[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4785519B2 - コイル駆動方法、コイル駆動装置及び位置検出装置 - Google Patents

コイル駆動方法、コイル駆動装置及び位置検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4785519B2
JP4785519B2 JP2005358859A JP2005358859A JP4785519B2 JP 4785519 B2 JP4785519 B2 JP 4785519B2 JP 2005358859 A JP2005358859 A JP 2005358859A JP 2005358859 A JP2005358859 A JP 2005358859A JP 4785519 B2 JP4785519 B2 JP 4785519B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
region
driving
drive
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005358859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007166147A (ja
Inventor
康雄 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacom Co Ltd
Original Assignee
Wacom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacom Co Ltd filed Critical Wacom Co Ltd
Priority to JP2005358859A priority Critical patent/JP4785519B2/ja
Publication of JP2007166147A publication Critical patent/JP2007166147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4785519B2 publication Critical patent/JP4785519B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Description

本発明は、指示器のコイルと磁気的に結合し該コイルに信号を送信するコイルを駆動するのに適したコイル駆動方法、前記コイル駆動方法に用いるコイル駆動装置、及び、前記コイル駆動装置を用いると共に、CAD(Computer Aided Design)、コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)等の入力装置等として使用され、少なくとも1つのコイルを有し位置を指示するための指示器との間で電磁結合によって信号の送受信を行うことにより前記指示器による指示位置を検出する位置検出装置に関する。
従来から、CADの入力装置やコンピュータの入力システム等として、指示器との間で電磁結合により信号を送受信し、前記指示器の指示位置を検出するようにした位置検出装置が利用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
位置指示器は少なくとも1つのコイルを有している。位置検出装置は、位置指示器に位置検出用信号を送信するコイルと、前記コイルを駆動するためのコイル駆動装置を備えている。
位置検出装置側において、コイル駆動装置がコイルを駆動することによって、前記コイルから位置検出用信号を送信する。位置指示器側において、前記位置検出用信号を電磁結合によって受信して、位置指示用信号を返信する。位置検出装置は、前記位置指示用信号を受信する。位置検出装置は、前記動作を所定回数行った後、所定の演算処理を行うことにより、位置指示器による指示位置を算出する。
特開2003−202955号公報 特開2003−204231号公報
しかしながら、前記従来のコイル駆動装置では、回路構成が複雑な正負2電源構成でないとダイナミックレンジを広げられなく、単電源で低電圧駆動しようとするとダイナミックレンジが狭くなってしまうという問題がある。また、ダイナミックレンジを必要とするような場合、特に大電流送信の場合が困難という問題がある。
本発明は、コイル駆動方法においてダイナミックレンジを大きくすることを課題としている。また、本発明は、コイル駆動方法において、簡単に駆動することができるようにすることを課題としている。
本発明は、コイル駆動装置のダイナミックレンジを大きくすることを課題としている。また、本発明は、コイル駆動装置の構成を簡単にすることを課題としている。
本発明は、位置検出装置において、ダイナミックレンジを大きくすることを課題としている。また、本発明は、位置検出装置において、構成を簡単にすることを課題としている。
