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JP4748594B2 - 真空処理装置および真空処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ロードロック室と、複数の処理室と、ロードロック室−処理室間における被処理基板の受け渡しを行うためのコア室とを備えたマルチチャンバ方式の真空処理装置および真空処理方法に関する。
近年、マルチチャンバ方式の真空処理装置が多用されている。マルチチャンバ方式の真空処理装置は、基板搬送ロボットが内部に配置されたコア室(搬送室)の周りに、被処理基板を収容する単数又は複数のロードロック室と、被処理基板に対して成膜、エッチング等の所定の真空処理を行うための複数の処理室とが配置された構造を有している。そして、ロードロック室と処理室との間における基板の搬送、各処理室間における基板の搬送をコア室内の基板搬送ロボットを介して行うように構成されている。
マルチチャンバ方式の真空処理装置は、ロードロック室とコア室との間およびコア室と各処理室との間にそれぞれ仕切バルブを備えているとともに、各室が独立して真空排気可能に構成されている。また、処理室が成膜室の場合において、処理室内の成膜ガスがコア室内へ逆流するのを防止するため、コア室に調圧ガスを導入してコア室内の圧力を処理室内の圧力よりも高くした状態で、処理室との間で基板の搬入/搬出を行う方法が知られている(下記特許文献1参照)。
図5は、上述した構成の従来のマルチチャンバ方式の真空処理装置における基板処理方法の工程フローを示している。
ロードロック室(L/L)は、所定枚数の被処理基板が収容されこれを保持した後、所定の真空度に真空排気される(ステップS101)。ロードロック室がコア室と同等の真空度に達した後、ロードロック室とコア室との間の第1仕切バルブが開放され、ロードロック室からコア室へ基板が搬送される(ステップS102,S103)。その後、第1仕切バルブが閉塞され、コア室が調圧される(ステップS104,S105)。
調圧ガスには、アルゴンガスや窒素ガス等の不活性ガスが用いられ、コア室に調圧ガスを流量制御しながら導入することで、コア室を処理室よりも高い圧力に調圧する。この圧力を維持した状態で、コア室と処理室との間の第2仕切バルブを開放し、コア室から処理室へ被処理基板を搬送する(ステップS106,S107)。これにより、処理室からコア室への成膜ガスの逆流が防止される。その後、第2仕切バルブが閉じ、処理室内で基板の成膜処理が行われる(ステップS108,S109)。
基板の成膜処理が終了すると、コア室を真空排気した後、再び処理室よりも高い圧力に調圧し、第2仕切バルブを開放して、処理室からコア室へ基板を搬送する(ステップS110〜S112)。これにより、処理室からコア室への成膜ガスの逆流が防止される。そして、第2仕切バルブを閉塞した後、コア室をロードロック室と同等の真空度に真空排気する(ステップS113,S114)。コア室の真空度がロードロック室の真空度に到達した後、第1仕切バルブが開放される(ステップS115)。そして、コア室からロードロック室へ成膜済の基板が搬送されるとともに、ロードロック室からコア室へ未処理の基板が搬送される(ステップS116,S103)。
以後、上述と同様な工程を経て基板の搬送および成膜処理が行われる。そして、ロードロック室内のすべての基板の処理が完了すると、第1仕切バルブが閉塞され、ロードロック室が大気に開放される(ステップS117,S118)。そして、処理済の基板がロードロック室から搬出される。
特開平10−270527号公報
しかしながら、上述した構成の従来のマルチチャンバ方式の真空処理装置においては、処理室に対して基板を出し入れする毎に、コア室に調圧ガスを導入し調圧を行っていたため、基板1枚ごとに2回のガス導入が必要となり、基板の搬送時間に2回の調圧時間が含まれ(ステップS105,S110)、生産性が悪化していた。
また、従来の真空処理装置においては、処理室で成膜した基板を調圧したコア室を介してロードロック室へ戻す際に、コア室を2回真空排気している(ステップS110,S114)。従って、コア室を当該真空に排気する時間が必要となり、これが原因で基板搬送に要する時間が長くなって、装置の生産性を悪化させていた。
