JP4780733B2 - デジタル放送受信装置及び関連情報提示プログラム - Google Patents
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Description
「デジタル放送に使用する番組配列情報標準規格(ARIB STD−B10)」、3.7版、社団法人電波産業会、平成15年6月5日改定 「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式標準規格(ARIB STD−B24)」、3.7版、第二分冊、社団法人電波産業会、平成15年6月5日改定
また、現在のデジタル放送では、1つの番組(コンテンツ)であっても複数のシーンを同時に配信することが可能である。例えば、スポーツ番組で、野球のシーン、サッカーのシーン等複数のシーンを同時に配信することも可能である。しかし、従来のように、メタデータによって番組インデックスを提供する場合、蓄積している番組で見たいシーンに簡単に早送りすることは可能であるが、放送中の番組で複数のシーンから見たいシーンを選択することはできない。
そして、デジタル放送受信装置は、コンテンツ再生手段によって、データ放送コンテンツ(BMLコンテンツ)を再生して表示画面のデータを生成する。これによって、映像・音声コンテンツの再生時間に関連する関連情報を提示することができ、より関連性の高い情報を提供することが可能になる。
また、コンテンツ再生手段は、関連情報提示手段によって、関連情報取得手段で取得した関連情報を表示画面上に提示する。
そして、関連情報提示プログラムは、関連情報提示手段によって、関連情報取得手段で取得した関連情報を、データ放送コンテンツで規定されている構成に基づいて、表示画面上に提示する。これによって、映像・音声コンテンツの再生時間に関連する関連情報を提示することができ、より関連性の高い情報を提供することが可能になる。
また、請求項1に記載の発明によれば、メタデータに番組に関連する情報を記述しているため、番組再生時に、その番組に関連する関連情報を提示することができる。これによって、視聴者は、現在視聴している番組に関連する情報を取得することができる。さらに、メタデータに、番組に関連する関連情報を、映像・音声コンテンツの再生時間に対応付けて記述しておくため、番組再生時に、その再生時間に関連する情報、関連するコンテンツを提示することができる。これによって、番組に関連する情報を時間に基づいて提示することができるので、より関連性の高い情報を提示することが可能になる。
[デジタル放送受信装置の構成]
まず、図1を参照して、本発明に係るデジタル放送受信装置の構成について説明する。図1は、デジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、デジタル放送受信装置1は、デジタル放送の放送波Wを介して、放送局等のコンテンツ提供者側から配信されるコンテンツを受信、蓄積し、視聴者に対して、そのコンテンツを再生し、提示するものである。ここでは、デジタル放送受信装置1を、放送受信手段10と、通信送受信手段20と、切り替え手段30と、受信データ管理手段40と、蓄積手段50と、コンテンツ再生手段60と、操作制御手段70と、表示制御手段80とを備えて構成した。
図8に示したように、メタデータは、番組(コンテンツ)そのものの情報を記述したメタデータ(番組情報メタデータ)と、番組のシーンの情報を記述したメタデータ(シーン情報メタデータ)とを含んでいる。
このように、番組情報メタデータには、番組(コンテンツ)を検索するための情報である種々の情報を記述することができる。ここでは、番組のタイトル、番組の概要、ジャンル、キーワードを例示したが、これに限定されるものではない。
このように、番組に対応付けて、シーンの情報をメタデータとして記述しておくことで、シーン単位で検索を行うことが可能になる。
図1に戻って、説明を続ける。
このコンテンツ再生手段60は、BMLを解析して視聴可能なデータに変換するBMLブラウザとして機能するものである。ここでは、コンテンツ再生手段60を、データ放送コンテンツ再生手段61と、映像・音声コンテンツ再生手段62とを備えて構成した。
また、データ放送コンテンツ再生手段61は、従来のBMLブラウザとしての機能に加えて、シーン再生サービス、番組関連情報提示サービス及びキーワード検索サービスを提供するために、シーン再生制御手段610と、番組関連情報提示制御手段620と、キーワード検索制御手段630とを備えている。
まず、図5を参照して、シーン再生サービスの概要について説明する。シーン再生サービスは、ある番組で複数のシーンが提供可能な場合に、視聴者が視聴したいシーンを選択して再生するサービスである。