本発明によれば、第1コイル手段に駆動電流を供給することにより、電磁結合によって前記第1コイル手段から第2コイル手段に信号を送信するコイル駆動方法において、前記第1コイル手段が第1方向に巻回されたコイルによって構成された第1領域及び前記第1方向とは逆方向の第2方向に巻回されたコイルによって構成された第2領域を有するように構成し、駆動手段が、前記第1領域と第2領域を駆動信号で相互に切り換えて駆動することを特徴とするコイル駆動方法が提供される。
第1コイル手段が第1方向に巻回されたコイルによって構成された第1領域及び前記第1方向とは逆方向の第2方向に巻回されたコイルによって構成された第2領域を有するように構成し、駆動手段が、前記第1領域と第2領域を駆動信号で相互に切り換えて駆動する。
ここで、前記駆動手段は吸い込み回路を有し、前記第1領域と第2領域の境界を正電源電圧でプルアップして、前記吸い込み回路により、前記第1領域及び第2領域を相互に切り換えて駆動するように構成してもよい。
また、前記駆動手段は吐き出し回路を有し、前記第1領域と第2領域の境界を基準電位にプルダウンして、前記吐き出し回路により、前記第1領域及び第2領域を相互に切り換えて駆動するように構成してもよい。
また、前記駆動手段は前記第1コイル手段に電流を供給するためのトランジスタを有し、前記トランジスタは前記第1コイル手段に直接接続されて成るように構成してもよい。
また、前記第1コイル手段は相互に交差する複数のコイルによって構成されて成り、前記コイル駆動手段は前記複数のコイルの対応する領域を各々同時に駆動するように構成してもよい。
また、本発明によれば、第1コイル手段に駆動電流を供給することにより、電磁結合によって前記第1コイル手段から第2コイル手段に信号を送信するコイル駆動装置において、前記第1コイル手段が第1方向に巻回されたコイルによって構成された第1領域及び前記第1方向とは逆方向の第2方向に巻回されたコイルによって構成された第2領域を有するように構成すると共に、前記第1領域と第2領域を駆動信号で相互に切り換えて駆動する駆動手段を備えて成ることを特徴とするコイル駆動装置が提供される。
第1コイル手段が第1方向に巻回されたコイルによって構成された第1領域及び前記第1方向とは逆方向の第2方向に巻回されたコイルによって構成された第2領域を有するように構成し、駆動手段が前記第1領域と第2領域を駆動信号で相互に切り換えて駆動する。
ここで、前記駆動手段は吸い込み回路を有し、前記第1領域と第2領域の境界を正電源電圧でプルアップして、前記吸い込み回路により、前記第1領域及び第2領域を相互に切り換えて駆動するように構成してもよい。
また、前記駆動手段は吐き出し回路を有し、前記第1領域と第2領域の境界を基準電位にプルダウンして、前記吐き出し回路により、前記第1領域及び第2領域を相互に切り換えて駆動するように構成してもよい。
また、前記駆動手段は前記第1コイル手段に電流を供給するためのトランジスタを有し、前記トランジスタは前記第1コイル手段に直接接続されて成るように構成してもよい。
また、前記第1コイル手段は相互に交差する複数のコイルによって構成されて成り、前記コイル駆動手段は前記複数のコイルの対応する領域を各々同時に駆動するように構成してもよい。
また、本発明によれば、第1コイル手段と、前記第1コイル手段を駆動するコイル駆動装置とを有し、前記コイル駆動装置により前記第1コイル手段を駆動して、少なくとも1つのコイルから成る第2コイル手段を有する位置指示器に対して電磁結合によって信号の送信を行うことにより、前記位置指示器の指示位置を検出する位置検出装置において、前記コイル駆動装置として、前記いずれか一に記載のコイル駆動装置を用いて成ることを特徴とする位置検出装置が提供される。
ここで、前記第1コイル手段は、位置検出用信号を送信するための送信専用コイルであるように構成してもよい。
また、前記第2コイル手段によって受信した前記第1コイル手段からの信号に基づいて、前記位置指示器の指示位置を検出する検出手段を備えて成るように構成してもよい。
また、前記第1コイル手段は、位置検出用信号の送信用と前記位置指示器からの位置指示信号の検出用とを兼ねたコイルであるように構成してもよい。
本発明によれば、コイル駆動方法においてダイナミックレンジを大きくすることが可能になる。また、コイル駆動方法において、簡単に駆動することが可能になる。
また、本発明によれば、コイル駆動装置のダイナミックレンジを大きくすることが可能になる。また、コイル駆動装置の構成を簡単にすることが可能になる。
また、本発明によれば、位置検出装置において、ダイナミックレンジを大きくすることが可能になる。また、位置検出装置の構成を簡単にすることが可能になるという効果を奏する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る位置検出装置に使用するコイル駆動装置のブロック図である。
図1において、コイル駆動装置は、一端側が端子101に並列接続された複数の開閉スイッチ102a〜102cを有する第1スイッチ回路102、各スイッチ102a〜102cの他端側に接続された複数のドライブ回路103a〜103cを有する第1駆動回路103、各接続端子104a〜104cを介してそれらの一端側がドライブ回路103a〜103cに接続された複数のコイル105〜107、各接続端子104d〜104fを介して複数のコイル105〜107の他端側に接続された複数のドライブ回路116a〜116cを有する第2駆動回路116、それらの他端側が各ドライブ回路116a〜116cに接続された複数の開閉スイッチ115a〜115cを有する第2スイッチ回路115を備えている。各スイッチ115a〜115cの一端側は端子117に並列接続されている。
コイル105〜107の中央部114a〜114cは、所定電圧の正電源(+V)にプルアップ接続されている。コイル105〜107は、中央部114a〜114cによって、複数の領域(本実施の形態では第1領域108〜110と第2領域111〜113)に分割されている。
コイル105〜107の第1領域108〜110は第1方向(時計方向又は反時計方向)に巻回されたコイルによって構成し、第2領域111〜113は前記第1方向とは逆方向の第2方向(反時計方向又は時計方向)に巻回されたコイルによって構成している。また、前記第1領域108〜110、第2領域111〜113を構成するコイルは、各々、第1方向、第2方向にn(正数)回巻回されている。
スイッチ102a〜102c、115a〜115cは、図示しない制御手段によって開閉制御される。
ドライブ回路103a〜103c、116a〜116cはコイル105〜107に電流を供給するためのトランジスタを有し、前記トランジスタはコイル105〜107に直接接続されるように構成されている。
コイル105〜107は、位置検出用信号を送信する送信専用のコイルでもよく又、位置検出用信号の送信用と位置指示器(図示せず)からの位置指示信号の受信用とを兼ねた(送受信兼用)コイルであってもよい。
コイル105〜107は、送信専用のコイルの場合には、複数本用いるように構成してもよく又、1本設けるように構成してもよい。
また、コイル105〜107は、送受信兼用コイルの場合には、複数の送受信兼用コイルを相互に直交するように、X方向とY方向に各々複数ずつ配設するようにしてもよい。
尚、図1では、コイル105〜107は、略コ字状に示しているが、複数回巻回した構成とし、その中央部を電源(+V)に接続して2等分して2つの領域に分割するように構成してもよい。
以上のように構成されたコイル駆動装置の動作を詳細に説明する。
先ず、制御手段によって、図示しない位置指示器に位置検出用信号を送信するコイルを選択する。
例えば、コイル105から位置検出用信号を送信する場合、第1スイッチ回路102内のスイッチ102a及び第2スイッチ回路115内のスイッチ115aを閉状態にすると共に他のスイッチ102b、102c、115b、115cを開状態にして、端子101に駆動信号の前半の正の半波信号S1を入力し、又、端子117に駆動信号の後半の正の半波信号S2を入力する。これにより、第1駆動回路103内のドライブ回路103aと第2駆動回路116内のドライブ回路116aが交互に切り換えて駆動される(即ち、ドライブ回路103a、116aのプッシュプル動作が行われる)。
これにより、駆動信号の前半部分では、電源(+V)から、コイル105の第1領域108、ドライブ回路103aを通って電流が流れ、第1領域108から位置指示器に対して位置検出用信号が送信される。
また、駆動信号の後半部分では、電源(+V)から、コイル105の第2領域111、ドライブ回路116aを通って電流が流れ、コイル105の第2領域111から位置指示器に対して位置検出用信号が送信される。
このようにして、1つのコイルの複数の領域を相互に切り換えて駆動することにより、1つのコイル全体を駆動したのと同様の効果が得られる。
同様に、コイル106から位置検出用信号を送信する場合、第1スイッチ回路102内のスイッチ102b及び第2スイッチ回路115内のスイッチ115bを閉状態にすると共に他のスイッチ102a、102c、115a、115cを開状態にして、端子101に駆動信号の前半の正の半波信号S1を入力し、又、端子117に駆動信号の後半の正の半波信号S2を入力する。これにより、第1駆動回路103内のドライブ回路103bと第2駆動回路116内のドライブ回路116bが交互に切り換えて駆動される(即ち、ドライブ回路103b、116bのプッシュプル動作が行われる)。
これにより、駆動信号の前半部分では、電源(+V)から、コイル106の第1領域109、ドライブ回路103bを通って電流が流れ、第1領域109から位置指示器に対して位置検出用信号が送信される。また、駆動信号の後半部分では、電源(+V)から、コイル106の第2領域112、ドライブ回路116bを通って電流が流れ、コイル106の第2領域112から位置指示器に対して位置検出用信号が送信される。
また、コイル107から位置検出用信号を送信する場合、第1スイッチ回路102内のスイッチ102c及び第2スイッチ回路115内のスイッチ115cを閉状態にすると共に他のスイッチ102a、102b、115a、115bを開状態にして、端子101に駆動信号の前半の正の半波信号S1を入力し、又、端子117に駆動信号の後半の正の半波信号S2を入力する。これにより、第1駆動回路103内のドライブ回路103cと第2駆動回路116内のドライブ回路116cが交互に切り換えて駆動される(即ち、ドライブ回路103c、116cのプッシュプル動作が行われる)。
これにより、駆動信号の前半部分では、電源(+V)から、コイル107の第1領域110、ドライブ回路103cを通って電流が流れ、第1領域110から位置指示器に対して位置検出用信号が送信される。また、駆動信号の後半部分では、電源(+V)から、コイル107の第2領域113、ドライブ回路116cを通って電流が流れ、コイル107の第2領域113から位置指示器に対して位置検出用信号が送信される。
コイル105〜107が送受信兼用のコイルの場合には、制御手段によってコイル105〜107の中から、位置指示器からの位置指示信号を受信するコイルを選択し、該選択したコイルの両端子104a〜104c、104d〜104f間に差動増幅器(図示せず)の入力部を接続する。これにより、前記差動増幅器からは、位置指示器からの位置指示信号に対応する検出信号が出力される。前記制御手段によって、前記差動増幅器から出力された検出信号制御部に基づいて位置指示器による指示位置を算出し、位置指示器による指示位置を得る。
コイル105〜107が位置検出用信号の送信専用コイルの場合には、別途設けた複数の受信専用コイルを走査することによって位置指示信号を受信し、位置指示器による指示位置を算出処理する。
このように、単電源(+V)、吸い込み回路として機能する複数のドライブ回路103a〜103c、116a〜116cを有する駆動回路103、116、複数のスイッチ102a〜102c、115a〜115cを有するスイッチ回路102、115を設け、コイル105〜107が第1領域108〜110及び第2領域111〜113を有するように構成し、第1領域108〜110と第2領域111〜113を相互に切り換えて交互に駆動するようにしているので、ダイナミックレンジを大きくすることが可能になり、低電圧駆動の場合でも、コイル105〜107を大電流で駆動することが可能になる。また、単電源構成であるため、回路構成が簡単になるという効果がある。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る位置検出装置に使用するコイル駆動装置のブロック図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。
本第2の実施の形態と前記第1の実施の形態の相違点は、前記第1の実施の形態が、各コイル105〜107に対応して、スイッチ102a〜102cとドライブ回路103a〜103cの直列回路、及び、スイッチ115a〜115cとドライブ回路116a〜116cの直列回路を設けているのに対して、各コイル105〜107に対して共通のドライブ回路203、216を設けるように構成している点である。
即ち、図2において、コイル駆動装置は、端子101に接続された第1駆動手段としてのドライブ回路203、一端側がドライブ回路203に並列接続された複数の開閉スイッチ202a〜202cを有する第1スイッチ回路202、それらの一端側が各スイッチ202a〜202cの他端側に接続された複数のコイル105〜107、各コイル105〜107の他端側に接続された複数の開閉スイッチ215a〜215cを有する第2スイッチ回路215、各スイッチ215a〜215cが並列接続された第2駆動手段としてのドライブ回路216を備えている。ドライブ回路216は端子117に接続されている。
位置指示器に位置検出用信号を送信する場合、前記第1の実施の形態と同様に、駆動信号の前半と後半に分けて相互に切り換えて、スイッチ回路202、215に含まれるスイッチ202a〜202c、215a〜215cを、制御手段で選択的に開閉制御することによって、駆動するコイル105〜107の第1領域108〜110、第2領域111〜113を選択し、端子101、117に半波の駆動信号S1、S2を入力する。これにより、選択したコイルから位置検出用信号が出力される。
例えば、コイル105から位置検出用信号を送信する場合、スイッチ202a及びスイッチ215aを閉状態にすると共に他のスイッチ202b、202c、215b、215cを開状態にして、端子101に駆動信号の前半の正の半波信号S1を入力し、又、端子117に駆動信号の後半の正の半波信号S2を入力する。これにより、ドライブ回路203とドライブ回路216が交互に切り換えて駆動される(即ち、ドライブ回路203、216のプッシュプル動作が行われる)。
これにより、駆動信号の前半部分では、電源(+V)から、コイル105の第1領域108、スイッチ202aを通ってドライブ回路203に電流が流れ、第1領域108から位置指示器に対して位置検出用信号が送信される。
また、駆動信号の後半部分では、電源(+V)から、コイル105の第2領域111、スイッチ215aを通ってドライブ回路216に電流が流れ、コイル105の第2領域111から位置指示器に対して位置検出用信号が送信される。
このようにして、1つのコイルの複数の領域を相互に切り換えて駆動することにより、1つのコイル全体を駆動したのと同様の効果が得られる。
以下同様にして、スイッチ回路202、215を制御することによって駆動するコイルを選択し、該選択したコイルから位置検出用信号を送信する。位置指示器の指示位置の検出は前記第1の実施の形態と同様にして行うことができる。
本第2の実施の形態では、前記第1の実施の形態と同様の効果を奏するばかりでなく、ドライブ回路の数を削減できるため、構成が簡単になり又、廉価に構成できるという効果がある。
図3は、本発明の実施の形態に係るコイル駆動装置のコイル配置を示す図である。図3の例は、位置検出用信号の送信と位置指示用信号の受信を兼ねた送受信兼用コイルの例である。
図3において、コイル301は、X方向に配設された複数のX方向コイル302と、コイル302と直交するようにY方向に配設された複数のY方向コイル303を有している。前記実施の形態と同様に、各コイル302、303の中央部は単電源に接続され又、各コイル302、303の各端子304はスイッチ回路、ドライブ回路あるいは検出回路等(図示せず)に接続されて使用される。
この場合、X方向コイル302及びY方向コイル303の双方を送受信兼用コイルとして用いてもよく又、X方向コイル302又はY方向コイル303の一方を送受信兼用コイルとして用いると共に他方のコイルを受信専用コイルとして使用する等、種々の変更が可能である。
図4は、位置検出用信号送信コイルと位置指示用信号受信コイルとを各々、専用コイルとして構成した例である。
図4において、位置指示器検出領域の周囲には、位置検出用信号送信専用コイル401が配設されている。前記実施において説明したのと同様に、送信専用コイル401の中央部は単電源に接続される。送信専用コイル401は複数回巻回された構成としてもよい。
送信専用コイル401の内側には、位置指示器受信専用コイル402が配設されている。受信専用コイル402は、X方向に配設された複数のX方向コイル403と、コイル403と直交するようにY方向に配設された複数のY方向コイル404を有している。
送信用コイル401の端子405には、前記実施の形態と同様に、ドライブ回路等が接続されて使用される。また、受信用コイル402の端子406には検出回路等が接続されて使用される。送信コイル401から位置検出用信号を位置指示器へ送信すると、位置指示器から位置指示用信号が返信される。前記位置指示用信号は受信用コイル403、404を順次選択走査することにより受信され、位置指示器による指示位置が算出される。
図5の例も、位置検出用信号送信コイルと位置指示用信号受信コイルとを各々、専用コイルとして構成した例であり、図4と同一部分には同一符号を付している。図4の例では、送信用コイルは1つしか設けなかったが、本例では複数(図5では2つ)の送信用コイルを備えている。
図5において、位置指示器検出領域の周囲には、複数の位置検出用信号送信専用コイル401、501が配設されている。前記実施において説明したのと同様に、送信専用コイル401、501の中央部は、各々、単電源に接続される。送信専用コイル401、501は複数回巻回された構成としてもよい。
送信専用コイル401、501の内側には、位置指示器受信専用コイル402が配設されている。受信専用コイル402は、X方向に配設された複数のX方向コイル403と、コイル403と直交するようにY方向に配設された複数のY方向コイル404を有している。
送信用コイル401、501の端子405、502には、各々、前記実施の形態と同様に、スイッチ回路やドライブ回路等が接続されて使用される。また、受信用コイル402の端子406には検出回路等が接続されて使用される。
送信コイル401、501を同時に駆動することによってコイル401、501から位置検出用信号を位置指示器へ送信すると、位置指示器から位置指示用信号が返信される。前記位置指示用信号は受信用コイル403、404を順次選択走査することにより受信され、位置指示器による指示位置が算出される。
本実施の形態のように、複数の送信コイルを同時に駆動することにより、低電圧で高エネルギの位置検出用信号を位置指示器に送信することが可能になり、位置検出精度を向上させることが可能になる。
尚、送信コイルコイル401、501は、各々、X方向、Y方向に複数併設するように構成してもよい。
以上述べたように、本発明の実施の形態に係るコイル駆動装置は、第1コイル手段(コイル105〜107、301、401、501)に駆動電流を供給することにより、電磁結合によって、前記第1コイル手段から、位置指示器が有する少なくとも1つのコイルから成る第2コイル手段に信号を送信するコイル駆動装置において、前記第1コイル手段を第1領域108〜110及び第2領域111〜113に分割し、第1領域108〜110と第2領域111〜113を駆動信号S1、S2で相互に切り換えて交互に駆動する駆動手段(スイッチ回路102、115、駆動回路103、116)を備えて成ることを特徴としている。
