JP4767442B2 - Disc brake - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に用いて好適なディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用のディスクブレーキとして、例えば、特開昭54−111058号公報に開示されたものがある。このディスクブレーキは、ディスクの両側に配置される一対のインナパッドおよびアウタパッドと、ディスクを跨ぐように配置されて、インナパッドおよびアウタパッドをディスク軸線方向に摺動可能となるよう支持するキャリアと、インナパッドおよびアウタパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有するものである。
【0003】
上記ディスクブレーキのキャリアは、ディスクのインナ側においてディスク回転方向に延在するとともにインナパッドのディスク回転方向における両側を支持するインナパッド支持部を連結させるメインビームと、メインビームの両端からディスクを半径方向外側において越えるように配置される一対の連結部と、これら連結部のメインビームに対し反対側に設けられた、アウタパッドのディスク回転方向における両側を支持するアウタパッド支持部とを有している。ここで、インナパッド支持部は、メインビームのディスク回転方向における両側にディスク半径方向外方に突出するように形成された一対の凸部と、これら一対の凸部よりもディスク回転方向における外側に設けられた一対の壁部とを有しており、アウタパッド支持部は、上記一対の壁部とディスク軸線方向に連続して形成される一対の壁部と、これら壁部の内側に形成された凸部とを有している。
【0004】
このディスクブレーキでは、制動時にディスクからパッドに導入される制動トルクを、キャリアが、まず、ディスク回転方向入口側のインナパッド支持部の凸部およびアウタパッド支持部の凸部で受け、これらディスク回転方向入口側のインナパッド支持部の凸部およびアウタパッド支持部の凸部が変形することで、ディスク回転方向出口側のインナパッド支持部の壁部およびアウタパッド支持部の壁部で受けるようになっている。なお、前進時と後進時とでは、上記したディスク回転方向入口側と出口側とが反転する。
【0005】
そして、上記のように、ディスク回転方向入口側で初期の制動トルクを受けるようにすることで、インナパッドおよびアウタパッドの自励振動を抑えてブレーキ鳴きの発生を抑制するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のディスクブレーキは、車両前進時および後進時のいずれにおいても、キャリアが、制動トルクを、ディスク回転方向入口側で受けた後、ディスク回転方向出口側でも受けるようになっているため、ディスク回転方向出口側のインナパッド支持部およびアウタパッド支持部がインナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方向出口側の端面を当接かつ摺動可能としなければならず、よって、インナパッド支持部の両凸部および両壁部とアウタパッド支持部の両凸部および両壁部とをともに加工しなければならず、加工面積が多くなってしまう。このように、加工面積が多いと、加工により精度が低下する可能性が高く、パッドの摺動性能等に影響を与える可能性があるとともに、加工工数が長くなり、コストが高くなってしまうという問題があった。
【0007】
したがって、本発明は、加工面積を少なくすることができ、その結果、パッドの摺動性能を確保できるとともに、加工コストを低減することができるディスクブレーキの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のディスクブレーキは、車両の非回転部にディスクを跨ぐ状態で取り付けられるキャリアと、前記ディスクの両側に配置され前記キャリアにディスク軸線方向に摺動可能となるように支持される一対のインナパッドおよびアウタパッドと、前記キャリアにディスク軸線方向に摺動可能となるように支持されて前記インナパッドおよびアウタパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有し、前記キャリアは、ディスク回転方向における両端位置にディスクを越えるように配置される一対の案内部と、該一対の案内部の各端部からディスク半径方向内方に延出する壁部と、前記ディスクのインナ側の壁部の延出先端部同士を連結させディスク回転方向に延在するメインビームと、前記各壁部の前記ディスク回転方向における内側位置で両側に形成されるパッド支持部とを有するディスクブレーキにおいて、前記インナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方向における両側位置には、ディスク半径方向外側に凹む凹部が形成されてなり、前記キャリアのパッド支持部のうちディスク回転方向入口側のパッド支持部には、前記インナパッドおよびアウタパッドに形成された各凹部のディスク回転方向入口側の側面に対向し該側面を案内するディスク回転方向支持部と前記インナパッドおよびアウタパッドの凹部の底面に対向し該底面を案内するディスク半径方向支持部とが形成されて車両の制動時に前記ディスク回転方向支持部においてのみ前記インナパッドおよびアウタパッドから制動トルクを受けるようになっており、前記キャリアのアウタ側の壁部同士がアウタビームによって連結されるとともに、ディスク回転方向出口側における前記各パッドと前記壁部との間には、常にクリアランスが形成されていることを特徴としている。
請求項2記載のディスクブレーキは、前記インナパッドおよびアウタパッドに形成された各凹部と前記ディスク回転方向支持部および前記ディスク半径方向支持部との間にはパッドガイドが介装され、該パッドガイドは、前記インナパッド側およびアウタパッド側それぞれに形成されて前記ディスク回転方向支持部および前記ディスク半径方向支持部を覆い前記各パッドの凹部の側面及び底面が摺動するガイド板部と、前記インナパッド側およびアウタパッド側それぞれに形成されて該ガイド板部から前記クリアランスを通って前記パッドの半径方向外方まで延出して先端側で前記インナパッド側およびアウタパッド側が結合される延出板部と、該延出板部から延び前記各パッドの半径方向外方で屈曲されて前記インナパッドおよびアウタパッドをディスク半径方向内方に押圧する押圧板部と、を有していることを特徴としている。
