JP4690613B2 - Method for producing composite hollow body - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合材製中空体の製造方法に関し、特に、溶出可能な中子を用いた複合材製中空体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カーボン繊維やガラス繊維などの強化繊維に、母材であるエポキシ樹脂やポリエステル等の熱硬化性樹脂を含浸させた繊維強化樹脂複合材が開発され、実用化されている。この繊維強化樹脂複合材を使用すると、軽量で高強度な構造体を得ることができるため、車両搭載用のエアインテークマニホールド、S字管、U字管、燃料タンクなどの各種の薄肉閉断面形状を有する構造体(以下、「中空体」という)の製造に有効に用いられている。
【0003】
繊維強化樹脂複合材で前記した中空体を製造する際には、以下のような問題があった。すなわち、中空体が、例えば直円筒などの単純形状を呈するものであれば、フィラメントワインディング法などで容易に製造することができるが、中空体が複雑な閉断面形状を呈するものである場合には、本体部と蓋体部とを別々に調製してこれらを接合するなどの煩雑な手順を経る必要があり、製造に手間がかかっていた。
【0004】
前記した問題を解決するために、低融点合金で所要形状の中子を調製し、この中子に熱硬化性樹脂を母材とした繊維強化樹脂複合材を積層し、この繊維強化樹脂複合材を加熱して硬化させた後、前記した中子を加熱して溶融させて除去することにより、複合材製の中空体を製造するという方法が提案されている(特開平6−106632号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記した方法によると、繊維強化樹脂複合材を加熱して硬化させた後に、あらためて中子を加熱して溶融させる工程を設ける必要があるため、製造効率が低下する。また、中子を加熱して溶融させる際に、繊維強化樹脂複合材の母材である熱硬化性樹脂を硬化させる温度よりも高い温度で加熱する必要があるため、繊維強化樹脂複合材が劣化し、製品の品質が低下するおそれがある。
【0006】
本発明の課題は、複合材製中空体の製造方法において、製造効率を格段に向上させるとともに、繊維強化樹脂複合材の劣化を防止して製品の品質を格段に向上させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1記載の複合材製中空体の製造方法は、例えば図1ないし図8に示したように、低融点合金で所要形状の中子を製作する中子製作工程と、熱硬化性樹脂を母材とした繊維強化樹脂複合材を前記中子に積層する積層工程と、積層された前記繊維強化樹脂複合材を加熱して一次硬化させる準硬化工程と、前記準硬化工程を経た後に昇温加熱して前記中子を溶融させて除去する中子溶出工程と、前記中子溶出工程を経た後に昇温加熱して前記繊維強化樹脂複合材を硬化させる本硬化工程とを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、熱硬化性樹脂を母材とした繊維強化樹脂複合材を加熱して一次硬化させる工程と、この工程を経た後に昇温加熱して低融点合金製の中子を溶融させて除去する工程と、この工程を経た後に昇温加熱して繊維強化樹脂複合材を硬化させる工程とを備えるため、繊維強化樹脂複合材を一次硬化させてから硬化させるまでの間に、低融点合金製の中子を溶融・除去することができる。従って、繊維強化樹脂複合材を加熱して硬化させた後に、あらためて中子を加熱して溶融させる工程を設ける必要がない。この結果、製造効率を格段に向上させることができる。
【0009】
また、請求項1記載の発明によれば、熱硬化性樹脂を母材とした繊維強化樹脂複合材を加熱して一次硬化させる工程と、この工程を経た後に昇温加熱して低融点合金製の中子を溶融させて除去する工程と、この工程を経た後に昇温加熱して繊維強化樹脂複合材を硬化させる工程とを備えるため、繊維強化樹脂複合材を一次硬化させてから硬化させるまでの間に、低融点合金製の中子を溶融・除去することができる。従って、繊維強化樹脂複合材を硬化させる温度よりも高い温度で加熱する必要がない。この結果、繊維強化樹脂複合材の劣化を防止することができ、製品の品質を格段に向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る複合材製中空体の製造方法を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
まず、低融点合金で、円筒体10を調製する(円筒体調製工程、図1参照)。この円筒体10は、後述する回転軸取付工程および切削工程を経て、所要形状の中子40とされるものである。この円筒体10から製作される中子40は、後述する積層工程でその外表面に繊維強化樹脂複合材のプリプレグ50を積層させる中子治具としての機能を果たすとともに、後述する中子溶出工程で外部に除去されて、製品内部に中空部を形成するように機能する。
【0012】
円筒体10の材料となる低融点合金の融点は、プリプレグ50を硬化成形する温度よりも低く設定されている。これは、プリプレグ50を準硬化工程において一次硬化させた後であって本硬化工程において硬化成形する前に、この円筒体10から調製される中子40を溶融させて除去することにより、製品に中空部を形成するためである。
【0013】
円筒体10の材料となる低融点合金としては、Sn、Bi、Pb、In、Cd、Ag、Sb、Znなどを適宜選択して混合させた合金を挙げることができる。本実施の形態では、低融点合金として低温系ハンダ143(千住金属社製、融点143℃)を採用している。
【0014】
次いで、円筒体10に鋼製の回転軸20を取り付ける(回転軸取付工程、図2参照)。本実施の形態では、図2に示すように、円筒体10の中心軸の両端に位置する面(端面)11の中心位置から回転軸20のネジ部21を円筒体10内部へと螺挿することによって、回転軸20を円筒体10に固定している。
【0015】
次いで、円筒体10の表面を切歯30で切削する(切削工程、図3参照)。本実施の形態においては、円筒体10の両端部に取り付けた回転軸20を(図示していない)治具で支持し、この回転軸20を中心に円筒体10を回転させながら切歯30でこの円筒体10の表面を切削して、図3に示すように瓢箪形状の中子40を製作した。以上の円筒体調製工程、回転軸取付工程および切削工程によって、所要形状の中子40が製作される(中子製作工程)。
【0016】
次いで、強化繊維に熱硬化性樹脂を含浸させたテープ状のプリプレグ50を、中子40に積層する(積層工程、図4参照)。プリプレグ50は、後述する準硬化工程における加熱により一次硬化し、さらに昇温させた本硬化工程における加熱により硬化成形されるものである。
【0017】
なお、本発明において「一次硬化」とは、プリプレグ50が完全には硬化していない状態ではあるが、後述する中子溶出工程において低融点合金製の中子40を溶融させて除去する際にプリプレグ50の形状が崩れない程度の硬化状態を意味する。また、「硬化」とは、プリプレグ50が完全に硬化した状態を意味する。
【0018】
プリプレグ50を構成する強化繊維としては、カーボン繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維、ポリエチレン繊維、シリコンカーバイト繊維、ボロン繊維などを挙げることができる。また、プリプレグ50の母材となる熱硬化性樹脂としては、前記したように準硬化工程で一次硬化し、さらに本硬化工程で硬化するものであれば特に限定されるものではなく、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ビスマレイド樹脂などを挙げることができる。
【0019】
次いで、中子40にプリプレグ50を積層した積層体70から回転軸20を取り外し、加熱炉またはオートクレーブ80内に搬入して加熱し、プリプレグ50を一次硬化させる(準硬化工程、図5参照)。積層体70をオートクレーブ80内に配置する際には、ステンレス製の容器90の上に金網100を配置し、この上に積層体70を配置する(図5参照)。これら容器90および金網100は、後述する中子溶出工程で使用するものである。本実施の形態においては、一次硬化温度が60℃であるプリプレグ50を一次硬化させるために、オートクレーブ80内の温度を60℃に設定する。
【0020】
この準硬化工程を経た後、オートクレーブ80内の温度を上昇させ、中子40を加熱して溶融させて、回転軸20を取り外したことによって積層体70の下方に設けられた(図示していない)貫通孔から、溶融させた低融点合金41を除去する(中子溶出工程、図6参照)。この際、加熱によって溶融した低融点合金41は、金網100を通過して容器90の中に溜まることとなる(図6参照)。
【0021】
この低融点合金製の中子40の溶出により、積層体70の内部には中空部71が形成されることとなる(図8参照)。本実施の形態においては、低融点合金製の中子40の融点が143℃であるため、オートクレーブ80内の温度を150℃〜160℃程度に設定する。
【0022】
なお、前記した準硬化工程によってプリプレグ50が一次硬化しているため、この中子溶出工程において中子40を溶融・除去する際に、積層体70の形状が崩れることがない。
【0023】
この中子溶出工程を経た後、さらに雰囲気温度を上昇させ、プリプレグ50を加熱して硬化させる(本硬化工程、図7参照)。本実施の形態においては、本実施の形態においては、硬化温度が177℃であるプリプレグ50を硬化させるために、オートクレーブ80内の温度を177℃程度に設定する。この後、オートクレーブ80内から積層体70を取り出して、中空部71を有する積層体70(複合材製中空体)を得る(図8参照)。
【0024】
本実施の形態に係る複合材製中空体の製造方法によれば、プリプレグ50を加熱して一次硬化させた後に、昇温加熱して低融点合金製の中子40を溶融させ、さらに昇温加熱してプリプレグ50を硬化させるため、プリプレグ50を一次硬化させてから硬化させるまでの間に、低融点合金製の中子40を溶融・除去することができる。従って、プリプレグ50を加熱して硬化させた後に、あらためて中子40を加熱して溶融させる工程を設ける必要がない。この結果、製造効率を格段に向上させることができる。
【0025】
また、本実施の形態に係る複合材製中空体の製造方法によれば、プリプレグ50を加熱して一次硬化させた後に、昇温加熱して低融点合金製の中子40を溶融させ、さらに昇温加熱してプリプレグ50を硬化させるため、プリプレグ50を一次硬化させてから硬化させるまでの間に、低融点合金製の中子40を溶融・除去することができる。従って、プリプレグ50を硬化させる温度よりも高い温度で加熱する必要がない。この結果、プリプレグ50の劣化を防止することができ、製品の品質を格段に向上させることができる。
【0026】
なお、本実施の形態では、一次硬化温度が60℃で硬化温度が177℃のプリプレグ50を採用したが、これに限られるものではなく、例えば、一次硬化温度が120℃で硬化温度が180℃のエポキシ樹脂を母材としたプリプレグを採用することもできる。この場合には、プリプレグを120℃で一次硬化させた後に昇温して150℃程度で維持することによって、低温系ハンダ143で調製した中子40を溶融させて排出することができ、この後さらに昇温して180℃で硬化させることができる。
【0027】
また、本実施の形態では、中子40を溶融させる工程を設けているが、この工程を省略することもできる。すなわち、(前記したエポキシ樹脂を母材としたプリプレグの例で示すと)プリプレグを一次硬化させた後、180℃まで昇温してこの温度を維持することによって、中子40の溶融・排出とプリプレグ50の硬化成形とを同時に行うことができる。この場合、本硬化工程において中子40の溶融排出がなされることになる。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、繊維強化樹脂複合材を加熱して硬化させた後に、あらためて中子を加熱して溶融させる工程を設ける必要がない。この結果、製造効率を格段に向上させることができる。
【0029】
また、請求項1記載の発明によれば、繊維強化樹脂複合材を構成する熱硬化性樹脂を硬化させる温度よりも高い温度で加熱する必要がない。この結果、繊維強化樹脂複合材の劣化を防止することができ、製品の品質を格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複合材製中空体の製造方法における円筒体調製工程を説明するための斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る複合材製中空体の製造方法における回転軸取付工程を説明するための斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る複合材製中空体の製造方法における切削工程を説明するための斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る複合材製中空体の製造方法における積層工程を説明するための斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る複合材製中空体の製造方法における準硬化工程を説明するための正面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る複合材製中空体の製造方法における中子溶出工程を説明するための正面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る複合材製中空体の製造方法における本硬化工程を説明するための正面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る複合材製中空体の製造方法によって製造された複合材製中空体を示す一部切り欠き断面図である。
【符号の説明】
10 円筒体
11 端面
20 回転軸
21 ネジ部
30 切歯
40 中子
41 溶融させた低融点合金
50 プリプレグ
60 ワインディングヘッド
70 積層体
71 中空部
80 オートクレーブ
90 ステンレス製の容器
100 金網[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a composite material hollow body, and more particularly to a method for manufacturing a composite material hollow body using an eluting core.
[0002]
[Prior art]
In recent years, a fiber reinforced resin composite material in which a reinforcing fiber such as carbon fiber or glass fiber is impregnated with a thermosetting resin such as an epoxy resin or polyester as a base material has been developed and put into practical use. By using this fiber reinforced resin composite material, a lightweight and high-strength structure can be obtained, so various thin closed cross-sectional shapes such as air intake manifolds for vehicles, S-shaped tubes, U-shaped tubes, fuel tanks, etc. It is effectively used for the production of a structure having the following (hereinafter referred to as “hollow body”).
[0003]
When manufacturing the above-mentioned hollow body with a fiber reinforced resin composite material, there were the following problems. That is, if the hollow body has a simple shape such as a straight cylinder, it can be easily manufactured by the filament winding method or the like, but if the hollow body has a complicated closed cross-sectional shape, In addition, it is necessary to go through complicated procedures such as separately preparing the main body portion and the lid portion and bonding them, which takes time and effort.
[0004]
In order to solve the above problems, a core having a required shape is prepared from a low melting point alloy, and a fiber reinforced resin composite material using a thermosetting resin as a base material is laminated on the core, and the fiber reinforced resin composite material A method of manufacturing a hollow body made of a composite material by heating and curing the core, and then melting and removing the above-described core has been proposed (see JP-A-6-106632). ).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the above-described method, after the fiber reinforced resin composite material is heated and cured, it is necessary to provide a step of heating and melting the core again, so that the manufacturing efficiency is lowered. In addition, when the core is heated and melted, it is necessary to heat at a temperature higher than the temperature at which the thermosetting resin that is the base material of the fiber reinforced resin composite material is cured, so that the fiber reinforced resin composite material deteriorates. However, the quality of the product may be reduced.
[0006]
An object of the present invention is to dramatically improve the production efficiency and prevent the deterioration of the fiber-reinforced resin composite material in the method for producing a hollow body made of a composite material, thereby significantly improving the quality of the product.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a method for manufacturing a composite hollow body according to claim 1 is a method for manufacturing a core having a required shape using a low melting point alloy as shown in FIGS. A production step, a lamination step of laminating a fiber reinforced resin composite material having a thermosetting resin as a base material on the core, a semi-curing step of heating and primarily curing the laminated fiber reinforced resin composite material, A core elution step in which the core is melted and removed by passing through the semi-curing step and then the core is melted and removed, and a book in which the fiber reinforced resin composite material is cured by raising the temperature after passing through the core elution step. And a curing step.
[0008]
According to the first aspect of the present invention, the step of heating the fiber reinforced resin composite material using the thermosetting resin as a base material to perform primary curing, and the temperature rising and heating after this step are performed. Since the step of melting and removing the child and the step of heating and heating the fiber reinforced resin composite material after passing through this step, the fiber reinforced resin composite material is primarily cured and then cured. In addition, the core made of the low melting point alloy can be melted and removed. Therefore, it is not necessary to provide a step of heating and melting the core again after the fiber reinforced resin composite material is heated and cured. As a result, manufacturing efficiency can be significantly improved.
[0009]
In addition, according to the first aspect of the present invention, the step of heating the fiber reinforced resin composite material using the thermosetting resin as a base material for primary curing, and the temperature rising heating after this step is performed to make the low melting point alloy. A step of melting and removing the core and a step of heating and curing the fiber reinforced resin composite after passing through this step until the fiber reinforced resin composite is first cured and then cured In the meantime, the core made of the low melting point alloy can be melted and removed. Therefore, it is not necessary to heat at a temperature higher than the temperature at which the fiber reinforced resin composite material is cured. As a result, deterioration of the fiber reinforced resin composite material can be prevented, and the quality of the product can be significantly improved.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the manufacturing method of the composite-made hollow body which concerns on this invention is demonstrated in detail based on drawing.
[0011]
First, a
[0012]
The melting point of the low melting point alloy used as the material of the
[0013]
Examples of the low melting point alloy used as the material of the
[0014]
Next, the rotating
[0015]
Next, the surface of the
[0016]
Next, a tape-
[0017]
In the present invention, “primary curing” is a state where the
[0018]
Examples of the reinforcing fibers constituting the
[0019]
Next, the rotating
[0020]
After this semi-curing step, the temperature inside the
[0021]
Due to the elution of the core 40 made of the low melting point alloy, a
[0022]
In addition, since the
[0023]
After this core elution step, the ambient temperature is further raised, and the
[0024]
According to the method for manufacturing a hollow body made of a composite material according to the present embodiment, after the
[0025]
In addition, according to the method for manufacturing a hollow body made of a composite material according to the present embodiment, after the
[0026]
In the present embodiment, the
[0027]
Moreover, in this Embodiment, although the process of melting the
[0028]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, there is no need to provide a step of heating and melting the core again after the fiber reinforced resin composite is heated and cured. As a result, manufacturing efficiency can be significantly improved.
[0029]
Moreover, according to invention of Claim 1, it is not necessary to heat at the temperature higher than the temperature which hardens the thermosetting resin which comprises a fiber reinforced resin composite material. As a result, deterioration of the fiber reinforced resin composite material can be prevented, and the quality of the product can be significantly improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view for explaining a cylindrical body preparation step in a method for producing a composite hollow body according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view for explaining a rotating shaft attaching step in the method for producing a composite hollow body according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view for explaining a cutting step in the method for manufacturing a composite hollow body according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view for explaining a stacking step in the method for manufacturing a composite hollow body according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a front view for explaining a semi-curing step in the method for producing a composite hollow body according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a front view for explaining a core elution step in the method for manufacturing a composite hollow body according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a front view for explaining the main curing step in the method for manufacturing a composite hollow body according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a partially cutaway cross-sectional view showing a composite material hollow body manufactured by the method for manufacturing a composite material hollow body according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
熱硬化性樹脂を母材とした繊維強化樹脂複合材を前記中子に積層する積層工程と、
積層された前記繊維強化樹脂複合材を加熱して一次硬化させる準硬化工程と、
前記準硬化工程を経た後に昇温加熱して前記中子を溶融させて除去する中子溶出工程と、
前記中子溶出工程を経た後に昇温加熱して前記繊維強化樹脂複合材を硬化させる本硬化工程と
を備えることを特徴とする複合材製中空体の製造方法。A core manufacturing process for manufacturing a core of a required shape with a low melting point alloy;
A laminating step of laminating a fiber reinforced resin composite material based on a thermosetting resin on the core;
A semi-curing step of heating and primary curing the laminated fiber reinforced resin composite material;
A core elution step in which the core is melted and removed by heating and heating after the semi-curing step;
And a main curing step of curing the fiber-reinforced resin composite by heating and heating after the core elution step.
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