したがって、単電源構成とすることが可能になり、ダイナミックレンジを大きくすることが可能になる。したがって、低電圧駆動でもコイルを大きな電流で駆動することが可能になる。また、単電源構成が可能になるため、構成を簡単にすることが可能になる。
また、第1コイル手段(コイル105〜107、301、401、501)と、前記第1コイル手段を駆動するコイル駆動装置とを有し、前記コイル駆動装置により前記第1コイル手段を駆動して、少なくとも1つのコイルから成る第2コイル手段を有する位置指示器との間で電磁結合によって信号の送受信を行うことにより、前記位置指示器の指示位置を検出する位置検出装置において、コイル駆動装置として前記コイル駆動装置を用いることにより、ダイナミックレンジを大きくすることが可能になり、したがって、低電圧駆動でもコイルを大きな電流で駆動することが可能になる。また、構成を簡単にすることが可能になる。
尚、前記各実施の形態では、ドライブ回路103、116、203、216を吸い込み回路によって構成したが、負の単電源を用いることにより、吐き出し回路によって構成することが可能である。
即ち、前記各本実施の形態では、駆動手段が吸い込み回路(ドライブ回路103a〜103c、116a〜116c、203、216)を有するように構成し、送信コイル105〜107の第1領域108〜110と第2領域111〜113の境界を正電源電圧(+V))でプルアップして、前記吸い込み回路により、第1領域108〜110及び第2領域111〜113を相互に切り換えて駆動するように構成したが、前記駆動手段が吐き出し回路を有するように構成し、第1領域108〜110と第2領域111〜113の境界を基準電位にプルダウンして、前記吐き出し回路により、第1領域108〜110及び第2領域111〜113を相互に切り換えて駆動するように構成してもよい。前記基準電位には接地電位も含まれるものである。
また、送信コイルを受信コイルと同様の位置に併設するようにしてもよい。
また、位置検出装置は、指示器は送信コイルからの信号を電磁結合によって受信し、該受信した信号に基づいて位置検出を行うように構成してもよい。
即ち、第1コイル手段と、前記第1コイル手段を駆動するコイル駆動装置とを有し、前記コイル駆動装置により前記第1コイル手段を駆動して、少なくとも1つのコイルから成る第2コイル手段を有する位置指示器に対して電磁結合によって信号の送信を行うことにより、前記位置指示器の指示位置を検出する位置検出装置において、前記コイル駆動装置として前述したいずれかのコイル駆動装置を用いると共に、前記第2コイル手段によって受信した前記第1コイル手段からの信号に基づいて、前記位置指示器の指示位置を検出する検出手段を備えて成るように構成してもよい。この場合、前記検出手段は、必ずしも前記コイル駆動装置側(即ち、位置検出装置本体側)に配設する必要はなく、前記指示器側に配設したり、あるいは、独立した他の構成要素として構成してもよい。
データ信号や電力信号等の各種信号を磁気結合によって他のコイルに送信するためのコイルを駆動するコイル駆動方法に適用可能である。また、磁気結合によって一方のコイルから他方のコイルに信号を送信する各種のコイル駆動装置に適用可能である。また、CAD(Computer Aided Design)、コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)等の入力装置等として使用され、少なくとも1つのコイルを有し位置を指示するための指示器との間で電磁結合によって信号の送受信を行うことにより前記指示器による指示位置を検出する位置検出装置に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る位置検出装置に使用するコイル駆動装置のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る位置検出装置に使用するコイル駆動装置のブロック図である。 本発明の実施の形態に係るコイル駆動装置のコイル配置を示す図である。 本発明の実施の形態に係るコイル駆動装置の他のコイル配置を示す図である。 本発明の実施の形態に係るコイル駆動装置の更に他のコイル配置を示す図である。
符号の説明
101、104a〜104f、117、304、405、406、502・・・端子
102・・・駆動手段を構成する第1スイッチ回路
102a〜102c、115a〜115c、202a〜202c、215a〜215c・・・スイッチ
103・・・駆動手段を構成する第1駆動回路
103a〜103c、116a〜116c、203、216・・・ドライブ回路
105〜107、303・・・第1コイル手段としてのコイル
108〜110・・・第1領域
