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JP4699090B2 - 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。 - Google Patents

有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。 Download PDF

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Description

この発明は、有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法に関するものである。
有機半導体は、無機半導体に比べ、低温成膜および大面積化が容易であることから、低コストなトランジスタ用の材料として注目されている。そして、塗布対象面の所定位置に電荷を付与するとともに、塗布対象面に付与した電荷と反対極性の電荷を塗布材料に付与してクーロン力により電荷を付与した塗布材料を塗布対象面の所定位置に導いて有機半導体を形成し、有機薄膜トランジスタを作製する方法が知られている(特許文献1)。
また、50nm以下の平均粒径を有する金属微粒子をソース電極およびドレイン電極の少なくとも1つに用いて有機薄膜トランジスタを作製する方法が知られている(特許文献2)。この方法は、金属微粒子を用いてインクジェットによりパターン化されたソース電極およびドレイン電極を形成する。
さらに、微小なインデントを作製し、その作製したインデントに隣接する場所へインクジェットにより材料を吐出してソース電極およびドレイン電極を作製する方法が知られている(特許文献3)。
特開2004−297011号公報 特開2004−31933号公報 特開2004−80026号公報
しかし、従来の方法によって作製された有機薄膜トランジスタにおいては、ソース電極とドレイン電極との間のチャネル領域における有機半導体膜の膜厚は、ソース電極およびドレイン電極上に形成された有機半導体膜の膜厚と同じように厚膜であるため、オフ電流を低減することが困難である。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、オフ電流を低減可能な有機薄膜トランジスタを提供することである。
また、この発明の別の目的は、オフ電流を低減可能な有機薄膜トランジスタを備える表示装置を提供することである。
さらに、この発明の別の目的は、オフ電流を低減可能な有機薄膜トランジスタの製造方法を提供することである。
この発明によれば、有機薄膜トランジスタは、有機半導体膜と、ソース電極と、ドレイン電極と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極とを備える。有機半導体膜は、基板上に形成される。ソース電極およびドレイン電極は、有機半導体膜を通じて電流を流すための電極である。ゲート絶縁膜は、有機半導体膜に接して形成される。ゲート電極は、有機半導体膜の膜厚方向に電界を生じさせる電圧をゲート絶縁膜を介して印加するための電極である。有機半導体膜は、第1および第2の有機半導体膜を含む。第1の有機半導体膜は、ソース電極とドレイン電極との間に配置される。第2の有機半導体膜は、ソース電極およびドレイン電極上に配置される。そして、第1の有機半導体膜の膜厚は、第2の有機半導体膜の膜厚よりも薄い。
好ましくは、有機半導体膜は、トリアリールアミン骨格を有する高分子材料からなる。
好ましくは、ゲート絶縁膜は、高分子材料を用いた有機絶縁膜からなる。
好ましくは、有機絶縁膜は、ポリパラキシリレン誘導体からなる。
好ましくは、有機絶縁膜は、ポリパラキシリレン、ポリモノクロロパラキシリレン、ポリジクロロパラキシリレンおよびポリモノフルオロパラキシリレンのいずれかからなる。
好ましくは、基板は、フレキシブルな絶縁性基板である。
また、この発明によれば、表示装置は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の有機薄膜トランジスタを備える表示装置である。
さらに、この発明によれば、製造方法は、有機薄膜トランジスタの製造方法であって、基板上にゲート電極を形成する第1の工程と、ゲート電極上にゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、ゲート絶縁膜上にソース電極およびドレイン電極を形成する第3の工程と、ソース電極とドレイン電極との間の膜厚がソース電極およびドレイン電極上の膜厚よりも薄くなるように有機半導体膜をゲート絶縁膜、ソース電極およびドレイン電極上に形成する第4の工程とを備える。
好ましくは、第4の工程において、有機半導体膜は、インクジェット法により形成される。
好ましくは、第2の工程において、ゲート絶縁膜は、化学堆積法によって形成される。
この発明による有機薄膜トランジスタにおいては、有機半導体膜は、ソース電極とドレイン電極との間の膜厚がソース電極およびドレイン電極上の膜厚よりも薄い。その結果、ソース電極とドレイン電極との間の有機半導体膜の体積が減少し、有機薄膜トランジスタがオフであるとき、ソース電極とドレイン電極との間の膜厚が薄い有機半導体膜を介してオフ電流が流れるため、ソース電極とドレイン電極との間の膜厚が厚い場合に比べてオフ電流が減少する。
したがって、この発明によれば、有機薄膜トランジスタにおいてオフ電流を低減できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタの概略断面図である。
図1を参照して、この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタ10は、基板1と、ゲート電極2と、ゲート絶縁膜3と、ソース電極4と、ドレイン電極5と、有機半導体膜6とを備える。
ゲート電極2は、基板1の一主面1A上に形成される。そして、ゲート電極2は、有機半導体膜6の膜厚方向に電界を生じさせる電圧をゲート絶縁膜3を介して印加するための電極である。ゲート絶縁膜3は、ゲート電極2を覆うように基板1の一主面1A上に形成される。
ソース電極4およびドレイン電極5は、ゲート絶縁膜3の一主面3A上に所定の間隔で形成される。そして、ソース電極4およびドレイン電極5は、有機半導体膜6を通じて電流を流すための電極である。有機半導体膜6は、ソース電極4とドレイン電極5との間およびソース電極4およびドレイン電極5上に形成される。
この場合、ソース電極4とドレイン電極5との間に形成される有機半導体膜6の膜厚をd1、ソース電極4およびドレイン電極5上に形成される有機半導体膜6の膜厚をd2とすると、膜厚d1は、膜厚d2の約10分の1に設定される。
基板1は、プラスチックからなる。ゲート電極2は、アルミニウム(Al)からなる。ゲート絶縁膜3は、次の化式1によって表されるポリモノクロロパラキシリレンからなる。
ポリモノクロロパラキシリレンは、2.2MV/cm以上の絶縁破壊耐圧を有し、膜厚に関係なく、約3.1の比誘電率を有する。
ソース電極4およびドレイン電極5の各々は、金(Au)からなる。有機半導体膜6は、次の化2によって表されるトリアリールアミンからなる。
ゲート電極2の膜厚は、100nmであり、ゲート絶縁膜3の膜厚は、400nmである。ソース電極4およびドレイン電極5の各々の膜厚は、50nmであり、有機半導体膜6は、膜厚d1が10nmであり、膜厚d2が100nmである。
そして、有機薄膜トランジスタ10において、チャネル長は、30μmであり、チャネル幅は、4000μmである。
なお、図1に示す有機薄膜トランジスタの構造は、「ボトムゲート・ボトムコンタクト型」と呼ばれる。
図2は、図1に示す有機薄膜トランジスタ10の製造方法を示す工程図である。図2を参照して、シャドウマスクを用いてAl膜を真空蒸着法によりプラスチックからなる基板1の一主面1A上に形成し、ゲート電極2を基板1上に形成する(図2の(a)参照)。
その後、ゲート電極2を覆うようにポリモノクロロパラキシリレンからなるゲート絶縁膜3をCVD(Chemical Vapour Deposition)法により基板1上に形成する(図2の(b)参照)。このCVD法によるゲート絶縁膜3の形成は、ジモノクロロパラキシリレン固体ダイマーを気化および熱分解させ、発生した安定なジラジカルモノクロロパラキシリレンモノマーが基板1上において吸着と重合の同時反応を起こすことを用いて行なわれる。
引続いて、シャドウマスクを用いてAu膜を真空蒸着法によりゲート絶縁膜3上に形成し、ソース電極4およびドレイン電極5を形成する(図2の(c)参照)。
その後、有機半導体膜6をインクジェットによりソース電極4およびドレイン電極5を覆うようにゲート絶縁膜3上に形成する(図2の(d)参照)。
このインクジェットによる有機半導体膜6の形成は、次の方法により行なわれた。キシレン、トルエン、エチルベンゼン、クメン、シクロヘキサンノン、メシチレンおよびシメン等の有機溶剤に1〜3wt%のトリアリールアミンを溶かして有機半導体溶液を作製する。そして、その作製した有機半導体溶液をソース電極4およびドレイン電極5上に数回に分けて吐出する。そうすると、その吐出された有機半導体溶液は、半球状の形状を有し、液滴の惰性により、ソース電極4およびドレイン電極5上からソース電極4とドレイン電極5との間に流れ込む。これによって、ソース電極4およびドレイン電極5上と、ソース電極4とドレイン電極5との間とに有機半導体膜6が形成される。
そして、ソース電極4とドレイン電極5との間に形成される有機半導体膜、すなわち、チャネル領域を構成する有機半導体膜は、ソース電極4およびドレイン電極5上に吐出された有機半導体溶液がソース電極4とドレイン電極5との間に流れ込むことによって形成されるため、その膜厚は、ソース電極4およびドレイン電極5上に形成される有機は導体膜の膜厚よりも薄くなる。
このように、図2の(a)〜(d)に示す工程を経て、有機薄膜トランジスタ10が作製される。
図3は、比較例1の有機薄膜トランジスタの概略断面図である。図3を参照して、比較例1の有機薄膜トランジスタ20は、図1に示す有機薄膜トランジスタ10の有機半導体膜6を有機半導体膜7に代えたものであり、その他は、有機薄膜トランジスタ10と同じである。
有機半導体膜7は、トリアリールアミン(化2参照)からなり、100nmの膜厚を有する。そして、有機半導体膜7は、スピンコートによって形成される。したがって、有機薄膜トランジスタ20は、図2に示す有機薄膜トランジスタ10の製造工程において、(d)に示す工程を、トリアリールアミンをキシレン等の有機溶剤に溶かした有機半導体溶液をソース電極4およびドレイン電極5上に塗布し、基板1を所定の回転数で回転させることにより有機半導体膜7を形成する工程に代えることによって作製される。
図4は、比較例2の有機薄膜トランジスタの概略断面図である。図4を参照して、比較例2の有機薄膜トランジスタ30は、図1に示す有機薄膜トランジスタ10の有機半導体膜6を有機半導体膜8に代えたものであり、その他は、有機薄膜トランジスタ10と同じである。
有機半導体膜8は、トリアリールアミン(化2参照)からなり、10nmの膜厚を有する。そして、有機半導体膜8は、スピンコートによって形成される。したがって、有機薄膜トランジスタ30は、図2に示す有機薄膜トランジスタ10の製造工程において、(d)に示す工程を、トリアリールアミンをキシレン等の有機溶剤に溶かした有機半導体溶液をソース電極4およびドレイン電極5上に塗布し、基板1を所定の回転数で回転させることにより有機半導体膜8を形成する工程に代えることによって作製される。この場合、有機半導体溶液の濃度を相対的に薄くする。これによって、有機薄膜トランジスタ20の有機半導体膜7よりも薄い有機半導体膜8が形成される。
図5は、図1に示す有機薄膜トランジスタ10のトランジスタ特性を示す図である。図5において、縦軸は、ドレイン電流Idを表し、横軸は、ソース電極4とドレイン電極5との間に印加されるソース−ドレイン電圧Vdsを表す。
図5を参照して、有機薄膜トランジスタ10は、ゲート電圧Vgの増加に伴って、ドレイン電流Idが増加し、良好なトランジスタ特性を示す。
表1は、有機薄膜トランジスタ10,20,30の特性の比較表である。
膜厚をチャネル領域のみ薄くした有機半導体膜6を備える有機薄膜トランジスタ10は、7.3×10−7Aのオン電流、4.8×10−10Aのオフ電流、および1.5×10のオン/オフ比を有する。そして、有機薄膜トランジスタ10は、膜の連続性を確保でき、パターン化も可能である。
また、膜厚が全領域において厚い有機薄膜トランジスタ20は、8.6×10−7Aのオン電流、3.4×10−9Aのオフ電流、および2.5×10のオン/オフ比を有する。そして、有機薄膜トランジスタ20は、膜の連続性を確保できるが、パターン化は不可能である。
さらに、膜厚が全領域において薄い有機薄膜トランジスタ30は、9.8×10−7Aのオン電流、3.5×10−10Aのオフ電流、および2.8×10のオン/オフ比を有する。しかし、有機薄膜トランジスタ30は、膜の連続性を確保できず、パターン化も不可能である。その結果、有機薄膜トランジスタ30は、不良を示すトランジスタが多くなる。
以上の結果から、有機薄膜トランジスタ10は、オン電流をほぼ保持しながら、オフ電流を大幅に低減でき、膜の連続性を確保でき、パターン化も可能である。
このように、有機半導体膜の膜厚をチャネル領域のみ薄くすることによってオフ電流を低減して良好なトランジスタ特性を有する有機薄膜トランジスタ10を作製できる。
なお、上記においては、有機薄膜トランジスタ10のゲート絶縁膜3は、ポリモノクロロパラキシリレンからなると説明したが、この発明においては、これに限らず、ゲート絶縁膜3は、それぞれ、化3〜化5によって表されるポリパラキシリレン、ポリジクロロパラキシリレンおよびポリモノフルオロパラキシリレンのいずれかからなっていてもよい。
ポリパラキシリレンは、2.8MV/cm以上の絶縁破壊耐圧を有し、膜厚に関係なく約2.7の比誘電率を有する。また、ポリジクロロパラキシリレンは、2.7MV/cm以上の絶縁破壊耐圧を有し、膜厚に関係なく約2.9の比誘電率を有する。さらに、ポリモノフルオロパラキシリレンは、2.0MV/cm以上の絶縁破壊耐圧を有し、膜厚に関係なく約2.6の比誘電率を有する。
このように、ゲート絶縁膜3は、一般的には、ポリパラキシリレン誘導体からなり、より一般的には、高分子材料を用いた有機絶縁膜からなる。
また、上記においては、有機薄膜トランジスタ10の基板1は、プラスチックからなると説明したが、この発明においては、これに限らず、基板1は、ガラス、セラミックおよびフレキシブル基板等であってもよい。つまり、基板1は、絶縁性基板から構成されていればよい。
そして、フレキシブル基板としては、たとえば、薄板の歪み導入強化ガラス基板、プラスチックシートおよび絶縁処理を施したニッケル電鋳シート等である。
さらに、上記においては、有機半導体膜6は、トリアリールアミンからなると説明したが、この発明においては、これに限らず、有機半導体膜6は、トリアリールアミン骨格を有する高分子材料から構成されていればよい。
[応用例]
次に、この発明による有機薄膜トランジスタ10を画像表示装置のアクティブマトリックス素子に用いた実施例につき説明する。図6は、この発明による有機薄膜トランジスタを画像表示装置のアクティブマトリックス基板に用いた例を示す平面図であり、図7は、この発明のアクティブマトリックス基板を用いた画像表示装置の縦断面図である。アクティブマトリックス基板に、液晶、電気泳動および有機ELなどの画像表示装置を組み合わせることで、アクティブマトリックス型表示装置を構成できる。
図6および図7を参照して、アクティブマトリックス基板101は、基板1と、ゲート電極2と、ゲート絶縁膜3と、ソース電極4と、ドレイン電極5と、有機半導体膜6と、画素電極130と、保護膜140とを備える。プラスチック基板などの絶縁性基板1上に厚さ100nmのAl膜をスパッタリング法により成膜し、フォトリソグラフィ・エッチング工程により、走査線110、ゲート電極2が形成される。ゲート絶縁膜3および走査線20と信号配線の層間絶縁膜となる絶縁膜として、厚さ400nmのポリパラキシリレン膜がCVD法により形成される。
そして、このポリパラキシリレン膜の所定領域に厚さ50nmのAu膜をシャドウマスクを用いた真空蒸着法によりパターン成膜し、ソース電極4およびドレイン電極5と信号配線120およびドレイン電極5と連なる画素配線130を形成する。
引き続いて、ソース電極4およびドレイン電極5上に上記の(化2)に示すトリアリールアミン骨格を有する高分子材料を有機半導体材料に用い、インクジェットにより成膜して、有機半導体膜6を設ける。
その後、ポリモノクロロパラキシリレン膜からなる保護膜140を形成する。なお、保護膜140に反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)によってスルーホールを形成し、保護膜140の上部に、別途、画素電極を形成してもよい。
画像表示装置100は、アクティブマトリックス基板101と、表示素子150と、対向基板160と、透明導電膜170とを備える。
透明導電膜170は、厚さ100nmのITOからなり、対向基板160の一主面上にスパッタリングにより形成される。対向基板160上の透明導電膜170とアクティブマトリックス基板101との間に表示素子150が設けられ、画素電極130に連なるドレイン電極5上の表示素子150がスイッチングされる。対向基板160としては、ガラスやポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルスルフォン等のプラスチックなどを用いることができる。表示素子150としては、液晶、電気泳動、有機EL等の方式を用いることができる。
液晶パネルを構成する場合には、例えば、アクティブマトリックス基板101の基板1と対向基板160には、スピンコート法により、配向膜(厚さ200nm)を形成して、配向処理が施されている。そして、両基板1、160間にシリカスペーサを配置して接合し、ギャップ間に液晶性材料を封入することで液晶パネルが形成される。
また、電機泳動表示パネルは、透明導電膜170を成膜後、対向基板にシリカスペーサを配置接合し、ギャップ間にマイクロカプセル型電気泳動素子を封入することで、電気泳動パネルが形成できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、オフ電流を低減可能な有機薄膜トランジスタに適用される。また、この発明は、オフ電流を低減可能な有機薄膜トランジスタを備える表示装置に適用される。さらに、この発明は、オフ電流を低減可能な有機薄膜トランジスタの製造方法に適用される。
この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタの概略断面図である。 図1に示す有機薄膜トランジスタの製造方法を示す工程図である。 比較例1の有機薄膜トランジスタの概略断面図である。 比較例2の有機薄膜トランジスタの概略断面図である。 図1に示す有機薄膜トランジスタのトランジスタ特性を示す図である。 この発明による有機薄膜トランジスタを画像表示装置のアクティブマトリックス基板に用いた例を示す平面図である。 この発明のアクティブマトリックス基板を用いた画像表示装置の縦断面図である。
符号の説明
1 基板、1A,3A 一主面、2 ゲート電極、3 ゲート絶縁膜、4 ソース電極、5 ドレイン電極、6 有機半導体膜、10,20,30 有機薄膜トランジスタ、100 画像表示装置、100 画像表示装置、101 アクティブマトリックス基板、110 信号配線、120 信号配線、130 画素電極、140 パッシベーション膜、150 表示素子、160 対向基板、170 透明導電膜。

Claims (10)

  1. 基板上に形成された有機半導体膜と、
    前記有機半導体膜を通じて電流を流すためのソース電極およびドレイン電極と、
    前記有機半導体膜に接して形成されたゲート絶縁膜と、
    前記有機半導体膜の膜厚方向に電界を生じさせる電圧を前記ゲート絶縁膜を介して印加するためのゲート電極とを備え、
    前記有機半導体膜は、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に配置された第1の有機半導体膜と、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極上に配置された第2の有機半導体膜とを含み、
    前記第1の有機半導体膜の膜厚は、前記第2の有機半導体膜の膜厚よりも薄い、有機薄膜トランジスタ。
  2. 前記有機半導体膜は、トリアリールアミン骨格を有する高分子材料からなる、請求項1に記載の有機薄膜トランジスタ。
  3. 前記ゲート絶縁膜は、高分子材料を用いた有機絶縁膜からなる、請求項1または請求項2に記載の有機薄膜トランジスタ。
  4. 前記有機絶縁膜は、ポリパラキシリレン誘導体からなる、請求項3に記載の有機薄膜トランジスタ。
  5. 前記有機絶縁膜は、ポリパラキシリレン、ポリモノクロロパラキシリレン、ポリジクロロパラキシリレンおよびポリモノフルオロパラキシリレンのいずれかからなる、請求項4に記載の有機薄膜トランジスタ。
  6. 前記基板は、フレキシブルな絶縁性基板である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の有機薄膜トランジスタ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の有機薄膜トランジスタを備える表示装置。
  8. 有機薄膜トランジスタの製造方法であって、
    基板上にゲート電極を形成する第1の工程と、
    前記ゲート電極上にゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、
    前記ゲート絶縁膜上にソース電極およびドレイン電極を形成する第3の工程と、
    前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の膜厚が前記ソース電極および前記ドレイン電極上の膜厚よりも薄くなるように有機半導体膜を前記ゲート絶縁膜、前記ソース電極および前記ドレイン電極上に形成する第4の工程とを備える製造方法。
  9. 前記第4の工程において、前記有機半導体膜は、インクジェット法により形成される、請求項8に記載の製造方法。
  10. 前記第2の工程において、前記ゲート絶縁膜は、化学堆積法によって形成される、請求項8または請求項9に記載の製造方法。
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