JP4765524B2 - 車両用表示装置 - Google Patents
車両用表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4765524B2 JP4765524B2 JP2005289234A JP2005289234A JP4765524B2 JP 4765524 B2 JP4765524 B2 JP 4765524B2 JP 2005289234 A JP2005289234 A JP 2005289234A JP 2005289234 A JP2005289234 A JP 2005289234A JP 4765524 B2 JP4765524 B2 JP 4765524B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- light source
- image
- external light
- virtual
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 28
- 235000019557 luminance Nutrition 0.000 description 68
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 34
- 238000000034 method Methods 0.000 description 32
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 8
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 5
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000002932 luster Substances 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Indicating Measured Values (AREA)
- Instrument Panels (AREA)
Description
図14は、自動車の運転者席側のインストルメントパネル上にメータフードと表示装置とが設置されている様子を示す概略図であり、表示装置がメータフード内部に配置され、その表示画面内にメータ指針および文字盤の画像が表示された状態を示している。
仮に、メータフード内に、表示装置ではなく、実物のメータを設置したとすると、そのメータの形状により生ずる陰影は、人工的な光源を設けない限り、外来光によって生ずることから、メータフードの陰影と一致するはずである。
本発明の課題は、車両用の情報表示装置において、表示される物体の画像における光沢感表現と、外来光によって生ずる実際の物体の光沢との違和感を軽減することである。
(第1実施形態)
(構成)
本実施形態では、車両用表示装置1が自動車のインストルメントパネル(以下、「インパネ」と言う。)における運転席前部に設置され、車両の速度、エンジン回転数その他の車両情報を表示する表示装置として用いられる例を示すものとする。また、車両用表示装置1は、アナログ式メータを表示するものとし、メータ外周に配置された金属製のリング(メータ指針の回転中心と同心のドーナツ状の部材)の画像に対し、光沢感表現を施して表示するものとする。
図1において、車両用表示装置1は、車両情報取得部10と、照度計20と、GPS(Global Positioning System)ユニット30と、ジャイロユニット40と、外来光検出部50と、外来光入射条件推定用メモリ60と、外来光入射条件推定部70と、表示制御用メモリ80と、表示制御部90と、表示部100とを備えている。
なお、車両に街灯の有無を検出可能な装置、例えば車両用ランプ自動点消灯装置(特開平9−301052号公報参照)等が備えられ、道路等に設置された人工的な光源を検出可能な場合には、車両情報取得部10は、その検出結果も併せて取得し、外来光入射条件推定部70および表示制御部90に出力する。
GPSユニット30は、GPSアンテナおよび受信回路を含み、自車両の位置情報を検出する。このとき、GPSユニット30は、GPS信号から現在地の緯度および経度に関する情報(位置情報)を取得すると共に、GPS信号から把握可能な現在時刻を取得する。そして、GPSユニット30は、検出した自車両の位置情報および現在時刻を示す信号を外来光検出部50に出力する。
外来光検出部50は、照度計21、GPSユニット22およびジャイロユニット40によって、後述する外来光入射条件推定処理に用いる情報を取得する。具体的には、外来光検出部50は、車両室内に入射する外来光の照度を示す信号を照度計21から受信し、位置情報および現在時刻を示す信号をGPSユニット22から受信する。また、外来光検出部50は、自車両の向く方角を示す信号をジャイロユニット40から受信する。
外来光入射条件推定用メモリ60は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置によって構成され、後述する外来光入射条件推定処理のための外来光入射条件推定プログラムを記憶している。
これら各面に表示する画像を仮想光源モードA〜Dに応じて選択することにより、本発明による光沢感表現が実現される。
