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JP4751618B2 - ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 - Google Patents

ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 Download PDF

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JP4751618B2
JP4751618B2 JP2005020059A JP2005020059A JP4751618B2 JP 4751618 B2 JP4751618 B2 JP 4751618B2 JP 2005020059 A JP2005020059 A JP 2005020059A JP 2005020059 A JP2005020059 A JP 2005020059A JP 4751618 B2 JP4751618 B2 JP 4751618B2
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Description

本発明は、特定の部材を互いに直交する2方向に直線移動させるステージ装置、及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置に関する。
特定の部材を一平面内において直交する2方向に直線移動可能としたステージ装置の従来技術としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
このステージ装置はカメラ(デジタルカメラ)の手振れ補正装置として利用されており、撮像素子を搭載した電気基板と、この電気基板が、電気基板と平行で互いに直交する二方向(この二方向をX方向、Y方向と呼ぶ)に直線的に移動するように案内する案内機構と、電気基板にX方向とY方向の直線的な駆動力を付与する駆動装置とを具備している。
上記の案内機構は、カメラボディに固定された固定部材に対してX方向に移動可能なX方向案内機構と、X方向案内機構にY方向に相対移動可能に支持され、かつ電気基板を支持するY方向案内機構とからなる。
また、駆動装置は、固定部材とX方向案内機構の間に設けられた、X方向案内機構にX方向の駆動力を付与するX方向駆動装置と、X方向案内機構とY方向案内機構の間に設けられた、Y方向案内機構にY方向の駆動力を付与するY方向駆動装置と、からなっている。
これらX方向駆動装置とY方向駆動装置は、電磁式の駆動装置である。具体的には、X方向駆動装置は、固定部材側に固定されたX方向用磁力発生装置と、X方向案内機構側に設けられた、光軸方向を向く平面状のX方向駆動用コイルとを具備している。X方向駆動用コイルに電流を流すと、この電流とX方向用磁力発生装置で発生した磁力とにより、X方向駆動用コイルにX方向の駆動力が働き、X方向案内機構がX方向に移動する。この駆動力は、X方向駆動用コイルに流れる電流の向きを変えることにより、その方向が逆転する。Y方向駆動装置も、X方向案内機構側に設けられたY方向用磁力発生装置と、Y方向案内機構側に設けられた、光軸方向を向く平面状のY方向駆動用コイルとを具備している。Y方向駆動用コイルに電流を流すと、この電流とY方向用磁力発生装置で発生した磁力とにより、Y方向駆動用コイルにY方向の駆動力が働き、Y方向案内機構がX方向案内機構に対してY方向に移動する。この駆動力も、Y方向駆動用コイルに流れる電流の向きを変えることにより、その方向が逆転する。
さらに、この手振れ補正装置は、カメラに生じた手振れを検出するセンサと、センサが検出した手振れ量に応じて、X方向駆動装置とY方向駆動装置のコイルに所定の電流を流す制御回路とを備えている。
このような構成からなる手振れ補正装置は、カメラに手振れが生じるとセンサがこれを検出し、検出した手振れの方向及び手振れ量に応じて、X方向駆動用コイルとY方向駆動用コイルに、方向と大きさを調整しながら電流を流す。両コイルに電流が流れると、X方向案内機構とY方向案内機構がそれぞれX方向とY方向に直線的に往復移動し、カメラの手振れを補正する。
特開平6−46314号公報
この手振れ補正装置のY方向駆動装置は、X方向案内機構が固定支持基板に対してX方向に移動すると、これに伴いY方向案内機構がX方向に移動するので、Y方向用磁力発生装置とY方向駆動用コイルが対向しなくなり、動力を発生しなくなるおそれがある。
このような問題の解決策として、Y方向用磁力発生装置とY方向駆動用コイルのいずれか一方のX方向寸法を大きめに設定することが考えられるが、このようにX方向寸法を大きくすることは、Y方向駆動装置の大型化や重量増、ひいては手振れ補正装置やカメラボディの大型化と重量増を招いてしまうので、好ましくない。
本発明の目的は、ステージ装置に駆動力を与える電磁式の駆動装置を小型化及び軽量化できるステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置を提供することにある。
本発明のステージ装置は、固定支持基板と、該固定支持基板に固定支持基板と平行な特定のY方向にのみ相対移動可能に支持されたY方向移動部材と、該Y方向移動部材に固定支持基板と平行で上記Y方向に直交するX方向にのみ相対移動可能に支持されたX方向移動部材と、上記Y方向移動部材に上記Y方向の駆動力を付与するY方向駆動装置、及び上記X方向移動部材に上記X方向の駆動力を付与する電磁式のX方向駆動装置と、を備えたステージ装置において、上記X方向駆動装置が、X方向駆動用コイルと、該X方向駆動用コイルに磁力を及ぼして、該駆動用コイルを上記X方向に相対移動させるX磁力発生装置と、を具備し、上記X方向駆動用コイルと上記X磁力発生装置の一方を上記固定支持基板に固定し、上記X方向駆動用コイルと上記X磁力発生装置の他方と上記X方向移動部材とを、上記X方向駆動装置から上記X方向駆動用コイルへの上記X方向の駆動力は上記X方向移動部材に伝達し、該他方と上記X方向移動部材の上記Y方向の相対移動は自在とするY方向移動接続手段を介して接続したことを特徴としている。

駆動用コイルと磁力発生装置の重量を考慮すれば、上記X方向にのみ直線的に移動自在として上記固定支持基板に支持され、かつ、Y方向移動接続手段を介して上記X方向移動部材に接続されたX方向移動子を備え、上記X方向駆動装置は、上記X磁力発生装置が上記固定支持基板に固定され、上記X方向駆動用コイルが上記X方向移動子に固定されているのが実際的である。
上記固定支持基板に設けられ、上記X方向及びY方向に対して直交する回転軸回りに回転可能で、かつ、上記X方向移動子を上記X方向に摺動可能に挟持する複数のローラを備えるのが実際的である。
上記ローラの周面に、上記X方向移動子の両側縁部が上記X方向に摺動可能に嵌合する、上記回転軸を中心とする円周溝が凹設されているのが好ましい
上記Y方向移動接続手段は、例えば、上記Y方向移動接続手段が、上記X方向移動部材と上記X方向移動子の一方に設けられた上記Y方向を向くY方向案内孔と、他方に設けられた、該Y方向案内孔に上記Y方向に摺動可能に嵌合する、上記Y方向を向くY方向ガイドバーとを備えることによって構成できる。
上記Y方向駆動装置が、固定支持基板とY方向移動部材の一方に固定されたY方向駆動用コイルと、他方に固定された、該Y方向駆動用コイルに磁力を及ぼして、該Y方向駆動用コイルを上記Y方向に相対移動させるY磁力発生装置と、を具備するのが好ましい。
いずれの態様でも、上記駆動用コイルを、上記X方向及びY方向と平行な平面コイルとするのが好ましい。
上記X磁力発生装置とY磁力発生装置の少なくとも一方が、磁石と、該磁石によって磁化され、該磁石との間で磁力線を形成する、上記コイルを囲む断面コ字形のヨークとを備えるのが実際的である。
これらのステージ装置はカメラの手振れ補正装置として利用できる。具体的には、上記ステージ装置を内蔵するカメラと、上記X方向移動部材と一体となって移動する、前面に結像面を有する撮像素子と、上記カメラの振動を検出する振動検出センサと、該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動用コイル及び上記Y方向駆動用コイルに、手振れを補正するように電流を流す制御手段と、を備えることにより手振れ補正装置が得られる。
また、カメラの手振れ補正装置は、上記ステージ装置を内蔵するカメラと、上記X方向移動部材と一体となって移動する、手振れを補正するための補正レンズと、上記カメラの振動を検出する振動検出センサと、該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動用コイル及び上記Y方向駆動用コイルに、手振れを補正するように電流を流す制御手段と、を備えることにより得られる。
本発明によると、ステージ装置に駆動力を与える電磁式の駆動装置を小型化及び軽量化できるステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置が得られる。
以下、図1〜図8に基づいて、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、デジタルカメラ(カメラ)10内には、複数のレンズL1、L2、L3からなる光学系が配設されており、レンズL3の後方にはCCD(撮像素子)11が配設されている。上記カメラ光学系の光軸Oに対して直交するCCD11の撮像面12の位置は、該カメラ光学系の結像位置と一致しており、CCD11はデジタルカメラ10に内蔵された手振れ補正装置15に固定されている。
手振れ補正装置15は、図2〜図8に示すように、以下のような構造となっている。
図2に示すように、後方から視たときに方形をなし、その中央部に方形の収容孔21が穿設された固定支持基板20は、図示を省略した固定手段によりデジタルカメラ10のボディ内に、光軸Oに対して直交し、かつ、光軸Oが収容孔21の中心に位置するように固定されている。
固定支持基板20の後面の右側部には、断面形状がコ字形をなす金属製のヨーク(磁力発生装置)YXの前板部が固着されており、ヨークYXの前板部の後面には、そのN極とS極がX方向(図2の矢印X方向。即ち左右方向。)に並ぶ磁石(磁力発生装置)MXが固着されている。図3及び図4に示すように、ヨークYXの後板部は磁石MXと対向しており、両者の間に磁気回路が形成されている。
