JP4787084B2 - 容器の開閉装置 - Google Patents
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Description
前記一対の支持軸のうちの少なくとも一方は、支持凸部に外方の支持部に向けて出退移動自在に保持され、この出退移動自在に保持された支持軸を外方に向けて付勢する弾性部材が設けられ、少なくとも一方の支持部の内端側に、前記出退移動自在に保持された支持軸の外端部を嵌合する嵌合部が設けられ、
支持凸部に保持孔に連通する開口部が設けられ、弾性部材の中途部を開口部から外方に突出させて、前記弾性部材が支持軸を保持孔から左右方向外方に向けて付勢しなくなるようにした点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、支持軸と嵌合部との間に、蓋体が閉塞位置に近づいたときに前記弾性部材の付勢力により蓋体を閉まる方向に動作させるカム機構が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、支持軸と嵌合部との間に、容器本体に対して蓋体を任意の開閉位置で停止可能とする接触抵抗が設けられている点にある。
前記一対の支持軸のうちの少なくとも一方は、支持凸部に外方の支持部に向けて出退移動自在に保持され、この出退移動自在に保持された支持軸を外方に向けて付勢する弾性部材が設けられ、少なくとも一方の支持部の内端側に、前記出退移動自在に保持された支持軸の外端部を嵌合する嵌合部が設けられ、
支持凸部に、支持軸を出退移動自在に保持する保持孔が設けられると共に、保持孔に連通する案内溝が支持軸出退方向に設けられ、支持軸出退方向に移動自在でかつ支持軸が保持孔から抜脱しないように案内溝に挿通される係合突起が支持軸に設けられている点にある。
さらに、弾性部材の付勢に抗して前記出退移動自在に保持された支持軸を後退位置でロック解除可能にロックするロック機構が設けられているようにしてもよい。
また、容器本体と蓋体との組み付けた後は、支持軸、嵌合部及び保持孔が外部に露出することがなくなり、容器の外観上の体裁が非常によくなる。
支持凸部12に保持孔13が左右方向に貫通状に設けられている。一対の支持部6の内端側に凹状の嵌合部15が保持孔13に対応して左右方向に設けられている。保持孔13は左右に貫通した角孔状に形成され、嵌合部15は丸孔の凹状に形成されている。
上記実施形態によれば、容器本体1と蓋体11とを組み付ける場合、図3に示すように、一対の支持軸17を左右方向内方に押圧して、一対の支持軸17を左右方向内方に後退させて、容器本体1の一対の支持部6間に、支持凸部12を嵌合すればよく、左右一対の支持軸17は弾性部材18の付勢により左右方向外方に突出して、一対の支持軸17の外端部17bが容器本体1の左右一対の支持部6の各嵌合部15に嵌合され、容器本体1に対して蓋体11が支持軸17廻りに開閉自在となる。従って、容器本体1と蓋体11との組み付けを簡単になすことができる。
図7(a)及び図8(a)に示すように、容器本体1に対して蓋体11を閉塞したとき、嵌合部15(容器本体1)側の凹状カム39a,39bに対して、支持軸17(蓋体1)側の凸状カム35a,35bが、蓋体11が開く方向にずれているため、凹状カム39a,39bの第1傾斜面41a,41bに対して凸状カム35a,35bの第1傾斜面37a,37bが開き方向にずれて面接触し、弾性部材18の矢印a方向の付勢力が、蓋体11が容器本体1に対して支持軸17廻りの閉じる方向に作用するようになっている。
図8(d)に示す全開状態のやや手前では、嵌合部15(容器本体1)側の凹状カム39a,39bに対して、支持軸17(蓋体1)側の凸状カム35b,35aが、蓋体11が閉じる方向にずれるため、凹状カム39a,39bの第2傾斜面42a,42bに対して凸状カム35b,35aの第2傾斜面38b,38aが閉じる方向にずれて面接触し、弾性部材18の付勢力が、蓋体11を容器本体1に対して支持軸17廻りの開く方向に作用するようになっている。
なお、この実施の形態の場合、支持軸17と嵌合部15との間に、弾性部材18の付勢力を利用して、蓋体11を任意の開閉位置で停止可能とする蓋体開閉補助手段が、支持軸17と嵌合部15との接触抵抗により構成されている。また、支持軸17と嵌合部15との間に、弾性部材18の付勢力を利用して、蓋体11を開く方向に動作させ、蓋体11を閉まる方向に動作させ蓋体開閉補助手段が、カム機構13により構成されている。
また、蓋体11を全開位置等の所定の開放位置で、支持軸17の凹状カム36a,36bが嵌合部15の凸状カム40a,40bに嵌合することによっても、蓋体11を所定の開放位置でより確実に保持することができ、この点からも、蓋体11が開いた状態から不測に閉じるのを防止することができ、便利である。
また、前記図7及び図8の実施形態の場合と同様に、一対の支持軸17と一対の支持部6の各嵌合部15との間にカム機構33が設けられ、カム機構33は、蓋体11が閉塞位置に近づいたときに弾性部材18の付勢力により蓋体11を閉まる方向に動作させると共に、蓋体11が所定の開放位置(例えば180°程度の全開位置)に近づいたときに弾性部材18の付勢力により蓋体11を開く方向に動作させるようになっているが、前記図7及び図8の実施形態の場合とは、カム機構33の構成が異なっている。
次に、図9(a)に示すように支持軸17の凸状カム45a,45bの先端を頂部C1,C2とし、凹状カム50a,50bの開く方向の一端を基部D1,D2とし、凹状カム51a,51bの底を底部E1,E2として、カム機構33の動作機能を具体的に説明する。
図10(e)に示すように、蓋体1を所定の開放位置(例えば図例では180°程度の全開位置)に開くと、支持軸17の凸状カム45a,45bが嵌合部15の第1凹状カム50b,50aに嵌合し、蓋体1は所定の開放位置(全開位置)で保持される。
なお、この実施の形態の場合も、前記図7及び図8の実施の形態の場合と同様に、支持軸17と嵌合部15との間に、弾性部材18の付勢力を利用して、蓋体11を任意の開閉位置で停止可能とする蓋体開閉補助手段が、支持軸17と嵌合部15との接触抵抗により構成されている。また、支持軸17と嵌合部15との間に、弾性部材18の付勢力を利用して、蓋体11を開く方向に動作させ、蓋体11を閉まる方向に動作させ蓋体開閉補助手段が、カム機構13により構成されている。
なお、前記図7及び図8の実施形態の場合又は前記図9及び図10の実施形態の場合、図5の実施形態の場合と同様に、支持凸部12に、保持孔13に連通する案内溝21を支持軸17出退方向に設け、支持軸17出退方向に移動自在でかつ支持軸17が保持孔13から抜脱しないように案内溝21に挿通される係合突起22を、支持軸17に設けるようにしてもよいし、さらに、図6の実施形態の場合と同様に、支持軸17が保持孔13内に後退した状態で支持軸17の突出移動を規制すべく係合突起22を係脱自在に係止する係止凸部25を、案内溝21の開口縁部に設けるようにしてもよい。
この場合、図13(a)に示すように、弾性部材18を円弧状に湾曲させた状態で開口部59から外方に突出させ、これにより、弾性部材18が一対の支持軸17に対して左右方向外方に向けて付勢しないようになすことができ、この状態では、一対の支持軸17の外端部17bが保持孔13から左右方向外方に突出しないように、一対の支持軸17の突出移動を規制できる。従って、図13(a)に示す状態で、指等で一対の支持軸17の外端部17bを保持孔13内に没入させた状態に保持する必要もなく、容器本体1の左右一対の支持部6間に蓋体11の支持凸部12を簡単かつ確実に嵌合配置することができる。その後、図13(b)に示すように、開口部59から外方突出した弾性部材18の中央部を保持孔13側に向けて押し付けることにより、弾性部材18で一対の支持軸17を左右方向外方に押圧して、一対の支持軸17の外端部17bを保持孔13から嵌合部15に簡単かつ確実に嵌合することができる。さらに、図13(c)に示すように、弾性部材18の中央部を開口部59に対向する保持孔13の内壁面に押し付けることで、一対の支持軸17が保持孔13から左右方向内方に移動して、一対の支持軸17の外端部17bが嵌合部15から不測に抜けないように弾性部材18の付勢力によって一対の支持軸17の外端部17bを強い力で嵌合部15に嵌合保持しておくことができる。
6 支持部
11 蓋体
12 支持凸部
13 保持孔
15 嵌合部
17 支持軸
18 弾性部材
21 案内溝
22 係合突起
23 ロック機構
33 カム機構
Claims (6)
- 容器本体(1)と容器本体(1)の上端開口を開閉自在に塞ぐ蓋体(11)とを備え、容器本体(1)又は蓋体(11)の一方に、互いに離間した一対の支持部(6)が設けられ、容器本体(1)又は蓋体(11)の他方に、一対の支持部(6)間に配置される支持凸部(12)が設けられ、支持凸部(12)と一対の支持部(6)との間に支持軸(17)がそれぞれ設けられて、容器本体(1)に対して蓋体(11)が一対の支持軸(17)廻りに開閉自在とされた容器の開閉装置であって、
前記一対の支持軸(17)のうちの少なくとも一方は、支持凸部(12)に外方の支持部(6)に向けて出退移動自在に保持され、この出退移動自在に保持された支持軸(17)を外方に向けて付勢する弾性部材(18)が設けられ、少なくとも一方の支持部(6)の内端側に、前記出退移動自在に保持された支持軸(17)の外端部を嵌合する嵌合部(15)が設けられ、
支持凸部(12)に保持孔(13)に連通する開口部(59)が設けられ、弾性部材(18)の中途部を開口部(59)から外方に突出させて、前記弾性部材(18)が支持軸(17)を保持孔(13)から左右方向外方に向けて付勢しなくなるようにしたことを特徴とする容器の開閉装置。 - 前記支持軸(17)と嵌合部(15)との間に、前記弾性部材(18)の付勢力を利用して、蓋体(11)を開く方向に動作させ、蓋体(11)を閉まる方向に動作させ、又は蓋体(11)を任意の開閉位置で停止可能とする蓋体開閉補助手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器の開閉装置。
- 支持軸(17)と嵌合部(15)との間に、蓋体(11)が閉塞位置に近づいたときに前記弾性部材(18)の付勢力により蓋体(11)を閉まる方向に動作させるカム機構(33)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器の開閉装置。
- 支持軸(17)と嵌合部(15)との間に、蓋体(11)が所定の開放位置に近づいたときに前記弾性部材(18)の付勢力により蓋体(11)を開く方向に動作させるカム機構(33)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器の開閉装置。
- 支持軸(17)と嵌合部(15)との間に、容器本体(1)に対して蓋体(11)を任意の開閉位置で停止可能とする接触抵抗が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器の開閉装置。
- 容器本体(1)と容器本体(1)の上端開口を開閉自在に塞ぐ蓋体(11)とを備え、容器本体(1)又は蓋体(11)の一方に、互いに離間した一対の支持部(6)が設けられ、容器本体(1)又は蓋体(11)の他方に、一対の支持部(6)間に配置される支持凸部(12)が設けられ、支持凸部(12)と一対の支持部(6)との間に支持軸(17)がそれぞれ設けられて、容器本体(1)に対して蓋体(11)が一対の支持軸(17)廻りに開閉自在とされた容器の開閉装置であって、
前記一対の支持軸(17)のうちの少なくとも一方は、支持凸部(12)に外方の支持部(6)に向けて出退移動自在に保持され、この出退移動自在に保持された支持軸(17)を外方に向けて付勢する弾性部材(18)が設けられ、少なくとも一方の支持部(6)の内端側に、前記出退移動自在に保持された支持軸(17)の外端部を嵌合する嵌合部(15)が設けられ、
支持凸部(12)に、支持軸(17)を出退移動自在に保持する保持孔(13)が設けられると共に、保持孔(13)に連通する案内溝(21)が支持軸(17)出退方向に設けられ、支持軸(17)出退方向に移動自在でかつ支持軸(17)が保持孔(13)から抜脱しないように案内溝(21)に挿通される係合突起(22)が支持軸(17)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器の開閉装置。
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