JP4774296B2 - 複合ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
またキャップが容器口部から取り外されると、落として紛失したり或いは汚染されるおそれもあり、キャップが容器口部から分離しないキャップであることも望まれている。
また、熱間充填により内容物を充填した後の冷却水がキャップ内部に侵入しても、水の流路が形成されているため、キャップ内或いは容器口部とキャップ本体の間に水が留まることなく、効率よくキャップ外へ流出することができ、カビなどが発生するおそれがない。
更にキャップ本体と中栓を異なる素材で形成することもできるため、耐熱性や機械的強度と密封性を兼ね備えたキャップを提供することが可能となる。
図1は、本発明の第一の態様の複合ヒンジキャップの一例の閉蓋状態における側断面図であり、図2は、図1に示す複合ヒンジキャップのキャップ本体の開蓋状態の平面図であり、図3は、図1に示す複合ヒンジキャップの中栓の上面図であり、図4は、図1に示す複合ヒンジキャップの水の流路を説明するための一部拡大断面図である。
また図5は、本発明の第二の態様の複合ヒンジキャップの一例の閉蓋状態における側断面図であり、図6は、図5に示す複合ヒンジキャップの閉蓋状態の側面図である。
キャップ本体10は、頂板部11及びスカート部12から成り、頂板部11のほぼ中央には注出用開口13が形成され、注出用開口13を取り囲むように注出用ノズル14が形成されていると共に、スカート部12の内面には螺子部15が形成されている。
またスカート部12の下端には、弱化部16を介してタンパーエビデントバンド(以下、「TEバンド」という)17が形成され、スカート部の上端には、ヒンジ22を介して頂板部11を覆うように上蓋21が一体的に成形されている。
TEバンド17の下端には、容器口部40に形成された環状突起41と係合する係止部18が形成されている。
天面23の内面には、注出用ノズル14の内面と密着して、スコア32を破断し開口予定部を取り除いた後の液密性を確保するための環状突起26が形成されている。
中栓30は、下面に容器口部40の内面42と密着するインナーリング31が形成されていると共に、キャップ本体頂板部の開口13に対応する位置にスコア32で区画された開口予定部33が形成され、開口予定部33にはスコア32を破断するための把持部34が支柱を介して形成されている。
キャップ本体50は、頂板部51及びスカート部52から成り、頂板部51のほぼ中央には開口53が形成され、開口53を取り囲むように注出用ノズル54が形成されていると共に、スカート部52の内面には螺子部55が形成されている。
またスカート部52の下端には、弱化部56を介してTEバンド57が形成されており、TEバンド57の下端内面には、容器口部40に形成された環状突起41と係合するフラップ片58が形成されている。
上蓋74の構造は、図1乃至図4に示した2ピースタイプの複合ヒンジキャップの上蓋21の構造と同様であり、天面75及び天面の周縁から垂下する側壁部76から成り、側壁部76には閉蓋時に上蓋74を環状頂板部72の係合突部78に固定するための係合部77が形成されていると共に、天面75の内面に、液密性を確保するための環状突起76が形成されている。
外周壁70が上方に抜き取られるのを防止するために、環状頂板部72の内周端が注出用ノズル54の外周面に設けた突部と係合するように形成されている。
図5及び図6に示す具体例においては、図6から明らかなように、キャップ本体スカート部52外面下部に凸部90aが形成され、環状側壁71の下端にこの凸部90aに対応する凹部90bが形成され、これらが嵌合して係止部90を形成することにより、キャップ本体50と外周壁70は必ず一体として旋回するため、外周壁のみが回転し、キャップ本体が回転できないということがなく、キャップを容器口部から容易に取り外すことができる。凸部90aは、スカート部52の下端の外方に突出した環状凸部91の上面に形成されている。
また外周壁とキャップ本体の位置関係を固定しておくことにより、注出位置を常にヒンジ位置の反対側或いはヒンジと90°の角度の位置に固定しておくことができる。
また本発明の複合ヒンジキャップは、キャップ本体を把持して開蓋方向に旋回することによりTEバンドをつなぐ弱化部が破断され、キャップ全体を容易に取り外すことができるため、分別廃棄を容易にすることができる。
