JP4626732B2 - 苗移植機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、畝に追従して機体を走行させる歩行型のたばこや野菜の苗移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
畝を跨いで設けた左右一対の車輪を機体の前部に設けると共に、機体の後部に操舵用ハンドルを設け、操縦者が歩行で機体の進行に追従しながらハンドル操作を行う歩行型の苗移植機が知られている。
【0003】
上記苗移植機では機体の進行方向の左右に一対の走行車輪を設け、該一対の走行車輪の前方には畝傾斜面に当接する畝案内ローラを設けた構成を有する移植機がある。畝傾斜面に当接する畝案内ローラは、畝の方向が曲がっている時でも、走行車輪を畝の方向に誘導する役目をする機能を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の歩行型苗移植機において、畝の幅が変化すると畝の谷間を走行する一対の走行車輪の幅を変更してなくてはならない。しかし、一対の走行車輪の幅を変更して、植付作業を始めようとするとき、一対の畝案内ローラの幅を畝の変化した幅に合わせることを忘れていることが良くある。
【0005】
そこで、本発明の課題は、畝の幅が変わって、走行車輪の幅を変化した畝幅に合わせるときに一対の畝案内ローラの幅も変化した畝幅に合わせ忘れがない歩行型苗移植機を提供することである。
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成とした。
すなわち、圃場の畝を跨ぐようにして畝の谷間を走行する進行方向左右一対の走行車輪(3,3)と、該一対の走行車輪(3,3)の前記左右位置を変更可能な設置位置変更機構(前輪支持フレーム17)を設け、該設置位置変更機構(前輪支持フレーム17)に畝傾斜面に当接する左右一対の畝案内ローラ(35,35)を取り付け、前記設置位置変更機構(17)は、前記左右の走行車輪(3,3)をそれぞれ支持する左右の走行車輪支持インナーアーム(17c,17c)と、該左右の走行車輪支持インナーアーム(17c,17c)の間に設けられ、一端部と他端部に前記左右の走行車輪支持インナーアーム(17c,17c)の先端部がそれぞれ挿入して挿入位置が変更可能に固定された走行車輪支持アウターアーム(17b)とを有し、前記左右の畝案内ローラ(35,35)の設置位置変更機構(17)への取り付け機構は、左右の畝案内ローラ(35,35)をそれぞれ支持する左右のローラ支持インナーアーム(36b,36b)と一端部に該ローラ支持インナーアーム(36b,36b)が挿入して取り付け角度が変更可能に固定され、他端部が前記左右の走行車輪支持インナーアーム(17c,17c)に外挿して取り付け角度が変更可能に固定された左右のローラ支持アウターアーム(36a,36a)とからなる左右の畝案内ローラ支持アーム(36,36)と、前記ローラ支持インナーアーム(36b,36b)と畝案内ローラ(35,35)との間に設けられ、畝案内ローラ(35,35)の軸を支持するローラ回転軸支持部材(37,37)と、該ローラ回転軸支持部材(37,37)を前記ローラ支持インナーアーム(36b,36b)に回転可能に接合するピン(39a,39a)とを有する苗移植機である。
【0007】
畝幅が異なるときや畝に対する移植機進行方向に向かって左右方向の苗植え付け位置を変更したいとき、走行車輪(3,3)の左右位置の変更に伴って、畝案内ローラ(35)の左右位置も変更されるので、畝案内ローラ(35)の左右位置の変更を格別に行わなくても良く、作業性が従来の歩行型苗移植機より向上する。
また、畝案内ローラ(35,35)を支持する畝案内ローラ支持アーム(36,36)のローラ支持アウターアーム(36a,36a)が走行車輪(3,3)の設置位置変更機構(17)の走行車輪支持インナーアーム(17c,17c)に取り付け角度可能に固定されていることから、畝(U)の幅に合わせて設置位置変更機構(17)の走行車輪支持アウターアーム(17b)と両端側の走行車輪支持インナーアーム(17c,17c)をセットするときに畝案内ローラ(35,35)も同時に移動するので、設置位置変更機構(17)の畝幅に対する調整を忘れるようなことはない。
そして、畝案内ローラ(35,35)を支持する畝案内ローラ支持アーム(36,36)のローラ支持アウターアーム(36a,36a)とローラ支持インナーアーム(36b,36b)は取り付け角度を変えて固定できるので、畝の傾斜面の法線に畝案内ローラ(35,35)のローラ面を当接させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1の側面図と図2の平面図は本発明の苗移植機の一例としての野菜移植機の全体構造図である。この野菜移植機1は、走行車輪2、2、3、3を有する走行部1aによって畝Uを跨いだ状態で機体を進行させながら、苗供給装置4、苗植付装置5等からなる植付部1bで野菜のポット苗を畝Uの上面に植付ける構成となっている。作業者は、機体後方に設けた操縦ハンドル6で適宜機体を操向操作すると共に、植付作業時には機体側方を歩きながら苗供給装置4へ苗を補給する。以下、各部の構成について説明する。
【0009】
走行部1aについて説明する。
走行部ミッションケース7の前側にエンジン9が配置されている。エンジン9の左側面部には該エンジン9の動力で駆動する油圧ポンプ10が設けられている。また、エンジン9の上側には燃料タンク11等が設けられ、その上側をボンネット12が覆っている。走行部ミッションケース7の背面部に側面視長方形の左右に長い連結フレーム13が一体に設けられており、この連結フレームの背面右端部に走行部1aと操縦ハンドル6をつなぐメインフレーム14の前端部が固着連結されている。メインフレーム14は、植付部1bの平面視右側を通って後方に延び、途中で斜め上向きに湾曲し、そのまま植付部1bの後方位置まで延びている。そして、その後端部に操縦ハンドル6が固着して取り付けられている。
【0010】
走行部ミッションケース7の左右側面から突出する回動筒部15、15に走行伝動ケース16、16が一体に取り付けられ、その走行伝動ケース16、16の先端部に駆動走行車輪である後輪2、2が軸支されている。また、エンジン9の下側に前後方向のピボット軸17aを中心に揺動自在に設けた前輪支持フレーム17の左右両端部に前輪支持ロッド18、18が高さ調節可能に取り付けられ、該ロッド18、18の下端部に従動走行車輪である前輪3、3が軸支されている。
【0011】
走行部1aには機体に対し後輪2、2を上下動させて機体位置を制御する機体制御機構が設けられている。この機体制御機構は、接地プレート28が畝の上面を検知して感知リンク機構29を介して油圧バルブユニット20内の昇降シリンダ21を作動制御するものである。走行部ミッションケース7の上に配置した油圧バルブユニット20には、その後方に向けて昇降シリンダ21が設けられ、該シリンダ21のピストンロッド21aの先端部に天秤杆22が上下方向の軸まわりに回動自在に取り付けられている。ピストンロッド21aは、油圧バルブユニット20とメインフレーム14に取り付けた取付部材23とに支持されたガイド軸24に沿って摺動するようになっている。天秤杆22の左右両端部と、回動筒部15、15に固着したスイングアーム25、25とが、連結ロッド26、26を介して連結されている。左側の連結ロッド26は、ローリングシリンダ27が組み込まれており、該シリンダ27を伸縮作動させることにより長さを変えられるようになっている。
【0012】
昇降シリンダ21及びローリングシリンダ27は、前記油圧ポンプ10から供給される作動油を油圧バルブユニット20内の制御バルブ(図示せず)で制御して作動させられる。昇降シリンダ21を伸縮作動させると、天秤杆22が前後し、スイングアーム25が昇降シリンダ21と連結されているので、天秤杆22の前後動作に連動して上下動して、これと一体の左右の後輪2、2が同方向に同量だけ機体に対し上下動し、機体が昇降する。また、ローリングシリンダ27を伸縮作動させると、左右の後輪2、2が逆方向に同量だけ機体に対し上下動し、機体が左右に傾斜する。
【0013】
次に植付部1bの構成を説明する。
連結フレーム13の上面に走行部ミッションケース7から伝動される植付部ミッションケース30の下部が固着され、該植付部ミッションケース30の上部に第一植付伝動ケース31の基部が固着され、更に該第一植付伝動ケース31の先端部に第二植付伝動ケース32の基部が固着されている。そして、第一植付伝動ケース31と第二植付伝動ケース32に後述する苗植付装置5の作動機構が連結されている。苗植付装置5の後記苗植付具60は、走行部1aよりも後側に位置している。また、植付部ミッションケース30に基部を固着した上部フレーム34に後記苗載台55が取り付けられ、苗供給装置4は苗載台55の後方に配置され、また苗供給装置4と後記苗載台55は苗植付具60の上方に位置するように配置されている。
【0014】
図3に示すように、植付部ミッションケース30の入力軸30aは該ケース30の下端部から前方に突出しており、これを走行部ミッションケース7のPTO取出部7aに挿入することにより、該PTO取出部7a内の走行部側の軸(図示せず)に伝動連結するようになっている。また、植付部ミッションケース30は、前記連結フレーム13にボルト38、…によって着脱自在に取り付けられている。このため、ボルト38、…を外し、PTO取出部7aから入力軸31aを抜くことにより、走行部1aから植付部1bごと取り外せることができ、植付部1bのメンテナンスが容易に行える。
【0015】
側面視において、植付部ミッションケース30は連結フレーム13から後方上向きに設けられ、且つ第一植付伝動ケース31は植付部ミッションケース30の上端部から後方下向きに設けられ、且つ第二植付伝動ケース32は第一植付伝動ケース31の下端部から水平後方に設けられている。この構成とすることにより、機体の前後長を必要以上に長くすることなく、第二植付伝動ケース32の下側に前記天秤杆22が移動するためのスペースが確保されている。
【0016】
また、平面視において、植付部ミッションケース30は、連結フレーム13の右端部に固着されており、昇降シリンダ21と天秤杆22と右側の連結ロッド26の間に形成される機体制御機構の右側空間部を通って上方に延びている。そして、第一植付伝動ケース31は植付部ミッションケース30の左側、第二植付伝動ケース32は第一植付伝動ケース31のさらに左側に配置されている。ローリングシリンダ27が設けられていない分だけ左側空間部よりも右側空間部の方が広いので、植付部ミッションケース30を右側に配置するのが好ましい。
【0017】
また、植付部ミッションケース30、第一植付伝動ケース31及び第二植付伝動ケース32を左右に振り分けて配置することにより、左右の重量バランスが良好となる。
【0018】
図4に示すように前輪のトレッドを調整する軸である前輪支持ロッド18、18を両端に取り付けた前輪支持フレーム17に畝案内ローラ35、35の取り付け軸を設けたことに本実施の形態の特徴がある。
【0019】
畝案内ローラ35は畝の法面に垂直に当接するように斜めに、左右一対取り付けられ、苗の移植作業を行うに際しては、前輪3、3(後輪2、2も)が苗の植付けを行う畝を跨ぐようにし、畝案内ローラ35、35を畝の両側法面に沿わせる。そして、後輪2、2を回転させて機体を進行させる。
【0020】
畝が曲がっていると、前輪3、3より内側で回動する畝案内ローラ35、35が畝の法面に押されることにより機体の進行方向が変更される。この動作により機体が畝に追従して進行する。
【0021】
畝案内ローラ35、35は畝案内ローラ支持アーム36、36の先端に断面「コ」字状のローラ回転軸支持部材37、37を介して回転自在に取り付けられている。畝案内ローラ支持アーム36、36は基部側のアウターアーム36a、36aと先端側のインナーアーム36b、36bからできており、アウターアーム36a、36aとインナーアーム36b、36bはセットボルト38、38で取り付け角度を変えて固定できるので畝の傾斜面の法線に畝案内ローラ35、35のローラ面を当接させることができる。
【0022】
前輪支持アーム17のアウターアーム17bとインナーアーム17c、17cとは、図4中の前後方向のピン17d、17e(ピン17eは図示せず)により互いに左右にスライドしないように取り付けられている。
【0023】
そして、前記ピン17d、17eが挿入される穴(図示せず)をインナーアーム17c、17cに複数個左右に配列しており、ピン17d、17eが挿入される穴を選択して、前輪3、3のトレッドを決定するようになっている。
【0024】
また、前輪支持アーム17のインナーアーム17cには、アウターアーム17bより前輪支持ロッド18側に畝案内ローラ支持アーム36のアウターアーム36aの基部が外挿されており、該アウターアーム36aの基部はインナーアーム17c、17cにセットボルト38で取り付け角度を変えて固定できる。
【0025】
従って、畝Uの幅に合わせて前輪支持アーム17のアウターアーム17bと両端側のインナーアーム17c、17cをセットするときに畝案内ローラ35、35も同時に移動するので、前輪支持フレーム17の畝幅に対する調整を忘れるようなことはない。
【0026】
このように図4に示す簡単な畝案内ローラ35、35の取り付け構造により、畝の大きさに合わせて自在に畝案内ローラ35、35の取り付け位置を調節できる。
【0027】
図5に示すように畝案内ローラ35は畝案内ローラ支持アーム36の先端に断面コ字状のローラ回転軸支持部材37を介して取り付けられるが、ローラ回転軸支持部材37は半円形の取付片39を介して畝案内ローラ支持アーム36の先端に固定されている。図5に示す構成の特徴は、半円形取付片39にあり、その中心部に設けたピン39aを介して畝案内ローラ支持アーム36とローラ回転軸支持部材37を接合し、かつ該半円形取付片39にはピン39aを中心にして、その対称位置に一対の長穴39b、39bが半円形状曲面に沿って設けられていて、該長穴39b、39bを貫通してボルト39cで半円形取付片39とローラ回転軸支持部材37とを固定する。
【0028】
図5に示すように畝案内ローラ35の取付構造であると、一方の長穴39bに固定していたボルト39cを外し、ピン39aを中心にして半円形取付片39を180°回転させた後、半円形取付片39の他方の長穴39bに移したボルト39cを介して畝案内ローラ支持アーム36とローラ回転軸支持部材37を固着すると図5に示す取付構造とは鏡面対称の畝案内ローラ35の取付構造が得られ、左右別々の畝案内ローラ35の取付構造物を製造することはなくなる。
【0029】
また、図示していないが、ピン39aの位置を半円形取付片39の中心部よりずれた位置に設けた構成を採用することで、ピン39aを中心にして半円形取付片39を180°回転させた後、半円形取付片39の長穴39bを介して畝案内ローラ支持アーム36とローラ回転軸支持部材37を固着すると図6(a)、(b)に示すように、畝案内ローラ35の畝Uに対する高さを変えた構成が得られ、畝案内ローラ35の畝Uに対する適応性が拡大する。
【0030】
また、図7(a)に示すような畝案内ローラ35の構成にすると様々な畝形状に畝案内ローラ35を合致させることができる。
畝案内ローラ35は畝案内ローラ支持アーム36の先端に断面コ字状のローラ回転軸支持部材37を介して取り付けられるが、ローラ回転軸支持部材37は畝案内ローラ支持アーム36の先端に固着された取付片39の中心部に設けたピン39aを中心に回転自在に畝案内ローラ支持アーム36と接合される。取付片39には長穴39bがあるので、該長穴39bを貫通するボルト39cで取付片39とローラ回転軸支持部材37との取り付け位置を調整して固定することで畝案内ローラ支持アーム36の伸びる方向と畝案内ローラ35の軸方向との取り付け角度を変えることができる。
【0031】
上記構成により畝案内ローラ35の畝側面に当接する高さ方向の高さHと幅方向に長さLとを図7(b)に示すように種々の高さH1、H2と長さL1、L2のものが得られる。畝の傾斜面が平面状できれいに成形されているときは、畝案内ローラ35を高さH1、長さL1の状態にして、機体が安定して畝に誘導されるようにする。逆に畝の傾斜面が上下方向で凹凸がある(きれいに成形されていない)ときは、畝案内ローラ35を高さH2、長さL2の状態にして、不要に機体が操向しないようにする。また畝が低いときも、畝案内ローラ35を高さH2、長さL2の状態にして、機体が正確に畝に誘導されるようにする。こうして畝Uの形状に対する適用性が拡大する。
【0032】
また、図8に示すように各畝案内ローラ35、35を先端に取り付けた一対の畝案内ローラ支持アーム36、36を交差させてグリップボルト43でその交差角度を調整できる構造にしても良い。図8に示す一対の畝案内ローラ支持アーム36は畝案内ローラ35側のインナー36bとその反対側のアウター36a及び該アウター36aの端部側に固着して設けられる長穴36d付きの板片36cからなる。
【0033】
図8に示す例では、一対の畝案内ローラ支持アーム36の板片36cの長穴36d部分で交差しており、該長穴36dを貫通するグリップボルト43でその交差角度を調整して固定する。グリップボルト43で固定された、アーム36、36の交差角度は一対の畝案内ローラ支持アーム36、36にそれぞれ設けられた補強板44、44とその長穴44a、44aを貫通して設けられたグリップボルト45でも保持される。また一対の畝案内ローラ支持アーム36、36の畝案内ローラ35、35側の先端には畝案内ローラ35、35に固着された畝案内ローラ支持板36e、36eを介して回転自在かつ伸縮自在に取り付けられている。
【0034】
そのため、図8に示す畝案内ローラ36の取付構造により、グリップボルト43を緩めて左右の畝案内ローラ支持アーム36、36の交差位置を変更することで左右の畝案内ローラ35、35の角度や位置を同時に調整できるので、左右の畝案内ローラ35、35の角度や位置を左右対称に維持できると共に、畝の形状、大きさに応じて容易に畝案内ローラ35を適合させることができる。
【0035】
また図9に示すように前輪支持ロッド18の複数の取付穴18aにより前輪3が前輪支持アーム17に対して上下調整可能になっており、前輪3の上下調整に伴って、畝案内ローラ35の取り付け高さが変更され、畝案内ローラ35の取り付け高さの調整を忘れることなく、容易に行える。その結果、畝追従性が向上し、畝案内部の上下調節機構が簡素化できる
図10に示すように、畝案内を行う畝案内ローラ35が機体の昇降用チェンケース16(図1)と連動して上下する構成にしても良い。図10に示す構成で畝案内ローラ35は前輪支持ロッド18、18の前輪支持フレーム17に回転自在に取り付けられた畝案内ローラ支持アーム36の先端に固定されている。
【0036】
また、畝案内ローラ支持アーム36はアウターアーム36aとインナーアーム36bからできており、アウターアーム36aとインナーアーム36bはセットボルト38で取り付け角度を変えて固定できるので、インナーアーム36bの先端に取り付けられた畝案内ローラ35は畝の傾斜面の傾斜角度に応じて案内ローラ支持アーム36に回転自在に固定でき、畝の法面に垂直に当接させることができる。アウターアーム36aの前輪支持フレーム17への取付部材36aaに連結する部分とチェンケース16の取付部材16aと連結するロッド48が設けられる。ロッド48の両端には断面U字状部材48aで前輪支持フレーム17への取付部材36aaとチェンケース16の取付部材16aとを回動自在に連結する。またチェンケース16の取付部材16aにはロッド48の長穴48bが設けられている。
【0037】
上記図10に示す畝案内ローラ取付構造では、苗移植機の旋回時にはハンドル6を持ち上げて機体前方の装置などを畝から十分浮き上がらせて旋回動作を行うので、チェンケース16と連結するロッド48により牽引されて畝案内ローラ支持アーム36のアウターアーム36aがその基部を中心にして上方に回転するので機体前方に取り付けた畝案内ローラ35と畝案内ローラ支持アーム36が上方に移動する。このとき、チェンケース16側のロッド48に長穴48bが設けられているので苗移植機の上方回転の開始に遅れて畝案内ローラ35が上に動く。
【0038】
前輪3が上下固定で後輪2のみが上下するタイプの移植機において、畝案内ローラ35を前輪3より前に出していると、機体のリフト時に、畝案内ローラ35が下方に動き、畝を押さえるようになってしまう。これを解決するために図10に示す構成にすると、苗移植機の通常使用時は連動しないが、ある程度機体がリフトした時点で連動して畝案内ローラ35が自動的にリフトする。このようにすると畝案内ローラ35が通常作業時には畝を押さえ過ぎないし、苗移植機の旋回時に邪魔にならない。
【0039】
次に苗供給装置4と苗植付装置5の説明を簡単にする。
苗供給装置4は、複数の苗供給カップ40、…を円周上に等間隔で配置したターンテーブル41を備えている。このターンテーブル41は機体の左右中心よりも若干右寄りの位置に配置されている。ターンテーブル41は詳細な説明は省略するが、中心軸42(図2)を支点にして回転自在に設けられ、苗植付装置5の作動と同期して苗供給カップ40、…の取付間隔分づつ間欠的に回転し、各苗供給カップ40、…の底部の開閉自在なシャッタ(図示せず)が特定位置の開放することで苗植付装置5(の先端が尖ったカップ状の苗植付具60から)供給させる苗を畝に植え付けることができる。なお、カップ状の苗植付具60が図1の一点鎖線Xに示す軌跡で動き、その上死点近傍で苗供給カップ40から苗を受け取りながら、その下死点近傍で開き、中の苗が畝に植え付ける。
【0040】
ターンテーブル41の前側には育苗トレイを載せられる苗載台55が設けられている。苗載台55は、上部フレーム34から前方に突設した図示しない取付棒を介して取り付けられ、育苗トレイを水平に支持するように設けられている。
【0041】
人手により、苗載台55に載置されている育苗トレイのポット苗を各苗供給カップ40、…に補給する。ターンテーブル41の回転により苗の入った苗供給カップ40が苗供給位置まで移動すると、シャッタ(図示せず)が開き苗が苗植付装置5の苗植付具60の中に落下する。
【0042】
また苗植付位置の後方には、左右一対の鎮圧輪80、80が設けられている。
この鎮圧輪80、80は、下部ほど互いの間隔が狭くなるように斜めに取り付けられ、ロッド92に遊嵌させた重り81によって下向きに付勢されており、機体の進行に伴って畝面を転動し、苗が植付けられた後の苗移植穴の周囲の土を崩落させて穴を埋め戻すと共に、その跡を軽く鎮圧するようになっている。
【0043】
また、ロッド92はメインフレーム14の前後中間部に固着した支持枠86に上下に揺動自在に支持された揺動フレーム87の後端部に取り付けられている。
畝面の凹凸に応じて鎮圧輪80、80が機体に対し上下動すると、その鎮圧輪80、80の上下動による接地プレート28が畝の上面を検出して感知リンク機構29を介して油圧バルブユニット20内の昇降用油圧バルブ(図示せず)に伝えられ、揺動フレーム87の角度が元に戻る方向に昇降シリンダ21を作動させる。これにより、畝の上面から機体までの高さを一定に維持するように機体を昇降制御する。
【0044】
更に、メインフレーム14の後部には鎮圧輪固定レバー90が回動自在に支持され、鎮圧輪固定レバー90は鎮圧輪80、80を非接地状態まで上昇させた位置で固定するものである。
【0045】
揺動フレーム87は機体の右側に配置されているので、機体の左側を歩行する作業者がこの揺動フレーム87に接触することがなく、確実な鎮圧を行えると共に、機体の昇降を正確に行える。
【0046】
操縦ハンドル6は両端が後方に延びる平面視略コ字形をしており、その両端部にグリップ6a、6aが取り付けられている。旋回時や路上走行時には、作業者がグリップ6a、6aを握って操縦する。操縦ハンドル6は機体の左右中心から右側にずらせて設けられているので、畝の右側の溝を歩行しながらハンドル操作や苗補給作業を行いやすく、また、機体の左側を歩行しながら苗補給作業を行う時に邪魔にならない。
【0047】
グリップ6a、6aの下側にはサイドクラッチレバー100、100が設けられている。また、操縦ハンドル6の基部には操作パネル101が設けられ、該操作パネル101に、苗供給装置4及び苗植付装置5へ伝動する植付クラッチの入・切操作と機体の昇降操作をする植付昇降レバー102、メインクラッチの入・切操作をするメインクラッチレバー103等が設けられている。
【0048】
また、前輪3が駆動輪で、前後輪3、2が共に上下するタイプの苗移植機では、ハンドル6を持ち上げて後輪3を圃場から浮かせて前輪3で機体を旋回させる。このタイプの移植機では機体本体の前方に取り付けた畝案内ローラ支持アーム36の基部側を上下方向回転可能にしておき、図11に示すように、畝案内ローラ支持アーム36と機体本体との間にスプリング46をセットしておく。ハンドル6(図1)を持ち上げて機体前方にある畝案内ローラ35が苗移植機の旋回の邪魔にならないように自動的にリフトする構成にしても良い。
【0049】
苗移植機の旋回時にはハンドル6を持ち上げて機体前方の装置などを畝Uから十分浮き上がらせて旋回動作を行うので、このとき、機体前方に取り付けた畝案内ローラ35と畝案内ローラ支持アーム36が一定以上傾くとスプリング46の支点越えがあり、スプリング力で畝案内ローラ35とその支持アーム36は畝Uの上方に収納される。このとき畝案内ローラ支持アーム36の上方への動きに連動するリンク47がチェンケース16から伸びている。
【0050】
苗移植機の旋回後は、前輪3、3を機体に対して上昇させるとチェンケース16の畝平面に対する傾斜角度が変化するので、チェンケース16と連動したリンク47に畝案内ローラ支持アーム36を下方に移動する力がかかり、ある一定以上傾くとスプリング46の支点越えをし、スプリング力で畝案内ローラ35は畝上に作業時の状態にセットされる。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、畝の幅が変わって、走行車輪の幅を変化した畝幅に合わせるときに一対の畝案内ローラの幅も変化した畝幅に合わせ忘れがないので作業性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の苗移植機の側面図である。
【図2】 図1の苗移植機の平面図である。
【図3】 図1の苗移植機の走行部と植付部の連結部分の斜視図である。
【図4】 図1の苗移植機の一実施の形態の畝案内ローラ付近の斜視図である。
【図5】 図1の苗移植機の一実施の形態の畝案内ローラ取付部の斜視図(図5(a))この畝案内ローラを畝に適用した場合の正面図(図5(b))である。
【図6】 図1の苗移植機の一実施の形態の畝案内ローラ付近の斜視図である。
【図7】 図1の苗移植機の一実施の形態の畝案内ローラ付近の斜視図である。
【図8】 図1の苗移植機の一実施の形態の畝案内ローラ付近の斜視図である。
【図9】 図1の苗移植機の一実施の形態の畝案内ローラ付近の斜視図である。
【図10】 図1の苗移植機の一実施の形態の畝案内ローラ付近の斜視図である。
【図11】 前輪駆動でハンドルで後輪を持ち上げて旋回するタイプの苗移植機の一実施の形態の畝案内ローラ付近の斜視図である。
【符号の説明】
1 野菜移植機 1a 走行部
1b 植付部 2 後輪
3 前輪 4 苗供給装置
5 苗植付装置 6 操縦ハンドル
6a グリップ 7 走行部ミッションケース
7a PTO取出部 9 エンジン
10 油圧ポンプ 11 燃料タンク
12 ボンネット 13 連結フレーム
14 メインフレーム 15 回動筒部
16 走行伝動(チェーン)ケース 16a 取付部材
17 前輪支持フレーム 17a ピボット軸
17b アウターアーム 17c インナーアーム
17d ピン 18 前輪支持ロッド
18a 取付穴 20 油圧バルブユニット
21 昇降シリンダ 21a ピストンロッド
22 天秤杆 23 取付部材
24 ガイド軸 25 スイングアーム
26 連結ロッド 27 ローリングシリンダ
28 接地プレート 29 感知リンク機構
30 植付部ミッションケース 30a 入力軸
31 第一植付伝動ケース 32 第二植付伝動ケース
34 上部フレーム 35 畝案内ローラ
36 畝案内ローラ支持アーム 36aa 前輪支持アームへの取付部材
36a 畝案内ローラ支持アウターアーム
36b 畝案内ローラ支持インナーアーム
36c 板片 36d 長穴
36e 支持板 37 ローラ回転軸支持部材
38 セットボルト 39 取付片
39a ピン 39b 長穴
39c ボルト 43、45 グリップボルト
40 苗供給カップ 41 ターンテーブル
42 中心軸 44 補強板
44a 長穴 46 スプリング
47 リンク 48 ロッド
48a 断面U字状部材 48b 長穴
55 苗載台 60 苗植付具
80 鎮圧輪 81 重り
86 支持枠 87 揺動フレーム
88 連動機構 90 鎮圧輪固定レバー
92 ロッド 100 サイドクラッチレバー
101 操作パネル 102 植付昇降レバー
103 メインクラッチレバー
Claims (1)
- 圃場の畝を跨ぐようにして畝の谷間を走行する進行方向左右一対の走行車輪(3,3)と、
該一対の走行車輪(3,3)の前記左右位置を変更可能な設置位置変更機構(17)を設け、
該設置位置変更機構(17)に畝傾斜面に当接する左右一対の畝案内ローラ(35,35)を取り付け、
前記設置位置変更機構(17)は、
前記左右の走行車輪(3,3)をそれぞれ支持する左右の走行車輪支持インナーアーム(17c,17c)と、
該左右の走行車輪支持インナーアーム(17c,17c)の間に設けられ、一端部と他端部に前記左右の走行車輪支持インナーアーム(17c,17c)の先端部がそれぞれ挿入して挿入位置が変更可能に固定された走行車輪支持アウターアーム(17b)とを有し、
前記左右の畝案内ローラ(35,35)の設置位置変更機構(17)への取り付け機構は、
左右の畝案内ローラ(35,35)をそれぞれ支持する左右のローラ支持インナーアーム(36b,36b)と一端部に該ローラ支持インナーアーム(36b,36b)が挿入して取り付け角度が変更可能に固定され、他端部が前記左右の走行車輪支持インナーアーム(17c,17c)に外挿して取り付け角度が変更可能に固定された左右のローラ支持アウターアーム(36a,36a)とからなる左右の畝案内ローラ支持アーム(36,36)と、
前記ローラ支持インナーアーム(36b,36b)と畝案内ローラ(35,35)との間に設けられ、畝案内ローラ(35,35)の軸を支持するローラ回転軸支持部材(37,37)と、
該ローラ回転軸支持部材(37,37)を前記ローラ支持インナーアーム(36b,36b)に回転可能に接合するピン(39a,39a)とを有することを特徴とする苗移植機。
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