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JP4671914B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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JP4671914B2
JP4671914B2 JP2006160434A JP2006160434A JP4671914B2 JP 4671914 B2 JP4671914 B2 JP 4671914B2 JP 2006160434 A JP2006160434 A JP 2006160434A JP 2006160434 A JP2006160434 A JP 2006160434A JP 4671914 B2 JP4671914 B2 JP 4671914B2
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Description

本発明は、冷気の流通を遮断して常温よりも高温の貯蔵物を保温可能な貯蔵室を有した冷蔵庫に関する。
冷凍室及び冷蔵室に加えて温度切替室を備えた冷蔵庫が特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は、温度切替室に送出される冷気の通路を開閉するダンパー装置と、温度切替室を昇温するヒータとを備えている。これにより、温度切換室の室内温度を使用者の用途に応じて冷凍、冷蔵、パーシャル、チルド等の所望の低温の温度帯に切り替えることができる。
また、ヒータによる昇温によって温度切替室内を常温よりも高温に維持できる冷蔵庫が知られている。これにより、加熱食品の保温や温調理等を行うことができる。
特開平10−288440号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、温度切替室内で高温の貯蔵物を保温している際に幼児等が不注意で貯蔵物や温度切替室内に触れて火傷する危険があった。
本発明は、安全性を向上できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の冷蔵庫は、第1貯蔵室内で常温よりも高温の貯蔵物を保温できる冷蔵庫において、第1貯蔵室を開閉する扉のロック機構を設けるとともに、前記扉と第1貯蔵室の周囲との間を密閉するパッキンが係着される凹部を前記扉の背面周部に設け、前記ロック機構は、前記扉に配されて移動によって一部が第1貯蔵室の周囲に係合する移動部と、前記扉に配されて前記移動部を移動させる駆動部とを有し、前記移動部の少なくとも一部に対向して前記凹部を配置するとともに、前記凹部の内周側に前記駆動部を配置し、前記移動部は第1貯蔵室の周囲に係合する可動部と、前記可動部に連結される連結部とからなり、前記駆動部は前記連結部を介して前記可動部を駆動し、前記連結部は前記パッキンから離れる方向に屈曲した側面視コ字型に形成され、前記扉内に充填される断熱材は前記コ字型内に向かって突出したことを特徴としている。
この構成によると、扉の背面に設けたパッキンが第1貯蔵室の周壁の前面に密着して第1貯蔵室が密閉される。パッキンは扉の背面に設けた凹部に係着される。また、第1貯蔵室内が断熱隔離され、高温の貯蔵物の保温を行うことができる。第1貯蔵室はロック機構により扉がロックされ、ロックを解除しなければ扉を開くことができない。
駆動部を駆動すると可動部が移動して扉から突出し、第1貯蔵室の周囲に設けた孔等に係合する。可動部と駆動部とは離れて配置され、連結部を介して連結される。凹部は連結部に対向して可動部と駆動部との間に配置される。可動部は扉前面に対して平行に移動してもよく、扉前面に対して平行な面と交差する方向に移動してもよい。
た、前記連結部は前記パッキンから離れる方向に屈曲した側面視コ字型に形成されているので、凹部と連結部との距離を大きくとることができる。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記可動部は上昇により第1貯蔵室の周囲に係合し、前記駆動部は前記連結部を介して通電時に前記可動部を上昇させて遮電時に前記可動部を降下させることを特徴としている。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、第1貯蔵室内の温度を検知する温度センサを設け、第1貯蔵室内が所定温度よりも高温になったことを前記温度センサにより検知した際に前記ロック機構により前記扉をロックしたことを特徴としている。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、冷却器で生成された冷気が第1貯蔵室と並列に流通する第2貯蔵室を備え、第1貯蔵室と前記冷却器との間の冷気経路を閉じて第1貯蔵室内で常温よりも高温の貯蔵物を保温でき、前記ロック機構のロック解除を行う解除部を冷蔵庫の前面上部または第2貯蔵室内に設けたことを特徴としている。
この構成によると、冷却器で生成された冷気は第1、第2貯蔵室に導かれて、第1、第2貯蔵室内の貯蔵物が冷却保存される。ダンパ等によって第1貯蔵室と冷却器との間の冷気経路を閉じると、冷却器で生成された冷気は第2貯蔵室に導かれて第2貯蔵室内の貯蔵物が冷却保存される。また、冷蔵庫本体部の上壁、冷蔵庫の上方に配された貯蔵室の扉、第2貯蔵室の内壁等に設けた解除部を使用者が操作するとロック機構がロック解除される。
本発明によると、常温よりも高温の貯蔵物を保温できる第1貯蔵室を開閉する扉のロック機構を設けたので、第1貯蔵室内に保温される高温の貯蔵物に誤って触れることによる火傷を防止することができる。
また本発明によると、第1貯蔵室内が所定温度よりも高温になったことを検知した際に扉をロックするので、扉をロックする操作を行う必要がなく、冷蔵庫の利便性を向上することができる。
また本発明によると、ロックの解除部を冷蔵庫の前面上部または第2貯蔵室内に設けたので、幼児が容易にロックを解除することができない。従って、幼児の火傷をより確実に防止することができる。
また本発明によると、離れて配される可動部と駆動部とを連結する連結部に対向してパッキンを係着する凹部を設けたので、体積の大きな駆動部と凹部とを対向させずに可動部を駆動することができる。従って、凹部を形成した部分の断熱材の厚みを確保して断熱性能の低下を防止することができる。
また本発明によると、連結部をパッキンから離れる方向に屈曲した側面視コ字型に形成したので、断熱材をより厚く確保することができる。
また本発明によると、駆動部に通電した時に可動部が上昇して扉をロックし、駆動部を遮電した際に可動部が降下してロックを解除するので、故障によって通電できなくなったときに可動部が自重により降下する。従って、扉のロックを解除できなくなる状態を回避することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図及び右側面図である。冷蔵庫1は、上段に冷蔵室2が配され、中段に温度切替室3及び製氷室4が配される。冷蔵庫1の下段には野菜室5及び冷凍室6が配されている。
冷蔵室2は観音開きの扉を有し、貯蔵物を冷蔵保存する。温度切替室3は中段左側に設けられ、使用者により室温を切り替えられるようになっている。製氷室4は中段右側に設けられ、製氷を行う。野菜室5は下段左側に設けられ、野菜の貯蔵に適した温度(例えば、約8℃)に維持される。冷凍室6は下段右側に設けられ、製氷室4に連通して貯蔵物を冷凍保存する。
図3は冷蔵庫1の右側面断面図である。冷凍室6及び製氷室4には貯蔵物を収納する収納ケース11が設けられる。野菜室5及び温度切替室3にも同様の収納ケース11が設けられる。冷蔵室2には貯蔵物を載置する複数の収納棚41が設けられる。冷蔵室2の扉には収納ポケット42が設けられる。これらにより、冷蔵庫1の使い勝手が向上されている。また、冷蔵室2内の下部にはチルド温度帯(約−3℃)に維持されたチルド室23が設けられている。
冷凍室6の背後には冷気通路31が設けられ、冷気通路31内には圧縮機35に接続された冷却器17が配される。冷蔵室2の背後には冷気通路31と連通する冷気通路32が設けられる。凝縮器、膨張器(いずれも不図示)が接続された圧縮機35の駆動によりイソブタン等の冷媒が循環して冷凍サイクルが運転される。これにより、冷凍サイクルの低温側となる冷却器17との熱交換により冷気が生成される。
また、冷気通路31、32内には送風機18、28がそれぞれ配される。詳細を後述するように、冷却器17で生成された冷気は送風機18の駆動により冷気通路31を介して冷凍室6、製氷室4、チルド室23及び温度切替室3に供給される。また、送風機28の駆動により冷気通路32を介して冷蔵室2及び野菜室5に供給される。
図4は温度切替室3を示す右側面断面図である。温度切替室3の上下面は仕切壁7、8により冷蔵室2及び野菜室5と仕切られる。温度切替室3の前面は回動式の扉9により開閉可能になっている。温度切替室3の背面は背面板33により覆われている。温度切替室3内には引出し式の収納ケース11が設けられている。
背面板33の後方には外壁を形成する断熱壁10との間に導入通風路12が設けられている。導入通風路12は背面板33に設けた流入口33aと冷気通路31(図3参照)とを連結する。また、導入通風路12内には温度切替室吐出ダンパ13が設けられる。温度切替室吐出ダンパ13を開くことにより冷却器17(図3参照)で発生した冷気が温度切替室3に導かれる。
温度切替室吐出ダンパ13と流入口33aとの間には送風機14が設けられている。背面板33の下方には流出口33bが開口し、送風機14の駆動によって冷気通路31の冷気が流入口33aを介して容易に温度切替室3に導かれて流出口33bから流出する。また、温度切替室吐出ダンパ13の開閉により導入通風路12から温度切替室3に流入する風量が調整される。
流出口33bの後方には空気を冷却装置17に戻す戻り通風路19が設けられている。戻り通風路19内には流出口33bに面して開口する温度切替室戻りダンパ20が設けられる。温度切替室戻りダンパ20の後方と上方には開口部20b、20cが形成され、開口部20b、20cを択一的に閉じる回動自在のバッフル20aが設けられている。
開口部20cを閉じて開口部20bを開くことにより、流出口33bから流出する空気は戻り通風路19を流通可能になる。開口部20bを閉じて開口部20cを開くと、図5に示すように、流出口33bから流出する空気は送風機14の吸気側に導かれる。これにより、流出口33bから温度切替室戻りダンパ20の開口部20cを介して送風機14の吸気側に連通する連通路36が形成されている。従って、送風機14の駆動により連通路36を介して温度切替室3内の空気を循環させることができる。
温度切替室3の背面板33の後方上部にはヒータ15が設けられる。ヒータ15は熱輻射式のガラス管ヒータから成り、背面板33を介して放出される輻射熱により温度切替室3を昇温する。尚、送風機14はヒータ15の表面に向けて送風するように配置されている。これにより、ヒータ15の表面温度を下げて安全性を向上させることができる。
背面板33の背後の下部には温度センサ16が設けられている。温度センサ16は温度切替室3内の温度を検出して検出信号を制御部(不図示)へ送る。これにより、制御部が温度センサ16の検知結果に基づいてヒータ15、温度切替室吐出ダンパ13、送風機14を制御し、温度切替室3内を設定温度に保持する。
また、ヒータ15の上方には温度センサ24が隣接して設けられる。温度センサ24はヒータ15を囲むように設けられる背面板33の上面に密着されている。これにより、ヒータ15の輻射熱を受けた空気が上昇することにより最も加熱され易いヒータ15の上方近傍の温度が温度センサ24により検知される。
従って、温度センサ24によりヒータ15近傍の異常高温を検知した際にヒータ15を停止してヒータ15及びヒータ15周辺の破損、発火、発煙を防止することができる。また、温度センサ16の上方には温度ヒューズ30が設けられる。温度ヒューズ30は所定の温度まで高温になるとヒータ15の通電を遮断する。これにより、更に安全性を向上することができる。
図6は温度切替室3の扉9上部の詳細を示す側面断面図である。扉9は前面側に配されるドアパネル53と背面側に配されるドアバック54の上下にドアキャップ55が被嵌され、内部に発泡断熱材56が充填されている。
扉9の背面側の周部には環状のパッキン61が設けられる。パッキン61は背面側に着磁体62が内装され、ドアバック54に設けた凹部54aに突起部61aを係着して取り付けられる。パッキン61が温度切替室3の周囲と密着し、温度切替室3からの熱や冷熱の漏洩を防止することができる。
ドアバック54には背面側に突出した突出部54bがパッキン61の内周側に形成される。突出部54bには補助パッキン60が嵌着される。補助パッキン60は突出部54bから外周側に延び、温度切替室3の周壁との隙間を塞ぐ。これにより、熱や冷熱の漏洩をより確実に防止することができる。
上方のドアキャップ55の前面部55aは突出部54bよりも下方に延びて設けられる。前面部55aの前面側には液晶パネル52が取り付けられ、背面側には電装カバー57が取り付けられる。電装カバー57とドアキャップ55との間には空間部57aが形成される。電装カバー57は上下方向の中央部57dが凹部54aから離れる方向に屈曲した側面視コ字型に形成される。これにより、凹部54aよりも上方及び下方の空間部57aが奥行方向に拡幅されている。
電装カバー57の中央部57dの背面側にはリブ57cが形成される。リブ57cによって中央部57dの上方と下方とを連結し、電装カバー57が補強される。また、中央部57dの前面側には上下に延びるリブ57bが形成され、ドアキャップ55の前面部55aの背面側には上下に延びるリブ55bが形成される。
リブ55b、57b間には側面視コ字型の連結部73が上下に移動可能に配される。連結部73は非磁性体のステンレスや黄銅等から成る。必要に応じてリブ等で補強された樹脂により連結部73を形成してもよく、磁性が影響しない場合は連結部73を鉄または鉄合金により形成してもよい。連結部73はリブ55bの下端から後方に突出したストッパ55cに下面が当接して下端位置が位置決めされる。連結部73はリブ55b、57bとの接触面積が小さく、リブ55b、57bによって小さい摺動摩擦で上下方向に案内される。
リブ55b、57bを超えない高さで水平方向に延びる水平リブ(不図示)を連結部73に設けてもよい。これにより、空間部57a内の空気の対流を防止するシール効果を得ることができ、断熱効果を向上することができる。水平リブをリブ55b、57bよりも例えば、0.2mm程度低い高さに形成すると、連結部73との摺動を回避して異常音の発生を防止することができる。リブ55b、57b近傍にスポンジ状の発泡体を独立に設けて連結部73を挟むと、シール効果をより向上することができる。
上方の空間部57aにはクッション76を介して連結部73上に載置されるロックピン71(可動部)が配される。クッション76は可撓性樹脂(発泡ポリエチレン等)やゴム等から成り、両面粘着テープや接着剤等により連結部73に接着されている。クッション76を連結部73に嵌め込んでもよい。
ロックピン71はポリアセタール、ポリプロピレン、ABS等の中空の樹脂成形品から成っている。ロックピン71はドアキャップ55の上面に設けた孔部55dに嵌合し、上下方向に移動可能になっている。ロックピン71の下面は拡径された鍔部71aが形成され、鍔部71aとドアキャップ55の内面との間に圧縮バネ72が配される。これにより、ロックピン71は下方に付勢される。圧縮バネ72は孔部55dの周縁から下方に突出した立ち上がり部55eに差し込まれている。
下方の空間部57aにはロックピン71を駆動する駆動部74が配される。図7は駆動部74の詳細を示す縦断面図である。駆動部74はボビン78aに巻設されたコイル78が可動鉄心75の周囲に配置されている。ボビン78aは軸上に貫通孔79aを有するフレーム79に覆われる。可動鉄心75は非磁性体から成る押部75aが上端に螺設され、貫通孔79aから突出する。コイル78に通電すると磁力により可動鉄心75が上昇し、コイル78の通電を停止すると可動鉄心75が降下する。これにより、連結部73及びクッション76を介してロックピン71が上下動する。
駆動部74とドアキャップ55との間に非磁性ステンレス、黄銅、アルミニウム箔等の熱良導体を設けてもよい。これにより、コイル78に通電した際の発熱がドアキャップ55を介して放熱され、冷却効率低下を防止するとともに扉9前面の発露を防止することができる。
図6において、扉9の上方には冷蔵室2の扉を支持するヒンジアングル63が設けられる。ヒンジアングル63はL字型の金属板をインサート成形した樹脂成形品から成り、ロックピン71に対向するボス63dが下方に突出して形成される。ボス63dには上昇するロックピン71が嵌合可能なロック孔63aが設けられる。
ボス63dの前面側には傾斜面63cが形成されている。ロック孔63aの上方にはロック孔63a側が小径に形成された貫通孔63bが設けられる。貫通孔63bの上部はゴム等から成る栓64により塞がれる。尚、ロック孔63aを有する板状部材をヒンジアングル63と別部材により設けてもよい。
ロックピン71は駆動部74のコイル78の通電により圧縮バネ72の付勢力に抗して上昇すると、ロック孔63aに嵌合する。これにより、扉9を閉じた状態がロックされる。従って、駆動部74、連結部73、ロックピン71及びロック孔63aは扉9をロックするロック機構を構成する。
コイル78は冷蔵庫1の上部に設けられた解除スイッチ51(解除部、図1参照)の操作により通電が停止される。コイル78の通電を停止すると圧縮バネ72の付勢力によってロックピン71が降下して扉9のロックが解除される。この時、連結部73はストッパ55cにより位置規制される。
ロックピン71がコイル78の通電により上昇して扉9をロックするため、故障によってコイル78に通電できない場合にロックピン71、連結部73及び可動鉄心75が自重により降下する。従って、扉9のロックを解除できなくなる状態を回避することができる。
また、コイル78の遮電時にロックピン71がロック孔63aと引っ掛かって抜け出さない場合は、栓64を取り外して貫通孔63bから針金や竹ぐし等を差し込むとロックピン71の上部を押圧できる。これにより、ロックピン71が降下してロックを解除することができる。
また、上昇したロックピン71よりも傾斜面63aの前端が上方に形成されている。このため、扉9を開いた状態でロックピン71が上昇した場合に、扉9を閉じるとロックピン71を傾斜面63aにより案内してロック孔63aに導くことができる。これにより、ロックピン71がロック孔63aと嵌合して扉9をロックすることができる。
ドアキャップ55の上面の後部は後方へ行くほど下がる傾斜面55fになっている。ヒンジアングル63と扉9とは通常3mm程度の隙間を必要とする。しかし、扉9に傾斜面55fを設け、ロック孔63aをボス63dに設けるため、ロックピン71とロック孔63aとを接近させることができる。
これにより、駆動部74によるロックピン71の上下移動量が少なくても確実にロックすることができる。また、駆動部74がコイル78を有するソレノイド構造のため、上下移動量が少ないと作動時の電流値を低くすることができる。これにより、省エネルギー化を図ることができるとともに、発熱量が低減して冷却時のエネルギーロスを低減することができる。
尚、駆動部74及び圧縮バネ72に替えてロックピン71を上方に付勢する付勢手段(例えば、コイルバネや板バネ等)を設けてもよい。これにより、常に上昇したロックピン71が扉9を閉じた際に傾斜面63aの案内によりロック孔63aと嵌合し、扉9をロックすることができる。また、栓64を外して貫通孔63bに針金や竹ぐし等を差し込んでロックを解除することができる。
扉9は以下のように形成される。まず、ドアキャップ55の扉前方側を下に向けた状態で立ち上がり部55eに圧縮バネ72が差し込まれる。次に、圧縮バネ72及び孔部55dにロックピン71が挿通される。次に、クッション76を取り付けた連結部73がストッパ55cとロックピン71との間に差込まれ、連結部73は圧縮バネ72の付勢によってストッパ55cに押しつけられる。次に、駆動部74がドアキャップ55に取り付けられ、電装カバー57が上記各部材を覆うようにドアキャップ55に取り付けられる。
ドアパネル53は左右端が後方へ屈曲され、ドアパネル53に上下のドアキャップ55を被嵌して組品が形成される。組品を形成した後にドアキャップ55に取り付けられる各部材を組み込んで電装カバー57で覆ってもよい。次に、組品を発泡治具内に設置して発泡断熱材56の原液を注入した後にドアバック54で組品を覆い、発泡断熱材56を発泡した後に発泡治具から取り出される。これにより、発泡断熱材56を充填した扉9が得られる。
尚、ロックピン71等を含むロック機構が配される側と異なる側のドアキャップ55は、ドアパネル53と嵌合してドアバック54に当接するような構造であればよい。また、ロック機構が配される側のドアキャップ55は凹凸による嵌合等によって複数の部材により形成してもよい。更に、ドアキャップ55の下端を液晶パネル52の上方に形成し、ドアパネル53を上方に延長して嵌合してもよい。この時、ドアパネル53に開口部を設けて液晶パネル52の枠を嵌めてもよい。
図8は冷蔵庫1の中段付近の正面断面図を示している。冷凍室6の背後の冷気通路31は送風機18の前面上部を開口し、送風機18によって製氷室4に空気が送出される。製氷室4に連通する冷凍室6の下部には冷凍室ダンパ22が設けられる。冷凍室6の後方下部には、冷凍室ダンパ22を介して冷却器17に空気を導いて冷気通路31に戻す戻り通風路21(図3参照)が設けられている。冷凍室ダンパ22の開閉により冷凍室6から出る空気の風量が調整される。
冷気通路31の上部は冷蔵室ダンパ27を介して冷気通路32に連通する。また、冷気通路31は分岐して導入通風路12が形成され、チルド室ダンパ25を介してチルド室23と連通するとともに、前述のように温度切替室吐出ダンパ13を介して温度切替室3に連通する。
冷蔵室2の背面下方には冷蔵室流出口(不図示)が開口し、野菜室5には野菜室流入口(不図示)が設けられる。冷蔵室流出口と野菜室流入口とは温度切替室3の背面を通る通路(不図示)により連結され、冷蔵室2と野菜室5が連通している。
温度切替室3に連通する戻り通風路19は温度切替室戻りダンパ20から下方に延びて温度切替室3及び野菜室5の背後に配される。温度切替室3内の空気は温度切替室戻りダンパ20を開くことにより戻り通風路19、21を介して冷却器17に導かれる。また、野菜室5の背面には戻り通風路19に連通する野菜室流出口(不図示)が設けられる。
図9は冷蔵庫1の冷気の流れを示す冷気回路図である。冷却器17で生成された冷気は、送風機18の駆動により矢印A(図8参照)に示すように冷気通路31を上昇して製氷室4に送出される。製氷室4に送出された冷気は製氷室4及び冷凍室6を流通し、冷凍室ダンパ22から流出する。そして、戻り通風路21を介して冷却器17に戻る。これにより、製氷室4及び冷凍室6内が冷却される。
送風機28の駆動により冷気通路31の上部で分岐した冷気は冷蔵室ダンパ27を介して矢印B(図8参照)に示すように冷気通路32を流通し、冷蔵室2に送出される。また、矢印C(図8参照)に示すように導入通風路12を流通してチルド室23に送出される。冷蔵室2及びチルド室23に送出された冷気は冷蔵室2及びチルド室23を流通した後、野菜室5に流入する。野菜室5に流入した冷気は野菜室5内を流通して戻り通路19、21を介して冷却器17に戻る。これにより、冷蔵室2及び野菜室5内が冷却され、設定温度になると冷蔵室ダンパ27及びチルド室ダンパ23が閉じられる。
また、送風機14の駆動により冷気通路31の上部で分岐した冷気は導入通風路12を流通して矢印D(図4、図8参照)に示すように、温度切替室吐出ダンパ13を介して温度切替室3に流入する。温度切替室3に流入した冷気は温度切替室3内を流通し、流出口33bから流出する。そして、矢印E(図4、図8参照)に示すように、戻り通風路19、21を介して冷却器17に戻る。これにより、温度切替室3内が冷却される。
前述のように、温度切替室3は使用者により室内温度を切り替えることができるようになっている。例えば、冷凍(−15℃)、パーシャル(−8℃)、チルド(−3℃)、冷蔵(3℃)、野菜(8℃)の各温度帯等を使用者が選択できるようになっている。これにより、使用者は所望の温度で貯蔵物を冷凍保存または冷蔵保存できる。室内温度の切り替えは温度切替室吐出ダンパ13を開く量や送風機14の風量を可変して行うことができる。
この時、温度切替室戻りダンパ20のバッフル20aは前述の図4に示すように、戻り通風路19を開いて連通路36を閉じるように配置される。このため、流入口33aから流入する冷気が連通路36を循環することなく温度切替室戻りダンパ20を介して戻り通風路19を流通する。従って、連通路36によるショートサーキットを防止し、送風機14の送風効率を向上することができる。
尚、例えば温度切替室3を冷凍の室内温度から冷蔵の室内温度に切り替える際にヒータ15に通電して昇温してもよい。これにより、迅速に所望の室内温度に切り替えることができる。また、ヒータ15に通電することにより、温度切替室3の室内温度を貯蔵物を冷凍保存または冷蔵保存する低温側から常温よりも高温の高温側に切り替えることができるようになっている。高温側の温度切替室3によって調理済み加熱食品の一時的な保温や温調理等を行うことができる。
温度切替室3の室内温度を高温側にした場合は、前述の図5に示すように、温度切替室吐出ダンパ13が閉じられるとともに、温度切替室戻りダンパ20のバッフル20aが戻り通風路を閉じて連通路36を開く位置に配置される。ヒータ15及び送風機14が駆動されると、矢印Fに示すように送風機14から送出される空気は、矢印Gに示すように流出口33bを介して連通路36を流通する。
これにより、図9の破線Sに示すように温度切替室3内の空気は温度切替室戻りダンパ20を介して送風機14に導かれて循環する。従って、温度切替室3を密閉して暖気の流出を防止し、高温側の温度切替室3の温度分布を均一にすることができ、ヒータ15及びヒータ周辺の変形、発火、発煙等を防止することができる。また、加熱食品を保温するための保温庫等を必要とせず使用者の経済的負担を軽減するとともに保温庫等の設置場所の確保を不要にして利便性の高い冷蔵庫を提供することができる。
高温側の室内温度は、主な食中毒菌の発育温度が30℃〜45℃であるため、ヒータ容量の公差や温度切替室3内の温度分布等を考慮して50℃以上にするとよい。これにより、雑菌の繁殖を防止できる。また、冷蔵庫に用いられる一般的な樹脂製部品の耐熱温度が80℃であるため、高温側の室内温度を80℃以下にすると安価に実現することができる。
また、食中毒菌を滅菌するためには、例えば腸管出血性大腸菌(病原性大腸菌O157)の場合では75℃で1分間の加熱が必要である。従って、ヒータ容量の公差と温度切替室3内の温度分布とを考慮して高温側の室内温度を75℃〜80℃にするとより望ましい。
以下は55℃での食中毒菌の減菌に関する試験結果である。試験サンプルは初期状態で大腸菌2.4×103CFU/mL、黄色ブドウ球菌2.0×103CFU/mL、サルモネラ2.1×103CFU/mL、腸炎ビブリオ1.5×103CFU/mL、セレウス4.0×103CFU/mLを含んでいる。この試験サンプルを40分間で3℃から55℃に加温し、55℃で3.5時間保温後、80分間で55℃から3℃に戻して再度各菌の量を調べた。その結果、いずれの菌も10CFU/mL以下(検出せず)のレベルまで減少していた。従って、温度切替室3の高温側の設定温度を55℃としても充分減菌効果がある。
温度切替室3を高温側に切り替えて温度センサ16によって所定温度を超えたことを検知すると、ロック機構により扉9がロックされる。この時、扉9の前面に配された液晶パネル52(図1参照)に高温状態及びロック状態であることが表示される。これにより、使用者がロック状態を容易に理解することができる。また、前述したように、解除スイッチ51の操作によって扉9のロック状態が解除される。
液晶パネル52に替えてLED等によって高温状態及びロック状態を報知してもよい。また、図10の上面図に示すように、扉9の先端に設けたハンドル9aに報知用スイッチ80を設けてもよい。ハンドル9aを把持すると報知用スイッチ80がONされ、ブザーや音声によって扉9がロック状態であることが報知される。これにより、幼児でも容易にロック状態を理解することができる。
本実施形態によると、冷気回路が冷蔵室2、野菜室5及び冷凍室6と並列に設けられる温度切替室3と冷却器17との間の冷気経路を閉じ、常温よりも高温に維持される温度切替室3を開閉する扉9のロック機構を設けたので、高温に維持される温度切替室3内に誤って触れることによる火傷を防止することができる。
尚、温度切替室3のヒータ15を省いて常温よりも高温の貯蔵物を保温できる貯蔵室にしてもよい。この場合も同様に、温度切替室3を開閉する扉9のロック機構を設けたので、温度切替室3内に保温される高温の貯蔵物に誤って触れることによる火傷を防止することができる。
また、温度切替室3内が所定温度よりも高温になったことを検知した際に扉9をロックするので、扉9をロックする操作を行う必要がなく、冷蔵庫1の利便性を向上することができる。尚、駆動部74を駆動する操作スイッチを設けてもよい。
また、ロック機構のロックを解除する解除スイッチ51を冷蔵庫1の前面上部に設けたので、幼児が容易にロックを解除することができない。従って、幼児の火傷をより確実に防止することができる。冷蔵室3や野菜室5内に解除スイッチ51を設けても同様に、幼児の火傷をより確実に防止することができる。
また、離れて配されるロックピン71と駆動部74とを連結する連結部73に対向してパッキン61を係着する凹部54aを設けたので、体積の大きな駆動部74と凹部54aとを対向させずにロックピン71を駆動することができる。従って、凹部54aを形成した部分の断熱材56の厚みを確保して断熱性能の低下を防止することができる。
また、連結部73をパッキン61から離れる方向に屈曲した側面視コ字型に形成したので、断熱材56をより厚く確保することができる。
本実施形態において、扉9の上部にロック機構が設けられるが、扉9の下部にロック機構を設けてもよい。ロック孔63aは扉9の下面を支持するヒンジアングル81(図11参照)に設けられ、扉9の周面から下方に突出するロックピン71が嵌合する。この時、可動鉄心75を上方に付勢する付勢手段が別途必要となる。
該付勢手段は可動鉄心75を引き上げる引張りバネ等により容易に実現することができる。連結部73と押部75aとの間にクッションを設けて圧縮バネ72の付勢力を増加しても該付勢手段を容易に実現することができる。また同様に、ロック機構を扉9の側部に設け、ロックピン71を扉9の周面から側方に突出させてもよい。
次に、図11は第2実施形態の冷蔵庫の温度切替室を示す正面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図10に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は、ロック機構の駆動部74が扉9の下面を支持するヒンジアングル81に設けられ、ロックピン71が可動鉄心75(図7参照)と一体に設けられる。扉9の下面にはロックピン71に対向するロック孔9bが形成される。その他の部分は第1実施形態と同様である。
駆動部74のコイル78(図7参照)の通電にすると可動鉄心75とともにロックピン71が上昇し、ロック孔9bに嵌合する。これにより、扉9を閉じた状態がロックされる。従って、駆動部74、ロックピン71及びロック孔9bは扉9をロックするロック機構を構成する。
コイル78は冷蔵庫1の上部に設けられた解除スイッチ51(解除部、図1参照)の操作により通電が停止される。コイル78の通電を停止すると自重により可動鉄心75とともにロックピン71が降下して扉9のロックが解除される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、体積の大きい駆動部74をヒンジアングル81に設けているため扉9からの熱や冷熱の漏洩をより防止することができる。更に、圧縮バネ72や連結部73(図6参照)を必要としないため部品点数を削減することができる。尚、扉9の下部にロック機構を設けているが、上部や側部にロック機構を設けてもよい。
第1、第2実施形態において、温度切替室3が低温側の所定温度になったときに温度切替室3内の空気を循環してもよい。即ち、温度切替室戻りダンパ20により戻り通風路19を閉じて連通路36を開き、温度切替室吐出ダンパ13を閉じて送風機14を駆動する。これにより、低温側の温度切替室3の温度分布をより均一にすることができる。
また、温度切替室戻りダンパ20により戻り通風路19及び連通路36の開閉を行っているが、温度切替室吐出ダンパ13により導入通風路12及び連通路36の開閉を行ってもよい。即ち、温度切替室吐出ダンパ13に温度切替室戻りダンパ20と同様のバッフルを設ける。
そして、導入通風路12を開いて連通路36を閉じる位置にバッフルが配置されると、流入口33aから温度切替室3に流入した冷気が流出口33bから温度切替室戻りダンパ20を介して戻り通風路19に導かれる。また、連通路36を開いて導入通風路12を閉じる位置にバッフルが配置されると、温度切替室3内を空気が循環する。これにより、上記と同様に、冷蔵庫1のコスト削減及び容積効率の向上を図ることができる。
また、野菜室5の流出口にダンパを設けてもよい。これにより、温度切替室3を高温側から低温側に切り替えた際に、該ダンパを閉じて温度切替室3からの熱風が野菜室5に逆流することを防止できる。また、温度切替室3を高温側から低温側へ切り替える際に送風機18が停止されている場合には、冷凍室ダンパ22が閉じられるようになっている。これにより、送風機14の駆動によって冷凍室ダンパ22から冷凍室6内へ熱風が逆流することを防止できる。
尚、扉9が回動式の場合について説明しているが、スライド式の扉の場合であっても同様の構成によって同様の効果を得ることができる。
本発明によると、冷気の流通を遮断して常温よりも高温の貯蔵物を保温可能な貯蔵室を有した冷蔵庫に利用することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の温度切替室を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の温度切替室を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の温度切替室の扉の詳細を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の温度切替室の扉のロック機構の駆動部を示す縦断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の中段部を示す正面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷気の流れを示す冷気回路図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の温度切替室の扉を示す上面面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の温度切替室を示す正面図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 温度切替室
4 製氷室
5 野菜室
6 冷凍室
9 扉
9a ロック孔
12 導入通風路
13 温度切替室吐出ダンパ
14、18、28 送風機
15 ヒータ
17 冷却器
16、24 温度センサ
19、21 戻り通風路
20 温度切替室戻りダンパ
22 冷凍室ダンパ
25 チルド室ダンパ
30 温度ヒューズ
31、32 冷気通路
33 背面板
33a 流入口
33b 流出口
35 圧縮機
36 連通路
51 解除スイッチ
52 液晶パネル
53 ドアパネル
54 ドアバック
54a 凹部
55 ドアキャップ
55a リブ
56 発泡断熱材
57 電装カバー
57a 空間部
57b、57c リブ
60 補助パッキン
61 パッキン
63 ヒンジアングル
63a ロック孔
71 ロックピン
72 圧縮バネ
73 連結部
74 駆動部
75 可動鉄心
78 コイル
80 報知用スイッチ

Claims (4)

  1. 第1貯蔵室内で常温よりも高温の貯蔵物を保温できる冷蔵庫において、
    第1貯蔵室を開閉する扉のロック機構を設けるとともに、前記扉と第1貯蔵室の周囲との間を密閉するパッキンが係着される凹部を前記扉の背面周部に設け、
    前記ロック機構は、前記扉に配されて移動によって一部が第1貯蔵室の周囲に係合する移動部と、前記扉に配されて前記移動部を移動させる駆動部とを有し、
    前記移動部の少なくとも一部に対向して前記凹部を配置するとともに、前記凹部の内周側に前記駆動部を配置し
    前記移動部は第1貯蔵室の周囲に係合する可動部と、前記可動部に連結される連結部とからなり、前記駆動部は前記連結部を介して前記可動部を駆動し、
    前記連結部は前記パッキンから離れる方向に屈曲した側面視コ字型に形成され、
    前記扉内に充填される断熱材は前記コ字型内に向かって突出したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記可動部は上昇により第1貯蔵室の周囲に係合し、前記駆動部は前記連結部を介して通電時に前記可動部を上昇させて遮電時に前記可動部を降下させることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 第1貯蔵室内の温度を検知する温度センサを設け、第1貯蔵室内が所定温度よりも高温になったことを前記温度センサにより検知した際に前記ロック機構により前記扉をロックしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 冷却器で生成された冷気が第1貯蔵室と並列に流通する第2貯蔵室を備え、第1貯蔵室と前記冷却器との間の冷気経路を閉じて第1貯蔵室内で常温よりも高温の貯蔵物を保温でき、前記ロック機構のロック解除を行う解除部を冷蔵庫の前面上部または第2貯蔵室内に設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
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