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JP4627651B2 - 定電圧発生回路 - Google Patents

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JP4627651B2
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Description

この発明は、定電圧発生回路に関し、特に、電源電圧に基づいて所定の基準電圧を発生し、その基準電圧に基づいてレギュレート電圧を出力する定電圧発生回路に関する。
従来より、時計用ICのように、消費電流が少ない、すなわち低電力であるという特性が求められるシステムでは、内部回路用の電源として、定電圧発生回路(レギュレータ)が用いられている。定電圧発生回路は、外部より供給された電源電圧を降圧して、レギュレート電圧を発生する。時計用IC等の内部回路は、このレギュレート電圧により駆動される。また、このような定電圧発生回路は、アナログ的なバイアス電源として用いられることもある。
図16は、典型的な定電圧発生回路の構成を示す回路図である。図16に示すように、定電圧発生回路は、電源電圧に基づいて基準電圧発生源(バンドギャップリファレンス型)1で基準電圧を発生し、差動アンプ2で電流増幅を行い、出力段3で所望の出力電圧となるように微調とフィードバック制御とを行う。電源電圧は、正の電源電位VDDと負の電源電位VSSとの電位差で与えられる。正の電源ライン5には正の電源電位VDDの電位が与えられており、負の電源ライン4には負の電源電位VSSの電位が与えられている。一般に、時計用ICの場合には、正の電源電位VDDを接地電位とする負電源が用いられる。
基準電圧発生源1は、カレントミラー回路を構成する2個のPチャネルのMOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタとする)11,12および2個のNチャネルのMOSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタとする)13,14と抵抗15とを有する。第1のPMOSトランジスタ11のソースは、抵抗15の一端に接続されている。抵抗15の他端は、正の電源ライン5に接続している。第1のPMOSトランジスタ11のゲートは、第2のPMOSトランジスタ12のゲートおよびドレインと、第2のNMOSトランジスタ14のドレインとに接続されている。
第1のPMOSトランジスタ11のドレインは、第1のNMOSトランジスタ13のドレインおよびゲートと、第2のNMOSトランジスタ14のゲートとに接続されている。第2のPMOSトランジスタ12のソースは、正の電源ライン5に接続している。第1のNMOSトランジスタ13のソースおよび第2のNMOSトランジスタ14のソースは、負の電源ライン4に接続している。第2のPMOSトランジスタ12のドレインと第2のNMOSトランジスタ14のドレインとの接続ノードが、基準電圧発生源1の出力端子となり、ここから基準電圧として第1の電位REF1が出力される。
基準電圧発生源1の出力端子となるノードは、差動アンプ2の一方の入力端子と、出力段3とに接続されている。差動アンプ2の他方の入力端子および出力端子は、出力段3に接続されている。出力段3は、位相補償コンデンサ31、出力ドライブ用の第3のNMOSトランジスタ32、レギュレート電圧出力端子35の電位(レギュレート電圧VREG)に所定の電位差(ここでは、NMOSトランジスタの正のしきい値Vth)を加算するための第4のNMOSトランジスタ33、および定電流源となる第3のPMOSトランジスタ34を有する。
差動アンプ2の出力端子は、位相補償コンデンサ31を介して、レギュレート電圧出力端子35と、第3のNMOSトランジスタ32のドレインと、第4のNMOSトランジスタ33のソースおよびバルクとに接続されている。また、差動アンプ2の出力端子は、第3のNMOSトランジスタ32のゲートに接続されている。第3のNMOSトランジスタ32のソースは、負の電源ライン4に接続されている。第4のNMOSトランジスタ33のドレインおよびゲートは、差動アンプ2の前記他方の入力端子と、第3のPMOSトランジスタ34のドレインとに接続されている。つまり、差動アンプ2の前記他方の入力端子には、第4のNMOSトランジスタ33のドレインから出力される第2の電位REF2が印加される。
第3のPMOSトランジスタ34のゲートは、基準電圧発生源1の出力端子となるノードに接続されている。つまり、第3のPMOSトランジスタ34のゲートには、第1の電位REF1が印加される。第3のPMOSトランジスタ34のソースは、正の電源ライン5に接続されている。以上のような構成により、差動アンプ2は、レギュレート電圧出力端子35の電位を、第1の電位REF1に第4のNMOSトランジスタ33の正のしきい値Vthを加算した電位に保つように動作する。この動作がレギュレータ動作である。
図16に示す定電圧発生回路の起動時の各部の電位変化を図17に示す。図17(b)に示すように、電源が投入されて負の電源ライン4の電位が負の電源電位VSSになる(図17(a))と、第1の電位REF1は、正の電源電位VDDから徐々に負の電源電位VSS側へ変位し、電源投入時から期間T1が経過した後に、一定電位で安定する。また、図17(c)に示すように、第2の電位REF2は、一旦、負の電源電位VSS側に引かれた後、第1の電位REF1の安定電位と同じ電位で安定する。第1の電位REF1と第2の電位REF2とが同じ電位で安定した状態になると、図17(d)に示すように、レギュレート電圧VREGが安定した電位となる。
レギュレート電圧VREGの電位が安定するまでの過渡期の動作を詳細に説明すると、次のようになる。電源投入直後では、位相補償コンデンサ31と第3のNMOSトランジスタ32とのゲート−バルク容量Cが無電荷状態である。そのため、レギュレート電圧VREGの電位には、ほぼ負の電源電位VSSが現れる(図17(d))。また、電源投入直後では、第3のPMOSトランジスタ34のゲートバイアス(第1の電位REF1)が浅い。そのため、第3のPMOSトランジスタ34の電流供給能力は僅かであり、位相補償コンデンサ31と第3のNMOSトランジスタ32とのゲート−バルク容量Cを急速に充電することができない。
従って、レギュレート電圧VREGがほぼ電源電圧となる期間T1が存在する。基準電圧発生源1の出力電位(第1の電位REF1)が安定して、第3のPMOSトランジスタ34が所定の電流供給能力を得ると、位相補償コンデンサ31と第3のNMOSトランジスタ32とのゲート−バルク容量Cが充電される。それによって、レギュレート電圧VREGの電位が所望の電位となる。上述したように、図16に示す構成の定電圧発生回路では、その起動性は、基準電圧発生源1の起動性に依存している。特に、低消費電流特性が要求される時計用ICの場合には、基準電圧発生源1が、高抵抗の抵抗15と、高インピーダンス化(チャネル長Lが大きい)されたMOSトランジスタ11,12,13,14とにより構成されるため、動作電流が小さく、安定動作点に収束するまでの時間(期間T1)が長くなる。
この期間T1は、MOSトランジスタ11,12,13,14のしきい値Vth、環境温度および印加する負の電源電位VSSの値によっても変動するが、室温で数百ミリ秒程度であり、低温では数〜数十秒になることもある。従って、図16に示す構成の定電圧発生回路を内部回路用の電源として用いる場合には、レギュレート電圧VREGがほぼ電源電圧と等しくなっているから起動時の消費電流が増大するという問題点がある。また、この定電圧発生回路をアナログ的なバイアス電源として用いる場合には、少なくとも期間T1においては適切なバイアス電圧を供給することができないため、誤動作の原因となるという問題点がある。
これらの問題点は、電源投入直後に基準電圧発生源1に流れる電流を一時的に増加させ、安定動作点への収束を加速させることによって解決することができる。そこで、本出願人は、先に、基準電圧発生源1の起動性を改善するための考案を提案している(例えば、特許文献1参照。)。この考案では、図18に示すように、基準電圧発生源1の出力端子となる出力ノード16と負の電源ライン4との間にコンデンサ17が接続されている。電源投入時には、コンデンサ17は、無電荷状態である。そのため、出力ノード16は、強制的に負の電源電位VSSに引かれる。それによって、基準電圧発生源1に一時的に多くの電流が流れ、短時間で安定動作点に収束する。
登録実用新案第2594470号公報
しかしながら、その後、上記考案には、以下のような問題点のあることが判明した。例えば、太陽電池システムにより駆動されるソーラー時計のように、発電素子によって二次電池に蓄電された電源を用いてシステムを駆動する場合、発電量によって電源電圧が変動する。このようなシステムに上記考案を適用した場合、図19に示すように、負の電源電位VSSが変動すると、コンデンサ17の充電電圧が保持されるので、基準電圧発生源1の出力ノード16の電位が電源変動に追従してしまう。そのため、電源変動に対する安定性が低い。一方、コンデンサ17の容量を小さくすれば、電源変動の影響を緩和させることができるが、その場合には、起動性改善の効果が十分に得られない。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、電源変動の影響がなく、かつ電源投入直後から安定したレギュレート電圧を出力することが可能な定電圧発生回路を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる定電圧発生回路は、電源電圧を降圧して得られたレギュレート電圧を出力する定電圧発生回路であって、電源電圧に基づいて、レギュレート電圧を生成するための基準電圧を発生する基準電圧発生源と、一方の入力端子に前記基準電圧発生源の出力電位が入力され、他方の入力端子に、レギュレート電圧出力端子の電位に所定の電位差を加算した電位が入力され、前記レギュレート電圧出力端子の電位を、前記2つの入力端子に入力される電位に基づいて一定に保つように動作する差動アンプと、電源投入直後の一定期間、前記基準電圧発生源の出力端子の電流量が増えるように前記基準電圧発生源の出力電位を制御する基準電圧制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明にかかる定電圧発生回路は、請求項1に記載の発明において、前記基準電圧制御手段は、前記基準電圧発生源の出力端子を差動アンプの前記他方の入力端子に接続可能なスイッチ手段を含むことを特徴とする。
請求項3の発明にかかる定電圧発生回路は、請求項2に記載の発明において、前記基準電圧制御手段は、電源投入直後の一定期間だけ前記スイッチ手段を閉状態にするスイッチ制御手段をさらに有することを特徴とする。
請求項4の発明にかかる定電圧発生回路は、請求項1に記載の発明において、前記基準電圧制御手段は、前記基準電圧発生源の出力端子を負の電源ラインに接続可能なことを特徴とする。
請求項5の発明にかかる定電圧発生回路は、請求項1に記載の発明において、前記基準電圧制御手段は、前記基準電圧発生源の出力端子を定電圧発生回路の出力に接続可能なことを特徴とする。
請求項6の発明にかかる定電圧発生回路は、請求項1に記載の発明において、前記基準電圧制御手段は、前記基準電圧発生源の出力電位に基づいてオン状態とオフ状態との切り替えが制御されるNチャネルのトランジスタを含むことを特徴とする。
請求項7の発明にかかる定電圧発生回路は、請求項1に記載の発明において、前記基準電圧制御手段は、差動アンプの前記他方の入力端子に入力される電位に基づいてオン状態とオフ状態との切り替えが制御されるPチャネルのトランジスタを含むことを特徴とする。
請求項の発明にかかる定電圧発生回路は、請求項1〜7のいずれか1つに記載の発明において、前記基準電圧発生源は、カレントミラー回路を含み、前記基準電圧制御手段は、前記カレントミラー回路を構成するトランジスタのゲートの電位を制御して前記カレントミラー回路に流れる電流量が増えるようにすることを特徴とする。
上記の構成によれば、電源投入直後の一定期間、差動アンプの2つの入力端子を短絡することによって、直ちに所望の安定したレギュレート電圧が出力されるとともに、基準電圧発生源に含まれるカレントミラー回路に流れる電流量が増えるので、短時間で基準電圧発生源の出力電位が所望の電位に安定する。また、基準電圧発生源の出力端子と負の電源ラインとの間にコンデンサが接続されないので、基準電圧発生源の出力が電源変動の影響を受けずに済む。従って、レギュレート電圧が安定する。
本発明にかかる定電圧発生回路によれば、電源変動の影響を受けることなく、電源投入直後から安定したレギュレート電圧を出力することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる定電圧発生回路の好適な実施の形態を詳細に説明する。特に限定しないが、ここでは、図16に示す典型的な定電圧発生回路に本発明を適用した例について説明する。従って、以下の各実施の形態において、図16に示す構成と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。図1に示すように、実施の形態1は、従来同様の定電圧発生回路にスイッチ手段61と、スイッチ手段61の開閉制御を行うスイッチ制御手段62とを設けたものである。スイッチ手段61は、基準電圧発生源1のカレントミラー回路を構成する第1および第2のPMOSトランジスタ11,12の各ゲート、すなわち基準電圧発生源1の出力端子となる出力ノード16と、負の電源ライン4との間に接続されている。
スイッチ制御手段62は、電源投入直後に瞬間的にスイッチ手段61を閉(オン)状態にする制御信号を出力する。それによって、スイッチ手段61は、電源投入直後の一定期間だけ閉状態となり、その後、開(オフ)状態となる。スイッチ手段61は、例えば、MOSトランジスタにより構成される。スイッチ制御手段62の構成については、後述する。
図2は、図1に示す定電圧発生回路の起動時の各部の電位変化を示す波形図である。図2(b)に示すように、スイッチ制御手段62の出力電位は、電源が投入されて負の電源ライン4の電位が負の電源電位VSSになる(図2(a))と同時に、スイッチ手段61を閉状態にする電位(図示例では、正の電源電位VDD)となる。その後、一定期間、例えば、システムクロックの1パルス分のような極めて短い期間が経過した後に、スイッチ制御手段62の出力電位は、スイッチ手段61を開状態にする電位(図示例では、負の電源電位VSS)となる。