3ピースタイプの複合ヒンジキャップであっても、キャップ本体スカート部と環状側壁に係合部を設けることによって、外周壁単独の回転を防止できるため、外周壁を把持して開蓋方向に旋回することによりキャップ本体下端に形成されたTEバンドをつなぐ弱化部が破断され、キャップ全体を容易に取り外すことができる。尚、係合部の態様は、図に示したように、キャップ本体外面下部の凸部と環状側壁下端の凹部が嵌合するものに限定されず、キャップ本体外面の凸部と環状側壁内面の凸部がそれぞれ互い違いに形成され、周方向の移動を阻止するものなど、種々の態様を採用できる。
また各部材を異なる樹脂で成形することができ、例えば2ピースの場合、キャップ本体を機械的強度や耐熱性の高いポリプロピレン等から形成し、中栓を密封性又はスコアの破断性に優れたポリエチレン等で形成して組み合わせることにより、機械的強度、耐熱性、密封性、或いは開封性に優れたキャップを提供することができる。
また3ピースの場合、キャップ本体と外周壁は同じ素材であってもよいし、異なる素材であってもよい。
12 キャップ本体スカート部、13 開口、14 注出用ノズル、16 弱化部、
17 TEバンド、19 環状突起、20 貫通孔、21 上蓋、22 ヒンジ、
30 中栓、31 インナーリング、32 スコア、33 開口予定部、
34 把持部、35 環状凹部、36 放射状水抜き孔、40 容器口部、
50 キャップ本体、51 キャップ本体頂板部、52 キャップ本体スカート部、
53 開口、54 注出用ノズル、56 弱化部、57 TEバンド、
59 環状突起、60 貫通孔、70 外周壁、71 環状側壁、72 環状頂板部、
74 上蓋、22 ヒンジ、80 中栓、81 インナーリング、82 スコア、
83 開口予定部、 84 把持部、85 環状凹部、86 放射状水抜き孔。
Claims (4)
- 頂板部及びスカート部から成り、該頂板部には開口が形成され、該開口を取り囲むように注出用ノズルが形成されていると共に、スカート部内面に螺子部を有するキャップ本体、該キャップ本体の頂板部を覆うようにキャップ本体にヒンジ連結された上蓋、及び容器口部先端及びキャップ本体頂板部下面の間に位置し、キャップ本体頂板部の開口に対応する位置に開口予定部が形成されて成る中栓から成る複合ヒンジキャップであって、
前記中栓の下面には、容器口部の内面と密着するインナーリングが形成されており、該インナーリングに対応する位置において、前記キャップ本体頂板部下面には下方に突出する環状突起が形成されていると共に前記中栓上面には環状凹部が形成されており、該環状突起及び環状凹部の密着により前記キャップ本体頂板部下面及び中栓上面の間にシール部が形成されており、前記注出用ノズルより外側の位置において、キャップ本体の頂板部に貫通孔が形成されていると共に中栓の上面には凹部が形成され、該貫通孔及び凹部が上下方向に連通することによって、キャップ本体スカート部と容器口部の間に抜ける、貫通孔と凹部から成る水抜き流路が形成されていることを特徴とする複合ヒンジキャップ。 - 頂板部及びスカート部から成り、該頂板部には開口が形成され、該開口を取り囲むように注出用ノズルが形成されていると共に、スカート部内面に螺子部を有するキャップ本体、該キャップ本体のスカート部を覆う外周壁、該キャップ本体の頂板部を覆うように外周壁にヒンジ連結された上蓋、及び容器口部先端及びキャップ本体頂板部下面の間に位置し、キャップ本体頂板部の開口に対応する位置に開口予定部が形成されて成る中栓から成る複合ヒンジキャップであって、
前記中栓の下面には、容器口部の内面と密着するインナーリングが形成されており、該インナーリングに対応する位置において、前記キャップ本体頂板部下面には下方に突出する環状突起が形成されていると共に前記中栓上面には環状凹部が形成されており、該環状突起及び環状凹部の密着により前記キャップ本体頂板部下面及び中栓上面の間にシール部が形成されており、前記注出用ノズルより外側の位置において、キャップ本体の頂板部に貫通孔が形成されていると共に中栓の上面には凹部が形成され、該貫通孔及び凹部が上下方向に連通することによって、キャップ本体スカート部と容器口部の間に抜ける、貫通孔と凹部から成る水抜き流路が形成されていることを特徴とする複合ヒンジキャップ。 - 前記キャップ本体スカート部及び外周壁には、共回りのための係合部が形成されている請求項2記載の複合ヒンジキャップ。
- 前記キャップ本体下端にはタンパーエビデントバンドが形成されている請求項1乃至3の何れかに記載の複合ヒンジキャップ。
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