JP4752163B2 - Method for manufacturing field effect transistor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板上に化合物半導体結晶を成長させた化合物半導体ウェハ及びそれを用いた電界効果トランジスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
GaAsを代表とする化合物半導体を用いた高周波用デバイスは、歪みが小さく効率の良いGHz以上の高周波特性を実現できることから、携帯電話を始めとする多くの通信機器における増幅器などに広く使用されている。そのなかでも電界効果トランジスタ(FET)は最も普及しており、携帯電話用高出力トランジスタ等に使用されている。
【0003】
GaAs系FET用エピタキシャルウェハの断面構造の典型例を図4に示す。従来の化合物半導体ウェハ40は、半絶縁性基板41上に、有機金属気相法(MOVPE法:Metal Organic Vapour Phase Epitaxy)により、すべての化合物半導体層42をそれぞれ成長させて作製される。具体的には、基板41上に、バッファ層43、チャネル層44、耐圧層45、コンタクト層46をそれぞれ成長させる。
【0004】
コンタクト層46は、n型ドーパント(GaAs中のSiなど)を高濃度(例えば3×1018cm-3)に添加した低抵抗の層で、電極との接触抵抗を下げる働きをする。耐圧層45は、ドーピングが低濃度(例えば5×1016cm-3以下)、あるいは無添加の層(例えばGaAsやAlGaAs)で、ゲート耐圧を高くするために使用される。チャネル層44は文字通りトランジスタのチャネルとなる層で、例えばn型のGaAsやHEMT(High Electoron Mobility Transistor)構造チャネルが使用される。バッファ層43は、チャネルからの漏れ電流を防止するのが目的で、GaAs系FETの場合は無添加のAlGaAsが最も良く用いられる。
【0005】
図5は、図4に示した化合物半導体ウェハ40を用いたFETの断面模式図である。FET50では、通常はソース電極51を接地し、ドレイン電極52に正の電圧を印加、ゲート電極53にかける電圧で、出力となるドレイン電流IDを制御する。
【0006】
FET50の特性(例えば、光照射なし)は、図6に実線で示される電流電圧特性に代表されるが、このとき、温度変化、入力周波数、印加電圧などによらず、同一の特性を示すのが理想で、それにより歪みのない良好な高周波特性が得られる。
【0007】
これらの特性に大きな影響を与えるのがバッファ層43の性能である。バッファ層43は、上述のようにチャネル下の漏れ電流を防ぐのが主目的であり(漏れ電流は高周波特性を歪ませる)、そのため一般にチャネルを構成する材料よりバンド間エネルギーの大きな材料を使用する。例えば、GaAsチャネルの場合にAlGaAsを使用する。このGaAs/AlGaAsのバンド間障壁で、漏れ電流を抑制するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の化合物半導体ウェハ40では、すべての化合物半導体層42を、MOVPE法で成長させているので熱平衡状態を保つことが難しい。このため、バッファ層43中に深い準位となる点欠陥などが形成され、その準位を介して充放電がおこり、これが電流電圧特性を歪ませるという問題がある。
【0009】
図6中の点線で示す電流電圧特性は、AlAs混晶比が0.35のAlGaAsをバッファ層43に用いたFET50のもので、FET50に白色光を当てたときの特性を示す。当てないとき(実線)に比べ明らかに出力信号が歪んでいる。
【0010】
バッファ層43のAl混晶比を0.15まで下げるとこの歪みはなくなるが、今度はバンドGaAs/AlGaAsエネルギー障壁が小さくなり、漏れ電流を生じてしまう。
【0011】
さらに、結晶を800℃以上で加熱すると、AlAs混晶比に関係なく、この歪みはさらに大きくなる(この熱処理は、イオン打ち込みにより活性層を形成する場合の活性化熱処理である。)という問題がある。これは結晶中の欠陥が熱処理により増加したためと考えられる。
【0012】
そこで、本発明の目的は、電流電圧特性の歪みが小さく、かつ熱処理をしても電流電圧特性の歪みの悪化が起きない化合物半導体ウェハ及びそれを用いた電界効果トランジスタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、半絶縁性のGaAs基板上にGaを溶媒としてGaAsを過飽和に溶かして結晶成長させる液相エピタキシャル成長法によりAlGaAsバッファ層を形成する工程と、上記AlGaAsバッファ層上に気相法によりn型GaAsチャネル層を形成する工程とを備えた電界効果トランジスタの製造方法において、上記AlGaAsバッファ層を、還元雰囲気中、成長温度850℃以上の条件下で、上記GaAsチャネル層との間でバンド間障壁を形成するようAlAs混晶比0.35以上に形成することを特徴とする。
【0014】
上記電界効果トランジスタの製造方法において、上記AlGaAsバッファ層の上記AlAs混晶比が0.4になるよう形成し、かつ上記n型GaAsチャネル層のn型ドーパント濃度が5×10 17 cm -3 になるよう形成してもよい。
【0015】