請求項3記載のディスクブレーキは、車両の非回転部にディスクを跨ぐ状態で取り付けられるキャリアと、前記ディスクの両側に配置され前記キャリアにディスク軸線方向に摺動可能となるように支持される一対のインナパッドおよびアウタパッドと、前記キャリアにディスク軸線方向に摺動可能となるように支持されて前記インナパッドおよびアウタパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有し、前記キャリアは、ディスク回転方向における両端位置にディスクを越えるように配置される一対の案内部と、該一対の案内部の各端部からディスク半径方向内方に延出する壁部と、前記ディスクのインナ側の壁部の延出先端部同士を連結させディスク回転方向に延在するメインビームと、前記各壁部の前記ディスク回転方向における内側位置で両側に形成されるパッド支持部とを有するディスクブレーキにおいて、前記インナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方向における両側位置には、ディスク半径方向外側に凹む凹部が形成されてなり、前記キャリアのパッド支持部のうちディスク回転方向入口側のパッド支持部には、前記インナパッドおよびアウタパッドに形成された各凹部のディスク回転方向入口側の側面に対向し該側面を案内するディスク回転方向支持部と前記インナパッドおよびアウタパッドの凹部の底面に対向し該底面を案内するディスク半径方向支持部とが形成されて車両の制動時に前記ディスク回転方向支持部においてのみ前記インナパッドおよびアウタパッドから制動トルクを受けるようになっており、前記インナパッドおよびアウタパッドに形成された各凹部と前記ディスク回転方向支持部および前記ディスク半径方向支持部との間にはパッドガイドが介装され、該パッドガイドは、前記インナパッド側およびアウタパッド側それぞれに形成されて前記ディスク回転方向支持部および前記ディスク半径方向支持部を覆い前記各パッドの凹部の側面及び底面が摺動するガイド板部と、前記インナパッド側およびアウタパッド側それぞれに形成されて該ガイド板部から前記パッドの半径方向外方まで延出して先端側で前記インナパッド側およびアウタパッド側が結合される延出板部と、該延出板部から延び前記各パッドの半径方向外方で屈曲されて前記インナパッドおよびアウタパッドをディスク半径方向内方に押圧する押圧板部と、を有していることを特徴としている。
請求項4記載のディスクブレーキは、前記パッドガイドは、前記押圧板部が前記パッドを押圧する部位が前記ガイド板部の前記ディスク半径方向支持部を覆う部位よりも前記ディスク回転方向における外側位置に配置されていることを特徴としている。
【0009】
このような構成により、キャリアは、制動時にディスク回転方向入口側のみでパッドからの制動トルクを受けるようになるため、パッドのディスク回転方向出口側の端面を当接かつ摺動可能とする必要がなく、キャリアのこの部分を加工する必要がなくなり、キャリアのディスク回転方向支持部とディスク半径方向支持部のみを切削加工すればよくなる。
【0012】
また、インナパッドのディスク回転方向における両側を支持するパッド支持部のインナ側は、ディスクのインナ側においてメインビームで連結されており、その上で、アウタパッドのディスク回転方向における両側を支持するパッド支持部のアウタ側も、ディスクのアウタ側においてアウタビームによって連結されているため、制動時にディスク回転方向入口側のみでインナパッドおよびアウタパッドからの制動トルクを受けるようにしても、インナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方向出口側の端面がキャリアに当接してしまうことを確実に防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態のディスクブレーキを図1〜図4を参照して以下に説明する。なお、以下においては、車両を制動可能な正規位置に配置された状態をもって説明する。
【0014】
本実施形態のディスクブレーキ10は、図1〜図4に示すように、ディスク11に対しその軸線方向、半径方向および回転方向のいずれにおいても位置固定となるよう車両の非回転部にディスク11を跨ぐ状態で取り付けられるキャリア12と、このキャリア12にディスク11を両側から挾むよう配設されこのキャリア12によってディスク軸線方向に摺動可能となるように支持される一対のインナパッド13およびアウタパッド14と、キャリア12の二カ所の摺動案内部16,16にディスク軸線方向に摺動自在となるよう支持されてパッド13,14を両外側からディスク方向に押圧するキャリパ17と、キャリア12の摺動案内部16,16の内側に配置されてインナパッド13およびアウタパッド14を案内する一対のパッドガイド18,18とで、主に構成されている。
【0015】
ここで、ディスクブレーキ10は、図2における右側を車体側に配置するとともに、左側を車体に対し反対側に配置した状態で車両の非回転部に取り付けられることになり、以下では、上記インナパッド13およびアウタパッド14のように、車体側をインナ側、車体に対し反対側をアウタ側と称す。
【0016】
図2に示すように、インナパッド13およびアウタパッド14は、共に、ディスク11に接触して摩擦力を発生させるライニング19と、このライニング19を固着状態で保持する裏金20とを有しており、ライニング19,19同士を対向させた状態でディスク11に対し両側に配置される。
【0017】
インナパッド13およびアウタパッド14は、それぞれの裏金20が、ディスク軸線方向に直交するとともにキャリパ17からの押圧力を受ける裏面21と、該裏面21に対し反対側に平行に配置されライニング19が固着されるライニング固着面22とを有しており、ともに、ディスク回転方向(図1および図4における左右方向)に鏡面対称の形状をなしている。
【0018】
インナパッド13およびアウタパッド14には、インナパッド13を図4に、アウタパッド14を図1に示すように、それぞれの裏金20のディスク半径方向(ディスク11の中心からパッド13,14のディスク回転方向における中央を通る方向すなわち図1および図4における下から上方向をディスク半径方向と称す)の内側(図1および図4における下側)のディスク回転方向における両側位置に、ディスク半径方向外側(図1および図4における上側)に凹む凹部25,26が形成されている。
【0019】
ここで、インナパッド13およびアウタパッド14において、車両前進時のディスク回転方向(図1および図4に示す矢印Xの方向)における入口側の凹部25は、車両前進時のディスク回転方向入口側の側面部25aと底面部25bとが、キャリア12にパッドガイド18を介して摺動自在に案内されるようになっており、車両前進時のディスク回転方向における出口側の凹部26は、車両前進時のディスク回転方向出口側の側面部26aと底面部26bとが、キャリア12にパッドガイド18を介して摺動自在に案内されるようになっている。なお、凹部25,26は、ディスク回転方向において鏡面対称形状をなしているため、車両後進時には、ディスク回転方向入口側が凹部26および側面部26aとなり、ディスク回転方向出口側が凹部25および側面部25aとなるのみである。
【0020】
キャリア12は、ディスク回転方向における両端位置にディスク11を越えるように配置されるとともにキャリパ17を支持する一対の摺動案内部16,16と、これら摺動案内部16,16から、ディスク軸線方向におけるディスク11のインナ側においてそれぞれディスク半径方向内方に一旦延出する壁部29,29と、ディスク11のインナ側においてディスク回転方向に延在するとともに壁部29,29の延出先端部同士を連結させるメインビーム30と、摺動案内部16,16から、ディスク軸線方向におけるディスク11のアウタ側においてそれぞれディスク半径方向内方に延出する壁部31,31と、ディスク11のアウタ側でディスク回転方向に延在するとともに、これら壁部31,31同士を連結させるアウタビーム32とを有する鋳物の一体成型品であり、ディスク回転方向に鏡面対称の形状をなしている。
【0021】