固定支持基板20の後面のヨークYXの周囲には、仮想四角形の各角部に位置する4本のローラ22が、光軸Oと平行な回転軸A回りに回転可能として設けられている。各ローラ22の周面の同じ位置には、それぞれの回転軸Aを中心とする円周溝23が凹設されている。上記4本のローラ22の円周溝23には、ヨークYXの内部に位置するX方向及びY方向(図2の矢印Y方向。即ち上下方向。)と平行な平板状のコイル形成板(X方向移動子)24の上下両縁部がX方向にのみ移動可能(摺動可能)に嵌合している。このコイル形成板24には磁石MXと前後方向に重合するX方向駆動用コイル(駆動用コイル)CXがプリントにより形成されている。図7に示すように、X方向駆動用コイルCXは、各辺が直線状をなす渦巻き状をなしており、右辺CX1と、左辺CX2と、上辺CX3と、下辺CX4とからなっている。図7では便宜上、CXを電気線を数回巻いたものとして図示しているが、実際は数十回巻かれている。そして、このX方向駆動用コイルCXと、上記ヨークYX、及び磁石MXによってX方向駆動装置が構成されている。
コイル形成板24の左側面には、断面形状が略U字形をなし、Y方向を向く嵌合溝(Y方向移動接続手段)(Y方向案内孔)25を備える摺動支持部(X方向移動子)(Y方向移動接続手段)26が固着されている。
固定支持基板20の後面の収容孔21の下方には、断面形状がコ字形をなす金属製のヨーク(磁力発生装置)YYの前板部が固着されており、ヨークYYの前板部の後面には、そのN極とS極がY方向に並ぶ磁石(磁力発生装置)MYが固着されている。図3及び図5に示すように、ヨークYYの後板部は磁石MYと対向しており、両者の間に磁気回路が形成されている。固定支持基板20の後面のヨークYYの周囲には、仮想四角形の各角部に位置する4本のローラ28が、光軸Oと平行な回転軸A回りに回転可能として設けられている。各ローラ28の周面の同じ位置には、それぞれの回転軸Aを中心とする円周溝29が凹設されている。上記4本のローラ28の円周溝29には、ヨークYYの内部に位置するX方向及びY方向と平行な平板状のコイル形成板(Y方向移動子)30の左右両側縁部がY方向にのみ移動可能(摺動可能)に嵌合している。このコイル形成板30には磁石MYと前後方向に重合するY方向駆動用コイル(駆動用コイル)CYがプリントにより形成されている。図8に示すように、Y方向駆動用コイルCYは、各辺が直線状をなす渦巻き状をなしており、右辺CY1と、左辺CY2と、上辺CY3と、下辺CX4とからなっている。図8では便宜上、CYを電気線を数回巻いたものとして図示しているが、実際は数十回巻かれている。そして、このY方向駆動用コイルCYと、上記ヨークYY、及び磁石MYによってY方向駆動装置が構成されている。
コイル形成板30の上面には連結部(Y方向移動子)(X方向移動接続手段)31が固着されており、連結部31には、連結部31をX方向に貫通する円柱形状のX方向案内孔(X方向移動接続手段)32が穿設されている。
固定支持基板20の後面の収容孔21の上方には、仮想四角形のそれぞれの角部に位置する4本のローラ34が、光軸Oと平行な回転軸A回りに回転可能として設けられている。各ローラ34の周面の同じ位置には、それぞれの回転軸Aを中心とする円周溝35が凹設されている。各上記4本のローラ34の円周溝35には、X方向及びY方向に平行な平板状の平面板36の左右両縁部がY方向にのみ移動可能(摺動可能)に嵌合している。さらに、平面板36の下端面には連結部37が固着されており、連結部37には、連結部37をX方向に貫通する円柱形状のX方向案内孔38が穿設されている。
収容孔21の内部には、後方から視たときに収容孔21より小寸の方形をなす中空箱状のCCD保持部材(可動体)40が位置している。図4に示すように、CCD保持部材40の前面には正面視方形の採光孔41が穿設されており、CCD保持部材40の内部にはローパスフィルター42とCCD11が正面視方形環状の押さえ部材43は挟んだ状態で収納されており、正面から視るとCCD11の撮像面12は採光孔41と前後方向に対向する。図3及び図4に示すように、CCD保持部材40の後面にはカバー板44が固着されており(図2では図示を省略している)、CCD保持部材40からCCD11、ローパスフィルター42、及び押さえ部材43が後方に抜け落ちるのを防止している。
このCCD保持部材40の右側面の上下2カ所には突部(可動体)46が突設されており、両突部46の間には、Y方向を向く円柱形状のY方向ガイドバー(Y方向移動接続手段)47が架設(固定)されている。そして、このY方向ガイドバー47は摺動支持部26の嵌合溝25に摺動可能に嵌合している。このY方向ガイドバー47の断面径は摺動支持部26の嵌合溝25の左右方向寸法と同一なので、Y方向ガイドバー47は嵌合溝25に対してY方向にのみ移動可能(摺動可能)である。
CCD保持部材40の下面の左右2カ所には突部(可動体)49が突設されており、両突部49の間には、X方向を向く円柱形状のX方向ガイドバー(X方向移動接続手段)50が架設(固定)されている。そして、このX方向ガイドバー50は連結部31のX方向案内孔32に摺動可能に嵌合している。X方向ガイドバー50の断面径はX方向案内孔32の内径と同一なので、X方向ガイドバー50は連結部31に対してX方向にのみ移動可能(摺動可能)である。
CCD保持部材40の上面の左右2カ所には突部(可動体)52が突設されており、両突部52の間には、X方向を向く円柱形状のX方向ガイドバー53が架設(固定)されている。そして、この突部52は連結部37のX方向案内孔38に摺動可能に嵌合しており、X方向ガイドバー53の断面径はX方向案内孔38の内径と同一なので、X方向ガイドバー53はX方向案内孔38に対してX方向にのみ移動可能(摺動可能)である。
このようにCCD保持部材40は、CCD保持部材40と一体をなすY方向ガイドバー47、X方向ガイドバー50、及びX方向ガイドバー53を介して、摺動支持部26、連結部31、及び連結部37によって固定支持基板20側に支持されており、CCD保持部材40は固定支持基板20に対してX方向とY方向に直線的に移動可能であり、該移動中においてCCD11の撮像面12は常に光軸Oと直交する。
図2に示すように、デジタルカメラ10内には、バッテリBTと、デジタルカメラ10の振動を検出する振動検出センサSと、該振動検出センサSが検出した振動情報に基づいて、バッテリBTで発生した電力を、X方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYに、その方向と大きさを変えながら流す制御回路(制御手段)Cとが設けられている。バッテリBTはX方向駆動用コイルCX及びY方向駆動用コイルCYに電気的に接続されており、制御回路Cは、バッテリBT及び振動検出センサSに電気的に接続されている。
以上説明した手振れ補正装置15の構成部材の内、バッテリBTと振動検出センサSと制御回路Cを除いた構成部材によりステージ装置が構成されている。
次に、このような構成の手振れ補正装置15の動作について説明する。
デジタルカメラ10によって撮影を行うと、各レンズL1〜L3を透過した光が、採光孔41とローパスフィルター42を通ってCCD11の撮像面12に結像する。この際、デジタルカメラ10の手振れ補正スイッチ(不図示)をONにして撮影を行なうと、デジタルカメラ10に手振れ(像振れ)が生じなければ、振動センサSが振動を感知しないので、手振れ補正装置15は図2に示す非作動状態を維持する。一方、デジタルカメラ10に手振れが生じると、振動センサSがデジタルカメラ10の振動を検知し、この振動情報が制御回路Cに送られる。すると、以下に説明するように、制御回路Cが、バッテリBTで発生した電流をX方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYに、該振動情報に基づいて手振れを補正するように、その大きさと方向を調整しながら流す。
図2に示す非作動状態で、例えばX方向駆動用コイルCXに図7に矢線で示す方向の電流が流れると、右辺CX1と左辺CX2にはX方向右向きの直線的な力FXが生じる。この力FXにより、コイル形成板24が各ローラ22を回転させながら右向きに直線的に移動し、摺動支持部26とY方向ガイドバー47を介してコイル形成板24とX方向に一体となっているCCD保持部材40が、収容孔21に接触しない範囲内で、X方向案内孔32とX方向案内孔38に沿ってX方向右側に直線的に移動する。CCD保持部材40が右方に移動するが、X方向ガイドバー50とX方向ガイドバー53がX方向案内孔32とX方向案内孔38に対してそれぞれスライドするので、コイル形成板30と平面板36はX方向に移動しない。なお、この際、上辺CX3と下辺CX4にも力が生じるが、これらの力は互いに打ち消し合うので、コイル形成板24には力を及ぼさない。
X方向駆動用コイルCXに図7の矢線と逆向きの電流を流すと、右辺CX1と左辺CX2にはX方向左向きの直線的な力が生じ、コイル形成板24が各ローラ22を回転させながら左向きに直線的に移動するので、CCD保持部材40及びCCD11が、収容孔21に接触しない範囲内で、X方向案内孔32とX方向案内孔38に沿ってX方向左側に直線的に移動する。
このように制御回路CがX方向駆動用コイルCXへ流す電流の向きを調整することにより、右辺CX1がN極と重合し左辺CX2がS極と重合し、かつ、CCD保持部材40が収容孔21に当接しない範囲内でCCD11がX方向(左右方向)に移動する。
さらに、バッテリBTからX方向駆動用コイルCXへの給電を停止すると、その瞬間にX方向の動力が失われCCD保持部材40は停止する。
また、X方向駆動用コイルCXに流れる電流の大きさと生じる力は比例するので、バッテリBTからX方向駆動用コイルCXへ給電する電流を大きくすれば、X方向駆動用コイルCXに掛かる力は大きくなり、電流を小さくすればX方向駆動用コイルCXに掛かる力は小さくなる。
一方、図2に示す非作動状態で、例えば、Y方向駆動用コイルCYに図8に矢線で示す方向の電流が流れると、上辺CY3と下辺CY4にはY方向上向きの直線的な力FYが生じる。この力FYにより、コイル形成板30が各ローラ28を回転させながらY方向上向きに直線的に移動し、連結部31とX方向ガイドバー50を介してローラ28とY方向に一体となっているCCD保持部材40が、収容孔21に接触しない範囲内で、嵌合溝25に沿ってY方向上側に直線的に移動する。CCD保持部材40が上方に移動すると、CCD保持部材40に固定されたCCD11も上方に直線的に移動するが、Y方向ガイドバー47が嵌合溝25に対してスライドするので、コイル形成板24はY方向に移動しない。なお、この際、右辺CY1と左辺CY2にも力が生じるが、これらの力は互いに打ち消し合うので、平面板36には力を及ぼさない。さらにこの際、この力FYにより、平面板36が各ローラ34を回転させながらY方向上向きに直線的に移動する。