上記電界効果トランジスタの製造方法において、上記n型GaAsチャネル層上に、気相法により無添加のGaAs耐圧層、n型GaAsコンタクト層を順次形成してもよい。
【0016】
上記電界効果トランジスタの製造方法において、上記気相法は、有機金属気相法としてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0018】
図1は本発明の好適実施の形態である化合物半導体ウェハ1を示す断面図である。
【0019】
図1に示すように、本発明に係る化合物半導体ウェハ1は、半絶縁性基板2上に複数の化合物半導体層3をそれぞれエピタキシャル成長させて作製されるものであり、主として電界効果トランジスタ(FET)に用いられるものである。具体的には、半絶縁性基板2上に、バッファ層4を液相エピタキシャル法(LPE法:Liquid Phase Epitaxy)でエピタキシャル成長させ、そのバッファ層4上に、MOVPE法により、チャネル層5、耐圧層6、コンタクト層7を順次エピタキシャル成長させる。
【0020】
半絶縁性基板2としては、例えば、無添加のGaAsを使用している。バッファ層4は、チャネルからの漏れ電流を防止するものであり、例えば、AlAs混晶比0.4のAlGaAs層を用い、その厚さが0.5μmとなるように成長させている。バッファ層4は、例えば、H2 などの還元雰囲気中で、かつ850℃以上の十分高温で成長させるようにするとよい。チャネル層5は、FETの電流通路となるものであり、例えば、n型のGaAsを用い、その濃度は5×1017cm-3である。耐圧層6は、FETのゲート耐圧を高くするものであり、例えば、無添加のGaAsを使用している。コンタクト層7は、電極との接触抵抗を下げる働きをする低抵抗の層であり、例えば、GaAs中にSiなどのn型ドーパントを3×1018cm-3添加したものを使用している。
【0021】
GaAsを半絶縁性基板2として用いる場合のバッファ層4の材料としては、上述したAlGaAsの他、例えば、p型や無添加のGaAs、あるいはAlGaAsP等を用いてもよい。また、InPを半絶縁性基板2として用いる場合のバッファ層4の材料としては、例えば、InGaAs、p型や無添加のInP、InGaAsP等を用いてもよい。
【0022】
本実施の形態においては、気相法としてMOVPE法を用いた例で説明するが、例えば、分子線エピタキシー(MBE:Molecular Beam Epitaxy)、有機金属分子線エピタキシー(MOMBE:Metal Organic Molecular Beam Epitaxy)などの気相法を用いてもよい。
【0023】
本発明に係る化合物半導体ウェハ1は、バッファ層4をLPE法を用いて成長させて作製する点に特徴がある。しかるのち、薄層の制御が必要なチャネル層5以上の層を気相法で成長させる。
【0024】
バッファ層4の材料として用いられるAlGaAs、GaAs、InGaAsなどで、深い準位となる点欠陥の原因となる主なものは、酸素、およびAsに起因した欠陥である。LPE法以外の結晶成長法の場合は、Asが化学量論的な量より多めに入る。これをここでは過剰Asと呼ぶ。これが原因となって点欠陥が形成される。
【0025】
GaAs中で深い準位として有名なEL2も過剰Asによる準位である。この過剰Asは熱処理によりその形態を変える。例えばEL2は800℃以上の熱処理で発生する事が知られている。LPE法は、Ga(またはIn)を溶媒として、そこにGaAsを過飽和に溶かして成長させるものなので、結晶はむしろGa過剰になり、過剰Asは存在しない。また、還元雰囲気(H2 )でかつ十分高温(850℃以上)で成長させると、Alを材料に用いても酸素の混入は極めて少ない。
【0026】
また、LPE法は、ほぼ熱平衡状態で結晶成長が行われるので、気相法などの他の結晶成長法と比較すると、結晶の構造的安定性が非常に高いという利点もある。
【0027】
このように、本発明に係る化合物半導体ウェハ1は、チャネルからの漏れ電流を防止するバッファ層4をLPE法で成長させているので、バッファ層4中に欠陥が形成されず、しかもバッファ層4の構造的安定性が非常に高い。このため、バッファ層4でチャネルからの漏れ電流の発生を確実に防ぐことができ、電流電圧特性の歪みが小さい。また、漏れ電流が発生しないので、良好な高周波特性が得られる。
【0028】
次に、化合物半導体ウェハ1を用いたFETを説明する。
【0029】
図2は、図1に示した化合物半導体ウェハ1を用いたFETの断面模式図である。
【0030】
図2に示すようにFET20は、図1で説明した化合物半導体ウェハ1から作製される。化合物半導体ウェハ1は、熱処理した場合と熱処理しない場合の電流電圧特性を比較するため、2枚作製した。1枚は熱処理を行わずにFET20を作製し、もう1枚は800℃×30分、アルシン(AsH3 )ガス雰囲気中で熱処理した後、FET20を作製した。
【0031】
まず、化合物半導体ウェハ1のコンタクト層7の一部をエッチングし、耐圧層6の一部を露出させる。分離されたコンタクト層7の上面に、ソース電極21、ドレイン電極22を形成する。ソース電極21、ドレイン電極22には、AuGe/Ni/Auを用い、N2 中で500℃×5分熱処理し、オーミック電極を形成した。
【0032】
露出した耐圧層6上面の一部をエッチングし、ゲート電極23を形成する。ゲート電極23にはTi/Pt/Auを用いた。ゲート長は1.0μm、ゲート幅は200μmである。