ここで、摺動案内部16,16には、図3に示すように、それぞれ、キャリパ17に取り付けられたガイドピン33,33を摺動自在に嵌合させるガイド穴34,34がディスク軸線方向に沿って形成されており、また、メインビーム30には、キャリア12を車両の非回転部に固定するための一対の取付穴35,35がディスク軸線方向に沿って形成されている。
【0022】
そして、メインビーム30には、図4に示すように、ディスク半径方向の外側の端縁部の、ディスク回転方向における両側位置に、ディスク半径方向外側(図4における上側)に突出してインナパッド13のディスク回転方向における両側を支持する一対の凸部38,39からなるインナパッド支持部40が形成されている。このインナパッド支持部40の凸部38,39は、壁部29,29のディスク回転方向における所定距離内側位置に形成されている。その結果、メインビーム30は、インナパッド13のディスク回転方向における両側を支持するインナパッド支持部40の凸部38,39をディスク11のインナ側において連結させる。
【0023】
ここで、これらインナパッド支持部40の凸部38,39は、インナパッド13の各凹部25,26に嵌合するもので、キャリア12のインナパッド13のディスク軸直交方向における外周部に対向する部分については、これら凸部38,39のみが切削加工されており、他は鋳肌のままとされている。
【0024】
具体的には、インナパッド支持部40において、車両前進時のディスク回転方向入口側の凸部38は、インナパッド13の凹部25の側面部25aに対向する、車両前進時のディスク回転方向入口側の側面部38aと、インナパッド13の凹部25の底面部25bに対向する、ディスク半径方向外側の先端面部38bとのみが切削加工されており、車両前進時のディスク回転方向出口側の凸部39は、インナパッド13の凹部26の側面部26aに対向する、車両前進時のディスク回転方向出口側の側面部39aと、インナパッド13の凹部26の底面部26bに対向する、ディスク半径方向外側の先端面部39bとのみが切削加工されている。なお、インナパッド支持部40の凸部38,39は、ディスク回転方向において鏡面対称形状をなしているため、車両後進時には、ディスク回転方向入口側が凸部39および側面部39aとなり、ディスク回転方向出口側が凸部38および側面部38aとなるのみである。
【0025】
一方、キャリア12のアウタ側の壁部31,31には、図1に示すように、ディスク回転方向における内側に延出する内側延出部41がそれぞれ設けられており、これら内側延出部41,41の延出先端側には、ディスク半径方向外側(図1における上側)に突出してアウタパッド14のディスク回転方向における両側を支持する一対の凸部38,39からなるアウタパッド支持部42が設けられている。このアウタパッド支持部42の凸部38,39は、壁部31,31のディスク回転方向における所定距離内側位置に形成されている。なお、アウタビーム32は、壁部31から内側延出部41までこれらと一体に設けられている。その結果、アウタビーム32は、アウタパッド14のディスク回転方向における両側を支持するアウタパッド支持部42の凸部38,39をディスク11のアウタ側において連結させる。
【0026】
ここで、これらアウタパッド支持部42の凸部38,39は、アウタパッド14の各凹部25,26に嵌合するもので、キャリア12のアウタパッド14のディスク軸直交方向における外周部に対向する部分については、これら凸部38,39のみが切削加工されており、他は鋳肌のままとされている。
【0027】
具体的には、アウタパッド支持部42において、車両前進時のディスク回転方向入口側の凸部38は、アウタパッド14の凹部25の側面部25aに対向する、車両前進時のディスク回転方向入口側の側面部(ディスク回転方向支持部)38aと、アウタパッド14の凹部25の底面部25bに対向する、ディスク半径方向外側の先端面部(ディスク半径方向支持部)38bとのみが切削加工されており、車両前進時のディスク回転方向出口側の凸部39は、アウタパッド13の凹部26の側面部26aに対向する、車両前進時のディスク回転方向出口側の側面部(ディスク回転方向支持部)39aと、アウタパッド14の凹部26の底面部26bに対向する、ディスク半径方向外側の先端面部(ディスク半径方向支持部)39bとのみが切削加工されている。なお、アウタパッド支持部42の凸部38,39も、ディスク回転方向において鏡面対称形状をなしているため、車両後進時には、ディスク回転方向入口側が凸部39および側面部39aとなり、ディスク回転方向出口側が凸部38および側面部38aとなるのみである。
【0028】
パッドガイド18,18は、一方のものが、車両前進時におけるディスク回転方向入口側のインナパッド支持部40の凸部38とアウタパッド支持部42の凸部38とにわたって配置されるとともに、他方のものが、車両前進時におけるディスク回転方向出口側のインナパッド支持部40の凸部39とアウタパッド支持部42側の凸部39とにわたって配置されるもので、凸部38,39の加工面である側面部38a,39aの対応するものを覆うガイド板部44と、同加工面である先端面部38b,39bの対応するものを覆うガイド板部45とを有しており、側面部38a,39aと先端面部38b,39bとに沿って行われるインナパッド13およびアウタパッド14の摺動を案内するようになっている。
【0029】
そして、インナパッド支持部40の凸部38,39には、一対のパッドガイド18,18を介して、インナパッド13が、凹部25,26をそれぞれ嵌合させており、アウタパッド支持部42の凸部38,39には、一対のパッドガイド18,18を介して、アウタパッド14が、凹部25,26をそれぞれ嵌合させている。
【0030】
なお、パッドガイド18,18は、それぞれ、インナパッド13およびアウタパッド14と壁部29,31の対応するものとの隙間を通ってインナパッド13およびアウタパッド14の半径方向外方まで延出する延出板部46と、延出板部46の先端から屈曲され、インナパッド13およびアウタパッド14をディスク半径方向内方に押圧する押圧板部47とを有している。
【0031】
上記のようにインナパッド13およびアウタパッド14は、ともに、凹部25の底面部25bがガイド板部45を介して凸部38の先端面部38bに対向することで、この先端面部38bで摺動が案内されることになり、凹部25の側面部25aがガイド板部44を介して凸部38の側面部38aに対向することで、この側面部38aで摺動が案内されることになる。また、インナパッド13およびアウタパッド14は、ともに、凹部26の底面部26bがガイド板部45を介して凸部39の先端面部39bに対向することで、この先端面部39bで摺動が案内されることになり、凹部26の側面部26aがガイド板部44を介して凸部39の側面部39aに対向することで、この側面部39aで摺動が案内されることになる。
【0032】
なお、インナパッド13は、インナパッド支持部40の凸部38,39に支持された状態において、ディスク回転方向における両端面部13aが、それぞれ対向する鋳肌の壁部29,31に対し常に隙間を有するように、壁部29と凸部38との位置関係および壁部31と凸部39との位置関係が設定されている。また、アウタパッド14も、アウタパッド支持部42の凸部38,39に支持された状態において、ディスク回転方向における両端面部14aが、それぞれ対向する鋳肌の壁部29,31に対し常に隙間を有するように、壁部29と凸部38との位置関係および壁部31と凸部39との位置関係が設定されている。
【0033】
すなわち、キャリア12は、車両前進中の制動時において、インナパッド支持部40のディスク回転方向入口側の凸部38のみがインナパッド13から制動トルクを受けることになり、アウタパッド支持部42もディスク回転方向入口側の凸部38のみがアウタパッド14から制動トルクを受けるようになっている。同様に、車両後進中の制動時において、インナパッド支持部40はディスク回転方向入口側の凸部39のみがインナパッド13から制動トルクを受けることになり、アウタパッド支持部42もディスク回転方向入口側の凸部39のみがアウタパッド14から制動トルクを受けるようになっている。
【0034】
具体的に、車両前進中の制動時において、インナパッド支持部40はディスク回転方向入口側の凸部38がそのディスク回転方向入口側の側面部38aにおいてのみ、インナパッド13のディスク回転方向入口側の凹部25のディスク回転方向入口側の側面部25aから制動トルクを受けるようになっており、この状態でインナパッド13は、凹部25の側面部25aおよび底面部25bが、ガイド板部44,45を介して、ディスク回転方向入口側の凸部38のディスク回転方向入口側の側面部38aおよび先端面部38bで案内されて、ディスク軸線方向に摺動する。
【0035】
アウタパッド支持部42も、車両前進中の制動時において、ディスク回転方向入口側の凸部38がそのディスク回転方向入口側の面部38aにおいてのみ、アウタパッド14のディスク回転方向入口側の凹部25のディスク回転方向入口側の面部25aから制動トルクを受けるようになっており、この状態でアウタパッド14は、凹部25の側面部25aおよび底面部25bが、ガイド板部44,45を介して、ディスク回転方向入口側の凸部38のディスク回転方向入口側の側面部38aおよび先端面部38bで案内されて、ディスク軸線方向に摺動する。なお、車両後進時には、ディスク回転方向入口側が凹部26、側面部26a、凸部39および側面部39aとなり、ディスク回転方向出口側が凹部25、側面部25a、凸部38および側面部38aとなるのみである。
【0036】
図1〜図4に示すように、キャリパ17は、ディスク11の一面側に対向配置されたシリンダ部54と、このシリンダ部54の一側からディスク11の外周部を跨いで延出するディスクパス部55と、このディスクパス部55のシリンダ部54に対し反対側からディスク11の他面側に対向するよう延出する爪部56とを有しており、シリンダ部54をメインビーム30側に、爪部56をアウタビーム32側に配置した状態でキャリア12の摺動案内部16,16に形成されたガイド穴34,34にガイドピン33,33を嵌合させることでキャリア12に支持される。
【0037】
そして、シリンダ部54には、ディスク11側に開口するよう断面円形状をなすボア57が設けられており、このボア57には、ピストン58が摺動自在に嵌合されている。このピストン58は、インナパッド13の裏金20に対向配置されてこれを押圧可能とされ、爪部56は、アウタパッド14の裏金20に対向配置され、これを押圧可能とされている。
【0038】
以上のような構成のディスクブレーキ10においては、例えば車両前進時にブレーキ作動がなされ、ピストン58が突出してキャリパ17がピストン58および爪部56でパッド13,14をディスク11の方向に移動させると、パッド13,14は、それぞれのライニング19でディスク11に接触して制動力を発生させる。
【0039】
このとき、キャリア12のインナパッド支持部40は、ディスク回転方向入口側の凸部38のディスク回転方向入口側の側面部38aが、パッドガイド18のガイド板部44を介してインナパッド13の凹部25の面部25aから制動トルクを受け、同様に、アウタパッド支持部42も、ディスク回転方向入口側の凸部38のディスク回転方向入口側の側面部38aが、パッドガイド18のガイド板部44を介してアウタパッド14の凹部25の面部25aから制動トルクを受けることになる。
【0040】
このようにして導入される制動トルクにより、インナパッド13がインナパッド支持部40のディスク回転方向入口側の凸部38をディスク回転方向出口側に押圧して変形させ、かつアウタパッド14がアウタパッド支持部42のディスク回転方向入口側の凸部38をディスク回転方向出口側に押圧して変形させることになるが、インナパッド支持部40の凸部38はメインビーム30によりディスク回転方向出口側の壁部31に連結されており、アウタパッド支持部42の凸部38もアウタビーム32によりディスク回転方向出口側の壁部31に連結されているため、両凸部38,38が変形しても両凸部38,38とディスク回転方向出口側の壁部31,31との相対距離が大きく短縮されることにはならず、よって、インナパッド13およびアウタパッド14が壁部31,31に当接することはなく、ディスク回転方向入口側の両凸部38,38でのみ制動トルクを受けることになる。言い換えれば、インナパッド13およびアウタパッド14のディスク回転方向出口側には常にクリアランスCが形成され、具体的には、インナパッド13およびアウタパッド14のディスク回転方向出口側の端面13a,14aとディスク回転方向出口側の壁部31,31との間に常にクリアランスCが形成されているのである。なお、常にこのクリアランスCが得られれば、必ずしもアウタビーム32を設ける必要はないが、アウタビーム32がある方が、容易にクリアランスCが確保できるため好ましい。
【0041】
以上に述べた本実施形態のディスクブレーキ10によれば、キャリア12は、制動時にディスク回転方向入口側のみでインナパッド13およびアウタパッド14からの制動トルクを受けるため、壁部29,31がインナパッド13およびアウタパッド14のディスク回転方向出口側の端面13a,14aを当接かつ摺動可能とする必要がなく、これら壁部29,31を加工する必要がなくなる。また、インナパッド13のディスク回転方向における両側を支持するインナパッド支持部40を構成する凸部38,39は、ディスク11のインナ側においてディスク回転方向に延在するメインビーム30で連結されており、その上で、アウタパッド14のディスク回転方向における両側を支持する一対の凸部38,39を有するアウタパッド支持部42側も、ディスク11のアウタ側においてディスク回転方向に延在するアウタビーム32によって連結されているため、制動時にディスク回転方向入口側のみでインナパッド13およびアウタパッド14からの制動トルクを受けるようにしても、インナパッド13およびアウタパッド14のディスク回転方向出口側の端面13a,14aが壁部29,31に当接してしまうことを確実に防止できる。
【0042】
したがって、キャリア12の加工面積を少なくすることができ、その結果、インナパッド13およびアウタパッド14の摺動性能を確保できるとともに、加工コストを低減することができる。
【0043】
また、キャリア12のインナパッド13およびアウタパッド14に対向する部分については、インナパッド支持部40およびアウタパッド支持部42の、ディスク回転方向における両側位置にそれぞれ形成されディスク半径方向外側に突出してインナパッド13およびアウタパッド14の各凹部25,26に嵌合する凸部38,39のみを切削加工することになる。
【0044】
したがって、キャリア12の加工面積を確実に少なくすることができ、その結果、インナパッド13およびアウタパッド14の摺動性能を確実に確保できるとともに、加工コストを確実に低減することができる。
【0045】
さらに、インナパッド支持部40およびアウタパッド支持部42の凸部38,39は、ディスク回転方向入口側の例えば凸部38が、ディスク半径方向外側の先端面部38bとディスク回転方向入口側の側面部38aとのみが切削加工されるとともに、ディスク回転方向出口側の例えば凸部39が、ディスク半径方向外側の先端面部39bとディスク回転方向出口側の側面部39aとのみが切削加工されることになる。
【0046】
したがって、キャリア12の加工面積をより確実に少なくすることができ、その結果、インナパッド13およびアウタパッド14の摺動性能をより確実に確保できるとともに、より確実に加工コストを低減することができる。
【0047】
なお、以上においては、インナパッドおよびアウタパッドのディスク半径方向内側に凹部が設けられ、キャリアにディスク半径方向外側に向く凸部が設けられる場合を例にとり説明したが、インナパッドおよびアウタパッドのディスク半径方向外側に凹部が設けられ、キャリアにインナパッドおよびアウタパッドのディスク半径方向外側においてディスク半径方向内側に向く凸部が設けられる場合にも適用可能である。
【0050】
【発明の効果】
本発明のディスクブレーキによれば、キャリアは、制動時にディスク回転方向入口側のみでパッドからの制動トルクを受けるようになるため、パッドのディスク回転方向出口側の端面を当接かつ摺動可能とする必要がなく、キャリアのこの部分を加工する必要がなくなり、キャリアのディスク回転方向支持部とディスク半径方向支持部のみを切削加工すればよくなる。
【0051】
したがって、キャリアの加工面積を少なくすることができ、その結果、パッドの摺動性能を確保できるとともに、加工コストを低減することができる。
【0052】
また、インナパッドのディスク回転方向における両側を支持するパッド支持部のインナ側は、ディスクのインナ側においてメインビームで連結されており、その上で、アウタパッドのディスク回転方向における両側を支持するパッド支持部のアウタ側も、ディスクのアウタ側においてアウタビームによって連結されているため、制動時にディスク回転方向入口側のみでインナパッドおよびアウタパッドからの制動トルクを受けるようにしても、インナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方向出口側の端面がキャリアに当接してしまうことを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のディスクブレーキを示す正面図である。
【図2】 本発明の一実施形態のディスクブレーキを示す側断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態のディスクブレーキを示す図であって、(a)は平面図、(b)は、A−A線に沿う側断面図、(c)はB−B線に沿う側断面図である。
【図4】 本発明の一実施形態のディスクブレーキを示す背面図である。
【符号の説明】
10 ディスクブレーキ
11 ディスク
12 キャリア
13 インナパッド
14 アウタパッド
17 キャリパ
25,26 凹部
30 メインビーム
32 アウタビーム(パッド支持部)
38,39 凸部
38a,39a 側面部
38b,39b 先端面部
40 インナパッド支持部
42 アウタパッド支持部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disc brake suitable for use in a vehicle or the like.
[0002]
[Prior art]
An example of a disk brake for a vehicle is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 54-111058. The disc brake includes a pair of inner pads and an outer pad arranged on both sides of the disc, a carrier that is arranged so as to straddle the disc, and supports the inner pad and the outer pad so as to be slidable in the disc axial direction. It has a caliper that presses the pad and the outer pad in the disk direction from both outsides.
[0003]
The disc brake carrier includes a main beam that extends in the disc rotation direction on the inner side of the disc and connects inner pad support portions that support both sides of the inner pad in the disc rotation direction, and a radius of the disc from both ends of the main beam. And a pair of connecting portions arranged so as to cross the outer side in the direction, and an outer pad support portion provided on the opposite side to the main beam of the connecting portions to support both sides of the outer pad in the disk rotation direction. Here, the inner pad support portion has a pair of convex portions formed so as to protrude outward in the radial direction of the disc on both sides in the disc rotational direction of the main beam, and more outward in the disc rotational direction than the pair of convex portions. The outer pad support portion is formed on the inner side of the pair of wall portions and the pair of wall portions formed continuously in the disk axial direction. It has a convex part.
[0004]
In this disc brake, the carrier first receives the braking torque introduced from the disc to the pad during braking by the convex portion of the inner pad support portion and the convex portion of the outer pad support portion on the entrance side of the disc rotation direction. The convex part of the inner pad support part on the inlet side and the convex part of the outer pad support part are deformed to be received by the wall part of the inner pad support part and the outer pad support part on the outlet side in the disk rotation direction. . It should be noted that the above-described disk rotation direction inlet side and outlet side are reversed between forward and reverse.
[0005]
As described above, by receiving the initial braking torque on the disk rotation direction entrance side, the self-excited vibration of the inner pad and the outer pad is suppressed, and the occurrence of brake squeal is suppressed.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the above-described disc brake is adapted to receive the braking torque at the disc rotation direction outlet side after receiving the braking torque at the disc rotation direction entrance side, both when the vehicle is moving forward and when moving backward. The inner pad support portion and the outer pad support portion on the disc rotation direction outlet side must be able to contact and slide the end surfaces of the inner pad and the outer pad on the disc rotation direction outlet side, and thus both convex portions of the inner pad support portion In addition, both the wall portions and both the convex portions and both wall portions of the outer pad support portion must be processed, which increases the processing area. In this way, if the processing area is large, there is a high possibility that the accuracy will decrease due to processing, which may affect the sliding performance of the pad, etc., and the processing man-hour will be long and the cost will be high. There was a problem.
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to provide a disc brake that can reduce the processing area, and as a result, can secure the sliding performance of the pad and can reduce the processing cost.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a disc brake according to claim 1 of the present invention includes a carrier attached to a non-rotating portion of a vehicle in a state of straddling the disc, and disposed on both sides of the disc in the disc axial direction. A pair of inner pads and outer pads supported so as to be slidable, and a caliper that is supported so as to be slidable in the disk axial direction by the carrier and presses the inner pads and outer pads in the disk direction from both outsides. And the carrier has a pair of guide portions arranged so as to cross the disc at both end positions in the disc rotation direction, and a wall extending inward in the disc radial direction from each end portion of the pair of guide portions. And a main beam extending in the disk rotation direction by connecting the extended tip portions of the inner wall portion of the disk, Serial inside position in the disk rotational direction of the walls At both sides In the disc brake having the pad support portion formed on the disc pad, the inner pad and the outer pad are positioned on both sides of the disc rotating direction in the disc radial direction. Outside A recessed portion that is recessed into the pad support portion of the carrier. Pad support part on the disk rotation direction entrance side Includes a disk rotation direction support portion that faces the side surface on the disk rotation direction entrance side of each recess formed in the inner pad and the outer pad, and a bottom surface that faces the bottom surface of the recess of the inner pad and outer pad. The disk radial support part that guides is formed When the vehicle is braked, only the disk rotation direction support portion receives braking torque from the inner pad and outer pad. The outer wall portions of the carrier are connected to each other by an outer beam, and a clearance is always formed between each of the pads and the wall portion on the disk rotation direction outlet side.
The disc brake according to claim 2, wherein a pad guide is interposed between each recess formed in the inner pad and the outer pad, the disc rotation direction support portion, and the disc radial direction support portion, and the pad guide is A guide plate part formed on each of the inner pad side and the outer pad side to cover the disk rotation direction support part and the disk radial direction support part, and the side surface and the bottom surface of the recess of each pad slide, and the inner pad side And an extension plate portion formed on each of the outer pad sides, extending from the guide plate portion through the clearance to the outside in the radial direction of the pad, and connecting the inner pad side and the outer pad side at the tip side, The inner pad and the outer pad extended from the exit plate portion and bent outward in the radial direction of the pads. It is characterized in that it has a pressing plate portion for pressing the disc radially inwardly of the de.
The disc brake according to claim 3 is a pair of carriers mounted on a non-rotating portion of the vehicle so as to straddle the disc, and a pair of disc brakes that are disposed on both sides of the disc and supported so as to be slidable in the disc axial direction. An inner pad and an outer pad, and a caliper that is supported by the carrier so as to be slidable in the disk axial direction and presses the inner pad and the outer pad in the disk direction from both outsides. A pair of guide portions disposed so as to cross the disk at both end positions in the direction, wall portions extending inward in the radial direction of the disk from each end portion of the pair of guide portions, and a wall portion on the inner side of the disk A main beam extending in the disk rotation direction by connecting the extended leading end parts of the wall, and the disk rotation direction of each wall portion in the disk rotation direction Kick inside position At both sides In the disc brake having the pad support portion formed on the disc pad, the inner pad and the outer pad are positioned on both sides of the disc rotating direction in the disc radial direction. Outside A recessed portion that is recessed into the pad support portion of the carrier. Pad support part on the disk rotation direction entrance side Includes a disk rotation direction support portion that faces the side surface on the disk rotation direction entrance side of each recess formed in the inner pad and the outer pad, and a bottom surface that faces the bottom surface of the recess of the inner pad and outer pad. The disk radial support part that guides is formed When the vehicle is braked, only the disk rotation direction support portion receives braking torque from the inner pad and outer pad. In addition, a pad guide is interposed between each recess formed in the inner pad and the outer pad and the disk rotation direction support part and the disk radial direction support part, and the pad guides are arranged on the inner pad side and the outer pad side. Guide plate portions formed on the disc rotation direction support portion and the disc radial direction support portion, respectively, on which the side and bottom surfaces of the recesses of the pads slide, and formed on the inner pad side and the outer pad side, respectively. An extension plate portion extending from the guide plate portion to the outer side in the radial direction of the pad and connected to the inner pad side and the outer pad side at the tip side, and extending outward from the extension plate portion in the radial direction of each pad And a pressing plate portion that is bent in the direction of pressing the inner pad and the outer pad inward in the radial direction of the disk. It is characterized in Rukoto.
The disc brake according to claim 4, wherein the portion of the pad guide where the pressing plate portion presses the pad is located at an outer position in the disc rotation direction than a portion where the disc radial direction support portion of the guide plate portion is covered. It is characterized by being arranged.
[0009]
With such a configuration, the carrier receives braking torque from the pad only at the disk rotation direction inlet side during braking, so that the end surface of the pad on the disk rotation direction outlet side needs to be able to contact and slide. Therefore, it is not necessary to process this part of the carrier, and only the disk rotation direction support part and the disk radial direction support part of the carrier need be cut.
