JP4603844B2 - パターン形成装置およびパターン形成方法 - Google Patents
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Description
図8(b)は、インクの記録領域I2を示す説明図である。図8(c),(e),(g)は処理液の付与領域I1を示す説明図であり、(c)は付与領域I1がインクの記録領域I2と同一な「はきよせ」現象に未対策の場合であり、(e)は付与領域I1がインクの記録領域I2の端部より3ドット分少ない「はきよせ」現象の対策1の場合であり、(g)は付与領域I1がインクの記録領域I2の端部より3ドット分多い「はきよせ」現象の対策2の場合である。また図8(d),(f),(h)は、処理液に重ねてインクを記録した結果を示す説明図であり、(d)は(c)に示す未定着な状態に重ねて(b)に示す領域にインクを記録した結果を、(f)は(e)に示す未定着な状態に重ねて(b)に示す領域にインクを重ねて記録した結果を、(h)は(g)に示す未定着な状態に重ねて(b)に示す領域にインクを重ねて記録した結果をそれぞれ示す。尚、図中のIaは「はきよせ」現象によってインクと処理液およびその混合液が記録ヘッドの進行方向に押し流されて画像領域より外側に流された領域を示し、Ibは処理液の未付与範囲にインクが付与されている領域を示し、Icは処理液のみ付与されている領域を示し、Iは形成される画像領域を示す。「はきよせ」現象に未対策の場合は、図8(d)に示すように形成される画像領域Iがはきよせの影響でインクの記録領域I2が広がってしまう。図8(e)に示すように処理液をインクの記録領域I2の端部よりも手前の範囲までに留めて付与すると、端部では処理液とインクドッドとの重なりはなくなる。この結果「はきよせ」現象は発生するものの、その影響によるはみ出しが画像の端部にまで及ぼすことはない。一方、図8(g)に示すように処理液をインクの記録領域I2の端部よりも外側の範囲まで広げて付与すると、この外側に付与された処理液の層が堤防のような役割を果たす。この結果し、「はきよせ」現象によるはみ出しを低減することができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図1ないし図3に基づき説明する。
一方、今度は主走査する記録ヘッド上のノズル列2dに着目する。先述したように記録ヘッドのノズル列2dは、ノズル列2eの次に画像領域Iに到達する。ノズル列2dが画像領域I内の奇数カラム(I1,I3,I5,I7)の位置に到達する度に、予め記録されている奇数カラムのイエローインクのドットd1記録データに従ってイエロー(Y)インクを吐出させ、記録媒体上の未定着な処理液上に重ねて着弾させる。
同様にして、ノズル列2cあるいはノズル列2bあるいはノズル列2aが画像領域I内の奇数カラム(I1,I3,I5,I7)の位置に到達する度に、予め記録されている奇数カラムのマゼンターインクあるいはシアンインクあるいはブラックインクのドットd1記録データに従って、マゼンタインクあるいはシアンインクあるいはブラックインクを記録媒体上の未定着な処理液上に重ねて、吐出・着弾させる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
本発明の各実施形態におけるインクジェット方式を利用したパターン形成技術は、コンシューマー向けのプリンタを例に挙げて説明してきたが、本発明はプリンタ用途に限定されるものではない。すなわち、プリント回路基板の回路パターンの形成、カラーフィルタの画素形成、有機EL素子の発光層や電子源の電子放出素子の形成、マイクロレンズ製作等の様々な産業分野で使用されている、インクジェット方式を利用したパターン形成技術において、基材上に付与された未定着な液体上に液滴を着弾させることによって液体や液滴およびその混合物が、着弾位置からずれた位置で定着したり、パターン形成領域の端部からパターン形成領域外へと押し流されたりする、「はきよせ」現象の影響を受ける場合は、本発明が有効である。このように本発明は、プリント用紙やOHP用紙等の記録媒体に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録媒体上に画像を記録する形態に限らず、プリント回路基板や液晶用基板、ガラス基板、立体回路、半導体ウエハ等の基材上に液体吐出ヘッドから液体を吐出して、画像や回路等のパターンを形成するパターン形成技術について広く適用可能である。
2 記録ヘッド
2a ブラックノズル列
2b シアンノズル列
2c マゼンタノズル列
2d イエローノズル列
2e 処理液ノズル列
3 インクタンク
3a ブラックタンク
3b シアンタンク
3c マゼンタタンク
3d イエロータンク
3e 処理液タンク
4 キャリッジ
101 ホストコンピュータ
102 記録装置
201 制御部
115 受信プリントバッファ
212 RAM
202 ヘッドドライバ
P 記録媒体
I 画像領域
Ia 「はきよせ」現象の影響を受けて、インクと処理液およびその混合液がはみ出している領域
Ib 処理液の未付与範囲にインクが付与されている領域
Ic 処理液のみ付与されている領域
E ドット形成領域
I1,I3,I5,I7 奇数カラム
I2,I4,I6 偶数カラム
IA 第1の記録データのドット形成領域
IB 第2の記録データのドット形成領域
d1 第1の記録データにより記録されるドット
d2 第2の記録データにより記録されるドット
Claims (11)
- 液体を吐出する液体吐出ヘッドと基材とを所定の走査方向に相対的に移動させる走査手段と、前記液体吐出ヘッドにおける液体の吐出動作を吐出データに従って制御する制御手段と、を有し、前記走査手段によって前記基材と前記液体吐出ヘッドとを相対的に移動させつつ前記液体吐出ヘッドから前記基材上に第1の液体を付与した後、前記基材上に付与された第1の液体が液状で存在している間に前記第1の液体に重ねて第2の液体を着弾させることによりパターンを形成するパターン形成装置において、
前記走査方向において前記第2の液体が連続して付与される連続ドットの数が所定数以下となるように前記第2の液体によって形成すべきパターンの吐出データの一部を間引いて第1の吐出データを生成する吐出データ生成手段を有し、
前記吐出データ生成手段は、第1の吐出データ生成手段と、前記第2の液体によって形成すべきパターンの前記吐出データから前記第1の吐出データを除いた第2の吐出データを生成する第2の吐出データ生成手段と、を有する吐出データ生成手段を有し、
前記制御手段は、前記第1の吐出データに応じて前記第2の液体を吐出させる吐出動作と、前記第2の吐出データに応じて前記第2の液体を吐出させる吐出動作とを異なる走査において実行させることを特徴とするパターン形成装置。 - 前記制御手段は、前記第1の吐出データに従って前記第2の液体を吐出させる走査と、第2の吐出データに従って前記第2の液体を吐出させる走査とを繰り返し実行させることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成装置。
- 前記制御手段は、前記第1の吐出データに従って前記第2の液体を吐出させる走査と、第2の吐出データに従って前記第2の液体を吐出させる走査とを繰り返し実行させる際、前記第1の吐出データに従って前記第2の液体を吐出させる走査とその次に行われる第2の吐出データに従って前記第2の液体を吐出させる走査との間には所望の時間間隔を空けることを特徴とする請求項2に記載のパターン形成装置。
- 前記吐出データ生成手段は、前記第2の液体によって形成すべきパターンの前記走査方向における連続ドット数が前記所定数未満となるように、前記所定数以上の連続ドットの中から1ドット以上のドットを間引いたパターンの吐出データを第1の吐出データとして生成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のパターン形成装置。
- 前記吐出データ生成手段は、前記第2の液体によって形成すべきパターンの前記走査方向における連続ドット数が所定数以上である場合に、前記パターンの連続ドット数が前記所定数未満となるように1ドット以上のドットを間引いたパターンの吐出データを第1の吐出データとして生成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のパターン形成装置。
- 前記吐出データ生成手段は、前記形成すべきパターンのドットを走査方向に等間隔に間引くことによって形成されるパターンの吐出データを第1の吐出データとして生成することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のパターン形成装置。
- 前記吐出データ生成手段は、前記第2の液体によって形成すべきパターンの走査方向における連続ドット数が3ドット以下となるように前記パターンの吐出データの一部を間引いて第1の吐出データを生成する第1の吐出データ生成手段を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のパターン形成装置。
- 前記データ生成手段は、前記第2の液体によって形成すべきパターンの奇数カラムに属する吐出データを間引く第1のマスクと、前記第2の液体によって形成すべきパターンの偶数カラムに属する吐出データを間引く第2のマスクと、を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のパターン形成装置。
- 前記第2の液体は、所定の色材を含むインクであり、第1の液体は前記インクと混合した際に、前記インクに含まれる色材を凝集または不溶化させる処理液であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のパターン形成装置。
- 前記第1の液体と第2の液体は、互いに異なる色材を有するインクであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のパターン形成装置。
- 基材と液体吐出ヘッドとを相対的に移動させつつ前記液体吐出ヘッドから前記基材上に第1の液体を付与した後、前記基材上に付与された第1の液体が液状で存在している間に当該第1の液体に重ねて第2の液体を着弾させることによりパターンを形成するパターン形成方法において、
前記走査方向において前記第2の液体が連続して付与される連続ドットの数が一定数以下となるように前記第2の液体によって形成すべきパターンの吐出データの一部を間引いて第1の吐出データを生成すると共に、前記第2の液体によって形成すべきパターンの前記吐出データから前記第1の吐出データを除いた第2の吐出データを生成し、
前記第1の吐出データに応じて前記第2の液体を吐出させる吐出動作と、前記第2の吐出データに応じて前記第2の液体を吐出させる吐出動作とを異なる走査において実行することを特徴とするパターン形成方法。
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