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JP4766440B2 - 携帯端末装置及び携帯端末装置の音響再生システム - Google Patents

携帯端末装置及び携帯端末装置の音響再生システム Download PDF

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JP4766440B2
JP4766440B2 JP2001226882A JP2001226882A JP4766440B2 JP 4766440 B2 JP4766440 B2 JP 4766440B2 JP 2001226882 A JP2001226882 A JP 2001226882A JP 2001226882 A JP2001226882 A JP 2001226882A JP 4766440 B2 JP4766440 B2 JP 4766440B2
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  • Stereophonic Arrangements (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は携帯電話、PHS(Personal Handy Phone System)、コードレス電話、親子電話の子機、PDA(Personal Digital Assistants)等の無線電話を含む携帯端末装置に関する。本発明は、携帯端末装置同士又は、他の音響機器と有機的に結合して高音質の音響再生を実現する携帯端末装置の音響再生システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話を始めとする携帯端末装置は、その普及率が目覚ましく、また多くの人により外出時に携帯されている。
また、携帯端末装置のマルチメディア化が顕著になり、携帯端末装置は、内蔵メモリ容量増加、記憶媒体の導入、通信の高速化により、画像、音楽などの大容量データを扱うようになってきた。
【0003】
特開2000−49722号公報、特開2000−78301号公報には、携帯端末装置のヘッドホンを用いたステレオ再生の技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、ヘッドホンを付けた受聴者のみがステレオ音楽、サラウンドのような音響等を聴取できるものの、周囲の者は聴くことができないという問題がある。
【0005】
前記受聴者以外の者にもステレオ音楽、サラウンド音響を聴取可能にするためには、ヘッドホンに代わり、携帯端末装置単体に、空間に音響を伝搬させる複数の音響用スピーカを備えなければならないが、携帯端末装置が小型であるため、クロストークが大きくなり、ステレオ効果を得ることが困難であるという別の問題が発生する。
【0006】
さらに、サラウンドのような音響を聴取するためには、携帯端末装置に他のスピーカを接続しなければならないという別の問題が発生する。
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、ステレオ音響、サラウンド音響、さらに、ホームシアタの音響を簡易に且つ快適に再生するための携帯端末装置の音響再生システム及び方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、
音響データを取得する携帯端末装置において、前記音響データを再生する音響スピーカと、他の携帯端末装置と共同して前記音響スピーカに前記音響データを再生させる音響データ再生部とを備えることを特徴とする携帯端末装置を提供する。
【0008】
この手段により、ステレオ音響、サラウンド音響、さらに、ホームシアタの音響を簡易に且つ快適に再生することが可能になる。
さらに、本発明は、音響データを取得する携帯端末装置の音響再生システムにおいて、前記音響データを再生する音響スピーカと、他の携帯端末装置と共同して前記音響スピーカに前記音響データを再生させる音響データ再生部とを備えることを特徴とする携帯端末装置の音響再生システムを提供する。
【0009】
この手段により、上記発明と同様に、ステレオ音響、サラウンド音響、さらに、ホームシアタの音響を簡易に且つ快適に再生することが可能になる。
好ましくは、前記音響データがマルチメディアデータに含まれる。この手段により、マルチメディアデータを利用でき音源の取得が容易になる。
【0010】
好ましくは、前記携帯端末装置が、取得した画像データを表示する。この手段により、携帯端末装置をホームシアタに使用することが可能になる。
好ましくは、前記他の携帯端末装置が、ディスプレイを備える。この手段により、音響機器としてテレビジョンやPCを加え、そのディスプレイを用いて、ホームシアタを実現することが可能になる。
【0011】
好ましくは、少なくとも2つの前記ディスプレイが互いに異なる画像を表示する。この手段により、一方の画面で表示されている画像の一部を単体又は複数で、あるいは拡大して他方の画面に表示することが可能になる。
好ましくは、前記携帯端末装置は、取得したデータに対する展開、分割のうち少なくとも1つの機能を備える。この手段により、1つの携帯端末装置でデータを取得し、他の携帯端末装置にシリアル接続、パラレル接続で転送可能になるので、データ取得の費用が軽減できる。
【0012】
好ましくは、前記データに音響データが含まれる。この手段により取得したデータにより、他の携帯端末装置とステレオ、サラウンド音響の再生が可能になる。
好ましくは、前記携帯端末装置は、前記データを格納する記憶装置を有する。この手段により、回線接続時間にとらわれずに、音響を聴取したい時にはいつでも、しかも何度でも繰り返し音響が聴取可能になる。
【0013】
好ましくは、前記携帯端末装置は、前記記憶装置に格納される前記データを少なくとも1つの前記他の携帯端末装置に送信する。この手段により、格納データを転送してステレオ、サラウンド音響を聴取したい時にはいつでも、しかも何度でも繰り返し音響が聴取可能である。
好ましくは、前記データの前記記憶装置への格納と、前記他の携帯端末装置への転送が同時に行われる。この手段により、記憶装置への格納と同時に再生が可能になる。
【0014】
好ましくは、前記携帯端末装置は、前記データを再生しながら前記他の携帯端末装置に送信する。この手段により、再生と同時に転送が可能になる。
好ましくは、前記他の携帯端末装置は、前記送信されたデータを受信しながら再生する。この手段により、受信と同時再生が可能になる。
好ましくは、前記携帯端末装置の再生動作と、前記他の携帯端末装置の再生動作が共同して行われる。さらに、好ましくは、少なくとも2つの前記携帯端末装置がそれぞれ異なるデータを取得し、少なくとも2つの前記他の携帯端末装置に別々に転送し、前記携帯端末装置で取得したそれぞれのデータと、前記他の携帯端末装置に転送されたそれぞれのデータが共同して再生される。この手段により、データを取得する携帯端末装置の負荷を低減したステレオ、サラウンド音響の再生が可能になる。
【0015】
好ましくは、前記データは無線又は有線により前記携帯端末装置に送受信される。この手段により、有線によるケーブルが通行などの障害になる場合には無線によりケーブルをなくすことが可能になる。
好ましくは、前記データはデータ配信サービスから送信される。この手段により、多様な音源の取得が容易になる。
【0016】
好ましくは、前記データは記憶装置又は記憶媒体により前記携帯端末装置に提供される。この手段により、1度音源を取得すれば繰り返し再生が可能になる。
好ましくは、前記携帯端末装置は、前記データの前記他の携帯端末装置への送信によって生じる遅延時間を考慮して、前記データを再生する。この手段により、音質改善が可能になる。
【0017】
好ましくは、前記携帯端末装置の少なくとも2つが、データの分離装置の異なる出力側にケーブル又は無線で接続される。この手段により、分離装置により音源を取得することが可能になり、有線によるケーブルが通行などの障害になる場合には無線によりケーブルをなくすことが可能になる。
好ましくは、前記分離装置は情報機器又は他の携帯端末装置からのデータを入力し分離して前記携帯端末装置に転送する。この手段により、音源の取得の多様性を確保することが可能になる。
【0018】
好ましくは、前記携帯端末装置が、データ取得時に前記データ取得元から電力を供給される。この手段により、電力不足に対応可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明は、携帯端末装置と、携帯端末装置を含む他の音響機器とを共同し、音響源としてデータ配信サービスの配信、インタネットワーク、店舗や公共施設などに設置されたステーションからのダウンロード、CD、DVD、メモリ媒体の直接購入、レンタル、ヘッドホンステレオ等のAV機器、パーソナルコンピュータ等の情報機器から音源を含むマルチメディアデータの取得を多様かつ容易にして、ステレオ音響、サラウンド音響、ホームシアタの音響の再生、さらには画像の表示を、以下のようにして、可能にする。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムの第1実施例の概略構成で個々に受信を行う例を示す図である。
先ず、本図に示すように、携帯端末装置の音響再生システムの第1実施例は、5つの携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eから構成される。
【0021】
5つの携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eは聴取者5の周辺に配置され、低域音響を含むサラウンド音響を再生する。
すなわち、それぞれ互いに離れた位置に設置される5つの携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eのうち、携帯端末装置1aからはフロントレフトの音FLが再生され、携帯端末装置1bからはフロントライトの音FRが再生され、携帯端末装置1cからはリアレフトの音RLが再生され、携帯端末装置1dからはリアライトの音RRが再生され、携帯端末装置1eからは低周波数域の低域音LOWが再生される。
【0022】
携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eは、個別に公衆回線を通じて、受信電波22a、22b、22c、22d、22eをそれぞれ受信する。
受信電波22a、22b、22c、22d、22eは、データ配信サービスなどから送信され、サラウンド音響の音FL、FR、RL、RR音響データ、低域周波数域の音響データを含む電波である。
【0023】
携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eは、受信電波22a、22b、22c、22d、22eをそれぞれ受信しながら、受信した音響データをリアルタイムで再生する。
なお、携帯端末装置1eには低音特性が優れた音響用スピーカを有するものを用いることが望ましい。
次に、第1実施例の第1変形例の概略構成を説明する。第1実施例の第1変形例は、図1に示す第1実施例の構成から携帯端末装置1eを削除して、数を4つに低減した携帯端末装置1a、1b、1c、1dにより構成され、それぞれで受信、再生し、サラウンド音響の再現を行う。すなわち、4つの携帯端末装置は、受信電波22a、22b、22c、22dをそれぞれ受信しながら、受信した音響データをリアルタイムで再生する。
【0024】
なお、受信電波22a、22b、22c、22dは、データ配信サービスなどから送信され、サラウンド音響の音FL、FR、RL、RR音響データを含む電波である。