[0012]
Also, support both sides of the inner pad in the disc rotation direction. Ru Head support Inner side of Are connected by a main beam on the inner side of the disc, and support both sides of the outer pad in the disc rotation direction. Ru Head support Outer side of In addition, since the outer beam is connected to the outer side of the disk by the outer beam, even if the braking torque from the inner pad and the outer pad is received only on the disk rotation direction inlet side during braking, the inner pad and the outer pad on the disk rotation direction outlet side It is possible to reliably prevent the end face from coming into contact with the carrier.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A disc brake according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. In the following description, the vehicle is described in a state where it is arranged at a regular position where the vehicle can be braked.
[0014]
As shown in FIGS. 1 to 4, the
[0015]
Here, the
[0016]
As shown in FIG. 2, the
[0017]
The
[0018]
As shown in FIG. 4 and the
[0019]
Here, in the
[0020]
The
[0021]
Here, as shown in FIG. 3, the guide holes 34 and 34 for slidably fitting the guide pins 33 and 33 attached to the
[0022]
As shown in FIG. 4, the
[0023]
Here, the
[0024]
Specifically, in the inner
[0025]
On the other hand, the outer
[0026]
Here, the
[0027]
Specifically, in the outer
[0028]
One of the pad guides 18 and 18 is disposed over the
[0029]
Then, the
[0030]
The pad guides 18 and 18 extend through the gaps between the
[0031]
As described above, both the
[0032]
In the state in which the
[0033]
That is, when the
[0034]
Specifically, at the time of braking while the vehicle is moving forward, the inner
[0035]
The outer
[0036]
As shown in FIGS. 1 to 4, the
[0037]
The
[0038]
In the
[0039]
At this time, the inner
[0040]
Due to the braking torque introduced in this manner, the
[0041]
According to the
[0042]
Therefore, the processing area of the
[0043]
Further, the portions of the
[0044]
Therefore, the processing area of the
[0045]
Further, the
[0046]
Therefore, the processing area of the
[0047]
In the above description, the case where the inner pad and the outer pad are provided with the concave portion on the inner side in the disk radial direction and the carrier is provided with the convex portion on the outer side in the disk radial direction has been described as an example. The present invention can also be applied to the case where a concave portion is provided on the outer side and a convex portion facing the inner side in the disk radial direction is provided on the outer side of the inner pad and the outer pad in the disk radial direction.
[0050]
【The invention's effect】
Main departure Mysterious According to the disc brake, since the carrier receives the braking torque from the pad only at the disc rotation direction inlet side during braking, the end surface of the pad on the disc rotation direction outlet side needs to be in contact and slidable. Therefore, it is not necessary to process this part of the carrier, and only the disk rotation direction support part and the disk radial direction support part of the carrier need be cut.
[0051]
Therefore, the processing area of the carrier can be reduced, and as a result, the sliding performance of the pad can be ensured and the processing cost can be reduced.
[0052]
Also, support both sides of the inner pad in the disc rotation direction. Ru Head support Inner side of Are connected by a main beam on the inner side of the disc, and support both sides of the outer pad in the disc rotation direction. Ru Head support Outer side of In addition, since the outer beam is connected to the outer side of the disk by the outer beam, even if the braking torque from the inner pad and the outer pad is received only on the disk rotation direction inlet side during braking, the inner pad and the outer pad on the disk rotation direction outlet side It is possible to reliably prevent the end face from coming into contact with the carrier.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a disc brake according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view showing a disc brake according to an embodiment of the present invention.
3A and 3B are diagrams showing a disc brake according to an embodiment of the present invention, where FIG. 3A is a plan view, FIG. 3B is a side sectional view taken along the line AA, and FIG. 3C is a line BB. FIG.
FIG. 4 is a rear view showing a disc brake according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Disc brake
11 discs
12 Career
13 Inner pad
14 Outer pad
17 Caliper
25, 26 recess
3 0 Main beam
32 Outer beam (pad support)
38, 39 Convex
38a, 39a Side surface
38b, 39b Tip surface
40 Inner pad support
42 Outer pad support
Claims (4)
前記キャリアにディスク軸線方向に摺動可能となるように支持されて前記インナパッドおよびアウタパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有し、
前記キャリアは、ディスク回転方向における両端位置にディスクを越えるように配置される一対の案内部と、該一対の案内部の各端部からディスク半径方向内方に延出する壁部と、前記ディスクのインナ側の壁部の延出先端部同士を連結させディスク回転方向に延在するメインビームと、前記各壁部の前記ディスク回転方向における内側位置で両側に形成されるパッド支持部とを有するディスクブレーキにおいて、
前記インナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方向における両側位置には、ディスク半径方向外側に凹む凹部が形成されてなり、
前記キャリアのパッド支持部のうちディスク回転方向入口側のパッド支持部には、前記インナパッドおよびアウタパッドに形成された各凹部のディスク回転方向入口側の側面に対向し該側面を案内するディスク回転方向支持部と前記インナパッドおよびアウタパッドの凹部の底面に対向し該底面を案内するディスク半径方向支持部とが形成されて車両の制動時に前記ディスク回転方向支持部においてのみ前記インナパッドおよびアウタパッドから制動トルクを受けるようになっており、
前記キャリアのアウタ側の壁部同士がアウタビームによって連結されるとともに、ディスク回転方向出口側における前記各パッドと前記壁部との間には、常にクリアランスが形成されていることを特徴とするディスクブレーキ。A carrier attached to the non-rotating part of the vehicle in a state of straddling the disk, a pair of inner pads and outer pads that are arranged on both sides of the disk and supported by the carrier so as to be slidable in the disk axial direction;
A caliper that is supported by the carrier so as to be slidable in the disc axial direction and presses the inner pad and the outer pad in the disc direction from both outsides,
The carrier includes a pair of guide portions disposed so as to cross the disc at both end positions in the disc rotation direction, a wall portion extending inward in the disc radial direction from each end portion of the pair of guide portions, and the disc A main beam extending in the disk rotation direction by connecting the extended tip portions of the inner wall portion of the inner wall, and pad support portions formed on both sides at an inner position in the disk rotation direction of each wall portion. In the disc brake,
At both side positions in the disk rotation direction of the inner pad and the outer pad, recesses that are recessed outward in the disk radial direction are formed,
Of the pad support portions of the carrier, the pad support portion on the entrance side of the disc rotation direction is a disc rotation direction that faces the side surface on the entrance side of the disc rotation direction of each recess formed in the inner pad and the outer pad and guides the side surface. A support portion and a disc radial support portion that is opposed to and guides the bottom surfaces of the recesses of the inner pad and the outer pad, and braking torque from the inner pad and the outer pad only at the disk rotation direction support portion when braking the vehicle. To receive
A disc brake characterized in that the outer wall portions of the carrier are connected to each other by an outer beam, and a clearance is always formed between each of the pads and the wall portion on the exit side in the disc rotation direction. .
該パッドガイドは、
前記インナパッド側およびアウタパッド側それぞれに形成されて前記ディスク回転方向支持部および前記ディスク半径方向支持部を覆い前記各パッドの凹部の側面及び底面が摺動するガイド板部と、
前記インナパッド側およびアウタパッド側それぞれに形成されて該ガイド板部から前記クリアランスを通って前記パッドの半径方向外方まで延出して先端側で前記インナパッド側およびアウタパッド側が結合される延出板部と、
該延出板部から延び前記各パッドの半径方向外方で屈曲されて前記インナパッドおよびアウタパッドをディスク半径方向内方に押圧する押圧板部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。A pad guide is interposed between each recess formed in the inner pad and the outer pad and the disk rotation direction support part and the disk radial direction support part,
The pad guide
A guide plate part formed on each of the inner pad side and the outer pad side to cover the disk rotation direction support part and the disk radial direction support part, and the side surface and the bottom surface of the recess of each pad slide;
An extension plate portion formed on each of the inner pad side and the outer pad side, extending from the guide plate portion through the clearance to the outside in the radial direction of the pad, and connecting the inner pad side and the outer pad side on the tip side When,
And a pressing plate portion that extends from the extending plate portion and is bent outward in the radial direction of each pad to press the inner pad and outer pad inward in the radial direction of the disk. The disc brake according to 1.
前記キャリアにディスク軸線方向に摺動可能となるように支持されて前記インナパッドおよびアウタパッドを両外側からディスク方向に押圧するキャリパとを有し、
前記キャリアは、ディスク回転方向における両端位置にディスクを越えるように配置される一対の案内部と、該一対の案内部の各端部からディスク半径方向内方に延出する壁部と、前記ディスクのインナ側の壁部の延出先端部同士を連結させディスク回転方向に延在するメインビームと、前記各壁部の前記ディスク回転方向における内側位置で両側に形成されるパッド支持部とを有するディスクブレーキにおいて、
前記インナパッドおよびアウタパッドのディスク回転方向における両側位置には、ディスク半径方向外側に凹む凹部が形成されてなり、
前記キャリアのパッド支持部のうちディスク回転方向入口側のパッド支持部には、前記インナパッドおよびアウタパッドに形成された各凹部のディスク回転方向入口側の側面に対向し該側面を案内するディスク回転方向支持部と前記インナパッドおよびアウタパッドの凹部の底面に対向し該底面を案内するディスク半径方向支持部とが形成されて車両の制動時に前記ディスク回転方向支持部においてのみ前記インナパッドおよびアウタパッドから制動トルクを受けるようになっており、
前記インナパッドおよびアウタパッドに形成された各凹部と前記ディスク回転方向支持部および前記ディスク半径方向支持部との間にはパッドガイドが介装され、
該パッドガイドは、
前記インナパッド側およびアウタパッド側それぞれに形成されて前記ディスク回転方向支持部および前記ディスク半径方向支持部を覆い前記各パッドの凹部の側面及び底面が摺動するガイド板部と、
前記インナパッド側およびアウタパッド側それぞれに形成されて該ガイド板部から前記パッドの半径方向外方まで延出して先端側で前記インナパッド側およびアウタパッド側が結合される延出板部と、
該延出板部から延び前記各パッドの半径方向外方で屈曲されて前記インナパッドおよびアウタパッドをディスク半径方向内方に押圧する押圧板部と、を有していることを特徴とするディスクブレーキ。A carrier attached to the non-rotating part of the vehicle in a state of straddling the disk, a pair of inner pads and outer pads that are arranged on both sides of the disk and supported by the carrier so as to be slidable in the disk axial direction;
A caliper that is supported by the carrier so as to be slidable in the disc axial direction and presses the inner pad and the outer pad in the disc direction from both outsides,
The carrier includes a pair of guide portions disposed so as to cross the disc at both end positions in the disc rotation direction, a wall portion extending inward in the disc radial direction from each end portion of the pair of guide portions, and the disc A main beam extending in the disk rotation direction by connecting the extended tip portions of the inner wall portion of the inner wall, and pad support portions formed on both sides at an inner position in the disk rotation direction of each wall portion. In the disc brake,
At both side positions in the disk rotation direction of the inner pad and the outer pad, recesses that are recessed outward in the disk radial direction are formed,
Of the pad support portions of the carrier, the pad support portion on the entrance side of the disc rotation direction is a disc rotation direction that faces the side surface on the entrance side of the disc rotation direction of each recess formed in the inner pad and the outer pad and guides the side surface. A support portion and a disc radial support portion that is opposed to and guides the bottom surfaces of the recesses of the inner pad and the outer pad, and braking torque from the inner pad and the outer pad only at the disk rotation direction support portion when braking the vehicle. To receive
A pad guide is interposed between each recess formed in the inner pad and the outer pad and the disk rotation direction support part and the disk radial direction support part,
The pad guide
A guide plate part formed on each of the inner pad side and the outer pad side to cover the disk rotation direction support part and the disk radial direction support part, and the side surface and the bottom surface of the recess of each pad slide;
An extension plate portion formed on each of the inner pad side and the outer pad side and extending from the guide plate portion to the outside in the radial direction of the pad, and the inner pad side and the outer pad side being coupled at the tip side;
And a pressing plate that extends from the extending plate and is bent radially outward of each pad to press the inner pad and outer pad inward in the radial direction of the disc. .
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