次に、図6を参照して、番組関連情報提示サービスの概要について説明する。番組関連情報提示サービスは、現在再生中(視聴中)の番組(コンテンツ)に関連する関連情報として、説明文(関連説明文)の提示や、関連するコンテンツ(関連コンテンツ)の再生を行うサービスである。
次に、図7を参照して、キーワード検索サービスの概要について説明する。キーワード検索サービスは、番組(コンテンツ)に付加されるキーワードを表示画面上に提示し、視聴者がそのキーワードを選択することで、そのキーワードに基づいて、番組(コンテンツ)の検索を行うサービスである。
図1に戻って、データ放送コンテンツ再生手段61の構成の説明を続ける。なお、適宜図5乃至図7の画面を参照して説明を行う。
このように、シーン情報(シーンのタイトルや概要)は、予めメタデータ50cに記述されるので、データ放送コンテンツ50a(BMLコンテンツ)には、番組の内容に依存するデータを記述する必要がなくなり、BMLコンテンツ制作の手間を省くことができる。
なお、再生時間取得手段621は、映像・音声コンテンツ再生手段62から、再生時間を取得してもよい。
このように、関連情報は、予めメタデータ50cに記述されているので、データ放送コンテンツ50a(BMLコンテンツ)には、番組の内容に依存するデータを記述する必要がなくなり、BMLコンテンツ制作の手間を省くことができる。
このように、キーワードは、予めメタデータ50cに記述されているので、データ放送コンテンツ50a(BMLコンテンツ)には、キーワードを記述する必要がなくなり、BMLコンテンツ制作の手間を省くことができる。また、視聴者は番組やシーンを検索するための適切なキーワードを選択することが可能になる。
なお、BMLブラウザは、一般的に、BMLの解析を行うブラウザエンジンと、BMLに含まれたスクリプト言語を実行するスクリプトエンジンと、映像・音声を再生する映像・音声再生プログラムとで構成されている。この映像・音声再生プログラムは、映像・音声コンテンツ再生手段62に相当するものである。
次に、図2乃至図4を参照して、デジタル放送受信装置の動作について説明する。ここでは、前記したシーン再生サービス、番組関連情報提示サービス及びキーワード検索サービスの各サービスを例として動作を説明することとする。なお、構成については、図1を適宜参照し、各動作における表示画面の例については図5乃至図7を適宜参照することとする。図2は、デジタル放送受信装置において、シーン再生サービスを実現する動作を示したフローチャートである。図3は、デジタル放送受信装置において、番組関連情報提示サービスを実現する動作を示したフローチャートである。図4は、デジタル放送受信装置において、キーワード検索サービスを実現する動作を示したフローチャートである。
まず、図2を参照して、シーン再生サービスを実現する動作について説明を行う。デジタル放送受信装置1は、データ放送コンテンツ再生手段61のブラウザエンジンBEによって、現在視聴中のデータ放送コンテンツ(BML)を読み込む(ステップS10)。そして、ブラウザエンジンBEがBMLを逐次解析し、例えば「getInformation()」という文字列を認識した段階で、状態情報取得要求として、スクリプトエンジンSEに「getInformation()」の動作を実行させる(ステップS11)。
このコンテンツ参照識別子を取得したブラウザエンジンBEは、CRIDを状態情報として図示していないメモリ等に保持する(ステップS14)。
続けて、ブラウザエンジンBEがBMLを解析し、例えば「getSegmentList()」という文字列を認識した段階で、シーン情報取得要求として、スクリプトエンジンに「getSegmentList()」の動作を実行させる(ステップS15)。
この段階で、表示装置Dの表示画面上には、図5に示したシーン情報k1〜k4や、シーン概要提示領域sのシーンの概要が表示されることになる。
なお、セグメントIDに対応するシーン(セグメント)が蓄積手段50に蓄積されていない場合、スクリプトエンジンSEは、通信送受信手段20により、通信回線Nを介して他のサーバからシーン(セグメント)を取得する(ステップとして図示せず)。
なお、ここでは、番組内におけるシーン(セグメント)を選択し、再生する動作を説明したが、複数のシーンを1つのグループとして、まず最初に、そのグループを選択し、その後に、そのグループの下位層からシーンを選択することとしてもよい。
次に、図3を参照して、番組関連情報提示サービスを実現する動作について説明を行う。ここでは、図2で説明した動作に引き続いて動作を行うものとする。