Y方向駆動用コイルCYに図8の矢線と逆向きの電流を流すと、上辺CY3と下辺CY4にはY方向下向きの直線的な力が生じ、CCD保持部材40は固定支持基板20に対してY方向下方に相対移動する。
このように制御回路CがY方向駆動用コイルCYへ流す電流の向きを調整することにより、上辺CY3がN極と重合し下辺CY4がS極と重合し、かつ、CCD保持部材40が収容孔21に当接しない範囲内で、CCD11がY方向(上下方向)に移動する。
さらに、バッテリBTからY方向駆動用コイルCYへの給電を停止すると、その瞬間にY方向の動力が失われCCD保持部材40は停止する。
また、Y方向駆動用コイルCYに流れる電流の大きさと生じる力は比例するので、バッテリBTからY方向駆動用コイルCYへ給電する電流を大きくすれば、Y方向駆動用コイルCYに掛かる力は大きくなり、電流を小さくすればY方向駆動用コイルCYに掛かる力は小さくなる。
このように、CCD保持部材40のX方向とY方向への移動により、CCD保持部材40に固定されたCCD11のX方向位置とY方向位置が変化し、デジタルカメラ10の手振れが補正される。
以上説明した本実施形態によれば、X方向駆動用コイルCXがヨークYXと磁石MXから力FXを受けてCCD保持部材40がX方向に移動しても、コイル形成板30はヨークYY及び磁石MYに対してX方向に相対移動しないので、Y方向駆動用コイルCYや磁石MYやヨークYYのX方向寸法を大きく設定しなくても、Y方向駆動用コイルCYとヨークYY及び磁石MYとの前後方向の重合関係が常に維持される。従って、Y方向駆動装置のX方向の小型化及び軽量化を図りつつ、Y方向駆動装置から常に所定の動力を得ることが可能である。さらに、Y方向駆動用コイルCYがヨークYYと磁石MYから力FYを受けてCCD保持部材40がY方向に移動しても、コイル形成板24はヨークYX及び磁石MXに対してY方向に相対移動しないので、X方向駆動用コイルCXや磁石MXやヨークYXのY方向寸法を大きく設定しなくても、X方向駆動用コイルCXとヨークYX及び磁石MXとの前後方向の重合関係が常に維持される。従って、X方向駆動装置のY方向の小型化及び軽量化を図りつつ、X方向駆動装置から常に所定の動力を得ることが可能である。
また、X方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYが、X方向及びY方向と平行な平面状なので、X方向駆動用コイルCX、Y方向駆動用コイルCYの巻き数を多くして大きな動力を得ようとすると、X方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYはX方向とY方向に延びる。しかし、X方向駆動用コイルCとY方向駆動用コイルCYの巻き数を多くしても、X方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYが光軸O方向には大きくならず、ヨークYX、ヨークYYも光軸O方向に大型化しないので、デジタルカメラ10が光軸O方向に大型化することはない。
次に、本発明の第2の実施形態について、図9〜図12を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同じ部材には同じ符合を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
正面視方形の固定支持基板60の中央部には正面視方形の収容孔61が穿設されており、固定支持基板60の後面左側部にはY方向を向く凹部62が凹接されている。固定支持基板60の後面には4つの突部63、64が突設されており、上下の突部63の間にはY方向を向く円柱形状のY方向ガイドバー65が架設(固定)されており、上下の突部64の間にはY方向ガイドバー65と同形状のY方向ガイドバー66が架設(固定)されている。これら左右のY方向ガイドバー65とY方向ガイドバー66は、正面視方形で固定支持基板60より小寸のY方向移動板(Y方向移動部材)70の左右両側部に穿設されたY方向を向くY方向案内孔71とY方向案内孔72とに摺動可能に嵌合している。Y方向案内孔71とY方向案内孔72の内径はY方向ガイドバー65とY方向ガイドバー66の断面径と等しいので、Y方向移動板70はX方向にがたつくことなく固定支持基板60に対してY方向にのみ直線的に移動可能であり、Y方向移動板70は常にX方向及びY方向と平行をなす。
Y方向移動板70の後面の四隅近傍には、4つの突部74が突設されており、上部の突部74同士の間にはX方向を向くX方向ガイドバー75が架設(固定)されており、下部の突部74同士の間にはX方向を向くX方向ガイドバー76が架設(固定)されている。X方向ガイドバー75とX方向ガイドバー76は共に円柱形状の部材であり、両者の断面径は同一である。さらに、Y方向移動板70の中央部には正面視方形で収容孔61と前後方向に重合する採光孔77が穿設されている。
これら上下のX方向ガイドバー75とX方向ガイドバー76は、正面視方形でY方向移動板70より小寸のCCD保持部材(X方向移動部材)80の上下両面に突設された左右一対の突部81及び突部82をX方向に貫通するX方向案内孔83とX方向案内孔84とに嵌合している。X方向案内孔83とX方向案内孔84の内径はX方向ガイドバー75とX方向ガイドバー76の断面径と等しいので、CCD保持部材80はY方向移動板70に対してY方向にがたつくことなくX方向にのみ直線的に移動可能であり、CCD保持部材80は常にX方向及びY方向と平行をなす。
このCCD保持部材80は中空箱形の部材であり、その前壁には正面視方形の採光孔85が穿設されている。そして、CCD保持部材80の内部には、ローパスフィルター42とCCD11が押さえ部材43を挟んだ状態で収納され、CCD11の撮像面12は光軸Oと直交している。CCD保持部材80の後面はカバー板44によって塞がれている。
CCD保持部材80の右側面には上下一対の突部(Y方向移動接続手段)86が突設されており、上下の突部86の間にはY方向を向く円柱形状のY方向ガイドバー(Y方向移動接続手段)87が架設(固定)されている。
固定支持基板60の収容孔61の右方には台座88が固着されており、台座88の後面には、第1の実施形態と同様のヨークYXが固着され、ヨークYXの周囲には4つのローラ22が回転軸A回りに回転可能に設けられている。そして、4つのローラ22の円周溝23にX方向に移動可能として嵌合しているコイル形成板(Y方向移動接続手段)24の前面には連結部(Y方向移動接続手段)89が固着されており、連結部89をY方向に貫通するY方向案内孔(Y方向移動接続手段)90にY方向ガイドバー87が摺動可能に嵌合している。このY方向案内孔90の内径はY方向ガイドバー87の断面径と同一なので、連結部89とY方向ガイドバー87はがたつくことなくY方向に直線的に相対移動可能(摺動可能)である。
固定支持基板60の凹部62にはヨークYYが固着されており、Y方向移動板70の左側面に固着されたX方向及びY方向と平行なコイル形成板30が、ヨークYYの後板部と磁石MYの間に位置している。磁石MYのN極とS極はY方向に並んでいる。
以上説明した手振れ補正装置15の構成部材の内、バッテリBTと振動検出センサSと制御回路Cを除いた構成部材によりステージ装置が構成されている。
次に、このような構成の手振れ補正装置15の動作について説明する。
デジタルカメラ10の手振れ補正スイッチ(不図示)をONにしてデジタルカメラ10によって撮影を行うと、デジタルカメラ10に手振れ(像振れ)が生じなければ、振動センサSが振動を感知しないので、手振れ補正装置15は図9に示す非作動状態を維持する。一方、デジタルカメラ10に手振れが生じると、振動センサSがデジタルカメラ10の振動を検知し、この振動情報が制御回路Cに送られ、制御回路Cが、この振動情報に基づいて、手振れを補正するように、バッテリBTで発生した電流をX方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYに、その大きさと方向を調整しながら流す。
コイル形成板24にプリントされたX方向駆動用コイルCXに電流が流れると、第1の実施形態と同様にコイル形成板24にX方向の力FXが生じ、この力FXにより、コイル形成板24が各ローラ22を回転させながらX方向に直線的に移動し、連結部89とY方向ガイドバー87を介してコイル形成板24とX方向に一体となっているCCD保持部材80が、CX1と磁石MXのN極が重合しCX2と磁石MXのS極が重合し、かつ、突部81と突部82が各突部74に接触しない範囲内で、X方向に直線的に移動する。CCD保持部材80がX方向に移動すると、CCD保持部材80に固定されたCCD11もX方向に直線的に移動する。
一方、コイル形成板30にプリントされたY方向駆動用コイルCYに電流が流れると、第1の実施形態と同様にコイル形成板30にY方向の力FYが生じ、この力FYにより、コイル形成板30と一体となっているY方向移動板70がY方向ガイドバー65とY方向ガイドバー66に沿って、CY3と磁石MYのN極が重合しCY4と磁石MYのS極が重合し、かつ、突部63と突部64に接触しない範囲内でY方向に直線的に移動し、CCD保持部材80に固定されたCCD11がY方向に直線的に移動する。このようにY方向移動板70がY方向に直線移動すると、CCD保持部材80もY方向に直線移動するが、Y方向ガイドバー87がY方向案内孔90に対してスライドするので、コイル形成板24はY方向には移動しない。
そして、このようにCCD保持部材80のX方向移動とY方向移動板70のY方向移動により、CCD保持部材80に固定されたCCD11のX方向位置とY方向位置が変化し、デジタルカメラ10の手振れが補正される。
以上説明した本実施形態では、Y方向駆動用コイルCYがヨークYYと磁石MYから力FYを受けてCCD保持部材80がY方向に移動しても、コイル形成板24はヨークYX及び磁石MXに対してY方向に相対移動しないので、X方向駆動用コイルCXや磁石MXやヨークYXのY方向寸法を大きく設定しなくても、X方向駆動用コイルCXとヨークYX及び磁石MXとの前後方向の重合関係が常に維持される。従って、X方向駆動装置のY方向の小型化及び軽量化を図りつつ、X方向駆動装置から常に所定の動力を得ることが可能である。
また、X方向駆動用コイルCXにX方向に力FXが生じても、この力はY方向移動板70には伝わらないので、コイル形成板30にプリントされたY方向駆動用コイルCYと磁石MYの前後方向の重合関係が常に維持され、Y方向駆動装置から常に所定の動力を得ることが可能である。
以上第1及び第2の実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれら両実施形態に限定されるものではなく、様々な変形を施して実施可能である。
例えば、上記両実施形態では、CCD保持部材40とCCD保持部材80にCCD11を固定しているが、例えば、CCD11を固定支持基板20や固定支持基板60の後方に配設し、CCD保持部材40とCCD保持部材80に円形の取付孔(図示略)を穿設して、この取付孔に補正レンズ(図示略)を嵌合固定し、この補正レンズをレンズL1とレンズL2の間またはレンズL2とレンズL3の間に配置させて実施してもよい。このような構造として補正レンズをX方向とY方向に直進移動させても、手振れ補正を行うことが可能である。さらに、このような補正レンズを用いた手振れ補正装置は、CCD11を省略することにより、銀塩カメラにも適用可能となる。
また、第1及び第2の実施形態では固定支持基板20側と固定支持基板60側に、両ヨークYX、ヨークYY(及び磁石MX、磁石MY)を設け、CCD保持部材40側やCCD保持部材80側にコイル形成板24(コイルCX)とコイル形成板30(コイルCY)を設けたが、固定支持基板20側や固定支持基板60側にコイル形成板24(コイルCX)やコイル形成板30(コイルCY)を固定して、CCD保持部材40やCCD保持部材80と、ヨークYX、ヨークYY(及び磁石MX、磁石MY)とを、上記Y方向移動接続手段やX方向移動接続手段によって接続してもよい。このようにCCD保持部材40側やCCD保持部材80側に、ヨークYX、ヨークYY(及び磁石MX、磁石MY)を接続する場合は、ローラ22、28によってヨークYX、YYを挟持してX方向とY方向に直進案内する。さらに、CCD保持部材40側やCCD保持部材80側にローラ22、28を回転可能に設けて実施してもよい。
また、CCD保持部材40側やCCD保持部材80側に、嵌合溝25、X方向案内孔32、Y方向案内孔90を設けて、コイル形成板24側やコイル形成板30側(コイル形成板24やコイル形成板30を固定支持基板20や固定支持基板60に設ける場合は、ヨークYX、YY側)に、Y方向ガイドバー47、X方向ガイドバー50、Y方向ガイドバー87を設けてもよい。
以上は、本発明のステージ装置を手振れ補正装置15に利用した実施形態であるが、本発明のステージ装置の用途は手振れ補正装置15に限定されず、CCD保持部材40、Y方向移動板70、CCD保持部材80のようなX方向とY方向に直線的に移動可能な部材を、X方向とY方向に直線的に移動させる様々な装置に利用可能である。
本発明の第1の実施形態である手振れ補正装置を内蔵したデジタルカメラの縦断側面図である。 手振れ補正装置の非作動状態をヨークの一部を破断して示す背面図である。 図2のIII−III矢線に沿う断面図である。 図2のIV−IV矢線に沿う断面図である。 図2のV−V矢線に沿う断面図である。 図2のVI−VI矢線に沿う断面図である。 X方向駆動装置の主要部を模式的に示す拡大図である。 Y方向駆動装置の主要部を模式的に示す拡大図である。 本発明の第2の実施形態である手振れ補正装置を内蔵したデジタルカメラの縦断側面図である。 図9のX−X矢線に沿って視た手振れ補正装置の底面図である。 図9のXI−XI矢線に沿う断面図である。 図9のXII−XII矢線に沿う断面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ(カメラ)
11 CCD(撮像素子)
12 撮像面
15 手振れ補正装置
20 固定支持基板
21 収容孔
22 ローラ
23 円周溝
24 コイル形成板(X方向移動子)(Y方向移動接続手段)
25 嵌合溝(Y方向移動接続手段)(Y方向案内孔)
26 摺動支持部(X方向移動子)(Y方向移動接続手段)
28 ローラ
29 円周溝
30 コイル形成板(Y方向移動子)
31 連結部(Y方向移動子)(X方向移動接続手段)
32 X方向案内孔(X方向移動接続手段)
34 ローラ
35 円周溝
36 平面板
37 連結部
38 X方向案内孔
40 CCD保持部材(可動体)
41 採光孔
42 ローパルフィルター
43 押さえ部材
44 カバー板
46 突部(可動体)
47 Y方向ガイドバー(Y方向移動接続手段)
49 突部(可動体)
50 X方向ガイドバー(X方向移動接続手段)
52 突部(可動体)
53 X方向ガイドバー
60 固定支持基板
61 収容孔
62 凹部
63 64 突部
65 66 Y方向ガイドバー
70 Y方向移動板(Y方向移動部材)
71 72 Y方向案内孔
74 突部
75 76 X方向ガイドバー
77 採光孔
80 CCD保持部材(X方向移動部材)
81 82 突部
83 84 X方向案内孔
85 採光孔
86 突部(Y方向移動接続手段)
87 Y方向ガイドバー(Y方向移動接続手段)
88 台座
89 連結部(Y方向移動接続手段)
90 Y方向案内孔(Y方向移動接続手段)
A 回転軸
BT バッテリ
C 制御回路(制御手段)
CX X方向駆動用コイル(X方向駆動装置)
CY Y方向駆動用コイル(Y方向駆動装置)
