JP4627933B2 - Submarine branching device, power supply control method and power supply control system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、海底分岐装置とその給電制御方法及び給電制御システムに関し、特に海底通信システムに用いる海底分岐装置とその給電制御方法及び給電制御システムに関する。
【0002】
一般に、複数の陸揚局を結ぶ海底通信システムにおいて、海中で光ケーブルを分岐する役割を担う海底分岐装置(Branching Unit)や海底中継器等を動作させるための電力は、陸揚局に設置された給電装置(Power Feeding Equipment)から光ケーブルの導体を通じて直流定電流給電される。
【0003】
海底通信システムにおいて、海中で障害が起こった場合、海底中継器・光ケーブル・海底分岐装置は全て海中にあるため、即座に修復・再構成を行なうことが困難である。特に、海底分岐装置は複数局間のノードとなっているため、海底通信システム内の一箇所で発生した障害がシステム全体に影響を及ぼさぬ様、障害時のあらゆる通信切断に備えて、給電パス切替(給電再構成)をする重要な機能を持っている。
【0004】
【従来の技術】
図14は、従来の給電制御方法を示した図である。同図に示す海底通信システムでは、A局、B局、及びC局の3拠点が海底分岐装置BUによって接続されている。海底分岐装置BUとA局、B局、及びC局との間は、光ケーブルから成る伝送路区間S1,S2,及びS3でそれぞれ接続されている。なお、以下の説明において、「伝送路区間」が物理的な光ケーブルの導体を意味する場合がある。
【0005】
また、A局、B局、及びC局は、それぞれ給電装置(PFEで図示)101,201,及び301を有しており、給電装置101及び201は互いに異なる極性を用いた両端給電(Double End Feeding)を行うことにより、A局とB局との間の伝送路区間S1及びS2に定電流Icを供給している。同図に示す例では、給電装置101の極性がプラスになっており、給電装置201の極性がマイナスになっている。
【0006】
また、C局では、海底分岐装置BUにおけるアース410と、マイナスの極性の給電装置301を接続して片端給電(Single End Feeding)を行うことにより、海底分岐装置BUとC局との間の伝送路区間S3に定電流Icを供給している。
このような従来の給電制御方法の場合、システムの立上、立下、及び障害時において、A局、B局、及びC局の3拠点の各給電装置101,201,及び301を操作する担当者が互いに連絡を取り合いながら以下に説明するような定められた操作手順に従って海底分岐装置BU内のリレーを動作させる必要がある。
【0007】
まず、システムの立上手順を以下に説明する。
図15(1)は、図14に示した給電装置101,201,301,海底分岐装置BU、及び伝送路区間S1,S2,及びS3のシステム立上直前における状態を示したものである。なお、図14に示したA局、B局、及びC局は、それぞれ各給電装置101,201,及び301と一対一に対応しているため、図15以降の図では省略されている。
【0008】
図示の如く海底分岐装置BUにおいては、伝送路区間S1,S2,及びS3が全て接続された状態になっており、また、各給電装置101,201,301においても伝送路区間S1,S2,及びS3がそれぞれ接続された状態になっている。
図15(2)は、システムの立上に備えて、まずC局において伝送路区間S3の先端を給電装置301から開放することを示したものである。そして、給電装置101はプラス、給電装置201はマイナスの極性になるように設定されることを示している。
【0009】
同図の状態から給電装置101及び201の間で両端給電を行う手順を、図16及び17を参照して以下に説明する。
(1) 海底分岐装置 BU における伝送路区間 S3 の開放
まず、図16(1)に示す如く、給電装置201を定電流モード(Constant Current Mode:CCで図示)で立ち上げ、出力電流をY1/2(mA)とする。この場合、給電装置101から給電装置201に向けて伝送路区間S1及びS2をY1/2(mA)の電流が流れることになる。なお、Y1は、海底分岐装置BU内のリレーが伝送路区間S3を開放するための動作電流の値である。
【0010】
また、図17(1)は、図16(1)の状態における給電装置101、海底分岐装置BU、及び給電装置201の電圧及び電流の状態を示したものである。同図において、横軸は0Vの電圧を示しており、横軸の上下はそれぞれプラス及びマイナスの電圧を示している。また、給電装置101から201に至る斜線の傾斜角が電流の大きさを示している。従って、図17(1)においては、給電装置101側は0Vであり、ここからY1/2(mA)の電流が流れるため、給電装置201側ではマイナスの電圧になっている。
【0011】
次に、図16(2)に示す如く、給電装置101側を定電圧モード(Constant Voltage Mode:CVで図示)で立ち上げ、この時の出力電圧をZ1に設定する。なお、電圧Z1は、電流Y1(mA)が流れた時に海底分岐装置BUの電圧が0Vとなるような電圧値である。
【0012】
図17(2)は、給電装置101の出力電圧をZ1にした場合の、給電装置101、海底分岐装置BU、及び給電装置201の電圧及び電流の状態を示したものである。図示の如く、給電装置101側では電圧がZ1であり、ここから、Y1/2(mA)の電流が流れるため、海底分岐装置BUにおける電圧は、図示の如くプラスである。
【0013】
この状態から、給電装置201側の出力電流を1.0Aに上昇させる。この場合、出力電流がY1/2(mA)から1.0Aまで上昇する過程で電流値がY1(mA)になる時点が在る。給電装置101側の出力電圧がZ1に固定されているため、図17(3)に示す如く電流値がY1(mA)になる時点で海底分岐装置BUにおける電圧は0Vになる。
【0014】
このとき、図16(3)に示す如く海底分岐装置BUのリレーが動作し、伝送路区間S3が開放される。
(2) 給電装置 101 及び 201 間による両端給電の確立
なお、図17(4)は最終的に給電装置201の出力電流が1.0Aに到達した時点における電圧状態を示したものである。この時点で、給電装置101の側を定電圧モードにおける公称値にまで引き上げることにより、給電装置101及び201間の電圧降下はほぼ同等に分割され、電流は約1.0Aの定電流となる。
【0015】
ここで、図16(4)及び図17(5)に示す如く、給電装置101の側を通常の定電流モード(CC)に切り替え、出力電流が1.0Aとなるように各給電装置101及び201を調整する。これにより、給電装置101及び201による両端給電が確立する。
(3) 給電装置 301 による片端給電確立
次に、C局における給電装置301を伝送路区間S3に接続し、1.0Aの定電流モードで給電装置301をマイナスの極性で立ち上げることにより、図18に示す如く海底分岐装置BUにおけるアース410に接続された伝送路区間S3に定電流1.0Aが供給されることになる。
【0016】
次に、同図に示した通常の給電状態からシステムを立ち下げる場合の手順を以下に説明する。
(1) 給電装置 301 による片端給電停止
まず、立下時においては、給電装置301の出力電流を0(mA)に下げ、電源をオフにする。さらに、伝送路区間S3を給電装置301から開放する。
【0017】
図19(1)は、このときの状態を示したものであり、給電装置101及び201間の1.0Aの定電流給電はこの時点では継続されている。
(2) 海底分岐装置 BU における伝送路区間 S3 の接続
ここで、同図(2)に示す如く、給電装置101側を定電流モード(CC)から定電圧モード(CV)に切り替える。そして、給電装置101の出力電圧をZ2まで引き下げる。
【0018】
このとき、Z2は、電流値がY2(mA)になったときに海底分岐装置BUにおける電圧が0となるような電圧の値である。なお、Z2の値はZ1の値よりも小さな値であり、Y2(mA)は海底分岐装置BUにおいて、伝送路区間S3の給電路を接続するためのリレーの動作電流である。
【0019】
このようなZ2の電圧に引き下げた時点における各給電装置101及び201の電圧及び電流の状態が図20(1)に示されている。図示の如く、給電装置101側では電圧がZ2となっており、電流は1.0Aのままであるので海底分岐装置BUにおける電圧はマイナスとなっており、給電装置201ではさらに低い電圧となっている。
【0020】
ここで、給電装置201側の出力電流を0(mA)に下げると、給電電流が1.0Aから0(mA)までに減少する過程で、図19(3)に示す如く電流値がY2(mA)になる時点が在る。
図20(2)は、この時点における給電装置101、海底分岐装置BU、及び給電装置201における電圧及び電流を示したものである。図示の如く、給電装置101側では電圧がZ2であり、電流Y2(mA)が流れる時、海底分岐装置BUにおける電圧は0Vである。この時点で、海底分岐装置BUにおけるリレーが動作し、伝送路区間S3が接続される。
【0021】
図20(3)は、給電装置201側の電流が0(mA)に下がった時点における電圧の状態を示したものであり、この時点では、給電装置101側では電圧Z2、海底分岐装置BUにおいてはプラスの電圧になっている。
(3) 給電装置 101 及び 201 間による両端給電の停止
次に、給電装置101側の出力電圧を0Vに下げ、さらに給電装置101及び201の電源をオフにした後、図19(4)に示す如く伝送路区間S1及びS2を給電装置101及び201からそれぞれ開放する。
【0022】
以上説明したように、通常時におけるシステムの立上及び立下において、各給電装置101,201,及び301を単独に操作することはできず、定められた処理手順に従って各局の担当者が連絡を取り合いながら操作する必要がある。
また、このようなシステムに障害が発生した場合について、以下に説明する。
【0023】
まず、簡単な例として、図18の通常時における給電状態から図21(1)に示す如く伝送路区間S3に障害が発生した場合を想定する。この場合は、給電装置101及び201の間の両端給電は影響を受けず、伝送路区間S1及びS2には給電が継続される。伝送路区間S3の障害が復旧した場合は、単に給電装置301の片端給電を再開するだけでよい。
【0024】
次に、同図(2)に示す如く伝送路区間S2に障害が発生した場合を想定する。
この場合、給電装置101及び201の間の両端給電ができなくなるため、伝送路区間S1及びS2が共に影響を受けることになり、障害のない伝送路区間S1と伝送路区間S3の通信も断たれることになる。
【0025】
この場合、一旦システムを立ち下げ、障害の無い伝送路区間の両端給電を行う必要がある。すなわち、一旦各給電装置101,201,及び301を操作する担当者が定められた手順に従ってシステムを立ち下げた後、立ち上げ時には、伝送路区間S2を切離し、給電装置101及び301の間で両端給電を行うことにより、伝送路区間S1及びS3の給電を確保することができる。
【0026】
この場合の手順は、給電装置301を、上述の通常の立上における給電装置201と同様に操作することによって可能であるが、やはり給電装置101及び301の双方で、定められた手順に従って操作する担当者が必要になり、処理の煩雑さは通常時と同様である。
【0027】
なお、この場合の海底分岐装置BUにおいて伝送路区間S2を開放するための動作電流Y1'及び伝送路区間S2を接続するための動作電流Y2'は、上述の伝送路区間S3の場合のY1及びY2とはそれぞれ異なる値であるため、給電装置101では、Y1'及びY2'にそれぞれに対応した出力電圧Z1'及びZ2'を把握しておく必要がある。
【0028】
更に、伝送路区間S2の障害が復旧した時には、一旦システムを立ち下げ、再度立ち上げることが必要となる。
また、同図(3)に示す如く、伝送路区間S1に障害が発生した場合においては、給電装置201及び301の間で両端給電を行うことが可能であるが、図18に示した通常時における給電状態の場合、給電装置201及び301は共にマイナスの極性であるので、どちらかをプラスに変更して伝送路区間S2及びS3の両端給電にする必要があるが、この場合も給電装置201及び301の双方で、定められた手順に従って操作する担当者が必要になり、処理の煩雑さは通常時と同様である。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、従来の給電制御方式では通常のシステム立上/立下時における処理が煩雑なだけでなく、障害時及び障害復旧時における給電再構成のための停止時間が長いという問題がある。
【0030】
また、光海底ネットワークが急速に広がりつつある現在、低コスト化が望まれているが、従来の給電制御方式では、全局に給電装置を配置する必要があるため、給電装置のコストが高くなってしまう。
従って本発明は、海底分岐装置とその制御方法及び給電制御システムにおいて、システムの立上/立下時における給電装置の操作手順を簡素化し、低コスト化を実現すると共に、障害時における給電再構成を可能な限り自動化することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明では、海底中継器の動作電流範囲が大きいことに注目した。現状の動作電流範囲は0.8〜1.7A程度であるが、将来的にさらに拡大することが予想されている。
【0032】
このため、本発明においては、海底通信システム全体に給電を行うための給電電流を1台の給電装置から受け、複数の分岐給電路に該給電電流を分流するようにした海底分岐装置及びその給電制御方法を実現している(付記1及び9)。
図1は、本発明の原理構成例を示したものであり、A局、B局、及びC局の3拠点と海底分岐装置BUとの間が、伝送路区間S1,S2,及びS3でそれぞれ接続されている。同図において、A局に接地された給電装置110は、システム全体に給電するための給電電流I1を主給電路である伝送路区間S1に供給している。
【0033】
海底分岐装置BUでは、給電電流I1を電流I2及びI3に分流し、それぞれ分岐給電路である伝送区間S2及びS3に与える。
B局及びC局は、伝送区間S2及びS3をそれぞれアース210及び310に接続しているだけである。なお、同図において、B局には予備給電装置220が設けられ、C局には可変抵抗R1がアース210に接続されているように図示されているが、これらについては後述する。
【0034】
このように、本発明では、A局のみが給電装置110を有しており、従ってシステムの立上/立下時においては単に給電装置110の電源のオン/オフを行うだけでよいため、A局、B局、及びC局がそれぞれが給電装置を有する従来のように、システムの立上/立下時の煩雑な処理手順が不要となるため、操作手順が簡素化する。さらに、給電装置の台数を削減することができるため、コストを低く抑えることが可能となる。
【0035】
上記の本発明に係る海底分岐装置及びその給電制御方法においては、該分岐給電路のいずれかに障害が発生した時、該障害分岐給電路を開放する(付記2及び10)。
すなわち、本発明に係る海底分岐装置は、該分岐給電路のいずれかに障害が発生した時、該障害分岐給電路を開放することにより、障害が発生した分岐給電路に給電電流を分流せず、正常な分岐給電路のみに分流させる。
【0036】
これにより、給電電流が自動的に障害が発生していない分岐給電路のみに分流されるようになる。従って、分岐給電路の障害時における給電再構成の自動化が可能となる。
また、本発明に係る海底分岐装置及びその給電制御方法においては、該給電装置が該給電電流の供給を停止した時、これを検出して該障害発生前の状態に復帰させることができる(付記3及び11)。
【0037】
すなわち、給電電流の供給がなくなったとき、海底分岐装置は障害発生前の状態に戻る。
これにより、給電装置からの給電電流の供給を再開したとき、障害が復旧していれば、通常通りシステム全体に給電を行うことが可能となる。この場合も、従来のようなシステムの立上/立下時の煩雑な処理手順は不要である。
【0038】
また、本発明に係る海底分岐装置及びその給電制御方法においては、該障害が短絡障害であるとき、該障害分岐給電路に分流される該給電電流の値が閾値より大きな電流値であることを検出して該障害分岐給電路を開放してもよい(付記4及び12)。
【0039】
分岐給電路に短絡障害が発生した場合の例として、図2に示す如く伝送路区間S2に短絡障害が発生した場合について説明する。この場合、給電電流I1は全て障害が発生した分岐給電路である伝送路区間S2に流れようとする。
従って、障害発生直後には、伝送路区間S2に流れる電流値I2が閾値よりも大きな電流値(過大電流)となる。そこで、海底分岐装置BUは、障害分岐給電路である伝送路区間S2を開放することにより、伝送路区間S2に給電電流I1が分流されないようにする。従って、障害の無い伝送路区間S3に給電電流I3(=I1)を流すことが可能となる。
【0040】
これにより、分岐給電路の短絡障害時に自動的に対応することが可能である。
また、本発明に係る海底分岐装置及びその給電制御方法においては、該障害が開放障害であるとき、正常な分岐給電路に分流される該給電電流の値が第1の閾値より大きな電流値であることを検出して該正常な分岐給電路を一旦開放した後、該障害分岐給電路に分流される該給電電流が該第1の閾値より低い第2の閾値より小さな電流値であることを検出して、該障害分岐給電路を開放すると共に該正常な分岐給電路を再接続してもよい(付記5及び13)。
【0041】
分岐給電路に開放障害が生じた場合の例として、図3に示す如く伝送路区間S2に開放障害が発生した場合について説明する。この場合、開放された伝送路区間S2に流れなくなる分の給電電流が、障害の無い分岐給電路である伝送路区間S3に流れ込むため、伝送路区間S3の電流値I3が第1の閾値よりも大きな電流値(過大電流)となる。
【0042】
この場合、伝送路区間S3を開放すると、伝送路区間S3への給電電流の分流が遮断されるが、開放障害のあった伝送路区間S2には給電電流が流れないため、この伝送路区間S2で検出される電流の値は第1の閾値より低い第2の閾値よりも小さいもの(過小電流)となる。
【0043】
従って、分流を止めた伝送路区間S3では障害が発生していない事になる。そこで、伝送路区間S2を開放すると共に伝送路区間S3を再接続して、伝送路区間S3への分流を再開することにより、伝送路区間S3に給電電流I3(=I1)を流すことが可能となる。
【0044】
これにより、分岐給電路の開放障害時にも自動的に対応することが可能となる。
また、本発明に係る海底分岐装置及びその給電制御方法においては、該給電電流が供給されない障害が生じたとき、該分岐給電路のいずれかに接続された予備給電装置から予備給電電流を受け、他の該分岐給電路に該予備給電電流を分流してもよい(付記6及び14)。
【0045】
すなわち、給電装置自体の障害や、給電電流が供給される給電路に生じた障害によって、給電電流が海底分岐装置に供給されない障害が発生した場合は、分岐給電路のいずれかに接続された予備給電装置から予備給電電流を受け、他の分岐給電路に該予備給電電流を分流する。
【0046】
図1のB局に示される給電装置220は、予備給電装置であり、図4に示す如く伝送路区間S1に障害が発生した場合、B局において給電装置220を伝送路区間S2に接続し、予備給電電流I2を流すことにより、予備給電電流I3(=I2)を伝送路区間S3に流すので、伝送路区間S2及びS3の給電が確保される。
【0047】
この場合、予備給電装置220の電源のオン/オフ時には、従来のようなシステムの立上/立下時の煩雑な処理手順が不要である。
また、本発明に係る海底分岐装置及びその給電制御方法においては、該予備給電装置の極性が該給電装置の極性と同じ又は逆の極性であってもよい(付記7及び15)。
【0048】
すなわち、予備給電装置の極性を給電装置の極性と同じにすれば、予備給電装置が接続された分岐給電路に流れる電流の方向が障害の発生前後で逆になる。また、予備給電装置の極性を給電装置の極性と逆にすれば、予備給電装置が接続された分岐給電路に流れる電流の方向が障害の発生前後で同じになる。
【0049】
このように、予備給電装置の極性により、障害時における給電電流の方向を調整することが可能である。
また、本発明に係る海底分岐装置及びその給電制御方法においては、1以上の該分岐給電路が、該給電電流の分流を均等化するための可変抵抗を有してもよい(付記8及び16)。
【0050】
すなわち、給電電流が各分岐給電路に均等に分流されるように、可変抵抗を分岐給電路に接続することができる。
図1に示す例では、C局において分岐給電路である伝送路区間S3に可変抵抗R1が接続されている。これは、海底分岐装置BUからC局までの距離がB局までの距離に比べて短い場合の例である。可変抵抗R1により、伝送路区間S2及びS3に分流される電流I2及びI3の値がほぼ等しい値となる。
【0051】
これにより、各分岐給電路の抵抗値が異なる場合においても、給電電流が偏って分流されることなく、各分岐給電路に均等に分流されることになる。
また、本発明においては、海底通信システム全体に給電を行うための給電電流を供給する1台の給電装置と、該給電電流を複数の分岐給電路に該給電電流を分流する海底分岐装置と、を有する給電制御システムを実現している。(付記17)。
【0052】
