JP4622104B2 - リクライニング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はリクライニング装置に関し、特に、メモリ機構付きのリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シートバックを前方へ傾倒し得るリクライニングシートにおいては、前方へ傾倒状態にあるシートバックを起立状態に復帰させる場合には、シートバックは、リクライニング装置に設定されている初段ロック位置に復帰するように構成されている。このため、シートバックを任意のロック位置にてロックして起立させている使用状態において、シートバックを前方へ傾倒状態にした後に、元の起立状態に復帰させる場合、一旦初段ロック位置に復帰させたシートバックを位置調整する必要があって使い勝手がよくない。
【0003】
このため、シートバックを前方へ傾倒する際のシートバックの起立位置を記憶するメモリ機構を備えたリクライニング装置が、例えば特開平11−70028号公報に提案されている。当該リクライニング装置を備えるリクライニングシートにおいては、メモリ機構が前方へ傾倒する際のシートバックの起立位置を記憶していて、前方へ傾倒状態にあるシートバックを起立状態に復帰させる場合には、メモリ機構がシートバックをその記憶位置に誘導して、シートバックを前方へ傾倒する際の起立位置に復帰させるものである。
【0004】
従って、このようなメモリ機構付きのリクライニング装置によれば、使い勝手のよいリクライニングシートを構成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のメモリ機構付きのリクライニング装置は、上記した公報に提案されているリクライニング装置からも明らかなように、メモリプレート、メモリカム、メモリスラグ等の多数の構成部材からなるもので、これらの部材が複雑な形状に形成されていることから、リクライニング装置の内部構造が複雑になるとともに、組付け性に大きな問題があり、しかも、装置が必然的に大型化するとともに重量が増大することになる。
【0006】
従って、本発明の目的は、既存のリクライニング装置の内部構造を有効に利用してわずかな部材を追加することにより、内部構造が簡単なメモリ機構付きのリクライニング装置を提供することにある。
【0007】
本発明はリクライニング装置に関するもので、先端側に外歯を有するポールと、内周側に内歯を有する円環状でシートバックまたはシートクッションに結合されるラチェットと、前記ポールを前記ラチェットの内歯に対して進退可能に保持し前記シートクッションまたはシートバックに結合されるホルダと、前記ポールを受承し同ポールを前進方向に押圧して前記ラチェットに噛合させるとともに任意の操作力により動作して前記ポールに対する押圧力を解除して同ポールと前記ラチェットの噛合状態を解除するカム体と、前記カム体が嵌合する支持軸上に一体回転可能に組付けられ回動操作により前記カム体を動作して前記ポールの前記ラチエットに対する噛合状態を解除するロック解除用の第1の操作レバーを備え、前記ポールと前記ラチェットの噛合時には同ラチェットと前記ホルダの相対回転を規制し、かつ、前記ポールと前記ラチェットの噛合解除時には同ラチェットと前記ホルダの相対回転を許容する形式のリクライニング装置を適用対象とするものである。
【0008】
しかして、本発明に係るリクライニング装置においては、前記ラチェットの前記ホルダに対する相対回転角度を記憶すべき位置では前記ポールの前記ラチェットに対する噛合を許容するとともにその他の位置では噛合を規制するメモリ手段と、前記シートバックの前方への傾倒動作に応じて前記メモリ手段を前記ラチェットに連結する連結手段と、前記ラチェットが記憶位置に復帰するまでは前記連結手段による連結を保持し復帰時には連結を解除する保持手段と、前記支持軸上に前記第1の操作レバーと並列して回転可能に組付けられ回動操作の途中で前記連結手段を動作するとともに、同第1の操作レバーに係合して同第1の操作レバーを同方向へ一体的に回動させる前倒し用の第2の操作レバーを備え、前記メモリ手段は、前記ラチェットの前記ホルダに対する相対回転角度を記憶すべき位置では前記ポールの前記ラチェットに対する噛合を許容し、その他の位置では前記ポールと係合して噛合を規制するものであり、かつ、前記連結手段は、前記第2の操作レバーの回