MX 磁石(X磁力発生装置)(X方向駆動装置)
MY 磁石(Y磁力発生装置)(Y方向駆動装置)
O 光軸
S 振動検出センサ
X X方向
Y Y方向
YX ヨーク(X磁力発生装置)(X方向駆動装置)
YY ヨーク(Y磁力発生装置)(Y方向駆動装置)


Claims (10)

  1. 固定支持基板と、
    該固定支持基板に固定支持基板と平行な特定のY方向にのみ相対移動可能に支持されたY方向移動部材と、
    該Y方向移動部材に固定支持基板と平行で上記Y方向に直交するX方向にのみ相対移動可能に支持されたX方向移動部材と、
    上記Y方向移動部材に上記Y方向の駆動力を付与するY方向駆動装置、及び上記X方向移動部材に上記X方向の駆動力を付与する電磁式のX方向駆動装置と、を備えたステージ装置において、
    上記X方向駆動装置が、X方向駆動用コイルと、該X方向駆動用コイルに磁力を及ぼして、該駆動用コイルを上記X方向に相対移動させるX磁力発生装置と、を具備し、
    上記X方向駆動用コイルと上記X磁力発生装置の一方を上記固定支持基板に固定し、 上記X方向駆動用コイルと上記X磁力発生装置の他方と上記X方向移動部材とを、上記X方向駆動装置から上記X方向駆動用コイルへの上記X方向の駆動力は上記X方向移動部材に伝達し、該他方と上記X方向移動部材の上記Y方向の相対移動は自在とするY方向移動接続手段を介して接続したことを特徴とするステージ装置。
  2. 請求項1記載のステージ装置において、
    上記X方向にのみ直線的に移動自在として上記固定支持基板に支持され、かつ、Y方向移動接続手段を介して上記X方向移動部材に接続されたX方向移動子を備え、
    上記X方向駆動装置は、上記X磁力発生装置が上記固定支持基板に固定され、上記X方向駆動用コイルが上記X方向移動子に固定されているステージ装置。
  3. 請求項2記載のステージ装置において、
    上記固定支持基板に設けられ、上記X方向及びY方向に対して直交する回転軸回りに回転可能で、かつ、上記X方向移動子を上記X方向に摺動可能に挟持する複数のローラを備えるステージ装置。
  4. 請求項3記載のステージ装置において、
    上記ローラの周面に、上記X方向移動子の両側縁部が上記X方向に摺動可能に嵌合する、上記回転軸を中心とする円周溝が凹設されているステージ装置。
  5. 請求項2から4のいずれか1項記載のステージ装置において、
    上記Y方向移動接続手段が、上記X方向移動部材と上記X方向移動子の一方に設けられた上記Y方向を向くY方向案内孔と、他方に設けられた、該Y方向案内孔に上記Y方向に摺動可能に嵌合する、上記Y方向を向くY方向ガイドバーとを備えるステージ装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載のステージ装置において、
    上記Y方向駆動装置が、固定支持基板とY方向移動部材の一方に固定されたY方向駆動用コイルと、他方に固定された、該Y方向駆動用コイルに磁力を及ぼして、該Y方向駆動用コイルを上記Y方向に相対移動させるY磁力発生装置と、を具備するステージ装置。
  7. 請求項6記載のステージ装置において、
    上記X方向駆動用コイルと上記Y方向駆動用コイルの少なくとも一方が、上記X方向及び上記Y方向と平行な平面コイルであるステージ装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載のステージ装置において、
    上記X磁力発生装置とY磁力発生装置の少なくとも一方が、
    磁石と、
    該磁石によって磁化され、該磁石との間で磁力線を形成する、上記コイルを囲む断面コ字形のヨークと、
    を具備しているステージ装置。
  9. 請求項6、7、及び、6と7の一方に従属する8のいずれか1項記載のステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置であって、
    上記ステージ装置を内蔵するカメラと、
    上記X方向移動部材と一体となって移動する、前面に結像面を有する撮像素子と、
    上記カメラの振動を検出する振動検出センサと、
    該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動用コイル及び上記Y方向駆動用コイルに、手振れを補正するように電流を流す制御手段と、
    を備えるカメラの手振れ補正装置。
  10. 請求項6、7、及び、6と7の一方に従属する8のいずれか1項記載のステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置であって、
    上記ステージ装置を内蔵するカメラと、
    上記X方向移動部材と一体となって移動する、手振れを補正するための補正レンズと、
    上記カメラの振動を検出する振動検出センサと、
    該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動用コイル及び上記Y方向駆動用コイルに、手振れを補正するように電流を流す制御手段と、
    を備えるカメラの手振れ補正装置。
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