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JP4760957B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

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JP4760957B2
JP4760957B2 JP2009123331A JP2009123331A JP4760957B2 JP 4760957 B2 JP4760957 B2 JP 4760957B2 JP 2009123331 A JP2009123331 A JP 2009123331A JP 2009123331 A JP2009123331 A JP 2009123331A JP 4760957 B2 JP4760957 B2 JP 4760957B2
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Description

本発明は、サーバ等の電子機器が搭載されたラックが複数配置された空間を冷却するための空気調和装置に関する。
従来から、稼働時に高発熱するサーバ等の高性能電子機器が搭載されたラックの周辺空間を冷却する種々の冷却システムが用いられている(例えば、下記特許文献1参照)。
特許文献1には、電子機器を搭載したラックを複数並べてなるラック列を複数列形成し、各ラック列間に形成される空間の上部に空気調和装置を天井から吊り下げるようにして設けて該空間を冷却する空調システムが開示されている。この空調システムでは、空気調和装置によってラック列間に形成される空間が冷却され、ラック内に該冷却された空気が取り込まれることによって、各ラック内の電子機器が冷却される。
しかしながら、上記空調システムでは、ラック列間に形成された空間の上部に空気調和装置を設けるため、ラックの上方にある程度の空間を確保しなければならず、天井高さの低いサーバ室等では用いることができないという問題があった。
そこで、ラック型の空気調和装置が提案されている。該空気調和装置は、電子機器が搭載されたラックと高さ及び奥行きが略等しく、空気の取入口と吹出口とが形成されたケーシングと、内部を流通する冷却水と空気とを熱交換させる水冷式の熱交換器と、取入口から吹出口に亘って空気を流通させるファンと、該ファンを回転駆動するモータとを備えている。この空気調和装置では、ファンの駆動により、取入口からケーシング内に取り込まれた空気が、熱交換器において冷却されて吹出口から排出される。
このような空気調和装置を、上記特許文献1と同様にして形成されたラック列の中に挿入すると、電子機器からの排熱によって熱せられたラック列間の空間の空気が、空気調和装置に吸い込まれて冷却され、冷却後の空気はラック列間の空間に排出される。これにより、ラック列間の空間の空気が冷却され、当該ラック内の電子機器が冷却される。
特開2003−166729号公報
今日の空気調和装置は多機能化が要求されており、当該装置の各動作機構を駆動制御する制御部が設けられた電装品箱は大型化する傾向にある。上記ラック型の空気調和装置では、ファンがケーシング内において取入口から吹出口に向けて空気を流通させ、当該取入口から吹出口に向かう空気の流通路に熱交換器が配設されるが、上記電装品箱の大型化により当該空気流通路に大きなスペースを確保することが困難になり、ファンの動力増大及び風量低下を招いている。その一方、電装品箱を、上記空気流通路の配設位置を避けてケーシングの端部に配置するだけでは、電装品箱内の制御部のメンテナンス作業が困難になる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、電装品箱の設置がファンの動力増大や風量低下を招くことを回避でき、しかも、当該電装品箱内の制御部のメンテナンス作業も容易に行えるようにすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、電子機器が搭載されたラック(2)に対して並設され、当該ラック(2)周辺の空気を冷却する空気調和装置(10)であって、
空気の取入口(11c)と吹出口(11d)とを有するケーシングと、
前記ケーシング(11)内において前記取入口(11c)から前記吹出口(11d)に向けて空気を流通させるファンと、
前記取入口(11c)から前記吹出口(11d)に向かう空気の流通路に配設され、前記ファン(12)によって前記ケーシング(11)内を流通する空気を冷却する熱交換器(14)と、
当該空気調和装置(10)の各動作機構を駆動制御する制御部(31)が内部に設けられた平板状の電装品箱(30)とを備え、
前記電装品箱(30)は、前記ファン(12)及び前記熱交換器(14)の下方となる前記ケーシング(11)内領域に、前記ラック(2)及び当該空気調和装置(10)が並ぶ方向に対して直交する方向において引出可能に設けられているものである。
この発明では、電装品箱がファン及び熱交換器の下方となるケーシング内領域に平板状として設けられているので、電装品箱が空気の流通路のスペース確保に支障を与えるおそれが少なく、電装品箱の設置がファンの動力増大や風量低下を招くおそれが少ない。しかも、電装品箱は、ラック及び当該空気調和装置が並ぶ方向に対して直交する方向に引出可能に設けられているので、ファン及び熱交換器の下方位置に当該平板状の電装品箱を配置しても、メンテナンス者は、当該電装品箱をケーシングから引き出すことによって、当該電装品箱内の制御部のメンテナンス作業を容易に行うことが可能になる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気調和装置であって、前記ファン(12)及び前記熱交換器(14)が配設されるケーシング(11)内領域と、前記電装品箱(30)が配設されるケーシング(11)内領域との間に、当該両領域を隔てる仕切板(50)が設けられたものである。
この発明では、ファン及び熱交換器が配設されるケーシング内領域と、電装品箱が配設されるケーシング内領域との間に、当該両領域を隔てる仕切板が設けられており、電装品箱が設置されている側のケーシング内領域から熱交換器に対して空気が流入することを回避できるので、上記空気取入口から熱交換器を通って吹出口に向かう空気の流れ効率を向上させることができる。また、万が一、熱交換器の下方に位置する電装品箱に対して水滴が落下した場合でも、当該仕切板により、電装品箱が水滴から保護される。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置であって、前記ケーシング(11)は、前記電装品箱(30)が配設されるケーシング(11)内領域の下方が開放されているものである。
この発明では、上記ケーシングは、電装品箱が配設されるケーシング内領域の下方が開放されているので、例えば当該空気調和装置が二重床上に設置されている場合には、電装品からの発熱の放散および、二重床内からの配線作業を容易にする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれに記載の空気調和装置であって、前記電装品箱(30)は、床面に平行な底部(302)と、前記引出方向において前記ケーシング(11)の前面側となる当該底部(302)の縁部位置に設けられた正面側部(303)と、前記引出方向において前記ケーシング(11)の背面側となる当該底部(302)の縁部位置に設けられた背面側部(304)と、当該正面側部(303)と背面側部(304)とを繋ぐ左側部(305)及び右側部(306)とを有し、
前記各動作機構の駆動制御に供するために前記電装品箱(30)内の制御部(31)に接続された配線(6)を備え、
前記電装品箱(30)の引出方向における前記ケーシング(11)の前面側部分であって、前記電装品箱(30)の底部(302)の下方位置に配設された前記ケーシング(11)の一部部材(11n)に、前記配線(6)が、前記ケーシング(11)の背面側から前記電装品箱(30)の底部(302)の下方を通って前記一部部材 (11n)の下面に掛止され、当該掛止部分から更に前記電装品箱(30)の背面側部(304)に引き回され、当該背面側部(304)から前記電装品箱(30)内に引き入れられて前記制御部(31)に接続されているものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4に記載の空気調和装置(10)であって、前記一部部材(11n)は、前記ケーシング(11)の前面側の位置であって前記電装品箱(30)の底部(302)の下面に当接するケーシング(11)位置に、当該底面(302)に対して平行な姿勢で設けられ、当該電装品箱(30)の引出動作時に当該底部(302)を支持する支持部(11n)である。
これらの発明によれば、電装品箱の引出動作時にケーシングの前面側で電装品箱の底部を支持する上記一部部材又は支持部の下面に、上記配線が、ケーシングの背面側から電装品箱の底部の下方を通して掛止され、当該掛止部分から更に電装品箱の背面に引き回され、当該背面から電装品箱内に引き入れられて制御部に接続されているので、電装品箱を上記引出方向に引き出した場合であっても、当該配線を絡み難くすることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の空気調和装置であって、電子部品が取り付けられる平板状の取付部と、当該取付部に直交する方向に当該取付部から延びて前記電装品箱の底部に据え付けられる平板状の据付部とを有する取付治具を備え、
前記制御部は、その一部をなす電子部品が前記取付部に取り付けられた状態で前記据付部が前記電装品箱の底部に平行な姿勢で据え付けられることで、前記電装品箱内に取り付けられているものである。
この発明では、制御部は、その一部をなす電子部品が取付部に取り付けられた状態とされて据付部が電装品箱の底部に平行な姿勢で据え付けられるので、据付方向が鉛直姿勢のみに規定されている電子部品を、電装品箱の底部において水平方向に省スペースで多数並設することができる。このため、当該据付姿勢が規定された電子部品を鉛直方向に並設する必要がなくなるので、電装品箱の高さを極力抑えることが可能になる。
本発明によれば、電装品箱の設置がファンの動力増大や風量低下を招くことを回避でき、しかも、当該電装品箱内の制御部のメンテナンス作業も容易に行うことが可能になる。
本発明の一実施形態に係る空気調和装置が設置されるサーバ室の概略平面図である。 空気調和装置の外観を示す斜視図である。 空気調和装置の内部構造を示す斜視図であり、ケーシングを外した状態の空気調和装置を示している。 ケーシング内での配線引き回し状態を示す内部側面図である。 電装品箱に対する配線引き回し状態を示す下面図である。 制御部の平面図を示す図である。 電装品箱の正面図である。 電装品箱の背面図である。 電装品箱及び制御部を正面側から見た場合の断面図である。 空気調和装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る空気調和装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置が設置されるサーバ室の概略平面図である。図1に示すように、サーバ室1内には、サーバ等の電子機器が搭載されたラック2が複数台設けられている。各ラック2の前面2aには、空気を内部に取り込むための取入口が形成される一方、背面2bには該空気を排出する吹出口が形成されている。
複数のラック2は、幅方向に一列に配列されてラック列3を形成している。当該ラック列3は、サーバ室1内に複数列(図1では6列)形成されている。複数のラック列3は、各ラック2の前面2a同士又は背面2b同士が対向するように配置されている。このように配置することで、各ラック2の前方には、各ラックの前面2aが面する前方空間Aが形成され、各ラック2の後方には、各ラック2の背面2bが面する後方空間Bが形成される。
空気調和装置10は、上記ラック列3内のラック2間に挿入されて配設されている。例えば、空気調和装置10は、ケーシング11の前面11aが上記前方空間Aに面する一方、背面11bが上記後方空間Bに面するように設けられる。なお、空気調和装置10は、サーバ室1内に複数台設けられ、本実施形態ではラック列3内の5つのラック2毎に設けられている。
次に、空気調和装置10の構成について説明する。図2は空気調和装置10の外観を示す斜視図である。図3は空気調和装置10の内部構造を示す斜視図であり、ケーシング11を外した状態の空気調和装置10を示している。
図2及び図3に示すように、空気調和装置10は、ケーシング11と、ファン12と、ファン12を回転駆動するモータ13と、熱交換器14とを備えている。ファン12、モータ13及び熱交換器14は、ケーシング11内に設けられている。
本実施形態では、ケーシング11の背面11bには、内部に空気を取り入れるための取入口11cが形成され、前面11aには、内部の空気を外部に排出する吹出口11dが形成されている。吹出口11dには、空気流通が可能とされたメッシュ部材からなる保護カバー11eが取り付けられている。
また、前面11aは、その一方の側部11fが、当該前面11a側のケーシング11の側縁部11gに回動自在に取り付けられ、前面11aの他方の側部11hがケーシング11に対して接離方向に移動する構成とされている。前面11aの当該側部11h近傍には、取手11iが設けられている。操作者は、前面11aに対向する位置から、当該取手11iに指を差し入れて取手11i及び前面11aを手前に引くことで、側縁部11gを回転軸として図2に示す矢印方向に前面11aを回動させることができる。すなわち、前面11aは、開閉自在な前面扉として機能する。
なお、特に図示していないが、ケーシング11の背面11bの取入口11cにも、空気流通が可能とされたメッシュ部材からなる保護カバーが取り付けられている。
ケーシング11内の前面11a側には、各ファン12を仕切るための仕切台21が取り付けられている。本実施形態では、ファン12及びモータ13を各々3つずつ設けているため、仕切台21は2つ設けられている。図3に示すように、当該2つの仕切台21は、ケーシング11内の前方において上下方向に所定の間隔を空けて平行に配列されている。
ファン12は、ハウジング内に複数の羽根によって構成される羽根車を有する。ファン12はモータ13と共に、ケーシング11の一部をなす枠組101に支持部材102を介して固定されると共に、ファン12及び熱交換器14間に設けられた仕切部103に固定されている。図3に示すように、仕切部103には、ファン12が取り付けられる各位置に開口101aが設けられており、各ファン12は、当該開口101aから、吸込口22がケーシング11の背面11b側の熱交換器14に向かって開口している。ファン12の吹出口23は、ケーシング11の側方に向かって開口する配置とされている。
また、ケーシング11内には、最下部のファン12及びモータ13の下方であって、2つの熱交換器14の下方となる位置に仕切板50が更に設けられている。当該仕切板50は、ケーシング11の両側面11j,11kに亘る幅を有し、前面11aから背面11bまでに亘って設けられている。
ケーシング11の前側は、上記2つの仕切台21と、仕切板50とによって上下方向に4つの領域に分割されている。当該仕切板50の下方の領域には、電装品箱30が設けられている。当該電装品箱30の構成については後述する。すなわち、仕切板50は、ファン12及び熱交換器14が配設されるケーシング内領域105と、電装品箱30が配設されるケーシング内領域106との間に設けられ、当該両領域を隔てる。
ケーシング11内には、2つの熱交換器14,14が設けられている。それぞれの熱交換器14は、平板状の複数のフィンと、複数の伝熱管とを備えた所謂フィンアンドチューブ型熱交換器である。複数のフィンは、鉛直方向に延びるように設けられ、水平方向に所定間隔毎に平行に配列されている。一方、複数の伝熱管は、複数のフィンの配列方向(水平方向)に延び、当該複数のフィンを貫通するように設けられている。なお、熱交換器14の伝熱管は、後述する冷媒回路500に接続されている。
2つの熱交換器14は、図3に示すように、フィン及び伝熱管からなる平面部141が互いに対向し、当該平面部141がケーシング11の側面11j,11kに対して傾斜した姿勢で配置されている。2つの熱交換器14は、ケーシング11前側(ファン12側)となるそれぞれの端部143,143は、互いに接触する距離まで接近させて設けられている。また、2つの熱交換器14は、ケーシング11の背面11b側となるそれぞれの端部144,144が、ケーシング11の側面11j,11k近傍に位置する。これにより、図3に矢印Cで示すように、ケーシング11の背面11b側の取入口11cから吸い込まれた空気が2つの熱交換器14に囲まれた領域107に進入し、2つの熱交換器14を通過して各ファン12によりケーシング11の前面11a側に案内され、前面11aの吹出口11dからケーシング11の前面側となるケーシング11外に吹き出される。ファン12によってケーシング11内に引き込まれた周辺空気が2つの熱交換器14を通過するときに熱交換が行われて、空気の冷却が行われる。
なお、図示を省略するが、ケーシング11内には、各熱交換器14の表面において結露が発生した場合に、結露水を回収して排出する結露水処理機構が各熱交換器14の下方に設けられている。
電装品箱30について説明する。電装品箱30は、空気調和装置10の各動作機構を駆動制御する制御部31が内部に設けられた平板状とされている。電装品箱30は、ファン12及び熱交換器14の下方となるケーシング11内の領域に、ラック2及び空気調和装置10が並ぶ方向(図3の矢印A方向)に対して直交する方向(図3の矢印B方向)において引出可能に設けられている。なお、本実施形態では、当該電装品箱30が配設されるケーシング11内の下方領域は開放されており、電装品箱30の下面からその下方に位置するサーバ室1の床面まで間の空間には、ケーシング11の部材は設けられていない。
電装品箱30は、ラック2及び当該空気調和装置10が並ぶ方向に対する上記直交方向に延びる上縁部301が、ケーシング11内におけるファン12及び熱交換器14の下方位置で当該直交方向に延設されたガイドレール60に係止され、上縁部301は当該ガイドレール60上をスライド可能とされている。電装品箱30は、電装品箱30の底部302の下方とケーシング11の下縁部11mとの間に空隙が設けられた状態で、ガイドレール60により上記直交方向における上縁部301のケーシング11に対する進退動作が案内される。
上縁部301は、図3に示すように、電装品箱30の本体部300よりもケーシング11の背面11b側に伸びて設けられている。これにより、電装品箱30を上記直交方向に、すなわち、ケーシング11の前面11aからケーシング11の前方外側に、電装品箱30の背面側部304がケーシング11の外側に出るまで引き出しても、電装品箱30は、上縁部301とガイドレール60との係合により、ケーシング11に対して係合状態が保たれる。
電装品箱30は、サーバ室1の床面に平行な底部302と、上記引出方向においてケーシング11の前面11a側となる底部302の縁部位置に設けられた正面側部303と、上記引出方向においてケーシング11の背面側となる底部302の縁部位置に設けられた背面側部304と、正面側部303と背面側部304とを繋ぐ左側部305及び右側部306とを有している。また、正面側部303には、操作者が当該電装品箱30を手前側(矢印B方向)に引き出すための取手307が設けられている。
次に、空気調和装置10における配線を説明する。図4は、ケーシング11内での配線引き回し状態を示す内部側面図、図5は、電装品箱30に対する配線引き回し状態を示す下面図である。
図4及び図5に示すように、電装品箱30内の制御部31には、制御部31と、空気調和装置10の各動作機構とを繋ぐ配線6が接続されている。ケーシング11内では、電装品箱30がケーシング11の最下部に配置され、ファン12等の各動作機構は電装品箱30よりも上部に設けられている。また、ケーシング10には、電装品箱30の引出方向におけるケーシング11の前面側部分であって、電装品箱30の底部302の下面側となるケーシング11位置に、ケーシング10の一部をなす側縁部(一部部材)11n設けられている。
配線6は、ケーシング11の上部に位置する各動作機構からケーシング11下部の電装品箱30まで引き回される。このとき、配線6は、図5に示すように、ケーシング11の背面11b側においてその上方から電装品箱30の底部302の下方を通って、ケーシング10の一部をなす側縁部11nの下面11pに達し、当該下面11pに掛止されている。
配線6は、下面11pの上記掛止部分から更に電装品箱30の背面側部304の外面側に引き回され、背面側部304に設けられている配線用口304a,304b(図3参照)から電装品箱30内に引き入れられて制御部31に接続されている。
なお、本実施形態では、配線6は上記側縁部11nの下面11pに掛止されるものとしているが、例えば、ケーシング11は、上記側縁部11nとして、ケーシング11の前面11a側であって底部302の下面に当接する位置に、当該底面302に対して平行な姿勢で設けられて当該電装品箱30の引出動作時に当該底部302を支持する支持部11nを備え、配線6は当該支持部11nの下面11pに掛止されるものとしてもよい。
図6は、制御部31の平面図を示す図である。図7は電装品箱30の正面図、図8は電装品箱30の背面図である。電装品箱30内の制御部31には、図6に示すように、端子、ヒューズ、プリント板、コネクタ、等の各電子部品が設けられている。上記配線用口304a,304bから電装品箱30内の制御部31に引き入れられた各配線6は、図6に示すように、電装品箱30内で各電子部品に接続されている。
なお、制御部31の前面11a側(電装品箱30のケーシング11内収納時における)には、ファン12の駆動オン・オフを切り換えるスイッチ7が配設されている。このスイッチ7は、電装品箱30の正面側部303に設けられた各スイッチ用口303aを通って電装品箱30の正面側部303から電装品箱30の正面側に突出するように取り付けられている。
これにより、操作者は、空気調和装置10の正面側から上記ファン12のスイッチ7を操作することで、ファン12の駆動又は停止の操作が可能とされている。
図9は、電装品箱30及び制御部31を正面側から見た場合の断面図である。さらに、制御部31は、制御部31の一部を構成する電子部品31aが取り付けられる平板状の取付部311と、当該取付部311に直交する方向に当該取付部311から延びて電装品箱30の底部302に据え付けられる平板状の据付部312とを有する取付治具310を備えている。
制御部31は、電子部品31aが取付部311にネジ止め、半田付又は接着等により取り付けられた状態で据付部312が電装品箱30の底部302上の制御部31に取り付けられる。
電装品箱30は、据付方向が鉛直姿勢のみに規定されている電子部品31aを制御部31として組み付ける場合、当該電子部品31aがまず取付部311に取り付けられる。そして、当該取付部311に取り付けられた状態の電子部品31aに対して配線6が接続される。当該接続後の電子部品31aが取り付けられた取付治具310は、図9に示すように、電装品箱30内の底部302内面上に、据付部312が、当該据付部312と底部302とを平行な姿勢として据え付けられる。本実施形態によれば、据付方向が鉛直姿勢のみに規定されている電子部品31aを、電装品箱30の底部302にある平板上の制御部31に省スペースで水平方向に多数並設できる。これにより、当該据付姿勢が規定された電子部品31aを鉛直方向に並設する必要がなくなるため、電装品箱30の高さを極力抑えることが可能になる。また、このように取付治具310を用いて電子部品31aを電装品箱30内に配設する場合、電子部品31aの電装品箱30内への取付前に、電子部品31aに配線6を接続できるため、電子部品31aに対する配線接続作業が容易になる。
次に、空気調和装置10の冷媒回路について説明する。図10は、空気調和装置10の冷媒回路の概略構成を示す図である。
図10に示すように、空気調和装置10は、空気調和装置10とは別個に構成されているポンプユニット55に対して、冷媒配管501により接続されている。ポンプユニット55には、熱源側熱交換器52と、レシーバタンク53と、循環ポンプ51とが備えられている。
冷媒回路500は、空気調和装置10の熱交換器14と、循環ポンプ51と、熱源側熱交換器52と、レシーバタンク53と、これらを接続する冷媒配管501とによって構成されている。なお、ポンプユニット55は、サーバ室1に設けられたラック列3と離隔した場所に設けられている。
上記循環ポンプ51は、吸入した冷媒を圧送して冷媒回路500内において冷媒を循環させる。
熱源側熱交換器52は、内部に第1流路52aと第2流路52bとが形成され、第1流路52aは冷媒回路500に接続され、第2流路52bは冷却水が流通する冷却水回路600に接続されている。熱源側熱交換器52は、第1流路52aを流れる冷媒と第2流路52bを流れる冷却水との間において熱交換が行われる。
上記レシーバタンク53は、内部に冷媒を一時的に貯留して冷媒回路500内の冷媒循環量を調整する。
空気調和装置10運転動作について説明する。
通常運転時、空気調和装置10では、装置外部の空気を内部に取り入れて冷却し、装置外部へ該冷却空気を供給する通常運転(冷却運転)が行われる。具体的には、図略のコントローラが、モータ13を駆動してファン12を稼働させると共に、ポンプユニット55の循環ポンプ51を駆動する。
コントローラによってモータ13が駆動されると、ファン12が回転駆動されると、空気調和装置10の周辺空気は、ケーシング11に設けられた取入口11cからケーシング11に取り入れられる。当該取り入れられた空気はファン12の吸込口22に吸い込まれる。これにより、ケーシング11内には、後方から前方に向かって空気の流れが形成される。
具体的には、ケーシング11の背面11bの取入口11cから内部に流入した空気は、前方に向かって流れて各熱交換器14の複数のフィンの間を通過する。その際、該空気は、伝熱管を流通する冷媒と熱交換して冷却される。
熱交換器14を通過して冷却された空気(冷却空気)は、3つのファン12の周辺に至り、各ファン12の吸込口22から吸い込まれる。そして、各ファン12に吸い込まれた冷却空気は、各吹出口23から、ケーシング11の前面11aに形成された吹出口11dから外部へ排出される。
当該通常運転時、循環ポンプ51が駆動されると、冷媒回路500内において冷媒が循環する。冷媒回路500内において、冷媒は、まず熱源側熱交換器52において冷却水と熱交換して気体から液体に相変化する。具体的には、熱源側熱交換器52の第1流路52aに流入した冷媒が、第2流路52bを流通する冷却水に顕熱と共に潜熱を放出して凝縮する。そして、凝縮した冷媒は、熱源側熱交換器52から流出し、循環ポンプ51によって空気調和装置10の熱交換器14側へ圧送される。
そして、上記冷媒は、空気調和装置10の熱交換器14の伝熱管に流入し、複数のフィン間を通過する空気と熱交換して液体から気体に相変化する。具体的には、伝熱管内に流入した冷媒が、当該伝熱管内において各フィン間を通過する空気から顕熱と共に潜熱を吸収して蒸発する。これにより、複数のフィン間を通過する空気は、伝熱管内を流通する冷媒によって冷却される。
このようにして、通常運転が行われると、ケーシング11内に取り込まれた空気が熱交換器14を通過する際に、冷媒回路500内を循環する冷媒と熱交換することによって冷却され、ケーシング11の外部に吹き出される。これにより、空気調和装置10の周辺(前方に拡がる空間)の空気が冷却される。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、冷媒回路500は、本実施形態のものに限られず、冷媒の相変化を利用して熱交換器14を流通する空気を冷却できるものであればいかなる形態であってもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 サーバ室
2 ラック
6 配線
10 空気調和装置
11 ケーシング
12 ファン
14 熱交換器
22 吸込口
30 電装品箱
300 本体部
301 上縁部
302 底部
303 正面側部
304 背面側部
305 左側部
306 右側部
31 制御部
31a 電子部品
310 取付治具
311 取付部
312 据付部
50 仕切板
60 ガイドレール

Claims (6)

  1. 電子機器が搭載されたラック(2)に対して並設され、当該ラック(2)周辺の空気を冷却する空気調和装置(10)であって、
    空気の取入口(11c)と吹出口(11d)とを有するケーシングと、
    前記ケーシング(11)内において前記取入口(11c)から前記吹出口(11d)に向けて空気を流通させるファンと、
    前記取入口(11c)から前記吹出口(11d)に向かう空気の流通路に配設され、前記ファン(12)によって前記ケーシング(11)内を流通する空気を冷却する熱交換器(14)と、
    当該空気調和装置(10)の各動作機構を駆動制御する制御部(31)が内部に設けられた平板状の電装品箱(30)とを備え、
    前記電装品箱(30)は、前記ファン(12)及び前記熱交換器(14)の下方となる前記ケーシング(11)内領域に、前記ラック(2)及び当該空気調和装置(10)が並ぶ方向に対して直交する方向において引出可能に設けられている空気調和装置(10)。
  2. 前記ファン(12)及び前記熱交換器(14)が配設されるケーシング(11)内領域と、前記電装品箱(30)が配設されるケーシング(11)内領域との間に、当該両領域を隔てる仕切板(50)が設けられた請求項1に記載の空気調和装置(10)。
  3. 前記ケーシング(11)は、前記電装品箱(30)が配設されるケーシング(11)内領域の下方が開放されている請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置(10)。
  4. 前記電装品箱(30)は、床面に平行な底部(302)と、前記引出方向において前記ケーシング(11)の前面側となる当該底部(302)の縁部位置に設けられた正面側部(303)と、前記引出方向において前記ケーシング(11)の背面側となる当該底部(302)の縁部位置に設けられた背面側部(304)と、当該正面側部(303)と背面側部(304)とを繋ぐ左側部(305)及び右側部(306)とを有し、
    前記各動作機構の駆動制御に供するために前記電装品箱(30)内の制御部(31)に接続された配線(6)を備え、
    前記電装品箱(30)の引出方向における前記ケーシング(11)の前面側部分であって、前記電装品箱(30)の底部(302)の下方位置に配設された前記ケーシング(11)の一部部材(11n)に、前記配線(6)が、前記ケーシング(11)の背面側から前記電装品箱(30)の底部(302)の下方を通って前記一部部材 (11n)の下面に掛止され、当該掛止部分から更に前記電装品箱(30)の背面側部(304)に引き回され、当該背面側部(304)から前記電装品箱(30)内に引き入れられて前記制御部(31)に接続されている請求項1乃至請求項3のいずれに記載の空気調和装置(10)。
  5. 前記一部部材(11n)は、前記ケーシング(11)の前面側の位置であって前記電装品箱(30)の底部(302)の下面に当接するケーシング(11)位置に、当該底面(302)に対して平行な姿勢で設けられ、当該電装品箱(30)の引出動作時に当該底部(302)を支持する支持部(11n)である請求項1乃至請求項4に記載の空気調和装置(10)。
  6. 電子部品(31a)が取り付けられる平板状の取付部(311)と、当該取付部(311)に直交する方向に当該取付部(311)から延びて前記電装品箱(30)の底部(302)に据え付けられる平板状の据付部(312)とを有する取付治具(310)を備え、
    前記制御部(31)は、その一部をなす電子部品(31a)が前記取付部(311)に取り付けられた状態で前記据付部(312)が前記電装品箱(30)の底部(302)に平行な姿勢で据え付けられることで、前記電装品箱(30)内に取り付けられている請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の空気調和装置(10)。
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