ることができる。
これにより、結合部に結合される部材、例えばサスペンションメンバやアクスルの取付部の形状を各々の要求性能の応じた最適寸法とすることができ、騒音や振動などを抑制するための細かな調整を行うことを可能としつつ、サスペンションリンクの接続部の外形サイズは小さくしておくことで、軽量でありながらも乗り心地を更に向上させることに繋がる。
少なくとも片端の結合部は、接続部から肉厚が徐々に厚く変化した部位であり、その肉厚が厚い部位をプレス加工または鍛造成形にて成形されていることが望ましい。
これにより、接続部は従来から用いられている閉塞鍛造や押出成形などで製作することで肉厚が変化した中空閉断面を形成することを可能とし、かつ結合部についても従来から用いられているプレス加工などの塑性加工で製作することで結合部の形状を形成することを可能とした。
その結果、サスペンションリンクの各部でおのおのの外形サイズおよび肉厚や断面が異なる形状であり製作が難しいと思われるような本形状であっても、従来からある工法を組み合わせるだけの容易な作り方で形状を形成させることが可能となった。
図2は、サスペンションリンクの平面図および正面図ならびに各断面図としてA−A〜E−E断面を示している。
図3および図4は、本実施例の製造方法を示している。
この図1には、互いに反対側の視点である(平面側と底面側の)2つの斜視図を示している(実施例2〜4の図5、7、9も同様)。
結合部111および結合部112と接続部113は、溶接や接合を行わずに一体成形された一体成形品となっている。
結合部(111、112)には、他部材、例えばサスペンションメンバやアクスル13の取付部が結合される。
一方の結合部111は、図1および図2に示すように、パイプ状の中空部113bが延びた接続部113とは直角方向に穴111aのあいた円筒形状結合部(111)になっている。
従って、円筒形状結合部はパイプ状の接続部113との間に図1及び図2に示すようにパイプ状の接続部113に対して有底一体成形された隔壁部113aを有している。
他方の結合部112は、円筒形状結合部から隔壁部113aを介してパイプ状に延びた中空部の先端部がU字形状になったU字形状結合部(112)になっている。
従って、パイプ状の接続部113とU字形状結合部との間は中空形状113cのまま一体的に連結されている。
この図2には、サスペンションリンクの平面図とその縦断面図(断面図A−A)、正面図とその縦断面図(断面図B−B)および横断面図(断面図C−C、D−D、E−E)を示している。
また、結合部111の肉厚151と結合部112の肉厚152は、接続部113の肉厚153とそれぞれ異なっており、個々の部位に必要な最低肉厚で形成しつつ、結合部(円筒形状結合部)111、結合部(U字形状結合部)112、接続部113は滑らかに形状および肉厚が変化するように形成されており、応力集中も抑えられている。
接続部113については、強度や剛性を満足する最小の形状とし軽量化を図っている。
本実施例に係るサスペンションリンクは、最初にアルミニウム合金(2000系、6000系、7000系など)を図3に示すような片端の結合部111(円筒形状結合部)からパイプ状の中空部113bが延びた接続部113と結合部112aを閉塞鍛造または押出成形にて成形する。
その後に、図4(a)に示すように中空断面となっている端末の結合部112aを、図4(b):切欠112bを入れ、図4(c):拡管112cをし、図4(d):トリム、ピアスの順にプレス加工などの塑性加工にて結合部112のU字形状に成形することで形成される。
また、円筒形状結合部111は、閉塞鍛造等にて外形を成形した後に中肉部111bを打ち抜き、円筒形状に成形する。
すなわち、従来からある工法を組み合わせるだけの製作方法であり、製作にあたっては従来工法だけで形状を形成できている。
滑らかな形状変化による一体品であるので応力集中もなく高い信頼性を有しつつも軽量である。
更に個々の部位に必要な最低肉厚の組合せでサスペンションリンクを形成しており充分な剛性も付与されている。
この結果、バネ下重量を軽減することが可能となり、車両軽量化による燃費向上や乗り心地を向上させることが可能となった。
更に高い信頼性を有しているので、長期使用による疲労などでの強度低下の進行も少なく耐久性が向上した。
ただし、結合部211と接続部213との間には隔壁213aを有しているのに対して、結合部212と接続部213との間は中空形状(213c)のままなっている。
図7は、サスペンションリンクの斜視図である。
図8は、サスペンションリンクの平面図および正面図ならびに各断面図としてJ−J断面、K−K断面を示している。
図中、二点鎖線は後付されるボールジョイントを示している。
尚、本第3実施例は、前述した第1実施例と同じ構成については第1実施例の符号番号に200を付加した符号番号を付与することで、詳細な説明は省略する。
図9は、サスペンションリンクの斜視図である。
図10は、サスペンションリンクの平面図および正面図ならびに各断面図としてM−M〜O−O断面を示している。
尚、本第4実施例は、前述した第1実施例と同じ構成については第1実施例の符号番号に300を付加した符号番号を付与することで、詳細な説明は省略する。
21 前方のI形アッパリンク
22 後方のI形アッパリンク
23 前方のI形ロアリンク
24 後方の舟形ロアアーム
25 トーコントロールI形リンク
26 圧縮コイルスプリング
27 ショックアブソーバ
111 結合部
112 結合部
113 接続部
151 結合部の肉厚
152 結合部の肉厚
153 接続部の中央の肉厚
531 結合部近傍における接続部の肉厚
532 結合部近傍における接続部の肉厚
533 接続部の中央部における肉厚
Claims (5)
- アルミニウム合金製のI型リンク部材であって、
パイプ状の中空閉断面からなる接続部と、当該接続部の両端に有する結合部とが接合を行わずに一体成形され、
一方の結合部は接続部との連結部に当該接続部と有底一体成形された隔壁を有し、
他方の結合部は接続部との連結部がパイプ状の中空形状になっていることを特徴とするサスペンションリンク。 - 前記一方の結合部は、接続部とは直角方向に穴のあいた円筒形状結合部になっていて、前記他方の結合部はU字形状結合部になっていることを特徴とする請求項1記載のサスペンションリンク。
- 両端の前記結合部は、U字形状結合部になっていることを特徴とする請求項1記載のサスペンションリンク。
- 前記他方の結合部は前記接続部との連結部を境にして中空部が無くなるように押漬した押漬部になっていることを特徴とする請求項1記載のサスペンションリンク。
- 前記接続部の長手方向中央部の肉厚は両端側に比べ厚くなっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のサスペンションリンク。
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