JP4758296B2 - 工具ホルダ - Google Patents
工具ホルダ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4758296B2 JP4758296B2 JP2006204691A JP2006204691A JP4758296B2 JP 4758296 B2 JP4758296 B2 JP 4758296B2 JP 2006204691 A JP2006204691 A JP 2006204691A JP 2006204691 A JP2006204691 A JP 2006204691A JP 4758296 B2 JP4758296 B2 JP 4758296B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collet
- hole
- holder
- bolt
- guide hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000002826 coolant Substances 0.000 claims description 14
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 9
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000001603 reducing effect Effects 0.000 description 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
ホルダ本体のコレット受入部には先方へ向けて拡大傾向とされたテーパ孔が形成され、コレットには先端ほど拡大傾向となるテーパ状の頭部が設けられている。コレットの頭部は、テーパ孔に嵌合されるようになっている。なお、コレットの頭部にはドリル、エンドミル、リーマなどの各種工具を装着させるための工具挿入孔が形成され、この工具挿入孔のまわりに、軸心から径方向外方へ向けた切り割りが放射状配置で複数本形成されている。
これらのことから、レンチの回転操作で引きボルトを締め込むときに、ホルダ本体の軸心(工作機械におけるスピンドルの回転中心)に対してコレットを真っ直ぐに引き上げられないということがあった。
即ち、本発明に係る工具ホルダは、工作機械のスピンドルへ装着されるホルダ本体と、このホルダ本体のコレット受け入れ部に保持されるコレットと、コレットと連結可能な引きボルトとを有している。
前記ホルダ本体のコレット受入部には、コレットを案内するガイド孔と、このガイド孔から先方へ向けて拡大傾向とされたテーパ孔とが形成されている。
また、前記ガイド孔の周面と全周的に未接触状態になるコレット本体部の後端部には、引きボルトが螺合する雌ねじ部が形成されている。
軸心(工作機械におけるスピンドルの回転中心)に対する軸平行が保たれるようになっている。
なお、引きボルトには、軸方向に貫通するクーラント孔が形成され、そのネジ山頂部が平坦状に形成されているのが好適である。
これにより加工時の冷却や潤滑が行えるが、このとき同時にホルダ本体や引きボルト及びコレット自体も冷却され、荒熱が除去されることになるので、コレットの後端部が熱的影響で片膨れ等を起こすのを防止できる効果が期待できる。このことが、次回、引きボルトをコレットの後端部へ螺合連結させる場合にあって、ホルダ本体の軸心に対してコレットを真っ直ぐに引き上げる利点に繋がるのである。
図1乃至図3は、本発明に係る工具ホルダ1の一実施形態を示している。この工具ホルダ1は、ホルダ本体2とコレット3と引きボルト4とを有している。
ホルダ本体2は、基部側とする方の端部に工作機械のスピンドルへ装着するためのシャンク部10が設けられ、これとは反対側の先端部に、コレット3を差し込むためのコレット受入部11が設けられたものである。
コレット3は、ホルダ本体2のコレット受入部11へ挿入可能とされた円柱状のコレット本体部14に対してその先端寄りほど拡大傾向となるテーパ頭部15が形成されたものである。テーパ頭部15はその軸心にドリル、エンドミル、リーマなどの各種工具Tを装着させるための工具挿入孔16が形成されている。この工具挿入孔16まわりには、軸心から径方向外方へ向けた切り割りが放射状配置で複数本形成されている。また、コレット本体部14の後端部には雌ねじ部17が形成されている。
テーパ孔21は、コレット3のテーパ頭部15とテーパ嵌合可能とするためのもので、このテーパ孔21の方が先端側配置とされ、ガイド孔20から先方へ向けて拡大傾向となっている。
は、ホルダ本体2の基部寄りにプルスタッド取付孔22が設けられている。このプルスタッド取付孔22とコレット受入部11のガイド孔20との間には、引きボルト4のボルト頭部4aを収納する中間孔23が設けられている。これらプルスタッド取付孔22及び中間孔23を介し、引きボルト4がガイド孔20へ向けて差し込まれる。
コレット本体部14の軸方向の中間部には、コレット本体部14よりも径大化されたガイド部30が設けられている。このガイド部30は、ホルダ本体2におけるコレット受入部11のガイド孔20に対し、その軸方向の一部でガタツキ無く嵌合する外径に形成されている。