【0033】
このFET20では、ソース電極21を接地24し、ドレイン電極22に正のドレイン電圧VDS を印加、ゲート電極23にかけるゲート電圧VGS で、出力となるドレイン電流IDを制御する。
【0034】
また、本発明に係るFET20との比較のために、MOVPE法によりすべての化合物半導体層を成長させて作製した従来の化合物半導体ウェハ40を用いて、図5で説明したFET50を同様にして作製した。化合物半導体ウェハ40も、熱処理した場合と熱処理しない場合の電流電圧特性を比較するため、2枚作製した。1枚は熱処理を行わずにFET50を作製し、もう1枚は800℃×30分、アルシン(AsH3 )ガス雰囲気中で熱処理した後、FET50を作製した。
【0035】
本発明に係るFET20と従来のFET50の電流電圧特性を測定した。具体的には、FETに白色光(顕微鏡のライト)をあて、電流電圧特性の変化を調べた。測定には暗箱中のパラメータアナライザHP4145Bを用い、3端子の電流−電圧特性を測定した。
【0036】
図3は、光照射時におけるFET20の電流電圧特性と従来のFET50の電流電圧特性を、横軸をドレイン−ソース間電圧VDS[V]にとり、縦軸をドレイン電流ID [mA]にとって示した図である。図では、ゲート−ソース間電圧VGSを0,−0.05,−0.10,−0.15,−0.30Vと変化させた場合のFET20の電流電圧特性曲線を実線で、FET50の電流電圧特性曲線を点線でそれぞれ表している。
【0037】
図3に示すように、本発明に係るFET20は、光照射されても、800℃の熱処理したウェハ1を用いた場合と熱処理しないウェハ1を用いた場合共に、電流電圧特性に変化は見られなかった。これにより、本発明に係る化合物半導体ウェハ1とFET20は、熱処理をしても電流電圧特性の歪みの悪化が起きないことがわかる。
【0038】
一方、従来のFET50は、熱処理しないウェハ40を用いた場合にも、光照射による電流電圧特性の変化が認められ、電流電圧特性の歪みの悪化が起きたことがわかる。800℃の熱処理したウェハ40を用いた場合(図示せず)、電流電圧特性の変化はさらに大きくなった。
【0039】
なお、本発明は、LPE法で成長可能で、バッファ層に使用できる材料であれば、いかなる材料にも適用できる。例えば、InGaAs、InGaAsP、InGaSbなどである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のごとき優れた効果を発揮する。
【0041】
(1)電流電圧特性の歪みが小さい。
【0042】
(2)熱処理をしても電流電圧特性の歪みの悪化が起きない。
【0043】
(3)良好な高周波特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1に示した化合物半導体ウェハを用いた電界効果トランジスタの断面模式図である。
【図3】光照射時における図2に示した電界効果トランジスタの電流電圧特性(実線)と従来の電界効果トランジスタの電流電圧特性(点線)を示す図である。
【図4】従来の化合物半導体ウェハの断面図である。
【図5】図4に示した従来の化合物半導体ウェハを用いた電界効果トランジスタの断面模式図である。
【図6】図5に示した従来の電界効果トランジスタの電流電圧特性(実線:光照射なし、点線:光照射あり)を示す図である。
【符号の説明】
1 化合物半導体ウェハ
2 半絶縁性基板
3 化合物半導体層
4 バッファ層
5 チャネル層
6 耐圧層
7 コンタクト層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a compound semiconductor wafer obtained by growing a compound semiconductor crystal on a substrate and a field effect transistor using the same.
[0002]
[Prior art]
A high-frequency device using a compound semiconductor typified by GaAs is widely used in amplifiers and the like in many communication devices such as mobile phones because it can realize high-frequency characteristics with low distortion and high efficiency. . Of these, field effect transistors (FETs) are the most widespread and are used for high-power transistors for mobile phones.
[0003]
A typical example of a cross-sectional structure of an epitaxial wafer for a GaAs FET is shown in FIG. A conventional
[0004]
The contact layer 46 is a low-resistance layer in which an n-type dopant (such as Si in GaAs) is added at a high concentration (for example, 3 × 10 18 cm −3 ), and serves to lower the contact resistance with the electrode. The
[0005]
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of an FET using the
[0006]
The characteristics of the FET 50 (for example, no light irradiation) are typified by the current-voltage characteristics shown by the solid line in FIG. 6. At this time, the same characteristics are exhibited regardless of temperature change, input frequency, applied voltage, and the like. Is ideal, thereby obtaining good high frequency characteristics without distortion.
[0007]
The performance of the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional compound semiconductor wafer 40, since all the compound semiconductor layers 42 are grown by the MOVPE method, it is difficult to maintain a thermal equilibrium state. For this reason, a point defect or the like having a deep level is formed in the
[0009]
The current-voltage characteristics indicated by the dotted line in FIG. 6 are those of the
[0010]
When the Al mixed crystal ratio of the
[0011]
Furthermore, when the crystal is heated at 800 ° C. or higher, this strain becomes even larger regardless of the AlAs mixed crystal ratio (this heat treatment is an activation heat treatment when an active layer is formed by ion implantation). is there. This is presumably because defects in the crystal increased due to the heat treatment.
[0012]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a compound semiconductor wafer in which distortion of current-voltage characteristics is small and distortion of current-voltage characteristics does not deteriorate even after heat treatment, and a field effect transistor using the same.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention was devised to achieve the above object, and a process for forming an AlGaAs buffer layer on a semi-insulating GaAs substrate by a liquid phase epitaxial growth method in which GaAs is supersaturated using Ga as a solvent and crystal growth is performed. And a step of forming an n-type GaAs channel layer on the AlGaAs buffer layer by a vapor phase method, wherein the AlGaAs buffer layer is subjected to a growth temperature of 850 ° C. or more in a reducing atmosphere. The AlAs mixed crystal ratio is 0.35 or more so as to form an interband barrier with the GaAs channel layer.
[0014]
In the method of manufacturing the field effect transistor, the AlAs mixed crystal ratio of the AlGaAs buffer layer is formed to be 0.4, and the n-type dopant concentration of the n-type GaAs channel layer is 5 × 10 17 cm −3 . You may form so that it may become.
[0015]
In the method for manufacturing a field effect transistor, an additive-free GaAs breakdown voltage layer and an n-type GaAs contact layer may be sequentially formed on the n-type GaAs channel layer by a vapor phase method.
[0016]
In the method for manufacturing the field effect transistor, the vapor phase method may be a metalorganic vapor phase method.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0018]
FIG. 1 is a sectional view showing a
[0019]
As shown in FIG. 1, a
[0020]
As the
[0021]
As a material for the
[0022]
In this embodiment mode, an example using the MOVPE method as a vapor phase method will be described. For example, molecular beam epitaxy (MBE), metal organic molecular beam epitaxy (MOMBE), and the like. The vapor phase method may be used.
[0023]
The
[0024]
Among AlGaAs, GaAs, InGaAs, and the like used as the material of the
[0025]
EL2, which is famous as a deep level in GaAs, is also a level due to excess As. This excess As changes its form by heat treatment. For example, it is known that EL2 is generated by heat treatment at 800 ° C. or higher. In the LPE method, Ga (or In) is used as a solvent and GaAs is supersaturated therein and grown, so the crystal is rather Ga-excess and there is no excess As. Further, when grown in a reducing atmosphere (H 2 ) and at a sufficiently high temperature (850 ° C. or higher), even if Al is used as a material, the mixing of oxygen is extremely small.
[0026]
The LPE method also has an advantage that the structural stability of the crystal is very high as compared with other crystal growth methods such as a vapor phase method because the crystal growth is performed in a substantially thermal equilibrium state.
[0027]
As described above, in the
[0028]
Next, an FET using the
[0029]
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of an FET using the
[0030]
As shown in FIG. 2, the
[0031]
First, a part of the contact layer 7 of the
[0032]
A part of the exposed upper surface of the withstand
[0033]
In the
[0034]
For comparison with the
[0035]
The current-voltage characteristics of the
[0036]
FIG. 3 shows the current-voltage characteristics of the
[0037]
As shown in FIG. 3, the
[0038]
On the other hand, in the
[0039]
The present invention can be applied to any material as long as it can be grown by the LPE method and can be used for the buffer layer. For example, InGaAs, InGaAsP, InGaSb, etc.
[0040]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the present invention exhibits the following excellent effects.
[0041]
(1) The distortion of current-voltage characteristics is small.
[0042]
(2) Even if the heat treatment is performed, the distortion of the current-voltage characteristics does not deteriorate.
[0043]
(3) Good high frequency characteristics can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a preferred embodiment of the present invention.
2 is a schematic cross-sectional view of a field effect transistor using the compound semiconductor wafer shown in FIG.
3 is a diagram showing current-voltage characteristics (solid line) of the field-effect transistor shown in FIG. 2 and light-voltage characteristics (dotted line) of a conventional field-effect transistor during light irradiation.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a conventional compound semiconductor wafer.
5 is a schematic cross-sectional view of a field effect transistor using the conventional compound semiconductor wafer shown in FIG.
6 is a diagram showing current-voltage characteristics (solid line: no light irradiation, dotted line: with light irradiation) of the conventional field effect transistor shown in FIG. 5. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
上記AlGaAsバッファ層を、還元雰囲気中、成長温度850℃以上の条件下で、上記GaAsチャネル層との間でバンド間障壁を形成するようAlAs混晶比0.35以上に形成することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。 Forming an AlGaAs buffer layer by a liquid phase epitaxial growth method in which a crystal is grown by dissolving GaAs in a supersaturated state using Ga as a solvent on a semi-insulating GaAs substrate; and an n-type GaAs channel layer on the AlGaAs buffer layer by a vapor phase method. In the manufacturing method of a field effect transistor provided with the process of forming,
The AlGaAs buffer layer is formed to have an AlAs mixed crystal ratio of 0.35 or more so as to form an interband barrier with the GaAs channel layer under a growth temperature of 850 ° C. or higher in a reducing atmosphere. A method of manufacturing a field effect transistor.
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