更に、従来の真空処理装置においては、基板処理室から基板を出し入れするたびにコア室にガスを導入し調圧を行っていたため、1基板毎に2回のガス導入が必要となり、ガス導入の際のパーティクルが舞う危険性が高かった。従って、これが原因で成膜処理時の膜質の劣化が問題となっていた。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、基板搬送に要する時間を低減して生産性の向上を図るとともに、パーティクルの発生を低減できる真空処理装置および真空処理方法を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明の真空処理装置は、被処理基板を収容する単数又は複数のロードロック室と、被処理基板に対して所定の真空処理を行うための複数の処理室と、ロードロック室と処理室との間における被処理基板の受け渡しを行うための真空排気可能なコア室と、ロードロック室とコア室との間を仕切る第1仕切バルブと、コア室と処理室との間を仕切る第2仕切バルブと、コア室に調圧ガスを導入してコア室を所定圧に維持する調圧機構とを備え、コア室の調圧時は、第1バルブを開放するとともに第2バルブを閉塞し、処理室との被処理基板の受け渡し時は、第1バルブの開放状態を維持し、かつコア室およびロードロック室の圧力が処理室の圧力よりも高いときに第2バルブを開放することを特徴とする。
また、本発明の真空処理方法は、被処理基板を収容する単数又は複数のロードロック室と、被処理基板に対して所定の真空処理を行うための複数の処理室と、ロードロック室と処理室との間における被処理基板の受け渡しを行うための真空排気可能なコア室と、ロードロック室とコア室との間を仕切る第1仕切バルブと、コア室と処理室との間を仕切る第2仕切バルブと、コア室に調圧ガスを導入してコア室を所定圧に維持する調圧機構とを備えた真空処理装置における真空処理方法であって、第1バルブが開放しかつ第2バルブが閉塞した状態でコア室を調圧し、コア室およびロードロック室の圧力が処理室の圧力よりも高い状態で、第1バルブを開放したまま第2バルブを開放して、処理室との間で被処理基板の受け渡しを行うことを特徴とする。
上記のように、本発明においては、装置内における基板の搬送および処理時において、コア室とロードロック室をひとつの室として扱い、コア室の調圧を第1仕切バルブを開放した状態で行うようにしている。これにより、基板1枚毎のコア室の調圧を廃止でき、基板の搬送時間を短縮して装置の生産性向上を図ることができる。また、基板1枚毎のコア室の調圧を廃止することで、コア室内のガス導入頻度を低減し、これによりパーティクルの発生を抑え、例えば成膜工程における膜質不良の発生を抑制することが可能となる。更に、処理室との間における基板の受け渡しを、コア室およびロードロック室の圧力が処理室の圧力よりも高いときに行うことで、処理室からコア室側に向かう処理室内のガスの流れを防止できる。
以上述べたように、本発明によれば、基板1枚毎のコア室の調圧を廃止でき、基板の搬送時間を短縮して装置の生産性向上を図ることができる。また、基板1枚毎のコア室の調圧を廃止することで、コア室内のガス導入頻度を低減し、これによりパーティクルの発生を抑えることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態によるマルチチャンバ方式の真空処理装置1の概略構成図である。本実施形態の真空処理装置1は、被処理基板(以下単に「基板」ともいう。)を収容するロードロック室2A,2Bと、基板に対して所定の真空処理を行う処理室3A,3Bと、ロードロック室2A,2Bと処理室3A,3Bとの間における基板の受け渡しを行うためのコア室(搬送室)4とを備えている。
ロードロック室2A,2Bはそれぞれ同一の構成を有しており、内部に所定枚数(本例では25枚)の基板を収容できるストッカが設置されている。ロードロック室2A,2Bには排気システム8a,8bがそれぞれ接続されており、互いに独立して真空排気可能とされている。ロードロック室2A,2Bはドア5A,5Bを介して大気基板搬送システム6に連絡している。大気基板搬送システム6には、ウェーハカセット7とロードロック室2A,2Bとの間で未処理あるいは処理済の基板を搬送する基板搬送ロボット6aが設置されている。
なお、ロードロック室2A,2Bは図示の例のように複数設置される場合に限らず、単数であってもよい。
処理室3A,3Bは、エッチング室、加熱室、成膜室(スパッタ室、CVD室)等で構成され、本実施形態ではいずれも成膜室とされている。処理室3A,3Bには排気システム8c,8dがそれぞれ接続されており、互いに独立して真空排気可能とされている。なお、図示せずとも各処理室3A,3Bには、プロセスに応じた所定の成膜ガス(反応ガス、原料ガス、不活性ガス等)のガス源が接続されている。
コア室4は、図示せずとも内部に基板搬送ロボットを有しており、ロードロック室2A,2Bと処理室3A,3Bとの間、あるいは処理室3Aと処理室3Bとの間において、基板の受け渡しを行うように構成されている。コア室4には排気システム8eが接続されており、独立して真空排気可能とされている。また、コア室4にはガス源9が接続されており、ガス源9から導入される調圧ガスによって所定圧に維持可能とされている。
図2および図3は、コア室4に接続されるガス源9および排気システム8eの構成例を示している。ガス源9は、バルブ14a,14bの間にマスフローコントローラ(MFC)13が配置された構成を有している。排気システム8eは、コア室4側からメインバルブ15、調圧バルブ16およびドライポンプ等の真空ポンプ17の順で接続されている。調圧バルブ16の開度を調節することでコア室4の圧力が制御される。これらガス源9および排気システム8eは、コア室4を所定の調圧雰囲気に維持する調圧機構を構成している。
なお、各排気システム8a〜8eは同様の構成を有しているが、調圧バルブ16は処理室3A,3Bおよびコア室4の排気システム8c,8d,8eにそれぞれ備え付けられ、ロードロック室2A,2Bの排気システム8a,8bには備え付けられていない。
ロードロック室2A,2Bとコア室4との間にはそれぞれ第1仕切バルブ11A,11Bが設置されている。また、コア室4と処理室3A,3Bとの間にはそれぞれ第2仕切バルブ12A,12Bが設置されている。第1,第2仕切バルブ11A,11B,12A,12Bの開閉制御をはじめとする真空処理装置1の各部の動作は、図示しない制御部によって制御されるように構成されている。
また、ロードロック室2A,2B、処理室3A,3Bおよびコア室4には、それぞれ図示せずとも圧力計が設置されており、各室の圧力をモニタリングされている。処理室3A,3Bおよびコア室4の圧力指示値は調圧バルブ16の開度に連動しており、上記圧力計の検出圧に基づいて調圧バルブ16が自動的に開度調整されることで、これら各室を所定圧力に維持するように構成されている。
図4は、本実施形態の真空処理装置1の動作例を示す工程フローを示している。以下、図4を参照して本実施形態の真空処理方法を説明する。以下の例では、ロードロック室2Aと処理室3Aとの間の基板の受け渡し例について説明する。
まず、第1,第2バルブ11A,12Aは予め閉塞しておく。そして、ロードロック室(L/L)2Aのドア5Aを開放し、大気基板搬送システム6を介して基板をロードロック室2A内に複数枚(例えば25枚)搬送する。ロードロック室2Aは、これらの基板を保持した後、ドア5Aを閉塞し、排気システム8aを介して所定圧力に真空排気する(ステップS1)。同様に、処理室3Aおよびコア室4を排気システム8c,8eを介して所定圧力に真空排気する。
次に、ロードロック室2Aおよびコア室4がそれぞれ同等の設定圧力に到達した後、排気システムのメインバルブ15を閉め、第1仕切バルブ11Aを開放する(ステップS2)。次に、コア室4に調圧ガスとして窒素ガスを例えば5000sccmの流量で導入し、排気システム8eの調圧バルブ16にてコア室4を例えば7Torrに調圧する。このとき、第1仕切バルブ11Aが開いているため、ロードロック室2Aの圧力はコア室4の圧力と同圧となる。すなわち、第1仕切バルブ11Aを開け、第2仕切バルブ12Aを閉じた状態でコア室4の調圧を行うことにより、コア室4とともにロードロック室2Aが調圧される(ステップS3)。
一方、処理室3Aには成膜ガスとして例えば酸素ガスが例えば3000sccmの流量で導入され、排気システム8dの調圧バルブにて処理室3Aが例えば5Torrに調圧される。
コア室4およびロードロック室2Aの調圧が完了すると、ロードロック室2Aからコア室4へ基板が搬送される(ステップS4)。コア室4は引き続き、ガス源9による調圧ガスの流量制御と排気システム8eによる調圧作用によって継続的に調圧雰囲気が維持される。
コア室4の調圧作用により、コア室4およびロードロック室2Aの圧力が処理室3Aの圧力よりも高く設定される。そして、第1仕切バルブ11Aの開放状態を維持した状態で第2仕切バルブ12Aを開放し、コア室4から処理室3Aへ基板を搬送する(ステップS5,S6)。その後、第2仕切バルブ12Aが閉じ、処理室3Aにおいて基板の成膜処理が行われる(ステップS7,S8)。その間、コア室4およびロードロック室2Aは所定の調圧作用が継続して行われることで、7Torrの設定圧に圧力調整される。基板の成膜処理の終了後、第2仕切バルブ12Aが開放されて、処理室3Aからコア室4へ基板が搬送される(ステップS9,S10)。
このように、コア室4と処理室3Aとの間の基板の受け渡しを、処理室3Aの圧力よりもコア室4およびロードロック室2Aの圧力が高い状態で行うことにより、処理室3A内のガスがコア室4側へ逆流することが防止され、コア室4およびロードロック室2Aの汚染が回避される。
その後、コア室4からロードロック室2Aへ成膜済の基板が搬送されるとともに(ステップS12)、ロードロック室2Aからコア室4へ未処理の基板が搬送される(ステップS4)。以後、上述と同様な工程を経て、基板の搬送および成膜処理が行われる。すなわち、第1仕切バルブ11Aは、ロードロック室2A内のすべての基板の成膜処理が完了するまで開放状態が維持される。また、ロードロック室2A内のすべての基板の成膜処理が完了するまで、コア室4とロードロック室2A内の圧力は等しく、かつ、処理室3A内の圧力よりも高く維持される。
そして、ロードロック室2A内のすべての基板の処理が完了すると、第1仕切バルブ11Aを閉塞し、ロードロック室2Aを大気に開放する(ステップS13,S14)。そして、処理済の基板が大気基板搬送システム6を介してカセット7内へ搬送される。
以上のように、本実施形態によれば、真空処理装置1内における基板の搬送および処理時において、コア室4とロードロック室2Aをひとつの室として扱い、コア室4の調圧を第1仕切バルブ11Aを開放した状態で行うようにしている。これにより、コア室4の調圧工程は、当初の1回(ステップS3)で済み、基板1枚ごとの調圧を不要として、基板の搬送時間を短縮し、生産性の向上を図ることができる。
また、基板1枚毎のコア室4の調圧を廃止することで、コア室4内のガス導入頻度を低減し、これによりパーティクルの発生を抑え、成膜工程における膜質不良の発生を抑制することが可能となる。更に、処理室3Aとの間における基板の受け渡しを、コア室4およびロードロック室2Aの圧力が処理室3Aの圧力よりも高いときに行うことで、処理室3Aからコア室4側に向かう処理室3A内のガスの流れを防止できる。
上述した本実施形態の真空処理装置1における基板の搬送時間を従来の真空処理装置における基板の搬送時間と比較すると、以下のようになる。
例えば、従来の真空処理装置においては、処理室に基板を出し/入れする際にコア室の調圧に要する時間は30秒であり、処理室の仕切バルブ(第2仕切バルブに相当)の開/閉に要する時間は5秒である。従って、25枚の基板を処理するためにコア室の調圧に要得る時間は、30秒×2(回)×25(枚)=1500秒であり、処理室の仕切バルブの開/閉に要する時間は、5秒×2(回)×25(枚)=250秒である。
次に、ロードロック室に基板を出し/入れする際に調圧されたコア室を必要な真空に排気するために要する時間は15秒であり、ロードロック室の仕切バルブ(第1仕切バルブに相当)の開/閉に要する時間は5秒である。従って、25枚の基板を処理するためにコア室を必要な真空に排気するのに要する時間は、15秒×2(回)×25(枚)=750秒であり、ロードロック室の仕切バルブの開/閉に要する時間は5秒×2回×25枚=250秒である。
以上を合計すると、1500+250+750+250=2750秒=約46分
の時間を要することになる。
これに対して、本実施形態の真空処理装置1においては、処理室3Aに基板を出し/入れする際にコア室4の調圧に要する時間は初回の30秒のみであり、第2仕切バルブ12Aの開/閉に要する時間は5秒である。従って、25枚の基板を処理するためにコア室4の調圧に要得る時間は、30秒×1(回)=30秒であり、第2仕切バルブ12Aの開/閉に要する時間は、5秒×2(回)×25(枚)=250秒である。
次に、ロードロック室2Aに基板を出し/入れする際に調圧されたコア室4を必要な真空に排気するために要する時間は初回の15秒のみであり、第1仕切バルブ11Aの開/閉に要する時間は初回と最終の2回のみである。従って、25枚の基板を処理するためにコア室を必要な真空に排気するのに要する時間は、15秒×1(回)=15秒であり、第1仕切バルブ11Aの開/閉に要する時間は5秒×2回=10秒である。
以上を合計すると、30+250+15+10=305秒=約5分
となり、従来の装置に比べて搬送時間のみで約41分の時間短縮を実現できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施の形態では、真空処理装置1として、コア室4の周りに2つのロードロック室2A,2Bと2つの処理室3A,3Bを配置した構成例について説明したが、ロードロック室を単数としたり、処理室を更に複数配置することも可能である。また、コア室は1つに限らず、例えばタンデムコア型の真空処理装置にも本発明は適用可能である。
また、以上の実施形態では、調圧機構として、圧力計と調圧バルブの開度とを連動させ自動で設定圧力にコア室4を維持するように構成したが、これに代えて、固定式の開度調整バルブを用いることで同様の圧力制御性をもたせることも可能である。
更に、以上の実施形態では、コア室4に調圧ガスを導入するガス源9にマスフローコントローラ13を用いたが、これに代えて、ニードルバルブなど簡易的にガス流量を制御できる部品を用いることによっても上述と同様な圧力制御性をもたせることが可能である。
本発明の実施形態による真空処理装置の概略構成図である。 図1に示す真空処理装置のガス源の構成の一例を示す図である。 図1に示す真空処理装置の排気システムの構成の一例を示す図である。 図1に示す真空処理装置の動作を示す工程フローである。 従来の真空処理装置の動作を示す工程フローである。
符号の説明
1 真空処理装置
2A,2B ロードロック室
3A,3B 処理室
4 コア室
8a〜8e 排気システム
9 ガス源
11A,11B 第1仕切バルブ
12A,12B 第2仕切バルブ
13 マスフローコントローラ
15 メインバルブ
16 調圧バルブ

Claims (3)

  1. 被処理基板を収容する単数又は複数のロードロック室と、
    前記被処理基板に対して所定の真空処理を行うための複数の処理室と、
    前記ロードロック室と前記処理室との間における前記被処理基板の受け渡しを行うための真空排気可能なコア室と、
    前記ロードロック室と前記コア室との間を仕切る第1仕切バルブと、
    前記コア室と前記処理室との間を仕切る第2仕切バルブと、
    前記コア室に調圧ガスを導入して前記コア室を所定圧に維持する調圧機構とを備えた真空処理装置であって、
    前記コア室の調圧時は、前記第1仕切バルブを開放するとともに前記第2仕切バルブを閉塞し、
    前記処理室との被処理基板の受け渡し時は、前記第1仕切バルブの開放状態を維持し、かつ前記コア室および前記ロードロック室の圧力が前記処理室の圧力よりも高いときに前記第2仕切バルブを開放する
    ことを特徴とする真空処理装置。
  2. 前記ロードロック室は、前記被処理基板を複数枚収容する
    ことを特徴とする請求項1に記載の真空処理装置。
  3. 被処理基板を収容する単数又は複数のロードロック室と、
    前記被処理基板に対して所定の真空処理を行うための複数の処理室と、
    前記ロードロック室と前記処理室との間における前記被処理基板の受け渡しを行うための真空排気可能なコア室と、
    前記ロードロック室と前記コア室との間を仕切る第1仕切バルブと、
    前記コア室と前記処理室との間を仕切る第2仕切バルブと、
    前記コア室に調圧ガスを導入して前記コア室を所定圧に維持する調圧機構とを備えた真空処理装置における真空処理方法であって、
    前記第1仕切バルブが開放しかつ前記第2仕切バルブが閉塞した状態で前記コア室を調圧し、
    前記コア室および前記ロードロック室の圧力が前記処理室の圧力よりも高い状態で、前記第1仕切バルブを開放したまま前記第2仕切バルブを開放して、前記処理室との間で前記被処理基板の受け渡しを行う
    ことを特徴とする真空処理方法。

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