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JP4758627B2 - 小建物ユニット及び建物 - Google Patents

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JP4758627B2 JP2004262732A JP2004262732A JP4758627B2 JP 4758627 B2 JP4758627 B2 JP 4758627B2 JP 2004262732 A JP2004262732 A JP 2004262732A JP 2004262732 A JP2004262732 A JP 2004262732A JP 4758627 B2 JP4758627 B2 JP 4758627B2
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Description

本発明は小建物ユニット及び建物に関する。
ユニット建物等の建物において、建物をもう少し延長したいとき、特許文献1に記載の
如く、小建物ユニットを追加している。
特許文献1の小建物ユニットは、柱と床梁と天井梁を箱形に接合した骨組構造体からな
る。
特開平5-214772
特許文献1の小建物ユニットには以下の問題点がある。
(1)小建物ユニットでも、4本の柱、4本の床梁、4本の天井梁を有しており、生産効
率、輸送効率が低く、構造的にも過剰強度である。
(2)小建物ユニットの妻方向巾が90cm程度の狭巾ユニットは、生産ラインと保管輸送時
に転倒し易い。
本発明の課題は、生産効率、輸送効率が高く、構造的にも過剰強度でない小建物ユニッ
トを提供することにある。
本発明の他の課題は、生産ラインや保管輸送時に転倒しにくい小建物ユニットを提供す
ることにある。
請求項1の発明は、小建物ユニットの妻床梁と妻天井梁の各先端部を、被接続建物に接続してなる建物において、小建物ユニットが、箱形ラーメンからなる標準建物ユニットを妻面の概ね半分位置で分割した、2本の柱と、両柱の下端部をつなぐ桁床梁と、両柱の上端部をつなぐ桁天井梁と、各柱の下端部に接合される妻床梁と、各柱の上端部に接合される妻天井梁とを有し、両妻床梁の先端部をつなぐつなぎ床梁と、両妻天井梁の先端部をつなぐつなぎ天井梁とを備え、前記柱の下端部に桁床梁と妻床梁のそれぞれを剛接合し、該柱の上端部に桁天井梁と妻天井梁のそれぞれを剛接合し、両妻床梁の先端部のエンドプレートにつなぎ床梁を直接的にピン接合し、両妻天井梁の先端部のエンドプレートにつなぎ天井梁を直接的にピン接合してなり、被接続建物が4本の柱と、2本の桁床梁と、2本の妻床梁と、2本の桁天井梁と、2本の妻天井梁を剛接合した箱形ラーメンであり、小建物ユニットの妻床梁と妻天井梁の各先端部のエンドプレートを上記箱形ラーメンの柱の下端部と上端部に直接的にピン接合してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、小建物ユニットの妻床梁と妻天井梁の各先端部を、被接続建物に接続してなる建物において、小建物ユニットが、箱形ラーメンからなる標準建物ユニットを妻面の概ね半分位置で分割した、2本の柱と、両柱の下端部をつなぐ桁床梁と、両柱の上端部をつなぐ桁天井梁と、各柱の下端部に接合される妻床梁と、各柱の上端部に接合される妻天井梁とを有し、両妻床梁の先端部をつなぐつなぎ床梁と、両妻天井梁の先端部をつなぐつなぎ天井梁とを備え、前記柱の下端部に桁床梁と妻床梁のそれぞれを剛接合し、該柱の上端部に桁天井梁と妻天井梁のそれぞれを剛接合し、両妻床梁の先端部のエンドプレートにつなぎ床梁を直接的にピン接合し、両妻天井梁の先端部のエンドプレートにつなぎ天井梁を直接的にピン接合してなり、被接続建物が4本の柱と、2本の桁床梁と、2本の妻床梁と、2本の桁天井梁と、2本の妻天井梁を剛接合した2個の箱形ラーメンの桁面を突き合せ、それらの桁面間に長尺梁を架け渡し、それらの桁面にて相隣接する柱を省略してなり、それらの2個の箱形ラーメンの妻面に小建物ユニットを沿い設け、小建物ユニットの妻床梁と妻天井梁の各先端部のエンドプレートを各箱形ラーメンの外端側の柱の下端部と上端部に直接的にピン接合してなり、小建物ユニットと被接続建物により、柱省略した広い部屋空間を形成してなるようにしたものである。
(請求項1、2
(a)小建物ユニットは、標準建物ユニットの妻面を概ね半分に分割した、柱、桁床梁、桁天井梁、妻床梁、妻天井梁を有して構成されるから、標準建物ユニットの柱と梁、生産設備(生産ライン)、輸送設備(輸送車)を共用でき、生産効率、輸送効率を向上できる。
(b)小建物ユニットは、柱を唯2本用いるものであり、被接続建物との接合面に柱を設
けないから、構造的にも過剰強度でない。
(c)小建物ユニットは、両妻床梁の先端部をつなぐつなぎ床梁と、両妻天井梁の先端部
をつなぐつなぎ天井梁とを備えるから、小建物ユニットにおける床、天井の形成が容易に
なるし、小建物ユニットの強度も確保できる。
上述(a)、(b)、(c)により、ユニット構法の高効率生産性、輸送性を損なうことなく、
建物を小延長できる。
(d)小建物ユニットは、柱の下端部に桁床梁と妻床梁のそれぞれを剛接合し、該柱の上端部に桁天井梁と妻天井梁のそれぞれを剛接合し、両妻床梁の先端部につなぎ床梁をピン接合し、両妻天井梁の先端部につなぎ天井梁をピン接合して構成されるから、一定の構造強度を簡易に構築できる。
(e)被接続建物に小建物ユニットを接続して形成した建物延長部の桁方向に沿う水平力の殆どを、小建物ユニットの2つの柱と桁床梁と桁天井梁が作る箱形ラーメンフレームで負担する。
建物延長部の桁面に取付く重量の重い外壁開口を、上述の箱形ラーメンフレームで全て
負担する。
(f)建物延長部の妻方向に沿う水平力を、小建物ユニットの1本の柱と妻床梁と妻天井
梁が作る、2個のコ字形ラーメンフレームで負担する。小建物ユニットは、被接続建物の
水平力補強にも寄与する。
(g)建物延長部の外壁側半分の床、天井、屋根の鉛直荷重を箱形ラーメンフレームで負
担する。
建物延長部の被接続建物側の床、天井、屋根の鉛直荷重は、輸送時には、小建物ユニッ
トのつなぎ床梁とつなぎ天井梁で負担し、被接続建物との接続後には被接続建物の床梁及
び天井梁と分担する。
(h)前述(f)において、小建物ユニットの妻床梁と妻天井梁のスパンが、標準建物ユニットの妻面の中央の反曲点より短いから、小建物ユニットを被接続建物にピン接続しても、標準建物ユニットと同等以上の水平強度を発現できる
図1は標準建物ユニットと小建物ユニットを示す模式図、図2は小建物ユニットの仮接
続構造を示す模式図、図3は小建物ユニットの妻面での仮接続構造を示す側面図、図4は
妻床梁と接続ピースを示す模式図、図5は小建物ユニットの中間仮接続構造を示す側面図
、図6は妻床梁とつなぎ床梁を示す模式図、図7は標準建物ユニットと小建物ユニットの
接続例を示す模式図、図8は標準建物ユニットと小建物ユニットの接続構造を示す側面図
、図9は標準建物ユニットと小建物ユニットの水平強度を示す模式図、図10は柱省略建
物ユニットと小建物ユニットの接続例を示す模式図である。
図1は標準建物ユニット10と小建物ユニット20を示す模式図である。
標準建物ユニット10は、図1(A)に示す如く、4本の柱11と、2本の桁床梁12
Aと、2本の妻床梁12Bと、2本の桁天井梁13Aと、2本の妻天井梁13Bを剛接合
した箱形ラーメンである。
小建物ユニット20は、標準建物ユニット10を妻面の概ね半分位置(図1(A)のP
)で分割した、図1(B)に示す如くの、2本の柱21と、両柱21の下端部をつなぐ桁
床梁22Aと、両柱21の上端部をつなぐ桁天井梁23Aと、各柱21の下端部に接合さ
れる妻床梁22Bと、各柱21の上端部に接合される妻天井梁23Bとを有する。妻床梁
22Bと妻天井梁23Bの長さ(小建物ユニット10の妻方向巾)は例えば概ね90cm程度
である。
小建物ユニット20は、更に、図1(C)に示す如く、両妻床梁22Bの先端部をつな
ぐつなぎ床梁24と、両妻天井梁23Bの先端部をつなぐつなぎ天井梁25とを備える。
小建物ユニット20は、柱21の下端部に桁床梁22Aと妻床梁22Bのそれぞれを剛
接合し、柱21の上端部に桁天井梁23Aと妻天井梁23Bのそれぞれを剛接合し、両妻
床梁22Bの先端部につなぎ床梁24をピン接合し、両妻天井梁23Bの先端部につなぎ
天井梁25をピン接合する。
これにより、小建物ユニット20は、2本の柱21と桁床梁22Aと桁天井梁23Aに
より、桁一面に、箱形ラーメンフレームを構成する。また、小建物ユニット20は、1本
の柱21と妻床梁22Bと妻天井梁23Bにより、妻2面に、コ字形ラーメンフレームを
構成する。
しかるに、小建物ユニット20の生産・輸送手順は例えば以下の如くになされる(図2
)。
(1)妻フレーム組立(図3、図4)
柱21の下端部にジョイントピース22Cを介して妻床梁22Bを剛接合し(スポット
又はアーク溶接)、柱21の上端部にジョイントピース22Cを介して妻天井梁23Bを
剛接合する。
2個の小建物ユニット20を構成する妻床梁22B同士を仮接続ピース31を介して、
ボルト・ナット31Aにより仮接続し、妻天井梁23B同士を仮接続ピース32を介して
、ボルト・ナット32Aにより仮接続する。
2個の小建物ユニット20の妻方向巾の合計長が、生産設備や輸送設備の生産・輸送巾
Aに適合するように、仮接続ピース31、32の巾Bで調整する。
(2)小組立(図5、図6)
1個の小建物ユニット20を構成するために相対する2つの妻フレームの柱21の下端
部を桁床梁22Aで剛接合するとともに、上端部を桁天井梁23Aで剛接合する。同時に
、2つの妻フレームの妻床梁22Bの先端部をつなぎ床梁24でピン接合するとともに、
妻天井梁23Bの先端部をつなぎ天井梁25でピン接合する。
本実施例では、1個の小建物ユニット20を構成する桁床梁22Aとつなぎ床梁24と
床小梁、床根太等からなる床フレーム41と、1個の小建物ユニット20を構成する桁天
井梁23Aとつなぎ天井梁25と天井根太26からなる天井フレーム42(図5)を構成
する。そして、2個の小建物ユニット20を構成する床フレーム41同士を中間仮接続ピ
ース33を介して仮接続するとともに、天井フレーム42同士を中間仮接続ピース33を
介して仮接続し(図5(A))、床フレーム仮接続体と天井フレーム仮接続体を2つの妻
フレームの間に挿入し、2つの妻フレームの柱21の下端部を床フレーム41の桁床梁2
2Aで剛接合するとともに、上端部を天井フレーム42の桁天井梁23Aで剛接合する。
同時に、2つの妻フレームの妻床梁22Bの先端部を床フレーム41のつなぎ床梁24で
ピン接合するとともに、妻天井梁23Bの先端部を天井フレーム42のつなぎ天井梁25
でピン接合し、その後、中間仮接続ピース33を取外し回収する。図4(B)は、妻床梁
22Bの先端部のエンドプレート27に、床フレーム41のつなぎ床梁24をボルト・ナ
ット28でピン接合する状態を示す。図6は、妻天井梁23Bの先端部のエンドプレート
27に、天井フレーム42のつなぎ天井梁25をボルト・ナット28でピン接合した状態
を示す。尚、中間仮接続ピース33は、例えば相隣る天井フレーム42のつなぎ天井梁2
5に挟まれて仮接続する(図5(A))他、相隣る天井フレーム42の桁天井梁23A、
つなぎ天井梁25の上面に渡って、延在される仮接続梁(図5(B))にて構成されるも
のでも良い。
次に、小建物ユニット20は建築現場で、被接続建物50に以下の手順で接続される(
図7)。尚、被接続建物50が標準建物ユニット10であるものとする。
(1)輸送車上又は仮置場で、2個の小建物ユニット20を仮接続している仮接続ピース
31、32を取外し回収する。
(2)小建物ユニット20を吊上げ、基礎又は下階建物構造体の上に据付ける。
(3)小建物ユニット20の妻床梁22Bと妻天井梁23Bの各先端部を、被接続建物5
0たる標準建物ユニット10の柱11の下端部と上端部に、ボルト・ナット51でピン接
続する(図8)。このとき、小建物ユニット20の妻床梁22Bと妻天井梁23Bのスパ
ンは、標準建物ユニット10の妻面の中央の反曲点R(図9)より短いから、小建物ユニ
ット20を被接続建物50にピン接続しても、標準建物ユニット10と同等以上の水平強
度を発現する。
図10は小建物ユニット20の他の適用例である。被接続建物60になる2個の標準建
物ユニット10の桁面を突き合せ、それらの桁面間に長尺梁61を架け渡し、それらの桁
面にて相隣接する柱11を省略し、それらの両妻面(一方の妻面だけでも可)に小建物ユ
ニット20を沿い設け、小建物ユニット20の妻床梁22Bと妻天井梁23Bの各先端部
を各標準建物ユニット10の外端側の柱11の下端部と上端部にピン接続したものである
。小建物ユニット20と被接続建物60により、柱省略した広い部屋空間を形成できる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)小建物ユニット20は、標準建物ユニット10の妻面を概ね半分に分割した、柱2
1、桁床梁22A、桁天井梁23A、妻床梁22B、妻天井梁23Bを有して構成される
から、標準建物ユニット10の柱11と梁12A、12B、13A、13B、生産設備(
生産ライン)、輸送設備(輸送車)を共用でき、生産効率、輸送効率を向上できる。
(b)小建物ユニット20は、柱21を唯2本用いるものであり、被接続建物50、60
との接合面に柱21を設けないから、構造的にも過剰強度でない。
(c)小建物ユニット20は、両妻床梁22Bの先端部をつなぐつなぎ床梁24と、両妻
天井梁23Bの先端部をつなぐつなぎ天井梁25とを備えるから、小建物ユニット20に
おける床、天井の形成が容易になるし、小建物ユニット20の強度も確保できる。
上述(a)、(b)、(c)により、ユニット構法の高効率生産性、輸送性を損なうことなく、
建物を小延長できる。
(d)小建物ユニット20は、柱21の下端部に桁床梁22Aと妻床梁22Bのそれぞれ
を剛接合し、該柱21の上端部に桁天井梁23Aと妻天井梁23Bのそれぞれを剛接合し
、両妻床梁22Bの先端部につなぎ床梁24をピン接合し、両妻天井梁23Bの先端部に
つなぎ天井梁25をピン接合して構成されるから、一定の構造強度を簡易に構築できる。
(e)被接続建物50、60に小建物ユニット20を接続して形成した建物延長部の桁方
向に沿う水平力の殆どを、小建物ユニット20の2つの柱21と桁床梁22Aと桁天井梁
23Aが作る箱形ラーメンフレームで負担する。
建物延長部の桁面に取付く重量の重い外壁開口を、上述の箱形ラーメンフレームで全て
負担する。
(f)建物延長部の妻方向に沿う水平力を、小建物ユニット20の1本の柱21と妻床梁
22Bと妻天井梁23Bが作る、2個のコ字形ラーメンフレームで負担する。小建物ユニ
ット20は、被接続建物50、60の水平力補強にも寄与する。
(g)建物延長部の外壁側半分の床、天井、屋根の鉛直荷重を箱形ラーメンフレームで負
担する。
建物延長部の被接続建物50、60側の床、天井、屋根の鉛直荷重は、輸送時には、小
建物ユニット20のつなぎ床梁24とつなぎ天井梁25で負担し、被接続建物50、60
との接続後には被接続建物50、60の床梁12A、12B及び天井梁13A、13Bと
分担する。
(h)前述(f)において、小建物ユニット20の妻床梁22Bと妻天井梁23Bのスパンが
、標準建物ユニット10の妻面の中央の反曲点より短いから、小建物ユニット20を被接
続建物にピン接続しても、標準建物ユニット10と同等以上の水平強度を発現できる。
(i)2個の小建物ユニット20を仮接続して生産・輸送し、現地で分離して各小建物ユ
ニット20を被接続建物50、60に接続することで、生産・輸送の合理化を図り、生産
ラインや保管輸送時における小建物ユニット20の転倒を防止できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に
限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明
に含まれる。
図1は標準建物ユニットと小建物ユニットを示す模式図である。 図2は小建物ユニットの仮接続構造を示す模式図である。 図3は小建物ユニットの妻面での仮接続構造を示す側面図である。 図4は妻床梁と接続ピースを示す模式図である。 図5は小建物ユニットの中間仮接続構造を示す側面図である。 図6は妻床梁とつなぎ床梁を示す模式図である 図7は標準建物ユニットと小建物ユニットの接続例を示す模式図である。 図8は標準建物ユニットと小建物ユニットの接続構造を示す側面図である 図9は標準建物ユニットと小建物ユニットの水平強度を示す模式図である 図10は柱省略建物ユニットと小建物ユニットの接続例を示す模式図である。
符号の説明
10 標準ユニット建物
11 柱
12A 桁床梁
12B 妻床梁
13A 桁天井梁
13B 妻天井梁
20 小建物ユニット
21 柱
22A 桁床梁
22B 妻床梁
23A 桁天井梁
23B 妻天井梁
24 つなぎ床梁
25 つなぎ天井梁
27 エンドプレート
50、60 被接続建物

Claims (2)

  1. 小建物ユニットの妻床梁と妻天井梁の各先端部を、被接続建物に接続してなる建物において、
    小建物ユニットが、
    箱形ラーメンからなる標準建物ユニットを妻面の概ね半分位置で分割した、2本の柱と、両柱の下端部をつなぐ桁床梁と、両柱の上端部をつなぐ桁天井梁と、各柱の下端部に接合される妻床梁と、各柱の上端部に接合される妻天井梁とを有し、
    両妻床梁の先端部をつなぐつなぎ床梁と、両妻天井梁の先端部をつなぐつなぎ天井梁とを備え、
    前記柱の下端部に桁床梁と妻床梁のそれぞれを剛接合し、該柱の上端部に桁天井梁と妻天井梁のそれぞれを剛接合し、両妻床梁の先端部のエンドプレートにつなぎ床梁を直接的にピン接合し、両妻天井梁の先端部のエンドプレートにつなぎ天井梁を直接的にピン接合してなり、
    被接続建物が4本の柱と、2本の桁床梁と、2本の妻床梁と、2本の桁天井梁と、2本の妻天井梁を剛接合した箱形ラーメンであり、
    小建物ユニットの妻床梁と妻天井梁の各先端部のエンドプレートを上記箱形ラーメンの柱の下端部と上端部に直接的にピン接合してなることを特徴とする建物。
  2. 小建物ユニットの妻床梁と妻天井梁の各先端部を、被接続建物に接続してなる建物において、
    小建物ユニットが、
    箱形ラーメンからなる標準建物ユニットを妻面の概ね半分位置で分割した、2本の柱と、両柱の下端部をつなぐ桁床梁と、両柱の上端部をつなぐ桁天井梁と、各柱の下端部に接合される妻床梁と、各柱の上端部に接合される妻天井梁とを有し、
    両妻床梁の先端部をつなぐつなぎ床梁と、両妻天井梁の先端部をつなぐつなぎ天井梁とを備え、
    前記柱の下端部に桁床梁と妻床梁のそれぞれを剛接合し、該柱の上端部に桁天井梁と妻天井梁のそれぞれを剛接合し、両妻床梁の先端部のエンドプレートにつなぎ床梁を直接的にピン接合し、両妻天井梁の先端部のエンドプレートにつなぎ天井梁を直接的にピン接合してなり、
    被接続建物が4本の柱と、2本の桁床梁と、2本の妻床梁と、2本の桁天井梁と、2本の妻天井梁を剛接合した2個の箱形ラーメンの桁面を突き合せ、それらの桁面間に長尺梁を架け渡し、それらの桁面にて相隣接する柱を省略してなり、
    それらの2個の箱形ラーメンの妻面に小建物ユニットを沿い設け、小建物ユニットの妻床梁と妻天井梁の各先端部のエンドプレートを各箱形ラーメンの外端側の柱の下端部と上端部に直接的にピン接合してなり、小建物ユニットと被接続建物により、柱省略した広い部屋空間を形成してなることを特徴とする建物。
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