また、データ配信サービスが、例えば、サラウンド音響でのフロント専用音響チャンネル、リア専用音響チャンネル等を準備している場合、携帯端末装置1a、1bはフロント専用音響チャンネルから音FL、音FRをそれぞれ受信することができる。
【0025】
次に、第1実施例の第2変形例の概略構成を説明する。第1実施例の第2変形例は、図1に示す第1実施例の構成から携帯端末装置1c、1dを削除して、さらに数を3つに低減した携帯端末装置1a、1b、1eにより構成され、それぞれで受信、再生し、低域音響を含むステレオ音響の再現を行う。すなわち、3つの携帯端末装置は、受信電波22a、22b、22eをそれぞれ受信しながら、受信した音響データをリアルタイムで再生する。
【0026】
なお、受信電波22a、22b、22eは、データ配信サービスなどから送信され、サラウンド音響の音FL、FR、低周波数域の音響データを含む電波である。
また、データ配信サービスが、例えば、ステレオ音響専用チャンネル等を準備している場合、携帯端末装置1a、1bはステレオ音響専用チャンネルからL音、R音をそれぞれ受信することができる。
【0027】
次に、第1実施例の第3変形例の概略構成を説明する。第1実施例の第3変形例は、図1に示す第1実施例の構成から携帯端末装置1c、1d、1eを削除して、さらに数を2つに低減した携帯端末装置1a、1bにより構成され、それぞれで受信、再生し、ステレオ音響の再現を行う。すなわち、2つの携帯端末装置は、受信電波22a、22bをそれぞれ受信しながら、受信した音響データをリアルタイムで再生する。
【0028】
なお、受信電波22a、22bは、データ配信サービスなどから送信され、サラウンド音響の音FL、FRの音響データを含む電波である。
また、データ配信サービスが、例えば、ステレオ音響専用チャンネル等を準備している場合、携帯端末装置1a、1bはステレオ音響専用チャンネルからL音、R音をそれぞれ受信することができる。
以上の例では最大5つの携帯端末装置の組み合わせについて説明を行ったが、これに限定されず、これよりも多い数の携帯電話装置の組み合わせで音響の再生を行うことが可能である。
また、組み合わされる各携帯端末装置に音響の再生と共に、画像を表示することが可能である。
【0029】
図2は、同一の構成である図1の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
本図に示すように、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々には、アンテナ101が設けられ、アンテナ101は、基地局と電波の送受信を行う。
アンテナ101には送受信部102が接続され、送受信部102はアンテナ101からの受信信号を復調データに復調し、変調データを送信信号に変調しアンテナ101に出力する。
【0030】
送受信部102には制御部103が接続され、制御部103は送受信部102から入力する復調データを復号化し、入力する信号を符号化して変調データを形成する。
制御部103には表示部104が接続され、表示部104は、電話番号、機能等の所定データを表示し、同時に又は代替して、受信した画像データを画面に表示する。
【0031】
制御部103には入力部105が接続され、入力部105は、表示部104の表示動作要求、発信要求等、特にマルチメディアデータのデータ配信サービス受信要求等を行う。
制御部103には送話器106、受話器107等が接続される。
送話器106では音声がアナログの電気信号に変換され、変換されたアナログの電気信号は制御部103でディジタルの変調データに符号化される。
【0032】
受話器107では、制御部103でディジタルの復調データから復号化されたアナログの電気信号が音声に変換される。
さらに、制御部103には音響データ再生部108が設けられ、音響データ再生部108は、マルチメディアデータをデータ配信サービス、情報機器等から受信して復調されたディジタルの音響データをアナログの電気信号に復号化する。
【0033】
さらに、制御部103の音響データ再生部108には音響用スピーカ109が接続され、音響用スピーカ109は、音響データ再生部108によりディジタルの音響データから復号化されたアナログの電気信号を音に変換し再生する。
図3は、図1における第1実施例の再生動作を説明する図である。
本図(a)に示すように、音FL、FR、RL、RR、L、R、低域音LOW、高域音HIGH、画像等のマルチメディアデータがデータ配信サービス等から配信されているとする。
【0034】
本図(b)に示すように、携帯端末装置1aでは、受信電波22aを介して、本図(a)に示す音FLの音響データが受信され、音響データ再生部108により復号化されて、音響用スピーカ109から音FLが再生され、さらに、本図(a)に示す画像データが受信され、画面に表示される。
同様に、本図(c)に示すように、携帯端末装置1bでは音FRが再生され、画像データが画面に表示される。
【0035】
同様に、本図(d)に示すように、携帯端末装置1cでは音RLが再生され、画像データが画面に表示される。
同様に、本図(e)に示すように、携帯端末装置1dでは音RRが再生され、画像データが画面に表示される。
同様に、本図(f)に示すように、携帯端末装置1eでは音LOWが再生され、画像データが画面に表示される。
【0036】
携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eのうち一部又は全ての画面に、同一又はそれぞれの専用画像を取り込み表示させるようにしてもよい。
さらに、ある携帯端末装置の画面で表示されている画像の一部を単体又は複数で、あるいは拡大して他の携帯端末装置の画面に表示されるようにしてもよい。
また、それら複数の画像はデータ配信サービスから提供可能である。また、その画像は動画であってもよい。
【0037】
このようにして、動画を含む画像を表示しながら、聴取者5に対して低音特性に優れたサラウンド音響の再生が可能になり、簡易のホームシアタが実現される。
さらに、携帯端末装置の画面に画像を表示しない場合には、画像を受信せず、音響データだけを受信して、聴取者5に対してサラウンド音響の再生が可能になる。
次に、図3を用いて、携帯端末装置1a、1b、1c、1dにより構成される第1実施例の第1変形例の概略再生動作を説明する。、
【0038】
図3(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、携帯端末装置1a、1b、1c、1dでは受信、再生が行われる。
画像の表示について、図1における第1実施例の再生動作の説明と同様に行われる。
このようにして、動画を含む画像を表示しながら、サラウンド音響を楽しむことが可能になる。
さらに、音響データだけを受信したサラウンド音響の再生も可能である。
次に、図3を用いて、携帯端末装置1a、1b、1eにより構成される第1実施例の第2変形例の概略再生動作を説明する。
図3(b)、(c)、(f)に示すように、携帯端末装置1a、1b、1eでは受信、再生が行われる。
【0039】
画像の表示については、図1における第1実施例の再生動作の説明と同様である。
このようにして、動画を含む画像を表示しながら、低音特性に優れたステレオ音響を楽しむことが可能になる。
さらに、音響データだけを受信した、低音特性に優れたステレオ音響の再生が可能になる。
【0040】
次に、図3を用いて、携帯端末装置1a、1bにより構成される第1実施例の第3変形例の概略再生動作を説明する。
図3(b)、(c)に示すように、携帯端末装置1a、1bでは受信、再生が行われる。
【0041】
画像の表示については、図1における第1実施例の再生動作の説明と同様である。
このようにして、動画を含む画像を表示しながらステレオ音響を楽しむことが可能になる。
さらに、音響データだけを受信することによる、ステレオ音響の再生が可能になる。
【0042】
したがって、本発明によれば、携帯端末装置が外出時に常時携帯される性質のものであるため、外出先などでも容易に、動画を含む画像を表示しながら、ステレオの音響再生、サラウンド音響の再生が可能になり、さらに、簡易なホームシアタの実現が可能である。
図4は本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムの第2実施例の概略構成を示す図である。
【0043】
本図に示すように、携帯端末装置の音響再生システムの第2実施例は、第1実施例にテレビジョン(TV)120を追加した構成である。携帯端末装置1aと携帯端末装置1bの間のテレビジョン120からはセンター音データ、画像データが受信、再生される。
【0044】
なお、テレビジョン120に高音域センターとしての役目を持たせたり、又は、ボーカルや台詞の音声センターとしての役目を持たせてもよい。
また、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの一部又は全て、さらにテレビジョン120には同一又は異なる画像を表示させることが可能である。
【0045】
次に、第2実施例の第1〜第3変形例の概略構成を説明する。第2実施例の第1〜第3変形例は、図1における第1実施例の第1〜第3変形例の概略構成に、テレビジョン120を追加することにより構成される。
【0046】
第2実施例の第1〜第3変形例では、テレビジョン120からはセンター音の代わりに低周波数域の低域音LOWが再生されるようにしてもよい。
次に、第2実施例の第4変形例の概略構成を説明する。第2実施例の第4変形例は、テレビジョン120がステレオ音響を再生できる場合、図4に示す第2実施例の構成から携帯端末装置1a、1bを削除し、数を低減した携帯端末装置1c、1d、1eにより構成され、それぞれで受信、再生し、低音特性に優れたサラウンド音響の再現を行う。
【0047】
次に、第2実施例の第5変形例の概略構成を説明する。第2実施例の第5変形例は、テレビジョン120がステレオ音響を再生できる場合、図4に示す第2実施例の構成から携帯端末装置1a、1b、1eを削除し、数を低減した携帯端末装置1c、1dにより構成され、それぞれで受信、再生し、サラウンド音響の再現を行う。
【0048】
図5は第2実施例の第6変形例の概略構成を示す図である。
本図に示すように、携帯端末装置の音響再生システムにおける第2実施例の第6変形例は、携帯端末装置1a、テレビジョン(TV)120から構成される。
携帯端末装置1a、テレビジョン120は同一の場に配置され、ステレオ音響、画像を再生する。
【0049】
すなわち、それぞれ互いに離れた位置に設置される携帯端末装置1a、テレビジョン120のうち、携帯端末装置1aからはステレオ音響の音L、画像が受信、再生され、テレビジョン120からはステレオ音響の音R、画像が受信、再生される。
【0050】
携帯端末装置1a、テレビジョン120には同一又は異なる画像を表示させることが可能である。また、画像表示をテレビジョン120のみとし、携帯端末装置1aを音響再生専用とするこもできる。
図6は図4における第2実施例の再生動作のうちテレビジョンについて説明する図である。
配信されるマルチメディアデータの構成と、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eにおけるデータ処理とは、図1における第1実施例の再生動作の説明を示す図3と同様である。
【0051】
第2実施例、第2実施例の第1〜第3変形例の再生動作については、それぞれ図1における第1実施例、第1実施例の第1〜第3変形例の再生動作にテレビジョン120の再生動作を追加したものに相当する。
【0052】
本図に示すように、テレビジョン120では、図3(a)に示す音センターとしての高域音HIGHの音響データ、画像データが受信され、TV−OUTとして高域音HIGHが再生され、画面に画像が再生される。
【0053】
このようにして、5つの既存の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1e、テレビジョン120で、容易に画像と共にステレオの音響再生システムが構成され、臨場感溢れたホームシアターが構成される。
さらに、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1e、テレビジョン120の一部又は全ての画面に別々の画像が表示されるようにしてもよい。また、それら複数の画像はデータ配信サービスから提供可能である。また、その画像は動画であってもよい。
【0054】
本構成にて、携帯端末装置の不足を補えると共に、大画面の利用も可能になる。また、既存のテレビ番組を視聴しながら、携帯端末装置にて、その番組にシンクロしたサラウンド音響のデータを専用サービスから別途受信・再生することもできる。
次に、図3及び図6を用いて、携帯端末装置1c、1d、1eとテレビジョン120により構成される第2実施例の第4変形例の再生動作を説明する。
図3(d)、(e)、(f)に示すように、携帯端末装置1c、1d、1eでは受信、再生が行われる。
【0055】
されに、図6に示すように、テレビジョン120では、図3(a)に示すサラウンド音響データFL、FR、画像データが受信され、TV−OUTとして音FL、音FRが再生され、画面に画像が表示される。
このようにして、携帯端末装置の数を低減すると共に、動画を含む画像を表示しながら、低音特性に優れたサラウンド音響の再現が可能となり、簡易のホームシアタが実現される。
【0056】
次に、図3及び図6を用いて、携帯端末装置1c、1dとテレビジョン120により構成される第2実施例の第5変形例の再生動作を説明する。
図3(d)、(e)に示すように、携帯端末装置1c、1dでは受信、再生が行われる。
さらに、図6に示すように、テレビジョン120では、図3(a)に示すサラウンド音響データFL、FR、画像データが受信され、TV−OUTとして音FL、音FRが再生され、画面に画像が表示される。
【0057】
このようにして、携帯端末装置の数を低減すると共に、動画を含む画像を表示しながら、サラウンド音響の再現が可能となり、簡易のホームシアタが実現される。
次に、図3及び図6を用いて、図5の第2実施例の第6変形例の概略再生動作を説明する。
【0058】
図3(b)に示すように、携帯端末装置1aでは、受信、再生が行われる。
テレビジョン120では、図3(a)に示す音Rの音響データ、画像データが受信され、図6に示すように、TV−OUTとして音Rが再生され、画面に画像が再生される。
【0059】
このようにして、1つの既存の携帯端末装置1a、テレビジョン120のみで、容易に画像と共にステレオの音響再生システムが構成されることにより、携帯端末装置の不足を補えると共に、大画面の利用も可能になる。また、テレビ番組を観ながら、そのテレビ番組とシンクロしたサラウンド音響のデータを専用サービスから別途受信することもできる。
【0060】
図7は本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムの第3実施例の概略構成でシリアル接続される例を示す図である。
本図に示すように、携帯端末装置の音響再生システムの第3実施例は、5つの携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eから構成され、これらは聴取者5の周辺に配置され、サラウンド音響を再生する。携帯端末装置1aのみで、受信電波22aを介して、サラウンド音響データFL、FR、RL、RR、低音響LOW、高音響HIGHの音響データ、画像データを受信し、音FL、FR、RL、RR、低音響LOW、高音響HIGHの音響データ、画像データを、ケーブル21a、21b、21c、21dを介して、携帯端末装置1b、1c、1d、1eに順次転送する。
【0061】
LOW音響を再生する携帯端末装置1eが低音特性に優れている場合には、より低音が優れた音響の実現が可能となる。
また、携帯端末装置1eの代わりに、携帯端末装置1cが外部のスピーカに接続され、スピーカは携帯端末装置1cから受信したLOW音響を出力する。これにより、携帯端末装置数の不足を補えるとともに、低音特性に優れたステレオ音響、サラウンド音響の聴取の実現がさらに有利となる。
【0062】
この際、携帯端末装置1cと外部スピーカとの間にアンプを介在させることで、より低域音響に優れたサラウンド音響を実現することができる。
次に、第3実施例の第1変形例の概略構成を説明する。第3実施例の第1変形例は、図7に示す第3実施例の構成から携帯端末装置1eを削除し、数を4つに低減した携帯端末装置1a、1b、1c、1dにより構成され、1つの携帯端末装置で受信した受信電波をシリアルに接続した他の携帯端末装置に順次転送し、サラウンド音響の再現を行う。
【0063】
この際、受信電波22aを介して、第3実施例と比較して、低音響LOWを除く音FL、FR、RL、RR、高音響HIGHの音響データ、画像データが受信される。
次に、第3実施例の第2変形例の概略構成を説明する。第3実施例の第2変形例は、図7に示す第3実施例の構成から携帯端末装置1c、1dを削除し、数を低減し、携帯端末装置1bに携帯端末装置1eを接続した携帯端末装置1a、1b、1eにより構成され、1つの携帯端末装置で受信した受信電波をシリアルに接続した他の携帯端末装置に転送し、低音響を含むステレオ音響の再現を行う。
【0064】
また、携帯端末装置1eの代わりに、携帯端末装置1bが外部のスピーカに接続され、スピーカは携帯端末装置1bから受信したLOW音響を出力することもできる。これにより携帯端末装置の数の不足を補えると共に、低音特性に優れたステレオ音響の聴取の実現がさらに有利となる。
この際、携帯端末装置1bと外部スピーカとの間にアンプを介在させることで、より優れた低音特性のステレオ音響を実現することが可能になる。
【0065】
この際、受信電波22aを介して、第3実施例と比較して、サラウンド音響の音RL、音RRを除く音FL、音FR、低音響LOWが受信される。さらに、音FL、音FRの代わりに音L、音Rが受信されるようにしてもよい。
【0066】
次に、図7を用いて、第3実施例の第3変形例の概略構成を説明する。第3実施例の第3変形例では第3実施例の構成から携帯端末装置1c、1d及び1eを削除し、数を低減した携帯端末装置1a、1bにより構成され、携帯端末装置1aで受信した受信電波をシリアルに接続した他の携帯端末装置1bに転送し、ステレオ音響の再現を行う。
【0067】
この際、受信電波22aを介して、第3実施例と比較して、低音響LOW、サラウンド音響の音RL、音RRを除く、音FL、音FRが受信される。音FL、音FRの代わりに音L、音Rが受信されるようにしてもよい。
図8は図7における第3実施例の第4変形例の概略構成を示す図である。
【0068】
本図に示すように、携帯端末装置1aは音FL、音RL、低音響LOWを、携帯端末装置1bは音FR、音RRをそれぞれ受信し、携帯端末装置1aから携帯端末装置1c、1eに音RL、低音響LOWを転送し、携帯端末装置1aから携帯端末装置1dに音RRを転送するようにしてもよい。これにより、携帯端末装置から他の携帯端末装置への転送方法が新たに増え、携帯端末装置の組み合わせ方法の多様性が増すと共に、携帯端末装置1台あたりのデータ処理の負荷が低減できる。
【0069】
また、携帯端末装置1aはデータ配信サービスの音FL、RL、低音響LOWのみを配信するチャンネルに、携帯端末装置1bは音FR、RRのみを配信するチャンネルに、それぞれ接続することもできる。
以上の他に、データ配信サービスからデータを受信する携帯端末装置にシリアルに接続されている他の携帯端末装置が3台以上あってもよく、又はシリアル接続が無くてもよく、データ配信サービスからデータを受信する携帯端末装置を3台又はそれ以上にしてもよい。
【0070】
図9は、同一の構成である図7、図8の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1e各々の概略構成を示すブロック図である。
本図に示すように、図2と比較して、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1e各々には、音響データ再生部108に接続される信号授端子112A、信号受端子112Bが追加され、信号授端子112A、信号受端子112Bにケーブル21a、21b、21cが接続される。
【0071】
一例として、図7では、携帯端末装置1aの信号授端子112Aと携帯端末装置1bの信号受端子112B間にはケーブル21aが接続され、携帯端末装置1bの信号授端子112Aと携帯端末装置1cの信号受端子112B間にはケーブル21bが接続され、携帯端末装置1bの信号授端子112Aと携帯端末装置1cの信号受端子112B間にはケーブル21cが接続される。
【0072】
図10は図7の第3実施例の再生動作を説明する図である。
本図(a)に示すように、音FL、FR、RL、RR、L、R、低域音LOW、高域音HIGH、画像等のマルチメディアデータがデータ配信サービス等から配信されているとする。
本図(b)に示すように、携帯端末装置1aでは、受信電波22aを介して、本図(a)に示す音FL、FR、RL、RR、LOWの音響データ、さらに画像データが受信される。
【0073】
本図(c)に示すように、音響データ再生部108により、受信データから音FLの音響データ、画像データを分割し復号化し音響用スピーカ109から音FLが再生され、携帯端末装置1aの画面に画像データが再生される。
本図(d)に示すように、音響データ再生部108により受信データから音FR、RL、RR、LOWの音響データ、画像データを分割して携帯端末装置1aから携帯端末装置1bにケーブル21aを介して転送が行われる。
【0074】
同様に、本図(e)、(f)に示すように、携帯端末装置1bは、受信データのうち、音FR及び画像データを再生し、音RL、RR、LOWの音響データ、画像データを、ケーブル21bを介して、携帯端末装置1dに転送する。
同様に、本図(g)、(h)に示すように、携帯端末装置1dは、受信データのうち、音RR及び画像データを再生し、音RL、LOWの音響データ、画像データを、ケーブル21cを介して、携帯端末装置1cに転送する。
【0075】
同様に、本図(i)、(j)に示すように、携帯端末装置1cは、受信データのうち、音RL及び画像データを再生し、LOWの音響データ、画像データを、ケーブル21dを介して、携帯端末装置1eに転送し、携帯端末装置1eは受信したLOWの音響データ、画像データを再生する。
このようにして、音響データ提供サービスサイトであるデータ配信サービスとの接続を1回線とし他の携帯端末装置とシリアル接続とすることにより、通信回線の混雑を回避すると共に、通信費用を低減しながら低音特性に優れたサラウンド音響を聴取することが可能になる。
【0076】
なお、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの画面に画像を表示しない場合には、画像を受信せず、音響データだけを受信することが可能である。画像の表示については、第1実施例と同様である。
次に、図10を参照して、シリアル接続した携帯端末装置1a、1b、1c、1dにより構成される第3実施例の第1変形例の概略再生動作を説明する。
【0077】
図10(c)、(e)、(i)、(g)に示すように、携帯端末装置1a、1b、1c、1dで再生が行われる。なお、画像の表示については、図1における第1実施例の再生動作と同様に行われる。
このようにして、動画を含む画像を表示しながら、サラウンド音響を楽しむことが可能になる。
なお、携帯端末装置1a、1b、1c、1dの画面に画像を表示しない場合には、画像を受信せず、音響データだけを受信することが可能である。
