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JP4672063B2 - 移動局、通信制御方法及び移動通信システム - Google Patents

移動局、通信制御方法及び移動通信システム Download PDF

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JP4672063B2 JP2008553021A JP2008553021A JP4672063B2 JP 4672063 B2 JP4672063 B2 JP 4672063B2 JP 2008553021 A JP2008553021 A JP 2008553021A JP 2008553021 A JP2008553021 A JP 2008553021A JP 4672063 B2 JP4672063 B2 JP 4672063B2
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Description

本発明は、LTE(Long Term Evolution)システムに関し、特に基地局装置、移動通信システム及び移動局並びに通信制御方法に関する。
W−CDMAやHSDPAの後継となる通信方式、すなわちLTE(Long Term Evolution)が、W−CDMAの標準化団体3GPPにより検討され、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、上りリンクについてはSC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行う方式であり、サブキャリアを周波数上に、一部重なりあいながらも互いに干渉することなく密に並べることで、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を上げることができる。
SC−FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができる伝送方式である。SC−FDMAでは、送信電力の変動が小さくなる特徴を持つことから、端末の低消費電力化及び広いカバレッジを実現できる。
LTEシステムでは、基地局装置(eNB: eNodeB)は、上りリンクにおいて、同時にアクセスする複数の移動局からの受信信号の受信タイミングをCP長内に収め、移動局間の直交性が維持されるように、下りリンクのシグナリングにより各移動局の送信タイミングの制御を行う。
すでに通信を行っている移動局と基地局装置との送信タイミング制御は、前記移動局が送信するパイロット信号の受信タイミングに基づいて、行われる。一方、通信を開始しようとしている移動局と基地局装置との送信タイミング制御は、前記移動局が送信するRandom Access Channel (RACH)の受信タイミングに基づいて行われる。
上記下りリンクのシグナリングにおいて、移動局が調節すべき送信タイミングの調節量は、例えば、以下のように定義される:
調節量 = (調節量の最小単位)×k
k:-K1, -K1+1, ... ,
-1, 0, 1, .., K2-1, K2
ここで、−K〜Kが、送信タイミングを調節するための調節量のレンジに相当し、上記レンジを大きくすればするほど、上記下りリンクのシグナリングに必要なビット数は増大する。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects for Evolved UTRA,"June 2006
しかしながら、上述した背景技術には以下の問題がある。
すなわち、通信を開始しようとしている状態や、あるいは、無通信状態が続いたため、通信中であっても、通信の開始時とほぼ等価になっている状態(以下、まとめて「通信を開始しようとしている状態」と呼ぶ)における、上記送信タイミングの制御と、通信中における上記送信タイミングの制御とでは、送信タイミングの制御に必要な調節量のレンジが異なるという問題点がある。すなわち、通信を開始しようとしている状態においては、移動局の送信タイミングは本来のタイミングから大きく外れている可能性があるため、上記送信タイミングの制御に必要な調節量のレンジは大きいが、通信中においては、移動局の送信タイミングは本来のタイミングから大きくは外れていないと考えられるため、上記送信タイミングの制御に必要な調節量のレンジは小さい。
ここで、通信を開始しようとしている状態に合わせて、上記送信タイミングの制御の調節量のレンジを大きくした場合、上記送信タイミングの制御を行うための下りリンクのシグナリングのビット数が大きくなり、上記シグナリングのオーバヘッドが増大するため、結果として、通信容量が減少する。逆に、通信中の状態に合わせて、上記送信タイミングの制御の調節量のレンジを小さくした場合、通信を開始しようとしている状態に適切に送信タイミングの制御ができなくなる。
そこで、本発明は、上述した課題に鑑み、その目的は、通信を開始しようとしている状態と、通信中の状態とで、それぞれに適した送信タイミングの制御の調節量のレンジを定義することにより、シグナリングのオーバヘッドを最低限に抑えつつ、適切な上りリンクの送信タイミング制御を実現することのできる基地局装置、移動通信システム及び移動局並びに通信制御方法を提供することにある。
本移動局は、
基地局装置と通信を行う移動局であって、
シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信する上りリンク信号送信部、
を有し、さらに、
前記基地局装置が、前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を通知し、かつ、前記調節量のレンジが、移動局が既に送信したチャネルの種類に基づいて異なっており、
前記調節量に基づいて、上りリンクの送信タイミングを調節する上りリンク送信タイミング調節部、
を備える。
本移動局は、
基地局装置と通信を行う移動局であって、
シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信する上りリンク信号送信部、
を有し、さらに、
前記基地局装置が、前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を、その調節量のレンジとして異なる値が定義された下り制御信号で通知し、
受信した下り制御信号に基づいて、上りリンクの送信タイミングを調節する上りリンク送信タイミング調節部
を備える
本通信制御方法は、
基地局装置と通信を行う移動局における通信制御方法であって、
シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信するステップ、
を有し、さらに、
前記基地局装置が、前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を通知し、かつ、前記調節量のレンジが、移動局が既に送信したチャネルの種類に基づいて異なっており、
前記調節量に基づいて、上りリンクの送信タイミングを調節するステップ、
を備える。
本通信制御方法は、
基地局装置と通信を行う移動局における通信制御方法であって、
シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信するステップ、
を有し、さらに、
前記基地局装置が、前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を、その調節量のレンジとして異なる値が定義された下り制御信号で通知し、
受信した下り制御信号に基づいて、上りリンクの送信タイミングを調節するステップ
を備える。
本移動通信システムは、
移動局と、前記移動局と通信を行う基地局とを具備する移動通信システムであって、
前記移動局は、シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信し、
前記基地局は、
前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を通知する場合に、前記移動局が既に送信したチャネルの種類に基づいて、前記送信タイミングを調節するための調節量のレンジとして異なる値を定義するレンジ定義部
を具備する
本移動通信システムは、
移動局と、前記移動局と通信を行う基地局とを具備する移動通信システムであって、
前記移動局は、シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信し、
前記基地局は、
前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を自基地局の送信する下り制御信号で通知する場合に、前記下り制御信号の種類に基づいて、前記調節量のレンジとして異なる値を定義するレンジ定義部
を具備する
本発明の実施例によれば、通信を開始しようとしている状態と、通信中の状態とで、それぞれに最適な、送信タイミングの制御の調節量のレンジを定義することが可能になり、シグナリングによるオーバヘッドを最低限に抑えつつ、適切な上りリンクの送信タイミングの制御を行うことのできる基地局装置、移動通信システム及び移動局並びに通信制御方法を実現できる。
本発明の実施例にかかる無線通信システムの構成を示すブロック図である。 サブフレーム及びスロットの構成を示す説明図である。 スロットの構成を示す説明図である。 サブフレームの構成を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置のベースバンド部を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置における移動局からの受信タイミングと受信ウィンドウを示す説明図。 本発明の一実施例に係る移動局装置を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る通信制御方法を示すフロー図である。 本発明の一実施例に係る通信制御方法を示すフロー図である。
符号の説明
50 セル
100、100、100、100 移動局
110、110、110、110 移動局
102 送受信アンテナ
104 アンプ部
106 送受信部
108 ベースバンド処理部
110 呼処理部
112 アプリケーション部
1081 タイミング調節量管理部
200 基地局装置
202 送受信アンテナ
204 アンプ部
206 送受信部
208 ベースバンド処理部
210 呼処理部
212 伝送路インターフェース
2081 レイヤー1処理部
2082 MAC処理部
2083 RLC処理部
2084 UL送信タイミング制御部
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本発明の実施例に係る基地局装置が適用される無線通信システムについて、図1を参照して説明する。
無線通信システム1000は、例えばEvolved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムであり、基地局装置(eNB: eNode B)200と、基地局装置200と通信中である複数の移動局(UE: User Equipment)100(100、100、100、・・・100、nはn>0の整数)と、基地局装置200とこれから通信を開始しようとしている状態にある、あるいは、無通信状態が続いたため、通信を開始しようとしている状態とほぼ等価になっている状態にある、複数の移動局110(110、110、110、・・・100、mはm>0の整数)を備える。基地局装置200は、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300と接続され、アクセスゲートウェイ装置300は、コアネットワーク400と接続される。
ここで、移動局100はセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANにより通信を行っており、移動局100から送信される上りリンクの信号は、基地局装置の受信ウィンドウに収まっている、あるいは、受信ウィンドウの近傍に存在すると考えられる。基地局装置200は、後述するように、移動局100nからの上り信号、例えば、サウンディング用のリファレンス信号やCQIを通知する信号の受信タイミングを測定し、伝搬環境の変動や移動局100nの移動により、上記受信タイミングが変化した場合には、適切な受信タイミングとなるような、移動局100nにおける上りリンクの信号の送信タイミングの調節量を算出し、上記調節量を、物理レイヤの制御情報、または、MACレイヤの制御情報として、移動局100nに通知する。
一方、移動局110はセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を開始しようとしている状態、あるいは、無通信状態が続いたため、通信を開始しようとしている状態とほぼ等価になっている状態にあり、移動局110から送信される上りリンクの信号は、基地局装置の受信ウィンドウに収まっているか、あるいは、大きく外れているかが不明であると考えられる。このとき、移動局110は、通信を開始する、あるいは、再開する前に、ランダムアクセスチャネル(Random Access Channel、RACH)を送信し、基地局装置200は、後述するように、上記RACHの受信タイミングに基づいて、移動局110の送信タイミングの最適値、及び、移動局110における、上記RACHの送信タイミングからの調節量を算出し、上記調節量を、RACH responseにおける情報要素の一部として、移動局110に通知する。ここで、上述した基地局装置の受信ウィンドウは、高速フーリエ変換(FFT: Fast Fourier Transform)のタイミングとCP長とにより定義される。
以下、移動局100(100、100、100、・・・100)については、同一の構成、機能、状態を有するので、以下では特段の断りがない限り移動局100として説明を進める。尚、本発明に係る上りリンクの送信タイミングの調節という観点から見た場合、基地局装置と通信中である移動局100に対して行う上りリンクの送信タイミングを調節するための調節量は、サウンディング用のリファレンス信号やCQIを通知するチャネルの受信タイミングに基づいて算出され、また、上記調節量は、下りリンクにおいて、物理レイヤにおける制御情報またはMACレイヤにおける制御情報として移動局100に対して送信される。
また、移動局110(110、110、110、・・・110)については、同一の構成、機能、状態を有するので、以下では特段の断りがない限り移動局110として説明を進める。尚、本発明に係る上りリンクの送信タイミングの調節という観点から見た場合、基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANを用いた通信を開始しようとしている状態、あるいは、無通信状態が続いたため、通信を開始しようとしている状態にある移動局100に対して行う上りリンクの送信タイミングを調節するための調節量は、RACHに基づいて算出され、また、上記調節量は、下りリンクにおいて、RACH responseに含まれる制御情報の一部として移動局100に対して送信される。
無線通信システム1000は、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDM(周波数分割多元接続)、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。上述したように、OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行う方式である。SC−FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができる伝送方式である。
ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信チャネルについて説明する。
下りリンクについては、各移動局100で共有して使用される下り共有物理チャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)と、LTE用の下り制御チャネルとが用いられる。すなわち、下りチャネルは、下り共有物理チャネルとLTE用の下り制御チャネルとを指す。下りリンクでは、LTE用の下り制御チャネルにより、下り共有物理チャネルにマッピングされるユーザの情報やトランスポートフォーマットの情報、上り共有物理チャネルにマッピングされるユーザの情報やトランスポートフォーマットの情報、上り共有物理チャネルの送達確認情報などが通知され、下り共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。
上りリンクについては、各移動局100で共有して使用される上り共有物理チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と、LTE用の上り制御チャネルとが用いられる。すなわち、上りチャネルは、上り共有物理チャネルとLTE用の上り制御チャネルとを指す。尚、上り制御チャネルには、上り共有物理チャネルと時間多重されるチャネルと、周波数多重されるチャネルの2種類がある。
上りリンクでは、LTE用の上り制御チャネルにより、下りリンクにおける共有物理チャネルのスケジューリング、適応変復調・符号化(AMCS: Adaptive Modulation and Coding Scheme)に用いるための下りリンクの品質情報Channel Quality Indicator(CQI)及び下りリンクの共有物理チャネルの送達確認情報HARQ ACK informationが伝送される。また、上り共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。
上りリンク伝送では、図2に示すように、各スロット当たり7個のロングブロックを用いることが検討されている。そして、上記7個のロングブロックの内の1個のロングブロックには、データ復調用のリファレンス信号(パイロット信号)(すなわち、Demodulation Reference Signal)がマッピングされる。また、上記7個の内の、上述したDemodulation Reference Signalがマッピングされているロングブロック以外の1つの、あるいは、2つ以上のロングブロックにおいて、スケジューリングや上りリンクの送信電力制御、AMCにおける上り共有物理チャネルの送信フォーマットの決定に用いられるサウンディング用のリファレンス信号(パイロット信号)(すなわち、Sounding Reference Signal)が送信される。上記Sounding Reference Signalが送信されるロングブロックにおいては、Code
Division Multiple (CDM)により複数の移動局からのSounding Reference Signalが多重される。尚、上記Demodulation Reference Signalは、例えば、1サブフレーム内の4番目のロングブロックと11番目のロングブロックにマッピングされる。尚、上述したロングブロックは、SC-FDMA symbolとも呼ばれる。
1サブフレームは、2スロットで構成されるため、1サブフレームは、図2に示すように、14個のロングブロックにより構成される。
あるいは、上りリンクにおける伝送フォーマットとして、図4に示すように、各スロット当たり2個のショートブロック(SB: short block)と6個のロングブロック(LB: long block)を用いることも検討されている。ロングブロックは、主にデータ及び制御情報の伝送に使用される。上記6個のロングブロックの内の1個、あるいは、2個以上のロングブロックには、スケジューリングや上りリンクの送信電力制御、AMCにおける上り共有物理チャネルの送信フォーマットの決定に用いられるサウンディング用のリファレンス信号(パイロット信号)(すなわち、Sounding Reference Signal)がマッピングされる。上記Sounding Reference Signalが送信されるロングブロックにおいては、Code
Division Multiple (CDM)により複数の移動局からのSounding Reference Signalが多重される。2つのショートブロックは、データ復調のためのリファレンス信号(パイロット信号)(すなわち、Demodulation Reference Signal)の伝送に使用される。
1サブフレームは、2スロットで構成されるため、1サブフレームは、図4に示すように、4個のショートブロックと12個のロングブロックにより構成される。
次に、本発明の実施例に係る基地局装置200について、図5を参照して説明する。
本実施例に係る基地局装置200は、送受信アンテナ202と、アンプ部204と、送受信部206と、ベースバンド信号処理部208と、呼処理部210と、伝送路インターフェース212とを備える。
下りリンクにより基地局装置200から移動局100に送信されるパケットデータは、基地局装置200の上位に位置する上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300から伝送路インターフェース212を介してベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、パケットデータの分割・結合、RLC(radio link control)再送制御の送信処理などのRLC layerの送信処理、MAC再送制御、例えばHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)処理が行われて、送受信部206に転送される。
送受信部206では、ベースバンド信号処理部208から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部204で増幅されて送受信アンテナ202より送信される。
一方、上りリンクにより移動局100および移動局110から基地局装置200に送信されるデータについては、送受信アンテナ202で受信された無線周波数信号がアンプ部204で増幅され、送受信部206で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLC layerの受信処理がなされ、伝送路インターフェース212を介してアクセスゲートウェイ装置300に転送される。
また、ベースバンド信号処理部208では、移動局100が送信した上りリンクの信号の受信タイミングを測定し、移動局100から送信された信号が基地局装置の受信ウィンドウに収まるように、移動局100の送信タイミングを調節するための調節量を算出し、上記調節量を移動局100に通知する。ここで、上述した基地局装置の受信ウィンドウは、高速フーリエ変換(FFT: Fast Fourier Transform)のタイミングとCP長とにより定義される。
さらに、ベースバンド信号処理部208では、移動局110から送信されたRACHの受信タイミングに基づいて、移動局110の送信タイミングの最適値、及び、移動局110における、上記RACHの送信タイミングからの調節量を算出し、上記調節量を移動局110に通知する。
呼処理部210は、無線基地局200の状態管理やリソース割り当てを行う。
次に、ベースバンド信号処理部208の構成について、図6を参照して説明する。
ベースバンド信号処理部208は、レイヤー1処理部2081と、MAC(Medium Access Control)処理部2082と、RLC処理部2083と、UL(Uplink)送信タイミング制御部2084とを備える。
ベースバンド信号処理部208におけるレイヤー1処理部2081とMAC処理部2082とUL送信タイミング制御部2084と呼処理部210は、互いに接続されている。
レイヤー1処理部2081では、下りリングで送信されるデータのチャネル符号化やIFFT処理、上りリンクで送信されるデータのチャネル復号化やFFT処理などが行われる。
また、レイヤー1処理部2081は、移動局100が送信する信号の受信タイミングを測定し、その受信タイミングが受信ウィンドウのどの位置に存在するのかを示す受信タイミング位置情報をUL送信タイミング制御部2084に通知する。レイヤー1処理部2081では、例えば、セル半径に基づいて、下りリンクの送信タイミングに対する上りリンクの基準受信タイミング(以下、基準FFTタイミングと呼ぶ)が予め決定される。ここで、基準FFTタイミングとは、例えばセル端にいる移動局が送信タイミングを遅らせること無く、最短のタイミングで送信したときの受信タイミングとする。そして、基地局装置200から下りリンクで送信される送信タイミングを示す情報(UL送信タイミング制御信号)は、移動局が上記UL送信タイミング制御信号に基づいて理想的に送信する上りリンクの信号の受信タイミングが基準FFTタイミングとなるように決定される。
レイヤー1処理部2081は、例えば上りリンクのリファレンス シグナル、例えばサウンディング リファレンス シグナル(Sounding Reference Signal)を用いて各移動局100からの信号の受信タイミングを検出する。その結果、図7に示すように、移動局100〜移動局100の受信タイミングが検出される。図7には、サブフレームの先頭部分を示す。ここでは、シングルパスの場合を示すが、マルチパスの場合にはある程度受信電力の大きい全てのパスが受信ウィンドウ内に入っている必要がある。
レイヤー1処理部2081は、基準FFTタイミングと移動局毎に最適な受信タイミング(以下、最適FFTタイミングと呼ぶ)との差、例えば移動局毎の最適FFTタイミング−基準FFTタイミングを計算し、受信タイミング位置情報としてUL送信タイミング制御部2084に入力する。各移動局の受信タイミングの検出は、上述したように上りリンクのサウンディング レファレンス シグナル(Sounding Reference Signal)を用いて行うようにしてもよいし、特性が向上するのであれば、CQI(Channel Quality Indicator) フィードバック チャネル(feedback channel)や、デモジュレーション レファレンス シグナル(Demodulation reference signal)を用いるようにしてもよい。
さらに、レイヤー1処理部2081は、移動局110が送信するRACHの受信タイミングを測定し、その受信タイミングが受信ウィンドウのどの位置に存在するのかを示す受信タイミング位置情報をUL送信タイミング制御部2084に通知する。移動局110に関する上りリンクの基準受信タイミング(基準FFTタイミング)は、移動局110に関する上りリンクの基準受信タイミング(基準FFTタイミング)と同一である。
レイヤー1処理部2081は、基準FFTタイミングとRACHの受信タイミングから算出された移動局毎に最適な受信タイミング(以下、最適FFTタイミングと呼ぶ)との差、例えば移動局毎の最適FFTタイミング−基準FFTタイミングを計算し、受信タイミング位置情報としてUL送信タイミング制御部2084に入力する。
MAC処理部2082は、下りデータのMAC再送制御、例えばHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理や、スケジューリング、伝送フォーマットの選択等を行う。また、MAC処理部2082は、上りデータのMAC再送制御の受信処理等を行う。
また、MAC処理部2082は、UL送信タイミング制御部2084より、移動局100への上りリンクの送信タイミングを示すUL(Uplink)送信タイミング制御信号、例えばタイミング アドバンス(TA: Timing Advance)を通知するように指示された場合に、タイミング アドバンスを当該移動局100に通知する。上記タイミング アドバンスは、例えば、物理レイヤにおける制御情報として送信されてもよいし、あるいは、MACレイヤにおける制御情報として送信されてもよい。
さらに、MAC処理部2082は、UL送信タイミング制御部2084より、移動局110から送信されたRACHの受信タイミングに基づいた、移動局110への上りリンクの送信タイミングを示すUL(Uplink)送信タイミング制御信号、例えばタイミング アドバンス(TA: Timing Advance)を通知するように指示された場合に、タイミング アドバンスを当該移動局110に通知する。上記タイミング アドバンスは、RACH Responseに含まれる情報要素として送信される。
RLC処理部2083では、下りリンクのパケットデータに関する、分割・結合、RLC再送制御の送信処理等のRLC layerの送信処理や、上りリンクのデータに関する、分割・結合、RLC再送制御の受信処理等のRLC layerの受信処理が行われる。
UL送信タイミング制御部2084は、レイヤー1処理部2081から通知される各移動局100の受信タイミング位置情報に基づき、必要に応じて、移動局100の受信タイミングを調節するためのUL送信タイミング制御信号、例えばタイミング アドバンスを、MAC処理部2082あるいはレイヤー1処理部2081を介して、移動局100に通知する。すなわち、UL送信タイミング制御部2084は、自基地局装置200の受信端において、複数同時アクセス移動局100からのマルチパス受信信号の受信タイミングをサイクリック プリフィックス(CP: Cyclic Prefix)長内に収めるように調節するための送信タイミングを決定し、上記送信タイミングを実現するために移動局100が調節すべき送信タイミングの調節量を、UL送信タイミング制御信号として、MAC処理部2082あるいはレイヤー処理部2081を介して、移動局100に通知する。ここで、上記移動局100が調節すべき送信タイミングの調節量は、例えば、「移動局毎の最適FFTタイミング−基準FFTタイミング」から算出される。すなわち、「移動局毎の最適FFTタイミング−基準FFTタイミング=0」となるように上記調節量を算出する。
ここで、UL送信タイミング制御部2084は、上記移動局100が調節すべき送信タイミングの調節量を、
調節量 = (調節量の最小単位)×k
k:-K1, -K1+1, ... ,
-1, 0, 1, .., K2-1, K2
と定義し、上記kを、UL送信タイミング制御信号として、移動局100に通知する。このとき、−K〜Kが、送信タイミングを調節するための調節量のレンジに相当する。そして、UL送信タイミング制御部2084は、移動局100に対しては、すでに通信を行っており、移動局100から送信される上りリンクの信号は、基地局装置の受信ウィンドウに収まっている、あるいは、受信ウィンドウの近傍に存在すると考えられるため、上記KおよびKの値として小さい値を定義する。
なお、各移動局100は、基地局装置200から通知されたUL送信タイミング制御信号に基づいて送信タイミングを制御することにより、基地局装置200の受信端において、各移動局100から送信される上りリンクの信号の受信タイミングがサイクリック プリフィックス(CP: Cyclic Prefix)長内に収められ、結果として、移動局間の直交性が維持される。
さらに、UL送信タイミング制御部2084は、レイヤー1処理部2081から通知される各移動局110から送信されたRACHの受信タイミング位置情報に基づき、移動局110の受信タイミングを調節するためのUL送信タイミング制御信号、例えばタイミング アドバンスを、MAC処理部2082を介して、移動局110に通知する。すなわち、UL送信タイミング制御部2084は、自基地局装置200の受信端において、複数同時アクセス移動局110からのマルチパス受信信号の受信タイミングをサイクリック プリフィックス(CP: Cyclic Prefix)長内に収めるように調節するための送信タイミングを決定し、上記送信タイミングを実現するために移動局110が調節すべき送信タイミングの調節量を、UL送信タイミング制御信号として、MAC処理部2082を介して、移動局110に通知する。ここで、上記移動局110が調節すべき送信タイミングの調節量は、例えば、「移動局毎の最適FFTタイミング−基準FFTタイミング」から算出される。すなわち、「移動局毎の最適FFTタイミング−基準FFTタイミング=0」となるように上記調節量を算出する。尚、UL送信タイミング制御部2084は、移動局110から送信されたRACHを受信した場合には、所定のタイミングで、上記調節量を移動局110に通知するようにMAC処理部2082に指示する。
ここで、UL送信タイミング制御部2084は、上記移動局110が調節すべき送信タイミングの調節量を、
調節量 = (調節量の最小単位)×k
k:-K, -K1+1, ... , -1, 0, 1, .., K-1, K
と定義し、上記kを、UL送信タイミング制御信号として、移動局110に通知する。このとき、−K〜Kが、送信タイミングを調節するための調節量のレンジに相当する。そして、UL送信タイミング制御部2084は、移動局110は通信を開始しようとしている状態、あるいは、無通信状態が続いたため、通信を開始しようとしている状態とほぼ等価になっている状態にあり、移動局110から送信される上りリンクの信号は、基地局装置の受信ウィンドウに収まっているか、あるいは、大きく外れているかが不明であると考えられるため、上記KおよびKの値として大きい値を定義する。
例えば、UL送信タイミング制御部2084は、上記調節量の最小単位を0.5μsとし、K=K=7と定義し、K=K=1023と定義してもよい。このとき、移動局100nに送信する送信タイミングの調節量に必要なビット数は、4ビットとなり、移動局110に送信する送信タイミングの調節量に必要なビット数は、11ビットとなる。すなわち、移動局100nに送信する送信タイミングの調節量に必要なビット数は、移動局110に送信する送信タイミングの調節量に必要なビット数に比べて小さくなる。言い換えれば、通信中における、物理レイヤにおける制御情報、または、MACレイヤにおける制御情報として送信されるタイミング アドバンスの調節量のレンジを、通信開始時における、RACH responseの情報の一部として送信されるタイミング アドバンスのレンジよりも小さく設定する。
また例えば、UL送信タイミング制御部2084は、移動局100nに送信する送信タイミングの調節量に関しては、プラスとマイナスの方向に対称に定義し、移動局110に送信する送信タイミングの調節量に関しては、プラスとマイナスの方向に非対称に定義してもよい。すなわち、UL送信タイミング制御部2084は、上記調節量の最小単位を0.5μsとし、K=K=8と定義し、K=512、K=1024と定義してもよい。あるいは、UL送信タイミング制御部2084は、上記調節量の最小単位を0.5μsとし、K=K=8と定義し、K=1024、K=512と定義してもよい。言い換えれば、通信中における、物理レイヤにおける制御情報、または、MACレイヤにおける制御情報として送信されるタイミング アドバンスの調節量のレンジを対称とし、通信開始時における、RACH responseの情報の一部として送信されるタイミング アドバンスのレンジを非対称としてもよい。
さらに例えば、UL送信タイミング制御部2084は、移動局100nに送信する送信タイミングの調節量と移動局110に送信する送信タイミングの調節量の両方に関して、プラスとマイナスの方向に非対称に定義してもよい。すなわち、UL送信タイミング制御部2084は、上記調節量の最小単位を0.5μsとし、K=8、K=16と定義し、K=512、K=1024と定義してもよい。言い換えれば、通信中における、物理レイヤにおける制御情報、または、MACレイヤにおける制御情報として送信されるタイミング アドバンスの調節量のレンジと、通信開始時における、RACH responseの情報の一部として送信されるタイミング アドバンスのレンジを非対称としてもよい。
さらに例えば、移動局100nに送信する送信タイミングの調節量に関しては、調節量の最小単位を小さく定義し、移動局110に送信する送信タイミングの調節量に関しては、調節量の最小単位を大きく定義してもよい。すなわち、UL送信タイミング制御部2084は、移動局100nに送信する送信タイミングの調節量に関しては、上記調節量の最小単位を0.5μsと定義し、移動局110に送信する送信タイミングの調節量に関しては、上記調節量の最小単位を1.0μsと定義してもよい。言い換えれば、通信中における、物理レイヤにおける制御情報、または、MACレイヤにおける制御情報として送信されるタイミング アドバンスの調節量の最小単位を、通信開始時における、RACH responseの情報の一部として送信されるタイミング アドバンスの調節量の最小単位よりも小さくしてもよい。
尚、上述した、移動局100nに通知する送信タイミングを調節するための調節量のレンジ、すなわち、通信中におけるタイミング アドバンスのレンジと、移動局100に通知する送信タイミングを調節するための調節量のレンジ、すなわち、通信開始時におけるタイミング アドバンスのレンジは、基地局装置と移動局の両方が事前に把握している値でなければならない。言い換えれば、それら2つのタイミング アドバンスのレンジは、無線通信システム1000における固定のシステムパラメータとして定義されている。
次に、本発明の実施例に係る移動局100または移動局100について、図8を参照して説明する。移動局100nと移動局100は、基地局装置200との通信状態が、通信中であるか、あるいは、通信を開始しようとしている状態であるかに基づいて、区別して定義されているだけであり、構成としては同一の構成を有する。
同図において、移動局100または移動局100は、送受信アンテナ102と、アンプ部104と、送受信部106と、ベースバンド信号処理部108と、呼処理部110と、アプリケーション部112とを具備する。
下りリンクのデータについては、送受信アンテナ102で受信された無線周波数信号がアンプ部104で増幅され、送受信部106で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部108でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされた後、アプリケーション部112に転送される。
一方、上りリンクのパケットデータについては、アプリケーション部112からベースバンド信号処理部108に入力される。ベースバンド信号処理部108では、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、DFT処理、IFFT処理等が行われて送受信部106に転送される。
送受信部106では、ベースバンド信号処理部108から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部104で増幅されて送受信アンテナ102より送信される。
また、基地局装置200と通信中である移動局100nにおいては、ベースバンド信号処理部108において、下りリンクにおいて物理レイヤの制御信号またはMACレイヤの制御信号として送信されたタイミング アドバンスを復号し、その復号結果に基づき、上りリンクの送信タイミングを調節する。ここで、タイミング調節量管理部1081は、上記物理レイヤの制御信号またはMACレイヤの制御信号として送信されたタイミング アドバンスの定義及びレンジに関する情報を保持し、その定義及びレンジをベースバンド信号処理部108に通知する。そして、ベースバンド信号処理部108が、上記物理レイヤの制御信号またはMACレイヤの制御信号として送信されたタイミング アドバンスの定義及びレンジと、実際に受信したタイミング アドバンスに基づき、上りリンクの信号の送信タイミングを調節する。ここで、上記物理レイヤの制御信号またはMACレイヤの制御信号として送信されたタイミング アドバンスの定義及びレンジは、基地局装置200内のUL送信タイミング制御部2084において説明したものと同一であるため、その説明は省略する。
また、基地局装置200と通信を開始しようとしている状態にある移動局100においては、ベースバンド信号処理部108において、下りリンクにおいてRACH responseに含まれる制御信号の一部として送信されたタイミング アドバンスを復号し、その復号結果に基づき、上りリンクの送信タイミングを調節する。ここで、タイミング調節量管理部1081は、上記RACH responseに含まれる制御信号の一部として送信されたタイミング アドバンスの定義及びレンジに関する情報を保持し、その定義及びレンジをベースバンド信号処理部108に通知する。そして、ベースバンド信号処理部108hが、上記RACH responseに含まれる制御信号の一部として送信されたタイミング アドバンスの定義及びレンジと、実際に受信したタイミング アドバンスに基づき、上りリンクの信号の送信タイミングを調節する。ここで、上記RACH responseに含まれる制御信号の一部として送信されたタイミング アドバンスの定義及びレンジは、基地局装置200内のUL送信タイミング制御部2084において説明したものと同一であるため、その説明は省略する。
呼処理部110は、基地局200との通信の管理等を行い、アプリケーション部112は、物理レイヤーやMACレイヤーより上位のレイヤーに関する処理等を行う。
尚、上述した、移動局100nに通知する送信タイミングを調節するための調節量のレンジ、すなわち、通信中におけるタイミング アドバンスのレンジと、移動局100に通知する送信タイミングを調節するための調節量のレンジ、すなわち、通信開始時におけるタイミング アドバンスのレンジに関する情報は、基地局装置200と移動局100とで、一致していなければならず、システム共通のパラメータ、あるいは、固定値として定義されていることが望ましい。
次に、本実施例に係る基地局装置200における送信制御方法について、図9を参照して説明する。
UL送信タイミング制御部2084は、移動局の受信タイミングを調節するためのUL送信タイミング制御信号、例えばタイミング アドバンスを決定する時に、当該移動局が送信するチャネルが第1のチャネルとしてのRACHであるか否かを判断する(ステップS702)。
当該移動局が送信するチャネルがRACHである場合(ステップS702:YES)、UL送信タイミング制御部2084は、送信タイミングを調節するための調節量のレンジとして大きい値を定義する。例えば、UL送信タイミング制御部2084は、移動局が調節すべき送信タイミングの調節量を、
調節量 = (調節量の最小単位)×k
k:-K, -K+1, ... , -1, 0, 1, .., K-1, K
と定義し、さらに、K=K=1023と定義してもよい(ステップS704)。
一方、当該移動局が送信するチャネルがRACHでない場合(ステップS702:NO)、すなわちランダムアクセスチャネル以外の第2のチャネルである場合、UL送信タイミング制御部2084は、送信タイミングを調節するための調節量のレンジとして小さい値を定義する。例えば、UL送信タイミング制御部2084は、移動局が調節すべき送信タイミングの調節量を、
調節量 = (調節量の最小単位)×k
k:-K, -K1+1, ... , -1, 0, 1, .., K-1, K
と定義し、さらに、K=K=7と定義してもよい(ステップS706)。
次に、本実施例に係る無線通信システム1000における送信制御方法について、図10を参照して説明する。
移動局に対して送信されるタイミング アドバンスが、RACH responseにより通知されるか否かを判断する(ステップS1002)。RACH responseにより通知される、とは、RACH responseに含まれる制御情報の一部として移動局に対して送信されるという意味である。
当該移動局に対して送信されるタイミング アドバンスがRACH Responseにより通知される場合(ステップS1002:YES)、送信タイミングを調節するための調節量のレンジとして大きい値が定義される。例えば、移動局が調節すべき送信タイミングの調節量は、
調節量 = (調節量の最小単位)×k
k:-K, -K+1, ... , -1, 0, 1, .., K-1, K
と定義され、さらに、K=K=1023と定義されてもよい(ステップS1004)。
一方、当該移動局に対して送信されるタイミング アドバンスがRACH responseにより通知されない場合(ステップS1002:NO)、送信タイミングを調節するための調節量のレンジとして小さい値が定義される。例えば、移動局が調節すべき送信タイミングの調節量は、
調節量 = (調節量の最小単位)×k
k:-K, -K1+1, ... , -1, 0, 1, .., K-1, K
と定義され、さらに、K=K=7と定義されてもよい(ステップS1006)。
本発明の実施例によれば、通信の開始時や無通信が長く続いた状態と、通信中とで、それぞれに最適な、送信タイミングの制御の調節量のレンジを定義することが可能になり、シグナリングによるオーバヘッドを最低限に抑えつつ、適切な上りリンクの送信タイミングの制御を行うことのできる基地局装置、移動通信システム及び通信制御方法を実現できる。
尚、上述した実施例においては、Evolved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムにおける例を記載したが、本発明に係る基地局装置及び通信制御方法は、上りリンクにおいてシングルキャリア−周波数分割多元接続方式や直交周波数分割多元接続OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)方式を用いる全てのシステムにおいて適用することが可能である。
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
すなわち、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
説明の便宜上、本発明を幾つかの実施例に分けて説明したが、各実施例の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要に応じて使用されてよい。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明したが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
本国際出願は、2007年1月9日に出願した日本国特許出願2007−001861号に基づく優先権を主張するものであり、2007−001861号の全内容を本国際出願に援用する。
本発明にかかる移動通信システム、基地局及び移動局並びに通信制御方法は、無線通信システムに適用できる。

Claims (8)

  1. 基地局装置と通信を行う移動局であって
    シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信する上りリンク信号送信
    を有し、さらに、
    前記基地局装置が、前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を通知し、かつ、前記調節量のレンジが、移動局が既に送信したチャネルの種類に基づいて異なっており
    前記調節量に基づいて、上りリンクの送信タイミングを調節する上りリンク送信タイミング調節部、
    を備えることを特徴とする移動局。
  2. 基地局装置と通信を行う移動局であって
    シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信する上りリンク信号送信
    を有し、さらに、
    前記基地局装置が、前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を、その調節量のレンジとして異なる値が定義された下り制御信号で通知し、
    受信した下り制御信号に基づいて、上りリンクの送信タイミングを調節する上りリンク送信タイミング調節
    を備えることを特徴とする移動局。
  3. 請求項に記載の移動局であって
    上りリンク送信タイミング調節は、物理レイヤにおける制御信号、MACレイヤにおける制御情報及びRACH Responseに含まれる情報要素として送信された調節量のレンジに基づいて、前記上りリンクの送信タイミングを調節することを特徴とする移動局。
  4. 請求項に記載の移動局であって
    前記上りリンク送信タイミング調節は、
    前記下り制御信号が、ランダムアクセスチャネルに対する応答チャネルである場合に、前記送信タイミングを調節するための調節量のレンジとして大きい値が定義された調節量に基づいて、前記上りリンクの送信タイミングを調節し、
    前記下り制御信号が、物理レイヤまたはMACレイヤにおける制御信号である場合に、前記送信タイミングを調節するための調節量のレンジとして小さい値が定義された調節量に基づいて、前記上りリンクの送信タイミングを調節すること
    を特徴とする移動局。
  5. 基地局装置と通信を行う移動局における通信制御方法であって、
    シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信するステップ、
    を有し、さらに、
    前記基地局装置が、前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を通知し、かつ、前記調節量のレンジが、移動局が既に送信したチャネルの種類に基づいて異なっており、
    前記調節量に基づいて、上りリンクの送信タイミングを調節するステップ、
    を備えることを特徴とする通信制御方法。
  6. 基地局装置と通信を行う移動局における通信制御方法であって、
    シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信するステップ、
    を有し、さらに、
    前記基地局装置が、前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を、その調節量のレンジとして異なる値が定義された下り制御信号で通知し、
    受信した下り制御信号に基づいて、上りリンクの送信タイミングを調節するステップ;
    を備えることを特徴とする通信制御方法。
  7. 移動局と、前記移動局と通信を行う基地局とを具備する移動通信システムであって
    前記移動局は、シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信し、
    前記基地局は、
    前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を通知する場合に、前記移動局が既に送信したチャネルの種類に基づいて、前記送信タイミングを調節するための調節量のレンジとして異なる値を定義するレンジ定義
    を具備することを特徴とする移動通信システム。
  8. 移動局と、前記移動局と通信を行う基地局とを具備する移動通信システムであって
    前記移動局は、シングルキャリア-周波数分割多元接続方式、または、直交周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信し、
    前記基地局は、
    前記移動局に対して、前記上りリンクの信号の送信タイミングを調節するための調節量を自基地局の送信する下り制御信号で通知する場合に、前記下り制御信号の種類に基づいて、前記調節量のレンジとして異なる値を定義するレンジ定義
    を具備することを特徴とする移動通信システム。
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