デジタル放送受信装置1は、データ放送コンテンツ再生手段61のブラウザエンジンBEによって、BMLを逐次解析し、例えば「getInformation()」という文字列を認識した段階で、状態情報取得要求として、スクリプトエンジンSEに「getInformation()」の動作を実行させる(ステップS30)。
続けて、ブラウザエンジンBEがBMLを解析し、例えば「getRelatedSegment()」という文字列を認識した段階で、関連情報取得要求として、スクリプトエンジンSEに「getRelatedSegment()」の動作を実行させる(ステップS33)。
次に、図4を参照して、キーワード検索サービスを実現する動作について説明を行う。
デジタル放送受信装置1は、データ放送コンテンツ再生手段61のブラウザエンジンBEによって、現在再生中のデータ放送コンテンツ(BML)を逐次解析し、例えば「getKeyword()」という文字列を認識した段階で、キーワード取得要求として、スクリプトエンジンSEに「getKeyword()」の動作を実行させる(ステップS40)。
この段階で、表示装置Dの表示画面上には、図7に示した番組ジャンルgkや番組キーワードpkが表示されることになる。
そして、ブラウザエンジンBEが、この検索結果を、表示装置Dに表示する(ステップS48)。この段階で、図7に示した検索結果r1〜r10(例えば、番組のタイトル等)が表示されることになる。
10 放送受信手段
20 通信送受信手段
30 切り替え手段
40 受信データ管理手段
50 蓄積手段(蓄積装置)
60 コンテンツ再生手段
61 データ放送コンテンツ再生手段
62 映像・音声コンテンツ再生手段
611 シーン情報取得手段(検索情報取得手段)
612 シーン情報提示手段(検索情報提示手段)
613 シーン選択手段(検索情報選択手段)
621 再生時間取得手段
622 関連情報取得手段
623 関連情報提示手段
624 関連情報選択手段
631 キーワード収集手段
632 キーワード提示手段
633 キーワード選択手段
634 検索実行手段
635 検索結果選択手段
70 操作制御手段
80 表示制御手段
Claims (2)
- デジタル放送で放送される放送データとして、映像・音声コンテンツと、その映像・音声コンテンツに関連する関連情報を含んだメタデータと、表示画面の構成を規定したデータ放送コンテンツとを受信し、視聴者が所望する前記映像・音声コンテンツを再生するデジタル放送受信装置であって、
前記放送データを受信する放送受信手段と、
この放送受信手段で放送データとして受信した、前記映像・音声コンテンツと前記メタデータと前記データ放送コンテンツとを蓄積する蓄積手段と、
前記データ放送コンテンツを再生して前記表示画面のデータを生成するコンテンツ再生手段とを備え、
前記メタデータには、当該メタデータと前記放送データとを対応付けるコンテンツ参照識別子が記述され、かつ、前記関連情報が前記映像・音声コンテンツの再生時間に対応付けて記述されており、
前記コンテンツ再生手段が、
前記映像・音声コンテンツ再生手段で再生される前記映像・音声コンテンツの再生時間を取得する再生時間取得手段と、
前記蓄積手段に蓄積されている、再生中のデータ放送コンテンツのコンテンツ参照識別子に対応した前記メタデータから、前記再生時間に対応した前記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
この関連情報取得手段で取得した関連情報を前記表示画面上に提示する関連情報提示手段と、
を備えていることを特徴とするデジタル放送受信装置。 - デジタル放送で放送される放送データである、映像・音声コンテンツと、その映像・音声コンテンツに関連する関連情報を前記映像・音声コンテンツの再生時間に対応付けて記述するとともに、当該放送データと対応付けるコンテンツ参照識別子を記述したメタデータと、表示画面の構成を規定したデータ放送コンテンツとに基づいて、前記映像・音声コンテンツの関連情報を前記表示画面上に提示するために、コンピュータを、
前記映像・音声コンテンツを再生する映像・音声コンテンツ再生手段、
この映像・音声コンテンツ再生手段で再生される前記映像・音声コンテンツの再生時間を取得する再生時間取得手段、
再生中のデータ放送コンテンツのコンテンツ参照識別子に対応した前記メタデータから、前記再生時間取得手段で取得した再生時間に対応した前記関連情報を取得する関連情報取得手段、
この関連情報取得手段で取得した関連情報を、前記データ放送コンテンツで規定されている構成に基づいて、前記表示画面上に提示する関連情報提示手段、
として機能させることを特徴とする関連情報提示プログラム。
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