この給電制御システムにおいては、該分岐給電路のいずれかに障害が発生した時、該海底分岐装置が、該障害分岐給電路を開放している(付記18)。
また、該給電装置が該給電電流の供給を停止した時、該海底分岐装置が、これを検出して該障害発生前の状態に復帰させてもよい(付記19)。
【0053】
さらに、該障害が短絡障害であるとき、該海底分岐装置が、該障害分岐給電路に分流される該給電電流の値が閾値より大きな電流値であることを検出して該障害分岐給電路を開放してもよい(付記20)。
また、該障害が開放障害であるとき、該海底分岐装置が、正常な分岐給電路に分流される該給電電流の値が第1の閾値より大きな電流値であることを検出して該正常な分岐給電路を一旦開放した後、該障害分岐給電路に分流される該給電電流が該第1の閾値より低い第2の閾値より小さな電流値であることを検出して、該障害分岐給電路を開放すると共に該正常な分岐給電路を再接続してもよい(付記21)。
【0054】
また、本発明に係る給電制御システムにおいては、該給電電流が供給されない障害が生じたとき、該分岐給電路のいずれかに接続する予備給電装置をさらに有し、該海底分岐装置が、該予備給電装置から予備給電電流を受け、他の該分岐給電路に該予備給電電流を分流してもよい(付記22)。
【0055】
この場合、該予備給電装置の極性が該給電装置の極性と同じ又は逆の極性であってもよい(付記23)。
また、本発明に係る給電制御システムにおいては、1以上の該分岐給電路が、該給電電流の分流を均等化するための可変抵抗を有してもよい(付記24)。
【0056】
【発明の実施の形態】
図5は本発明の実施例を示したものである。同図においては、図1と同様にA局、B局、及びC局の3拠点と海底分岐装置BUとの間が、伝送路区間S1,S2,及びS3でそれぞれ接続されている。
【0057】
なお、図5では、実際にA局の給電装置110から伝送路区間S1に供給される電流を1.6Aに設定している。このため、海底分岐装置BUから伝送路区間S2及びS3に分岐される電流はそれぞれ0.8Aとなっている。
また、図6は本発明における海底分岐装置BUの構成例を示したものである。同図に示す符号1及び3は、過大電流検出時にスイッチ制御を行う過大電流検出部であり、符号2及び4は過小電流(電流値0=無電流を含む)検出時にスイッチ制御を行う過小電流検出部である。
【0058】
さらに、各スイッチSW5-1,SW5-2,SW6-1,SW6-2,SW7-1,SW7-2,SW8-1,SW8-2,SW9,及びSW10が図示の如く配置されており、海底分岐装置BUはこれらのスイッチのオン/オフの状態の組合せによって給電電流を適切に分流している。
また、リセット制御部20は、過大電流検出部1及び3、並びに過小電流検出部2及び4が全て無電流になったときに、各スイッチSW5-1〜SW10を通常状態に戻すものである。
【0059】
また、ダイオード11〜13が図示の如く配置されているが、これらは給電電流の方向を規制するためのものである。例えば、ダイオード11は電流がA局に向けて流れるのを防いでいる。ダイオード12及び13の働きについては後述する。
図7は、図6に示した各検出部1〜4の制御動作例を示したものである。過大電流検出部1は、過大電流検出時にスイッチSW5-2をオフにし、スイッチSW6-1及びSW7-1をオンにすると共に、検出部2によるスイッチSW10の制御を抑止する。また、過小電流検出部2は、過小電流検出時にスイッチSW6-2をオフにし、スイッチSW10をオンにする制御を行う。
【0060】
さらに、過大電流検出部3は、過大電流検出時にスイッチSW5-1及びSW8-1をオンにし、スイッチSW7-2をオフにすると共に、検出部4によるスイッチSW9の制御を抑止する。また、過小電流検出部4は、過小電流検出時にスイッチSW8-2をオフにし、スイッチSW9をオンにする制御を行う。
【0061】
なお、リセット制御部20は、過大電流検出部1及び3、並びに過小電流検出部2及び4が全て無電流状態になったとき、各スイッチSW5-1〜SW10を図示の如くリセットする。
図8は、給電路状態と海底分岐装置BU内のスイッチ状態を対応付けた表である。図示の如く、通常時においてはスイッチSW5-2,SW6-2,SW7-2,及びSW8-2がそれぞれオン、それ以外のスイッチは全てオフとなっている。
【0062】
従って、通常時においてA局から海底分岐装置BUに到達した給電電流(1.6A)は、スイッチSW5-2及びSW6-2を経由してB局側に0.8Aが分流され、また、スイッチSW7-2及びSW8-2を経由してC局側に0.8Aが分流される。
以下、各伝送路区間S1,S2,及びS3に障害が発生した場合について、図6〜13を参照して、給電再構成の処理フローを説明する。
【0063】
(1) 伝送路区間 S1 の障害(開放又は短絡)
図9は、伝送路区間S1に障害が発生した場合の処理フローを示したものである。この場合、伝送路区間S1に発生する障害は開放障害であっても短絡障害であっても、A局の給電装置110からの給電が断たれるので、互いに同じ処理フローとなる。
【0064】
まず、伝送路区間S1に障害が発生すると(ステップS100)、B局の予備給電装置220からの給電再構成を行う(同S101)。この場合、海底分岐装置BUのスイッチ状態は図8の通常状態におけるスイッチ状態と同じであるので、B局からスイッチSW5-2,SW6-2,SW7-2,及びSW8-2を通ってC局に至る給電パスが確保される(同S102)。
【0065】
なお、B局の予備給電装置220の極性はプラスでもマイナスでも良いが、B局に向けた電流の向きを障害発生の前後で変えないようにするためには、B局側をマイナスにする必要がある。この場合、C局向けの電流の向きは、障害発生の前後で逆になる。
【0066】
また、図9のステップS102では、B局からC局に至る給電パスの中にスイッチSW5-2が含まれるように図示されているが、これはB局の予備給電装置220の極性をマイナスにしている場合を想定しており、この場合、予備給電電流はダイオード12によりC局からB局の方向に流れる。
【0067】
B局の予備給電装置220の極性をプラスにして給電電流をB局からC局の方向に流す場合は、ダイオード12の接続されたスイッチSW5-2ではなく、ダイオード13側のパスを電流が流れることになる。
また、この時の予備給電電流を0.8Aにすることによって、検出部1による過大電流の検出を防止する事が可能である。
【0068】
(2) 伝送路区間 S2 の開放障害
図10は、伝送路区間S2の開放障害発生時における処理フローを示したものである。伝送路区間S2で開放障害が発生すると(ステップS200)、AC局間で過大電流が流れるため、検出部3でこの過大電流を検出する(同S201)。この時、検出部3はスイッチ制御を行い、スイッチSW5-1及びSW8-1をオンにし、スイッチSW7-2をオフにする(同S202)。
【0069】
さらに検出部3は、検出部4によるスイッチSW9制御を抑止する(同S203)。従って、スイッチSW9の状態はオフのままとなる(同S204)。
次に、AB局間で電流が過小電流となるので、これを検出部2で検出する(同S205)。検出部2はスイッチ制御として、スイッチSW6-2をオフにし、スイッチSW10をオンにする(同S206)。
【0070】
この結果、各スイッチの状態は図8に示す通りとなり、A局からスイッチSW5-1,SW10,及びSW8-1を経由してC局に至る給電パスが確保される(同S207)。このため、A局から供給される1.6Aの給電電流は全てC局に流れることになる。
なお、図8に示す如く、スイッチSW5-1及びSW5-2は共にオンであるが、スイッチSW5-2側のパスの方がダイオード12及び検出部1の分だけ抵抗値が高くなっているため、大部分の電流はスイッチSW5-1側のパスを流れることになる。
(3) 伝送路区間 S2 の短絡障害
図11は、伝送路区間S2の短絡障害発生時における処理フローを示したものである。伝送路区間S2で短絡障害が発生すると(ステップS300)、AB局間で過大電流が流れるため、検出部1でこの過大電流を検出する(同S301)。そこで、検出部1はスイッチ制御を行い、スイッチSW6-1及びSW7-1をオンにし、スイッチSW5-2をオフにする(同S302)。
【0071】
この結果、各スイッチの状態は図8に示す通りとなり、A局からスイッチSW7-1及びSW8-2を経由してC局に至る給電パスが確保される(同S303)。この場合も、A局から供給される1.6Aの給電電流は全てC局に流れることになる。
(4) 伝送路区間 S3 の開放障害
図12は、伝送路区間S3の開放障害発生時における処理フローを示したものである。伝送路区間S2で開放障害が発生すると(ステップS400)、AB局間で過大電流が流れるため、検出部1でこの過大電流を検出する(同S401)。そこで、検出部1はスイッチ制御を行い、スイッチSW6-1及びSW7-1をオンにし、スイッチSW5-2をオフにする(同S402)。
【0072】
さらに検出部1は、検出部2によるスイッチSW10制御を抑止する(同S403)。従って、スイッチSW10の状態はオフのままとなる(同S404)。
次に、AC局間で電流が過小電流となるので、これを検出部4で検出する(同S405)。検出部4はスイッチ制御として、スイッチSW8-2をオフにし、スイッチSW9をオンにする(同S406)。
【0073】
この結果、各スイッチの状態は図8に示す通りとなり、A局からスイッチSW7-1,SW9,及びSW6-1を経由してB局に至る給電パスが確保される(同S407)。このため、A局から供給される1.6Aの給電電流は全てB局に流れることになる。
(5) 伝送路区間 S3 の短絡障害
図13は、伝送路区間S3の短絡障害発生時における処理フローを示したものである。伝送路区間S3で短絡障害が発生すると(ステップS500)、AC局間で過大電流が流れるため、検出部3でこの過大電流を検出する(同S501)。そこで、検出部3はスイッチ制御を行い、スイッチSW5-1及びSW8-1をオンにし、スイッチSW7-2をオフにする(同S502)。
【0074】
この結果、各スイッチの状態は図8に示す通りとなり、A局からスイッチSW5-1及びSW6-2を経由してB局に至る給電パスが確保される(同S503)。この場合も、A局から供給される1.6Aの給電電流は全てB局に流れることになる。
図11〜13の各処理フローにおいて、検出部1又は3による過大電流の検出が、検出部2又は4による過小電流検出よりも先に行われているが、これは、各検出部に使用する素子の特性を利用して過大電流が先に検出されるようにすることが可能である。
【0075】
また、上記の各障害(1)〜(5)が復旧した場合について以下に説明する。
障害(1)の場合は予備給電装置220の電源をオフにし、障害(2)〜(5)の場合は給電装置110の電源をオフにすれば、検出部1〜4の全てにおいて無電流となるため、リセット制御部20によるリセット動作により各スイッチSW5-1〜SW10が通常状態(図8参照)に戻る。ここで、給電装置110の電源をオンにすれば、図6に示すような平常運用時の給電状態に戻すことが可能となる。
【0076】
このように、障害復帰時に平常運用時の給電状態に戻す場合の操作手順が従来に比べて簡素化する。
(付記1)
海底通信システム全体に給電を行うための給電電流を1台の給電装置から受けるための主給電路と、
該給電電流を分流するための複数の分岐給電路と、
を備えたことを特徴とする海底分岐装置。
【0077】
(付記2)付記1において、
該分岐給電路のいずれかに障害が発生した時、該障害分岐給電路を開放する手段を有することを特徴とする海底分岐装置。
(付記3)付記2において、
該給電装置が該給電電流の供給を停止した時、これを検出して該障害発生前の状態に復帰させる手段を有することを特徴とした海底分岐装置。
【0078】
(付記4)付記2において、
該障害が短絡障害であるとき、該障害分岐給電路に分流される該給電電流の値が閾値より大きな電流値であることを検出して該障害分岐給電路を開放することを特徴とする海底分岐装置。
【0079】
(付記5)付記2において、
該障害が開放障害であるとき、正常な分岐給電路に分流される該給電電流の値が第1の閾値より大きな電流値であることを検出して該正常な分岐給電路を一旦開放した後、該障害分岐給電路に分流される該給電電流が該第1の閾値より低い第2の閾値より小さな電流値であることを検出して、該障害分岐給電路を開放すると共に該正常な分岐給電路を再接続することを特徴とする海底分岐装置。
【0080】
(付記6)付記1において、
該給電電流が供給されない障害が生じたとき、該分岐給電路のいずれかに接続された予備給電装置から予備給電電流を受け、他の該分岐給電路に該予備給電電流を分流することを特徴とする海底分岐装置。
【0081】
(付記7)付記6において、
該予備給電装置の極性が該給電装置の極性と同じ又は逆の極性であることを特徴とする海底分岐装置。
(付記8)付記1において、
1以上の該分岐給電路が、該給電電流の分流を均等化するための可変抵抗を有することを特徴とする海底分岐装置。
【0082】
(付記9)
海底通信システム全体に給電を行うための給電電流を1台の給電装置から受ける第1ステップと、
複数の分岐給電路に該給電電流を分流する第2ステップと、
を有することを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。
【0083】
(付記10)付記9において、
該分岐給電路のいずれかに障害が発生した時、該障害分岐給電路を開放する第3ステップをさらに有することを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。
(付記11)付記10において、
該給電装置が該給電電流の供給を停止した時、これを検出して該障害発生前の状態に復帰させる第4ステップをさらに有することを特徴とした海底分岐装置の給電制御方法。
【0084】
(付記12)付記10において、
該障害が短絡障害であるとき、該第3ステップが、該障害分岐給電路に分流される該給電電流の値が閾値より大きな電流値であることを検出して該障害分岐給電路を開放することを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。
【0085】
(付記13)付記10において、
該障害が開放障害であるとき、該第3ステップが、正常な分岐給電路に分流される該給電電流の値が第1の閾値より大きな電流値であることを検出して該正常な分岐給電路を一旦開放した後、該障害分岐給電路に分流される該給電電流が該第1の閾値より低い第2の閾値より小さな電流値であることを検出して、該障害分岐給電路を開放すると共に該正常な分岐給電路を再接続することを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。
【0086】
(付記14)付記9において、
該給電電流が供給されない障害が生じたとき、該分岐給電路のいずれかに接続された予備給電装置から予備給電電流を受ける第5ステップと、他の該分岐給電路に該予備給電電流を分流する第6ステップとをさらに有することを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。
【0087】
(付記15)付記14において、
該予備給電装置の極性が該給電装置の極性と同じ又は逆の極性であることを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。
(付記16)付記9において、
1以上の該分岐給電路が、該給電電流の分流を均等化するための可変抵抗を有することを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。
【0088】
(付記17)
海底通信システム全体に給電を行うための給電電流を供給する1台の給電装置と、
該給電電流を複数の分岐給電路に該給電電流を分流する海底分岐装置と、
を有することを特徴とする給電制御システム。
【0089】
(付記18)付記17において、
該分岐給電路のいずれかに障害が発生した時、該海底分岐装置が、該障害分岐給電路を開放することを特徴とする給電制御システム。
(付記19)付記18において、
該給電装置が該給電電流の供給を停止した時、該海底分岐装置が、これを検出して該障害発生前の状態に復帰させることを特徴とした給電制御システム。
【0090】
(付記20)付記18において、
該障害が短絡障害であるとき、該海底分岐装置が、該障害分岐給電路に分流される該給電電流の値が閾値より大きな電流値であることを検出して該障害分岐給電路を開放することを特徴とする給電制御システム。
【0091】
(付記21)付記18において、
該障害が開放障害であるとき、該海底分岐装置が、正常な分岐給電路に分流される該給電電流の値が第1の閾値より大きな電流値であることを検出して該正常な分岐給電路を一旦開放した後、該障害分岐給電路に分流される該給電電流が該第1の閾値より低い第2の閾値より小さな電流値であることを検出して、該障害分岐給電路を開放すると共に該正常な分岐給電路を再接続することを特徴とする給電制御システム。
【0092】
(付記22)付記17において、
該給電電流が供給されない障害が生じたとき、該分岐給電路のいずれかに接続する予備給電装置をさらに有し、
該海底分岐装置が、該予備給電装置から予備給電電流を受け、他の該分岐給電路に該予備給電電流を分流することを特徴とする給電制御システム。
【0093】
(付記23)付記22において、
該予備給電装置の極性が該給電装置の極性と同じ又は逆の極性であることを特徴とする給電制御システム。
(付記24)付記17において、
1以上の該分岐給電路が、該給電電流の分流を均等化するための可変抵抗を有することを特徴とする給電制御システム。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、1台の給電装置から海底通信システム全体に給電を行うための給電電流を海底分岐装置に供給し、海底分岐装置が複数の分岐給電路に給電電流を分流するように構成したので、3拠点以上の拠点が接続されている海底通信システムの立上/立下時における給電装置の操作手順を簡素化することができ、給電装置の台数を削減できる分だけ低コストになる。
【0095】
また、分岐給電路のいずれかに障害が発生した時、海底分岐装置が障害分岐給電路を開放するように構成したので、分岐給電路の障害時における給電再構成を自動化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海底分岐装置とその給電制御方法及び給電制御システムの原理構成例を示したブロック図である。
【図2】本発明における給電路障害例(1)を示したブロック図である。
【図3】本発明における給電路障害例(2)を示したブロック図である。
【図4】本発明における給電路障害例(3)を示したブロック図である。
【図5】本発明の実施例を示したブロック図である。
【図6】本発明に係る海底分岐装置の構成例を示した回路図ある。
【図7】図6に示した海底分岐装置における各検出部の制御動作例を示した図である。
【図8】図6に示した海底分岐装置内のスイッチ状態を示した一覧表である。
【図9】図6に示した海底分岐装置による障害時における処理フロー(1)を示したフローチャート図である。
【図10】図6に示した海底分岐装置による障害時における処理フロー(2)を示したフローチャート図である。
【図11】図6に示した海底分岐装置による障害時における処理フロー(3)を示したフローチャート図である。
【図12】図6に示した海底分岐装置による障害時における処理フロー(4)を示したフローチャート図である。
【図13】図6に示した海底分岐装置による障害時における処理フロー(5)を示したフローチャート図である。
【図14】従来の給電制御方法を示したブロック図である。
【図15】従来の通常時におけるシステム立上手順(1)を説明するためのブロック図である。
【図16】従来の通常時におけるシステム立上手順(2)を説明するためのブロック図である。
【図17】従来の通常時におけるシステム立上時における電圧及び電流の変化を示した図である。
【図18】従来の通常時における給電状態を示したブロック図である。
【図19】従来の通常時におけるシステム立下手順を説明するためのブロック図である。
【図20】従来の通常時におけるシステム立下時における電圧及び電流の変化を示した図である。
【図21】従来の障害時における給電再構成例を示したブロック図である。
【符号の説明】
BU 海底分岐装置BU
101,201,301,110,220 給電装置
S1,S2,S3 伝送路区間
210,310,410 アース
1,3 過大電流検出部
2,4 過小電流検出部
20 リセット制御部
SW5-1〜SW8-1,SW5-2〜SW8-2,SW9, SW10 スイッチ
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a submarine branching device, a power feeding control method thereof, and a power feeding control system, and more particularly to a submarine branching device used in a submarine communication system, a power feeding control method thereof, and a power feeding control system.
[0002]
In general, in a submarine communication system connecting multiple landing stations, the power for operating a submarine branching unit (Branching Unit) and a submarine repeater, which are responsible for branching optical cables in the sea, is installed at the landing station. A DC constant current is fed from a power feeding device through a conductor of an optical cable.
[0003]
In a submarine communication system, when a fault occurs in the sea, it is difficult to immediately repair and reconfigure the submarine repeater, optical cable, and submarine branching device because they are all in the sea. In particular, since the submarine branching device is a node between multiple stations, a power supply path is provided in preparation for any communication disconnection in the event of a failure so that a failure occurring at one location in the submarine communication system does not affect the entire system. It has an important function of switching (power supply reconfiguration).
[0004]
[Prior art]
FIG. 14 is a diagram illustrating a conventional power feeding control method. In the submarine communication system shown in the figure, the three bases of station A, station B, and station C are connected by a submarine branching device BU. The submarine branching device BU and the stations A, B, and C are connected by transmission path sections S1, S2, and S3 made of optical cables, respectively. In the following description, “transmission path section” may mean a physical optical cable conductor.
[0005]
In addition, the A station, the B station, and the C station have power supply apparatuses (illustrated by PFE) 101, 201, and 301, respectively. The
[0006]
In addition, at station C, transmission between submarine branching device BU and station C is performed by connecting
In the case of such a conventional power supply control method, the person in charge of operating each of the
[0007]
First,System startup procedureIs described below.
FIG. 15 (1) shows a state of the
[0008]
As shown in the figure, in the submarine branching device BU, the transmission line sections S1, S2, and S3 are all connected, and each of the
FIG. 15 (2) shows that the tip of the transmission path section S3 is first released from the
[0009]
A procedure for performing both-end power feeding between the
(1) Submarine branching device BU Transmission line section in S3 Release
First, as shown in FIG. 16 (1), the
[0010]
FIG. 17 (1) shows the voltage and current states of the
[0011]
Next, as shown in FIG. 16 (2), the
[0012]
17 (2) shows the output voltage of the
[0013]
From this state, the output current on the
[0014]
At this time, the relay of the submarine branching device BU operates as shown in FIG. 16 (3), and the transmission path section S3 is opened.
(2)
Note that FIG. 17 (4) shows a voltage state at the time when the output current of the
[0015]
Here, as shown in FIGS. 16 (4) and 17 (5), the
(3)
Next, the
[0016]
Next, from the normal power supply state shown in the figureWhen shutting down the systemThe procedure is described below.
(1)
First, at the time of falling, the output current of the
[0017]
FIG. 19 (1) shows the state at this time, and the 1.0 A constant current power supply between the
(2) Submarine branching device BU Transmission line section in S3 Connection
Here, as shown in FIG. 2B, the
[0018]
At this time, Z2The current value is Y2The voltage value is such that the voltage at the submarine branching device BU becomes 0 when (mA) is reached. Z2Value is Z1Y is smaller than Y2(mA) is an operating current of a relay for connecting the power feeding path of the transmission path section S3 in the submarine branching device BU.
[0019]
Z like this2FIG. 20 (1) shows the state of the voltage and current of each of the
[0020]
Here, when the output current on the
FIG. 20 (2) shows the voltages and currents in the
[0021]
FIG. 20 (3) shows the voltage state at the time when the current on the
(3)
Next, the output voltage on the
[0022]
As described above, the
Also like thisWhen a system failure occursIs described below.
[0023]
First, as a simple example, a case is assumed in which a failure occurs in the transmission path section S3 as shown in FIG. 21 (1) from the normal power supply state in FIG. In this case, both-end power feeding between the
[0024]
Next, it is assumed that a failure occurs in the transmission path section S2 as shown in FIG.
In this case, both-end power feeding between the
[0025]
In this case, it is necessary to shut down the system once and perform power feeding at both ends of the transmission path section without any obstacles. That is, once the person in charge operating each of the
[0026]
The procedure in this case is possible by operating the
[0027]
The operating current Y for opening the transmission line section S2 in the submarine branching device BU in this case1'And operating current Y to connect transmission line section S22'Is Y in the case of the transmission path section S3 described above1And Y2Are different from each other.1'And Y2Output voltage Z corresponding to each1'And Z2It is necessary to understand '.
[0028]
Furthermore, when the failure in the transmission line section S2 is recovered, it is necessary to once shut down the system and start it again.
Also, as shown in (3) in the figure, when a failure occurs in the transmission line section S1, both-end power feeding can be performed between the
[0029]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the conventional power supply control method has a problem that not only the processing at the normal system startup / falling time is complicated, but also the stop time for power supply reconfiguration at the time of failure and at the time of failure recovery is long.
[0030]
In addition, while optical submarine networks are spreading rapidly, cost reduction is desired. However, in the conventional power supply control method, it is necessary to place power supply devices in all stations, which increases the cost of power supply devices. End up.
Accordingly, the present invention provides a submarine branching device, its control method, and a power feeding control system, which simplifies the operation procedure of the power feeding device at the time of system startup / falling, realizes cost reduction, and power feeding reconfiguration at the time of failure. The goal is to automate as much as possible.
[0031]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention has focused on the large operating current range of the submarine repeater. The current operating current range is about 0.8 to 1.7 A, but is expected to expand further in the future.
[0032]
For this reason, in the present invention, a submarine branching device that receives a feeding current for feeding power to the entire submarine communication system from a single feeding device and diverts the feeding current to a plurality of branch feeding paths, and its feeding The control method is realized (
FIG. 1 shows an example of the principle configuration of the present invention. Between the three bases of station A, station B and station C and the submarine branching device BU, transmission path sections S1, S2 and S3 are respectively shown. It is connected. In the figure, a
[0033]
In submarine branching device BU, feeding current I1The current I2And IThreeTo the transmission sections S2 and S3, which are branch feeding paths.
Stations B and C only connect transmission sections S2 and S3 to
[0034]
As described above, in the present invention, only the station A has the
[0035]
aboveIn the submarine branching device and the power feeding control method thereof according to the present invention, when a fault occurs in any one of the branch feeding paths, the fault branch feeding path is opened.(
In other words, the submarine branching device according to the present invention does not divert the feeding current to the branch feeding path where the fault occurs by opening the fault branch feeding path when a fault occurs in any of the branch feeding paths. The current is diverted only to the normal branch feeding path.
[0036]
As a result, the feeding current is automatically shunted only to the branch feeding path where no failure has occurred. Therefore, it is possible to automate power supply reconfiguration when a branch power supply path fails.
Further, in the submarine branching device and the power supply control method thereof according to the present invention, when the power supply device stops supplying the power supply current, this can be detected and returned to the state before the occurrence of the failure (Appendix). 3 and 11).
[0037]
That is, when the supply current is stopped, the submarine branch device returns to the state before the occurrence of the failure.
As a result, when the supply of the supply current from the power supply apparatus is resumed, it is possible to supply power to the entire system as usual if the failure is recovered. Also in this case, a complicated processing procedure at the time of starting / falling of the system as in the prior art is unnecessary.
[0038]
Further, in the submarine branching device and the power feeding control method thereof according to the present invention, when the fault is a short circuit fault, the value of the feeding current shunted to the fault branch feeding path is a current value larger than a threshold value. It may be detected and the failure branch power supply path may be opened (
[0039]
As an example of a case where a short-circuit fault occurs in the branch power supply path, a case where a short-circuit fault occurs in the transmission path section S2 as shown in FIG. 2 will be described. In this case, the feed current I1All attempt to flow in the transmission line section S2, which is a branch feeding line where a failure has occurred.
Therefore, immediately after the failure occurs, the current value I flowing in the transmission line section S22Becomes a current value (excessive current) larger than the threshold value. Therefore, the submarine branching device BU opens the transmission line section S2 that is the fault branch supply line, thereby supplying the feeding current I to the transmission line section S2.1To prevent shunting. Therefore, the feed current IThree(= I1).
[0040]
As a result, it is possible to automatically cope with a short circuit failure in the branch feeding path.
Further, in the submarine branching device and the power feeding control method thereof according to the present invention, when the fault is an open fault, the value of the feeding current shunted to a normal branch feeding path is a current value larger than the first threshold value. After detecting the presence and once opening the normal branch feed path, the feed current shunted to the faulty branch feed path is smaller than a second threshold value lower than the first threshold value. It is possible to detect and open the faulty branch power supply path and reconnect the normal branch power supply path (
[0041]
As an example of the case where an open failure occurs in the branch power supply path, a case where an open failure occurs in the transmission path section S2 as shown in FIG. 3 will be described. In this case, since the supply current that does not flow into the open transmission line section S2 flows into the transmission line section S3 that is a branch power supply path without failure, the current value I of the transmission line section S3ThreeBecomes a larger current value (overcurrent) than the first threshold.
[0042]
In this case, when the transmission line section S3 is opened, the shunting of the feeding current to the transmission line section S3 is interrupted, but since the feeding current does not flow in the transmission line section S2 having an open failure, the transmission line section S2 The value of the current detected in (1) is smaller (undercurrent) than the second threshold lower than the first threshold.
[0043]
Therefore, no failure has occurred in the transmission path section S3 where the diversion is stopped. Therefore, by opening the transmission path section S2 and reconnecting the transmission path section S3 and restarting the shunting to the transmission path section S3, the feeding current I is supplied to the transmission path section S3.Three(= I1).
[0044]
As a result, it is possible to automatically cope with an open failure of the branch feeding path.
Further, in the submarine branching device and the power feeding control method thereof according to the present invention, when a failure occurs in which the feeding current is not supplied, the standby feeding current is received from the standby feeding device connected to one of the branch feeding paths, The preliminary feeding current may be shunted to the other branch feeding path (Appendix 6 and 14).
[0045]
In other words, if a failure occurs in which the feed current is not supplied to the submarine branch device due to a failure in the feed device itself or a failure in the feed path to which the feed current is supplied, a spare connected to one of the branch feed paths The standby power supply current is received from the power supply apparatus, and the preliminary power supply current is shunted to the other branch power supply path.
[0046]
The
[0047]
In this case, when the power of the
In the submarine branching device and the power feeding control method thereof according to the present invention, the polarity of the standby power feeding device may be the same as or opposite to the polarity of the power feeding device (Appendix 7 and 15).
[0048]
That is, if the polarity of the standby power supply device is the same as the polarity of the power supply device, the direction of the current flowing through the branch power supply path to which the standby power supply device is connected is reversed before and after the occurrence of the failure. If the polarity of the standby power supply device is reversed from that of the power supply device, the direction of the current flowing through the branch power supply path to which the standby power supply device is connected is the same before and after the occurrence of the failure.
[0049]
Thus, the direction of the feeding current at the time of failure can be adjusted by the polarity of the standby feeding device.
Further, in the submarine branching device and the power feeding control method thereof according to the present invention, one or more of the branch feeding paths may have a variable resistance for equalizing the shunt current of the feeding current (Appendix 8 and 16). ).
[0050]
In other words, the variable resistor can be connected to the branch power supply path so that the power supply current is equally divided into each branch power supply path.
In the example shown in FIG. 1, a variable resistor R1 is connected to a transmission path section S3 that is a branch feeding path in the C station. This is an example where the distance from the submarine branching device BU to the station C is shorter than the distance to the station B. Current I that is shunted to transmission line sections S2 and S3 by variable resistor R2And IThreeThe values of are almost equal.
[0051]
As a result, even when the resistance values of the respective branch power feeding paths are different, the feeding current is not shunted and is evenly shunted to each branch power feeding path.
Further, in the present invention, one power supply device that supplies a supply current for supplying power to the entire submarine communication system, and a submarine branch device that diverts the supply current to a plurality of branch supply paths, Is realized. (Appendix 17).
[0052]
thisSalaryIn a power control system, when a fault occurs in any one of the branch feed lines, the submarine branch device opens the fault branch feed line.Have(Appendix 18).
In addition, when the power supply device stops supplying the power supply current, the submarine branch device may detect this and restore the state before the occurrence of the failure (Appendix 19).
[0053]
Further, when the fault is a short-circuit fault, the submarine branch device detects that the value of the feed current shunted to the fault branch feed path is a current value larger than a threshold value, and sets the fault branch feed path. It may be opened (Appendix 20).
Further, when the fault is an open fault, the submarine branching device detects that the value of the feeding current shunted to a normal branch feeding path is a current value larger than a first threshold, and After the branch feeding path is once opened, the fault branch feeding path is detected by detecting that the feeding current shunted to the failed branch feeding path has a current value smaller than a second threshold lower than the first threshold. And the normal branch feeding path may be reconnected (Appendix 21).
[0054]
The power supply control system according to the present invention further includes a standby power supply device that is connected to one of the branch power supply paths when a failure occurs in which the supply current is not supplied. The standby power supply current may be received from the power supply apparatus, and the standby power supply current may be shunted to the other branch power supply path (Appendix 22).
[0055]
In this case, the polarity of the auxiliary power supply device may be the same as or opposite to the polarity of the power supply device (Appendix 23).
In the power supply control system according to the present invention, one or more of the branch power supply paths may have a variable resistor for equalizing the diversion of the power supply current (Appendix 24).
[0056]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 5 shows an embodiment of the present invention. In the same figure, as in FIG. 1, the three bases of the A station, the B station, and the C station and the submarine branching device BU are connected by transmission path sections S1, S2, and S3, respectively.
[0057]
In FIG. 5, the current actually supplied from the
FIG. 6 shows a configuration example of the submarine branching device BU in the present invention.
[0058]
In addition, each switch SW5-1, SW5-2, SW6-1, SW6-2, SW7-1, SW7-2, SW8-1, SW8-2, SW9, and SW10 are arranged as shown in the figure. The branching device BU appropriately shunts the feeding current according to the combination of the on / off states of these switches.
The
[0059]
The diodes 11 to 13 are arranged as shown in the figure, but these are for regulating the direction of the feeding current. For example, the diode 11 prevents current from flowing toward the A station. The function of the
FIG. 7 shows an example of the control operation of each of the
[0060]
Furthermore, the excessive
[0061]
The
FIG. 8 is a table in which the power feeding path state and the switch state in the submarine branching device BU are associated with each other. As shown in the figure, in normal times, the switches SW5-2, SW6-2, SW7-2, and SW8-2 are each on, and the other switches are all off.
[0062]
Therefore, the normal supply current (1.6A) from the A station to the submarine branching device BU is divided into 0.8A to the B station side via the switches SW5-2 and SW6-2, and the switch SW7- 0.8A is shunted to station C via 2 and SW8-2.
Hereinafter, the processing flow of power supply reconfiguration will be described with reference to FIGS. 6 to 13 when a failure occurs in each of the transmission path sections S1, S2, and S3.
[0063]
(1) Transmission line section S1 Failure (open or short circuit)
FIG. 9 shows a processing flow when a failure occurs in the transmission path section S1. In this case, regardless of whether the failure occurring in the transmission path section S1 is an open failure or a short-circuit failure, the power supply from the
[0064]
First, when a failure occurs in the transmission path section S1 (step S100), power supply reconfiguration is performed from the standby
[0065]
The polarity of the B station
[0066]
Further, in step S102 of FIG. 9, the switch SW5-2 is shown to be included in the power supply path from the B station to the C station, but this makes the polarity of the standby
[0067]
When the polarity of the B power supply
Further, by setting the standby power supply current at this time to 0.8 A, it is possible to prevent the
[0068]
(2) Transmission line section S2 Opening obstacle
FIG. 10 shows a processing flow when an open failure occurs in the transmission path section S2. When an open failure occurs in the transmission line section S2 (step S200), since an excessive current flows between AC stations, the
[0069]
Further, the
Next, since the current becomes an undercurrent between the AB stations, this is detected by the detection unit 2 (S205). As the switch control, the
[0070]
As a result, the state of each switch is as shown in FIG. 8, and a power supply path from the A station to the C station via the switches SW5-1, SW10, and SW8-1 is secured (S207). For this reason, all the 1.6 A feeding current supplied from the A station flows to the C station.