111〜113・・・第2領域
115、215・・・駆動手段を構成する第2スイッチ回路
116・・・駆動手段を構成する第2駆動回路
203、216・・・駆動手段を構成するドライブ回路
401、501・・・第1コイル手段としての送信専用コイル
402・・・受信専用コイル

Claims (14)

  1. 第1コイル手段に駆動電流を供給することにより、電磁結合によって前記第1コイル手段から第2コイル手段に信号を送信するコイル駆動方法において、
    前記第1コイル手段が第1方向に巻回されたコイルによって構成された第1領域及び前記第1方向とは逆方向の第2方向に巻回されたコイルによって構成された第2領域を有するように構成し、駆動手段が、前記第1領域と第2領域を駆動信号で相互に切り換えて駆動することを特徴とするコイル駆動方法。
  2. 前記駆動手段は吸い込み回路を有し、前記第1領域と第2領域の境界を正電源電圧でプルアップして、前記吸い込み回路により、前記第1領域及び第2領域を相互に切り換えて駆動することを特徴とする請求項記載のコイル駆動方法。
  3. 前記駆動手段は吐き出し回路を有し、前記第1領域と第2領域の境界を基準電位にプルダウンして、前記吐き出し回路により、前記第1領域及び第2領域を相互に切り換えて駆動することを特徴とする請求項記載のコイル駆動方法。
  4. 前記駆動手段は前記第1コイル手段に電流を供給するためのトランジスタを有し、前記トランジスタは前記第1コイル手段に直接接続されて成ることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のコイル駆動方法。
  5. 前記第1コイル手段は相互に交差する複数のコイルによって構成されて成り、前記コイル駆動手段は前記複数のコイルの対応する領域を各々同時に駆動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のコイル駆動方法。
  6. 第1コイル手段に駆動電流を供給することにより、電磁結合によって前記第1コイル手段から第2コイル手段に信号を送信するコイル駆動装置において、
    前記第1コイル手段が第1方向に巻回されたコイルによって構成された第1領域及び前記第1方向とは逆方向の第2方向に巻回されたコイルによって構成された第2領域を有するように構成すると共に、前記第1領域と第2領域を駆動信号で相互に切り換えて駆動する駆動手段を備えて成ることを特徴とするコイル駆動装置。
  7. 前記駆動手段は吸い込み回路を有し、前記第1領域と第2領域の境界を正電源電圧でプルアップして、前記吸い込み回路により、前記第1領域及び第2領域を相互に切り換えて駆動することを特徴とする請求項記載のコイル駆動装置。
  8. 前記駆動手段は吐き出し回路を有し、前記第1領域と第2領域の境界を基準電位にプルダウンして、前記吐き出し回路により、前記第1領域及び第2領域を相互に切り換えて駆動することを特徴とする請求項記載のコイル駆動装置。
  9. 前記駆動手段は前記第1コイル手段に電流を供給するためのトランジスタを有し、前記トランジスタは前記第1コイル手段に直接接続されて成ることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一に記載のコイル駆動装置。
  10. 前記第1コイル手段は相互に交差する複数のコイルによって構成されて成り、前記コイル駆動手段は前記複数のコイルの対応する領域を各々同時に駆動することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一に記載のコイル駆動装置。
  11. 第1コイル手段と、前記第1コイル手段を駆動するコイル駆動装置とを有し、前記コイル駆動装置により前記第1コイル手段を駆動して、少なくとも1つのコイルから成る第2コイル手段を有する位置指示器に対して電磁結合によって信号の送信を行うことにより、前記位置指示器の指示位置を検出する位置検出装置において、
    前記コイル駆動装置として、請求項6乃至10のいずれか一に記載のコイル駆動装置を用いて成ることを特徴とする位置検出装置。
  12. 前記第1コイル手段は、位置検出用信号を送信するための送信専用コイルであることを特徴とする請求項11記載の位置検出装置。
  13. 前記第2コイル手段によって受信した前記第1コイル手段からの信号に基づいて、前記位置指示器の指示位置を検出する検出手段を備えて成ることを特徴とする請求項12記載の位置検出装置。
  14. 前記第1コイル手段は、位置検出用信号の送信用と前記位置指示器からの位置指示信号の検出用とを兼ねたコイルであることを特徴とする請求項11記載の位置検出装置。