図2(c)に示すように、第1の電位REF1は、スイッチ制御手段62の出力電位の変化に応じて、電源投入直後に、一時的に負の電源電位VSS側に引かれる。それによって、スイッチ手段61が閉状態となる。スイッチ手段61が閉じている間、第1のPMOSトランジスタ11のゲート電位および第2のPMOSトランジスタ12のゲート電位が負の電源電位VSS側に引かれるので、カレントミラー回路に流れる電流量が増える。その後、スイッチ制御手段62の出力電位がスイッチ手段61を開状態にする電位に変位する。これ以降、スイッチ手段61は開状態となる。それによって、第1の電位REF1は、徐々に正の電源電位VDD側へ変位し、電源投入から期間T2が経過した後に、一定電位で安定する。期間T2には、スイッチ手段61が閉(オン)状態の時間も含まれる。しかしながら、この時間は前述の通り極めて短いために、第1の電位REF1が安定する時間には影響しない。
同様に、第2の電位REF2は、図2(d)に示すように、一旦、負の電源電位VSS側に引かれた後、徐々に正の電源電位VDD側へ変位し、期間T2の経過後に、第1の電位REF1の安定電位と同じ電位で安定する。第1の電位REF1と第2の電位REF2とが同じ電位で安定した状態になると、図2(e)に示すように、レギュレート電圧VREGが安定した電位となる。つまり、レギュレート電圧VREGは、電源投入後、期間T2が経過した時点で安定する。この期間T2は、従来の期間T1に比べて極めて短く、例えば、室温で1ミリ秒程度であり、この値は低温でもほとんど変化しない。
上述したように、電源投入直後の一定期間、第1のPMOSトランジスタ11のゲート電位および第2のPMOSトランジスタ12のゲート電位は、スイッチ手段61およびスイッチ制御手段62により制御される。従って、スイッチ手段61およびスイッチ制御手段62は、ゲート制御手段としての機能を有する。また、スイッチ手段61とスイッチ制御手段62とは、電源投入直後の一定期間、基準電圧発生源1の出力端子となる出力ノード16を負の電源ライン4に接続するので、基準電圧制御手段としての機能を有する。
図3は、スイッチ制御手段62の第1の例を示す回路図である。図3に示すように、この第1の例は、抵抗63、コンデンサ64およびインバータ65により構成されている。抵抗63とコンデンサ64とは、正の電源電位VDDと負の電源電位VSSとの間に、直列に接続されている。インバータ65の入力端子は、抵抗63とコンデンサ64との接続ノード66に接続されている。インバータ65の出力端子67からは、スイッチ手段61の開閉を制御する制御信号が出力される。
図4は、図3に示すスイッチ制御手段62の起動時の電位変化を示す波形図である。図4(b)に示すように、接続ノード66の電位は、電源が投入されて負の電源ライン4の電位が負の電源電位VSSになる(図4(a))と同時に、負の電源電位VSSとなる。その後、接続ノード66の電位は、徐々に正の電源電位VDD側へ変位する。
図4(c)に示すように、インバータ65の出力端子67の電位は、電源投入後、接続ノード66の電位が電源電圧の2分の1(VSS/2)に達するまでは正の電源電位VDDであり、接続ノード66の電位が電源電圧の2分の1(VSS/2)よりも正の電源電位VDD側になると、負の電源電位VSSになる。スイッチ手段61は、電源投入から、インバータ65の出力端子67の電位が正の電源電位VDDから負の電源電位VSSに反転するまでの期間T3の間、閉状態となる。
図5は、スイッチ制御手段62の第2の例を示す回路図である。図5に示すように、この第2の例は、発振回路68、発振停止検出回路69、バッファ70、抵抗71、コンデンサ72、インバータ73およびノア回路74により構成されている。発振回路68は、このスイッチ制御手段62を含むシステムのクロック信号75を出力する。発振停止検出回路69は、発振回路68に接続されており、発振回路68からのクロック信号75の出力が停止したこと、換言すれば、発振回路68が発振していることを検出する。
バッファ70の入力端子は、発振停止検出回路69に接続されている。バッファ70の出力端子76は、ノア回路74の一方の入力端子に接続されている。また、バッファ70の出力端子76は、抵抗71の一端に接続されている。抵抗71の他端は、インバータ73の入力端子に接続されている。抵抗71とインバータ73との接続ノード77と、負の電源電位VSSとの間には、コンデンサ72が接続されている。インバータ73の出力端子は、ノア回路74のもう一方の入力端子に接続されている。ノア回路74の出力端子78からは、スイッチ手段61の開閉を制御する制御信号が出力される。
図6は、図5に示すスイッチ制御手段62の起動時の電位変化を示す波形図である。図6(b)に示すように、発振回路68は、電源が投入されて負の電源ライン4の電位が負の電源電位VSSになった(図6(a))後、しばらくしてから発振を開始し、クロック信号75を出力する。図6(c)に示すように、クロック信号75が出力されると、発振停止検出回路69から出力される検出信号の電位が反転し、バッファ70の出力端子76の電位が正の電源電位VDDから負の電源電位VSSになる。
抵抗71およびコンデンサ72により遅延回路が構成されているため、図6(d)に示すように、抵抗71とインバータ73(コンデンサ72)との接続ノード77の電位は、バッファ70の出力端子76の電位変化から遅れて、正の電源電位VDDから徐々に負の電源電位VSSへ変位する。図6(e)に示すように、ノア回路74の出力端子78の電位は、電源投入後に負の電源電位VSSとなる。その後、発振回路68の発振が開始され、抵抗71とインバータ73との接続ノード77の電位が負の電源電位VSS側に引かれ始めると同時に、ノア回路74の出力端子78の電位は、正の電源電位VDDとなる。
そして、ノア回路74の出力端子78の電位は、接続ノード77の電位が電源電圧の2分の1(VSS/2)に達するまでは正の電源電位VDDのままであり、接続ノード77の電位が電源電圧の2分の1(VSS/2)よりも負の電源電位VSS側になると、負の電源電位VSSになる。つまり、スイッチ制御手段62からワンショットのパルスが発生する。スイッチ手段61は、このワンショットのパルスが発生している期間T4の間、閉状態となる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。図7に示すように、実施の形態2は、実施の形態1と同様のスイッチ手段61を第1および第2のPMOSトランジスタ11,12の各ゲート(出力ノード16)とレギュレート電圧出力端子35との間に設け、実施の形態1と同様のスイッチ制御手段62によりスイッチ手段61の開閉制御を行うものである。図7に示す定電圧発生回路の起動時の各部の電位変化は、実施の形態1と同じであり、その波形図は図2に示す通りである。
実施の形態2では、実施の形態1と同様に、スイッチ手段61およびスイッチ制御手段62は、ゲート制御手段としての機能を有する。また、スイッチ手段61とスイッチ制御手段62とは、電源投入直後の一定期間、基準電圧発生源1の出力端子となる出力ノード16をレギュレート電圧出力端子35に接続するので、基準電圧制御手段としての機能を有する。実施の形態2には、スイッチ手段61をMOSトランジスタで構成した場合に、そのMOSトランジスタがオフ状態であるときのリーク電流が実施の形態1よりも少ないという利点がある。その理由は、レギュレート電圧VREGが負の電源電位VSSよりも低いので、安定状態、すなわち、そのMOSトランジスタがオフ状態であるときのリーク電流が少ないためである。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。図8に示すように、実施の形態3は、実施の形態1と同様のスイッチ手段61を差動アンプ2の二つの入力端子の間に設け、実施の形態1と同様のスイッチ制御手段62によりスイッチ手段61の開閉制御を行うものである。
図9は、図8に示す定電圧発生回路の起動時の各部の電位変化を示す波形図である。図9(b)に示すように、スイッチ制御手段62の出力電位は、電源が投入されて負の電源ライン4の電位が負の電源電位VSSになる(図9(a))と同時に、スイッチ手段61を閉状態にする電位(図示例では、正の電源電位VDD)となる。その後、一定期間、例えば、システムクロックの1パルス分のような極めて短い期間が経過した後に、スイッチ制御手段62の出力電位は、スイッチ手段61を開状態にする電位(図示例では、負の電源電位VSS)となる。
図9(c)に示すように、第1の電位REF1は、電源投入直後に、第2の電位REF2に引かれる。それによって、カレントミラー回路に流れる電流量が増える。そして、第1の電位REF1は、正の電源電位VDDから負の電源電位VSS側に急速に変位して、電源投入から期間T5が経過した後に、一定電位で安定する。一方、図9(d)に示すように、第2の電位REF2は、電源投入直後に、一旦、負の電源電位VSS側に引かれた後、急速に正の電源電位VDD側へ変位し、期間T5の経過後に、第1の電位REF1の安定電位と同じ電位で安定する。スイッチ手段61は、電源投入から期間T5が経過するまでは閉状態となり、期間T5の経過後は開状態となる。
第1の電位REF1と第2の電位REF2とが同じ電位で安定した状態になると、図9(e)に示すように、レギュレート電圧VREGが安定した電位となる。つまり、レギュレート電圧VREGは、電源投入後、期間T5が経過した時点で安定する。この期間T5は、従来の期間T1に比べて極めて短く、例えば、室温で1ミリ秒程度であり、この値は、低温でもほとんど変化しない。
実施の形態3では、実施の形態1と同様に、スイッチ手段61およびスイッチ制御手段62は、ゲート制御手段としての機能を有する。また、スイッチ手段61とスイッチ制御手段62とは、電源投入直後の一定期間、基準電圧発生源1の出力端子となる出力ノード16を差動アンプ2の、第2の電位REF2が入力される入力端子に接続するので、基準電圧制御手段としての機能を有する。
実施の形態4.
図10は、実施の形態4の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。図10に示すように、実施の形態4は、実施の形態1と同様のスイッチ手段61を第1および第2のNMOSトランジスタ13,14の各ゲート(基準電圧発生源1の前記出力ノード16と対をなすもう一つの出力ノード18)と正の電源ライン5との間に設け、実施の形態1と同様のスイッチ制御手段62によりスイッチ手段61の開閉制御を行うものである。実施の形態4では、電源投入直後に、基準電圧発生源1のもう一つの出力ノード18が、一時的に正の電源電位VDD側に引かれるので、第1および第2のNMOSトランジスタ13,14がオン状態となり、カレントミラー回路に流れる電流量が増える。
従って、図10に示す定電圧発生回路の起動時の各部の電位変化は、実施の形態1と同じであり、その波形図は図2に示す通りである。実施の形態4では、実施の形態1と同様に、スイッチ手段61およびスイッチ制御手段62は、ゲート制御手段としての機能を有する。また、スイッチ手段61とスイッチ制御手段62とは、電源投入直後の一定期間、基準電圧発生源1のもう一方の出力ノード18を正の電源ライン5に接続するので、基準電圧制御手段としての機能を有する。
実施の形態5.
図11は、実施の形態5の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。図11に示すように、実施の形態5は、実施の形態3において、スイッチ手段61をNMOSトランジスタ81で構成し、このNMOSトランジスタ81のオン状態とオフ状態との切り替えを定電圧発生回路内の信号により制御するようにしたものである。従って、実施の形態5では、スイッチ制御手段62は設けられていない。
NMOSトランジスタ81のゲートおよびドレインは、基準電圧発生源1の出力ノード16に接続されている。NMOSトランジスタ81のソースおよびバルクは、差動アンプ2の前記他方の入力端子に接続されている。つまり、NMOSトランジスタ81のゲートおよびドレインには、第1の電位REF1が印加され、そのソースおよびバルクには、第2の電位REF2が印加される。
図12は、図11に示す定電圧発生回路の起動時の各部の電位変化を示す波形図である。図12(a)に示すように、電源が投入されて負の電源ライン4の電位が負の電源電位VSSになった時点では、図12(b)および(c)に示すように、第1の電位REF1と第2の電位REF2とには電位差が存在する。この電位差がある間、NMOSトランジスタ81がオン状態となり、第1の電位REF1が第2の電位REF2に引き下げられるので、カレントミラー回路に流れる電流量が増える。
そして、第1の電位REF1と第2の電位REF2とが同じ電位で安定した状態になると、図12(d)に示すように、レギュレート電圧VREGが安定した電位となる。この安定状態になるまでに要する時間は、従来の期間T1に比べて極めて短く、例えば、室温で1ミリ秒程度であり、低温で10ミリ秒程度である。また、安定状態になると、第1の電位REF1と第2の電位REF2とが同電位になるので、NMOSトランジスタ81はオフ状態となる。従って、貫通電流が流れたり、レギュレート電圧VREGに影響を及ぼすなどの不都合は、一切ない。
実施の形態5では、電源投入直後の一定期間、第1のPMOSトランジスタ11のゲート電位および第2のPMOSトランジスタ12のゲート電位は、NMOSトランジスタ81により制御される。従って、NMOSトランジスタ81は、ゲート制御手段としての機能を有する。また、NMOSトランジスタ81は、電源投入直後の一定期間、基準電圧発生源1の出力端子となる出力ノード16を差動アンプ2の、第2の電位REF2が入力される入力端子に接続するので、基準電圧制御手段としての機能を有する。
実施の形態6.
図13は、実施の形態6の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。図13に示すように、実施の形態6は、実施の形態3において、スイッチ手段61をPMOSトランジスタ82で構成し、このPMOSトランジスタ82のオン状態とオフ状態との切り替えを定電圧発生回路内の信号により制御するようにしたものである。従って、実施の形態6では、スイッチ制御手段62は設けられていない。
PMOSトランジスタ82のソースは、基準電圧発生源1の出力ノード16に接続されている。PMOSトランジスタ82のゲートおよびドレインは、差動アンプ2の前記他方の入力端子に接続されている。バルクは、正の電源ライン5もしくは基準電圧発生源1の出力ノード16のどちらかに接続する。つまり、PMOSトランジスタ82のソースには、第1の電位REF1が印加され、そのゲートおよびドレインには、第2の電位REF2が印加され、そのバルクには、正の電源電位VDDもしくは第1の電位REF1が印加される。バルクを正の電源ライン5に接続し、VDDの電位にした場合、起動後は、PMOSトランジスタ82にバックゲートがかかるので、このトランジスタはONしにくくなる。PMOSトランジスタ82は、電源投入直後の一定期間のみオンさせたいので、役目を終えた起動後にオンしにくくなって都合がよい。後述する実施の形態7および8におけるPMOSトランジスタ83、84においても同様である。図13に示す定電圧発生回路の起動時の各部の電位変化は、実施の形態5と同じであり、その波形図は図12に示す通りである。
実施の形態6では、電源投入直後の一定期間、第1のPMOSトランジスタ11のゲート電位および第2のPMOSトランジスタ12のゲート電位は、PMOSトランジスタ82により制御される。従って、PMOSトランジスタ82は、ゲート制御手段としての機能を有する。また、PMOSトランジスタ82は、電源投入直後の一定期間、基準電圧発生源1の出力端子となる出力ノード16を差動アンプ2の、第2の電位REF2が入力される入力端子に接続するので、基準電圧制御手段としての機能を有する。
実施の形態7.
図14は、実施の形態7の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。図14に示すように、実施の形態7は、実施の形態1において、スイッチ手段61をPMOSトランジスタ83で構成し、このPMOSトランジスタ83のオン状態とオフ状態との切り替えを定電圧発生回路内の信号により制御するようにしたものである。従って、実施の形態7では、スイッチ制御手段62は設けられていない。
PMOSトランジスタ83のソース、ゲートおよびドレインは、それぞれ、基準電圧発生源1の出力ノード16、差動アンプ2の前記他方の入力端子および負の電源ライン4に接続されている。なお、バルクは、正の電源ライン5もしくは基準電圧発生源1の出力ノード16のどちらかに接続する。つまり、PMOSトランジスタ83のソースには、第1の電位REF1が印加され、そのゲートには、第2の電位REF2が印加され、そのドレインには、負の電源電位VSSが印加され、そのバルクには、正の電源電位VDDもしくは第1の電位REF1が印加される。図14に示す定電圧発生回路の起動時の各部の電位変化は、実施の形態5と同じであり、その波形図は図12に示す通りである。
実施の形態7では、電源投入直後の一定期間、第1のPMOSトランジスタ11のゲート電位および第2のPMOSトランジスタ12のゲート電位は、PMOSトランジスタ83により制御される。従って、PMOSトランジスタ83は、ゲート制御手段としての機能を有する。また、PMOSトランジスタ83は、電源投入直後の一定期間、基準電圧発生源1の出力端子となる出力ノード16を負の電源ライン4に接続するので、基準電圧制御手段としての機能を有する。実施の形態7には、スイッチ手段61がNMOSトランジスタで構成されている場合に比べて、システムに接続される負荷への過電流などによって電源電圧に変動があった場合でも、その変動が第1の電位REF1に伝達されにくいという利点がある。
実施の形態8.
図15は、実施の形態8の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。図15に示すように、実施の形態8は、実施の形態2において、スイッチ手段61をPMOSトランジスタ84で構成し、このPMOSトランジスタ84のオン状態とオフ状態との切り替えを定電圧発生回路内の信号により制御するようにしたものである。従って、実施の形態8では、スイッチ制御手段62は設けられていない。
PMOSトランジスタ84のソース、ゲートおよびドレインは、それぞれ、基準電圧発生源1の出力ノード16、差動アンプ2の前記他方の入力端子およびレギュレート電圧出力端子35に接続されている。バルクは、正の電源ライン5もしくは基準電圧発生源1の出力ノード16のどちらかに接続する。つまり、PMOSトランジスタ84のソースには、第1の電位REF1が印加され、そのゲートには、第2の電位REF2が印加され、そのドレインには、レギュレート電圧VREGの電位が印加され、そのバルクには、正の電源電位VDDもしくは第1の電位REF1が印加される。図15に示す定電圧発生回路の起動時の各部の電位変化は、実施の形態5と同じであり、その波形図は図12に示す通りである。
実施の形態8では、電源投入直後の一定期間、第1のPMOSトランジスタ11のゲート電位および第2のPMOSトランジスタ12のゲート電位は、PMOSトランジスタ84により制御される。従って、PMOSトランジスタ84は、ゲート制御手段としての機能を有する。また、PMOSトランジスタ84は、電源投入直後の一定期間、基準電圧発生源1の出力端子となる出力ノード16をレギュレート電圧出力端子35に接続するので、基準電圧制御手段としての機能を有する。実施の形態8には、レギュレート電圧VREGが負の電源電位VSSよりも低いので、安定状態、すなわちPMOSトランジスタ84がオフ状態であるときのPMOSトランジスタ84のリーク電流が、実施の形態7のPMOSトランジスタ83のリーク電流よりも少ないという利点がある。
以上説明したように、各実施の形態によれば、電源を投入した後、短時間で基準電圧発生源1の出力電位REF1が所望の電位で安定するので、直ちに所望の安定したレギュレート電圧VREGが出力されるという効果を奏する。また、基準電圧発生源1の出力端子となる出力ノード16と負の電源ライン4との間にコンデンサが接続されないので、基準電圧発生源1の出力が電源変動の影響を受けずに済む。従って、レギュレート電圧VREGが安定するという効果を奏する。また、各実施の形態は、電源電圧が例えば3V程度であり、その半分程度のレギュレート電圧VREGで駆動される、低消費電力の小型電子機器の定電圧発生回路として有効であり、例えば時計に内蔵される定電圧発生回路に用いられる。
以上において、本発明は、上述した実施の形態に限らず、種々変更可能である。例えば、定電圧発生回路の基本的な構成は、図16に示す構成に限らない。スイッチ手段61は、MOSトランジスタに限らない。また、スイッチ制御手段62は、図3〜図6に示す構成に限らない。
以上のように、本発明にかかる定電圧発生回路は、電源電圧を降圧したレギュレート電圧で駆動される小型電子機器に有用であり、特に、例えばソーラー時計を含む時計全般に適している。
実施の形態1の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。 図1に示す定電圧発生回路の起動時の電位変化を示す波形図である。 スイッチ制御手段の第1の例を示す回路図である。 図3に示すスイッチ制御手段の起動時の電位変化を示す波形図である。 スイッチ制御手段の第2の例を示す回路図である。 図5に示すスイッチ制御手段の起動時の電位変化を示す波形図である。 実施の形態2の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。 実施の形態3の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。 図8に示す定電圧発生回路の起動時の電位変化を示す波形図である。 実施の形態4の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。 実施の形態5の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。 図11に示す定電圧発生回路の起動時の電位変化を示す波形図である。 実施の形態6の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。 実施の形態7の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。 実施の形態8の定電圧発生回路の構成を示す回路図である。 典型的な定電圧発生回路の構成を示す回路図である。 図16に示す定電圧発生回路の起動時の電位変化を示す波形図である。 従来の起動性を改善した基準電圧発生源の構成を示す回路図である。 図18に示す基準電圧発生源の出力ノードの電位変化を示す波形図である。
符号の説明
VDD 正の電源電位
VREG レギュレート電圧
VSS 負の電源電位
1 基準電圧発生源
2 差動アンプ
4 負の電源ライン
5 正の電源ライン
11,12,13,14 カレントミラー回路を構成するトランジスタ
16 基準電圧発生源の出力端子となる出力ノード
35 レギュレート電圧出力端子
61 スイッチ手段、ゲート制御手段、基準電圧制御手段
62 スイッチ制御手段、ゲート制御手段、基準電圧制御手段
81,82,83,84 スイッチ手段となるトランジスタ

Claims (8)

  1. 電源電圧を降圧して得られたレギュレート電圧を出力する定電圧発生回路であって、
    電源電圧に基づいて、レギュレート電圧を生成するための基準電圧を発生する基準電圧発生源と、
    一方の入力端子に前記基準電圧発生源の出力電位が入力され、他方の入力端子に、レギュレート電圧出力端子の電位に所定の電位差を加算した電位が入力され、前記レギュレート電圧出力端子の電位を、前記2つの入力端子に入力される電位に基づいて一定に保つように動作する差動アンプと、
    電源投入直後の一定期間、前記基準電圧発生源の出力端子の電流量が増えるように前記基準電圧発生源の出力電位を制御する基準電圧制御手段と、
    を備えることを特徴とする定電圧発生回路。
  2. 前記基準電圧制御手段は、前記基準電圧発生源の出力端子を差動アンプの前記他方の入力端子に接続可能なスイッチ手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の定電圧発生回路。
  3. 前記基準電圧制御手段は、電源投入直後の一定期間だけ前記スイッチ手段を閉状態にするスイッチ制御手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の定電圧発生回路。
  4. 前記基準電圧制御手段は、前記基準電圧発生源の出力端子を負の電源ラインに接続可能なことを特徴とする請求項1に記載の定電圧発生回路。
  5. 前記基準電圧制御手段は、前記基準電圧発生源の出力端子を定電圧発生回路の出力に接続可能なことを特徴とする請求項1に記載の定電圧発生回路。
  6. 前記基準電圧制御手段は、前記基準電圧発生源の出力電位に基づいてオン状態とオフ状態との切り替えが制御されるNチャネルのトランジスタを含むことを特徴とする請求項1に記載の定電圧発生回路。
  7. 前記基準電圧制御手段は、差動アンプの前記他方の入力端子に入力される電位に基づいてオン状態とオフ状態との切り替えが制御されるPチャネルのトランジスタを含むことを特徴とする請求項1に記載の定電圧発生回路。
  8. 前記基準電圧発生源は、カレントミラー回路を含み、
    前記基準電圧制御手段は、前記カレントミラー回路を構成するトランジスタのゲートの電位を制御して前記カレントミラー回路に流れる電流量が増えるようにすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の定電圧発生回路。
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