【0078】
次に、図10を参照して、シリアル接続した携帯端末装置1a、1b、1eにより構成される第3実施例の第2変形例の概略構成を説明する図である。
図10(c)、(e)、(j)に示すように、携帯端末装置1a、1b、1eで再生が行われる。
画像の表示については、図1における第1実施例の再生動作の説明と同様である。
このようにして、動画を含む画像を表示しながら、低音特性に優れたステレオ音響を楽しむことが可能になる。
【0079】
なお、携帯端末装置1a、1b、1eの画面に画像を表示しない場合には、画像を受信せず、音響データだけを受信することが可能である。
次に、図10を参照して、シリアル接続した携帯端末装置1a、1bにより構成される第3実施例の第3変形例の概略再生動作を説明する。
図10(c)、(e)に示すように、携帯端末装置1a、1bで再生が行われる。画像の表示については、図1における第1実施例の再生動作と同様に行われる。
このようにして、動画を含む画像を表示しながら、ステレオ音響を楽しむことが可能になる。
なお、携帯端末装置1a、1bの画面に画像を表示しない場合には、画像を受信せず、音響データだけを受信することが可能である。
【0080】
図11は図8における第3実施例の第4変形例の再生動作を説明する図である。
本図(a)に示すように、音FL、FR、RL、RR、L、R、低域音LOW、高域音HIGH、画像等のマルチメディアデータがデータ配信サービス等から配信されているとする。
本図(b)に示すように、携帯端末装置1aでは、受信電波22aを介して、本図(a)に示す音FL、RL、LOWの音響データ、さらに画像データが受信される。
【0081】
本図(c)に示すように、音響データ再生部108により、受信データから音FLの音響データ、画像データを分割し復号化し音響用スピーカ109から音FLが再生され、携帯端末装置1aの画面に画像データが再生される。
本図(d)に示すように、音響データ再生部108により受信データから音RL、LOWの音響データ、画像データを分割して携帯端末装置1aから携帯端末装置1cにケーブル21dを介して転送が行われる。
【0082】
同様に、本図(e)、(f)に示すように、携帯端末装置1cは、受信データのうち、音RL及び画像データを再生し、音LOWの音響データ、画像データを、ケーブル21eを介して、携帯端末装置1eに転送する。携帯端末装置1eは転送された音LOWの音響データ、画像データを再生する。
同様に、本図(g)に示すように、携帯端末装置1bでは、受信電波22bを介して、本図(a)に示す音FR、RRの音響データ、さらに画像データが受信される。
同様に、本図(h)、(i)に示すように、携帯端末装置1bでは受信データのうち音FR及び画像データを再生し、音RRの音響データ、画像データを、ケーブル21bを介して携帯端末装置1dに転送する。携帯端末装置1dでは転送された音RRの音響データ、画像データを再生する。
【0083】
このようにして、動画を含む画像を表示しながら、優れたサラウンド音響を楽しむことが可能になる。
なお、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの画面に画像を表示しない場合には、画像を受信せず、音響データだけを受信することが可能である。
【0084】
図12は本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムの第4実施例の概略構成でシリアル接続される別の例を示す図である。
本図に示すように、第4実施例は、シリアル接続した携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eとテレビジョン120により構成され、シリアル接続した携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの構成は、図7の説明と同様であり、テレビジョン120は図4におけるテレビジョン120の構成と同じであり、高域音HIGH、画像データを再生する。なお、上記画像データは、テレビ放送の電波から取得することもできる。その際、データ配信サービスはテレビ放送とシンクロしたデータを配信する。
【0085】
この際、テレビジョン(TV)ではリアルタイムで放映されている番組を視聴し、携帯端末装置からは、テレビジョン(TV)番組と同調して配信される、テレビジョン(TV)番組を補うデータを再生させることもできる。
【0086】
第4実施例の第1〜第4変形例は、図12の第4実施例の概略構成に示すテレビジョン120と5つの携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eから、図7、図8における第3実施例の第1〜第4変形例と同様に順次、携帯端末装置を削除し数を低減、或いは配線を変更した構成からなる。この際、第4実施例の第1変形例及び第3、第4変形例の構成にてテレビジョン120からはセンター音の代わり低周波数の低域音LOWが再生されるようにしてもよい。
【0087】
次に、図12を用いて、第4実施例の第5変形例の構成を説明する。第4実施例の第5変形例では、テレビジョン120がステレオ音響を再生できる場合、第4実施例の構成から携帯端末装置1a、1bを削除し、数を低減した携帯端末装置1c、1d、1eの構成で、低音特性に優れたサラウンド音響の再現が可能となる。この際、携帯端末装置1cが受信電波22aを受信し、携帯端末装置1d、1eに順次転送する。
【0088】
次に、図12を用いて、第4実施例の第6変形例の構成を説明する。第4実施例の第6変形例では、テレビジョン120がステレオ音響を再生できる場合、第4実施例の構成から携帯端末装置1a、1b,1eを削除し、数を低減した携帯端末装置1c、1dの構成で、サラウンド音響の再現が可能となる。この際、携帯端末装置1cが受信電波22aを受信し、携帯端末装置1dに転送する。
【0089】
次に、第4実施例の再生動作については図10に示す第3実施例の再生動作にテレビジョン120の再生動作を追加したものであるので、説明を省略する。
同様に、第4実施例の第1〜第4変形例の再生動作については、第3実施例の第1〜第4変形例の再生動作にテレビジョン120の再生動作を追加したものであるので、説明を省略する。
【0090】
同様に、第4実施例の第5、第6変形例の再生動作については、第4実施例の第2変形例、第3変形例とほぼ同様であるので説明を省略する。
なお、テレビジョン120(TV)だけでなく、携帯端末装置の画面にも、例えばデータサービスから専用に提供される画像を表示させるようにしてもよい。その画像はテレビジョン(TV)と同一のものであってもよいし、又はテレビジョン(TV)とは別で、かつテレビジョン(TV)を補完するようなものであってもよい。
【0091】
このようにして、音響データ提供サービスサイトであるデータ配信サービスとの接続を1回線とし他の携帯端末装置とシリアル接続とすることにより、通信回線の混雑を回避し、通信費用を低減すると共に低音響、高域音に優れたサラウンドの音場を持ったホームシアタを視聴することが可能になる。
なお、テレビジョン120が音FL、FR、携帯端末装置1c、1dが音RL、RRを出力するようにしてもよい。これにより、簡易なホームシアタが実現される。
【0092】
図13はシリアル構成である図9の変形例であり、転送遅延時間の影響を無視できない場合の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
本図に示すように、図9と比較して、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々には、音響データ再生部108に遅延部115が設けられ、遅延部115は、受信した音響データの再生を一定時間遅延させる。
【0093】
携帯端末装置1aから携帯端末装置1bに転送する例では、音響データ再生部108の遅延部115には転送遅延時間τ1が設定される。
例として、携帯端末装置1aから携帯端末装置1dまでの転送遅延時間τ1a、携帯端末装置1bから携帯端末装置1dまでの転送遅延時間τ1b、携帯端末装置1cから携帯端末装置1dまでの転送遅延時間τ1cが見積もられているとする。
【0094】
携帯端末装置1aの遅延部115に転送遅延時間τ1aが設定され、携帯端末装置1bの遅延部115に転送遅延時間τ1bが設定され、携帯端末装置1cの遅延部115に転送遅延時間τ1cが設定される。
以下に、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの音響データ再生部108に関する転送遅延発生時の再生動作を説明する。
【0095】
図14は図13の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eにおける音響データ再生部108に関する転送遅延発生時の再生動作例を説明するフローチャートである。
本図(a)に示すように、ステップS321において、携帯端末装置1aでは公衆回線から受信し復調した音FL、FR、RL、RR、LOWの音響データを音響データ再生部108に出力する。
【0096】
ステップS322において、音響データ再生部108により、受信した音FL、FR、RL、RR、LOWの音響データから音FLの音響データが分割され遅延部115により遅延処理される。
ステップS323において、分割された他方の音FR、RL、RR、LOWの音響データが携帯端末装置1aの音響データ再生部108から、信号授端子112A、ケーブル21a、信号受端子112Bを経由して、携帯端末装置1bの音響データ再生部108に転送される。
【0097】
ステップS324において、受信からτ1aだけ遅延処理された音FLの音響データが音響データ再生部108によりアナログの電気信号に復号され音響用スピーカ109により再生される。
同様に、携帯端末装置1bでは、本図(b)に示すようにステップS331〜ステップS334の動作が行われる。この際、携帯端末装置1cへのデータ転送はケーブル21bを介して行われ、音FRの遅延処理は受信からτ1bとなる。
【0098】
同様に、携帯端末装置1cでは、本図(c)に示すようにステップS341〜ステップS344の動作が行われる。この際、携帯端末装置1dへのデータ転送はケーブル21cを介して行われ、音RLの遅延処理は受信からτ1cとなる。
【0099】
同様に、携帯端末装置1dでは、本図(d)に示すようにステップS351〜ステップS354の動作が行われる。この際、携帯端末装置1eへのデータ転送はケーブル21dを介して行われ、音RRの遅延処理は受信からτ1dとなる。
【0100】
同様に、携帯端末装置1eでは、本図(e)に示すようにステップS355、ステップS356の動作が行われる。この際、携帯端末装置1eは遅延回路をもったものでなくてもよい。
このようにして、再生開始時間を遅延させることにより、同期されたサラウンドの音響を再生し、音質改善を行うことが可能になる。
【0101】
図15は、図13におけるシリアル接続構成の携帯端末装置に関する転送遅延時の再生動作を説明するシーケンス図である。
本図に示すように、携帯端末装置1aでは公衆回線から音FL、FR、RL、RR、LOWの音響データが受信され、携帯端末装置1aの音響データ再生部108では音FLの音響データが保持され、携帯端末装置1aから携帯端末装置1bに音FR、RL、RR、LOWの音響データが転送され、携帯端末装置1bの音響データ再生部108では音FRの音響データが保持され、携帯端末装置1bから携帯端末装置1cに音RL、RR、LOWの音響データが転送され、携帯端末装置1cの音響データ再生部108ではRL音の音響データが保持され、携帯端末装置1cから携帯端末装置1dに音RRの音響データが転送され、携帯端末装置1dの音響データ再生部108では音RRの音響データが保持され、携帯端末装置1dから携帯端末装置1eに音LOWの音響データが転送される。
【0102】
なお、音響データ再生部108は、音響データを受信と同時に再生せず、スタート信号の受信を待って再生を行う。
携帯端末装置1eでは音、LOWの音響データを受信すると、音LOWが再生され、同時にスタート信号が携帯端末装置1dに伝送される。
【0103】
携帯端末装置1dではスタート信号を受信すると、音響データ再生部108に保持されている音響データから音RRが再生され、同時にスタート信号が携帯端末装置1cに伝送される。
携帯端末装置1cでは、同様に音RLが再生され、同時にスタート信号が携帯端末装置1bに伝送される。
【0104】
携帯端末装置1bでは、同様に音FRが再生され、同時にスタート信号が携帯端末装置1aに伝送される。
携帯端末装置1aではスタート信号を受信すると、同様に音FLが再生される。
【0105】
このようにして、携帯端末装置1eは再生準備が整った段階で、携帯端末装置1d、1c、1b、1aにケーブル21d、21c、21b、21aを介してスタート信号を返して、これを合図に携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1e全ての音響再生が開始する。
【0106】
次に、上記のスタート信号はケーブル21d、21c、21b、21aをシリアルに経由して、携帯端末装置1eから携帯端末装置1aに到達するため、ケーブル21d、ケーブル21c、ケーブル21b、ケーブル21aの伝送にかかる時間による遅延が問題となる場合に、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの音響データ再生部108について再生動作の変形例を説明する。
【0107】
図16は、図15におけるスタート信号の伝送の遅延を説明するシーケンス図である。本図に示すように、携帯端末装置1eから携帯端末装置1aまでのスタート信号の伝送の遅延時間τse、携帯端末装置1dから携帯端末装置1aまでのスタート信号の伝送の遅延時間τsd、携帯端末装置1cから携帯端末装置1aまでのスタート信号の伝送の遅延時間τsc、携帯端末装置1bから携帯端末装置1aまでのスタート信号の伝送の遅延時間τsbが見積もられているとする。
【0108】
携帯端末装置1eの遅延部115に伝送遅延時間τseが設定され、携帯端末装置1cの遅延部115に伝送遅延時間τscが設定され、携帯端末装置1bの遅延部115に伝送遅延時間τsbが設定される。
以下に、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの音響データ再生部108に関するスタート信号伝送遅延発生時の再生動作を説明する。
【0109】
図17は図13の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eにおける音響データ再生部108に関するスタート信号伝送の遅延発生時の再生動作例を説明するフローチャートである。
本図(a)に示すように、ステップS361において、携帯端末装置1aでは公衆回線から受信し復調した音FL、FR、RL、RR、LOWの音響データを音響データ再生部108に出力する。
【0110】
ステップS362において、音響データ再生部108により、受信した音FL、FR、RL、RR、LOWの音響データから音FLの音響データが分割され保持される。
ステップS363において、分割された他方の音FR、RL、RR、LOWの音響データが携帯端末装置1aの音響データ再生部108から、信号授端子112A、ケーブル21a、信号受端子112Bを経由して、携帯端末装置1bの音響データ再生部108に転送される。
【0111】
ステップS364において、携帯端末装置1bからスタート信号を受信する。
ステップS365において、スタート信号受信時に保持した音FLの音響データが音響データ再生部108によりアナログの電気信号に復号され音響用スピーカ109により再生される。
【0112】
同様に、携帯端末装置1bでは、本図(b)に示すように、ステップS371〜S374の動作が行われる。この際、携帯端末装置1cとのデータ転送並びにスタート信号受信はケーブル21bを介して行われる。さらに、ステップS375において、音FRの再生開始時間の遅延処理を行う。
【0113】
ステップS376において、スタート信号が、携帯端末装置1aの音響データ再生部108に信号授端子112A、ケーブル21a、信号受端子112Bを経由して、伝送される。
ステップS377において、スタート信号受信からτsb後に音FRの音響データが音響データ再生部108によりアナログの電気信号に復号され音響用スピーカ109により再生される。
【0114】
携帯端末装置1bと同様に、携帯端末装置1cでは、本図(c)に示すようにステップS381〜S387の動作が行われる。この際、携帯端末装置1dとのデータ転送並びにスタート信号受信はケーブル21bを介して行われ、音RRの遅延処理は受信からτscとなる。
【0115】
同様に、携帯端末装置1dでは、本図(d)に示すようにステップS388〜S394の動作が行われる。この際、携帯端末装置1eとのデータ転送並びにスタート信号受信はケーブル21cを介して行われ、音RLの遅延処理は受信からτsdとなる。
【0116】
同様に、携帯端末装置1eでは、本図(e)に示すようにステップS395〜S398の動作が行われる。この際、携帯端末装置1eへのデータ転送はケーブル21dを介して行われ、音RRの遅延処理は受信からτseとなる。
【0117】
このようにして、スタート信号の伝送遅延があっても、同期されたサラウンドの音響を再生し、音質改善を行うことが可能になる。
【0118】
次に、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの音響データ再生部108に関する転送遅延発生時にクロックに同期させて再生動作を行う変形例を、以下に説明する。
【0119】
図18は図13の変形例であり、転送遅延時間の影響を無視できない場合にクロックに同期させる携帯端末装置1a、携帯端末装置1b、携帯端末装置1c、携帯端末装置1d、携帯端末装置1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
【0120】
本図に示すように、図15と比較して、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々には、音響データ再生部108にクロック部116が設けられる。
携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eは各自に装置間で同調されたクロックを持っている。
また、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eのうち音響データを再生する際に最大に遅延すべきは、携帯端末装置1aの音響データである。
【0121】
この転送遅延時間τ1aは、転送毎に分割処理、転送処理に要する転送遅延時間を蓄積した最大蓄積時間である。
クロック部116は、上記のクロックの刻み幅を上記の最大蓄積時間(τ1a)より大きく設定したクロックを、以下のように、発生する。
図19はクロック部116により形成される同期用のクロックである。本図(a)に示すように、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eではそれぞれ相互に同調したクロックが生成されている。
【0122】
本図(b)に示すように、携帯端末装置1a、1b、1c、1dの各音響データ再生部108では、t>τ1aの周期を有し、それぞれが同調する同期用のクロックが形成される。
携帯端末装置1aでは公衆回線から音FL、FR、RL、RR、LOWの音響データを受信、復調し、その後、音響データ再生部108のクロック部116で最初の同期用のクロックが発生すると、再生すべき音響データの分割処理、携帯端末装置1bへの転送処理を行う。
【0123】
これを機にして、携帯端末装置1bから携帯端末装置1cへの転送、さらに次の携帯端末装置1d、1eへの転送と、次々に転送が行われる。
携帯端末装置1aでは次にクロック部116から同期用のクロックが入力した時、携帯端末装置1b、1c、1d、1eでは、音響データを受信した後にクロック部116で最初の同期用のクロックが発生すると、同時に再生が行われる。
【0124】
このように、クロック部116の同期用のクロックで再生のタイミングを取ることにより、同期されたサラウンドの音響が再生し、音質改善を行うことが可能になる。
なお、図12に示すように、構成にテレビジョン120を含む場合には、テレビジョン120の音響データの遅延も考慮する。上記のタイミングで再生が遅延される。
【0125】
図20は本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムの第5実施例の概略構成でパラレル接続される例を示す図である。
本図に示すように、携帯端末装置の音響再生システムは、5つの携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1e、テレビジョン(TV)120から構成され、5つの携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eは視聴者5の周辺に配置され、サラウンド音、低域音を再生し、視聴者5の周辺に配置されるテレビジョン120は高域音HIGH、画像データを再生する。
【0126】
携帯端末装置1aのみで、受信電波22aを介して、サラウンド音の音響データFL、FR、RL、RR、低域音LOWの音響データ、画像データを受信し、音FR、RL、RRの音響データ、低域音LOWの音響データ、画像データをケーブル21a、21b、21c、21dを介して、携帯端末装置1b、1c、1d、1eに転送する。
【0127】
図21は、図9の変形例であり、図20における携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
本図に示すように、図9と比較して、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々には、音響データ再生部108に接続される信号授端子112Aが信号授端子112A−1、112A−2、112A−3、112A−4に増設される。
【0128】
図22は図20の第5実施例の再生動作例を説明する図である。
本図(a)に示すように、音FL、FR、RL、RR、L、R低域音LOW、高域音HIGH、画像等のマルチメディアデータがデータ配信サービス等から配信されているとする。
本図(b)に示すように、携帯端末装置1aでは、受信電波22aを介して、本図(a)に示す音FL、FR、RL、RR、低域音LOW、高域音HIGHの音響データ、画像データが受信される。
【0129】
本図(c)に示すように、音響データ再生部108により受信データから音FLの音響データ、画像データが分割され、復号化されて、音響用スピーカ109から音FLが再生され、画面に画像が表示される。
本図(d)に示すように、音響データ再生部108により受信データから音FRの音響データ、画像データが分割されて、携帯端末装置1aの信号授端子112A−1からケーブル21aを介して、携帯端末装置1bの信号受端子112Bへ転送される。
【0130】
同様に、本図(e)に示すように、音RLの音響データ、画像データが分割されて、携帯端末装置1aの信号授端子112A−2からケーブル21bを介して、携帯端末装置1cの信号受端子112Bへ転送される。
同様に、本図(f)に示すように、音RRの音響データ、画像データが処理されて、信号授端子112A−3からケーブル21cを介して、携帯端末装置1dの信号受端子112Bへ転送される。
【0131】
同様に、本図(g)に示すように、低域音LOWの音響データ、画像データが処理されて、信号授端子112A−3からケーブル21dを介して、携帯端末装置1eの信号受端子112Bへ転送される。
本図(h)に示すように、テレビジョン120では、高域音HIGHの音響データ、画像データが受信され、再生される。
【0132】
携帯端末装置1bの音響データ再生部108により、ケーブル21aを介して、携帯端末装置1aから音FLの音響データ、画像データが受信され、復号化されて、音響用スピーカ109から音FRが再生され、画面に画像が表示される。
同様に、携帯端末装置1cでは音RLが再生され、画像データが表示される。
同様に、携帯端末装置1dでは音RRが再生され、画像データが表示される。
同様に、携帯端末装置1eでは低域音LOWが再生され、画像データが表示される。
【0133】
このようにして、音響データ提供サービスサイトであるデータ配信サービスとの接続を1回線とし他の携帯端末装置とパラレル接続とすることにより、通信回線の混雑を回避すると共に、通信費用を低減しながら低域音、高域音が優れたサラウンド音響、画像を聴取することが可能になった。すなわち、ホームシアタの実現が可能になる。
【0134】
次に、図20を用いて、第5実施例の第1変形例の概略構成を説明する。
携帯端末装置の音響再生システムは4つの携帯端末装置1a、1b、1c、1d、テレビジョン(TV)120から構成され、4つの携帯端末装置1a、1b、1c、1dは視聴者5の周辺に配置され、サラウンド音響を再生し、視聴者5の周辺に配置されるテレビジョン120は低域音LOW、画像データを再生する。携帯端末装置1aのみで、受信電波22aを介して、サラウンド音響データFL、FR、RL、RR、画像データを受信し、音FR、RR、RLの音響データ、画像データを、ケーブル21a、21b、21cを介して、携帯端末装置1b、1c、1dに転送する。
【0135】
図22を用いて、第5実施例の第1変形例の概略再生動作を説明する。
図22(b)、(c)に示すように、携帯端末装置1aでは受信、分割再生が行われる。
図22(d)〜(f)に示すように携帯端末装置1b、1c、1dに分割転送が行われる。
【0136】
テレビジョン120では、高域音HIGHの音響データ、画像データが受信され、再生される。
携帯端末装置1b、1c、1dでは受信再生が行われる。
次に、図20を用いて、第5実施例の第2変形例の概略構成を説明する。
【0137】
携帯端末装置の音響再生システムは携帯端末装置1a、1b、1e、テレビジョン(TV)120から構成され、携帯端末装置1a、1b、1eは視聴者5の周辺に配置され、サラウンド音響を再生し、視聴者5の周辺に配置されるテレビジョン120は高域音HIGH、画像データを再生する。
携帯端末装置1aのみで、受信電波22aを介して、サラウンド音響データFL、FR、低域音データLOWを受信し、音FR、低域音LOWの音響データを、ケーブル21a、21bを介して、携帯端末装置1b、1cに転送する。
【0138】
図22を用いて、第5実施例の第2変形例の概略再生動作を説明する。
図22(b)、(c)に示すように、携帯端末装置1aでは受信、分割再生が行われる。
図22(d)、(g)に示すように携帯端末装置1b、1eに分割転送が行われ、携帯端末装置1b、1cでは受信再生が行われる。
【0139】
テレビジョン120では、高域音HIGHの音響データ、画像データが受信される。
次に、図20を用いて、第5実施例の第3変形例の概略構成を説明する。
携帯端末装置の音響再生システムは4つの携帯端末装置1a、1b、1c、1dから構成され、4つの携帯端末装置1a、1b、1c、1dは視聴者5の周辺に配置され、サラウンド音響を再生し、視聴者5の周辺に配置されるテレビジョン120は低域音LOW、画像データを再生する。携帯端末装置1aのみで、受信電波22aを介して、サラウンド音響データFL、FR、RL、RR、画像データを受信し、音FR、RR、RLの音響データ、画像データを、ケーブル21a、21b、21cを介して、携帯端末装置1b、1c、1dに転送する。
【0140】
第5実施例の第1、2変形例において、テレビジョン120を削除する構成も可能である。
さらに、第5実施例の第3変形例において、テレビジョン120がステレオ出力とすることも可能である。
図23は、一例として図20の構成の転送時に発生する遅延を説明する図である。本図(a)に示すように携帯端末装置1aから携帯端末装置1b、携帯端末装置1c、携帯端末装置1d、携帯端末装置1eに音響データをパラレルに転送する際に、分割処理、転送処理に時間がかかり転送遅延時間τ2が生じる場合がある。
【0141】
本図(b)に示すように、転送遅延を無視できない場合の図20の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々には、図21と比較して、制御部103の音響データ再生部108に遅延部115が設けられる。
携帯端末装置1b、1c、1d、1eを除き、携帯端末装置1aにおける音響データ再生部108の遅延器115だけに、転送遅延時間τ2が設定される。
【0142】
図24は図20の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eにおける音響データ再生部108に関する遅延発生時の再生動作例を説明するフローチャートである。
本図(a)に示すように、ステップS401において、携帯端末装置1aでは公衆回線から受信し復調した音FL、FR、RL、RR、低域音LOWの音響データを音響データ再生部108に出力する。
【0143】
ステップS402において、音響データ再生部108により、受信した音FL、FR、RL、RR、低域音LOWの音響データから音FLの音響データが分割され遅延処理される。
ステップS403において、分割された他方の音FR、RL、RR、低域音LOWの音響データから音FRの音響データが分割され携帯端末装置1cに転送される。
【0144】
ステップS404において、分割された他方の音RL、RR、低域音LOWの音響データから音RLの音響データが分割され携帯端末装置1cに転送される。
ステップS405において、分割された他方の音RR、低域音LOWの音響データが携帯端末装置1dに転送される。
【0145】
ステップS407において、分割された残りの低域音LOWの音響データが携帯端末装置1dに転送される。
ステップS406において、受信からτ2だけ遅延処理された音FLの音響データが音響データ再生部108によりアナログの電気信号に復号され音響用スピーカ109により再生される。
【0146】
本図(b)に示すように、ステップS411において、携帯端末装置1aから携帯端末装置1bに転送された音FRの音響データが音響データ再生部108に受信される。
ステップS412において、受信した音FRの音響データが携帯端末装置1bの音響データ再生部108によりアナログの電気信号に復号され音響用スピーカ109により再生される。
【0147】
同様に、本図(c)に示すように、RL音の音響データが携帯端末装置1cにより再生される。
同様に、本図(d)に示すように、RR音の音響データが携帯端末装置1dにより再生される。
同様に、本図(e)に示すように、LOW音の音響データが携帯端末装置1eにより再生される。
このように、パラレルに接続された携帯端末装置でも同期されたサラウンドの音響が再生され、音質改善を行うことが可能になる。
【0148】
図25は、図9、図21の変形例であり、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
本図に示すように、図9、図21と比較して、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々には、音響データ再生部108に接続される信号授受端子として無線モジュール端子112Cが設けられる。無線モジュール端子112CはPHSのトランシーバモード、bluetoothのように通信相手を特定できるような無線方式を使用した端子である。
【0149】
すなわち、無線モジュール112Cを用いることで、図7、図8、図12に示すように、テレビジョン120を含む又は含まない構成のシリアル接続に代わり、携帯端末装置間で音響データ、画像データの転送を行うことが可能になる。
さらに、無線モジュール112Cを用いることで、図20に示すようなテレビジョン120を含む又は含まない構成のパラレル接続に代わり、携帯端末装置間で音響データ、画像データの転送を行うことが可能になる。
【0150】
このように、無線モジュールを用いることで、本システム周辺を人が移動した際に引っかかるなどのようにケーブルが障害となることを回避できると共に、外出先で本システムを用いてステレオの音響を再生する際に、ケーブルを持参する手間を省くことができる。
図26は図21の変形例であり、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
【0151】
本図に示すように、図21と比較して、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々には、記憶装置として、制御部103に接続するメモリ部117が設けられ、メモリ部117としては、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの内部記憶装置の容量が十分大きい場合には、内部記憶装置が使用され、十分でない場合には、外部記憶装置、記憶媒体を使用してもよい。記憶媒体としては、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、スマートメディア、メモリスティック、SDメモリカードなどを使用してもよい。
【0152】
メモリ部117には公衆回線を介してデータ配信サービスからダウンロードされる音響データが格納される。
また、ダウンロードステーションからダウンロードされた音響データを使用するようにしてもよい。また、音響データに格納された音楽ソフトウエアを直接購入して使用するようにしてもよい。
【0153】
携帯端末装置1aの音響データ再生部108は、以下のように、ダウンロードした音響データを再生し、同時に携帯端末装置1bの音響データ再生部108にダウンロードされた音響データを転送し再生させる。
【0154】
図27は、携帯端末装置1aと携帯端末装置1b間における図26の音響データ再生部108に関する再生動作で、回線接続時間を節約する例を説明するフローチャートである。
本図(a)に示すように、ステップS441において、携帯端末装置1aと公衆回線の接続を行い、公衆回線から受信し復調した音L、音Rの音響データを音響データ再生部108に出力する。
【0155】
ステップS442において、音響データ再生部108はL音、R音の音響データをメモリ部117にダウンロードする。メモリ部117にダウンロードされた音響データがそのまま、又は圧縮した状態で保存される。ダウンロードする圧縮音響データの形式には、例えば、MP3などがある。
ステップS443において、メモリ部117への保存終了後一旦公衆回線の接続が切断される。
【0156】
ステップS444において、音響データ再生部108はメモリ部117からL音、R音の音響データを読み出する。
ステップS445において、L音の音響データを分割し再生する。
ステップS446において、分割された他方のR音の音響データが携帯端末装置1aの音響データ再生部108から、信号授端子112A、ケーブル21a、信号受端子112Bを経由して、携帯端末装置1bの音響データ再生部108に転送される。
【0157】
本図(b)に示すように、ステップS451において、携帯端末装置1aから転送されたR音の音響データが音響データ再生部108に受信される。
ステップS452において、受信したR音の音響データが音響データ再生部108によりアナログの電気信号に復号化され、音響用スピーカ109により再生される。
【0158】
なお、一旦ダウンロードした音響データは繰り返し再生することが可能である。
このようにして、回線接続時間を気にせずに、音響を聴取したい時にはいつでも、しかも何度でも繰り返し音響が聴取可能である。
また、ダウロードと平行して再生を行ってもよい。
【0159】
また、ダウンロードに必要な容量の記憶媒体を必要な数用いることで、自分の手元でデータライブラリが実現でき、同一データを繰り返しダウンロードすることが回避できる。
このようにして、同じ音響データに対しては、回線接続時間を節約できる。
図28は図26の変形例であり、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
【0160】
本図に示すように、図26と比較して、無線モジュール端子111Cを設け、無線モジュール端子111Cを用いて、メモリ部117に格納されている音響データを他の携帯端末装置に転送するようにしてもよい。
このようにして、同じ音響データに対しては、回線接続時間を節約できると同時に、ケーブル障害がなくなる。
【0161】
図29は本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムにおける第6実施形態の概略構成で、情報機器から音響データを取得する例を示す図である。
本図に示すように、携帯端末装置の音響再生システムは、2つの携帯端末装置1a、1bから構成される。
2つの携帯端末装置1a、1bは同一の場に配置され、ステレオ音響を再生する。
【0162】
すなわち、それぞれ互いに離れた位置に設置される2つの携帯端末装置1a、1bのうち、携帯端末装置1aからは音L、ビデオが再生され、携帯端末装置1bからは音R、ビデオが再生される。
本図に示すように、ステレオの分離装置31はヘッドホンステレオ、AV機器、パーソナルコンピュータ等の情報機器のステレオ出力端子に接続され、音L、Rの音響データ、ビデオデータに分離し、分離データをケーブル21a、ケーブル21bに出力する。
【0163】
家庭内では任意の場所で音響データの再生が可能なり、音源の多様性を確保でき、さらに、回線の混雑、回線使用料に左右されることがなくなる。
図30は図29の携帯端末装置1a、1bの各々の概略構成を示すブロック図である。本図に示すように、図2と比較して異なるのは信号受端子112Bである。携帯端末装置1a、1bの各々の信号受端子112Bはケーブル21a、21bに接続される。
【0164】
情報機器はヘッドホンステレオ、AV機器、パーソナルコンピュータ等で構成され、予め音響データを含むマルチメディアデータを有する。情報機器の出力端子から分離装置31、ケーブル21a、21bを経由して、信号受端子112Bで音響データ、画像データを取得することが可能になる。
【0165】
また、電話回線を介してインターネット上の音響データを含むマルチメディアデータ、CATV(ケーブルテレビジョン)等の回線を介して映画、音楽演奏のような音響データを含むマルチメディアデータを上記の情報機器を経由して取得することが可能である。
次に、図6を用いて、図29の第6実施例の概略再生動作を説明する。
【0166】
図6(a)に示すように、音FL、FR、RL、RR、低域音LOW、高域音HIGHT、画像等を含むマルチメディアデータが情報機器から提供されているとする。
図6(b)に示すように、携帯端末装置1aの音響データ再生部108では、ケーブル21aを介して、本図(a)に示す音FLの音響データが受信され、復号化され、音響スピーカ109から音Lが再生される。さらに、本図(a)に示す画像データが受信され、画面に表示される。
【0167】
本図(c)に示すように、携帯端末装置1bでは、ケーブル21bを介して、本図(a)に示す音FRの音響データ、画像データが受信され、音響データ再生部108により復号化されて、音響用スピーカ109から音Rが再生される。さらに、本図(a)に示す画像データが受信され、画面に表示される。
図31は図29の第6実施例の第1変形例である。本図に示すように、図29と比較して、携帯端末装置の音響再生システムは、3つの携帯端末装置1a、1b、1cから構成される。3つの携帯端末装置1a、1b、1cは視聴者5の周辺に配置され、低音特性に優れたステレオ音響、画像を再生する。
【0168】
すなわち、それぞれ互いに離れた位置に設置される3つの携帯端末装置1a、1b、1cのうち、携帯端末装置1aからは音FL、画像が再生され、携帯端末装置1bからは音FR、画像が再生され、携帯端末装置1cからは音LOWが再生される。
【0169】
図29と比較して、ステレオの分離装置31に代わってステレオの無線式分離コネクタ32が設けられ、ステレオの無線式分離コネクタ32は、無線信号23aにて音FLの音響データ、画像データを、無線信号23bにて音FRの音響データ、画像データを、無線信号23cにて音LOWの音響データをそれぞれ携帯端末装置1a、1b、1cに送信する。ステレオの分離コネクタが低音域LOWを分離する機能を持たない時には、携帯端末装置1cは音Lと音Rの双方を受信し、LOWパスフィルタを用いるなどして低域音LOWを分離・再生することもできる。
【0170】
なお、無線式分離装置32は、例えば、PHSのトランシーバモード、bluetoothのように通信相手を特定できるような無線方式を用いた無線モジュールであり、ヘッドホンステレオ、AV機器、パーソナルコンピュータ等の情報機器のステレオ出力端子に接続される。
【0171】
図32は図30の変形例であり、図31の携帯端末装置1a、1b、1cの概略構成を示す図である。本図に示すように、図30と比較して、無線モジュール端子112Cが設けられ、無線モジュール端子112Cは、例えば、PHSのトランシーバモード、bluetoothのように通信相手を特定できるような無線方式を用いた無線モジュールであり、無線式分離装置32と無線通信を行い、音響データを受信する。
【0172】
これにより、配線の煩わしさ、移動時のケーブルを引っかけるといったようにケーブルが障害となるような事態を回避できると共に、外出先で本システムを用いてステレオ音響再生を実現する際に、ケーブルを持参する手間が省ける。
次に、図31を用いて、第6実施例の第2変形例の概略構成を説明する。
携帯端末装置の音響再生システムは、図31に示す3つの携帯端末装置1a、1bだけから構成されるようにしてもよい。
【0173】
2つの携帯端末装置1a、1bは同一の場に配置され、ステレオ音響、画像を再生する。
すなわち、それぞれ互いに離れた位置に設置される2つの携帯端末装置1a、1bのうち、携帯端末装置1aからは音L、画像データが再生され、携帯端末装置1bからは音R、画像データが再生される。
【0174】
ステレオの無線式分離コネクタ32は、無線信号23aにて音Lの音響データ、画像データを、無線信号23bにて音Rの音響データ、画像データをそれぞれ携帯端末装置1a、1bに送信する。
図33は図29の第6実施例の第3変形例である。本図に示すように、携帯端末装置の音響再生システムは、3つの携帯端末装置1a、1b、1cとパーソナルコンピュータ130から構成される。
【0175】
3つの携帯端末装置1a、1b、1c、パーソナルコンピュータ130は視聴者5の周辺に配置され、サラウンド音響を再生する。
すなわち、それぞれ互いに離れた位置に設置される2つの携帯端末装置1a、1b、1cのうち、携帯端末装置1aからは音RLが再生され、携帯端末装置1bからは音RRが再生される。
【0176】
パーソナルコンピュータ130のスピーカ131a、131bからは音FL、FRが再生される。
本図に示すように、ステレオの分離装置31はパーソナルコンピュータ130のステレオ出力端子に接続され、音RL、RR、低域音LOWの音響データに分離し、分離データを無線信号23a、23b、23cを介して、携帯端末装置1a、1b、1cに出力する。
【0177】
次に、図33を用いて、第6実施例の第4変形例の概略構成を説明する。
携帯端末装置の音響再生システムは、図33に示す2つの携帯端末装置1a、1bとパーソナルコンピュータ130から構成されるようにしてもよい。
2つの携帯端末装置1a、1b、パーソナルコンピュータ130は視聴者5の周辺に配置され、サラウンド音響を再生する。
【0178】
すなわち、それぞれ互いに離れた位置に設置される2つの携帯端末装置1a、1bのうち、携帯端末装置1aからは音RLが再生され、携帯端末装置1bからは音RRが再生される。
パーソナルコンピュータ130のスピーカ131a、131bからは音FL、FRが再生される。
【0179】
ステレオの分離装置31はパーソナルコンピュータ130のステレオ出力端子に接続され、音RL、RRの音響データに分離し、分離データを無線信号23a、23bを介して、携帯端末装置1a、1bに出力する。
第6実施例の第3変形例、第4変形例において、パーソナルコンピュータ130をノート型パーソナルコンピュータに置換してもよい。
【0180】
図34は、一例として、図33のパーソナルコンピュータ130のスピーカ131a、131bの入力データを遅延する例を示す図である。
本図(a)に示すように、音FL、FRを再生するパーソナルコンピュータ130のスピーカ131a、131bの入力側に遅延器132a、132bが設けられる。
【0181】
本図(b)に示すように、パーソナルコンピュータ130から携帯端末装置1a、1bへの転送遅延が無視できない場合には、遅延器132a、132bに対する遅延時間τp1、τp2が設定される。
これらの遅延器132a、132bにより、パーソナルコンピュータ130から携帯端末装置1a、携帯端末装置1bへの音響データの転送に時間遅れτが生じる場合には、パーソナルコンピュータ130のスピーカ131a、131bによる再生がτp1、τp2分だけ遅延して行われる。
【0182】
このようにして、パーソナルコンピュータ等の情報機器に接続された場合に遅延による音質改善を行うことが可能になる。
図35は取得データの選択制御を説明するフローチャートである。
本図(a)に示すように、ステップS441において、携帯端末装置の制御部103では取得データの選択要求があるか否かを判断する。要求がなければ、処理を終了する。
【0183】
ステップS442において、取得データの選択要求がある場合には、受信電波によるデータ取得の要求があるか否かを判断する。要求がなければ、ステップS444に進む。
ステップS443において、受信電波によるデータ取得の要求がある場合には、音響データ/画像データの受信、再生が行われ、処理を終了する。
【0184】
ステップS444において、情報機器からのデータ取得の要求があるか否かを判断する。要求があればステップS443に進み、要求がなければステップS445に進む。
ステップS445において、メモリ部117からのデータ取得の要求があるか否かを判断する。要求があればステップS443に進み、要求がなければ処理を終了する。
【0185】
このようにして、種々の音響データを含むマルチメディアデータにアクセスすることが容易になる。
以上の説明では、音響データを含むマルチメディアデータの取得を前提に説明したが、音響データを含まないマルチメディアデータに対しても本発明の適用が可能である。例えば、複数の携帯端末装置同士で同一のゲームデータをダウンロードしてゲームを行うことなども可能である。
【0186】
例えば、図7の第3実施例、図12の第4実施例、図20の第5実施例、図29の第6実施例などにおいて、携帯端末装置がデータ取得時にデータの取得元から電力を供給されるようにしてもよい。電力不足に対応するためである。
【0187】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、音響スピーカにより音響データを再生し、音響機器と共同して音響スピーカに音響データを再生させ、取得した画像データを表示させるようにしたので、外出先でステレオ音、低域音、高域音、サラウンド音の再生が可能になり、さらに、簡易な、又は臨場感に溢れたホームシアタを実現することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムの第1実施例の概略構成で個々に受信を行う例を示す図である。
【図2】図1の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図1における第1実施例の再生動作を説明する図である。
【図4】本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムの第2実施例の概略構成を示す図である。
【図5】第2実施例の第1変形例の概略構成を示す図である。
【図6】図4の第2実施例の再生動作を説明する図である。
【図7】本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムの第3実施例の概略構成でシリアル接続される例を示す図である。
【図8】図7における第3実施例の第4変形例の概略構成を示す図である。
【図9】図7、図8の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
【図10】図7の第3実施例の再生動作を説明する図である。
【図11】図8における第3実施例の第4変形例の再生動作を説明する図である。
【図12】本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムの第4実施例の概略構成でシリアル接続される別の例を示す図である。
【図13】図5の変形例であり、転送遅延時間の影響を無視できない場合の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
【図14】図13の携帯端末装置1a、1b、1c、1dにおける音響データ再生部108に関する転送遅延発生時の再生動作例を説明するフローチャートである。
【図15】図13におけるシリアル接続構成の携帯端末装置に関する転送遅延時の再生動作を説明するシーケンス図である。
【図16】図15におけるスタート信号の伝送の遅延を説明するシーケンス図である。
【図17】図13の携帯端末装置1a、1b、1c、1dにおける音響データ再生部108に関するスタート信号伝送の遅延発生時の再生動作例を説明するフローチャートである。
【図18】図13の変形例であり、転送遅延時間の影響を無視できない場合にクロックに同期させる携帯端末装置1a、携帯端末装置1b、携帯端末装置1c、携帯端末装置1dの各々の概略構成を示すブロック図である。
【図19】クロック部116により形成される同期用のクロックである。
【図20】本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムの第5実施例の概略構成でパラレル接続される例を示す図である。
【図21】図9の変形例であり、図20における携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
【図22】図20の第5実施例の再生動作例を説明する図である。
【図23】一例として図20の構成の転送時に発生する遅延を説明する図である。
【図24】図20の携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eにおける音響データ再生部108に関する遅延発生時の再生動作例を説明するフローチャートである。
【図25】図9、図21の変形例であり、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
【図26】図21の変形例であり、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
【図27】携帯端末装置1aと携帯端末装置1b間における図26の音響データ再生部108に関する再生動作で、回線接続時間を短縮する例を説明するフローチャートである。
【図28】図26の変形例であり、携帯端末装置1a、1b、1c、1d、1eの各々の概略構成を示すブロック図である。
【図29】本発明に係る携帯端末装置の音響再生システムにおける第6実施形態の概略構成で、情報機器から音響データを取得する例を示す図である。
【図30】図29の携帯端末装置1a、1bの各々の概略構成を示すブロック図である。
【図31】図29の第6実施例の第1変形例である。
【図32】図30の変形例であり、図31の携帯端末装置1a、1b、1cの概略構成を示す図である。
【図33】図29の第6実施例の第3変形例である。
【図34】一例として、図33のパーソナルコンピュータ130のスピーカ131a、131bの入力データを遅延する例を示す図である。
【図35】取得データの選択制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e…携帯端末装置
5…視聴者、聴取者
21a、21b、21c…ケーブル
22a、22b、22c、22d…受信電波
23a、23b、23c…無線信号
31…分離装置
32…無線式分離装置
101…アンテナ
102…送受信部
103…制御部
104…表示部
105…入力部
106…送話器
107…受話器
108…音響データ再生部
109…音響用スピーカ
112A、112A−1、112A−2、112A−3、112A−4…信号授端子
112B…信号受端子
112C…無線モジュール入力端子
115…遅延部
116…クロック部
117…メモリ部
120…テレビジョン
130…パーソナルコンピュータ
131a、131b…音響スピーカ
132a、132b…遅延器

Claims (22)

  1. 音響データを取得する携帯端末装置において、
    前記音響データを再生する音響スピーカと、
    他の携帯端末装置と共同して前記音響スピーカに前記音響データを再生させる音響データ再生部とを備えることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 音響データを取得する携帯端末装置の音響再生システムにおいて、
    前記音響データを再生する音響スピーカと、
    他の携帯端末装置と共同して前記音響スピーカに前記音響データを再生させる音響データ再生部とを備えることを特徴とする携帯端末装置の音響再生システム。
  3. 前記音響データがマルチメディアデータに含まれることを特徴とする、請求項2に記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  4. 前記携帯端末装置が、取得した画像データを表示することを特徴とする、請求項2乃至請求項3のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  5. 前記携帯端末装置が、ディスプレイを備えることを特徴とする、請求項2乃至請求項4のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  6. 少なくとも2つの前記ディスプレイが互いに異なる画像を表示することを特徴とする、請求項5に記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  7. 前記携帯端末装置は、取得したデータに対する展開、分割のうち少なくとも1つの機能を備えることを特徴とする、請求項2乃至請求項6のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  8. 前記データに音響データが含まれることを特徴とする、請求項7に記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  9. 前記携帯端末装置は、前記データを格納する記憶装置を有することを特徴とする、請求項2乃至請求項8のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  10. 前記携帯端末装置は、前記記憶装置に格納される前記データを少なくとも1つの前記他の携帯端末装置に転送することを特徴とする、請求項2乃至9のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  11. 前記データの前記記憶装置への格納と、前記他の携帯端末装置への転送が同時に行われることを特徴とする、請求項10に記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  12. 前記携帯端末装置は、前記データを再生しながら前記他の携帯端末装置に送信することを特徴とする、請求項10又は請求項11に記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  13. 前記他の携帯端末装置は、前記送信されたデータを受信しながら再生することを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  14. 前記携帯端末装置の再生動作と、前記他の携帯端末装置の再生動作が共同して行われることを特徴とする、請求項11乃至請求項13のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  15. 少なくとも2つの前記携帯端末装置がそれぞれ異なるデータを取得し、少なくとも2つの前記他の携帯端末装置に別々に転送し、前記携帯端末装置で取得したそれぞれのデータと、前記他の携帯端末装置に転送されたそれぞれのデータが共同して再生されることを特徴とする、請求項8乃至請求項14のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  16. 前記データは無線又は有線により前記携帯端末装置に送受信されることを特徴とする、請求項2乃至請求項15のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  17. 前記データの受信先がデータ配信サービスであることを特徴とする、請求項2乃至請求項16のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  18. 前記データは記憶装置又は記憶媒体により前記携帯端末装置に提供されることを特徴とする、請求項2乃至請求項15のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  19. 前記携帯端末装置は、前記データの前記他の携帯端末装置への送信によって生じる遅延時間を考慮して、前記データを再生することを特徴とする、請求項10乃至請求項18のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  20. 前記携帯端末装置の少なくとも2つが、データの分離装置の異なる出力側にケーブル又は無線で接続されることを特徴とする、請求項2乃至請求項19に記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  21. 前記分離装置は情報機器又は他の携帯端末装置からのデータを入力し分離して前記携帯端末装置に転送することを特徴とする、請求項20に記載の携帯端末装置の音響再生システム。
  22. 前記携帯端末装置が、データ取得時に前記データ取得元から電力を供給されることを特徴とする、請求項2乃至請求項21のいずれか1つに記載の携帯端末装置の音響再生システム。
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