動動作に応じて動作して前記メモリ手段を前記ホルダ側から前記ラチェット側に軸方向へ移動して同ラチェットに連結して同ラチェットと互いに同期的に回転させることを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係るリクライニング装置においては、前記メモリ手段は、前記ポールに設けた突起部の周方向への移動を許容する通路を形成する溝を有するメモリプレートであって、前記ラチェットの前記ホルダに対する相対回転角度を記憶すべき位置では前記ポールの前記ラチェットに対する噛合を許容する幅広の溝部を有し、その他の位置では前記ポールの突起部と係合して噛合を規制する幅狭の溝部を有するものであり、前記連結手段は、前記シートバックの前方への傾倒動作に応じて動作して前記メモリ手段を前記ラチェット側に移動して同ラチェットに連結する押圧手段であって、連結した前記メモリ手段を前記ラチェットと同期的に回転させるものであり、前記保持手段は、前記メモリ手段を前記ラチェットとの連結を解除する方向に付勢するばねと、記憶位置でのみ前記メモリ手段と前記ホルダとの間で互いに嵌合して前記メモリ手段を前記連結手段による連結状態から解除するとともに前記メモリ手段を前記ホルダと相対回転しないようにし、記憶位置以外では前記ばねの付勢力に抗して前記メモリ手段を前記連結手段による連結状態に保持する嵌合部を有する構成とすることができる。
【0010】
また、本発明に係るリクライニング装置においては、前記ラチェットは前記円環状の内周側に壁部を有し、同壁部と前記ポールとの間に前記メモリ手段および前記ばねが配置されている構成とすることができる。
【0011】
また、本発明に係るリクライニング装置においては、前記メモリ手段を構成するメモリプレートは外周縁に外歯を有し、同外歯は前記ラチェットの内歯に隣接して設けた内歯に噛合可能に形成されて前記連結手段を構成している構成とすることができる。
【0012】
また、本発明に係るリクライニング装置においては、前記ポールは、前記シートバックの傾倒動作時と角度調整動作時の前記ラチェットに対する噛合の解除動作が連動する構成とすることができる。
【0014】
【発明の作用・効果】
本発明に係るリクライニング装置においては、シートバックの起立状態から前方への傾倒動作に応じてポールとラチェットとの噛合を規制し、かつ、シートバックの傾倒状態から元の起立状態へ復帰した際にはポールとラチェットとの噛合を許容する機能を備えている。このため、当該リクライニング装置によれば、シートバックを傾倒状態から起立状態に復帰させる場合、シートバックを倒覆前の起立位置に確実に復帰させることができる。かかる機能を有する機構は簡単な構成とすることができて、内部構造が簡単なメモリ機構付きのリクライニング装置を構成することができるとともに、メモリ機構を内蔵させることによる装置の大型化および装置の重量増大を抑制することができる。
【0015】
本発明に係るリクライニング装置の基本的な態様では、メモリ手段を構成するメモリプレートがホルダ側に連結している場合には、ポールはラチェットの内歯に対する進退を許容されているため、カム体の動作により、ポールをラチェットの内歯に噛合させ、かつ、その噛合を解除させることができる。これにより、リクライニングシートのシートバックを所望の位置に調整して起立状態に保持することができる。
【0016】
当該リクライニング装置においては、メモリ機構を構成するメモリプレートがラチェット側に連結すると、メモリプレートはポールのラチェットに対する噛合位置を記憶した状態でラチェット側に連結される。また、この連結状態では、ポールのラチェットの内歯に対する進退を規制され、かつ、ポールによるメモリプレートの回転規制が解かれて、シートバックの前方への傾倒時には、メモリプレートはポールのラチェットに対する噛合位置を記憶した状態でラチェットと一体に回転して、シートバックの前方への傾倒を許容する。
【0017】
また、前方へ傾倒状態にあるシートバックを起立復帰させる場合には、シートバックの後方への回動により、メモリプレートはラチェットと一体に回転する。メモリプレートが、ポールのラチェットに対する噛合位置を記憶した位置に回転復帰すると、メモリプレートの連結がラチェット側からホルダ側に切替わるとともに、ポールはラチェットの内歯に対する進退を許容され、ポールがラチェットに噛合してシートバックを前方へ傾倒する際のロック位置の起立状態に復帰させる。
【0018】
このように、当該リクライニング装置によれば、使い勝手のよいリクライニングシートを構成することができるが、当該リクライニング装置を構成するメモリ機構は、1枚のメモリプレートを主要構成部材として、既存のリクライニング装置の内部構造を有効に利用して構成されている。このため、内部構造が簡単なメモリ機構付きのリクライニング装置を構成することができるとともに、メモリ機構を内蔵させることによる装置の大型化および装置の重量増大を抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一例に係るリクライニング装置の一部省略縦断正面図、図2は当該リクライニング装置における図1の2−2線での縦断面図、図3は当該リクライニング装置における図1の3−3線での縦断面図、図4は当該リクライニング装置を分解した斜視図である。
【0020】
当該リクライニング装置Rは、固定円盤11、可動円盤12、支持軸13、ロック解除用の第1操作レバー14、カムプレート15、2個のスライドポール16、操作アーム17、メモリプレート18、板バネ19、スパイラルスプリング21、セットプレート22、3本の押圧ピン23、および前倒し用の第2操作レバー24にて構成されている。かかる構成において、固定円盤11は本発明におけるホルダに相当し、可動円盤12は本発明におけるラチェットを具備し、カムプレート16は本発明におけるカム体に相当する。また、メモリプレート18、板バネ19、および各押圧ピン23は、本発明におけるメモリ機構を構成するもので、板バネ19および各押圧ピン23は、当該メモリ機構における連結手段を構成する。
【0021】
当該リクライニング装置Rにおいて、固定円盤11と可動円盤12は互いに対向して重合されていて、可動円盤12側から嵌合されたセットプレート22の外周縁部をかしめることにより、一体的に結合されている。カムプレート15、各スライドポール16、操作アーム17、メモリプレート18、板バネ19およびスパイラルスプリング21は、後述するように、固定円盤11と可動円盤12が形成する収容空間部に収容された状態で、これらの構成部材の中央部を貫通する支持軸13に直接的に、または構成部材を介して間接的に支持されている。支持軸13の外端部には、第1操作レバー14および第2操作レバー24が取付けられている。当該リクライニング装置Rにおいては、その固定円盤11をシートクッションの後端部に取付けられるロアアームA1に組付けられ、かつ、その可動円盤12をシートバックの下端部に取付けられるアッパアームA2に組付けられて、シートバックをシートクッションに前後方向へ回動可能に支持して、リクライニングシートを構成する。
【0022】
当該リクライニング装置Rを構成する固定円盤11は、図2〜図4に示すように、円盤本体11aの内側に段付きの円形凹所11bを備え、円形凹所11b内には、十字状に交差して縦横に延びるガイド溝11cが形成されている。ガイド溝11cは、円形凹所11bよりも一段と深く形成されていて、ガイド溝11cの各交差部の4カ所の外側角部が略三角形状を呈する受承壁部11dとなっている。各受承壁部11dは、円盤本体11aと同一の厚み寸法となっている。円形凹所11bの中央部には、貫通孔11eが形成されているとともに掛止溝11fが形成されている。また、円形凹所11bの周縁部には、係合突起11gが形成されている。
【0023】
可動円盤12は、図2〜図4に示すように、円盤本体12aの内側に段付きの円形凹所12bを備え、円形凹所12bの外側大径部である円環状部の内周の全周面、および、内側小径部である円環状部の内周の全周面に内歯が形成されていて、外側大径部円環状部がラチェット12cに形成され、かつ、内側小径部の円環状部が後述するメモリプレート18が噛合する連結部12dに形成されている。円盤本体12aは、固定円盤11の開口部側に重合された際には、その円形凹所11bに丁度嵌合する寸法に形成されている。また、円形凹所12bの中央部には固定円盤11の貫通孔11eに対向する円筒状ボス12eが形成されている。
【0024】
カムプレート15は、長方形状のプレート本体15aの上下の縁部の中央部に係合突起部15bを備えるとともに、係合突起部15bを挟んで左右の部位に凹凸状の受承カム部15cを備えている。また、プレート本体15aの中央部には、後述する操作アーム17が嵌合する嵌合穴15dが形成されている。カムプレート15は、固定円盤11のガイド溝11cにおける十字状に交差する交差部に、横方向へ移動可能に嵌合される。
【0025】
スライドポール16は門形形状を呈するもので、図2〜図4に示すように、先端側に外歯16bを有するポール本体16aと、ポール本体16aの外歯16bとは反対側の後端(組付けた状態では径内方側)から延びる左右一対の脚部16c,16dを備えている。ポール本体16aの外歯16bは、可動円盤12のラチェット12cに噛合可能に構成されている。また、ポール本体16aの一方の脚部16dの内側面には、内方へ突出する係合突起部16eが形成されている。
【0026】
各ポール16は、カムプレート15を挟んで、固定円盤11のガイド溝11cにおける交差部の上下の部位に上下方向へ移動可能に嵌合されて、各脚部16c,16dにて、カムプレート15の各受承カム部15cに受承される。各スライドポール16は、この組付け状態においては、係合突起部16eをカムプレート15の係合突起部15bに対向して係合し得る位置にある。また、一方のスライドポール16には、組付けた状態で後述するメモリプレート18側に突出する連結突起16fが形成されている。
【0027】
操作アーム17は、図2〜図4に示すように、円筒状本体17aに外方へ突出する係合アーム部17bを備えるとともに、円筒状本体17aの内周にスプラインを備えている。操作アーム17は、操作軸13上にスプライン嵌合して一体回転可能に組付けられて、カムプレート15の嵌合孔15eに嵌合し、係合アーム部17bが嵌合孔15eの内周面の一部に係合して、カムプレート15を回転すべく機能する。
【0028】
メモリプレート18は、円板状本体18aの外周面に歯部18bを備えるとともに、円板状本体18aの外周縁部に、同外周縁に沿って延びる円弧状溝18cと、固定円盤11に設けた係合突起11gに対向し得る部位に係合凹所18dを備え、さらには、可動円盤12の円筒状のボス部12eに嵌合する円形穴18eを備えている。円弧状溝18cは、径方向に小幅の長尺溝部18c1と、長尺溝部18c1の先端部に位置する径方向に大幅の短尺溝部18c2とからないるもので、円弧状溝18cには、組付け状態において、一方のポール16に設けた連結突起16fが嵌合する。これにより、同スライドポール16は連結突起16fを介してメモリプレート18に連結し、連結突起16fが長尺溝部18c1内に位置している場合には、長尺溝部18c1に沿って相対的に摺動し、連結突起16fが短尺溝部18c2内に位置する場合にのみ径方向へ進退する。
【0029】
板バネ19は、円環状を呈するもので、バネ本体19aの中央部には、可動円盤12の円筒状ボス部12eに嵌合する円形穴19bを備えている。
【0030】
スパイラルスプリング21は所定の巻き数を有するもので、図4に示すように、内端部21aは方形状に巻回されており、かつ、外端部21bは外方へ突出している。内端部21aは、操作アーム17の円筒状本体17aに丁度外嵌できる寸法に形成され、かつ、外端部21bは固定円盤11の掛止溝11fの一方に掛止し得る寸法に形成されている。
【0031】
セットプレート22は、図4に示すように、環状のプレート本体22aの外周縁部に筒部22bを備えているもので、固定円盤11と可動円盤12を互いに重合された状態において、可動円盤12側から固定円盤11の外周側に嵌合し得る寸法に形成されている。セットプレート22は、可動円盤12および固定円盤11に外嵌した状態で、図1に示すように、筒部22bの先端部をかしめて、固定円盤11および可動円盤12を互いに結合するようになっている。
【0032】
各押圧ピン23は、図2〜図4に示すように、固定円盤11の円盤本体11aの3箇所の部位に植設されているもので、脚部23aが円盤本体11aの内外を進退可能に貫通している。各押圧ピン23においては、図3に示すように、頭部23bがロアアームA1の貫通孔a1を貫通していて、第2操作レバー24の内側面とメモリプレート18の一側面に当接して位置している。
【0033】
これらの各構成部材は、例えば下記の順序で組付けられて、図1〜図3に示す構造のリクライニング装置を構成している。すなわち、固定円盤11の貫通孔11eに支持軸13を貫通し、貫通した支持軸13上に、スパイラルスプリング21、操作アーム17、カムプレート15、各ポール16、メモリプレート18、板バネ19、および可動円盤12をこの順序で組付け、次いで、セットプレート22を可動円盤12側から固定円盤11の外周に嵌合し、セットプレート22の筒部22bの先端部を図1に示すようにかしめる。これにより、リクライニング装置が組立てられる。
【0034】
組立てられた当該リクライニング装置Rにおいては、図1〜図3に示すように、可動円盤12がアッパアームA2に組付けられ、固定円盤11がロアアームA1に組付けられるとともに、操作軸13上に第2操作レバー24、スパイラルスプリング25、および第1操作レバー14が組付けられる。なお、ロアアームA1をシートクッションの後端部に組付け、かつ、アッパアームA2をシートバックの下端部に組付けることにより、リクライニングシートが構成される。
【0035】
この組付け状態においては、スパイラルスプリング21の外端部21bは固定円盤11の掛止溝11fの一方に掛止されていて、操作アーム17の筒状本体17aはスパイラルスプリング21の内端部21a内に挿入されている。カムプレート15は、固定円盤11のガイド溝11c内にて横方向に摺動可能に配置されて操作アーム17に外嵌し、操作アーム17の係合アーム17bがカムプレート15の嵌合孔15dに嵌合している。また、各スライドポール16は、固定円盤11のガイド溝11c内にてカムプレート15の上下の部位に半径方向へ摺動可能に位置している。メモリプレート18は、板バネ19とともに、可動円盤12の円筒状ボス12e上に嵌合していて、板バネ19の軸方向のバネ力により、カムプレート15および各スライドポール16の側面に当接している。
【0036】
また、この組付け状態においては、各スライドポール16は、固定円盤11の受承壁部11dで周方向の移動を規制されていて、その両脚部16c,16dにてカムプレート15の各受承カム部15cに受承され、その係合突起部16eがカムプレート15の係合突起部15bに対向している。また、一方のスライドポール16に設けた連結突起16fは、メモリプレート18の円弧状溝18cに嵌合して短尺溝部18c2に位置している。カムプレート15は、操作アーム17を介して受けるスパイラルスプリング21の周方向のバネ力により図示左方へ移動していて、各スライドポール16の各脚部16c,16dを各受承カム部15cの凸部にて受承し、各スライドポール16を前進させてラチェット12cの歯部の一部に噛合させている。
【0037】
また、この組付け状態においては、メモリプレート18は板バネ19の軸方向のバネ力により可動円盤12の連結部12dとは離間していて、図3に示すように、各押圧ピン23の脚部23aを先端側から押圧して、その頭部23bを第2操作レバー24の内面に当接させている。また、メモリプレート18は、その係合凹所18dを固定円盤11の係合突起11gに係合して、固定円盤11に連結状態にある。各押圧ピン23の頭部23bは、第2操作レバー24が非操作状態にある場合には同操作レバー24の内面に設けた凹所24aに位置し、第2操作レバー24が回動操作されると同操作レバー24の平面部24bに位置して軸方向に押動され、メモリプレート18を板バネ19に抗して軸方向に押動して可動円盤12の連結部12dに連結する。
【0038】
第1操作レバー14と第2操作レバー24においては、第1操作レバー14は操作軸13に対して一体回転可能に組付けられており、第2操作レバー24は操作軸13に対して回転可能に組付けられている。第2操作レバー24は、前方に延びる前側レバー部24cと後方へ延びる後側レバー部24dを備えるとともに、前側レバー部24cの根本部に掛止片部24eを備えている。第2操作レバー24の掛止片部24eは、同操作レバー24を回動操作したとき第1操作レバー14の中間部に掛止して、同操作レバー14を一体に回動操作すべく機能する。
【0039】
次ぎに、当該リクライニング装置Rの作動について、図5〜図7に基づいて説明する。なお、図5〜図7においては、同図(a)はラチェット12c、カムプレート15、スライドポール16、各操作レバー14,24の動作関係を示す正面視的説明図であり、同図(b)はその断面図であり、同図(c)はラチェット12c、スライドポール16、メモリプレート18の動作関係を示す正面視的説明図である。
【0040】
当該リクライニング装置Rは、第1操作レバー14および第2操作レバー24が共に非操作状態にある場合には図1〜図3に示す状態にあって、図5に示すように、カムプレート15は両スライドポール16を前進させてラチェット12cに噛合させて、可動円盤12を固定円盤11に対してロックしている。これにより、リクライニングシートにおいては、シートバックがシートクッションに対して起立状態に保持されている。この場合、メモリプレート18は固定円盤11側に連結されている。一方のスライドポール16においては、図5(c)に示すように、その連結突起16fがメモリプレート18の円弧溝18cにおける短尺溝部18c2に位置していて、ラチェット12cに対して進退可能な状態にあって、可動円盤12の固定円盤11に対するロックを解除可能な状態にある。
【0041】
このため、第1操作レバー14を回動操作すれば、操作軸13がスパイラルスプリング21に抗して回転し、操作アーム17を介してカムプレート15を図示右方へ摺動させる。これにより、各スライドポール16の脚部16c,16dは、カムプレート15の受承カム部15cにおける凹部に移行するとともに、カムプレート15の係合突起部15bがスライドポール16の係合突起部16eに係合して、スライドポール16を操作軸13側に後退させる。この結果、スライドポール16はラチェット12cから離間して可動円盤12の固定円盤11に対するロック状態が解除され、可動円盤12は固定円盤11に対して回転可能となる。
【0042】
これにより、シートバックは前後方向に傾動可能となり、シートバックのシートクッションに対する傾斜角度を任意に調整することができる。この調整時においては、メモリプレート18は固定円盤11に連結されて一体であって、一方のスライドポール16とメモリプレート18との位置関係は不変であり、スライドポール16は進退可能な状態にある。このため、第1操作レバー14の回動操作を解除すれば、スパイラルスプリング21の周方向のバネ力によりカムプレート15が図示左方に摺動して、各スライドポール16をラチェット12cに対して前進させて、ラチェット12cの歯部の一部に噛合させる。この結果、可動円盤12は固定円盤11に対してロックされ、シートバックはその調整位置にてシートクッションに保持される。
【0043】
当該リクライニング装置Rにおいて、シートバックを前方へ傾倒させる場合には、第2操作レバー24を回動操作する。第2操作レバー24の回動操作は、前側レバー部24cを引上げ操作することによっても、また、後側レバー部24dを踏込み操作することによっても可能である。第2操作レバー24の回動操作により、第1操作レバー14が連動して回動操作される。
【0044】
第2操作レバー24を回動操作すれば、図6に示すように、各押圧ピン23の頭部23bが第2操作レバー24の凹所24aから平面部24bに移行して、メモリプレート18を板バネ19に抗して軸方向に押動し、メモリプレート18を固定円盤11の係合突起部11gから離間させるとともに、可動円盤12の連結部12dに噛合させて可動円盤12に連結させる。メモリプレート18は、可動円盤12への連結時には、連結直前のスライドポール16との位置関係を保持した状態で可動円盤12に連結されることから、シートバックのその時点での起立位置を記憶する。
【0045】
また、第1操作レバー14の回動操作により、操作軸13がスパイラルスプリング21に抗して回転し、操作アーム17を介してカムプレート15を図示右方へ摺動させる。これにより、各スライドポール16の脚部16c,16dは、カムプレート15の受承カム部15cにおける凹部に移行するとともに、カムプレート15の係合突起部15bがスライドポール16の係合突起部16eに係合して、スライドポール16を操作軸13側に後退させる。この結果、スライドポール16はラチェット12cから離間して可動円盤12の固定円盤11に対するロック状態が解除され、また、一方のスライドポール16の連結突起16fは、メモリプレート18における円弧溝18cの長尺溝部18c1と同一円周上に位置する。
【0046】
これにより、シートバックは前後方向に傾動可能となり、シートバックはスパイラルスプリング25のバネ力で前方へ傾倒する。シートバックの傾倒時には、一方のスライドポール16の連結突起16fは、図6(c)に示すように、メモリプレート18における円弧溝18cの長尺溝部18c1内を移行し、また、この間、両スライドポール16は、ラチェット12c側への前進を規制されて、可動円盤12の固定円盤11に対するロック解除状態を保持し、メモリプレート18の可動円盤12との一体回転を許容する。シートバックの傾倒後には、第2操作レバー24は回動復帰しているが、第1操作レバー14は回動操作位置にあって、可動円盤12の固定円盤11に対するロック解除状態が保持されている。
【0047】
傾倒状態にあるシートバックを起立状態に復帰させるには、シートバックをスパイラルスプリング25のバネ力に抗して後方へ回動する。シートバックが第2操作レバー24の復帰位置に対応する位置に回動されると、図7(b)に示すように、固定円盤11に植設されている各押圧ピン23の頭部23bが第2操作レバー24の凹所24aに位置するとともに、固定円盤11の係合突起11gがメモリプレート18の係合凹所18dに対向する。このため、メモリプレート18は、各押圧ピン23からの押圧状態から解放されて、板バネ19の軸方向のバネ力により固定円盤11側に押動され、可動円盤12の連結を解除されて固定円盤に連結される。
【0048】
また、メモリプレート18の固定円盤11側への連結時には、一方のスライドポール16の連結突起16fは、メモリプレート18における円弧溝18cの短尺溝部18c2に復帰していて、各スライドポール16はラチェット12c側へ前進してラチェット12cの歯部の一部に噛合して、可動円盤12を固定円盤11に、シートバックの前方への傾倒直前の位置でロックする。これにより、シートバックは、前方への傾倒直前の起立位置に復帰して、起立状態を保持される。
【0049】
このように、当該リクライニング装置Rによれば、使い勝手のよいリクライニングシートを構成することができるが、当該リクライニング装置Rを構成するメモリ機構は、1枚のメモリプレート18を主要構成部材として、既存のリクライニング装置の内部構造を有効に利用して構成されている。このため、内部構造が簡単で、組付け性も良好なメモリ機構付きのリクライニング装置を構成することができるとともに、メモリ機構装置を内蔵させたことによる大型化および装置の重量増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクライニング装置の一部省略縦断正面図である。
【図2】同リクライニング装置の図1における2−2線に沿った縦断面図である。
【図3】同リクライニング装置の図1における3−3線に沿った縦断面図である。
【図4】同リクライニング装置を分解した斜視図である。
【図5】同リクライニング装置におけるラチェット、カムプレート、スライドポール、各操作レバーの一動作関係を示す正面視的説明図(a)、同断面図(b)、およびラチェット、スライドポール、メモリプレートの一動作関係を示す正面視的説明図(c)である。
【図6】同リクライニング装置におけるラチェット、カムプレート、スライドポール、各操作レバーの他の一動作関係を示す正面視的説明図(a)、同断面図(b)、およびラチェット、スライドポール、メモリプレートの他の一動作関係を示す正面視的説明図(c)である。
【図7】同リクライニング装置におけるラチェット、カムプレート、スライドポール、各操作レバーのさらに他の一動作関係を示す正面視的説明図(a)、同断面図(b)、およびラチェット、スライドポール、メモリプレートのさらに他の一動作関係を示す正面視的説明図(c)である。
【符号の説明】
R…リクライニング装置、A1…ロアアーム、A2…アッパアーム、11…固定円盤、11a…円盤本体、11b…円形凹所、11c…ガイド溝、11d…受承壁部、11e…貫通孔、11f…掛止溝、11g…係合突起、12…可動円盤、12a…円盤本体、12b…円形凹所、12c…ラチェット、12d…連結部、12e…円筒状ボス、13…支持軸、14…第1操作レバー、15…カムプレート、15a…プレート本体、15b…係合突起部、15c…受承カム部、15d…嵌合穴、16…スライドポール、16a…ポール本体、16b…外歯、16c,16d…脚部、16e…係合突起部、16f…連結突起、17…操作アーム、17a…円筒状本体、17b…係合アーム部、18…メモリプレート、18a…円板状本体、18b…歯部、18c…円弧状溝、18c1…長尺溝部、18c2…短尺溝部、18d…係合凹所、18e…円形穴、19…板バネ、19a…バネ本体、19b…円形穴、21…スパイラルスプリング、21a…内端部、21b…外端部、22…セットプレート、22a…プレート本体、22b…筒部、23…押圧ピン、23a…脚部、23b…頭部、24…第2操作レバー、24a…凹所、24b…平面部、24c…前側レバー部、24d…後側レバー部、24e…掛止片部、25…スパイラルスプリング。
Claims (5)
- 先端側に外歯を有するポールと、内周側に内歯を有する円環状でシートバックまたはシートクッションに結合されるラチェットと、前記ポールを前記ラチェットの内歯に対して進退可能に保持し前記シートクッションまたはシートバックに結合されるホルダと、前記ポールを受承し同ポールを前進方向に押圧して前記ラチェットに噛合させるとともに任意の操作力により動作して前記ポールに対する押圧力を解除して同ポールと前記ラチェットの噛合状態を解除するカム体と、前記カム体が嵌合する支持軸上に一体回転可能に組付けられ回動操作により前記カム体を動作して前記ポールの前記ラチエットに対する噛合状態を解除するロック解除用の第1の操作レバーを備え、前記ポールと前記ラチェットの噛合時には同ラチェットと前記ホルダの相対回転を規制し、かつ、前記ポールと前記ラチェットの噛合解除時には同ラチェットと前記ホルダの相対回転を許容するリクライニング装置であり、当該リクライニング装置は、前記ラチェットの前記ホルダに対する相対回転角度を記憶すべき位置では前記ポールの前記ラチェットに対する噛合を許容するとともにその他の位置では噛合を規制するメモリ手段と、前記シートバックの前方への傾倒動作に応じて前記メモリ手段を前記ラチェットに連結する連結手段と、前記ラチェットが記憶位置に復帰するまでは前記連結手段による連結を保持し復帰時には連結を解除する保持手段と、前記支持軸上に前記第1の操作レバーと並列して回転可能に組付けられ回動操作の途中で前記連結手段を動作するとともに、同第1の操作レバーに係合して同第1の操作レバーを同方向へ一体的に回動させる前倒し用の第2の操作レバーを備え、前記メモリ手段は、前記ラチェットの前記ホルダに対する相対回転角度を記憶すべき位置では前記ポールの前記ラチェットに対する噛合を許容し、その他の位置では前記ポールと係合して噛合を規制するものであり、かつ、前記連結手段は、前記第2の操作レバーの回動動作に応じて動作して、前記メモリ手段を前記ホルダ側から前記ラチェット側に軸方向へ移動して同ラチェットに連結して同ラチェットと互いに同期的に回転させることを特徴とするリクライニング装置。
- 請求項1に記載のリクライニング装置において、前記メモリ手段は、前記ポールに設けた突起部の周方向への移動を許容する通路を形成する溝を有するメモリプレートであって、前記ラチェットの前記ホルダに対する相対回転角度を記憶すべき位置では前記ポールの前記ラチェットに対する噛合を許容する幅広の溝部を有し、その他の位置では前記ポールの突起部と係合して噛合を規制する幅狭の溝部を有するものであり、前記連結手段は、前記シートバックの前方への傾倒動作に応じて動作して前記メモリ手段を前記ラチェット側に移動して同ラチェットに連結する押圧手段であって、連結した前記メモリ手段を前記ラチェットと同期的に回転させるものであり、前記保持手段は、前記メモリ手段を前記ラチェットとの連結を解除する方向に付勢するばねと、記憶位置でのみ前記メモリ手段と前記ホルダとの間で互いに嵌合して前記メモリ手段を前記連結手段による連結状態から解除するとともに前記メモリ手段を前記ホルダと相対回転しないようにし、記憶位置以外では前記ばねの付勢力に抗して前記メモリ手段を前記連結手段による連結状態に保持する嵌合部を有するものであることを特徴するリクライニング装置。
- 請求項2に記載のリクライニング装置において、前記ラチェットは前記円環状の内周側に壁部を有し、同壁部と前記ポールとの間に前記メモリ手段および前記ばねが配置されていることを特徴とするリクライニング装置。
- 請求項2または3に記載のリクライニング装置において、前記メモリ手段を構成するメモリプレートは外周縁に外歯を有し、同外歯は前記ラチェットの内歯に隣接して設けた内歯に噛合可能に形成されて前記連結手段を構成していることを特徴とするリクライニング装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のリクライニング装置において、前記ポールは、前記シートバックの傾倒動作時と角度調整動作時の前記ラチェットに対する噛合の解除動作が連動していることを特徴とするリクライニング装置。
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