表示制御部90は、表示制御用メモリ80に記憶されている設置条件情報および表示制御プログラムを読み出し、外来光入射条件推定部70から入力された仮想光源モードおよび車両情報取得部10から入力された車速を基に、後述する表示制御処理を実行する。表示制御部90は、表示制御処理を実行することにより、仮想光源モードA〜Dのいずれかに対応して、表示する金属製のリングを基準とした外来光光源の相対位置の判定、リング表面における高輝度部の位置の判定、表示するリング画像の選択を行い、車両の速度を反映させたメータ等の画像を、外来光を加味した形態で表示部100に表示させる。
図3に示す算出方法では、金属性のリングが表示される平面を想定すると共に、金属製のリングの中心を基準として、太陽が見える方向のベクトルR1を仮定する。太陽が見える方向は、現在時刻、自車両の緯度、経度および向きから算出される。そして、そのベクトルR1を、金属性のリングが表示されると想定した平面に投影し、リングの半径と同長に換算して得られるベクトルRの終点を算出する。このベクトルRの終点を基準として、リング上に光沢感が表現される。
なお、ここではリングが表示される平面上に太陽に相当する光源を置く場合の算出方法について説明したが、太陽に相当する光源を置く位置は、例えばリングが表示される平面より前方とする等、他の条件で光沢感表現を行うこととしても良い。
図1に戻り、表示部100は、液晶表示パネル等の表示装置を有しており、表示制御部90によって表示が指示された画像を表示する。
続いて、光沢感表現における仮想光源モードA〜Dについて詳細に説明する。
図4は、仮想光源モードA〜Dにおいて想定する光源の特性を示す図である。
図4において、仮想光源モードA〜Dは、ある外来光条件を想定して、光源とその位置を設定したものであり、具体的には、適用される外来光の条件、設定する仮想光源の種類、設定する光源の位置が定められている。
仮想光源モードAは、日中の晴天時に日光下を走行する場合の入射外来光の状況をリングの光沢感表現に反映させたモードである。ここで、日中とは、太陽が地平線上に出ている時間帯で、車両の前照灯が非点灯時の場合と定義し、トンネル内走行等、日光下でない走行環境は含まれない。
仮想光源モードBは、日中の曇天時を走行する場合の入射外来光の状況をリングの光沢感表現に反映させたモードである。仮想光源モードA同様に、トンネル内走行等、日光下でない走行環境は、仮想光源モードBの設定対象に含まれない。
仮想光源モードCは、トンネル内および夜間に街灯の設置された道路を走行する場合の入射外来光の状況をリングの光沢表現に反映させたモードである。ここで、トンネル内の走行時とは、日中、夜間に関わらず、トンネル内を走行している場合と定義している。
仮想光源モードDは、夜間に街灯の設置されていない道路を走行する場合の仮想メータ内照明のみによる状況をリングの光沢表現に反映させたモードである。なお、仮想メータ内照明の位置は、仮想光源モードAと同様の設定とする。
図5は、各仮想光源モードにおける光沢感表現の制御パラメータを示す図である。
図5においては、仮想光源モードA〜Dそれぞれで想定する光源の種類(太陽、街灯、メータ内照明等)について、上記ロ、ハ、ニの各面に表示する、リングにおける高輝度部の位置、高輝度部のリング全体に対する面積比、高輝度部の輝度が定められている。
図6は、表示するリングにおける高輝度部の位置および高輝度部のリング全体に対する面積比の概念を模式的に示す図である。
仮想光源モードAにおいては、高輝度部の位置が太陽の位置を基に決定される。
このとき、上記ロ、ニの各面における高輝度部の位置が決定されるにあたり、まず、面ロにおける高輝度部の位置が、図3のベクトルRから決定され、面ニの高輝度部の位置については、リング中心に対して面ロの高輝度部の位置と対称な位置とされる。なお、面ハについては、リング全周にわたり一様に高輝度部を表示するパターン(以下、「全周表示パターン」と言う。)が常に設定される。
また、仮想光源モードB〜Dにおいては、直射日光下でない走行環境であるため、太陽の位置に関わらず、高輝度部はリングの上端、下端あるいはリング全周等、予め定められたパターンが設定される。
高輝度部のリング全体に対する面積比は、高輝度部として設定されるリングの中心角によって定義されており、図3のベクトルRが指し示す位置を中心として、仮想光源モードに応じた所定の中心角が選択される。
また、仮想光源モードAにおいては、ロ、ニの各面の高輝度部のリング全体に対する面積比は、照度計20が検出した照度に応じて決定される。
なお、図2の断面図中、イおよびホの各面については、リングとしてではなく、文字盤の画像として光沢感表現するものとする。
本実施の形態においては、ロ、ニの各面に関し、高輝度部のリング全体に対する面積比を外来光による照度に応じて、照度1000Lux未満なら10%、照度1000Lux以上10000Lux未満なら25%、照度10000Lux以上なら45%の3パターンとしている。
仮想光源モードA〜Dにおいて、面ニに設定される面積比は面ロに設定される面積比と同一とされている。
また、面ハに設定される全周表示パターンにおいては、高輝度部のリング全体に対する面積比が100%となる。
なお、ここでは、ロ、ニの各面に対して、高輝度部のリング全体に対する面積比を10%、25%、45%に設定する場合を例に挙げて説明したが、より多段階の面積比を設定することや、照度計20が検出した照度に応じて、連続的に面積比を変化させることも可能である。
まず、仮想光源モードAにおいて高輝度部の輝度を決定する方法について説明する。
仮想光源モードAにおいては、ロ、ニの各面の高輝度部の輝度は、リング全体における面積比同様、照度計20が検出した照度に応じて決定される。
本実施形態では、高輝度部の輝度を外来光による照度に応じて、面ロについては、照度1000Lux未満なら高輝度のうち比較的低い輝度として約50nit、照度1000Lux以上10000Lux未満なら高輝度のうち中程度の輝度として約150nit、照度10000Lux以上なら高輝度のうち比較的高い輝度として約200nitを設定している。
さらに、面ニについては、面ロと同様に、照度1000Lux未満なら高輝度のうち比較的低い輝度として約50nit、照度1000Lux以上10000Lux未満なら高輝度のうち中程度の輝度として約150nit、照度10000Lux以上なら高輝度のうち比較的高い輝度として約200nitを設定している。
なお、仮想光源モードA〜Dにおいては、外来光の他、メータ内照明を仮想的に設けることとしており、仮想メータ内照明により生成される光沢感も表現している。
このとき、リング上に付与される光沢表現は図8のようになる。
図8において、図8(a)は、上述の条件によって想定された太陽が作るリング上の光沢を表現した状態を示す図であり、図8(b)は、仮想メータ内照明が作るリング上の光沢を表現した状態を示す図である。
そして、図8(c)は、図8(a)、(b)の画像を合成したものであり、想定した太陽光および仮想メータ内照明による光沢を反映させたリングの画像となっている。
一方、外来光の照度が1000Lux未満であり、太陽が運転者から見て左方向にある場合、リング上に付与される光沢表現は図9のようになる。
図9において、図9(a)は、運転者から見て左方向に想定された太陽が作るリング上の光沢を表現した状態を示す図であり、図9(b)は、仮想メータ内照明が作るリング上の光沢を表現した状態を示す図である。
図9(a)、(b)においては、図9(b)に示すリングは、図9(a)に示すリングと異なる高輝度部を有しており、これらを合成した場合、図9(c)のような状態となる。
仮想光源モードBにおいては、想定する光源が曇天の空と仮想メータ内照明であるため、太陽(直射日光)を光源とする場合と異なり、高輝度部の位置を一定とする。
図5に示すように、仮想光源モードBにおいては、面ロについて、高輝度部の位置がリング上端部、リング全体における面積比は45%とされ、高輝度部の輝度は中程度の約150nitとされる。
また、面ハについては、全周表示パターンとされ、高輝度部の輝度は比較的低い約20nitとされる。
なお、仮想メータ内照明による光沢については、仮想光源モードAの場合と同様である。
続いて、仮想光源モードCにおいて高輝度部の輝度を決定する方法について説明する。
本実施の形態においては、車両情報取得部10が取得した車速を基に、走行速度に対応する速度でリングにおける高輝度部を移動させて表示し、人工的な光源による外来光のリングへの映りこみを模擬的に表現している。
図10においては、車両の移動に伴って、乗員が見ることとなる道路に設置された街灯の様子を、実際のオプティカルフローに従う速度で高輝度部を移動させることにより表現している。
このときのリング全体における面積比や高輝度部の輝度は、図5に示す設定とされる。また、仮想光源モードCにおいては、仮想メータ内照明による光沢を表現しているが、仮想メータ内照明の光沢感表現に関しては、仮想光源モードA,Bと同様に行うものである。
次に、仮想光源モードDにおいては、想定する光源が仮想メータ内照明のみであり、仮想光源モードA〜Cにおける仮想メータ内照明と同様に光沢感表現が行われる。
次に、リング、メータ指針、各種警告灯および文字盤を含む画像全体の表示制御について説明する。
メータ外周のリングについては、上述の仮想光源モードA〜Dに従って表示が行われる。
また、リング以外の部分については、リングにおける面ハと同様に輝度を変化させることにより、リング部分と併せて違和感のない表示を行う。
具体的には、外来光の輝度が高いほど、リング以外の部分における輝度を高めて表示することで視認性を確保しつつ、リング部分とのコントラストを一定に保つ表示制御を行うことにより、全体として違和感のない表示が行われる。
図11は、表示画像における各部の輝度範囲を示す図である。
図11において、メータ外周のリング部分における輝度は、リングを形成する面ロ、ハ、ニで5nit〜200nitであるのに対し、文字盤の背景部および文字部、あるいは各種警告灯部では数nit〜数十nit、メータ指針部では20nit〜100nitとされている。
なお、文字盤の背景部および文字部、あるいは各種警告灯部においても、同様の制御によって輝度の上限、下限を設定し、輝度を変化させる範囲を制限する。
次に、動作を説明する。
車両用表示装置1は、照時計20、GPSユニット30およびジャイロユニット40によって取得された外来光推定情報と、車両情報取得部10によって取得された前照灯の点灯状態および車速とを基に、外来光入射条件推定処理を実行して仮想光源モードを設定する。そして、車両用表示装置1は、表示制御処理を実行してメータ等の画像を表示する。
図12は、外来光入射条件推定部70が実行する外来光入射条件推定処理を示すフローチャートである。外来光入射条件推定処理は、イグニションオンの状態において繰り返し実行されている。
図12において、外来光入射条件推定処理が開始されると、外来光入射条件推定部70は、照時計20によってインパネにおける照度を取得し、車両情報取得部10によって前照灯の点灯状態を取得する(ステップS1)。なお、道路等に設置された人工的な光源を検出可能である場合には、外来光入射条件推定部70は、車両情報取得部10から、その検出結果も併せて取得する。
一方、ステップS2において、自車両がトンネル内あるいは街灯設置路を走行中でないと判定した場合、外来光入射条件推定部70は、外来光検出部50から入力された外来光推定情報を基に、自車両に対する太陽の位置を推定する(ステップS4)。
ステップS4の後、外来光入射条件推定部70は、太陽の仰角を基に、現在が日中であるか否かの判定を行う(ステップS5)。即ち、太陽の仰角が所定値より大きいか否かが判定される。
なお、ステップS6においては、照度計20によって検出された照度を基に周囲の明るさを判定しているが、指向性のある光センサ(入射方向により感度の異なる光センサ)と、ステップS4において推定された太陽の位置とを組み合わせることにより、直射日光が車室内に入射しているかあるいは曇天であるかを判定することとしても良い。
次に、ステップS6において、周囲の明るさが直射日光下のレベルであると判定した場合、晴天時の日中における直射日光下を走行していると想定されることから、外来光入射条件推定部70は、仮想光源モードAに設定し(ステップS7)、引き続き、外来光入射条件推定処理を繰り返す。
また、ステップS5において、現在が日中でないと判定した場合、夜間に街灯の設置されていない道路を走行していると想定されることから、外来光入射条件推定部70は、仮想光源モードDに設定し(ステップS9)、引き続き、外来光入射条件推定処理を繰り返す。
図13は、表示制御部90が実行する表示制御処理を示すフローチャートである。表示制御処理は、イグニションオンの状態において繰り返し実行されている。
図13において、表示制御処理が開始されると、表示制御部90は、表示制御用メモリ80から設置条件情報を読み出し(ステップS101)、表示するメータ外周のリングを基準とした外来光光源の相対位置を判定する(ステップS102)。
そして、表示制御部90は、メータ外周のリング画像およびそれに対応する文字盤の背景部および文字部、各種警告灯部、メータ指針の画像を表示し(ステップS105)、表示制御処理の終了条件が充足されているか否かの判定を行う(ステップS106)。ここで、表示制御処理の終了条件は、メータ表示の必要がない状態となっているか否かを示す条件であり、例えば、イグニションオフとされたことと設定することが可能である。
以上のように、本実施形態における車両用表示装置1によれば、車両に入射する外来光の条件を反映させて、表示されるメータの光沢感を表現することができるため、図14(1)に示すように、メータの画像における光沢感表現と、外来光によって生ずる実際の光沢との違和感を軽減することができる。
また、光沢感表現を行う対象は、メータ外周のリングに限らず、車両の設備として表示される仮想物体であれば、本発明を適用することが可能である。
さらに、本実施形態においては、アナログ式メータを表示するものとして説明したが、デジタル表示あるいはバーグラフ表示等によって車両情報を表示することとしても良い。
本実施形態における車両用表示装置1は、以下のような効果を有する。
(1)外来光条件特定手段によって外来光の条件を取得し、車両位置状態検出手段によって自車両の位置および向きを検出し、仮想光源設定手段によって、外来光の条件、自車両の位置および向きに基づいて仮想光源を設定し、表示制御手段が仮想光源よる光の影響を反映させて、車両の設備の画像を表示するため、表示される物体の画像における光沢感表現と、外来光によって生ずる実際の物体の光沢との違和感を軽減することができる。
(4)一定光源設定手段によって、一定の位置および輝度に想定された仮想光源を設定するため、外来光がない状況下においても、一定の光沢感表現を行うことができる。
(8)自車両が存在している環境の光に関する条件を反映させて、仮想物体を表示できるため、表示される物体の画像における光沢感表現と、外来光によって生ずる実際の物体の光沢との違和感を軽減することができる。
Claims (5)
- 車両に設置される表示画面と、該表示画面に車両の設備を画像として表示する表示制御手段とを備えた車両用表示装置であって、
外来光の照度および現在の日時を含む外来光の条件を特定する外来光条件特定手段と、
自車両の位置および向きを検出する車両位置状態検出手段と、
前記外来光条件特定手段によって特定された外来光の条件と、前記車両位置状態検出手段によって検出された自車両の位置および向きとに基づいて、仮想光源を設定する仮想光源設定手段と、
自車両における前照灯の点灯状態を検出する点灯状態検出手段と、
前記点灯状態検出手段によって検出された前照灯の点灯状態と、前記外来光条件特定手段によって特定された外来光の条件とに基づいて、車室内に入射する外来光の種類を推定する外来光推定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記仮想光源による光が入射する方向に応じて輝度の異なる画像領域を形成することで、前記仮想光源による光の影響を反映させて、前記車両の設備の画像を前記表示画面に表示させると共に、前記外来光推定手段によって推定された外来光の種類に応じた、前記車両の設備の画像を前記表示画面に表示させ、
前記外来光推定手段は、外来光を日光あるいは人工灯の少なくともいずれかであると推定し、
前記表示制御手段は、前記外来光推定手段によって外来光が日光であると推定された場合、前記車両の設備の画像において低輝度部に対する高輝度部の面積比をより高くし、前記外来光推定手段によって外来光が人工灯であると推定された場合、前記車両の設備の画像において低輝度部に対する高輝度部の面積比をより低くすることを特徴とする車両用表示装置。 - 自車両の走行速度を検出する速度検出手段を備え、
前記外来光推定手段によって外来光が人工灯であると推定された場合に、前記表示制御手段は、前記速度検出手段によって検出された走行速度に応じて、前記車両の設備の画像における高輝度部の位置を変化させることを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。 - 車両に設置される表示画面と、該表示画面に車両の設備を画像として表示する表示制御手段とを備えた車両用表示装置であって、
外来光の照度および現在の日時を含む外来光の条件を特定する外来光条件特定手段と、
自車両の位置および向きを検出する車両位置状態検出手段と、
前記外来光条件特定手段によって特定された外来光の条件と、前記車両位置状態検出手段によって検出された自車両の位置および向きとに基づいて、仮想光源を設定する仮想光源設定手段と、
一定の位置および輝度に想定された仮想光源を設定する一定光源設定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記仮想光源による光が入射する方向に応じて輝度の異なる画像領域を形成することで、前記仮想光源による光の影響を反映させて、前記車両の設備の画像を前記表示画面に表示させ、前記仮想光源設定手段によって設定された仮想光源と、前記一定光源設定手段によって設定された仮想光源とによる光の影響を、前記仮想光源それぞれによる光が入射する方向に応じて輝度の異なる画像領域を形成することで反映させて、前記車両の設備の画像を前記表示画面に表示させることを特徴とする車両用表示装置。 - 車両に設置される表示画面と、該表示画面に車両の設備を画像として表示する表示制御手段とを備えた車両用表示装置であって、
外来光の照度および現在の日時を含む外来光の条件を特定する外来光条件特定手段と、
自車両の位置および向きを検出する車両位置状態検出手段と、
前記外来光条件特定手段によって特定された外来光の条件と、前記車両位置状態検出手段によって検出された自車両の位置および向きとに基づいて、仮想光源を設定する仮想光源設定手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記仮想光源による光が入射する方向に応じて輝度の異なる画像領域を形成することで、前記仮想光源による光の影響を反映させて、前記車両の設備の画像を前記表示画面に表示させ、前記車両の設備として想定された物体の形状および配置に関する情報と、設定された仮想光源とに基づいて、前記車両の設備における表面の高輝度部および低輝度部の位置、形状および面積を決定し、前記車両の設備の画像を前記表示画面に表示させることを特徴とする車両用表示装置。 - 車両に設置される表示画面と、該表示画面に車両の設備を画像として表示する表示制御手段とを備えた車両用表示装置であって、
外来光の照度および現在の日時を含む外来光の条件を特定する外来光条件特定手段と、
自車両の位置および向きを検出する車両位置状態検出手段と、
前記外来光条件特定手段によって特定された外来光の条件と、前記車両位置状態検出手段によって検出された自車両の位置および向きとに基づいて、仮想光源を設定する仮想光源設定手段と、
を備え、
前記車両の設備の画像は、文字盤と、メータ指針、デジタル表示部あるいはバーグラフ表示部とを含む車両用計器の画像であり、
前記表示制御手段は、前記仮想光源による光が入射する方向に応じて輝度の異なる画像領域を形成することで、前記仮想光源による光の影響を反映させて、前記車両用計器の画像を前記表示画面に表示させると共に、該車両用計器の画像における文字盤および文字盤上の文字と、メータ指針、デジタル表示部あるいはバーグラフ表示部との輝度変化を、他の部分における輝度変化より小さい範囲に制限することを特徴とする車両用表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005289234A JP4765524B2 (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 車両用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005289234A JP4765524B2 (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 車両用表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007099014A JP2007099014A (ja) | 2007-04-19 |
JP4765524B2 true JP4765524B2 (ja) | 2011-09-07 |
Family
ID=38026385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005289234A Expired - Fee Related JP4765524B2 (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 車両用表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4765524B2 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5216306B2 (ja) * | 2007-11-15 | 2013-06-19 | 現代自動車株式会社 | 可動式表示装置 |
JP4888836B2 (ja) * | 2007-12-07 | 2012-02-29 | 株式会社デンソー | 車両用メータユニット |
JP2009137486A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Denso Corp | 車両用メータユニット |
JP2009227253A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Toshiba Digital Media Engineering Corp | 車載メーターパネルシステム |
JP2009244701A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Equos Research Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4840611B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2011-12-21 | 株式会社エクォス・リサーチ | 車両用画像形成装置 |
JP2009276943A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Digital Media Professional:Kk | 車両用表示装置 |
JP5181939B2 (ja) * | 2008-09-03 | 2013-04-10 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用計器表示装置、車両用計器表示方法及びコンピュータプログラム |
JP5387978B2 (ja) * | 2009-12-14 | 2014-01-15 | 株式会社デンソー | 車両用表示装置 |
JP5218925B2 (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-26 | 株式会社デンソー | 車両用メータユニット |
JP2013224068A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Nippon Seiki Co Ltd | 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 |
JP5893534B2 (ja) * | 2012-09-10 | 2016-03-23 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車載装置 |
JP2014213636A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | アルパイン株式会社 | 車両用表示装置 |
JP6326223B2 (ja) | 2013-12-03 | 2018-05-16 | 矢崎総業株式会社 | グラフィックメータ |
WO2016046981A1 (ja) * | 2014-09-26 | 2016-03-31 | 三菱電機株式会社 | 描画制御装置 |
JP6604132B2 (ja) * | 2015-02-20 | 2019-11-13 | 株式会社Jvcケンウッド | 車両用表示装置 |
US20160293142A1 (en) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | Upton Beall Bowden | Graphical user interface (gui) shading based on context |
JP6669139B2 (ja) * | 2017-07-25 | 2020-03-18 | 株式会社デンソー | 車両用表示装置 |
US10380714B2 (en) | 2017-09-26 | 2019-08-13 | Denso International America, Inc. | Systems and methods for ambient animation and projecting ambient animation on an interface |
DE102018129721A1 (de) | 2018-11-26 | 2020-05-28 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Bildschirmeinheit zum umgebungslichtabhängigen Darstellen grafischer Elemente |
CN110264927B (zh) * | 2019-06-18 | 2024-08-16 | 上海蔚来汽车有限公司 | Hud显示亮度的控制方法、装置、控制器和存储介质 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2665698B2 (ja) * | 1991-10-25 | 1997-10-22 | 関東自動車工業株式会社 | 車両用コンビネーションメータ |
JP3671478B2 (ja) * | 1995-11-09 | 2005-07-13 | 株式会社デンソー | 車両の日射検出装置及び車両用空気調和装置 |
JP3638052B2 (ja) * | 1996-03-29 | 2005-04-13 | 富士通テン株式会社 | ディスプレイ装置 |
DE10214200C1 (de) * | 2002-03-28 | 2003-11-20 | Siemens Ag | Kombiinstrument und Anordnung mit einem Kombiinstrument |
JP2004157434A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-03 | Calsonic Kansei Corp | 車両用表示装置 |
JP2007030531A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Calsonic Kansei Corp | 車両用表示装置 |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005289234A patent/JP4765524B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007099014A (ja) | 2007-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4765524B2 (ja) | 車両用表示装置 | |
JP4802769B2 (ja) | 駐車支援方法及び駐車支援装置 | |
CN106461938B (zh) | 控制显示器亮度的系统和方法以及使用该系统的显示器 | |
EP2973419B1 (en) | Time and environment aware graphical displays for driver information and driver assistance systems | |
JP4491453B2 (ja) | 赤外画像と視覚画像を周辺部に依存して融合させることにより車両の周辺部を可視化するための方法及び装置 | |
US20160009218A1 (en) | Vehicular lighting apparatus | |
JP2010058633A (ja) | 車両用計器表示装置、車両用計器表示方法及びコンピュータプログラム | |
JP2009276943A (ja) | 車両用表示装置 | |
JP2011203342A (ja) | 車載用表示装置 | |
KR20150071222A (ko) | 차량용 곡면 디스플레이 장치 | |
JP2018136698A (ja) | 表示制御装置及び表示制御プログラム | |
JP4788406B2 (ja) | 駐車支援方法及び駐車支援装置 | |
JP2010188826A (ja) | 車両用表示装置 | |
CN110103829B (zh) | 车载显示屏的显示方法、装置、车载显示屏和车辆 | |
JP4309707B2 (ja) | 車載表示装置 | |
GB2465470A (en) | Head up device which can vary the image according to the background | |
US11491912B2 (en) | Vehicle lighting device and method of controlling luminance thereof | |
JP2015112953A (ja) | 車両用投影装置 | |
WO2014054119A1 (ja) | 照度計測装置 | |
JP6933009B2 (ja) | ヘッドアップディスプレイ装置 | |
JP5692526B2 (ja) | 車両用照明制御装置 | |
JP4188098B2 (ja) | 車載用ナビゲーション装置 | |
JP4840611B2 (ja) | 車両用画像形成装置 | |
WO2022244462A1 (ja) | 表示装置およびこれを用いた車載用表示システム | |
JP2007085864A (ja) | 車載表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100126 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100317 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100917 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100928 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101124 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110517 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110530 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |