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JP4668650B2 - 防水グロメットの取付構造 - Google Patents

防水グロメットの取付構造 Download PDF

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本発明は、例えば自動車のバックドア等に電線やウォッシャホース等を配索する際に用いられ、配索用の開口を塞いで防水するための防水グロメットの取付構造に関するものである。
図6は、従来の防水グロメットの取付構造の一形態を示すものである(例えば特許文献1参照)。
この防水グロメット41は、合成ゴムで形成され、内側に一方のコネクタ42を固定して、車両のパネル43に固定された他方のコネクタ44との嵌合接続を矢印方向に行いつつ、パネル43の孔部45を塞いで防水するものであり、前端にシールリップ46を有し、シールリップ46の後側に一方のコネクタ42の鍔部47を嵌合させる周溝を有し、周溝から後方にテーパ部48を有し、テーパ部48は後端側の電線挿通用の小径の蛇腹状の可撓筒部49に続いている。
一方のコネクタ42は合成樹脂製のコネクタハウジング50と、コネクタハウジング内の端子収容室に収容される電線付きの雌端子61とで構成され、コネクタハウジング50に鍔部47が嵌合されている。
他方のコネクタ44は、合成樹脂製のコネクタハウジング62と、コネクタハウジング内に収容される電線付きの雄端子63とで構成され、コネクタハウジング62は両側に係止アーム64と、係止アーム64の後方の停止壁部65とを有し、係止アーム64と停止壁部65との間にパネル43の孔部45の周縁が係合して、他方のコネクタ44がパネル43に係止されている。他方のコネクタ44はいわゆる待ち受けコネクタとして作用する。
図7は、合成ゴム製のグロメット本体に、ドアウィンド洗浄液を供給するためのウォッシャホース52を一体に形成してなる防水グロメット51を示すものである(特許文献2参照)。
ウォッシャホース部52はグロメット本体57の両端の嵌合部53,54と中間の可撓筒部55との孔部56の内面に膨出形成されてグロメット本体57の全長に渡って続いている。両嵌合部53,54のホース部開口52a,52bにそれぞれパイプ状のジョイントカプラ58を介して外部のウォッシャホース59が接続される。ワイヤハーネス60は孔部56内に挿通される。
ウォッシャホース部52をグロメット本体57に一体化しない場合は、グロメット本体57のハーネス挿通孔内に別体のウォッシャホースを挿通させる。
図8は、ウォッシャホース66を内蔵した防水グロメット67を車両のパネル68に装着して、パネル孔69内の待ち受けコネクタ70に防水グロメット67側のコネクタ(図示せず)を嵌合接続させる従来の防水グロメットの取付構造の他の形態を示すものである。
ウォッシャホース66は防水グロメット67と一体でも別体でもよい。ウォッシャホース66は待ち受けコネクタ70の鍔部71の外側でパネル孔69に導入されている。防水グロメット67は蛇腹状の可撓筒部72(図では一部のみを示している)と、可撓筒部72の端部に一体に形成された鍔部73とで構成され、鍔部73は、パネル68のハッチングで示すシール面74に密着するシールリップ(図示せず)を有している。両コネクタが嵌合することで、防水グロメット67の鍔部73がパネル68のシール面74に押圧密着される。
ウォッシャホース66は例えば車両のバックドアのウォッシャノズルと車両ボディ側のウォッシャタンクとを接続し、パネル68はバックドアのパネルであり、防水グロメット67の可撓筒部72に続く他方の鍔部(図示せず)は車両ボディ側のパネル(図示せず)の孔部に嵌着される。
特開平10−233262号公報(図10) 実開平4−105423号公報(図1)
しかしながら、上記図8の防水グロメットの取付構造にあっては、万一、ウォッシャホース66から水漏れを起こした際に、水がコネクタ内に浸入して端子のショート等を引き起こしかねないという心配があった。また、パネル孔69内に待ち受けコネクタ70とウォッシャホース66とがほぼ並列に位置する関係で、待ち受けコネクタ70がパネル孔内に偏心して配置された場合に、偏心とは反対側において防水グロメット67の鍔部73とパネル68との押接力(密着力)が低下し、防水性が低下するという問題もあった。
本発明は、上記した点に鑑み、ウォッシャホースから水漏れした場合でも、コネクタに悪影響を与えることがないように、確実にシールすることができ、また、パネル孔にコネクタを偏心して配置した場合でも、密着性の低下を起こさず、確実にシールすることができて、総括して、シール性を高めることのできる防水グロメットの取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る防水グロメットの取付構造は、弾性の防水グロメットにコネクタと弾性の流体ホースとを配設し、パネルに相手コネクタを配置すると共に該流体ホースを挿通させ、両コネクタを嵌合して該防水グロメットの鍔部を該パネルに密着させる防水グロメットの取付構造において、前記パネルに前記相手コネクタを挿通させる第一の孔部と、前記流体ホースを挿通させる第二の孔部とを並列に設けると共に、両孔部の間に区画壁を形成し、該流体ホースに、該第二の孔部に対する係止部を設け、前記防水グロメットの鍔部を該区画壁を含む両孔部の周囲に密着させ、該係止部を該第二の孔部に係止させた状態で、該流体ホースに引張力が作用するようにし、その引張力で該鍔部を該パネルに押接させることを特徴とする。
上記構成により、防水グロメット側のコネクタをパネル側の相手コネクタに嵌合させると同時に、防水グロメットの鍔部がパネルの二つの孔部の各周縁(表面)に密着し、流体ホースとコネクタとを独立してシールする。これにより、万一、流体ホースからの水漏れがあった場合でも、水が第二の孔部内で留められ、第一の孔部内のコネクタに水が浸入することが防止される。
また、コネクタ嵌合と同時に、あるいはコネクタ嵌合の後、流体ホースの係止部がパネルの第二の孔部に係合され、流体ホースがパネル面に向けて引っ張られた状態となる。この状態は、例えば防水グロメットの鍔部から係止部までの自由状態におけるホース長さを鍔部からパネル面までの距離よりも短く設定しておく等の手段により達成される。弾性の流体ホースは合成ゴム又は柔軟な合成樹脂等で形成される。流体ホースの引張力で防水グロメットの鍔部がパネルに向けて付勢され、その力で鍔部がパネル面に密着する。コネクタは鍔部に偏心して配設される場合が多く、その場合に、コネクタの偏心方向とは反対側で鍔部とパネルとの密着力が弱くなりやすいが、その欠点が上記作用によって補填される。
請求項に係る防水グロメットの取付構造は、弾性の防水グロメットにコネクタと弾性の流体ホースとを配設し、パネルに相手コネクタを配置すると共に該流体ホースを挿通させ、両コネクタを嵌合して該防水グロメットの鍔部を該パネルに密着させる防水グロメットの取付構造において、前記流体ホースに、前記パネルに対する係止部を設け、該係止部を該パネルに係止させた状態で、該流体ホースに引張力が作用するようにし、その引張力で前記鍔部を前記パネルに押接させることを特徴とする。
上記構成により、コネクタ嵌合と同時に、あるいはコネクタ嵌合の後、流体ホースの係止部がパネルに係止され、流体ホースがパネル面に向けて引っ張られた状態となる。この状態は、例えば防水グロメットの鍔部から係止部までの自由状態におけるホース長さを鍔部からパネル面までの距離よりも短く設定しておく等の手段により達成される。弾性の流体ホースは合成ゴム又は柔軟な合成樹脂等で形成される。流体ホースの引張力で防水グロメットの鍔部がパネルに向けて付勢され、その力で鍔部がパネル面に密着する。コネクタは鍔部に偏心して配設される場合が多く、その場合に、コネクタの偏心方向とは反対側で鍔部とパネルとの密着力が弱くなりやすいが、その欠点が上記作用によって補填される。
請求項に係る防水グロメットの取付構造は、請求項又は記載の防水グロメットの取付構造において、前記係止部が、前記パネルの孔部に対する挿入用の小径突部及び溝部と停止用の大径突部とで構成されることを特徴とする。
上記構成により、パネルの孔部に流体ホースを挿通して引っ張ることで、係止部の前側の小径突部が孔部内に圧入されつつ通過し、中間の溝部が孔部に係合し、その状態で後側の大径等部がパネルに当接してそれ以上の移動を阻止する。これにより、係止部がパネルに確実に係止(固定)される。
請求項に係る防水グロメットの取付構造は、請求項1〜の何れかに記載の防水グロメットの取付構造において、前記流体ホースが前記防水グロメットに一体に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、防水グロメットに対する流体ホースの位置ずれが生じないから、パネルの孔部への流体ホースの挿通作業が容易化する。また、流体ホースが引張力を受けた際にその力を確実に受け止めてパネル面に防水グロメットの鍔部を確実に押接(密着)させる。流体ホースが別体の場合は防水グロメットへの固定手段が必要であるが、一体の場合はその必要がない。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、防水グロメットの鍔部がパネルの二つの孔部の各周縁に密着して、流体ホースとコネクタとを独立してシールするから、万一、流体ホースからの水漏れがあった場合でも、水が第二の孔部内で留められ、第一の孔部内のコネクタに水が浸入することが防止され、これにより、コネクタ内の端子のショート等の不具合が未然に防止され、防水グロメットのシール性が高まり、コネクタ接続の信頼性と防水シールの信頼性とが向上する。また、例えばコネクタが防水グロメットの鍔部に偏心して配置された場合に、コネクタの偏心方向とは反対側において鍔部が流体ホースの引張力で強くパネル面に密着するから、防水グロメットのシール性が向上し、コネクタへの外部からの水の浸入が確実に防止され、コネクタ接続の信頼性が向上する。
請求項記載の発明によれば、例えばコネクタが防水グロメットの鍔部に偏心して配置された場合に、コネクタの偏心方向とは反対側において鍔部が流体ホースの引張力で強くパネル面に密着するから、防水グロメットのシール性が向上し、コネクタへの外部からの水の浸入が確実に防止され、コネクタ接続の信頼性が向上する。
請求項記載の発明によれば、流体ホースをパネルの孔部に挿通して引っ張るだけの簡単な操作で係止させることができ、それによって簡単且つ確実に弾性グロメットの鍔部をパネル面に密着させることができて、防水グロメットの取付作業性が向上する。
請求項記載の発明によれば、パネルの孔部への流体ホースの挿通作業性が向上する。また、流体ホースの引張力を確実に受け止めてパネル面への防水グロメットの鍔部の密着シール性を確実に向上させる。
図1〜図2は、本発明に係る防水グロメットの取付構造の第一の実施形態を示すものである。
この防水グロメット1は、従来同様に合成ゴムで弾性に形成され、蛇腹状の可撓筒部2に一体に続く長円形の鍔部3を有し、鍔部3は前面に長円形の略環状のシール部4を有し、シール部4には好ましくはシールリップ(図せず)が形成され、鍔部3の長手方向の一方の長円形の孔部29にコネクタ6が配設され、他方の小円形の孔部30にウォッシャホース(流体ホース)7が配設されている。
シール部4には、コネクタ6とウォッシャホース7とを区画する短径側の区画壁8が長径側の壁部4aに直交して一体に形成され、区画壁8を介して長形の孔部29と小円形の孔部30とが位置しており、区画壁8は上記同様にシールリップ(図示せず)を有していることが好ましい。各シールリップの形状はヒダ状に限らず断面略半円状等であってもよい。
コネクタ6は従来同様にコネクタハウジング(符号6で代用)の鍔部9が防水グロメット1の鍔部3内の略長円形の周溝10に嵌合して固定されている。コネクタハウジングの各端子収容室11には電線付きの雌端子(図示せず)が収容され、各電線は可撓筒部2を通って他方の鍔部(図示せず)から車両ボディ側に導出されている。防水グロメット1とコネクタ6とウォッシャホース7とでグロメット組立体12を構成している。
ウォッシャホース7は複数本の電線(ワイヤハーネス)と共に自動車のバックドア側から防水グロメット1内を通って車両ボディ側に続いている。ウォッシャホース7は防水グロメット1に一体成形したものでもよく、あるいは別体のものでもよい。
ウォッシャホース7が一体である場合は、弾性のグロメット本体(符号1で代用)にホース部7が一体化されて防水グロメット1を構成し、ホース部7がジョイントカプラ(図示せず)を介してドア側や車両ボディ側のウォッシャホースに接続される。何れの場合でも、ウォッシャホース7とコネクタ6とは区画壁8で区画されている。
図2の如くバックドアのパネル13に待ち受けコネクタ(相手コネクタ)14とウォッシャホース7とが左右に並んで独立して配置されている。すなわち、パネル13にはコネクタ挿通用の第一の孔部(開口)15とウォッシャホース挿通用の第二の孔部16とが並んで設けられ、両孔部15,16の間に区画壁17が形成されている。
待ち受けコネクタ14は従来同様に可撓性の係止アーム等の係止手段(図示せず)でパネル13の孔部15に係止固定されている。待ち受けコネクタ14をそのコネクタハウジング(符号14で代用)の鍔部19でパネル13にねじ止め等で固定することも可能である。待ち受けコネクタ14はコネクタハウジングのコネクタ嵌合室20内に雄端子のタブ状ないしピン状の電気接触部21を有し、雄端子はドア内の電線に接続されている。
グロメット組立体12をパネル13に装着すると同時に両コネクタ6,14が嵌合接続され、例えば両コネクタ6,14のロックによって防水グロメット1の鍔部3が図2のハッチング部22の範囲でパネル13に密着し、コネクタ6,14とウォッシャホース7とが区画壁17を介して別々にシールされる。これによって、万一、ウォッシャホース7からの水漏れを生じた場合でも、水がコネクタ側に浸入することが確実に防止され、コネクタ内の端子等のショート等が確実に防止される。
図3〜図5は、本発明に係る防水グロメットの取付構造の第二の実施形態を示すものである。第一の実施形態と同様の構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この防水グロメット1’は、弾性のグロメット本体(符号1’で代用)にウォッシャホース(流体ホース又はホース部)7’を一体に成形し、グロメット本体の鍔部3の前側近傍でウォッシャホース7’に、パネル13に対する係止部23、すなわち外側に鍔状に突出した前後一対の突部24,26と、突部間の溝部25とを形成し、ウォッシャホース7’をパネル13の小径の孔部16’に係止した際の引張力を利用してグロメット本体の鍔部3をパネル面13aに強く押接させるようにしたものである。
ウォッシャホース7’をグロメット本体とは別体に形成した場合には、ウォッシャホース7’の一部をグロメット本体の鍔部3の近傍にしっかりと固定して、図5の引張力の作用時における鍔部3の押接(密着)を確実に行わせるようにする。
ウォッシャホース7’の係止部23は前側の小径突部24と後側の大径突部26と両突部間の溝部25とで構成され、小径突部24は前側に向かうに従って略テーパ状(傾斜状ないし湾曲状)に縮径しており、図4の如くパネル13の孔部16’へのウォッシャホース7’の係止をスムーズに行えるようになっている。明細書で「前」とはパネルの方向を言い、「後」とはグロメット本体の方向を言う。
係止部23の各突部24,26はウォッシャホース7’の外径よりも大径であり、ウォッシャホース内にはウォッシャ液を導入する通路27が形成されていることは言うまでもない。ウォッシャホース7’の係止部23の形状は上記形状に限らず、例えば、円周上に複数の突起を配列して、前後の突起の間にパネル13の孔部16’を係合させることも可能である。
図5においてウォッシャホース7’にパネル方向の引張力を作用させるためには、係止部23をパネル13の孔部16’に嵌合する前の自由状態で、係止部23の溝部25がパネル13よりもグロメット本体側に位置し、溝部25から鍔部3の前面(シール部4)までの距離がパネル13から鍔部3の前面4までの距離よりも短く設定されることが必要である。図4のようにウォッシャホース7’をその弾性に抗して前方に引っ張りつつ溝部25を孔部16’に係合させることで、係合後においてもウォッシャホース7’に引張力が作用し、鍔部3がパネル面13aに隙間なく密着する。ウォッシャホース7’はグロメット本体に一体又は別体に固定されていることが必要である。
前記実施形態の図2と同様に、パネル13には待ち受けコネクタ(相手コネクタ)14がコネクタハウジングと一体の可撓性の係止アーム18(図5)や停止壁28といった係止手段で仮固定され、待ち受けコネクタ14と並んでウォッシャホース7’が配置されている。パネル13にはコネクタ挿通用の第一の孔部15とウォッシャホース挿通用の第二の孔部16’とが左右並列に設けられ、両孔部15,16’の間に区画壁17が形成されている。
これに対応して、図3の如く、防水グロメット1’の長円形の鍔部3の長手方向に並列にコネクタ6とウォッシャホース7’とが配置され、鍔部3にコネクタ挿通用の長円形の孔部(開口)29と、ウォッシャホース挿通用の小円形の孔部30とが設けられ、両孔部29,30の間に区画壁8が形成されている。
コネクタ6は鍔部3の孔部29内の周溝10にコネクタハウジング(符号6で代用)の鍔部9が嵌合することで固定されている。ウォッシャホース7’は鍔部3の孔部30の底面から一体に突出されている。鍔部3に続く可撓筒部2内にウォッシャホース7’と共にコネクタ6からの導出電線(ワイヤハーネス)が挿通される。
前記実施形態と同様に、コネクタ6,14とウォッシャホース7’とを独立して防水シールすることで、万一のウォッシャホース7’からの水漏れの場合に、コネクタ6,14への水の浸入が確実に防止される。
本実施形態においては、それに加えて、ウォッシャホース7’をパネル13に係止した際の引張力で防水グロメット1’の鍔部3を強くパネル面13aに押し当てることができるから、図5の如く、防水グロメット1’の鍔部3に対してコネクタ14が偏心して配置された場合に、コネクタ14とは反対側における鍔部3の浮き上がり等が防止され、鍔部3が全周に渡ってパネル13に確実に密着して良好な防水シール性を発揮する。
このコネクタ14の偏心配置に対するシール性の向上は、前記実施形態の構成としての防水グロメット1及びパネル13の各区画壁17とは関係なく発揮される効果であり、図3〜図5の実施形態において各区画壁8,17を廃除して、防水グロメット1’の鍔部3を長円形の環状のシール部4のみで構成し、図2のパネル13の各孔部15,16を一体に連続させて大きな長円形の孔部とすることも可能である。
この場合、ウォッシャホース7’のパネル13への係止は小円形の孔部16’ではなく、大きな長円形の孔部(図示せず)に係止部23の溝部25を深く係合させる等の手段で係止させる。図5においてはシールリップ5を鍔部3の全周に環状に設けて、防水グロメット側の中間の区画壁8(図3)は廃除した例として描いている。
なお、上記各実施形態においては、自動車のバックドアのパネル13に防水グロメット1,1’の鍔部3を装着する例を説明したが、パネル13としてはバックドアに限らず、例えばフロントドアの前端パネルや車両ボディのパネルやエンジンルーム内のパネル等を適用することも可能であり、ウォッシャホース7,7’以外のホースとしてウォッシャ液以外の液体を導入する(第二の実施形態においては気体を導入する)ことも可能である。
また、上記第二の実施形態においては、ウォッシャホース7’の係止部23をパネル13の円形の孔部16’に係合させたが、例えば係止部として別体のクリップ等を用いてウォッシャホースをパネルに固定することも可能である。
本発明に係る防水グロメットの取付構造の第一の実施形態を示す斜視図である。 同じく防水グロメットをパネルに取り付ける状態を示す斜視図である。 防水グロメットの取付構造の第二の実施形態を示す斜視図である。 パネルへのウォッシャホースの一係止手段を示す断面図である。 同じく防水グロメットをパネルに取り付けた状態を示す断面図である。 従来の防水グロメットの取付構造の一形態を示す断面図である。 従来の防水グロメットの他の形態を示す斜視図である。 従来の防水グロメットの取付構造の他の形態を示す斜視図である。
符号の説明
1,1’ 防水グロメット
3 鍔部
6 コネクタ
7,7’ ウォッシャホース(流体ホース)
13 パネル
14 待ち受けコネクタ(相手コネクタ)
15 第一の孔部
16,16’ 第二の孔部
17 区画壁
23 係止部
24 小径突部
25 溝部
26 大径突部

Claims (4)

  1. 弾性の防水グロメットにコネクタと弾性の流体ホースとを配設し、パネルに相手コネクタを配置すると共に該流体ホースを挿通させ、両コネクタを嵌合して該防水グロメットの鍔部を該パネルに密着させる防水グロメットの取付構造において、
    前記パネルに前記相手コネクタを挿通させる第一の孔部と、前記流体ホースを挿通させる第二の孔部とを並列に設けると共に、両孔部の間に区画壁を形成し、該流体ホースに、該第二の孔部に対する係止部を設け、前記防水グロメットの鍔部を該区画壁を含む両孔部の周囲に密着させ、該係止部を該第二の孔部に係止させた状態で、該流体ホースに引張力が作用するようにし、その引張力で該鍔部を該パネルに押接させることを特徴とする防水グロメットの取付構造。
  2. 弾性の防水グロメットにコネクタと弾性の流体ホースとを配設し、パネルに相手コネクタを配置すると共に該流体ホースを挿通させ、両コネクタを嵌合して該防水グロメットの鍔部を該パネルに密着させる防水グロメットの取付構造において、
    前記流体ホースに、前記パネルに対する係止部を設け、該係止部を該パネルに係止させた状態で、該流体ホースに引張力が作用するようにし、その引張力で前記鍔部を前記パネルに押接させることを特徴とする防水グロメットの取付構造。
  3. 前記係止部が、前記パネルの孔部に対する挿入用の小径突部及び溝部と停止用の大径突部とで構成されることを特徴とする請求項又は記載の防水グロメットの取付構造。
  4. 前記流体ホースが前記防水グロメットに一体に形成されたことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の防水グロメットの取付構造。
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