JP4627963B2 - 車載用情報通信端末、情報通信システム、及び情報通信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報通信端末、通信契約方法、及び情報通信システムに係り、特に、情報通信端末とセンタとの間で情報通信を行ううえで好適な情報通信端末等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、情報センタから通信により例えばナビゲーション装置の地図情報等が提供される情報通信端末が知られている(例えば、特許文献1参照)。この情報通信システムにおいて、情報センタから情報通信端末への通信サービスは有料で行われる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−48566公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如く情報通信端末と情報センタとの通信が有料で行われるシステムにおいては、情報通信端末の利用者の個人情報を特定し、通信料金や情報配信料等の料金に関する情報を特定し、及び通信上の諸規定を遵守する旨の同意を利用者に得る等の、通信契約を結ぶことが必要である。この点、両者間に通信契約が存在しないにもかかわらず、情報通信端末が情報センタから情報の配信を受けることが可能であると、その情報配信が行われた際に料金引き落としのための処理を行うことができない等の、有料の通信サービスを行ううえで不都合が生ずる。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、情報通信端末とセンタとの通信を通信契約の有無に応じて行うことが可能な情報通信端末、通信契約方法、及び情報通信システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、センタとの間で通信サービスを受けるための通信契約を通信回線を介して結ぶことにより該センタから前記通信回線を介して通信サービスを受け得る車載用情報通信端末であって、
センタとの間で前記通信契約が結ばれているか否かを示す車載端末用契約フラグが格納される端末用記憶部と、
前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可・禁止する通信制御手段と、
前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、ディスプレイに前記通信契約を行うための契約画面を表示し得る表示制御手段と、
前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグがセンタとの前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されているときに該契約画面においてセンタとの該通信契約を結ぶための利用者の入力操作がなされることにより、センタとの該通信契約を結ぶための通信を前記通信回線を介して行う契約用通信手段と、
前記契約用通信手段によるセンタとの通信により前記通信契約が完了された後、センタが該センタの有する対応のセンタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態にセットした旨の該センタからの通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグをセンタとの前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態として前記端末用記憶部に格納するフラグオンセット手段と、を備え、
前記フラグオンセット手段により前記車載端末用契約フラグが前記オン状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可することで、以後、センタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされることによりセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行わない車載用情報通信端末により達成される。
【0007】
本発明において、車載用情報通信端末とセンタとの間の車載用情報通信端末が通信回線を介してセンタから通信サービスを受けるための通信は、利用者の入力操作に従ってオン・オフされる車載端末用契約フラグの状態に応じて許可・禁止される。一方、車載用情報通信端末とセンタとの間の通信契約を結ぶための通信回線を介した通信は、車載用情報通信端末の車載端末用契約フラグがオフ状態にありかつディスプレイに契約画面が表示されているときにその契約画面においてセンタとの通信契約を結ぶための利用者の入力操作がなされることにより行われる。そして、かかる通信により通信契約が完了された場合、センタが該センタの有する対応のセンタ用契約フラグをオン状態にセットした後、その旨のセンタからの通知が車載用情報通信端末に受信された際に、その車載用情報通信端末が車載端末用契約フラグをオン状態にセットする。かかる車載端末用契約フラグがオン状態にセットされると、上記した車載用情報通信端末とセンタとの通信回線を介した通信サービスを受けるための通信が許可され、車載用情報通信端末はセンタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされることによりセンタから通信回線を介して通信サービスを受けることが可能となると共に、ディスプレイに契約画面が表示されなくなる。かかる構成において、上記の通信サービスを受けるための通信は通信契約の有無に応じて行われることとなり、適切な情報通信システムが確立される。
【0009】
尚、上記した車載用情報通信端末において、前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときにセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることによりセンタとの通信によって前記通信契約が解除された場合、前記車載端末用契約フラグを前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納するフラグオフリセット手段を備え、
前記フラグオフリセット手段により前記車載端末用契約フラグが前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を禁止することで、以後、センタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされてもセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができなくなると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行うことができることとしてもよい。
【0010】
この場合、前記フラグオフリセット手段は、前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときにセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることによりセンタとの通信によって前記通信契約が解除された後、センタが前記センタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態にリセットした旨の該センタからの通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグを前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納することとしてもよい。
【0011】
また、上記した車載用情報通信端末において、前記通信制御手段は、前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を、前記車載端末用契約フラグがオフ状態にある場合に禁止すると共に、前記車載端末用契約フラグがオン状態にある場合に許可することとすればよい。
【0012】
尚、上記した車載用情報通信端末において、前記契約用通信手段による前記通信回線を介したセンタとの通信は、前記車載端末用契約フラグがオフ状態にある場合に許可されることとすれば、車載用情報通信端末とセンタとの通信契約の設定を両者の通信により実現する機会を確保することができる。
【0013】
また、上記した車載用情報通信端末において、前記車載端末用契約フラグがオフ状態にある際、センタから通信サービスを受けるための利用者の入力操作が行われた場合に、ディスプレイに、前記表示制御手段による前記契約画面に重ねて、利用者に対してセンタとの通信契約を促す画面を表示する契約促進手段を備えることとすれば、車載用情報通信端末利用者に対してセンタとの情報通信を行ううえで必要な通信契約の促進を図ることができる。
【0014】
また、上記の目的は、センタと車載用情報通信端末との間で通信サービスを受けるための通信契約を通信回線を介して結ぶことにより該センタから前記通信回線を介して該車載用情報通信端末へ通信サービスを行い得る情報通信システムであって、
車載用情報通信端末は、センタとの間で前記通信契約が結ばれているか否かを示す車載端末用契約フラグが格納される端末用記憶部と、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可・禁止する通信制御手段と、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、ディスプレイに前記通信契約を行うための契約画面を表示し得る表示制御手段と、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグがセンタとの前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されているときに該契約画面においてセンタとの該通信契約を結ぶための利用者の入力操作がなされることにより、センタとの該通信契約を結ぶための通信を前記通信回線を介して行う契約用通信手段と、を備え、
センタは、車載用情報通信端末ごとに前記通信契約が結ばれているか否かを示すセンタ用契約フラグが格納されるセンタ用記憶部と、車載用情報通信端末の前記契約用通信手段による前記通信回線を介した該車載用情報通信端末との通信により前記通信契約が完了された際に、該車載用情報通信端末に対応する前記センタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態として前記センタ用記憶部に格納するセンタ用フラグオンセット手段と、前記センタ用フラグオンセット手段により前記センタ用契約フラグが前記オン状態として前記センタ用記憶部に格納された後に該車載用情報通信端末へ該センタ用契約フラグを前記オン状態にセットした旨の通知を行うフラグオン通知手段と、を備えると共に、
車載用情報通信端末は、前記契約用通信手段によるセンタとの通信により前記通信契約が完了された後、センタの前記フラグオン通知手段による通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグをセンタとの前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態として前記端末用記憶部に格納する端末用フラグオンセット手段を備え、かつ、該端末用フラグオンセット手段により前記車載端末用契約フラグが前記オン状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可することで、以後、センタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされることによりセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行わない情報通信システムにより達成される。
また、上記の目的は、センタとの間で通信サービスを受けるための通信契約が結ばれているか否かを示す車載端末用契約フラグが格納される端末用記憶部と、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可・禁止する通信制御手段と、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、ディスプレイに前記通信契約を行うための契約画面を表示し得る表示制御手段と、を備える車載用情報通信端末と、車載用情報通信端末ごとに前記通信契約が結ばれているか否かを示すセンタ用契約フラグが格納されるセンタ用記憶部を備えるセンタとの間で、前記通信契約を前記通信回線を介して結ぶことにより、該センタから前記通信回線を介して該車載用情報通信端末へ通信サービスを行い得る情報通信方法であって、
車載用情報通信端末が、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグがセンタとの前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されているときに該契約画面においてセンタとの該通信契約を結ぶための利用者の入力操作がなされることにより、センタとの該通信契約を結ぶための通信を前記通信回線を介して行う契約用通信ステップと、
センタが、前記契約用通信ステップによる車載用情報通信端末との通信により前記通信契約が完了された際に、該車載用情報通信端末に対応する前記センタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態として前記センタ用記憶部に格納するセンタ用フラグオンセットステップと、
センタが、前記センタ用フラグオンセットステップにより前記センタ用契約フラグが前記オン状態として前記センタ用記憶部に格納された後に該車載用情報通信端末へ該センタ用契約フラグを前記オン状態にセットした旨の通知を行うフラグオン通知ステップと、
車載用情報通信端末が、前記契約用通信ステップによるセンタとの通信により前記通信契約が完了された後、センタの前記フラグオン通知ステップによる通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグをセンタとの前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態として前記端末用記憶部に格納する端末用フラグオンセットステップと、を備え、
前記端末用フラグオンセットステップにより前記車載端末用契約フラグが前記オン状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可することで、以後、車載用情報通信端末がセンタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされることによりセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行わない情報通信方法により達成される。
【0015】
これらの態様の発明において、車載用情報通信端末におけるセンタとの通信契約を結ぶための利用者の入力操作が行われることにより車載用情報通信端末とセンタとの通信契約が完了された際には、まず、センタが該センタの有する該車載用情報通信端末に対応するセンタ用契約フラグをオン状態にセットし、その後、車載用情報通信端末が該車載用情報通信端末の有する車載端末用契約フラグをオン状態にセットする。かかる車載端末用契約フラグがオン状態にセットされると、上記した車載用情報通信端末とセンタとの通信回線を介した通信サービスを受けるための通信が許可され、車載用情報通信端末はセンタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされることによりセンタから通信回線を介して通信サービスを受けることが可能となると共に、ディスプレイに契約画面が表示されなくなる。従って、本発明によれば、車載用情報通信端末とセンタとの通信契約が完了された状況下、センタがその車載用情報通信端末との情報通信を許可する状態となる前にその車載用情報通信端末がセンタとの情報通信を許可する状態となるのを防止することができる。
尚、上記した情報通信システムにおいて、センタは、車載用情報通信端末の前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときにセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることにより該車載用情報通信端末との通信によって前記通信契約が解除された際に、該車載用情報通信端末に対応する前記センタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態として前記センタ用記憶部に格納するセンタ用フラグオフリセット手段と、前記センタ用フラグオフリセット手段により前記センタ用契約フラグが前記オフ状態として前記センタ用記憶部に格納された後に該車載用情報通信端末へ該センタ用契約フラグを前記オフ状態にリセットした旨の通知を行うフラグオフ通知手段と、を備えると共に、
車載用情報通信端末は、前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときにセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることにより該センタとの通信によって前記通信契約が解除された後、センタの前記フラグオフ通知手段による通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグを前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納する端末用フラグオフリセット手段を備え、かつ、該端末用フラグオフリセット手段により前記車載端末用契約フラグが前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を禁止することで、以後、センタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされてもセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができなくなると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行うことができることとしてもよい。
また、上記した情報通信方法において、センタが、車載用情報通信端末の前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときに該車載用情報通信端末とセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることにより該車載用情報通信端末との通信によって前記通信契約が解除された際に、該車載用情報通信端末に対応する前記センタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態として前記センタ用記憶部に格納するセンタ用フラグオフリセットステップと、
センタが、前記センタ用フラグオフリセットステップにより前記センタ用契約フラグが前記オフ状態として前記センタ用記憶部に格納された後に該車載用情報通信端末へ該センタ用契約フラグを前記オフ状態にリセットした旨の通知を行うフラグオフ通知ステップと、
車載用情報通信端末が、前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときに該車載用情報通信端末とセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることにより該センタとの通信によって前記通信契約が解除された後、前記フラグオフ通知ステップによる通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグを前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納する端末用フラグオフリセットステップと、を備え、
前記端末用フラグオフリセットステップにより前記車載端末用契約フラグが前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を禁止することで、以後、車載用情報通信端末がセンタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされてもセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができなくなると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行うことができることとしてもよい。
これらの態様の発明において、車載用情報通信端末におけるセンタとの通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることにより車載用情報通信端末とセンタとの通信契約が解除された際には、まず、センタが該センタの有する該車載用情報通信端末に対応するセンタ用契約フラグをオフ状態にリセットし、その後、車載用情報通信端末が該車載用情報通信端末の有する車載端末用契約フラグをオフ状態にリセットする。かかる車載端末用契約フラグがオフ状態にリセットされると、上記した車載用情報通信端末とセンタとの通信回線を介した通信サービスを受けるための通信が禁止され、車載用情報通信端末はセンタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされてもセンタから通信回線を介して通信サービスを受けることができなくなると共に、ディスプレイに契約画面が表示され得ることとなる。従って、本発明によれば、車載用情報通信端末とセンタとの通信契約が解除された状況下、センタがその車載用情報通信端末との情報通信を禁止する状態となる前にその車載用情報通信端末がセンタとの情報通信を禁止する状態となるのを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例である情報通信システムの構成図を示す。本実施例の情報通信システムは、車両に搭載される車載情報端末10と、車載情報端末10へ配信する情報等を管理するセンタ12と、を備えており、センタ12から車載情報端末10への例えば地図データや音楽・カラオケデータ,ニュースの配信や電子メール等のサービスを行うシステムである。
【0019】
センタ12は、サーバとして機能するホストコンピュータと、地図データや音楽・カラオケデータ,ニュース,電子メールに関する情報並びに各オブジェクトのホームページ情報等を格納するデータベースと、を備えている。センタ12は、通信回線14に接続されており、通信回線14を介して、各車両に搭載された車載情報端末10へ、地図データや音楽・カラオケデータ,ニュース,電子メールに関する情報等を配信する。この際、センタ12から車載情報端末10への情報配信は有料で行われる。
【0020】
車載情報端末10は、各種制御を実行するCPUと、CPUによる制御により通信回線に接続可能なデータ通信モジュール16と、を備えている。車載情報端末10及びデータ通信モジュール16にはそれぞれ、独自のシリアル番号が付されている。車載情報端末10は、データ通信モジュール16により通信回線14を介してセンタ12に接続可能とされている。
【0021】
車載情報端末10のCPUには、運転席近傍に配置された車載マイク、及び、車載スピーカが接続されている。また、車載情報端末10は、車両搭乗者の携帯電話を接続させるための接続器と、SD(Secure Digital)カードやDVD−ROM等を挿入・装着可能なスロットと、車両搭乗者に視認可能な表示部と車両搭乗者に操作される操作入力部とを一体に構成したタッチディスプレイ18と、を備えている。更に、車載情報端末10は、ブラウザを搭載し、データ通信モジュール16を介したセンタ12との通信により取り出した情報をタッチディスプレイ18に表示することが可能となっている。
【0022】
車載情報端末10は、センタ12との通信により動作する機能と、センタ12との通信を行うことなく動作する機能と、を有している。具体的に、センタ12との通信により動作する機能としては、インターネットや、センタ12から配信される地図データや音楽・カラオケデータ,ニュース,電子メールに関する情報等の受信等がある。また、センタ12との通信を行うことなく動作する機能としては、車載マイク、車載スピーカ、及びタッチディスプレイ18を用いた、車載情報端末10に接続された携帯電話のハンズフリー通話、メモリカードやDVD−ROM等を用いたオーディオ再生,ムービー再生、及びテレビ・ラジオ放送等がある。
【0023】
一般に、車載情報端末10の使用が開始される際、具体的には、車載情報端末10が搭載される車両の購入時には、センタ12に利用者の氏名,住所,電話番号やIDコード,パスワード等の個人情報を車載情報端末10のシリアル番号とデータ通信モジュール16のシリアル番号とを対応させて登録するユーザ登録が書面で又は通信回線を利用して行われる。
【0024】
上記の如く、車載情報端末10は、センタ12との通信により動作する機能と、センタ12との通信を行うことなく動作する機能と、を有しているが、センタ12から車載情報端末10への情報配信は有料で行われるため、車載情報端末10とセンタ12との間で通信サービスを受けるための利用契約(以下、通信契約と称す)が結ばれていない状態で、その車載情報端末10へセンタ12から情報配信を行うことができるものとすると、通信料金や情報配信料等の料金請求が不可能となる等の不都合が生ずる。従って、かかる不都合を回避するうえでは、上記したユーザ登録とは別に通信契約を車載情報端末10とセンタ12との間で結ばせることが妥当であり、これにより、車載情報端末10がセンタ12との通信により動作する機能を確保することが望ましい。
【0025】
そこで、本実施例において、例えば携帯電話のハンズフリー通話やオーディオ再生等の、車載情報端末10がセンタ12との通信を行うことなく動作する機能は、車載情報端末10とセンタ12との通信契約が結ばれていなくても実現されるが、一方、地図データや音楽・カラオケデータの配信や電子メールの受信,インターネット等の、車載情報端末10がセンタ12との通信による動作する機能は、その通信契約が結ばれていない場合には実現されず、その通信契約が結ばれた場合に始めて実現される。
【0026】
すなわち、本実施例において、車載情報端末10は、端末記憶部20を有している。車載情報端末10の端末記憶部20には、自己の車載情報端末10とセンタ12との通信契約が結ばれることにより完了しているか或いは破棄されることにより解除されているか否かを示す端末用契約フラグが格納されている。端末用契約フラグは、車載情報端末10とセンタ12との通信契約が完了した際にオン状態とされ、その通信契約が解除された際にオフ状態とされる。
【0027】
また、センタ12は、センタ記憶部22を有している。センタ12のセンタ記憶部22には、各車載情報端末10ごとの、車載情報端末10とセンタ12との通信契約が結ばれることにより完了しているか或いは破棄されることにより解除されているか否かを示すセンタ用契約フラグが格納されている。センタ用契約フラグも、上記した端末用契約フラグと同様に、車載情報端末10とセンタ12との通信契約が完了した際にオン状態とされ、その通信契約が解除された際にオフ状態とされる。
【0028】
以下、図2乃至図4を参照して、端末用契約フラグの状態およびセンタ用契約フラグの状態を変更するための制御、及び、それら各フラグの状態に基づいた制御について説明する。
【0029】
図2は、本実施例において車載情報端末10が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図2に示すルーチンは、その処理が終了するごとに繰り返し起動されるルーチンである。図2に示すルーチンが起動されると、まずステップ100の処理が実行される。
【0030】
ステップ100では、自己の車載情報端末10が有する端末用契約フラグがオン状態にあるか否かが判別される。端末用契約フラグがオン状態にないと判別された場合は、次にステップ102の処理が実行される。ステップ102では、自己の車載情報端末10とセンタ12との通信契約を結ぶための通信を許可する一方で、その通信契約のための通信以外の通信を禁止する処理が実行される。
【0031】
本ステップ102の処理が実行されると、以後、車載情報端末10は、利用者によりブラウザ画面上でセンタ12との通信契約を結ぶための入力操作がなされた場合には、センタ12との通信を行うことができるが、一方、利用者によりセンタ12との通信契約を結ぶための入力操作以外のセンタ12から情報配信を受けるための入力操作、例えばセンタ12に音楽・カラオケデータを配信させるための“音楽・カラオケ配信”ボタンの押下や電子メールを受信するための“メール受信”ボタンの押下等がなされた場合には、その情報の配信を受けることを目的としてセンタ12との通信を行うことができない。
【0032】
また、これらの場合、具体的には、センタ12との通信契約が結ばれていない状態で、センタ12との通信契約を結ぶための入力操作が行われた場合のみならず、他のセンタ12から情報配信を受けるための入力操作が行われた場合にも、車載情報端末10のタッチディスプレイ18に、その通信契約を行うための契約画面(具体的には、料金等の契約内容,規約事項等を示す画面,料金の引き落とし口座の入力画面)が表示される。そして、センタ12との通信契約を結ぶための入力操作以外のセンタ12から情報配信を受けるための入力操作が行われた場合には、更に、契約画面に重ねて、例えば「本サービスはセンタとの通信契約が必要です。通信契約を結ぶ場合は、ブラウザボタンを押下して下さい。」等の、現時点で通信契約が結ばれていない旨の文字が表示される。
【0033】
ステップ104では、タッチディスプレイ18にセンタ12との通信契約を結ぶための契約画面が表示されているか否かが判別される。その結果、契約画面が表示されていないと判別された場合は、今回のルーチンは終了される。一方、契約画面が表示されていると判別された場合は、次にステップ106の処理が実行される。
【0034】
ステップ106では、タッチディスプレイ18に表示された契約画面において利用者により例えば“契約”ボタンの押圧等の通信契約を結ぶための入力操作が行われることにより、通信契約が完了したか否かが判別される。その結果、通信契約が完了していないと判別された場合は、今回のルーチンは終了される。一方、通信契約が完了したと判別された場合は、次にステップ108の処理が実行される。ステップ108では、センタ12から送信される所定の通知が受信されたか否かが判別される。
【0035】
ここで、センタ12が所定の通知を送信する手順について説明する。図3は、本実施例においてセンタ12が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図3に示すルーチンは、その処理が終了するごとに繰り返し起動されるルーチンである。図3に示すルーチンが起動されると、まずステップ150の処理が実行される。
【0036】
ステップ150では、車載情報端末10との通信接続がなされているか否かが判別される。センタ12と車載情報端末10との通信接続は、車載情報端末10におけるブラウザ起動により実現される。その結果、否定判定がなされた場合は、以後、何ら処理が進められることなく今回のルーチンが終了される。一方、肯定判定がなされた場合は、次にステップ152の処理が実行される。
【0037】
ステップ152では、車載情報端末10において利用者により通信契約を結ぶための入力操作が行われることにより、センタ12と車載情報端末10との通信契約が完了したか否かが判別される。その結果、通信契約が完了したと判別された場合は、次にステップ154の処理が実行される。
【0038】
ステップ154では、センタ12の有する、通信接続がなされている車載情報端末10のセンタ用契約フラグをオン状態にセットする処理が実行される。本ステップ154の処理が行われると、以後、センタ12は、その通信接続する車載情報端末10との通信契約が結ばれたと判断する。そして、ステップ156では、その通信接続がなされている車載情報端末10へそのセンタ用契約フラグをオン状態にセットした旨のフラグオン通知を行う処理が実行される。本ステップ156の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0039】
一方、上記ステップ152において通信契約が完了していないと判別された場合は、次にステップ158の処理が実行される。ステップ158では、車載情報端末10において利用者により例えば“契約解除”ボタンの押圧等の通信契約を破棄するための入力操作が行われることにより、センタ12と車載情報端末10との通信契約が解除されたか否かが判別される。その結果、通信契約が解除されていないと判別された場合は、今回のルーチンは終了される。通信契約が解除されたと判別された場合は、次にステップ160の処理が実行される。
【0040】
ステップ160では、センタ12の有する、通信接続がなされている車載情報端末10のセンタ用契約フラグをオフ状態にリセットする処理が実行される。本ステップ160の処理が実行されると、以後、センタ12は、通信接続する車載情報端末10との通信契約が破棄されたと判断し、通信契約時に設定したユーザ情報の削除を行うと共に、例えば車載情報端末10を一体に車両が売却される場合等にはユーザ登録時やその登録後に設定した利用者の氏名や住所等の情報も削除することとしてもよい。そして、ステップ162では、通信接続がなされている車載情報端末10へそのセンタ用契約フラグをオフ状態にリセットした旨のフラグオフ通知を行う処理が実行される。本ステップ160の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0041】
上記図3に示すルーチンによれば、センタ12が、センタ12と車載情報端末10との通信契約の完了操作が行われた際に、その車載情報端末10に対応するセンタ用契約フラグをオフ状態からオン状態へ変更すると共に、その後にその車載情報端末10へのフラグオン通知を行うことができる。また、センタ12と車載情報端末10との通信契約の解除操作が行われた際に、その車載情報端末10に対応するセンタ用契約フラグをオン状態からオフ状態へ変更すると共に、その後にその車載情報端末10へのフラグオフ通知を行うことができる。この点、センタ12の有するセンタ用契約フラグは、車載情報端末10における利用者の入力操作に従ってオン・オフされる。
【0042】
上記図2に示すルーチン中のステップ108においては、具体的に、上記図3に示すルーチンに従ってセンタ12から送信されるフラグオン通知を受信したか否かが判別される。その結果、フラグオン通知が受信されていないと判別された場合は、今回のルーチンが終了される。一方、フラグオン通知が受信されたと判別された場合は、次にステップ110の処理が実行される。
【0043】
ステップ110では、自己の車載情報端末10の有する端末用契約フラグをオン状態にセットする処理が実行される。本ステップ110の処理が実行されると、以後、車載情報端末10は、センタ12との通信契約が結ばれたと判断する。本ステップ110の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0044】
一方、上記ステップ100において端末用契約フラグがオン状態にあると判別された場合は、次にステップ112の処理が実行される。ステップ112では、自己の車載情報端末10とセンタ12との通信契約を結ぶための通信以外の通信を許可する処理が実行される。
【0045】
本ステップ112の処理が実行されると、以後、車載情報端末10は、利用者によりセンタ12との通信契約を結ぶための入力操作以外のセンタ12から情報配信を受けるための入力操作がなされた場合に、その情報の配信を受けることを目的としてセンタ12との通信を行うことができる。この際、利用者は、センタ12からの通信による各種情報を取得することができる。尚、この場合には、既に通信契約が結ばれているので、タッチディスプレイ18に通信契約を結ぶための通信を行う必要はなく、従って、かかる通信が行われることも、また、契約画面が表示されることもない。
【0046】
ステップ114では、タッチディスプレイ18にセンタ12との通信契約を破棄するための解除画面が表示されているか否かが判別される。この解除画面は、通信契約が結ばれた後に、タッチディスプレイ18に表示されるものである。その結果、解除画面が表示されていないと判別された場合は、今回のルーチンは終了される。一方、解除画面が表示されていると判別された場合は、次にステップ116の処理が実行される。
【0047】
ステップ116では、タッチディスプレイ18に表示された解除画面において利用者により通信契約を破棄するための入力操作が行われることにより、センタ12と車載情報端末10との通信契約が解除されたか否かが判別される。その結果、通信契約が解除されていないと判別された場合は、今回のルーチンは終了される。一方、通信契約が解除されたと判別された場合は、次にステップ118の処理が実行される。
【0048】
ステップ118では、上記図3に示すルーチンに従ってセンタ12から送信されるフラグオフ通知を受信したか否かが判別される。その結果、フラグオフ通知が受信されていないと判別された場合は、今回のルーチンが終了される。一方、フラグオフ通知が受信されたと判別された場合は、次にステップ120の処理が実行される。
【0049】
ステップ120では、自己の車載情報端末10の有する端末用契約フラグをオフ状態にリセットする処理が実行される。本ステップ120の処理が実行されると、以後、車載情報端末10は、センタ12との通信契約が破棄されたと判断し、通信契約後に設定したユーザ情報の削除を行うと共に、場合によってはユーザ登録時やその登録後に設定した情報も削除する。本ステップ120の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0050】
上記図2に示すルーチンによれば、車載情報端末10が、センタ12との通信契約の完了操作が行われ、かつ、センタ12からのフラグオン通知を受信した際に、端末用契約フラグをオフ状態からオン状態へ変更することができる。また、センタ12との通信契約の解除操作が行われ、かつ、センタ12からのフラグオフ通知を受信した際に、端末用契約フラグをオン状態からオフ状態へ変更することができる。この点、車載情報端末10の有する端末用契約フラグは、利用者の入力操作に従ってオン・オフされる。
【0051】
センタ12から車載情報端末10へのフラグオン通知は、センタ12の有するその車載情報端末10に対応するセンタ用契約フラグがオン状態へ変更された後になされる。また、フラグオフ通知は、センタ用契約フラグがオフ状態へ変更された後になされる。従って、車載情報端末10の有する端末用契約フラグは、通信契約が完了することによりセンタ12の有するセンタ用契約フラグがオン状態へ変更された後、その変更によりセンタ12が送信するフラグオン通知をその車載情報端末10が受信した際にオン状態に変更されると共に、通信契約が解除されることによりセンタ用契約フラグがオフ状態へ変更された後、その変更によりセンタ12が送信するフラグオフ通知をその車載情報端末10が受信した際にオフ状態に変更される。
【0052】
すなわち、通信契約が完了すると、まず、センタ12の有するセンタ用契約フラグがオン状態とされ、その後、車載情報端末10の有する端末用契約フラグがオン状態とされる。また、通信契約が解除されると、まず、センタ12の有するセンタ用契約フラグがオフ状態とされ、その後、車載情報端末10の有する端末用契約フラグがオフ状態とされる。従って、通信契約が完了した際に、センタ12がその情報通信端末10との通信を許可する状態となる前にその情報通信端末10がセンタ12との通信を許可する状態となることはなく、また、通信契約が解除された際に、センタ12がその情報通信端末10との通信を禁止する状態となる前にその情報通信端末10がセンタ12との通信を禁止する状態となることはない。
【0053】
このため、本実施例の如き端末用契約フラグとセンタ用契約フラグとの設定順序によれば、通信契約の完了操作が行われた後において、利用者が車載情報端末10とセンタ12との通信を行うべく入力操作した際に、センタ12がその通信を受け付けない事態が生ずるのを回避することができる。また、通信契約の解除操作が行われた後において、利用者が車載情報端末10とセンタ12との通信が行われないことを認識しつつ不意に通信のための入力操作を行った際に、実際にはセンタ12において通信契約が維持されていたために意図しない料金が利用者に請求される事態を防止することができる。
【0054】
また、上記図2に示すルーチンによれば、端末用契約フラグの状態に応じてセンタ12との通信を許可・禁止することができる。具体的には、端末用契約フラグがオン状態にある場合には、センタ12との通信契約を結ぶための通信以外の通信を許可し、一方、端末用契約フラグがオフ状態にある場合には、センタ12との通信契約を結ぶための通信を除いてそれ以外の通信を禁止することができる。
【0055】
上記の如く、端末用契約フラグは、自己の車載情報端末10とセンタ12との通信契約が完了しているか或いは解除されているか否かを示すフラグである。従って、本実施例によれば、車載情報端末10とセンタ12との通信を通信契約の有無に応じて行うことができる。この場合には、通信契約が結ばれていない状態でセンタ12から車載情報端末10へ各種情報が配信されることはなく、不要な通信は排除されるので、従って、本実施例においては、車載情報端末10とセンタ12とで適切な情報通信システムが確立される。
【0056】
尚、本実施例において、車載情報端末10の端末用契約フラグがオフ状態にあっても、車載情報端末10とセンタ12との通信契約を結ぶための通信は許可される。この点、その通信契約の設定を両者の通信により実現する機会が確保されており、その通信契約の設定を容易に行うことが可能となっている。
【0057】
また、本実施例においては、端末用契約フラグがオフ状態にあり、センタ12との通信契約が結ばれていない場合、車載情報端末10においてセンタ12との通信契約を結ぶための入力操作以外のセンタ12から情報配信を受けるための入力操作が行われると、タッチディスプレイ18に、車載情報端末10においてセンタ12との通信契約を結ぶための入力操作が行われた場合と同様に、通信契約を行うための契約画面が表示されると共に、更に、通信契約を促す所定の文字が表示される。
【0058】
この点、車載情報端末10とセンタ12との通信契約が結ばれていない場合には、車載情報端末10においてセンタ12からの情報配信を受けるための入力操作が行われても、センタ12がその情報を配信せず、かかる入力操作が行われた際にタッチディスプレイ18の表示が通信契約の設定を促す画面に切り替わる。従って、本実施例においては、車載情報端末10とセンタ12との通信契約が結ばれていない場合にはその通信契約の設定が促され、車載情報端末10の利用者に対してセンタ12からの情報配信を受けるうえで必要な通信契約の促進が図られている。
【0059】
図4は、センタ用契約フラグを用いた制御を行うべく、本実施例においてセンタ12が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図4に示すルーチンは、その処理が終了するごとに繰り返し起動されるルーチンである。図4に示すルーチンが起動されると、まずステップ180の処理が実行される。
【0060】
ステップ180では、例えばバーゲンセールや映画鑑賞会等の案内を内容とする電子メールによるダイレクトメールを各車載情報端末10へ配信するタイミングであるか否かが判別される。尚、このタイミングは、定期的であってもよいし、案内を行う必要があるだけ等の不定期であってもよい。その結果、否定判定がなされた場合は、今回のルーチンは終了される。一方、肯定判定がなされた場合は、次にステップ182の処理が実行される。
【0061】
ステップ182では、センタ12の有するセンタ用契約フラグがオン状態となっている車載情報端末10のシリアル番号を抽出する処理が実行された後、その抽出されたシリアル番号を有する車載情報端末10にのみ上記ダイレクトメールを配信する処理が実行される。本ステップ182の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0062】
上記図4に示すルーチンによれば、電子メールによるダイレクトメールを、センタ12側においては通信契約が結ばれていると判断される車載情報端末10にのみ配信することができる。かかる構成においては、センタ12が電子メールによるダイレクトメールを送信する車載情報端末10が、センタ12側においては通信契約が結ばれていると判断されるものに限定される。従って、本実施例によれば、センタ12からセンタ12との通信契約が完了していない車載情報端末10へ電子メールによるダイレクトメールが送信されるのを防止することができ、車載情報端末10に対して通信契約の有無に応じたセンタ12による通信サービスの差別化を図ることが可能となっている。
【0063】
尚、上記の実施例においては、車載情報端末10が特許請求の範囲に記載した「情報通信端末」に、端末用契約フラグが特許請求の範囲に記載した「フラグ」及び「通信契約フラグ」に、センタ用契約フラグが特許請求の範囲に記載した「通信契約フラグ」に、電子メールによるダイレクトメールが特許請求の範囲に記載した「所定の情報」に、それぞれ相当している。
【0064】
また、上記の実施例においては、車載情報端末10が、上記図2に示すルーチン中のステップ102,112の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「通信制御手段」が、端末用契約フラグがオフ状態にある状況下、利用者によりセンタ12との通信契約を結ぶための入力操作以外のセンタ12から情報配信を受けるための入力操作が行われた際に、タッチディスプレイ18にセンタ12との通信契約を促す画面を表示することにより特許請求の範囲に記載した「契約促進手段」が、ステップ110,120の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「第2のステップ」が、センタ12から上記図4に示すルーチンに従って送信される電子メールによるダイレクトメールをデータ通信モジュール116で受信することにより特許請求の範囲に記載した「受信手段」が、それぞれ実現されている。
【0065】
更に、上記の実施例においては、センタ12が、上記図3に示すルーチン中のステップ154,160の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「第1のステップ」及び「契約フラグ変更手段」が、上記図4に示すルーチン中のステップ182の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「送信手段」が、それぞれ実現されている。
【0066】
ところで、上記の実施例においては、センタ12が車載情報端末10へセンタ用契約フラグの状態に応じて送信する情報が、電子メールによるダイレクトメールであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、通信契約が結ばれている車載情報端末10には送信し、通信契約が結ばれていない車載情報端末10には送信しない情報であればよい。
【0067】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、車載用情報通信端末とセンタとの情報通信を、通信契約の有無に応じて実行することができる。また、車載用情報通信端末とセンタとの通信契約が完了又は解除された状況下、センタがその車載用情報通信端末との情報通信を許可・禁止する状態となる前にその車載用情報通信端末がセンタとの情報通信を許可・禁止する状態となるのを防止することができる。
【0070】
請求項6記載の発明によれば、端末利用者に対して車載用情報通信端末とセンタとの情報通信を行ううえで必要な通信契約の促進を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である情報通信システムの構成図である。
