JP4687051B2 - Water pump - Google Patents
Water pump Download PDFInfo
- Publication number
- JP4687051B2 JP4687051B2 JP2004279929A JP2004279929A JP4687051B2 JP 4687051 B2 JP4687051 B2 JP 4687051B2 JP 2004279929 A JP2004279929 A JP 2004279929A JP 2004279929 A JP2004279929 A JP 2004279929A JP 4687051 B2 JP4687051 B2 JP 4687051B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- reservoir
- water
- water pump
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
本発明は、ウォータポンプに関し、特に、メカニカルシールから漏洩した冷却水が軸受に侵入しないように、冷却水を一時的に貯留する溜り部を備えるウォータポンプに関するものである。 The present invention relates to a water pump, and more particularly to a water pump including a reservoir portion that temporarily stores cooling water so that cooling water leaked from a mechanical seal does not enter a bearing.
この種のウォータポンプとしては、互いに接合されて内側に渦室を形成する第1、第2ハウジングと、第1ハウジングに軸受を介して支持された回転軸に保持されて渦室に収納されるインペラと、インペラと軸受との間に設けたシールとを備え、シールと軸受との間の空間部に一端側が開口し他端側が下方に延びる水抜き孔を第1ハウジングに形成し、水抜き孔の他端側から流下する水を貯留する溜り部を設け、溜り部の所定の高さ部分に排水用通路を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。 In this type of water pump, the first and second housings that are joined to each other to form a vortex chamber and the rotating shaft supported by the first housing via a bearing are accommodated in the vortex chamber. The first housing includes an impeller and a seal provided between the impeller and the bearing, and a water drain hole is formed in the first housing in the space between the seal and the bearing. There is a type in which a reservoir for storing water flowing down from the other end side of the hole is provided, and a drainage passage is provided at a predetermined height portion of the reservoir (see, for example, Patent Document 1).
また、別のウォータポンプとしては、駆動軸を回転させることによりエンジンを冷却するための冷却水を吐出するポンプ部と、軸受を介して駆動軸を回転自在に支持するハウジングと、ハウジングが取り付けられることでポンプ部が構成されるポンプ室構成部材と、駆動軸とハウジングとの間に設けられてポンプ部から軸受への冷却水の浸入を防止するシール部材と、シール部材と軸受との間の軸空間に生じた水蒸気が流下して溜まる水溜部とで構成されるウォータポンプにおいて、ポンプ室構成部材とハウジングとの間に前記水溜部を形成したものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のウォータポンプは、第1ハウジングと第2ハウジングの合わせ面を合わせて溜り部を形成するため、合わせ面を高精度に加工する必要があると共に、コストUPする。また、溜り部を渦室の外側に設ける必要があり、ポンプが大型化するため、他の搭載装置と干渉し搭載条件に制約を受けることがある。
However, since the water pump described in
また、特許文献2に記載のウォータポンプは、水溜部を形成するためのポンプ室構成部材、これらを締結する締結部品およびハウジングとポンプ室構成部材との接合面からの漏れを防止するシール部品等が必要であり、部品点数が増加する。 In addition, the water pump described in Patent Document 2 includes a pump chamber constituent member for forming a water reservoir, a fastening component for fastening them, a seal component for preventing leakage from a joint surface between the housing and the pump chamber constituent member, and the like. And the number of parts increases.
また、ボデーに孔を形成し、該孔に別部材であるプラグを組付けて溜部を形成するものがある。このウォータポンプにおいても、プラグ圧入等の組付け工程が必要となり、製造コストが増大する。 Also, there is a type in which a hole is formed in the body, and a reservoir is formed by assembling a plug as a separate member in the hole. This water pump also requires an assembling process such as plug press-fitting, which increases manufacturing costs.
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ウォータポンプにおいて、メカニカルシールから漏洩した冷却水を一時的に貯留する溜り部を簡単な構成で形成し、溜り部によりポンプが大型化せず安価なウォータポンプを実現することを技術的課題とする。 Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and in the water pump, a reservoir for temporarily storing cooling water leaked from the mechanical seal is formed with a simple configuration, and the pump is formed by the reservoir. The technical problem is to realize an inexpensive water pump without increasing its size.
上記の課題を解決するために請求項1の発明において講じた技術的手段は、水室を形成するボデーに設けられた軸受穴に挿入された軸受と、該軸受に支持された回転軸の一端に設けられ、前記水室に収容されたインペラと、該インペラと前記軸受との間に設けられたメカニカルシールと、該メカニカルシールと前記軸受との間に形成された空間部と、該空間部に連通して、前記メカニカルシールから前記空間部に漏洩する冷却水を貯留し、外気に蒸気状の冷却水を放出する溜り部と、を備えたウォータポンプにおいて、前記溜り部は、前記ボデーに形成され、前記軸受穴に開口した凹部が前記軸受の外周面により閉塞されて形成されていることである。
In order to solve the above-mentioned problem, the technical means taken in the invention of
この手段によれば、既存の部材を用いて溜り部を形成することができる。このため、部品点数を低減でき、簡単な構成とすることができる。また、組付工程を追加することがない。 According to this means, it is possible to form the reservoir portion by using a member existing. For this reason, the number of parts can be reduced, and a simple configuration can be achieved. Moreover, an assembly process is not added.
更にこの手段によれば、溜り部は、ボデーに形成され、軸受穴に開口した凹部が軸受の外周面により閉塞されて形成されていることにより、溜り部は、ボデーに形成され、軸受穴に隣接して配置することができる。このため、ポンプを小型化でき、搭載性を向上することができる。 Further , according to this means, the reservoir is formed in the body, and the recess opened in the bearing hole is closed by the outer peripheral surface of the bearing, so that the reservoir is formed in the body and Can be placed next to each other. For this reason, a pump can be reduced in size and mounting property can be improved.
上記の課題を解決するために請求項2の発明において講じた技術的手段は、前記凹部は、前記軸受穴に周状に開口していることである。 In order to solve the above problems, the technical means taken in the invention of claim 2 is that the concave portion is opened circumferentially in the bearing hole.
この手段によれば、凹部は、軸受穴に周状に開口していることにより、凹部を軸受穴に周状に連続して加工して形成することができ、凹部を容易に形成できる。 According to this means, since the concave portion is circumferentially opened in the bearing hole, the concave portion can be formed by continuously processing the circumferential shape in the bearing hole, and the concave portion can be easily formed.
請求項1の発明によれば、既存の部材を用いて溜り部を形成することができる。このため、部品点数を低減でき、簡単な構成とすることができる。また、組付工程を追加することがない。 According to the present invention, it is possible to form the reservoir portion by using a member existing. For this reason, the number of parts can be reduced, and a simple configuration can be achieved. Moreover, an assembly process is not added.
更に請求項1の発明によれば、溜り部は、ボデーに形成され、軸受穴に開口した凹部が軸受の外周面により閉塞されて形成されていることにより、溜り部は、ボデーに形成され、軸受穴に隣接して配置することができる。このため、ポンプを小型化でき、搭載性を向上することができる。
Further , according to the invention of
請求項2の発明によれば、凹部は、軸受穴に周状に開口していることにより、凹部を軸受穴に周状に連続して加工して形成することができ、凹部を容易に形成できる。 According to the second aspect of the present invention, since the recess is circumferentially opened in the bearing hole, it can be formed by continuously processing the recess in the bearing hole in the circumferential shape, and the recess is easily formed. it can.
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
ウォータポンプ1は、水室91に収容されたインペラ23を回転させて、冷却水を吸込み、冷却水を加圧して吐出する。
The
図1において、ボデー10は、シリンダブロック90に固定部材(例えば、ボルト等)により固定され、水室91を形成する。ボデー10には、軸受穴11が設けられている。軸受穴11には、軸受20が挿入され、軸受20に回転軸21が回転可能に支持されている。回転軸21の一端には、駆動プーリ22が圧入により固定され、外部からの回転駆動力が駆動プーリ22を介して回転軸21に伝達される。回転軸21の他端には、インペラ23が圧入により固定され、回転軸21の回転によりインペラ23が回転する。インペラ23と軸受20との間には、環状のメカニカルシール40が配置されている。メカニカルシール40と軸受20間には、空間部50が形成されている。この空間部50には、インペラ23収容される水室91から、メカニカルシール18を通してベーパ状となった水滴(冷却水)が漏洩する。
In FIG. 1, the
ボデー10には、軸受穴11に周方向に開口した凹部12が形成されている。凹部12は、環状の溝状に形成されている。このため、凹部12は、連続して加工し、形成することができ、容易に形成できる。軸受20が軸受穴11に挿入されることにより、軸受20の外周面24は凹部12を閉塞し、溜り部30を形成する。
In the
ボデー10には、空間部50から溜り部30に連通する排水孔70及び排出孔60がそれぞれ形成されている。排水孔70は、主に空間部50内の蒸気状の冷却水を斜め上方に向かって溜り部30に排出する。排出孔22は、主に空間部50内の水滴状の冷却水を斜め下方向かって溜り部30に排出する。溜り部30の上部には、外気と連通する蒸気抜き孔80が形成されている。蒸気抜き孔80を通して、溜り部30内の蒸気は、外気へ放出され、溜り部30内に貯留されることを防止できる。
The
また、溜り部内30に水滴状に貯留された冷却水は、エンジン運転中のエンジン等の発熱により蒸気となる。この蒸気は、溜り部30内で軸受20の外周24に沿って上方へ移動し、又は、排水孔60及び空間部50及び排出孔70を通して溜り部30の上方へ移動して、蒸気抜き孔80を通して大気へ放出される。この場合、蒸気は軸受20の外周24に沿って上方へ円滑に移動できるため、蒸気(冷却水)の排出性が向上されている。
Further, the cooling water stored in the form of water droplets in the
次に、ウォータポンプ1の作用について説明する。
Next, the operation of the
このウォータポンプ1は、外部の駆動源の回転に伴い、駆動プーリ15にかけられたベルト25を介して、駆動プーリ22と回転軸21が一体で駆動される。回転軸21が駆動すると、回転軸21と一体回転するインペラ23が水室91内で回転して、冷却水を水室91内に吸込み、加圧して吐出して、エンジンの各箇所に冷却水が供給される。
In the
このとき、メカニカルシール40を通してベーパ状の冷却水が空間部50内に漏洩し、ベーパ状の冷却水は、主に排出孔70、溜り部30及び蒸気抜き孔80を介して外気へ排出される。一方、水滴状の冷却水は、主に下側の排出孔60により溜り部30へ導かれる。溜り部30に導かれた、水滴状の冷却水は、エンジン運転中のエンジン等の発熱により蒸気となる。この蒸気は、軸受20の外周24に沿って、溜り部30の上方へ移動し、蒸気抜き孔80を介して外気へ排出される。
At this time, vapor-like cooling water leaks into the
1・・・ウォータポンプ
10・・・ボデー
11・・・軸受穴
20・・・軸受
21・・・回転軸
24・・・外周面
23・・・インペラ
30・・・溜り部
40・・・メカニカルシール
50・・・空間部
91・・・水室
DESCRIPTION OF
Claims (2)
該軸受に支持された回転軸の一端に設けられ、前記水室に収容されたインペラと、
該インペラと前記軸受との間に設けられたメカニカルシールと、
該メカニカルシールと前記軸受との間に形成された空間部と、
該空間部に連通して、前記メカニカルシールから前記空間部に漏洩する冷却水を貯留し、外気に蒸気状の冷却水を放出する溜り部と、を備えたウォータポンプにおいて、
前記溜り部は、前記ボデーに形成され、前記軸受穴に開口した凹部が前記軸受の外周面により閉塞されて形成されているウォータポンプ。 A bearing inserted into a bearing hole provided in the body forming the water chamber;
An impeller provided at one end of a rotating shaft supported by the bearing, and housed in the water chamber;
A mechanical seal provided between the impeller and the bearing;
A space formed between the mechanical seal and the bearing;
In the water pump comprising: a reservoir that communicates with the space, stores cooling water that leaks from the mechanical seal to the space, and discharges steam-like cooling water to the outside air;
The reservoir is a water pump formed in the body and having a recess opened in the bearing hole closed by an outer peripheral surface of the bearing .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004279929A JP4687051B2 (en) | 2004-09-27 | 2004-09-27 | Water pump |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004279929A JP4687051B2 (en) | 2004-09-27 | 2004-09-27 | Water pump |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006090271A JP2006090271A (en) | 2006-04-06 |
JP4687051B2 true JP4687051B2 (en) | 2011-05-25 |
Family
ID=36231486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004279929A Expired - Fee Related JP4687051B2 (en) | 2004-09-27 | 2004-09-27 | Water pump |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4687051B2 (en) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6023293U (en) * | 1983-07-25 | 1985-02-18 | 日本精工株式会社 | Mechanical seal internal water pump bearing |
JPH01149594U (en) * | 1988-04-07 | 1989-10-17 | ||
JPH0259220U (en) * | 1988-10-24 | 1990-04-27 | ||
JPH0299292U (en) * | 1989-01-25 | 1990-08-07 | ||
JP2003155930A (en) * | 2001-11-20 | 2003-05-30 | Hitachi Unisia Automotive Ltd | Water pump |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2740168B2 (en) * | 1987-07-03 | 1998-04-15 | 三洋電機株式会社 | Curing oven |
-
2004
- 2004-09-27 JP JP2004279929A patent/JP4687051B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6023293U (en) * | 1983-07-25 | 1985-02-18 | 日本精工株式会社 | Mechanical seal internal water pump bearing |
JPH01149594U (en) * | 1988-04-07 | 1989-10-17 | ||
JPH0259220U (en) * | 1988-10-24 | 1990-04-27 | ||
JPH0299292U (en) * | 1989-01-25 | 1990-08-07 | ||
JP2003155930A (en) * | 2001-11-20 | 2003-05-30 | Hitachi Unisia Automotive Ltd | Water pump |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006090271A (en) | 2006-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5011968B2 (en) | Water pump | |
WO2011081066A1 (en) | Impeller for pump, and submersible pump provided with same | |
US10240617B2 (en) | Water pump bearing with active condensate purging system | |
JP3558164B2 (en) | Water pump | |
JP4835059B2 (en) | Water pump | |
JP4687051B2 (en) | Water pump | |
JP2011144705A (en) | Oil pump | |
JPWO2006035552A1 (en) | Fluid pump | |
JP2008267168A (en) | Gear pump | |
US20060120900A1 (en) | Heat conducting seal | |
JP3952594B2 (en) | Water pump | |
JP6785488B2 (en) | Roots blower | |
JP4677807B2 (en) | Water pump | |
JP5148419B2 (en) | Vane pump | |
JP4395698B2 (en) | water pump | |
JP5076795B2 (en) | water pump | |
KR102554119B1 (en) | Circulation fan | |
KR200414114Y1 (en) | Bearing cover for air compressor | |
JP4310102B2 (en) | Oil discharge mechanism for rotating machinery | |
JP2007270778A (en) | Fan noise reduction device for air-cooled engine | |
JP2008121502A (en) | Water pump | |
JPH0658193U (en) | Water pump | |
JP2004116486A (en) | Water pump | |
JP2002070792A (en) | Impeller for water pump | |
JP2011144703A (en) | Engine lubricating device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070827 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100824 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110118 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110131 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4687051 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |