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JP4632329B2 - Light reflector - Google Patents

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JP4632329B2
JP4632329B2 JP2000204165A JP2000204165A JP4632329B2 JP 4632329 B2 JP4632329 B2 JP 4632329B2 JP 2000204165 A JP2000204165 A JP 2000204165A JP 2000204165 A JP2000204165 A JP 2000204165A JP 4632329 B2 JP4632329 B2 JP 4632329B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光反射体に関し、さらに詳しくは、難燃性、加工性に優れるとともに、折り曲げて裂け目を生じてもその裂け目から分離することがなく、かつ光反射性に優れた光反射体に関し、特に、電飾看板、医療用または一般用写真観察装置(写真観察用ライトボックス)、照明器具である反射がさや、反射ざら等に使用される光反射部材として好適な光反射体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に、一般的な内照式表示器具の構造の一例を示す。図1は、光反射板としての機能を持つ白色塗装鋼板製の側壁4及び底壁5を持つ箱体1の内部に、光源としての蛍光灯3を4本設置して、開口部を乳白色アクリル樹脂製の表示板2で覆った構造の内照式表示器具(医療用X線写真観察装置)の概略図である。尚、図1は箱体1の内部構造を説明する為に表示板2を取り外して右斜め下側にスライドした状態を示している。この種の内照式表示器具では、光源である蛍光灯3から直接表示板2に到達する光及び蛍光灯から側壁4と底壁5に到達してそこ(主として底壁5)で反射されて最終的に表示板2に到達する光により表示板2全体が明るく照し出される。従って、このような構造の内照式表示器具は、表示板上の写真や表示板上の表示を見やすくするためには、表示板上での照度はできるだけ大きく、また、表示板上における照度はできる限り均一であることが望ましい。ところが、光反射板の反射率が低い場合には、表示板上で十分な照度を得ようとすると光源の出力を大きくしなければならず、そうすると、表示板上における照度は場所により極端に不均一になってしまい、表示板を通して光源の形が顕著に浮き出て、商品価値を低減させてしまうという問題があった。この問題は、光源と表示板との距離を大きくすれば、ある程度は改善されるが、この問題解決には、表示器具の大型化と光源の高出力化は避けられず好ましくない。
このように、光反射板には高い反射率が要求されるため、従来より以下に示すようなさまざまな材料が用いられている。例えば、金属等の基材の表面にアルミニウム蒸着フィルムを積層して表面に鏡面を形成した光反射板が知られている。しかし、鏡面を有する光反射板では拡散反射が起こりにくい為、表示板上における照度が不均一になりすぎて表示板を通して光源の形が顕著に浮き出てしまう結果となる。また、白色塗装された金属材料(白色鋼板等)を反射板として使用される事も多い。しかしながら、白色塗装鋼板からなる光反射板と上記表面に鏡面を形成した光反射板は、いずれも金属製であるため、重い上、切断等の加工性に劣る。
一方、WO97/01117には微細気泡を含有する熱可塑性ポリエステル発泡体からなる光反射板が提案されている。そのような熱可塑性ポリエステル発泡体は軽量で全反射率と拡散反射率に優れるため電飾看板等において優れた光反射性能を示す。しかし、優れた全反射率と拡散反射率を有する光反射板を得るには、熱可塑性ポリエステル発泡体中に超微細な気泡を形成させる必要が有るため、一旦無発泡のシートを製造し、これを高圧の炭酸ガス中に長時間保持してシート中に炭酸ガスを含浸させて、炭酸ガスがシート中から逸散する前に加熱して発泡させるという非常に手間のかかる製造工程を経なければ作れないという問題がある。
【0003】
そこで、本発明者等は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、意外にも、光の反射性に極めて劣る(光の透過性に特に優れた)芳香族ポリカーボート樹脂を使用し、これにオレフィン系樹脂やアクリル系樹脂等の他の合成樹脂成分(場合によっては更に白色系顔料)を混合して得られた混合樹脂が、光に対する全反射率と拡散反射率に優れ、かつ加工性、生産性、切断加工時の耐裂け性にも優れることを見出した。しかしながら、該混合樹脂中には、オレフィン系樹脂やアクリル系樹脂等の他の合成樹脂成分が含有されるため芳香族ポリカーボネート樹脂単体に比べて該混合樹脂を折り曲げて割れや裂け目を生じたときにその割れ目や裂け目から分離しやすくなるということが判明した。また、該混合樹脂中には、オレフィン系樹脂やアクリル系樹脂等の他の合成樹脂成分が含有されるため芳香族ポリカーボネート樹脂単体に比べて難燃性が低下することになるが、それを補うために難燃剤を多めに添加すると、該混合樹脂を折り曲げたときにいっそう折り曲げ部から割れて分離しやすくなるということが判明した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、生産性及び光反射性能に優れ、且つ折り曲げ部の裂け目や割れ目から分離しにくい性質(以下、耐破断性という)を有する光反射体を提供することにある。また、本発明の課題は、生産性、耐破断性に優れ、電飾看板等に使用された場合に、消費電力を減らすことに貢献しうる光反射体を提供することにある。さらに、本発明の課題は、生産性、耐破断性、難燃性及び光反射性能に優れた光反射体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、芳香族ポリカーボート樹脂とそれ以外の成分を含有する光に対する、全反射率と拡散反射率に優れた混合樹脂層の裏面に、アイゾット衝撃値が少なくとも5kJ/mである合成樹脂または合成樹脂組成物からなる裏面層をラミネートしてなる光反射体が生産性、耐破断性に優れることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明によれば、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)30〜75重量%、オレフィン系樹脂の中から選ばれる少なくとも一種の樹脂(B)5〜45重量%、難燃剤(C)0〜60重量%、及び白色系着色剤(D)0〜20重量%とからなる(ただし(A)+(B)+(C)+(D)=100重量%)混合樹脂層の裏面に、アイゾット衝撃値が少なくとも5kJ/mである合成樹脂または合成樹脂組成物からなる裏面層を一体に接着させてなる多層構造の光反射体であって、該成分(B)の屈折率が上記芳香族ポリカーボネート樹脂(A)の屈折率よりも0.03以上大きいか或いは0.03以上小さく、該混合樹脂層表面における光の反射を表すパラメーターである全反射率が93%以上及び拡散反射率が90%以上であることを特徴とする光反射体(光反射体(1))が提供される。
また、本発明によれば、光反射体(1)において、裏面層の他方の面に更に、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)30〜75重量%、芳香族ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂又は/及び熱可塑性エラストマー(B1)5〜45重量%、難燃剤(C)0〜60重量%、及び白色系着色剤(D)0〜20重量%とからなる(ただし(A)+(B1)+(C)+(D)=100重量%)混合樹脂層が接着一体化されてなる光反射体(光反射体(2))が提供される。
さらに、本発明によれば、光反射体(2)において、成分(B)が、オレフィン系樹脂の中から選ばれる少なくとも一種を含有することを特徴とする光反射体(光反射体(3))が提供される。
さらにまた、本発明によれば、光反射体(1)又は(3)において、オレフィン系樹脂がポリエチレン系樹脂である光反射体(光反射体(4))が提供される。
さらにまた、本発明によれば、光反射体(1)乃至光反射体(4)のいずれかにおいて、裏面層が、芳香族ポリカーボネート樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、及びオレフィン系樹脂の群から選択される1又は2以上の樹脂を主成分とする合成樹脂層又は合成樹脂組成物層である光反射体(光反射体(5))が提供される。
さらにまた、本発明によれば、光反射体(1)乃至光反射体(5)のいずれかに記載の光反射体からなり、該混合樹脂層の厚み0.2〜7mmの熱成形用光反射シートが提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の光反射体(以下、樹脂成形体ともいう。)の表面に位置する光反射性に優れる混合樹脂層の成分である芳香族ポリカーボネート樹脂(A)に用いられる芳香族ポリカーボネート樹脂としては、(i)ホスゲン等のカルボニルハライド成分又はジフェニルカーボネート等のカーボネート成分と、(ii)ビスフェノール系化合物等の芳香族ジオール成分または芳香族ジオール成分50モル%以上と他のジオール成分50モル%以上からなるジオール成分とから形成されるポリカーボネート樹脂が挙げられる。特に、分子鎖にジフェニルアルカンを有する芳香族ポリカーボネート樹脂であって、且つASTM D−648に基づく、1820kPa(18.6kgf/cm)荷重の条件で測定された熱変形温度が120℃以上のもの、好ましくは125℃以上のもの、より好ましくは130〜170℃の芳香族ポリカーボネート樹脂は、難燃性、耐熱性、切断加工性及び耐衝撃性に優れる上、耐候性及び耐酸性に優れている点から好適である。このような分子鎖にジフェニルアルカンを有する芳香族ポリカーボネート樹脂としては、2,2−ビス(4−オキシフェニル)プロパン(別名ビスフェノールA)、2,2−ビス(4−オキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−オキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−オキシフェニル)イソブタン、或いは1,1−ビス(4−オキシフェニル)エタン等のビスフェノール系化合物から形成される芳香族ポリカーボネート樹脂が例示される。
【0007】
芳香族ポリカーボネート樹脂(A)(以下、樹脂(A)と省略することがある)は、通常、透明性に優れ、光の大部分が透過してしまうため、可視光に対する全反射率と拡散反射率に劣る。従って、樹脂(A)単独では可視光に対する全反射率と拡散反射率に優れた樹脂成形体を提供することはできない。そこで、可視光に対する全反射率と拡散反射率を付与するために、樹脂(A)に、樹脂(A)以外の熱可塑性樹脂又は/及び熱可塑性エラストマー(B)(以下、成分(B)と省略することがある)が溶融混合される。成分(B)としては樹脂(A)以外の熱可塑性樹脂又は/及び熱可塑性エラストマーが用いられるが、本発明では、可視光に対する全反射率と拡散反射率を高める上で、使用される芳香族ポリカーボネート樹脂(A)の屈折率よりも0.03以上大きいか或いは0.03以上小さい屈折率(屈折率はいずれもJIS K 7105に記載の方法に基づく測定値)を持つ、熱可塑性樹脂又は/及び熱可塑性エラストマーを成分(B)として用いることが好ましい。因に、代表的なビスフェノールAポリカーボネート樹脂の屈折率は約1.59である。
【0008】
上記した成分(B1)としては、特に、アクリル系樹脂及びオレフィン系樹脂の中から選ばれる物質を単独又は2種以上の混合物の形態で用いるのが好ましく、本発明においては、オレフィン系樹脂(B)(以下、成分(B)と省略することがある)が選択される。このような物質は、少量の添加で、樹脂(A)の可視光に対する全反射率と拡散反射率を高める効果に優れるため好ましい。尚、少量の添加で済むということは、樹脂(A)の優れた耐熱性、耐衝撃性、或いは難燃性を極力低下させずに全反射率と拡散反射率を高めることができるということを意味し、本発明では好ましい態様である。
【0009】
前記アクリル系樹脂は、下記一般式(1)
CH2=C(R)− (1)
(式中、Rは炭素1〜4の低級アルキル基を示す)で表されるアクリル基を有する不飽和化合物を重合又は共重合して形成した高分子化合物からなるものである。この場合のアクリル系不飽和化合物には、アクリル酸及びそのエステル、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸及びそのエステル等が包含され、アクリル系樹脂には、それらのアクリル系不飽和化合物の重合体又は共重合体が包含される。代表的なアクリル系樹脂としては、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリメチルアクリレート樹脂が例示される。特に、成分(B)としてポリメチルメタクリレート樹脂等のポリメタクリル酸エステル樹脂を使用することにより、芳香族ポリカーボネート樹脂にそれ以外の成分を含有する樹脂成形体及び光反射体の引裂き強度の低下を効果的に抑止することができる。このものは、引裂き強度が高いので耐破断性の低下防止効果にも優れたものとなる。また、成分(B)としてアクリル系樹脂を使用すると、後述する高価な白色系着色剤の使用量を減らせるか又はその使用量を0にすることができるという効果を有する。
【0010】
前記オレフィン系樹脂は、エチレン、プロピレン、ブテン等のオレフィンを主成分とする重合体及び共重合体からなる。そのオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、エチレン−ブテン−1ランダム共重合体、エチレン−オクテン−1ランダム共重合体、エチレ−ペンテン−1ランダム共重合体、ポリプロピレン、プロピレ−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−ブテン−1ランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1ランダム共重合体、ポリブテン等が例示される。オレフィン系樹脂は、白色系着色剤と併用することが好ましいが、この場合、特に、成分(B)としてポリエチレン系樹脂(ポリエチレン又はエチレン成分比率が50重量%以上のエチレン系共重合体)を使用することにより、後述する高価な白色系着色剤の使用量を減らせるか又はその使用量を0にすることができるという効果を有する。
【0011】
本発明の樹脂成形体の表面に位置する光反射性に優れる混合樹脂層の一成分となりうる難燃剤(C)としては、デカブロムジフェニルエーテル、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールAのカーボネートオリゴマー、パーフルオロアルカンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、トリフェニルホスフェート、トリ(2,4,6−トリブロモフェニル)ホスフェート、ジフェニルスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、オルガノシリル基を有するオルガノポリシロキサン等が例示される。いずれにしても、白色系のものが好ましく、更に混合樹脂層を形成する際の溶融加工時に着色しないものが好ましい。
【0012】
本発明の樹脂成形体の表面に位置する光反射性に優れる混合樹脂層中には難燃剤と併用された際に難燃効果を高めうる難燃相乗剤を更に混合しておくことが好ましい。そうすれば難燃剤と難燃相乗剤の添加量を少なくすることができる。そのような難燃相乗剤としては、三酸化アンチモン、オルガノシロキサン、酸化ジルコニウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、オルガノシリル基を有するオルガノポリシロキサン等が例示される。いずれにしても、白色系のものが好ましく、更に混合樹脂層を形成する際の溶融加工時に着色しないものが好ましい。
【0013】
本発明の樹脂成形体の表面に位置する光反射性に優れる混合樹脂層は、成分(B)の存在により難燃性が低下してしまう。従って、混合樹脂層ひいては樹脂成形体光反射体に高い難燃性を必要とする場合には、難燃剤(C)又は難燃剤(C)と難燃相乗剤を混合樹脂層中に含有させておくことが好ましい。
【0014】
本発明の樹脂成形体の表面に位置する光反射性に優れる混合樹脂層中には、白色系着色剤(D)を混合して存在させることができる。白色系着色剤(D)は、混合樹脂層の表面における全反射率と拡散反射率を高める働きをするが、通常は高価であるため多量の使用は好ましくない。白色系着色剤(D)としては、二酸化チタン、炭酸カルシウム、シリカ等の白色を有する無機化合物からなる顔料が例示され、特に二酸化チタンは少量の添加で混合樹脂層に高い全反射率と拡散反射率を付与できるので好ましい。尚、白色系着色剤(D)は、上記成分(B)の選択如何によっては使用を省略することも可能であるが、通常は混合樹脂層中に少量添加されることが好ましい。尚、この白色系着色剤(D)と、オレフィン系樹脂(成分(B))との併用は、それぞれの添加効果が同時に発揮されるので、本発明においては好ましい態様である。
【0015】
本発明の樹脂成形体の表面に位置する混合樹脂層は、30〜75重量%の樹脂(A)、5〜45重量%の成分(B)、0〜60重量%の難燃剤(C)、及び0〜20重量%の白色系着色剤(D)を、樹脂(A)及び成分(B)の溶融温度以上の温度で溶融混練して得られるものである。この際、樹脂(A)の配合割合が減るほど樹脂(A)の優れた特性である優れた耐熱性、耐衝撃性、或いは難燃性が大きく低下し、逆に樹脂(A)の配合割合増えるほど高い全反射率と高い拡散反射率が得られにくくなるので、樹脂(A)の配合割合は、(A)+(B)+(C)+(D)=100重量%としたときに、30〜75重量%とされる。
【0016】
前記成分(B)の配合割合が減るほど高い全反射率と高い拡散反射率が得られにくくなり、高価な白色系着色剤の配合割合を高め無ければならなくなり、逆に成分(B)の配合割合が増えるほど樹脂(A)の優れた特性である優れた耐熱性、耐衝撃性、或いは難燃性が大きく低下するので成分(B)の配合割合は、(A)+(B)+(C)+(D)=100重量%としたときに、5〜45重量%とされる。ただし、成分(B)の配合量は、樹脂(A)+成分(B)=100重量%としたときに、50重量%以下、好ましくは45重量%以下にとどめることが望ましい。そうすれば混合樹脂層は樹脂(A)の特長の多くを継承できる。
【0017】
前記混合樹脂層中の難燃剤(C)の配合割合が減少するほど混合樹脂層が燃えやすくなり、逆に難燃剤(C)の配合割合が増加するほど混合樹脂層が脆くなって折り曲げ時に割れやすくなるので、難燃剤(C)の配合割合は、(A)+(B)+(C)+(D)=100重量%としたときに、0重量%でも構わないが、混合樹脂層ひいては樹脂成形体と光反射体を燃えにくくする必要がある場合には5〜60重量%とされるが、7〜50重量%がより好ましい。尚、前記難燃相乗剤が難燃剤と併用される場合には、難燃相乗剤も難燃剤(C)の成分と見なして取り扱うものとする。
【0018】
前記白色系着色剤(D)は、成分(B)の種類と配合量によっては混合樹脂層中に配合されなくとも、混合樹脂層表面に高い全反射率と高い拡散反射率が付与可能である。従って、白色系着色剤(D)の配合は省略可能である。ただし、白色系着色剤(D)と成分(B)の併用はそれぞれの配合効果が同時に発揮され、結果として両成分の配合量の減少につながり、混合樹脂層が樹脂(A)の特長の多くを継承できるので好ましい。しかしながら、白色系着色剤(D)を逆に混合樹脂層中に多量に配合すると均一に配合されない結果、混合樹脂層表面における光反射性能にむらが生じたり、製造コストを押し上げてしまうので好ましくない。従って、白色系着色剤(D)の配合割合は、(A)+(B)+(C)+(D)=100重量%としたときに、0〜20重量%とされるが、2〜13重量%であることが好ましい。
【0019】
前記混合樹脂層中には、(A)+(B)+(C)+(D)=100重量部としたときに、(A)、(B)、(C)、(D)以外の他の成分を15重量部まで、好ましくは10重量部まで、より好ましくは5重量部まで含有することができる。当該他の成分の配合は必要最小限にとどめることが好ましい。当該他の成分としては、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、滑剤等の樹脂添加剤が例示される。
【0020】
本発明の樹脂成形体は、前記混合樹脂層の裏面に、アイゾット衝撃値が少なくとも5kJ/m2である合成樹脂または合成樹脂組成物からなる裏面層を一体に接着させたものである。この裏面層は、前記混合樹脂層の脆さを補い、結果として、本発明の樹脂成形体が曲げられたときに割れて分離しにくくする。裏面層がアイゾット衝撃値が5kJ/m2未満である合成樹脂または合成樹脂組成物からなる場合には、樹脂成形体は曲げられたときに割れて分離しやすくなってしまう。樹脂成形体が曲げられたときに割れて分離しにくくする上では、上記裏面層は、アイゾット衝撃値が少なくとも7kJ/m2である合成樹脂または合成樹脂組成物からなることが好ましく、アイゾット衝撃値が少なくとも9kJ/m2である合成樹脂または合成樹脂組成物からなることがより好ましく、アイゾット衝撃値が少なくとも10kJ/m2である合成樹脂または合成樹脂組成物からなることが更に好ましい。
【0021】
アイゾット衝撃値が少なくとも5kJ/m2である合成樹脂または合成樹脂組成物としては、芳香族ポリカーボネート樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂及びオレフィン系樹脂の中から選択される1又は2以上の樹脂を主成分とする(「主成分とする」とは、合成樹脂組成物中で50重量%以上含有することを意味する)合成樹脂又は合成樹脂組成物が好ましい態様として例示される。特に、この中でも芳香族ポリカーボネート樹脂を主成分とするものが前記混合樹脂層とダイレクトに熱接着できるので最も好ましい。ここで使用される芳香族ポリカーボネート樹脂としては、(i)ホスゲン等のカルボニルハライド成分又はジフェニルカーボネート等のカーボネート成分と、(ii)ビスフェノール系化合物等の芳香族ジオール成分または芳香族ジオール成分50モル%以上と他のジオール成分50モル%以上からなるジオール成分とから形成されるポリカーボネート樹脂が挙げられる。特に、分子鎖にジフェニルアルカンを有する芳香族ポリカーボネート樹脂であって、且つASTM D−648に基づく、1820kPa(18.6kgf/cm2)荷重の条件で測定された熱変形温度が120℃以上のもの、好ましくは125℃以上のもの、より好ましくは130〜170℃の芳香族ポリカーボネート樹脂は、難燃性、耐熱性、切断加工性及び耐破断性に優れる上、耐候性及び耐酸性に優れている点から好適である。
このような分子鎖にジフェニルアルカンを有する芳香族ポリカーボネート樹脂としては、2,2−ビス(4−オキシフェニル)プロパン(別名ビスフェノールA)、2,2−ビス(4−オキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−オキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−オキシフェニル)イソブタン、或いは1,1−ビス(4−オキシフェニル)エタン等のビスフェノール系化合物から形成される芳香族ポリカーボネート樹脂が例示される。
【0022】
前記裏面層は、前記混合樹脂層の脆さを補い、結果として、本発明の樹脂成形体が曲げられたときに割れて分離しにくくするが、薄すぎるとその効果が充分に発揮されない虞があり、逆に必要以上の厚みの増加は樹脂成形体のコストアップにつながるので、5〜2000μmであることが好ましく、10〜1000μmであることがより好ましく、50〜500μmであることが更に好ましい。
【0023】
裏面層を形成する合成樹脂または合成樹脂組成物のアイゾット衝撃値は、裏面層に使用される合成樹脂または合成樹脂組成物を、充分に乾燥させ(水分含有量が0.005重量%以下になるまで)、次いで、温度250℃、圧力9.8MPaの条件で3分間鋼板に挟んで加熱圧縮した後、直ちに、鋼板に挟んだ状態で30℃の冷却プレス間へ移動させて充分冷却することにより、厚み4mmの合成樹脂または合成樹脂組成物からなる樹脂板を作製し、その樹脂板より、JIS K7110−1984に規定された1号A試験片を作製し、その試験片を使用してJIS K 7110−1984に従って測定された値である。尚、試験条件の詳細は次の通りである。
ハンマ重量・・・784g。
ハンマの回転軸中心線から重心までの距離・・・6.85cm。
ハンマの回転軸中心線から衝撃刃の刃縁までの距離・・・30.7cm。
ひょう量・・・0.98J。
ハンマの持上げ角度・・・150°。
ハンマの衝撃速度・・・3.35m/秒。
衝撃の方向・・・エッジワイズ衝撃。
試験片の数・・・5個。本発明におけるアイゾット衝撃値はこれら5試験片の測定値に基づく相加平均値が採用される。
尚、以上の測定条件で試験片が破壊されない場合には、本発明においてはアイゾット衝撃値は少なくとも31kJ/m2であると見なされる。
【0024】
本発明の樹脂成形体の一表面を形成する上記混合樹脂層は、該混合樹脂層表面で測定される光の反射率を表わすパラメーターである全反射率が93%以上及び拡散反射率が90%以上である。全反射率が93%以上及び拡散反射率が90%以上なる要件は、電飾看板、医療用X線写真観察装置等の内照式表示器具等の表示面において、或いは照明器具の反射がさや反射ざら等に使用した場合に照明の下において、高い照度と場所による照度の大小の差を小さくする上で必須である。上記全反射率が93%を下回っても拡散反射率が90%を下回っても高い照度と場所による照度の大小の差を小さくすることは困難となる。該全反射率が93%以上及び拡散反射率が90%以上の光反射体は、光の反射性及び拡散反射性に優れるので、例えば、電飾看板内又は電飾表示器具内に配置して表示部に向けて光を反射するための光反射体、あるいは照明器具の反射がさや反射ざら等の光反射体として使用した場合には、蛍光灯や電球等の電気発光体の数を減らさないとすれば、それら発光体の出力を小さくすることができ、逆に電気発光体の出力を小さくしないとすれば、発光体の数を減らすことができ、結果として電気の使用量を最小限にとどめることが可能となり、地球温暖化の抑制にも貢献しうるものである
但し、上記全反射率及び拡散反射率は、自記分光光度計に積分球付属装置が装着された測定機器にて測定される、硫酸バリウムの微粉末を固めた白板の全反射率と拡散反射率をそれぞれ100%とした場合の相対値である。測定条件としては、波長;550nm、入射角;全反射率は8度、入射角;拡散反射率は0度とする。例えば、株式会社島津製作所製の自記分光光度計、商品名「島津自己分光光度計UV−2200」に同社製の積分球付属装置、商品名「ISR−2200」が装着された測定機器を使用して上記全反射率及び拡散反射率の値を求めることができる。
尚、混合樹脂層は、厚みが薄いと高い全反射率と高い拡散反射率を得ることが困難になる虞があり、逆に厚みが厚すぎると過剰のコスト増になってしまうので、0.1〜20mmであることが好ましく、0.2〜7mmであることがより好ましい、0.3〜3mmであることがより好ましく、0.4〜1mmが最も好ましい。
【0025】
混合樹脂層表面で測定される光の反射率を表わすパラメーターである全反射率が93%以上及び拡散反射率が90%以上なる要件は、混合樹脂層中の樹脂(A)と成分(B)との溶融混練により、或いは樹脂(A)と成分(B)と白色系着色剤(D)との溶融混練により達成される。従って、上記混合樹脂層は、樹脂(A)、成分(B)、難燃剤(C)、白色系着色剤(D)、及び必要に応じて上記他の成分とを加え、押出機等を使用して溶融混練して押出成形或いは射出成形等の手段を利用して、フィルム状、シート状、板状、或いは照明器具の反射がさ形状や反射ざら形状等の所望の形状に成形することにより得ることができる。上記裏面層と混合樹脂層とが熱接着性を有する場合、共押出法等を採用すれば、別に接着層を介することなく、混合樹脂層と上記表面層を直接接着することができるので好ましい。混合樹脂層と裏面層との多層構造の樹脂成形体のなかでもシート状のものは、熱成形により照明器具の反射がさ形状や反射ざら形状等の別な形状の樹脂成形体に加工することができる。
【0026】
尚、前記した本発明の樹脂成形体は、一方の面に混合樹脂層を設け、その反対面に裏面層を接着一体化したものとして説明したが、混合樹脂層と裏面層と混合樹脂層がこの順に接着一体化されたものであっても構わない。特に、樹脂成形体の両面がともに高い光反射性能が要求される場合には、両面に混合樹脂層が形成された態様のものが使用される。この場合、裏面層の他方の面に設けられる混合樹脂層は、成分(B)に限らず、前記した芳香族ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂又は/及び熱可塑性エラストマー(B1)が用いられる。
【0027】
【実施例】
次に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるものではない。
【0028】
実施例1
樹脂(A)として三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製の芳香族ポリカーボネート樹脂〔商品名:ユーピロン H3000(屈折率1.59)〕51.1重量部、成分(B)として出光石油化学株式会社製の高密度ポリエチレン樹脂〔商品名:IDEMITSU HD520MB(屈折率1.54)〕15.8重量部、難燃剤(C)として帝人化成株式会社製のテトラブロモビスフェノールA系難燃剤〔商品名:FG−8500〕12.3重量部及び難燃相乗剤として三酸化アンチモン6.2重量部、成分(B)+白色系着色剤(D)としてポリコール興業株式会社製の二酸化チタンマスターバッチ〔商品名:RE−120−80K(酸化チタン80重量%とポリエチレンワックス20重量%とからなる二酸化チタンマスターバッチ)〕7.2重量部、成分(B)+他の成分として花王株式会社製の帯電防止剤〔商品名:HE−510(高密度ポリエチレン90重量%と帯電防止剤10重量%からなる帯電防止剤マスターバッチ)〕(この中の高密度ポリエチレンは成分(B))8.2重量部、及び他の成分としてチバガイギー株式会社製の蛍光増白剤〔商品名:ユビテックス OB〕0.08重量部とを混合樹脂層を形成するために第1の押出機(二軸押出機)へ投入して第1の押出機内で第1の溶融混練物を製造した。それと同時に、裏面層を形成するために、三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製の屈折率1.59の芳香族ポリカーボネート樹脂〔商品名:ユーピロン H3000(アイゾット衝撃値は少なくとも31kJ/m2)〕を第2の押出機(単軸押出機)へ投入して第2の押出機内で第2の溶融混練物を製造した。続いて、T型ダイスと押出機との間で第1の溶融混練物/第2の溶融混練物/第1の溶融混練物の順に合流させ、その合流物をT型ダイスより押出した後、シーティングを行い、カット機にて断裁し、厚さ0.6mmのシート状の樹脂成形体を得た。得られた3層構造からなる樹脂成形体中の各層の厚みは、混合樹脂層250μm/裏面層100μm/混合樹脂層250μmであった。
【0029】
実施例2〔実施例1において難燃剤と難燃相乗剤の添加量を減量した例〕
樹脂(A)として三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製の芳香族ポリカーボネート樹脂〔商品名:ユーピロン H3000(屈折率1.59)〕54.4重量部、成分(B)として出光石油化学株式会社製の高密度ポリエチレン樹脂〔商品名:IDEMITSU HD520MB(屈折率1.54)〕16.9重量部、難燃剤(C)として帝人化成株式会社製のテトラブロモビスフェノールA系難燃剤〔商品名:FG−8500〕8.8重量部及び難燃相乗剤として三酸化アンチモン4.4重量部、成分(B)+白色系着色剤(D)としてポリコール興業株式会社製の二酸化チタンマスターバッチ〔商品名:RE−120−80K(酸化チタン80重量%とポリエチレンワックス20重量%とからなる二酸化チタンマスターバッチ)〕7.6重量部、成分(B)+他の成分として花王株式会社製の帯電防止剤〔商品名:HE−510(高密度ポリエチレン90重量%と帯電防止剤10重量%からなる帯電防止剤マスターバッチ)〕(この中の高密度ポリエチレンは成分(B))8.8重量部、及び他の成分としてチバガイギー株式会社製の蛍光増白剤〔商品名:ユビテックス OB〕0.09重量部とを混合樹脂層を形成するために第1の押出機(二軸押出機)へ投入して第1の押出機内で第1の溶融混練物を製造した。それと同時に、裏面層を形成するために、三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製の屈折率1.59の芳香族ポリカーボネート樹脂〔商品名:ユーピロン H3000(アイゾット衝撃値は少なくとも31kJ/m2)〕を第2の押出機(単軸押出機)へ投入して第2の押出機内で第2の溶融混練物を製造した。続いて、T型ダイスと押出機との間で第1の溶融混練物/第2の溶融混練物/第1の溶融混練物の順に合流させ、その合流物をT型ダイスより押出した後、シーティングを行い、カット機にて断裁し、厚さ0.6mmのシート状の樹脂成形体を得た。得られた3層構造からなる樹脂成形体中の各層の厚みは、混合樹脂層250μm/裏面層100μm/混合樹脂層250μmであった。
【0030】
実施例3〔実施例1において難燃剤と難燃相乗剤の添加を0に変更した例〕
樹脂(A)として三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製の芳香族ポリカーボネート樹脂〔商品名:ユーピロン H3000(屈折率1.59)〕62.7重量部、成分(B)として出光石油化学株式会社製の高密度ポリエチレン樹脂〔商品名:IDEMITSU HD520MB(屈折率1.54)〕15.8重量部、成分(B)+白色系着色剤(D)としてポリコール興業株式会社製の二酸化チタンマスターバッチ〔商品名:RE−120−80K(酸化チタン80重量%とポリエチレンワックス20重量%とからなる二酸化チタンマスターバッチ)〕8.8重量部、成分(B)+他の成分として花王株式会社製の帯電防止剤〔商品名:HE−510(高密度ポリエチレン90重量%と帯電防止剤10重量%からなる帯電防止剤マスターバッチ)〕(この中の高密度ポリエチレンは成分(B))10.1重量部、及び他の成分としてチバガイギー株式会社製の蛍光増白剤〔商品名:ユビテックス OB〕0.1重量部とを混合樹脂層を形成するために第1の押出機(二軸押出機)へ投入して第1の押出機内で第1の溶融混練物を製造した。それと同時に、裏面層を形成するために、三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製の屈折率1.59の芳香族ポリカーボネート樹脂〔商品名:ユーピロン H3000(アイゾット衝撃値は少なくとも31kJ/m2)〕を第2の押出機(単軸押出機)へ投入して第2の押出機内で第2の溶融混練物を製造した。続いて、T型ダイスと押出機との間で第1の溶融混練物/第2の溶融混練物/第1の溶融混練物の順に合流させ、その合流物をT型ダイスより押出した後、シーティングを行い、カット機にて断裁し、厚さ0.6mmのシート状の樹脂成形体を得た。得られた3層構造からなる樹脂成形体中の各層の厚みは、混合樹脂層250μm/裏面層100μm/混合樹脂層250μmであった。
【0031】
実施例4〔実施例1における混合樹脂層/裏面層/混合樹脂層の3層構造を混合樹脂層/裏面層の2層構造に変更した例〕
実施例1を繰り返して第1の押出機内で第1の溶融混練物を製造すると共に第2の押出機内で第2の溶融混練物を製造した。続いて、T型ダイスと押出機との間で第1の溶融混練物/第2の溶融混練物の順に合流させ、その合流物をT型ダイスより押出した後、シーティングを行い、カット機にて断裁し、厚さ0.6mmのシート状の樹脂成形体を得た。得られた2層構造からなる樹脂成形体中の各層の厚みは、混合樹脂層500μm/裏面層100μmであった。
【0032】
比較例1〔難燃剤なしで単層〕
実施例1において、難燃剤と難燃助剤を添加せず、かつ裏面層を積層することなく、実施例1と同様の操作を繰り返して、厚さ0.6mmの混合樹脂層のみからなるシート状の樹脂成形体を得た。
【0033】
比較例2〔裏面層の変更〕
実施例1において、難燃剤と難燃助剤を添加せず、かつ裏面層を積層することなく、実施例1と同様の操作を繰り返して、厚さ0.5mmの混合樹脂層のみからなるシートを得た。続いて、このシートの片面に、スチレン−無水マレイン酸共重合体(アイゾット衝撃値3.1kJ/m2)からなる厚み0.1mmのシートを、ウレタン系接着剤で積層し積層シートからなる樹脂成形体を製造した。
【0034】
比較例3〔難燃剤入りで単層〕
実施例1において、裏面層を積層することなく、実施例1と同様の操作を繰り返して混合樹脂層のみからなる厚み0.5mmのシートを押出成形しようとしてT型ダイスより押出した後、シーティングを試みたが、数カ所で押出方向に裂けてしまいしまい、シート化することができなかった。
【0035】
(1)物性測定
実施例1〜4及び比較例1と2で得られた樹脂成形体の混合樹脂層側表面における全反射率、拡散反射率及び白色度を測定した。また、樹脂成形体を後述の医療用X線写真観察装置の底面に置いて底面部の光反射体として使用し、内部の蛍光灯を点灯した状態で表示板面上における平均照度と、照度の最大値と最小値との差(R値)を後述の方法にて測定した。また、樹脂成形体に対して後述する折り曲げ試験を行った。更に、樹脂成形体に対して燃焼試験を行った。それらの測定結果を表1に示す。
【0036】
(2)測定方法
(i)樹脂成形体に対する全反射率及び拡散反射率は、株式会社島津製作所製の自記分光光度計、商品名「島津自己分光光度計UV−2200」に同社製の積分球付属装置、商品名「ISR−2200」を装着して550nmの波長で測定した。全反射率は入射角8度、拡散反射率は入射角0度の測定条件にてそれぞれ測定した。なお、これら測定値は、硫酸バリウムの微粉末を固めた白板の全反射率と拡散反射率をそれぞれ100%とした場合の相対値で表わされたものである。また、その白板としては、「ISR−2200」の取扱説明書に記載された方法に従って、和光純薬工業株式会社製の硫酸バリウム微粉末試薬(和光一級、製品番号022−00425、ロット番号 PAR 2142)を、「ISR−2200」に付属された粉末試料ホルダの所定の箇所に充填して押し固めたものが使用された。
(ii)白色度は、株式会社カラーテクノシステムのコンパクト色彩計、商品名「X−Rite 948」を使用して測定した。表1における白色度の数値は、樹脂成形体の混合樹脂層表面における任意の5地点で測定し、5点の相加平均値をもって表わされたものである。
(iii)表示板面上における平均照度及びR値は次のようにして測定した。まず、木原医科工業株式会社製の医療用X線写真観察装置、商品名「シャウカステンKSA211(卓上・壁掛兼用型15W4灯2枚架50Hz)」を用意する。この写真観察装置の概略を図1に示す。このものは側壁4と底壁5が白色塗装鋼板製の大きさ625mm×495m×110mmサイズの箱体1に、565mm×425mmサイズの乳白色アクリル樹脂製の表示板2が取付けられている(前記の通り、図1は内部説明のために表示板2が取外されてスライドされ状態を示している。測定時には表示板2は箱体1の所定の箇所に取付けられている)。
次に、箱体内部の底面の全面に樹脂成形体を両面テープで固定して平らに敷いて4本の蛍光灯3を点灯し、東京光電株式会社の照度計、商品名「ポケット照度計ANA−F9 LUX METER」を使用して表示板上の35地点における照度を測定する。測定点は、蛍光灯の真上20点と、隣り合う各蛍光灯の中間地点上15点の計35点である。蛍光灯の真上の地点とは、各蛍光灯長手方向の中央部の点(1点×4)と、その中央部と蛍光灯の両端部との中間地点(2点×4)、及び各中間地点と蛍光灯の両端部との中央に位置する地点(2点×4)である。また、隣り合う各蛍光灯の中間地点上とは、蛍光灯上の上記各測定点を蛍光灯の長手方向と直交する直線で隣り合う蛍光灯間で結んだ場合のそれぞれの中間地点である。
尚、R値は測定点35点の中の最大値と最小値の差である。
(iv)樹脂成形体に対する折り曲げ試験は、シート状の樹脂成形体から押出方向に沿って長さ10cm、幅方向に沿って幅3cmのサイズのサンプルと、押出方向に沿って幅3cm、幅方向に沿って長さ10cmのサイズのサンプル(厚みはそのまま)をそれぞれ切り出し、各カットサンプルを長さ方向の中心より1秒かけて90度に折り曲げたときの各サンプルが割れて分離するか否かを観察した。これらの結果を表1に示す。尚、いずれのサンプルも分離しなかったときは「分離せず」と表示し、いずれかのサンプルが分離したときは「分離」と表1中に表示した。尚、混合樹脂層に割れや亀裂が発生してもカットサンプルが分離しなかった場合は「分離せず」と評価される。
(v)樹脂成形体に対する燃焼試験は、シート状の樹脂成形体から長さ150mm、幅6.5mmのサイズ(厚みはそのまま)に切り出し、JIS K 7201に従って(試験片の支持方法はA−1号)「酸素指数法による高分子材料の燃焼試験方法」を実施した。この試験より測定された各例の酸素指数を表1に示す。
(vi)裏面層を構成する芳香族ポリカーボネート樹脂(全実施例)又はスチレン−無水マレイン酸共重合体(比較例2)についてのアイゾット衝撃値は、株式会社東洋精機製作所製のアイゾットインパクトテスター(機械番号121903304)を使用して上記した条件により測定した。
【0037】
【表1】

Figure 0004632329
【0038】
【発明の効果】
本発明の樹脂成形体(光反射体)は、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)30〜75重量%、オレフィン系樹脂の中から選ばれる少なくとも一種の樹脂(B)5〜45重量%、難燃剤(C)0〜60重量%、及び白色系着色剤(D)0〜20重量%とからなる(ただし(A)+(B)+(C)+(D)=100重量%)混合樹脂層の裏面に、アイゾット衝撃値が少なくとも5kJ/mである合成樹脂または合成樹脂組成物からなる裏面層が一体に接着されてなる多層構造の樹脂成形体であって、上記混合樹脂層表面における光の反射を表すパラメーターである全反射率が93%以上及び拡散反射率が90%以上であることから、生産性及び光反射性能に優れている。このような樹脂成形体は、例えば、電飾看板内又は電飾表示器具内に配置して表示部に向けて光を反射するための光反射部、あるいは照明器具として用いられる反射がさや反射ざら等として好適に使用可能である。また、この樹脂成形体は上記裏面層の存在により耐破断性に優れる。さらに、本発明の樹脂成形体がシート状の場合には、熱成形により所望の形状に容易に成形することができ、熱成形加工性にも優れる。本発明の樹脂成形体は、光反射体としての用途以外に、電飾されない看板、白板、道路標識板等の用途にも好適に使用されうる。本発明で用いる成分(B)は、オレフィン系樹脂の中から選ばれる少なくとも一種の樹脂であることから、光を透過しやすい(反射性に劣る)芳香族ポリカーボネート樹脂(A)に高い全反射率と拡散反射率を付与するに効果的な物質であり、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)の量を多く残した状態、即ち芳香族ポリカーボネート樹脂の特性(耐熱性、耐衝撃性、難燃性)を極力低下させることなく光反射性能を高い水準に維持できるため、芳香族ポリカーボネート樹脂の特性(耐熱性、耐衝撃性、難燃性)を極力低下させることなく光反射性能を高い水準に維持しうる成形体が得られる。本発明において、オレフィン系樹脂としてポリエチレン系樹脂を成分(B)として使用した混合樹脂層を持つ樹脂成形体は、二酸化チタン等の高価な白色系着色剤の添加量を最少にできる効果を有する。本発明の光反射体(樹脂成形体)は、該混合樹脂層表面における、光の反射を表わすパラメーターである全反射率が93%以上及び拡散反射率が90%以上であることから、光の反射性及び拡散反射性に特に優れるので、例えば、電飾看板内又は電飾表示器具内に配置して表示部に向けて光を反射するための光反射部、あるいは照明器具として用いられる反射がさや反射ざら等に使用した場合において、蛍光灯や電球等の電気発光体の数を減らさないときにはそれら発光体の出力を小さくすることができ、或いは電気発光体の出力を小さくしない場合には発光体の数を減らすことができる。結果として電気の使用量を最小限にとどめることが可能となり、地球温暖化の抑制にも貢献しうる。又、この光反射体を電飾看板等の反射体として使用する場合には、看板の厚みを薄くできる効果を奏する。よって、省スペース型の看板の作製が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】医療用X線写真観察装置の概略図である。
【符号の説明】
1 箱体
2 表示板
3 蛍光灯
4 壁部
5 光反射板[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention,lightRegarding reflectors, more specifically, it is excellent in flame retardancy and workability, and even if it is bent to cause a tear, it does not separate from the tear, and has excellent light reflectivity.LightWith respect to the reflector, in particular, a light reflector suitable as a light reflecting member for use in an electric signboard, a medical or general photographic observation apparatus (light box for photographic observation), a reflection pod that is a lighting fixture, a reflection rust, etc. It is about.
[0002]
[Prior art]
FIG. 1 shows an example of the structure of a general internally illuminated display device. In FIG. 1, four fluorescent lamps 3 as light sources are installed inside a box 1 having a side wall 4 and a bottom wall 5 made of a white coated steel plate that functions as a light reflector, and the opening is made of milky white acrylic. It is the schematic of the internal illumination type display instrument (medical X-ray photography observation apparatus) of the structure covered with the resin-made display boards. FIG. 1 shows a state in which the display board 2 is removed and slid obliquely to the lower right to explain the internal structure of the box 1. In this type of internally illuminated display device, light that directly reaches the display plate 2 from the fluorescent lamp 3 that is a light source and the fluorescent lamp reach the side wall 4 and the bottom wall 5 and are reflected there (mainly the bottom wall 5). The entire display panel 2 is brightly illuminated by the light finally reaching the display panel 2. Therefore, in order to make it easy to see the photographs on the display board and the display on the display board, the illuminance on the display board is as large as possible. It is desirable to be as uniform as possible. However, when the reflectance of the light reflector is low, the output of the light source must be increased in order to obtain sufficient illuminance on the display board. There is a problem that the light source shape becomes noticeable through the display plate and the commercial value is reduced. This problem can be improved to some extent by increasing the distance between the light source and the display panel. However, for solving this problem, it is not preferable to increase the size of the display device and increase the output of the light source.
As described above, since the light reflecting plate is required to have a high reflectance, various materials as described below have been conventionally used. For example, a light reflecting plate in which an aluminum vapor-deposited film is laminated on the surface of a substrate such as metal and a mirror surface is formed on the surface is known. However, since the light reflection plate having a mirror surface is less likely to cause diffuse reflection, the illuminance on the display plate becomes too uneven and the shape of the light source is noticeably raised through the display plate. In addition, a white painted metal material (white steel plate or the like) is often used as a reflector. However, since both the light reflecting plate made of a white coated steel plate and the light reflecting plate having a mirror surface formed on the surface are made of metal, they are heavy and inferior in workability such as cutting.
On the other hand, WO97 / 01117 proposes a light reflecting plate made of a thermoplastic polyester foam containing fine bubbles. Since such a thermoplastic polyester foam is lightweight and excellent in total reflectance and diffuse reflectance, it exhibits excellent light reflection performance in an electric signboard or the like. However, in order to obtain a light reflecting plate having excellent total reflectance and diffuse reflectance, it is necessary to form ultrafine bubbles in the thermoplastic polyester foam. Is kept in a high-pressure carbon dioxide gas for a long period of time, impregnated with carbon dioxide gas in the sheet, and heated and foamed before the carbon dioxide gas escapes from the sheet. There is a problem that it cannot be made.
[0003]
Accordingly, as a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventors surprisingly use an aromatic polycarbonate resin that is extremely inferior in light reflectivity (particularly excellent in light transmittance). However, a mixed resin obtained by mixing this with other synthetic resin components such as an olefin resin and an acrylic resin (in some cases, further a white pigment) is excellent in total reflectance and diffuse reflectance for light, In addition, it has been found that processability, productivity, and tear resistance during cutting are also excellent. However, when the mixed resin contains other synthetic resin components such as an olefin resin and an acrylic resin, the mixed resin is bent as compared to the aromatic polycarbonate resin alone, and a crack or a tear occurs. It turned out that it became easy to isolate | separate from the crack and a crack. In addition, the mixed resin contains other synthetic resin components such as an olefin resin and an acrylic resin, so that the flame retardancy is lowered as compared with the aromatic polycarbonate resin alone, but this is supplemented. For this reason, it has been found that when a large amount of flame retardant is added, the mixed resin is further broken and easily separated from the bent portion when the mixed resin is bent.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
  The present inventionSectionThe title is excellent in productivity and light-reflecting performance, and has the property of being difficult to separate from the cracks and cracks in the bent part (hereinafter referred to as fracture resistance).Light reflectorIs to provide. In addition, the present inventionSectionThe title is to provide a light reflector that is excellent in productivity and rupture resistance and can contribute to reducing power consumption when used in an electric signboard or the like. Furthermore, the present inventionSectionThe title is excellent in productivity, rupture resistance, flame retardancy and light reflection performanceLightIt is to provide a reflector.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
  As a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventors have obtained a mixed resin layer excellent in total reflectance and diffuse reflectance with respect to light containing an aromatic polycarbonate resin and other components. Izod impact value on the back is at least 5 kJ / m2The light reflector obtained by laminating the back layer made of synthetic resin or synthetic resin composition is found to be excellent in productivity and fracture resistance, and has completed the present invention.
  That is, according to the present invention, the aromatic polycarbonate resin (A) is 30 to 75% by weight,At least one resin selected from olefin resins(B) 5 to 45% by weight, flame retardant (C) 0 to 60% by weight, and white colorant (D) 0 to 20% by weight (provided that (A) + (B) + (C) + (D) = 100% by weight) On the back surface of the mixed resin layer, the Izod impact value is at least 5 kJ / m.2A light reflector having a multilayer structure formed by integrally bonding a back surface layer made of a synthetic resin or a synthetic resin composition, wherein the refractive index of the component (B) is the refractive index of the aromatic polycarbonate resin (A) Greater than 0.03 or smaller than 0.03, smaller than 0.03, and having a total reflectance of 93% or more and a diffuse reflectance of 90% or more, which are parameters representing light reflection on the surface of the mixed resin layer A light reflector (light reflector (1)) is provided.
  According to the invention, in the light reflector (1), the other surface of the back surface layer is further provided with 30 to 75% by weight of the aromatic polycarbonate resin (A), a thermoplastic resin other than the aromatic polycarbonate resin, and / or Thermoplastic elastomer(B1)5 to 45% by weight, flame retardant (C) 0 to 60% by weight, and white colorant (D) 0 to 20% by weight (provided that (A) +(B1)+ (C) + (D) = 100 wt%) A light reflector (light reflector (2)) in which a mixed resin layer is bonded and integrated is provided.
  Furthermore, according to the present invention, light reflectionbody(In 2), a light reflector (light reflector (3)) is provided, wherein the component (B) contains at least one selected from olefinic resins.
  Furthermore, according to the present invention, the light reflector(1) orIn (3), a light reflector (light reflector (4)) in which the olefin resin is a polyethylene resin is provided.
  Furthermore, according to the present invention, in any one of the light reflector (1) to the light reflector (4), the back layer is selected from the group consisting of an aromatic polycarbonate resin, a thermoplastic polyester resin, and an olefin resin. A synthetic resin layer or a synthetic resin composition layer mainly composed of one or more resins.LightA reflector (light reflector (5)) is provided.
  Furthermore, according to the present invention, the light reflector includes any one of the light reflector (1) to the light reflector (5).Of the mixed resin layerThicknessButA 0.2 to 7 mm thermoforming light reflecting sheet is provided.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Of the present inventionLight reflector (hereinafter,Resin molded bodyAlso called. )Examples of the aromatic polycarbonate resin used in the aromatic polycarbonate resin (A) that is a component of the mixed resin layer having excellent light reflectivity located on the surface of (i) are carbonyl halide components such as phosgene or carbonate components such as diphenyl carbonate And (ii) a polycarbonate resin formed from an aromatic diol component such as a bisphenol compound or a diol component comprising 50 mol% or more of an aromatic diol component and 50 mol% or more of another diol component. In particular, it is an aromatic polycarbonate resin having diphenylalkane in the molecular chain, and based on ASTM D-648, 1820 kPa (18.6 kgf / cm2) Aromatic polycarbonate resin having a heat distortion temperature measured under load conditions of 120 ° C. or higher, preferably 125 ° C. or higher, more preferably 130 to 170 ° C. is flame retardant, heat resistant, and cut workability. In addition, it is excellent in terms of excellent impact resistance and weather resistance and acid resistance. Examples of the aromatic polycarbonate resin having diphenylalkane in such a molecular chain include 2,2-bis (4-oxyphenyl) propane (also known as bisphenol A), 2,2-bis (4-oxyphenyl) butane, 1, Aromatic polycarbonate resin formed from bisphenol compounds such as 1-bis (4-oxyphenyl) cyclohexane, 1,1-bis (4-oxyphenyl) isobutane, or 1,1-bis (4-oxyphenyl) ethane Is exemplified.
[0007]
  Aromatic polycarbonate resin (A) (hereinafter may be abbreviated as resin (A)) is usually excellent in transparency and transmits most of the light. Inferior. Therefore, resin (A) alone cannot provide a resin molded article excellent in total reflectance and diffuse reflectance with respect to visible light. Therefore, in order to provide total reflectance and diffuse reflectance for visible light, a thermoplastic resin other than the resin (A) and / or a thermoplastic elastomer (B) is added to the resin (A).1) (Hereinafter, component (B1) And may be omitted). Ingredient (B1) Is a thermoplastic resin or / and a thermoplastic elastomer other than the resin (A). In the present invention, the aromatic polycarbonate resin (in order to increase the total reflectance and the diffuse reflectance for visible light) A thermoplastic resin and / or thermoplastic having a refractive index greater than or equal to 0.03 or smaller than the refractive index of A) (all refractive indices are measured values based on the method described in JIS K 7105). Elastomer as component (B1) Is preferably used. Incidentally, the refractive index of a typical bisphenol A polycarbonate resin is about 1.59.
[0008]
  Ingredients listed above(B1)In particular, it is preferable to use a substance selected from an acrylic resin and an olefin resin alone or in the form of a mixture of two or more,In the present invention, the olefin resin (B) (hereinafter sometimes abbreviated as component (B)) is selected.Such a substance is preferable because it is excellent in the effect of increasing the total reflectance and diffuse reflectance of the resin (A) with respect to visible light with a small amount of addition. The addition of a small amount means that the total reflectance and diffuse reflectance can be increased without reducing the excellent heat resistance, impact resistance, or flame resistance of the resin (A) as much as possible. This is a preferred embodiment in the present invention.
[0009]
  The acrylic resin has the following general formula (1)
              CH2= C (R)-(1)
(In the formula, R represents a lower alkyl group having 1 to 4 carbon atoms) and a polymer compound formed by polymerizing or copolymerizing an unsaturated compound having an acrylic group. In this case, the acrylic unsaturated compound includes acrylic acid and its ester, acrylamide, acrylonitrile, methacrylic acid and its ester, etc., and the acrylic resin includes a polymer or copolymer of these acrylic unsaturated compounds. Coalescence is included. Typical examples of the acrylic resin include polymethyl methacrylate resin and polymethyl acrylate resin. In particular, the component (B1) By effectively using a polymethacrylate resin such as polymethylmethacrylate resin, it is possible to effectively suppress a decrease in tear strength of the resin molded body containing the other components in the aromatic polycarbonate resin and the light reflector. Can do. Since this has a high tear strength, it also has an excellent effect of preventing a reduction in fracture resistance. In addition, component (B1When an acrylic resin is used as a), the amount of expensive white colorant described later can be reduced or the amount used can be reduced to zero.
[0010]
The olefin resin is composed of a polymer and a copolymer mainly composed of olefin such as ethylene, propylene and butene. As the olefin resin, polyethylene, ethylene-butene-1 random copolymer, ethylene-octene-1 random copolymer, ethylene-pentene-1 random copolymer, polypropylene, propylene-ethylene random copolymer, propylene -Ethylene block copolymer, propylene-butene-1 random copolymer, propylene-ethylene-butene-1 random copolymer, polybutene, etc. are illustrated. The olefin resin is preferably used in combination with a white colorant. In this case, in particular, a polyethylene resin (polyethylene or an ethylene copolymer having an ethylene component ratio of 50% by weight or more) is used as the component (B). By doing, it has the effect that the usage-amount of the expensive white type coloring agent mentioned later can be reduced, or the usage-amount can be made zero.
[0011]
Examples of the flame retardant (C) that can be a component of the mixed resin layer having excellent light reflectivity located on the surface of the resin molded body of the present invention include decabromodiphenyl ether, tetrabromobisphenol A, tetrabromobisphenol A carbonate oligomer, Alkali metal salt or alkaline earth metal salt of fluoroalkanesulfonic acid, triphenyl phosphate, tri (2,4,6-tribromophenyl) phosphate, alkali metal salt or alkaline earth metal salt of diphenylsulfonic acid, organosilyl group Examples include organopolysiloxanes having In any case, a white one is preferable, and one that is not colored during the melt processing when forming the mixed resin layer is preferable.
[0012]
It is preferable to further mix a flame retardant synergist that can enhance the flame retardant effect when used in combination with the flame retardant in the mixed resin layer having excellent light reflectivity located on the surface of the resin molded body of the present invention. If it does so, the addition amount of a flame retardant and a flame retardant synergist can be decreased. Examples of such flame retardant synergists include antimony trioxide, organosiloxane, zirconium oxide, magnesium hydroxide, aluminum hydroxide, calcium carbonate, and organopolysiloxane having an organosilyl group. In any case, a white one is preferable, and one that is not colored during the melt processing when forming the mixed resin layer is preferable.
[0013]
  The flame retardance of the mixed resin layer having excellent light reflectivity located on the surface of the resin molded body of the present invention is lowered due to the presence of the component (B). Therefore, the mixed resin layer and the resin molded body(Light reflector)When high flame retardancy is required, it is preferable to contain the flame retardant (C) or the flame retardant (C) and the flame retardant synergist in the mixed resin layer.
[0014]
  In the mixed resin layer having excellent light reflectivity located on the surface of the resin molded body of the present invention, a white colorant (D) can be mixed and present. The white colorant (D) functions to increase the total reflectance and the diffuse reflectance on the surface of the mixed resin layer, but is usually expensive and thus is not preferred for use in large quantities. Examples of the white colorant (D) include pigments made of inorganic compounds having a white color such as titanium dioxide, calcium carbonate, and silica. In particular, titanium dioxide is added to a mixed resin layer in a small amount and has high total reflectance and diffuse reflection. It is preferable because a rate can be imparted. The white colorant (D) can be omitted depending on the selection of the component (B), but it is usually preferable to add a small amount to the mixed resin layer. The white colorant (D),meThe combined use with the fin-based resin (component (B)) is a preferred embodiment in the present invention because the respective additive effects are exhibited simultaneously.
[0015]
  The mixed resin layer located on the surface of the resin molded body of the present invention comprises 30 to 75% by weight of resin (A), 5 to 45% by weight of component (B), 0 to 60% by weight of flame retardant (C), And 0 to 20% by weight of a white colorant (D) is obtained by melt-kneading at a temperature equal to or higher than the melting temperature of the resin (A) and the component (B). At this time, as the blending ratio of the resin (A) decreases, the excellent properties of the resin (A), such as excellent heat resistance, impact resistance, or flame retardancy, greatly decrease.FormulationPercentageButAs the total increases, it becomes difficult to obtain a high total reflectance and a high diffuse reflectance. Therefore, when the blending ratio of the resin (A) is (A) + (B) + (C) + (D) = 100 wt% 30 to 75% by weight.
[0016]
As the blending ratio of the component (B) decreases, it becomes difficult to obtain a high total reflectance and a high diffuse reflectance, and it is necessary to increase the blending ratio of the expensive white colorant, and conversely the blending of the component (B). As the ratio increases, the excellent properties of the resin (A), such as excellent heat resistance, impact resistance, or flame retardancy, are greatly reduced. Therefore, the blending ratio of the component (B) is (A) + (B) + ( When C) + (D) = 100 wt%, it is 5 to 45 wt%. However, the blending amount of the component (B) is desirably 50% by weight or less, preferably 45% by weight or less when the resin (A) + component (B) = 100% by weight. Then, the mixed resin layer can inherit many of the features of the resin (A).
[0017]
As the blending ratio of the flame retardant (C) in the mixed resin layer decreases, the mixed resin layer easily burns. Conversely, as the blending ratio of the flame retardant (C) increases, the mixed resin layer becomes brittle and cracks when bent. Since it becomes easy, the blending ratio of the flame retardant (C) may be 0% by weight when (A) + (B) + (C) + (D) = 100% by weight. When it is necessary to make the resin molded body and the light reflector difficult to burn, the amount is set to 5 to 60% by weight, but 7 to 50% by weight is more preferable. When the flame retardant synergist is used in combination with a flame retardant, the flame retardant synergist is also regarded as a component of the flame retardant (C).
[0018]
Even if the white colorant (D) is not blended in the mixed resin layer depending on the type and blending amount of the component (B), a high total reflectance and a high diffuse reflectance can be imparted to the surface of the mixed resin layer. . Therefore, the blending of the white colorant (D) can be omitted. However, the combined use of the white colorant (D) and the component (B) exhibits the respective blending effects simultaneously, resulting in a decrease in the blending amount of both components, and the mixed resin layer has many of the features of the resin (A). Can be inherited. However, if the white colorant (D) is mixed in a large amount in the mixed resin layer, the mixture is not uniformly mixed. As a result, the light reflection performance on the surface of the mixed resin layer becomes uneven or the manufacturing cost is increased. . Accordingly, the blending ratio of the white colorant (D) is 0 to 20% by weight when (A) + (B) + (C) + (D) = 100% by weight. It is preferably 13% by weight.
[0019]
In the mixed resin layer, when (A) + (B) + (C) + (D) = 100 parts by weight, other than (A), (B), (C), (D) Up to 15 parts by weight, preferably up to 10 parts by weight, more preferably up to 5 parts by weight. It is preferable that the blending of the other components is kept to the minimum necessary. Examples of the other components include resin additives such as ultraviolet absorbers, antioxidants, antistatic agents, fluorescent brighteners, and lubricants.
[0020]
The resin molded body of the present invention has an Izod impact value of at least 5 kJ / m on the back surface of the mixed resin layer.2A back layer made of a synthetic resin or a synthetic resin composition is integrally bonded. This back layer compensates for the brittleness of the mixed resin layer, and as a result, when the resin molded body of the present invention is bent, it is difficult to be separated. The back layer has an Izod impact value of 5 kJ / m.2When it consists of a synthetic resin or a synthetic resin composition that is less than this, the resin molded body will be easily broken and separated when bent. In order to prevent the resin molded body from being cracked and separated when bent, the back layer has an Izod impact value of at least 7 kJ / m.2It is preferable that the Izod impact value is at least 9 kJ / m.2More preferably, it is made of a synthetic resin or a synthetic resin composition having an Izod impact value of at least 10 kJ / m.2More preferably, it is made of a synthetic resin or a synthetic resin composition.
[0021]
Izod impact value of at least 5 kJ / m2The synthetic resin or synthetic resin composition is composed mainly of one or more resins selected from an aromatic polycarbonate resin, a thermoplastic polyester resin, and an olefin resin (“main component”) Means that it is contained in the synthetic resin composition at 50% by weight or more) and a synthetic resin or a synthetic resin composition is exemplified as a preferred embodiment. In particular, among these, those containing an aromatic polycarbonate resin as a main component are most preferable because they can be directly heat-bonded to the mixed resin layer. The aromatic polycarbonate resin used here includes (i) a carbonyl halide component such as phosgene or a carbonate component such as diphenyl carbonate, and (ii) an aromatic diol component such as a bisphenol compound or an aromatic diol component of 50 mol%. The polycarbonate resin formed from the above and the diol component which consists of 50 mol% or more of other diol components is mentioned. In particular, it is an aromatic polycarbonate resin having diphenylalkane in the molecular chain, and based on ASTM D-648, 1820 kPa (18.6 kgf / cm2) Aromatic polycarbonate resin having a heat distortion temperature measured under load conditions of 120 ° C. or higher, preferably 125 ° C. or higher, more preferably 130 to 170 ° C. is flame retardant, heat resistant, and cut workability. In addition, it is suitable because it is excellent in break resistance and weather resistance and acid resistance.
Examples of the aromatic polycarbonate resin having diphenylalkane in such a molecular chain include 2,2-bis (4-oxyphenyl) propane (also known as bisphenol A), 2,2-bis (4-oxyphenyl) butane, 1, Aromatic polycarbonate resin formed from bisphenol compounds such as 1-bis (4-oxyphenyl) cyclohexane, 1,1-bis (4-oxyphenyl) isobutane, or 1,1-bis (4-oxyphenyl) ethane Is exemplified.
[0022]
The back layer compensates for the brittleness of the mixed resin layer, and as a result, when the resin molded body of the present invention is bent, it is hard to be separated and separated, but if it is too thin, the effect may not be sufficiently exhibited. On the other hand, since an increase in the thickness more than necessary leads to an increase in the cost of the resin molded body, the thickness is preferably 5 to 2000 μm, more preferably 10 to 1000 μm, and still more preferably 50 to 500 μm.
[0023]
The Izod impact value of the synthetic resin or synthetic resin composition that forms the back layer is determined by sufficiently drying the synthetic resin or synthetic resin composition used for the back layer (the water content is 0.005% by weight or less). Next, after being heated and compressed by sandwiching between steel plates for 3 minutes at a temperature of 250 ° C. and a pressure of 9.8 MPa, immediately moved between 30 ° C. cooling presses while being sandwiched between the steel plates and sufficiently cooled. A resin plate made of a synthetic resin or a synthetic resin composition having a thickness of 4 mm is prepared. From the resin plate, a No. 1 A test piece defined in JIS K7110-1984 is prepared, and the test piece is used to make JIS K. It is a value measured according to 7110-1984. The details of the test conditions are as follows.
Hammer weight: 784 g.
Distance from the rotation axis center line of the hammer to the center of gravity ... 6.85 cm.
Distance from the rotation axis center line of the hammer to the edge of the impact blade: 30.7 cm.
Maximum capacity: 0.98J.
Hammer lifting angle: 150 °.
Hammer impact speed: 3.35 m / sec.
Direction of impact: Edgewise impact.
Number of specimens ... 5. As the Izod impact value in the present invention, an arithmetic average value based on the measured values of these five test pieces is adopted.
When the test piece is not broken under the above measurement conditions, the Izod impact value is at least 31 kJ / m in the present invention.2Is considered.
[0024]
  The mixed resin layer forming one surface of the resin molded body of the present invention has a total reflectance which is a parameter representing the reflectance of light measured on the surface of the mixed resin layer.93% Or more and diffuse reflectance90% Or more. Total reflectance is93% Or more and diffuse reflectance90% Or more on the display surface of internally illuminated display instruments such as electric signboards, medical X-ray photography observation devices, etc., or under illumination when the reflection of illuminators is used for reflections, etc. This is indispensable for reducing the difference between high and low illumination levels. The total reflectance is93Diffuse reflectance is less than90It is difficult to reduce the difference between the high illuminance and the illuminance depending on the location even if it falls below%. TheTotal reflectance is 93% or more and diffuse reflectance is 90% or moreLight reflectorIs light reflective and diffuse reflectiveExcellentSo, for example, it can be used as a light reflector for reflecting light toward the display unit by placing it in an electric signboard or in an electric display instrument, or as a light reflector such as a reflection of a luminaire. In this case, if the number of electroluminescent bodies such as fluorescent lamps and light bulbs is not reduced, the output of these light emitters can be reduced, and conversely, if the output of the electroluminescent bodies is not reduced, light is emitted. The number of bodies can be reduced, and as a result, the amount of electricity used can be kept to a minimum, contributing to the suppression of global warming.Is.
  However, the total reflectivity and diffuse reflectivity are measured with a measuring instrument equipped with an integrating sphere attachment device on a self-recording spectrophotometer, and the total reflectivity and diffuse reflectivity of a white plate hardened with fine powder of barium sulfate. Is a relative value when 100% is assumed to be 100%. As measurement conditions, wavelength: 550 nm, incident angle: total reflectance is 8 degrees, incident angle: diffuse reflectance is 0 degrees. For example, a self-recording spectrophotometer manufactured by Shimadzu Corporation, using a measuring instrument equipped with a product name “Shimadzu Self-Spectrophotometer UV-2200” and an integrating sphere attachment device manufactured by the same company, the product name “ISR-2200” is used. Thus, the values of the total reflectance and diffuse reflectance can be obtained.
  If the thickness of the mixed resin layer is small, it may be difficult to obtain a high total reflectance and a high diffuse reflectance. Conversely, if the thickness is too thick, an excessive cost increase is caused. It is preferably 1 to 20 mm, more preferably 0.2 to 7 mm, more preferably 0.3 to 3 mm, and most preferably 0.4 to 1 mm.
[0025]
  Total reflectance, a parameter representing the reflectance of light measured on the surface of the mixed resin layer93% or moreImprovementAnd diffuse reflectance90% or moreAboveThis requirement is achieved by melt-kneading the resin (A) and the component (B) in the mixed resin layer or by melt-kneading the resin (A), the component (B) and the white colorant (D). . Therefore, the mixed resin layer is added with the resin (A), the component (B), the flame retardant (C), the white colorant (D), and, if necessary, the above other components, and an extruder or the like is used. Then, by melt-kneading and using means such as extrusion molding or injection molding, the film shape, sheet shape, plate shape, or the reflection of the lighting fixture is formed into a desired shape such as a saddle shape or a reflective rough shape. Obtainable. When the back surface layer and the mixed resin layer have thermal adhesiveness, it is preferable to employ a coextrusion method or the like because the mixed resin layer and the surface layer can be directly bonded without using an adhesive layer. Among resin molded products with a multilayer structure of mixed resin layer and back surface layer, sheet-shaped products must be processed into a resin molded product with a different shape such as a reflective shape or a reflective shape by means of thermoforming. Can do.
[0026]
  The resin molded body of the present invention has been described as having a mixed resin layer on one surface and a back surface layer bonded and integrated on the opposite surface, but the mixed resin layer, the back surface layer, and the mixed resin layer are They may be bonded and integrated in this order. In particular, when both surfaces of the resin molded body are required to have high light reflection performance, the one in which a mixed resin layer is formed on both surfaces is used.In this case, the mixed resin layer provided on the other surface of the back surface layer is not limited to the component (B), and a thermoplastic resin or / and a thermoplastic elastomer (B1) other than the aromatic polycarbonate resin described above are used.
[0027]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example demonstrates this invention further more concretely, this invention is not limited by this Example.
[0028]
Example 1
As the resin (A), 51.1 parts by weight of an aromatic polycarbonate resin [trade name: Iupilon H3000 (refractive index 1.59)] manufactured by Mitsubishi Engineering Plastics Co., Ltd. Density polyethylene resin [trade name: IDEMITSU HD520MB (refractive index 1.54)] 15.8 parts by weight, tetrabromobisphenol A flame retardant [trade name: FG-8500] manufactured by Teijin Chemicals Ltd. as flame retardant (C) 12.3 parts by weight and 6.2 parts by weight of antimony trioxide as a flame retardant synergist, titanium dioxide masterbatch manufactured by Polycol Kogyo Co., Ltd. as a component (B) + white colorant (D) [trade name: RE-120 -80K (a titanium dioxide masterbatch consisting of 80% by weight titanium oxide and 20% by weight polyethylene wax) )] 7.2 parts by weight, component (B) + antistatic agent manufactured by Kao Corporation as other component [trade name: HE-510 (antistatic comprising 90% by weight of high-density polyethylene and 10% by weight of antistatic agent) Agent masterbatch)] (high-density polyethylene in this is component (B)) 8.2 parts by weight, and as other components fluorescent whitening agent [trade name: Ubitex OB] manufactured by Ciba Geigy Co., Ltd. 0.08 weight In order to form a mixed resin layer, the first melted and kneaded product was produced in the first extruder. At the same time, an aromatic polycarbonate resin having a refractive index of 1.59 manufactured by Mitsubishi Engineering Plastics Co., Ltd. [trade name: Iupilon H3000 (Izod impact value is at least 31 kJ / m)2)] Was charged into a second extruder (single screw extruder) to produce a second melt-kneaded product in the second extruder. Subsequently, the first melt-kneaded product / the second melt-kneaded product / the first melt-kneaded product are merged in this order between the T-die and the extruder, and the merged product is extruded from the T-die, Sheeting was performed, and cutting was performed with a cutting machine to obtain a sheet-like resin molded body having a thickness of 0.6 mm. The thickness of each layer in the obtained resin molded body having a three-layer structure was mixed resin layer 250 μm / back surface layer 100 μm / mixed resin layer 250 μm.
[0029]
Example 2 [Example in which the addition amount of the flame retardant and the flame retardant synergist is reduced in Example 1]
Aromatic polycarbonate resin (trade name: Iupilon H3000 (refractive index 1.59)) 54.4 parts by weight as resin (A), manufactured by Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. as component (B) Density polyethylene resin [trade name: IDEMITSU HD520MB (refractive index 1.54)] 16.9 parts by weight, tetrabromobisphenol A flame retardant [trade name: FG-8500] manufactured by Teijin Chemicals Ltd. as flame retardant (C) 8.8 parts by weight and 4.4 parts by weight of antimony trioxide as a flame retardant synergist, Titanium dioxide masterbatch manufactured by Polycol Kogyo Co., Ltd. as a component (B) + white colorant (D) [trade name: RE-120 -80K (Titanium dioxide masterbatch consisting of 80% titanium oxide and 20% polyethylene wax) 7.6 parts by weight, component (B) + antistatic agent manufactured by Kao Corporation as other component [trade name: HE-510 (antistatic agent comprising 90% by weight of high-density polyethylene and 10% by weight of antistatic agent] (Master batch)] (High-density polyethylene in this is component (B)) 8.8 parts by weight, and as another component, Ciba Geigy Co., Ltd. fluorescent whitening agent [trade name: Ubitex OB] 0.09 parts by weight Were formed into a first extruder (a twin screw extruder) to form a mixed resin layer, and a first melt-kneaded product was produced in the first extruder. At the same time, an aromatic polycarbonate resin having a refractive index of 1.59 manufactured by Mitsubishi Engineering Plastics Co., Ltd. [trade name: Iupilon H3000 (Izod impact value is at least 31 kJ / m)2)] Was charged into a second extruder (single screw extruder) to produce a second melt-kneaded product in the second extruder. Subsequently, the first melt-kneaded product / the second melt-kneaded product / the first melt-kneaded product are merged in this order between the T-die and the extruder, and the merged product is extruded from the T-die, Sheeting was performed, and cutting was performed with a cutting machine to obtain a sheet-like resin molded body having a thickness of 0.6 mm. The thickness of each layer in the obtained resin molded body having a three-layer structure was mixed resin layer 250 μm / back surface layer 100 μm / mixed resin layer 250 μm.
[0030]
Example 3 [Example in which addition of flame retardant and flame retardant synergist in Example 1 was changed to 0]
Aromatic polycarbonate resin (trade name: Iupilon H3000 (refractive index 1.59)) 62.7 parts by weight as resin (A), manufactured by Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. as component (B) Density polyethylene resin [trade name: IDEMITSU HD520MB (refractive index: 1.54)] 15.8 parts by weight, component (B) + white colorant (D) as a titanium dioxide masterbatch manufactured by Polycol Kogyo Co., Ltd. [trade name: RE-120-80K (titanium dioxide masterbatch comprising 80% by weight of titanium oxide and 20% by weight of polyethylene wax)] 8.8 parts by weight, component (B) + antistatic agent manufactured by Kao Corporation as the other component [ Product Name: HE-510 (Antistatic agent comprising 90% by weight of high density polyethylene and 10% by weight of antistatic agent Starbatch)] (High-density polyethylene in this component is component (B)) 10.1 parts by weight, and as other components, fluorescent whitening agent [trade name: Ubitex OB] manufactured by Ciba Geigy Co., Ltd. Were formed into a first extruder (a twin screw extruder) to form a mixed resin layer, and a first melt-kneaded product was produced in the first extruder. At the same time, an aromatic polycarbonate resin having a refractive index of 1.59 manufactured by Mitsubishi Engineering Plastics Co., Ltd. [trade name: Iupilon H3000 (Izod impact value is at least 31 kJ / m)2)] Was charged into a second extruder (single screw extruder) to produce a second melt-kneaded product in the second extruder. Subsequently, the first melt-kneaded product / the second melt-kneaded product / the first melt-kneaded product are merged in this order between the T-die and the extruder, and the merged product is extruded from the T-die, Sheeting was performed, and cutting was performed with a cutting machine to obtain a sheet-like resin molded body having a thickness of 0.6 mm. The thickness of each layer in the obtained resin molded body having a three-layer structure was mixed resin layer 250 μm / back surface layer 100 μm / mixed resin layer 250 μm.
[0031]
Example 4 [Example in which the mixed resin layer / back surface layer / mixed resin layer three-layer structure in Example 1 is changed to a mixed resin layer / back surface layer two-layer structure]
Example 1 was repeated to produce a first melt-kneaded product in the first extruder and a second melt-kneaded product in the second extruder. Subsequently, the first melt-kneaded product / second melt-kneaded product are merged in order between the T-die and the extruder, and after the merged product is extruded from the T-die, sheeting is performed and the cutting machine is used. To obtain a sheet-like resin molded body having a thickness of 0.6 mm. The thickness of each layer in the obtained resin molded body having a two-layer structure was 500 μm of mixed resin layer / 100 μm of back layer.
[0032]
Comparative Example 1 [single layer without flame retardant]
In Example 1, a sheet consisting of only a mixed resin layer having a thickness of 0.6 mm is obtained by repeating the same operation as in Example 1 without adding a flame retardant and a flame retardant aid and without laminating a back layer. A shaped resin molded body was obtained.
[0033]
Comparative Example 2 [Change of back layer]
In Example 1, a sheet consisting of only a mixed resin layer having a thickness of 0.5 mm is obtained by repeating the same operation as in Example 1 without adding a flame retardant and a flame retardant aid and without laminating a back layer. Got. Subsequently, on one side of this sheet, a styrene-maleic anhydride copolymer (Izod impact value 3.1 kJ / m2A sheet of 0.1 mm in thickness was laminated with a urethane adhesive to produce a resin molded body made of a laminated sheet.
[0034]
Comparative Example 3 [Single layer with flame retardant]
In Example 1, the same operation as in Example 1 was repeated without laminating the back layer, and a sheet having a thickness of 0.5 mm consisting only of the mixed resin layer was extruded from a T-shaped die and then sheeted. Although it tried, it was torn in the extrusion direction at several places and could not be made into a sheet.
[0035]
(1) Physical property measurement
The total reflectance, diffuse reflectance, and whiteness on the mixed resin layer side surface of the resin molded bodies obtained in Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 and 2 were measured. In addition, the resin molded body is placed on the bottom surface of a medical X-ray photograph observation apparatus, which will be described later, and used as a light reflector on the bottom surface, and the average illuminance on the display board surface and the illuminance The difference (R value) between the maximum value and the minimum value was measured by the method described later. Moreover, the bending test mentioned later was done with respect to the resin molding. Furthermore, the combustion test was done with respect to the resin molding. The measurement results are shown in Table 1.
[0036]
(2) Measuring method
(I) The total reflectance and diffuse reflectance of the resin molded product are as follows: a self-recording spectrophotometer manufactured by Shimadzu Corporation, a trade name “Shimadzu Self-spectrophotometer UV-2200”, and an integrating sphere attached device manufactured by the same company. “ISR-2200” was attached and measurement was performed at a wavelength of 550 nm. The total reflectance was measured at an incident angle of 8 degrees, and the diffuse reflectance was measured at an incident angle of 0 degrees. These measured values are expressed as relative values when the total reflectance and diffuse reflectance of the white plate made of hardened barium sulfate fine powder are 100%. Further, as the white plate, according to the method described in the instruction manual of “ISR-2200”, barium sulfate fine powder reagent manufactured by Wako Pure Chemical Industries, Ltd. (Wako First Grade, product number 02-200425, lot number PAR 2142) ) Was filled into a predetermined portion of a powder sample holder attached to “ISR-2200” and pressed.
(Ii) The whiteness was measured using a compact color meter of trade name “X-Rite 948” of Color Techno System Co., Ltd. The numerical values of whiteness in Table 1 are measured at five arbitrary points on the surface of the mixed resin layer of the resin molded body, and are expressed as an arithmetic average value of five points.
(Iii) The average illuminance and R value on the display plate surface were measured as follows. First, a medical X-ray photographic observation apparatus manufactured by Kihara Medical Industry Co., Ltd., a trade name “Shaukasten KSA211 (desktop / wall-mounted type 15W4 lamp, 2 frames 50 Hz)” is prepared. An outline of this photographic observation apparatus is shown in FIG. In this case, a display plate 2 made of milky white acrylic resin having a size of 565 mm × 425 mm is attached to a box 1 having a size of 625 mm × 495 m × 110 mm and having a side wall 4 and a bottom wall 5 made of a white coated steel plate (see above). 1 shows a state in which the display board 2 is removed and slid for the sake of explanation (the display board 2 is attached to a predetermined portion of the box 1 at the time of measurement).
Next, the resin molding is fixed to the entire bottom surface inside the box with double-sided tape and laid flat, and the four fluorescent lamps 3 are turned on. -F9 LUX METER "is used to measure the illuminance at 35 points on the display board. There are a total of 35 measurement points, 20 points directly above the fluorescent lamps and 15 points above the intermediate points of the adjacent fluorescent lamps. The point directly above the fluorescent lamp is a central point (1 point × 4) in the longitudinal direction of each fluorescent lamp, an intermediate point between the central part and both ends of the fluorescent lamp (2 points × 4), and each This is a point (2 points × 4) located at the center between the intermediate point and both ends of the fluorescent lamp. The term “on the intermediate point between adjacent fluorescent lamps” refers to the respective intermediate points when the measurement points on the fluorescent lamp are connected between adjacent fluorescent lamps by a straight line perpendicular to the longitudinal direction of the fluorescent lamp.
The R value is the difference between the maximum value and the minimum value among the 35 measurement points.
(Iv) The bending test for the resin molded body was carried out with a sample having a length of 10 cm along the extrusion direction and a width of 3 cm along the width direction from the sheet-shaped resin molded body, and a width of 3 cm along the extrusion direction. Whether or not each sample is cut and separated when the sample is 10 cm long (thickness is kept), and each cut sample is bent at 90 degrees from the center in the length direction over 1 second. Was observed. These results are shown in Table 1. When none of the samples were separated, “not separated” was displayed, and when any sample was separated, “separated” was displayed in Table 1. If the cut sample does not separate even if cracks or cracks occur in the mixed resin layer, it is evaluated as “not separated”.
(V) The combustion test for the resin molded body was cut out from the sheet-shaped resin molded body to a size of 150 mm in length and 6.5 mm in width (thickness as it is), in accordance with JIS K 7201 (the test piece support method is A-1. No.) “Combustion test method of polymer material by oxygen index method” was carried out. Table 1 shows the oxygen index of each example measured from this test.
(Vi) The Izod impact value of the aromatic polycarbonate resin (all examples) or the styrene-maleic anhydride copolymer (Comparative Example 2) constituting the back surface layer is the Izod Impact Tester (machine) No. 121903304) and measured under the conditions described above.
[0037]
[Table 1]
Figure 0004632329
[0038]
【The invention's effect】
  The resin molded body (light reflector) of the present invention has an aromatic polycarbonate resin (A) of 30 to 75% by weight,At least one resin selected from olefin resins(B) 5 to 45% by weight, flame retardant (C) 0 to 60% by weight, and white colorant (D) 0 to 20% by weight (provided that (A) + (B) + (C) + (D) = 100% by weight) On the back surface of the mixed resin layer, the Izod impact value is at least 5 kJ / m.2A resin molded body having a multilayer structure in which a back layer made of a synthetic resin or a synthetic resin composition is integrally bonded, and has a total reflectance of 93%, which is a parameter representing light reflection on the surface of the mixed resin layer Since the above and the diffuse reflectance are 90% or more, the productivity and the light reflection performance are excellent. Such a resin molded body is, for example, a light reflecting portion for reflecting light toward a display portion arranged in an electric signboard or an electric display device, or a reflection used as a lighting device. Etc. can be suitably used. Moreover, this resin molding is excellent in fracture resistance due to the presence of the back layer. Furthermore, when the resin molding of this invention is a sheet form, it can be easily shape | molded by thermoforming to a desired shape, and it is excellent also in thermoforming workability. The resin molded body of the present invention can be suitably used for applications such as signboards, white boards, road sign boards and the like that are not illuminated, in addition to applications as light reflectors. Component (B) used in the present inventionIs at least one resin selected from olefin resins,It is an effective substance for imparting high total reflectance and diffuse reflectance to aromatic polycarbonate resin (A) that is easy to transmit light (poor reflectivity), leaving a large amount of aromatic polycarbonate resin (A). In other words, the light reflection performance can be maintained at a high level without degrading the properties (heat resistance, impact resistance, flame resistance) of the aromatic polycarbonate resin as much as possible. Molded product that can maintain light reflection performance at a high level without reducing impact and flame resistance as much as possibleIs obtained. In the present invention, a resin molded article having a mixed resin layer using a polyethylene resin as the component (B) as an olefin resin has an effect of minimizing the amount of an expensive white colorant such as titanium dioxide. The light reflector (resin molded body) of the present invention has a total reflectance of 93% or more and a diffuse reflectance of 90% or more, which are parameters representing light reflection, on the surface of the mixed resin layer. Since it is particularly excellent in reflectivity and diffuse reflectivity, for example, there is reflection used as a light reflection part for reflecting light toward a display part by placing it in an electric signboard or an electric display instrument, or a lighting fixture. When used for sheaths and other reflections, the output of these light emitters can be reduced if the number of electroluminescent bodies such as fluorescent lamps and light bulbs is not reduced, or if the output of the electroluminescent body is not reduced, light is emitted. You can reduce the number of bodies. As a result, it is possible to minimize the amount of electricity used, which can contribute to the suppression of global warming. Moreover, when this light reflector is used as a reflector such as an electric signboard, an effect of reducing the thickness of the signboard is obtained. Therefore, a space-saving signboard can be produced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a medical X-ray photograph observation apparatus.
[Explanation of symbols]
1 box
2 Display board
3 fluorescent lamps
4 walls
5 Light reflector

Claims (6)

芳香族ポリカーボネート樹脂(A)30〜75重量%、オレフィン系樹脂の中から選ばれる少なくとも一種の樹脂(B)5〜45重量%、難燃剤(C)0〜60重量%、及び白色系着色剤(D)0〜20重量%とからなる(ただし(A)+(B)+(C)+(D)=100重量%)混合樹脂層の裏面に、アイゾット衝撃値が少なくとも5kJ/mである合成樹脂または合成樹脂組成物からなる裏面層を一体に接着させてなる多層構造の光反射体であって、該成分(B)の屈折率が上記芳香族ポリカーボネート樹脂(A)の屈折率よりも0.03以上大きいか或いは0.03以上小さく、該混合樹脂層表面における光の反射を表すパラメーターである全反射率が93%以上及び拡散反射率が90%以上であることを特徴とする光反射体。Aromatic polycarbonate resin (A) 30 to 75% by weight, at least one resin (B) 5 to 45% by weight selected from olefin resins , flame retardant (C) 0 to 60% by weight, and white colorant (D) Izod impact value is at least 5 kJ / m 2 on the back surface of the mixed resin layer consisting of 0 to 20% by weight (provided that (A) + (B) + (C) + (D) = 100% by weight) A light reflector having a multilayer structure in which a back layer made of a synthetic resin or a synthetic resin composition is integrally bonded, wherein the refractive index of the component (B) is higher than the refractive index of the aromatic polycarbonate resin (A). Is 0.03 or larger or 0.03 or smaller, and the total reflectance is 93% or more and the diffuse reflectance is 90% or more, which is a parameter representing light reflection on the surface of the mixed resin layer. Light reflector. 該裏面層の他方の面に更に、芳香族ポリカーボネート樹脂(A)30〜75重量%、芳香族ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂又は/及び熱可塑性エラストマー(B1)5〜45重量%、難燃剤(C)0〜60重量%、及び白色系着色剤(D)0〜20重量%とからなる(ただし(A)+(B1)+(C)+(D)=100重量%)混合樹脂層が接着一体化されてなる請求項1記載の光反射体。The other surface of the back layer is further provided with an aromatic polycarbonate resin (A) of 30 to 75% by weight, a thermoplastic resin other than the aromatic polycarbonate resin and / or a thermoplastic elastomer (B1) of 5 to 45% by weight, a flame retardant ( C) 0 to 60% by weight and white colorant (D) 0 to 20% by weight (provided that (A) + (B1) + (C) + (D) = 100% by weight) The light reflector according to claim 1, which is integrally bonded. 該成分(B1)が、オレフィン系樹脂の中から選ばれる少なくとも一種の樹脂を含有する請求項2に記載の光反射体。The light reflector according to claim 2 , wherein the component (B1) contains at least one resin selected from olefinic resins. 該オレフィン系樹脂がポリエチレン系樹脂である請求項1又は3に記載の光反射体。Light reflector according to claim 1 or 3 wherein the olefin resin is a polyethylene resin. 該裏面層が、芳香族ポリカーボネート樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂及びオレフィン系樹脂の中から選択される1又は2以上の樹脂を主成分とする合成樹脂層又は合成樹脂組成物層である請求項1乃至4のいずれかに記載の光反射体。  The back surface layer is a synthetic resin layer or a synthetic resin composition layer mainly composed of one or more resins selected from an aromatic polycarbonate resin, a thermoplastic polyester resin, and an olefin resin. 5. The light reflector according to any one of 4 above. 請求項1乃至5のいずれかに記載の光反射体からなり、該混合樹脂層の厚み0.2〜7mmの熱成形用光反射シート。Claims 1 to Ri Do a light reflector according to any one of 5, thickness of thermoformed reflection sheet of 0.2~7mm of the mixed resin layer.
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