【図2】本実施例の情報通信端末において実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図3】本実施例のセンタにおいて実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【図4】本実施例のセンタにおいて、情報通信端末へ所定の情報を送信する際に実行される制御ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 車載情報端末
12 センタ
20 端末記憶部
22 センタ記憶部
Claims (10)
- センタとの間で通信サービスを受けるための通信契約を通信回線を介して結ぶことにより該センタから前記通信回線を介して通信サービスを受け得る車載用情報通信端末であって、
センタとの間で前記通信契約が結ばれているか否かを示す車載端末用契約フラグが格納される端末用記憶部と、
前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可・禁止する通信制御手段と、
前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、ディスプレイに前記通信契約を行うための契約画面を表示し得る表示制御手段と、
前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグがセンタとの前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されているときに該契約画面においてセンタとの該通信契約を結ぶための利用者の入力操作がなされることにより、センタとの該通信契約を結ぶための通信を前記通信回線を介して行う契約用通信手段と、
前記契約用通信手段によるセンタとの通信により前記通信契約が完了された後、センタが該センタの有する対応のセンタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態にセットした旨の該センタからの通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグをセンタとの前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態として前記端末用記憶部に格納するフラグオンセット手段と、を備え、
前記フラグオンセット手段により前記車載端末用契約フラグが前記オン状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可することで、以後、センタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされることによりセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行わないことを特徴とする車載用情報通信端末。 - 前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときにセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることによりセンタとの通信によって前記通信契約が解除された場合、前記車載端末用契約フラグを前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納するフラグオフリセット手段を備え、
前記フラグオフリセット手段により前記車載端末用契約フラグが前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を禁止することで、以後、センタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされてもセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができなくなると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行うことができることを特徴とする請求項1記載の車載用情報通信端末。 - 前記フラグオフリセット手段は、前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときにセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることによりセンタとの通信によって前記通信契約が解除された後、センタが前記センタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態にリセットした旨の該センタからの通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグを前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納することを特徴とする請求項2記載の車載用情報通信端末。
- 前記通信制御手段は、前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を、前記車載端末用契約フラグがオフ状態にある場合に禁止すると共に、前記車載端末用契約フラグがオン状態にある場合に許可することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の車載用情報通信端末。
- 前記契約用通信手段による前記通信回線を介したセンタとの通信は、前記車載端末用契約フラグがオフ状態にある場合に許可されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の車載用情報通信端末。
- 前記車載端末用契約フラグがオフ状態にある際、センタから通信サービスを受けるための利用者の入力操作が行われた場合に、ディスプレイに、前記表示制御手段による前記契約画面に重ねて、利用者に対してセンタとの通信契約を促す画面を表示する契約促進手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載の車載用情報通信端末。
- センタと車載用情報通信端末との間で通信サービスを受けるための通信契約を通信回線を介して結ぶことにより該センタから前記通信回線を介して該車載用情報通信端末へ通信サービスを行い得る情報通信システムであって、
車載用情報通信端末は、センタとの間で前記通信契約が結ばれているか否かを示す車載端末用契約フラグが格納される端末用記憶部と、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可・禁止する通信制御手段と、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、ディスプレイに前記通信契約を行うための契約画面を表示し得る表示制御手段と、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグがセンタとの前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されているときに該契約画面においてセンタとの該通信契約を結ぶための利用者の入力操作がなされることにより、センタとの該通信契約を結ぶための通信を前記通信回線を介して行う契約用通信手段と、を備え、
センタは、車載用情報通信端末ごとに前記通信契約が結ばれているか否かを示すセンタ用契約フラグが格納されるセンタ用記憶部と、車載用情報通信端末の前記契約用通信手段による前記通信回線を介した該車載用情報通信端末との通信により前記通信契約が完了された際に、該車載用情報通信端末に対応する前記センタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態として前記センタ用記憶部に格納するセンタ用フラグオンセット手段と、前記センタ用フラグオンセット手段により前記センタ用契約フラグが前記オン状態として前記センタ用記憶部に格納された後に該車載用情報通信端末へ該センタ用契約フラグを前記オン状態にセットした旨の通知を行うフラグオン通知手段と、を備えると共に、
車載用情報通信端末は、前記契約用通信手段によるセンタとの通信により前記通信契約が完了された後、センタの前記フラグオン通知手段による通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグをセンタとの前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態として前記端末用記憶部に格納する端末用フラグオンセット手段を備え、かつ、該端末用フラグオンセット手段により前記車載端末用契約フラグが前記オン状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可することで、以後、センタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされることによりセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行わないことを特徴とする情報通信システム。 - センタは、車載用情報通信端末の前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときにセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることにより該車載用情報通信端末との通信によって前記通信契約が解除された際に、該車載用情報通信端末に対応する前記センタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態として前記センタ用記憶部に格納するセンタ用フラグオフリセット手段と、前記センタ用フラグオフリセット手段により前記センタ用契約フラグが前記オフ状態として前記センタ用記憶部に格納された後に該車載用情報通信端末へ該センタ用契約フラグを前記オフ状態にリセットした旨の通知を行うフラグオフ通知手段と、を備えると共に、
車載用情報通信端末は、前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときにセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることにより該センタとの通信によって前記通信契約が解除された後、センタの前記フラグオフ通知手段による通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグを前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納する端末用フラグオフリセット手段を備え、かつ、該端末用フラグオフリセット手段により前記車載端末用契約フラグが前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を禁止することで、以後、センタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされてもセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができなくなると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行うことができることを特徴とする請求項7記載の情報通信システム。 - センタとの間で通信サービスを受けるための通信契約が結ばれているか否かを示す車載端末用契約フラグが格納される端末用記憶部と、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可・禁止する通信制御手段と、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグの状態に応じて、ディスプレイに前記通信契約を行うための契約画面を表示し得る表示制御手段と、を備える車載用情報通信端末と、車載用情報通信端末ごとに前記通信契約が結ばれているか否かを示すセンタ用契約フラグが格納されるセンタ用記憶部を備えるセンタとの間で、前記通信契約を前記通信回線を介して結ぶことにより、該センタから前記通信回線を介して該車載用情報通信端末へ通信サービスを行い得る情報通信方法であって、
車載用情報通信端末が、前記端末用記憶部に格納された前記車載端末用契約フラグがセンタとの前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されているときに該契約画面においてセンタとの該通信契約を結ぶための利用者の入力操作がなされることにより、センタとの該通信契約を結ぶための通信を前記通信回線を介して行う契約用通信ステップと、
センタが、前記契約用通信ステップによる車載用情報通信端末との通信により前記通信契約が完了された際に、該車載用情報通信端末に対応する前記センタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態として前記センタ用記憶部に格納するセンタ用フラグオンセットステップと、
センタが、前記センタ用フラグオンセットステップにより前記センタ用契約フラグが前記オン状態として前記センタ用記憶部に格納された後に該車載用情報通信端末へ該センタ用契約フラグを前記オン状態にセットした旨の通知を行うフラグオン通知ステップと、
車載用情報通信端末が、前記契約用通信ステップによるセンタとの通信により前記通信契約が完了された後、センタの前記フラグオン通知ステップによる通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグをセンタとの前記通信契約が結ばれていることを示すオン状態として前記端末用記憶部に格納する端末用フラグオンセットステップと、を備え、
前記端末用フラグオンセットステップにより前記車載端末用契約フラグが前記オン状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を許可することで、以後、車載用情報通信端末がセンタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされることによりセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行わないことを特徴とする情報通信方法。 - センタが、車載用情報通信端末の前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときに該車載用情報通信端末とセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることにより該車載用情報通信端末との通信によって前記通信契約が解除された際に、該車載用情報通信端末に対応する前記センタ用契約フラグを前記通信契約が結ばれていないことを示すオフ状態として前記センタ用記憶部に格納するセンタ用フラグオフリセットステップと、
センタが、前記センタ用フラグオフリセットステップにより前記センタ用契約フラグが前記オフ状態として前記センタ用記憶部に格納された後に該車載用情報通信端末へ該センタ用契約フラグを前記オフ状態にリセットした旨の通知を行うフラグオフ通知ステップと、
車載用情報通信端末が、前記車載端末用契約フラグが前記オン状態にありかつ前記表示制御手段によりディスプレイに前記契約画面が表示されていないときに該車載用情報通信端末とセンタとの前記通信契約を破棄するための利用者の入力操作が行われることにより該センタとの通信によって前記通信契約が解除された後、前記フラグオフ通知ステップによる通知が受信された際に、前記車載端末用契約フラグを前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納する端末用フラグオフリセットステップと、を備え、
前記端末用フラグオフリセットステップにより前記車載端末用契約フラグが前記オフ状態として前記端末用記憶部に格納された場合に、前記通信制御手段が前記通信回線を介したセンタとの通信サービスを受けるための通信を禁止することで、以後、車載用情報通信端末がセンタとの通信サービスを受けるための利用者の入力操作がなされてもセンタから前記通信回線を介して通信サービスを受けることができなくなると共に、前記表示制御手段がディスプレイへの前記契約画面の表示を行うことができることを特徴とする請求項9記載の情報通信方法。
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