JP2005358859A 2005-12-13 2005-12-13 コイル駆動方法、コイル駆動装置及び位置検出装置 Expired - Fee Related JP4785519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005358859A JP4785519B2 (ja) 2005-12-13 2005-12-13 コイル駆動方法、コイル駆動装置及び位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005358859A JP4785519B2 (ja) 2005-12-13 2005-12-13 コイル駆動方法、コイル駆動装置及び位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007166147A JP2007166147A (ja) 2007-06-28
JP4785519B2 true JP4785519B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=38248553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005358859A Expired - Fee Related JP4785519B2 (ja) 2005-12-13 2005-12-13 コイル駆動方法、コイル駆動装置及び位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4785519B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5270482B2 (ja) 2009-07-13 2013-08-21 株式会社ワコム 位置検出装置及びセンサユニット

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58107541A (ja) * 1981-12-21 1983-06-27 Fuji Photo Film Co Ltd 感光材料乾燥装置
JPH07129305A (ja) * 1993-10-29 1995-05-19 Graphtec Corp コードレスデジタイザ
JP2855112B2 (ja) * 1997-03-24 1999-02-10 株式会社ワコム 位置検出装置
JP4266761B2 (ja) * 2003-09-25 2009-05-20 株式会社ワコム 位置検出システム及び位置検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007166147A (ja) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5997554B2 (ja) ワイヤレス電力伝送装置
US20070185398A1 (en) Medical device magnetic guidance/position detection system
JP2007249669A (ja) 位置検出装置、位置入力装置及びコンピュータ
JP6824737B2 (ja) 誘導電力伝送システムのための送信器
JP2011203918A5 (ja)
US10326445B2 (en) Sensing apparatus and method based on electromagnetic induction type
JP2007260079A (ja) 磁気共鳴撮像装置、rfコイル及び磁気共鳴撮像装置の制御方法
JP2008161019A (ja) リニアモ−タ装置及びこれを用いた露光装置
JP4785519B2 (ja) コイル駆動方法、コイル駆動装置及び位置検出装置
KR101949615B1 (ko) 양방향 직렬 공진형 컨버터 및 그 제어 방법
JP5373654B2 (ja) 操作位置検出装置
JP4364685B2 (ja) 位置検出装置
JP2005100105A (ja) 位置検出システム及び位置検出装置
JP2007111187A (ja) Rfコイル及び磁気共鳴撮像装置
US7541810B2 (en) RF coil and magnetic resonance imaging apparatus
JP2007206776A (ja) 非接触電力伝送装置
CN217156623U (zh) 磁通门电流传感器
JP2010048600A (ja) 磁気センサ及び磁気センサ装置
JP6582401B2 (ja) 信号伝達装置
JP6577635B1 (ja) 位置検出装置
JP2021018138A (ja) スイッチの故障検出装置
JP2013246811A (ja) 電磁誘導式検出装置
JP2009160015A (ja) コイルシステム、およびmri装置
JP2005528775A (ja) 磁気抵抗構成素子のための標準セル装置
KR100464541B1 (ko) 소비전력을 저감할 수 있는 플럭스게이트형 자기검출장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4785519

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees