JP4607654B2 - Spout wearing method - Google Patents
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Description
この発明は、パウチを各作業位置に順次停止させながら間欠的に搬送し、各作業位置においてそれぞれの作業を実行することにより、パウチへのスパウトの装着を段階的に行うようにしたスパウト装着方法に関する。 The present invention relates to a spout mounting method in which a pouch is intermittently transported while being sequentially stopped at each work position, and the spout is attached to the pouch in stages by executing each work at each work position. About.
例えば、図18(a)に示すように、合成樹脂フィルム等のフレキシブルシートによって形成されたサイドガセット部を有するパウチPの上縁部分UEに、飲口や注口となるスパウトSが装着されたパウチ容器SPは、上縁部分UEがヒートシールされていないパウチPを別工程によって予め製造しておき、同図(b)に示すように、このパウチPの開放された上縁部分UEにスパウトSを挿入した後に、その上縁部分UEをヒートシールすることによって、スパウトSをパウチPに装着することになる。なお、図18における網掛け表示部分がパウチPのヒートシール領域を示している。 For example, as shown to Fig.18 (a), spout S used as a mouthpiece or a mouthpiece was mounted | worn with the upper edge part UE of the pouch P which has the side gusset part formed of flexible sheets, such as a synthetic resin film. In the pouch container SP, a pouch P in which the upper edge portion UE is not heat-sealed is manufactured in advance in a separate process, and the pouch P is spouted on the opened upper edge portion UE of the pouch P as shown in FIG. After inserting S, the upper edge portion UE is heat-sealed, whereby the spout S is attached to the pouch P. The shaded display portion in FIG. 18 shows the heat seal area of the pouch P.
ところで、パウチを各作業位置に順次停止させながら間欠的に搬送し、各作業位置においてそれぞれの作業を実行することにより、パウチへのスパウトの装着を段階的に行う場合は、図19に示すように、スパウトのパウチへの挿入からヒートシールまでの一連の作業が同一作業位置において行われている。 When the pouch is attached to the pouch step by step by intermittently transporting the pouch to each work position and performing each work at each work position, as shown in FIG. In addition, a series of operations from insertion of the spout into the pouch to heat sealing are performed at the same operation position.
まず、同図(a)に示すように、パウチP及びスパウトSが所定の作業位置に供給されると、同図(b)に示すように、一対のオープナー91がパウチPの上縁部分を挟み込んで吸引保持した後、同図(c)に示すように、一対のオープナー91が相互に離反することで、パウチPの上縁部分を開口する。続いて、同図(d)に示すように、開口された上縁部分からパウチP内にスパウトSが挿入され、同図(e)に示すように、一対のオープナー91が吸引を解除した後、相互に離反する。そして、同図(f)に示すように、一対のオープナー91がパウチPの上縁部分から退避するように降下すると共に一対のシールバー92がパウチPの上縁部分まで降下した後、同図(g)に示すように、一対のシールバー92がパウチPの上縁部分を挟み込んでスパウトSをパウチPの上縁部分にヒートシールする。最後に、同図(h)に示すように、一対のシールバー92が相互に離反し、一対のオープナー91と共に上昇することで、同図(a)の状態に復帰する。
First, as shown in FIG. 5A, when the pouch P and the spout S are supplied to a predetermined work position, the pair of
しかしながら、上述したように、スパウトSのパウチPへの挿入からヒートシールまでの一連の作業を同一作業位置において行う場合は、パウチPへのスパウトSの挿入作業を行った後に、ある程度の時間を要する、パウチPに対するスパウトSのヒートシール作業を行わなければならないので、パウチPへのスパウトSの装着作業を高速化することができないといった問題がある。 However, as described above, when a series of operations from insertion of the spout S into the pouch P to heat sealing is performed at the same operation position, a certain amount of time is required after performing the operation of inserting the spout S into the pouch P. In short, since the heat sealing work of the spout S on the pouch P has to be performed, there is a problem that the work of attaching the spout S to the pouch P cannot be accelerated.
また、パウチPへのスパウトSの挿入作業から、パウチPに対するスパウトSのヒートシール作業に移行する際は、一対のオープナー91をパウチPの上縁部分から退避させると共に、一対のシールバー92をパウチPの上縁部分に進入させるための時間が必要になるので、各作業位置におけるパウチPの停止時間が長くなるといった問題もある。
Further, when the operation of inserting the spout S into the pouch P is shifted to the heat sealing operation of the spout S with respect to the pouch P, the pair of
そこで、この発明の課題は、パウチへのスパウトの装着作業を高速化することができるスパウト装着方法を提供することにある。 Then, the subject of this invention is providing the spout mounting method which can speed up the mounting | wearing operation | work of the spout to a pouch.
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、幅方向が搬送方向を向くように立てた状態のパウチを各作業位置に順次停止させながら間欠的に搬送し、各作業位置においてそれぞれの作業を実行することにより、パウチへのスパウトの装着を段階的に行うようにしたスパウト装着方法において、パウチへのスパウトの挿入作業と、挿入されたスパウトのパウチへのヒートシール作業とを、異なる作業位置でそれぞれ実行し、スパウトの挿入作業位置では、パウチにおけるスパウト装着縁をオープナーによって吸引保持して開口し、その開口されたスパウト装着縁からスパウトを挿入した後、オープナーによるスパウト装着縁の吸引保持を解除し、パウチにおけるスパウト装着縁以外の部分を、一対の搬送ベルトによって把持した状態で、パウチを搬送するようにしたスパウト装着方法を提供するものである。
To solve the above problems, the invention according to
以上のように、請求項1に係る発明のスパウト装着方法では、幅方向が搬送方向を向くように立てた状態のパウチへのスパウトの挿入作業と、挿入されたスパウトのパウチへのヒートシール作業とを、それぞれ異なる作業位置で実行するようにしたので、ある程度の時間を要するスパウトのヒートシール作業を実行している間に、その手前の作業位置では、次のパウチへのスパウトの挿入作業を実行することができる。従って、同一の作業位置でパウチへのスパウトの挿入からヒートシールまでを行う場合に比べて、各作業位置におけるパウチの停止時間を短くすることができ、パウチへのスパウトの装着作業を高速化することが可能になる。
As described above, in the spout mounting method of the invention according to
特に、このスパウト装着方法では、幅方向が搬送方向を向くように立てた状態のパウチにおけるスパウト装着縁をオープナーによって吸引保持して開口し、その開口されたスパウト装着縁からスパウトを挿入した後、オープナーによるスパウト装着縁の吸引保持を解除し、パウチにおけるスパウト装着縁以外の部分を一対の搬送ベルトによって把持した状態で、パウチを搬送するようになっているので、スパウトを挿入する際のパウチにおけるスパウト装着縁の開口性を向上させることができると共に、同一位置でパウチへのスパウトの挿入からヒートシールまでを行う場合のように、パウチにおけるスパウト装着縁にスパウトをヒートシールするために、オープナーをパウチのスパウト装着縁から退避させながら、シールバーをパウチのスパウト装着縁に進入させる必要がなく、同一位置でパウチへのスパウトの挿入からヒートシールまでを行う場合に比べて、オープナーの退避時間(シールバーの進入時間)を削減することができるので、各作業位置におけるパウチの停止時間を短縮することができる。 In particular, in this spout mounting method , the spout mounting edge in the pouch in a state where the width direction is directed to the transport direction is sucked and held by an opener, and the spout is inserted from the opened spout mounting edge. Release the suction holding of the spout mounting edge by the opener and transport the pouch in a state where the part other than the spout mounting edge in the pouch is gripped by a pair of transport belts, so in the pouch when inserting the spout The openability of the spout mounting edge can be improved, and an opener can be used to heat seal the spout on the spout mounting edge of the pouch, as in the case where the spout is inserted into the pouch and heat sealed at the same position. While retracting from the pouch's spout mounting edge, remove the seal bar from the pouch's spout. Since there is no need to enter the outer edge of the outfit, the opener retracting time (sealing bar entry time) can be reduced compared to when the spout is inserted into the pouch and heat sealed at the same position. The pouch stop time at the work position can be shortened.
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜図3に示すように、このスパウト装着装置1は、合成樹脂フィルム等のフレキシブルシートによって形成されたパウチPの上端開口部に、飲口や注口となるスパウトSを装着するものであり、パウチPをパウチ供給位置αに供給するパウチ供給部2、スパウトSをスパウト供給位置βに供給するスパウト供給部3、パウチ供給位置αに供給されたパウチPを、パウチ予備開口位置γ、スパウト挿入位置δ、第1シール位置ε、第2シール位置ζ及び冷却位置ηに順次搬送するパウチ搬送部4、スパウト挿入位置δにおいてパウチPにスパウトSを挿入するスパウト挿入部5、パウチPに挿入されたスパウトSをスパウト挿入位置δから第1シール位置εまで搬送するスパウト搬送部6、パウチPに挿入されたスパウトSをパウチPに装着するスパウト装着部7、パウチPにスパウトSが装着されたパウチ容器を容器送出位置θに送出する容器送出部8及び容器送出位置θに送出されたパウチ容器を搬出する容器搬出部9を備えている。なお、このスパウト装着装置1では、パウチ搬送部4、スパウト挿入部5、スパウト搬送部6、スパウト装着部7及び容器送出部8が4組設置されており、パウチ容器が、4列に整列した状態で、各列における容器送出位置θ(θ1〜θ4)に同時に送出されるようになっている。
Hereinafter, embodiments will be described with reference to the drawings. As shown in FIGS. 1-3, this
前記パウチ供給部2は、図1及び図3に示すように、扁平状態に折り畳まれたパウチPを寝かせた状態でパウチ中間供給位置αmに供給するパウチ供給コンベア11と、図4(a)、(b)及び図5(a)、(b)に示すように、寝かせた状態でパウチ中間供給位置αmに供給されるパウチPの上端部を吸引部材12aによって吸引保持し、その吸引部材12aを図4(b)に矢印で示す方向に90度回動させることで、パウチPを立てた状態に起こす第1姿勢変更機構12と、図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)に示すように、この第1姿勢変更機構12によって起こされたパウチPの上端両側部を把持アーム13aによって把持し、この把持アーム13aを図5(a)に矢印で示す方向に90度回動させることで、パウチPを水平方向に90度回転させる第2姿勢変更機構13とを備えており、図2及び図3に示すように、扁平状態に折り畳まれたパウチPが、その幅方向が搬送方向を向くように立った状態で、パウチ供給位置αに供給されるようになっている。ただし、図5(a)に示すように、一方の第2姿勢変更機構13は、パウチPを把持する把持部13bが把持アーム13aに固定設置されているが、他方の第2姿勢変更機構13は、パウチPを把持する把持部13cが把持アーム13aに回転可能に支持されており、パウチPをパウチ供給位置αに供給する際、把持部13cが180度反転することで、一方の第2姿勢変更機構13によってパウチ供給位置αに供給されるパウチPの表裏と、他方の第2姿勢変更機構13によってパウチ供給位置αに供給されるパウチPの表裏が同方向を向くようになっている。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
前記スパウト供給部3は、図1、図2及び図7に示すように、スパウトSの方向や姿勢を揃えるボウル型振動フィーダからなるパーツフィーダ21と、このパーツフィーダ21によって方向や姿勢が揃えられたスパウトSを立てた状態で整列させながらスパウト中間供給位置βmに搬送する傾斜ガイド22と、スパウト中間供給位置βmに搬送されるスパウトSをスパウト供給位置βに案内する案内溝を有するガイドプレート23a、23bと、ガイドプレート23a、23bの案内溝に沿ってスパウトSをスパウト中間供給位置βmからスパウト供給位置βまで搬送する搬送シリンダ24a、24bとを備えている。なお、スパウトSは、図17(a)、(b)に示すように、略長方形状を有している上下のフランジf、f間に、フランジfの短辺に平行な平坦面fsを有する一対の係合片epが形成されており、この一対の係合片epの両端面esが傾斜ガイド22に接触しながら、スパウトSがスパウト中間供給位置βmに搬送され、続いて、一対の係合片epの両端面esや平坦面fsがガイドプレート23a、23bの案内溝に接触しながら、スパウトSがスパウト供給位置βに搬送されるので、スパウトSが所定の姿勢でスパウト供給位置βに供給される。
As shown in FIGS. 1, 2 and 7, the
前記パウチ搬送部4は、図2及び図3に示すように、パウチ供給部2によって立てた状態でパウチ供給位置αに供給されるパウチPを挟み込んでパウチ予備開口位置γ側に送出する、パウチ供給位置α側が開閉可能な開閉ベルト搬送機構31と、この開閉ベルト搬送機構31によって搬送されてくるパウチPを挟み込んで、パウチ予備開口位置γ、スパウト挿入位置δ、第1シール位置ε、第2シール位置ζ、冷却位置η、容器送出開始位置θsに順次搬送するベルト搬送機構35とを備えている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
前記開閉ベルト搬送機構31は、パウチ予備開口位置γ側に配設された駆動プーリー32、32と、パウチ供給位置α側に配設された従動プーリー33、33と、駆動プーリー32、32及び従動プーリー33、33にそれぞれ掛け渡された無端状の搬送ベルト34、34とから構成されており、図4及び図8に示すように、駆動プーリー32、32の回転軸を中心とした同心円上を従動プーリー33、33が移動することで、対向する従動プーリー33、33同士が相互に接近離反し、パウチ供給位置α側において、搬送ベルト34、34が開閉するようになっている。
The opening / closing
前記ベルト搬送機構35は、容器送出開始位置θs側に配設された駆動プーリー36、36と、パウチ供給位置α側に配設された従動プーリー37、37と、駆動プーリー36、36及び従動プーリー37、37に掛け渡された搬送ベルト38、38とから構成されており、ベルト搬送機構35の従動プーリー37、37の回転軸に開閉ベルト搬送機構31の駆動プーリー32、32が固定されることで、ベルト搬送機構35の搬送ベルト38、38と開閉ベルト搬送機構31の搬送ベルト34、34とが同期を取りながら断続的に循環移動するようになっている。
The
ベルト搬送機構35の搬送ベルト38、38は、図2に示すように、パウチPを、その縦方向の中央位置を把持した状態で搬送するようになっており、搬送ベルト38、38によるパウチPの把持位置は、パウチPのスパウト装着縁(上端縁)から40mm以上離れている。
As shown in FIG. 2, the
前記スパウト挿入部5は、図2、図3、図9及び図10に示すように、スパウト供給位置βに供給されたスパウトSを、その口部をチャック41aによって把持した状態で吊り下げる一対のチャックシリンダ41、41と、この一対のチャックシリンダ41、41をそれぞれ昇降させる一対の昇降シリンダ42、42と、この一対の昇降シリンダ42、42をスパウト供給位置βとスパウト挿入位置δとの間で交互に移動させるシリンダ移動機構43と、昇降シリンダ42(チャックシリンダ41)がスパウト供給位置βからスパウト挿入位置δに移動する際、その昇降シリンダ42を降下させ、昇降シリンダ42(チャックシリンダ41)がスパウト挿入位置δからスパウト供給位置βに移動する際、その昇降シリンダ42を上昇させるシリンダ昇降機構44と、パウチ予備開口位置γにおいてパウチPの上端開口部を吸引保持した状態で相互に離反させることによって予備的に開口する一対の予備吸引ヘッド45と、スパウト挿入位置δにおいてパウチPの上端開口部を吸引保持した状態で相互に離反させることによって開口する一対の吸引ヘッド46とを備えており、図2に二点鎖線で示すように、スパウト挿入位置δに位置しているチャックシリンダ41が、スパウトSを把持しているチャック41aを降下させることで、一対の吸引ヘッド46によって開口されたパウチPの上端開口部からスパウトSをパウチPに挿入するようになっている。なお、スパウトSがパウチPに挿入されると、吸引ヘッド46の吸引が解除され、パウチ搬送部4におけるベルト搬送機構35の搬送ベルト38、38によって、パウチPが第1シール位置εまで搬送される。
As shown in FIGS. 2, 3, 9 and 10, the
前記シリンダ移動機構43は、図9及び図10(a)〜(c)に示すように、基台43aに回転可能に支持された回転体43bと、この回転体43bを、ベルト43dを介して、回転駆動させる駆動モータ43cと、それぞれの昇降シリンダ42を支持する平面略半円形状の支持部材43e、43eと、それぞれの支持部材43e、43eに連結された、回転体43bを貫通して昇降可能な支持部材43f、43fとを備えており、駆動モータ43cが正転、逆転を繰り返すことによって、一対の昇降シリンダ42、42がスパウト供給位置βとスパウト挿入位置δとの間で交互に移動するようになっている。
As shown in FIGS. 9 and 10A to 10C, the
前記シリンダ昇降機構44は、図9に示すように、一対の昇降シリンダ42、42及び支持部材43e、43eを取り囲むように、基台43aの下面に取り付けられた、周面にカム溝(図示せず)を有する円筒体44aと、それぞれの支持部材43e、43eに支持された、カム溝に嵌り込むカムフォロア44bとから構成されており、回転体43bが回転することで、円筒体44aのカム溝に沿ってカムフォロア43bが昇降し、これに伴って、昇降シリンダ42が昇降するようになっている。
As shown in FIG. 9, the cylinder elevating mechanism 44 has a cam groove (not shown) attached to the lower surface of the
前記スパウト搬送部6は、図2、図7、図11及び図12(a)、(b)に示すように、パウチPに挿入されたスパウトSの上下のフランジf、f間に、パウチPの搬送方向に直交する方向から係合することでスパウトSを支持するフォーク51と、このフォーク51をパウチPの搬送方向に直交する方向に進退させることで、フォーク51をスパウトSに係合させたり、その係合を解除させたりする第1駆動シリンダ52と、この第1駆動シリンダ52を支持する、フォーク51がスパウト挿入位置δと第1シール位置εとの間を移動することができるように、パウチPの搬送方向に延びるスライドレール53に沿って移動可能なスライダ54と、フォーク51をスパウト挿入位置δから第1シール位置εまで搬送するフォーク搬送機構55と、スライダ54に取り付けられた、フォーク51を第1シール位置εからスパウト挿入位置δに戻す第2駆動シリンダ56とを備えている。
As shown in FIGS. 2, 7, 11, and 12 (a) and 12 (b), the
前記フォーク搬送機構55は、ベルト搬送機構35における一方の従動プーリー37の回転軸に固定された駆動プーリー55aと、第1シール位置ε側に配設された従動プーリー55bと、駆動プーリー55a及び従動プーリー55bに掛け渡された無端状の搬送ベルト55cと、スライダ54に取り付けられた固定側ベルトクランプ部材55dと、フォーク51の後端部から立ち上がってフォーク51を第1駆動シリンダ52のピストンロッドに連結する、固定側クランプ部材55dとの間に搬送ベルト55cを挟み込む可動側ベルトクランプ部材55eとから構成されており、図11及び図12(b)に示すように、可動側ベルトクランプ部材55eは、フォーク51をスパウトSに係合させたときに、固定側クランプ部材55dとの間に搬送ベルト55cを挟み込み、図7及び図12(a)に示すように、フォーク51のスパウトSに対する係合を解除したときに、搬送ベルト55cの挟み込みを解除するようになっている。
The
従って、スパウト挿入位置δにおいて、パウチPにスパウトSが挿入された後、フォーク51がスパウトSに係合すると、フォーク搬送機構55によって、パウチPの搬送動作と同期を取りながら、スパウトSがスパウト挿入位置δから第1シール位置εまで搬送され、第1シール位置εにおいて、フォーク51がスパウトSに対する係合を解除すると、第2駆動シリンダ56によって、フォーク51が第1シール位置εからスパウト挿入位置δに戻されるようになっている。なお、フォーク51は、図17(a)、(b)に示すスパウトSにおける上下のフランジf、f間に形成された一対の係合片epの平坦面fsに係合するようになっているので、スパウトSが所定の姿勢を保持した状態で、第1シール位置εに搬送される。
Therefore, when the
前記スパウト装着部7は、図3に示すように、第1シール位置εにおいて、スパウトSが挿入されたパウチPの上端開口部を挟み込んでヒートシールすることにより、スパウトSをパウチPに装着する一対の第1シールバー61と、第2シール位置ζにおいて、スパウトSが装着されたパウチPの上端開口部を挟み込んで完全にヒートシールすることにより、パウチPの上端開口部を閉塞する一対の第2シールバー62と、冷却位置ηにおいて、閉塞されたパウチPの上端開口部を挟み込んで冷却する一対の冷却バー63とから構成されており、第1シール位置εから冷却位置ηの次のパウチ停止位置までの間には、スパウトSが取り付けられたパウチPが折れ曲がらないように、パウチPの搬送経路の両側に、スパウトSにおけるパウチPからの突出部分を案内する一対のガイドプレート64が設置されている。なお、第1シールバー61がスパウトSをパウチPに装着する時点では、パウチPの搬送動作と同期を取りながらスパウトSを搬送する、スパウト搬送部6のフォーク51によって、スパウトSが支持されているので、スパウトSが位置ずれした状態でパウチPに装着されることがない。
As shown in FIG. 3, the
前記容器送出部8は、図13(a)、(b)に示すように、パウチPにスパウトSが装着されたパウチ容器SPを、吊り下げた状態で容器送出位置θに案内する容器送出用ガイドレール71と、容器送出位置θの直前の容器送出開始位置θsにおいて、パウチ搬送部4によって搬送されてくるパウチ容器SPを受け取って、容器送出位置θに移送する容器送出手段72とを備えており、容器送出用ガイドレール71は、パウチ容器SPの送出経路の両側からスパウトSの上下のフランジf、f間に嵌り込んで、パウチ容器SPを吊り下げるようになっている。
As shown in FIGS. 13A and 13B, the
前記容器送出手段72は、容器送出用ガイドレール71に沿って、パウチ容器SPを容器送出開始位置θsから容器送出位置θに移送する容器移送機構73と、この容器移送機構73によって容器送出位置θに移送されてきたパウチ容器SPを受け止める容器受け止め機構74とを備えており、容器送出位置θに送出されたパウチ容器SPは、容器移送機構73及び容器受け止め機構74を介して、前記容器搬出部9における容器搬送用ガイドレール81に引き渡すことができるようになっている。
The container delivery means 72 includes a
前記容器移送機構73は、容器送出開始位置θsと容器送出位置θとの間を移動する可動体73aと、この可動体73aに回動可能に支持された先端が屈曲した鉤状の押圧爪73bと、可動体73aに固定された押圧部材73cとを備えており、図13(a)、(b)に示すように、パウチ搬送部4によって、パウチ容器SPが容器送出開始位置θsに搬送されてくると、容器送出開始位置θsにおいて、鉤状の押圧爪73bを回動させることで、パウチ容器SPの送出方向の上流側からスパウトSの上下のフランジf、f間に押圧爪73bを係合させ、その状態で、図14(a)、(b)に示すように、可動体73aが容器送出位置θ側に移動することで、押圧爪73bがパウチ容器SPを容器送出位置θまで押し出すようになっている。なお、スパウトSは、図17(a)、(b)に示すように、上下のフランジf、f間に形成された一対の係合片epの両端面esが容器送出用ガイドレール71に接触しながら押出されるので、スパウトSは所定の姿勢で容器送出位置θに送出される。
The
前記容器受け止め機構74は、所定位置に固定設置されたベース部材74aと、このベース部材74aに、スライドロッド74bを介して、パウチ容器SPの送出方向に移動自在に支持された、先端が屈曲した鉤状の受け爪74cと、この受け爪74cの先端が容器送出位置θに位置するように、受け爪74cをパウチ容器SPの送出方向の上流側に付勢する、スライドロッドに嵌挿されたコイルばね74dとを備えており、図15(a)、(b)に示すように、容器移送機構73によって、容器送出位置θ側に押し出されたパウチ容器SPにおけるスパウトSのフランジf、f間に受け爪74cが係合すると共に、受け爪74cが駆動機構73の押圧部材73cに押されることで、図16(a)、(b)に示すように、受け爪74cがコイルばね74dの付勢力に抗して後退し、パウチ容器SPが押圧爪73b及び受け爪74cによって吊り下げられた状態で、容器送出位置θに送出されるようになっている。
The
前記容器搬出部9は、図1及び図13(a)、(b)に示すように、各容器送出用ガイドレール71がそれぞれの容器送出位置θ(θ1〜θ4)において接続される、各容器送出位置θ(θ1〜θ4)に送出されるパウチ容器SPを、それぞれのスパウトS部分で吊り下げた状態で、所定の搬送経路に沿って案内する一対の容器搬送用ガイドレール81と、この容器搬送用ガイドレール81に沿って、パウチ容器SPを搬送する容器搬送手段82とを備えており、容器搬送用ガイドレール81は、各容器送出用ガイドレール71と同様に、パウチ容器SPの搬送経路の両側からスパウトSの上下のフランジf、f間に嵌り込んで、パウチ容器SPを吊り下げるようになっている。ただし、スパウトSは、図17(a)、(b)に示すように、上下のフランジf、f間に形成された一対の係合片epの平坦面fsが容器搬送用ガイドレール81に接触することになるので、パウチPが搬送経路に直交した状態で搬送されることになる。
As shown in FIGS. 1 and 13 (a) and 13 (b), the container carry-out
各容器送出用ガイドレール71は、所定の間隔を開けて分断された一方の容器搬送用ガイドレール81におけるレール欠落部分に、その端部が嵌り込むことで、一方の容器搬送用ガイドレール81に接続されており、容器送出手段72がパウチ容器SPを容器送出位置θに送出する際、図16(a)に示すように、容器移送機構73の押圧爪73bが容器送出用ガイドレール71間に嵌り込んだ状態で容器搬送用ガイドレール81の位置まで移動することで、分断されている一方の容器搬送用ガイドレール81が、容器送出用ガイドレール71及び押圧爪73bを介して、相互に接続されるようになっている。
Each of the container delivery guide rails 71 is fitted into one of the container
また、他方の容器搬送用ガイドレール81も、各容器送出用ガイドレール71の接続部分に対応する部分が所定の間隔を開けて分断されており、そのレール欠落部分に容器受け止め機構74の受け爪74cが嵌り込んで進退することで、分断されている他方の容器搬送用ガイドレール81が、受け爪74cを介して、相互に接続されるようになっている。
The other container
前記容器搬送手段82は、図1及び図13(a)、(b)に示すように、容器送出位置θ4側に配設された駆動プーリ83と、容器送出位置θ1側に配設された従動プーリ84と、この駆動プーリ83及び従動プーリ84に掛け渡された無端状のベルト85と、各容器送出位置θ(θ1〜θ4)を通過するように、所定間隔で取り付けられた多数の容器搬送プレート86とを備えており、ベルト85を所定ピッチで間欠的に循環移動させることで、各容器送出位置θ(θ1〜θ4)に供給されたパウチ容器SPを1列に整列させた状態で搬送するようになっている。
As shown in FIGS. 1 and 13 (a) and 13 (b), the
以上のように、このスパウト装着装置1では、パウチPへのスパウトSの挿入作業、挿入されたスパウトSのパウチPへのヒートシール(第1シール、第2シール)作業及びスパウトSが装着されたパウチPのスパウト装着縁の冷却作業を、それぞれ異なる作業位置、即ち、スパウト挿入位置δ、第1シール位置ε、第2シール位置ζ及び冷却位置ηで実行するようにしたので、ある程度の時間を要するスパウトSのヒートシール作業を実行している間に、スパウト挿入位置δでは、次のパウチPへのスパウトSの挿入作業を、冷却位置ηでは、パウチPにおけるスパウト装着縁の冷却作業を実行することができる。従って、同一の作業位置でパウチPへのスパウトSの挿入からヒートシールや冷却までを行う場合に比べて、各作業位置におけるパウチPの停止時間を短くすることができ、パウチPへのスパウトSの装着作業を高速化することが可能になる。
As described above, in the
また、同一位置でパウチへのスパウトの挿入からヒートシールまでを行う場合は、パウチにおけるスパウト装着縁にスパウトをヒートシールするために、吸引ヘッド等のオープナーをパウチのスパウト装着縁から退避させながら、シールバーをパウチのスパウト装着縁に進入させる必要があるが、このスパウト装着装置1では、上述したように、スパウト挿入位置δ、第1シール位置ε、第2シール位置ζ及び冷却位置ηといった異なる作業位置で、それぞれの作業を実行するようにしているので、パウチのスパウト装着縁からオープナーを退避させたり、シールバーをパウチのスパウト装着縁に進入させたりする必要がなく、オープナーの退避時間(シールバーの進入時間)を削減することができるので、各作業位置におけるパウチPの停止時間を短縮することができる。
In addition, when performing the process from insertion of the spout to the pouch to heat sealing at the same position, in order to heat-seal the spout to the spout mounting edge of the pouch, while retracting the opener such as the suction head from the spout mounting edge of the pouch, Although it is necessary to allow the seal bar to enter the spout mounting edge of the pouch, in this
特に、このスパウト装着装置1では、パウチPのヒートシール作業を、パウチPにスパウトSを装着する第1シール作業と、スパウトSが装着されたパウチPのスパウト装着縁を完全にヒートシールして閉塞する第2シール作業とに分けて、それぞれ異なる作業位置で同時に実行するようにしているので、さらに、各作業位置におけるパウチPの停止時間を短くすることができる。
In particular, in the
また、このスパウト装着装置1では、スパウト装着縁から40mm以上離れた位置をベルト搬送機構35の搬送ベルト38、38で挟み込むことによって、パウチPをスパウト挿入位置δに搬送し、パウチPにおけるスパウト装着縁を、吸引ヘッド46によって直接吸引保持した状態で、相互に離反させることによって開口し、その開口されたスパウト装着縁からパウチP内にスパウトSを挿入するようになっているので、スパウトPを挿入する際のパウチPにおけるスパウト装着縁の開口性もよい。
Further, in the
なお、上述した実施形態では、パウチPのヒートシール作業を、パウチPにスパウトSを装着する第1シール作業と、スパウトSが装着されたパウチPのスパウト装着縁を完全にヒートシールして閉塞する第2シール作業とに分けて、それぞれ異なる作業位置で同時に実行しているが、これに限定されるものではなく、二つの作業を、同一作業位置で、一工程で実行させることも可能である。 In the above-described embodiment, the heat sealing operation of the pouch P includes the first sealing operation of mounting the spout S on the pouch P and the spout mounting edge of the pouch P on which the spout S is mounted by completely heat sealing. However, the present invention is not limited to this, and it is also possible to execute two operations at the same operation position in a single process. is there.
また、上述した実施形態では、スパウト装着縁から離れた位置をベルト搬送機構35の搬送ベルト38、38で挟み込むことによって、パウチPを搬送するようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、パウチPの底部等、スパウト装着縁から離れた位置を一対のクランパ等によって把持した状態でパウチPを搬送することも可能である。
Further, in the above-described embodiment, the pouch P is transported by sandwiching the position away from the spout mounting edge by the
また、本発明のスパウト装着方法は、サイドガセットタイプだけでなく、平袋タイプのパウチ容器SPについても適用することができることは言うまでもない。 Further, it goes without saying that the spout mounting method of the present invention can be applied not only to the side gusset type but also to the flat bag type pouch container SP.
また、パウチPに装着されるスパウトSは、図17(a)、(b)に示すものに限定されず、傾斜ガイド22等と接触して搬送姿勢を保持する係合片epの平坦面fs及び両端面esに相当する姿勢保持部を備えているのであれば、種々の形状を採用することができる。
Further, the spout S attached to the pouch P is not limited to the one shown in FIGS. 17A and 17B, and the flat surface fs of the engagement piece ep that holds the conveying posture by contacting the
1 スパウト装着装置
2 パウチ供給部
3 スパウト供給部
4 パウチ搬送部
5 スパウト挿入部
6 スパウト搬送部
7 スパウト装着部
8 容器送出部
9 容器搬出部
11 パウチ供給コンベア
12 第1姿勢変更機構
13 第2姿勢変更機構
21 パーツフィーダ
22 傾斜ガイド
23a、23b ガイドプレート
24a、24b 搬送シリンダ
31 開閉ベルト搬送機構
32 駆動プーリー
33 従動プーリー
34 搬送ベルト
35 ベルト搬送機構
36 駆動プーリー
37 従動プーリー
38 搬送ベルト
41 チャックシリンダ
41a チャック
42 昇降シリンダ
43 シリンダ移動機構
44 シリンダ昇降機構
45 予備吸引ヘッド
46 吸引ヘッド(オープナー)
51 フォーク
52 第1駆動シリンダ
53 スライドレール
54 スライダ
55 フォーク搬送機構
56 第2駆動シリンダ
61 第1シールバー
62 第2シールバー
63 冷却バー
64 ガイドプレート
71 容器送出用ガイドレール
72 容器送出手段
73 容器移送機構
74 容器受け止め機構
81 容器搬送用ガイドレール
82 容器搬送手段
SP パウチ容器
P パウチ
S スパウト
DESCRIPTION OF
51
Claims (1)
パウチへのスパウトの挿入作業と、挿入されたスパウトのパウチへのヒートシール作業とを、異なる作業位置でそれぞれ実行し、
スパウトの挿入作業位置では、パウチにおけるスパウト装着縁をオープナーによって吸引保持して開口し、その開口されたスパウト装着縁からスパウトを挿入した後、オープナーによるスパウト装着縁の吸引保持を解除し、パウチにおけるスパウト装着縁以外の部分を、一対の搬送ベルトによって把持した状態で、パウチを搬送するようにしたスパウト装着方法。 The pouch in a state where the width direction is directed to the transport direction is intermittently transported while sequentially stopping at each work position, and each work is performed at each work position, so that the spout is attached to the pouch. In the spout wearing method that was designed to be performed,
The spout insertion work into the pouch and the heat sealing work into the pouch of the inserted spout are performed at different work positions, respectively .
At the spout insertion work position, the spout attachment edge of the pouch is sucked and held by an opener, and after opening the spout from the opened spout attachment edge, the suction holding of the spout attachment edge by the opener is released, and the pouch A spout mounting method in which a pouch is transported in a state where a portion other than a spout mounting edge is gripped by a pair of transport belts .
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