As shown in FIG. 8, both the switches SW5-1 and SW5-2 are on, but the resistance value is higher in the path on the switch SW5-2 side by the amount of the
(3) Transmission line section S2 Short circuit fault
FIG. 11 shows a processing flow when a short-circuit fault occurs in the transmission path section S2. When a short-circuit fault occurs in the transmission line section S2 (step S300), an excessive current flows between the AB stations, so the
[0071]
As a result, the state of each switch is as shown in FIG. 8, and a power feeding path from the A station to the C station via the switches SW7-1 and SW8-2 is secured (S303). Also in this case, all the 1.6 A feeding current supplied from the A station flows to the C station.
(Four) Transmission line section S3 Opening obstacle
FIG. 12 shows a processing flow when an open failure occurs in the transmission path section S3. When an open failure occurs in the transmission path section S2 (step S400), an excessive current flows between the AB stations, and the
[0072]
Furthermore, the
Next, since the current between AC stations becomes an undercurrent, this is detected by the detection unit 4 (S405 in the same). As the switch control, the
[0073]
As a result, the state of each switch is as shown in FIG. 8, and a power feeding path from the A station to the B station via the switches SW7-1, SW9, and SW6-1 is secured (S407). For this reason, all the 1.6 A feeding current supplied from the A station flows to the B station.
(Five) Transmission line section S3 Short circuit fault
FIG. 13 shows a processing flow when a short circuit fault occurs in the transmission path section S3. If a short-circuit fault occurs in the transmission line section S3 (step S500), an excessive current flows between AC stations, so the
[0074]
As a result, the state of each switch is as shown in FIG. 8, and a power supply path from the A station to the B station via the switches SW5-1 and SW6-2 is secured (S503). In this case as well, the 1.6 A power supply current supplied from station A all flows to station B.
In each processing flow of FIGS. 11 to 13, the detection of the excessive current by the
[0075]
A case where each of the above failures (1) to (5) is restored will be described below.
If the power supply of the
[0076]
In this manner, the operation procedure for returning to the power supply state during normal operation when the failure is restored is simplified as compared with the conventional case.
(Appendix 1)
A main power supply path for receiving a power supply current for supplying power to the entire submarine communication system from one power supply device;
A plurality of branch feed paths for shunting the feed current;
A submarine branching device characterized by comprising:
[0077]
(Appendix 2) In
A submarine branching device comprising means for opening the faulty branch power feeding path when a fault occurs in any of the branch power feeding paths.
(Appendix 3) In
A submarine branching device comprising means for detecting when the power supply device stops supplying the power supply current and returning it to the state before the occurrence of the fault.
[0078]
(Appendix 4) In
When the fault is a short-circuit fault, it is detected that the value of the feed current shunted to the fault branch feed path is a current value larger than a threshold value, and the fault branch feed path is opened. Branch device.
[0079]
(Appendix 5) In
When the fault is an open fault, after detecting that the value of the feed current shunted to the normal branch feed path is a current value larger than the first threshold, the normal branch feed path is once opened. , Detecting that the feeding current shunted to the failed branch feeding path has a current value smaller than a second threshold lower than the first threshold, and opening the failed branch feeding path and the normal branch A submarine branching device characterized by reconnecting a power feeding path.
[0080]
(Appendix 6) In
When a failure occurs in which the power supply current is not supplied, a standby power supply current is received from a standby power supply device connected to one of the branch power supply paths, and the standby power supply current is shunted to the other branch power supply path. Submarine branching device.
[0081]
(Appendix 7) In Appendix 6,
A submarine branching device, wherein the polarity of the auxiliary power feeding device is the same as or opposite to the polarity of the power feeding device.
(Appendix 8) In
The submarine branching device characterized in that one or more of the branch feeding paths have a variable resistance for equalizing the shunt current of the feeding current.
[0082]
(Appendix 9)
A first step of receiving a feeding current for feeding the entire submarine communication system from one feeding device;
A second step of diverting the feeding current to a plurality of branch feeding paths;
A power supply control method for a submarine branching device.
[0083]
(Appendix 10) In
A power feeding control method for a submarine branching device, further comprising a third step of opening the faulty branch power feeding path when a fault occurs in any of the branch power feeding paths.
(Appendix 11) In
A power supply control method for a submarine branching device, further comprising a fourth step of detecting when the power supply device stops supplying the power supply current and returning to the state before the occurrence of the failure.
[0084]
(Appendix 12) In
When the fault is a short-circuit fault, the third step detects that the value of the feed current shunted to the fault branch feed path is a current value greater than a threshold value, and opens the fault branch feed path A power supply control method for a submarine branching device.
[0085]
(Supplementary note 13) In
When the fault is an open fault, the third step detects that the value of the feed current that is shunted to the normal branch feed path is a current value larger than the first threshold, and the normal branch feed Once the path is opened, it is detected that the feeding current shunted to the failed branch feeding path is smaller than a second threshold value that is lower than the first threshold value, and the failed branch feeding path is opened. And a power supply control method for the submarine branch device, wherein the normal branch power supply path is reconnected.
[0086]
(Appendix 14) In
A fifth step of receiving a standby power supply current from a standby power supply device connected to one of the branch power supply paths when a failure occurs in which the power supply current is not supplied, and diverting the standby power supply current to the other branch power supply paths And a power supply control method for the submarine branching device.
[0087]
(Appendix 15) In Appendix 14,
A power feeding control method for a submarine branching device, wherein the polarity of the standby power feeding device is the same as or opposite to the polarity of the power feeding device.
(Appendix 16) In
A power feeding control method for a submarine branching device, wherein one or more of the branch power feeding paths have a variable resistance for equalizing a shunt current of the power feeding current.
[0088]
(Appendix 17)
One power supply device that supplies a power supply current for supplying power to the entire submarine communication system,
A submarine branching device for diverting the feeding current to a plurality of branch feeding paths;
A power supply control system comprising:
[0089]
(Appendix 18) In Appendix 17,
A power supply control system, characterized in that, when a failure occurs in any of the branch power supply paths, the submarine branching device opens the trouble branch power supply path.
(Appendix 19) In Appendix 18,
A power supply control system, wherein when the power supply device stops supplying the power supply current, the submarine branching device detects this and restores the state before the occurrence of the failure.
[0090]
(Appendix 20) In Appendix 18,
When the fault is a short-circuit fault, the submarine branch device detects that the value of the feed current shunted to the fault branch feed path is a current value larger than a threshold value, and opens the fault branch feed path A power supply control system characterized by that.
[0091]
(Appendix 21) In Appendix 18,
When the fault is an open fault, the submarine branching device detects that the value of the feed current that is shunted to a normal branch feed path is a current value that is greater than a first threshold value, and the normal branch feed Once the path is opened, it is detected that the feeding current shunted to the failed branch feeding path is smaller than a second threshold value that is lower than the first threshold value, and the failed branch feeding path is opened. And a power supply control system characterized by reconnecting the normal branch power supply path.
[0092]
(Appendix 22) In Appendix 17,
When a failure occurs in which the feeding current is not supplied, it further has a standby feeding device connected to one of the branch feeding paths,
The power supply control system, wherein the submarine branch device receives a standby power supply current from the standby power supply device and diverts the standby power supply current to the other branch power supply paths.
[0093]
(Appendix 23) In Appendix 22,
A power feeding control system, wherein the polarity of the auxiliary power feeding device is the same as or opposite to the polarity of the power feeding device.
(Appendix 24) In Appendix 17,
The power supply control system, wherein the one or more branch power supply paths have a variable resistance for equalizing a shunt current of the power supply current.
[0094]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the power supply current for supplying power to the entire submarine communication system is supplied from one power supply device to the submarine branch device, and the submarine branch device supplies power to the plurality of branch power supply paths. Since the operation procedure of the power feeding device at the start / fall of the submarine communication system to which three or more bases are connected can be simplified, the number of power feeding devices can be reduced. The cost is reduced by that amount.
[0095]
Further, since the submarine branching device is configured to open the failed branch power supply path when a failure occurs in any of the branch power supply paths, it is possible to automate power supply reconfiguration when the branch power supply path fails. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a principle configuration example of a submarine branching device, a power feeding control method thereof, and a power feeding control system according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a power supply path failure example (1) in the present invention.
FIG. 3 is a block diagram showing an example (2) of a power supply path failure in the present invention.
FIG. 4 is a block diagram showing a power supply path failure example (3) in the present invention.
FIG. 5 is a block diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a circuit diagram showing a configuration example of a submarine branching device according to the present invention.
7 is a diagram showing an example of the control operation of each detection unit in the submarine branching device shown in FIG. 6;
FIG. 8 is a list showing switch states in the submarine branching device shown in FIG. 6;
FIG. 9 is a flowchart showing a processing flow (1) at the time of failure by the submarine branching device shown in FIG. 6;
10 is a flowchart showing a processing flow (2) at the time of failure by the submarine branching device shown in FIG. 6;
FIG. 11 is a flowchart showing a processing flow (3) at the time of failure by the submarine branching device shown in FIG. 6;
12 is a flowchart showing a processing flow (4) at the time of failure by the submarine branching device shown in FIG. 6;
FIG. 13 is a flowchart showing a processing flow (5) at the time of failure by the submarine branching device shown in FIG. 6;
FIG. 14 is a block diagram showing a conventional power feeding control method.
FIG. 15 is a block diagram for explaining a conventional system startup procedure (1) at normal time.
FIG. 16 is a block diagram for explaining a conventional system startup procedure (2) at normal time.
FIG. 17 is a diagram showing changes in voltage and current at the time of system startup in a normal state.
FIG. 18 is a block diagram showing a conventional power supply state at normal time.
FIG. 19 is a block diagram for explaining a conventional system fall procedure in a normal time.
FIG. 20 is a diagram illustrating changes in voltage and current at the time of system shutdown in a conventional normal state.
FIG. 21 is a block diagram showing an example of power supply reconfiguration at the time of a conventional failure.
[Explanation of symbols]
BU Submarine branching device BU
101,201,301,110,220 Power feeding device
S1, S2, S3 transmission path section
210,310,410 Earth
1,3 Overcurrent detector
2,4 Undercurrent detector
20 Reset controller
SW5-1 to SW8-1, SW5-2 to SW8-2, SW9, SW10 switch
In the drawings, the same reference numerals indicate the same or corresponding parts.
Claims (17)
該給電電流を分流するための複数の分岐給電路と、
該分岐給電路のいずれかに障害が発生した時、該障害分岐給電路を開放する手段と、
を備えたことを特徴とする海底分岐装置。A main power supply path for receiving a power supply current for supplying power to the entire submarine communication system from one power supply device;
A plurality of branch feed paths for shunting the feed current;
Means for opening the failure branch power supply path when a failure occurs in any of the branch power supply paths;
A submarine branching device characterized by comprising:
該給電装置が該給電電流の供給を停止した時、これを検出して該障害発生前の状態に復帰させる手段を有することを特徴とした海底分岐装置。In claim 1,
When the power supply device stops supplying the power feeding current, submarine branching unit that is characterized by having a means attempting to bring to a state before the failure was detected.
該障害が短絡障害であるとき、該障害分岐給電路に分流される該給電電流の値が閾値より大きな電流値であることを検出して該障害分岐給電路を開放することを特徴とする海底分岐装置。In claim 1 ,
When the disorder is a short-circuit fault, the seabed, characterized in that it is detected that the value of the power feed current is shunted to the failure branch feed passage is larger current value than the threshold value for opening the disorder branch feed passage Branch device.
該障害が開放障害であるとき、正常な分岐給電路に分流される該給電電流の値が第1の閾値より大きな電流値であることを検出して該正常な分岐給電路を一旦開放した後、該障害分岐給電路に分流される該給電電流が該第1の閾値より低い第2の閾値より小さな電流値であることを検出して、該障害分岐給電路を開放すると共に該正常な分岐給電路を再接続することを特徴とする海底分岐装置。In claim 1 ,
When the fault is an open fault, after detecting that the value of the feed current shunted to the normal branch feed path is a current value larger than the first threshold, the normal branch feed path is once opened. , Detecting that the feeding current shunted to the failed branch feeding path has a current value smaller than a second threshold lower than the first threshold, and opening the failed branch feeding path and the normal branch A submarine branching device characterized by reconnecting a power feeding path .
該給電電流が供給されない障害が生じたとき、該分岐給電路のいずれかに接続された予備給電装置から予備給電電流を受け、他の該分岐給電路に該予備給電電流を分流することを特徴とする海底分岐装置。In claim 1 ,
When a failure in which the power supply current is not supplied occurs, characterized in that the pre-feeding device connected to one of said branch feed passage receiving the preliminary feed current shunts the preliminary feeding current to the other of the branch feed passage Submarine branching device.
該予備給電装置の極性が該給電装置の極性と同じ又は逆の極性であることを特徴とする海底分岐装置。In claim 5 ,
A submarine branching device, wherein the polarity of the auxiliary power feeding device is the same as or opposite to the polarity of the power feeding device.
1以上の該分岐給電路が、該給電電流の分流を均等化するための可変抵抗を有することを特徴とする海底分岐装置。In claim 1 ,
1 or more of said branch feed path, submarine branching unit according to claim Rukoto which have a variable resistor for equalizing the shunt of power feeding current.
複数の分岐給電路に該給電電流を分流する第2ステップと、
該分岐給電路のいずれかに障害が発生した時、該障害分岐給電路を開放する第3ステップと、
を有することを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。 A first step of receiving a feeding current for feeding the entire submarine communication system from one feeding device;
A second step of diverting the feeding current to a plurality of branch feeding paths;
When a failure occurs in any of the branch feed lines, a third step of opening the fault branch feed path;
A power supply control method for a submarine branching device.
該給電装置が該給電電流の供給を停止した時、これを検出して該障害発生前の状態に復帰させる第4ステップをさらに有することを特徴とした海底分岐装置の給電制御方法。 In claim 8,
A power supply control method for a submarine branching device, further comprising a fourth step of detecting when the power supply device stops supplying the power supply current and returning to the state before the occurrence of the failure .
該障害が短絡障害であるとき、該第3ステップが、該障害分岐給電路に分流される該給電電流の値が閾値より大きな電流値であることを検出して該障害分岐給電路を開放することを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。In claim 8 ,
When the fault is a short-circuit fault, the third step detects that the value of the feed current shunted to the fault branch feed path is a current value greater than a threshold value, and opens the fault branch feed path A power supply control method for a submarine branching device.
該障害が開放障害であるとき、該第3ステップが、正常な分岐給電路に分流される該給電電流の値が第1の閾値より大きな電流値であることを検出して該正常な分岐給電路を一旦開放した後、該障害分岐給電路に分流される該給電電流が該第1の閾値より低い第2の閾値より小さな電流値であることを検出して、該障害分岐給電路を開放すると共に該正常な分岐給電路を再接続することを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。In claim 8 ,
When the fault is an open fault, the third step detects that the value of the feed current that is shunted to the normal branch feed path is a current value larger than the first threshold, and the normal branch feed Once the path is opened, it is detected that the feeding current shunted to the failed branch feeding path is smaller than a second threshold value that is lower than the first threshold value, and the failed branch feeding path is opened. And a power supply control method for the submarine branch device, wherein the normal branch power supply path is reconnected .
該給電電流が供給されない障害が生じたとき、該分岐給電路のいずれかに接続された予備給電装置から予備給電電流を受ける第5ステップと、他の該分岐給電路に該予備給電電流を分流する第6ステップとをさらに有することを特徴とする海底分岐装置の給電制御方法。In claim 8 ,
A fifth step of receiving a standby power supply current from a standby power supply device connected to one of the branch power supply paths when a failure occurs in which the power supply current is not supplied, and diverting the standby power supply current to the other branch power supply paths And a power supply control method for the submarine branching device.
該給電電流を複数の分岐給電路に該給電電流を分流する海底分岐装置と、
を有し、
該分岐給電路のいずれかに障害が発生した時、該海底分岐装置が、該障害分岐給電路を開放することを特徴とする給電制御システム。 One power supply device that supplies a power supply current for supplying power to the entire submarine communication system,
A submarine branching device for diverting the feeding current to a plurality of branch feeding paths;
Have
A power supply control system, characterized in that, when a failure occurs in any of the branch power supply paths, the submarine branching device opens the trouble branch power supply path .
該給電装置が該給電電流の供給を停止した時、該海底分岐装置が、これを検出して該障害発生前の状態に復帰させることを特徴とした給電制御システム。In claim 13 ,
A power supply control system , wherein when the power supply device stops supplying the power supply current, the submarine branching device detects this and restores the state before the occurrence of the failure .
該障害が短絡障害であるとき、該海底分岐装置が、該障害分岐給電路に分流される該給電電流の値が閾値より大きな電流値であることを検出して該障害分岐給電路を開放することを特徴とする給電制御システム。In claim 13 ,
When the fault is a short-circuit fault, the submarine branch device detects that the value of the feed current shunted to the fault branch feed path is a current value larger than a threshold value, and opens the fault branch feed path A power supply control system characterized by that .
該障害が開放障害であるとき、該海底分岐装置が、正常な分岐給電路に分流される該給電電流の値が第1の閾値より大きな電流値であることを検出して該正常な分岐給電路を一旦開放した後、該障害分岐給電路に分流される該給電電流が該第1の閾値より低い第2の閾値より小さな電流値であることを検出して、該障害分岐給電路を開放すると共に該正常な分岐給電路を再接続することを特徴とする給電制御システム。In claim 13 ,
When the fault is an open fault, the submarine branching device detects that the value of the feed current that is shunted to a normal branch feed path is a current value that is greater than a first threshold value, and the normal branch feed Once the path is opened, it is detected that the feeding current shunted to the failed branch feeding path is smaller than a second threshold value that is lower than the first threshold value, and the failed branch feeding path is opened. And a power supply control system characterized by reconnecting the normal branch power supply path .
該給電電流が供給されない障害が生じたとき、該分岐給電路のいずれかに接続する予備給電装置をさらに有し、該海底分岐装置が、該予備給電装置から予備給電電流を受け、他の該分岐給電路に該予備給電電流を分流することを特徴とする給電制御システム。In claim 13 ,
When a failure in which the power supply current is not supplied occurs, further comprising a preliminary feeding device connected to one of said branch feed passage,該海bottom branch device receives a pre-feed current from the pre power supply apparatus, the other of the power supply control system characterized that you shunt the preliminary feed current in the branch feed lines.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001218322A JP4627933B2 (en) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | Submarine branching device, power supply control method and power supply control system |
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