コレット本体部14をガイド孔20の周面と全周的に未接触状態とさせるため、コレット本体部14の外径はある程度制限されたものとなる(ガイド孔20の内径を基準として考えた場合にコレット本体部14の外径を径小化したことになる)が、これによってコレット本体部14の剛性が低下しないように、次のような対応をしてある。
なお、本実施形態においてホルダ本体2の中間孔23には、引きボルト4のボルト頭部
4aが抜けないようにするためのストッパ部材35を内装させたものとしてある。このストッパ部材35は、引きボルト4の回転操作に用いるレンチを通過させるためのレンチ通孔36が設けられた短筒状のものであって、ネジ嵌め構造、圧入構造、接着構造などによりホルダ本体2の中間孔23内で位置固定されている。
このようなことから、引きボルト4をコレット3に対する螺合連結が緩む方向に回転させていった場合に、引きボルト4がホルダ本体2の基部側へ後退するように挙動したとしたとしても、この引きボルト4のボルト頭部4aがストッパ部材35に当接した段階で引きボルト4の後退は阻止され、これを受けてコレット3が前進し、ホルダ本体2のコレット受入部11から押し出されるようになる。
次に、工具ホルダ1の使用方法を説明する。工作機械のスピンドルから外した状態の工具ホルダ1に対し、ホルダ本体2の基部側からレンチを差し込み、引きボルト4のボルト頭部4aに係合させる。この状態でレンチを回転操作することで引きボルト4を緩め、コレット3を押し出し、場合によってはコレット3をホルダ本体2から取り出し、必要に応じて交換する。
ホルダ本体2のコレット受入部11に対してコレット3を差し込んだ場合、コレット3は、テーパ頭部15とガイド部30との軸方向に離れた2箇所がコレット受入部11(テーパ孔21及びガイド孔20)に対する全周的な接触状態(ガタツキの無い嵌合状態)となり、それら以外の部分(コレット本体部14)はガイド孔20に接触しない状態が保たれる。
その後、ホルダ本体2の基部側からレンチを抜き出し、この工具ホルダ1のシャンク部10を従来公知の手順によって工作機械のスピンドル装着する。工作機械の作動による加工時には、スピンドル内からクーラントを供給することで、クーラントがホルダ本体2内を介して引きボルト4のクーラント孔33へと流入し、コレット3の切り割り部から工具Tに沿うようにしてその先端側へと噴出されるようになる。
このことが、次回、引きボルト4をコレット3の後端部へ螺合連結させる場合にあって、ホルダ本体2の軸心に対してコレット3を真っ直ぐに引き上げる利点に繋がる。
例えばホルダ本体2の細部形状(シャンク部10の構造やコレット受入部11の構造な
ど)は何ら限定されるものではない。
2 ホルダ本体
3 コレット
4 引きボルト
4a ボルト頭部
10 シャンク部
11 コレット受入部
14 コレット本体部
15 テーパ頭部
17 雌ねじ部
20 ガイド孔
21 テーパ孔
30 ガイド部
33 クーラント孔
Claims (2)
- 工作機械のスピンドルへ装着されるホルダ本体(2)と、このホルダ本体(2)のコレット受け入れ部に保持されるコレット(3)と、コレット(3)に連結可能な引きボルト(4)とを有し、
前記ホルダ本体(2)のコレット受入部(11)には、コレット(3)を案内するガイド孔(20)と、このガイド孔(20)から先方へ向けて拡大傾向とされたテーパ孔(21)とが形成されており、
前記コレット(3)は、前記ホルダ本体(2)のコレット受入部(11)に対してガイド孔(20)の直径よりも小さくされて前記ガイド孔(20)の周面と全周的に未接触状態になるコレット本体部(14)と、このコレット本体部(14)の先端側に設けられかつ前記テーパ孔(21)と嵌合可能とされたテーパ状の頭部(15)と、前記コレット本体部(14)における軸方向の中間部に設けられていて前記ガイド孔(20)の周面に接するガイド部(30)とを有しており、
前記ガイド孔(20)の周面と全周的に未接触状態になるコレット本体部(14)の後端部には、引きボルト(4)が螺合する雌ねじ部(17)が形成されていることを特徴とする工具ホルダ。 - 前記引きボルト(4)には、軸方向に貫通するクーラント孔(33)が形成され、そのネジ山頂部が平坦状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の工具ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006204691A JP4758296B2 (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 工具ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006204691A JP4758296B2 (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 工具ホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008030138A JP2008030138A (ja) | 2008-02-14 |
JP4758296B2 true JP4758296B2 (ja) | 2011-08-24 |
Family
ID=39120083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006204691A Active JP4758296B2 (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 工具ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4758296B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100796695B1 (ko) * | 2007-01-19 | 2008-01-21 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 및 이차 전지의 제조방법 |
US8262095B2 (en) * | 2008-07-31 | 2012-09-11 | X'pole Precision Tools Inc. | Chuck |
JP5011366B2 (ja) * | 2009-11-27 | 2012-08-29 | 株式会社日研工作所 | 工具ホルダおよび工具ホルダの組立方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49102384A (ja) * | 1973-01-30 | 1974-09-27 | ||
JPH067047B2 (ja) * | 1985-07-15 | 1994-01-26 | アンリツ株式会社 | 非接触式の直径測定装置 |
JPH0313943U (ja) * | 1989-06-21 | 1991-02-13 | ||
JP2000246522A (ja) * | 1999-03-01 | 2000-09-12 | Citizen Watch Co Ltd | チャック、棒材把持装置及び自動旋盤 |
-
2006
- 2006-07-27 JP JP2006204691A patent/JP4758296B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008030138A (ja) | 2008-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5011366B2 (ja) | 工具ホルダおよび工具ホルダの組立方法 | |
US6394466B1 (en) | End mill chucking structure | |
KR101245432B1 (ko) | 인서트 착탈식 드릴 | |
WO2010143315A1 (ja) | 加工ヘッド交換式回転工具、ホルダー、および加工ヘッド | |
US9254525B2 (en) | Shrink fit tool holder | |
JP2009532220A (ja) | チャック及び軸方向のすべりを防止する嵌合い機能を有する物品 | |
US6746023B2 (en) | Collet | |
JP2010234457A (ja) | インサート着脱式切削工具 | |
JP4758296B2 (ja) | 工具ホルダ | |
JP4982253B2 (ja) | コンビネーションホルダ | |
JP2013504444A (ja) | 工作物を切削加工するためのリーマ | |
JP2012240162A (ja) | クイックチェンジャ装置 | |
JP2008110417A (ja) | アーバ、アーバと切削ヘッドとの締結方法及び切削ヘッド交換式工具 | |
JP3009999B2 (ja) | 切削工具の工具ホルダ | |
US20230035681A1 (en) | Shrink-fit chuck with novel damping, method of using the chuck and tool-clamping system | |
JP2009148864A (ja) | 工具ホルダ | |
JP2008023607A (ja) | ガンドリル及びこれに取付けられるドリル本体 | |
KR101064753B1 (ko) | 절삭공구용 홀더의 연결장치 | |
JP5923646B1 (ja) | 焼嵌め式工具ホルダおよび刃物のチャッキング構造 | |
JP3218715U (ja) | 加工工具 | |
JP2000190118A (ja) | シャンク一体型エンドミル | |
JP2009291858A (ja) | 穴加工工具 | |
JP2008012600A (ja) | ミーリングカッタ用アーバ | |
JP2004216495A (ja) | 工具ホルダ | |
JP2007144599A (ja) | 深穴加工装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080311 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110531 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110602 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4758296 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |