JP4661242B2 - スペーサの製造方法、及び平面型表示装置の組立方法 - Google Patents
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Description
後方散乱電子の初速 :v0
基板と成す散乱角 :θ
電子の単位電荷 :e
電子の質量 :me
アノード電極と電子放出部との間の距離:d
アノード電極への印加電圧 :VA
としたとき、時間tが経過した後の後方散乱電子の軌道は、以下の式で表すことができる。ここで、X(t)は、時間tが経過した後の後方散乱電子のX座標を示し、Z(t)は、時間tが経過した後の後方散乱電子のZ座標を示し、X軸は基板20の表面上に位置し、Z軸は基板20の表面に垂直であり、座標の原点は電子が衝突した位置である。
Z(t)=v0・t・sin(θ)−(1/2)(e/me)(VA/d)t2
<d・sin2(θ)
Xs<(me/e)(d/VA)v0 2
<2d
である。
ゲッター効果を有する微粒子から成る微粒子層が表面に形成されていることを特徴とする。
ゲッター効果を有する微粒子から成る微粒子層が表面に形成されたスペーサが、第1パネルと第2パネルとの間に配置されていることを特徴とする。
第1パネルと第2パネルとの間にスペーサを配置し、第1パネルと第2パネルとをそれらの周縁部において接合し、第1パネルと第2パネルとによって挟まれた空間を排気して真空とした後、電子放出源から電子を放出させてスペーサの微粒子層に衝突させることによって微粒子を活性化させることで、ゲッター効果を生じさせることを特徴とする。
第2パネルにおいて、蛍光体層は基板表面に形成されており、アノード電極は蛍光体層上に形成されており、
蛍光体層が形成された基板の部分を基板に垂直な仮想平面で切断したときの、該蛍光体層の表面形状は略「V」字状であることを特徴とする。
(a)支持体上に形成され、第1の方向に延びる帯状のカソード電極、
(b)カソード電極及び支持体上に形成された絶縁層、
(c)絶縁層上に形成され、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる帯状のゲート電極、
(d)カソード電極とゲート電極の重複する重複領域に位置するゲート電極及び絶縁層の部分に設けられ、底部にカソード電極が露出した開口部、及び、
(e)開口部の底部に露出したカソード電極上に設けられた電子放出部、
から成る。
(1)支持体上にカソード電極を形成する工程、
(2)全面(支持体及びカソード電極上)に絶縁層を形成する工程、
(3)絶縁層上にゲート電極を形成する工程、
(4)カソード電極とゲート電極との重複領域におけるゲート電極及び絶縁層の部分に開口部を形成し、開口部の底部にカソード電極を露出させる工程、
(5)開口部の底部に位置するカソード電極上に電子放出部を形成する工程。
(1)支持体上にカソード電極を形成する工程、
(2)カソード電極上に電子放出部を形成する工程、
(3)全面(支持体及び電子放出部上、あるいは、支持体、カソード電極及び電子放出部上)に絶縁層を形成する工程、
(4)絶縁層上にゲート電極を形成する工程、
(5)カソード電極とゲート電極との重複領域におけるゲート電極及び絶縁層の部分に開口部を形成し、開口部の底部に電子放出部を露出させる工程。
(1)カソード電極に印加する電圧vCを一定とし、ゲート電極に印加する電圧vGを変化させる方式
(2)カソード電極に印加する電圧vCを変化させ、ゲート電極に印加する電圧vGを一定とする方式
(3)カソード電極に印加する電圧vCを変化させ、且つ、ゲート電極に印加する電圧vGも変化させる方式がある。
(A)支持体10、
(B)支持体10上に形成され、第1の方向に延びる帯状の複数のカソード電極11、
(C)カソード電極11及び支持体10上に形成された絶縁層12、
(D)絶縁層12上に形成され、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる帯状の複数のゲート電極13、
(E)カソード電極11とゲート電極13の重複する重複領域に位置するゲート電極13及び絶縁層12の部分に設けられ、底部にカソード電極11が露出した複数の開口部14(ゲート電極13に設けられた第1開口部14Aと、絶縁層12に設けられた第2開口部14B)、及び、
(F)カソード電極11とゲート電極13の重複する重複領域に位置し、開口部14の底部に露出したカソード電極11上に設けられた電子放出部15,15Aを有する電子放出領域EA、
を具備している。
(a)支持体10上に形成され、第1の方向に延びる帯状のカソード電極11、
(b)カソード電極11及び支持体10上に形成された絶縁層12、
(c)絶縁層12上に形成され、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる帯状のゲート電極13、
(d)カソード電極11とゲート電極13の重複する重複領域に位置するゲート電極13及び絶縁層12の部分に設けられ、底部にカソード電極11が露出した開口部14(ゲート電極13に設けられた第1開口部14Aと、絶縁層12に設けられた第2開口部14B)、及び、
(e)開口部14の底部に露出したカソード電極11上に設けられた電子放出部15,15A、
から成る。ここで、電子放出部15は、円錐形の電子放出部であり、電子放出部15Aは、例えば、マトリックスに一部が埋め込まれた多数のカーボン・ナノチューブから構成されている。
(1)カソード電極11に印加する電圧vCを一定とし、ゲート電極13に印加する電圧vGを変化させる方式
(2)カソード電極11に印加する電圧vCを変化させ、ゲート電極13に印加する電圧vGを一定とする方式
(3)カソード電極11に印加する電圧vCを変化させ、且つ、ゲート電極13に印加する電圧vGも変化させる方式
のいずれを採用してもよい。
先ず、プラズマ溶射時に微粒子42がスペーサ40の表面に密着性良く付着できるように、スペーサ40を真空チャンバー101内に搬入し、ターボ分子ポンプ102及びドライポンプ103を作動させて真空チャンバー101を真空とした後、予め頂面及び底面に接触電極44,45が設けられたスペーサ40を洗浄し、スペーサ40の表面の自然酸化膜や有機物の汚染物質を除去する。
次いで、アーク電極陰極108及びアーク電極陽極109にアーク放電電源110から高電圧(0.8kV)を印加してアーク放電を起こさせ、アーク・キャリアガス(アルゴンガス)をガス供給ノズル111からアーク電極陰極108とアーク電極陽極109との間に導入し、微粒子/ガス混合槽104内からの原料キャリアガスと微粒子42との混合体を微粒子供給ノズル112から真空チャンバー101内に供給する。微粒子42は、アーク・プラズマ流113によって高温に加熱され、スペーサ40に向かって輸送され、スペーサ40の表面に堆積する。このプラズマ流の雰囲気を水素ガス雰囲気とすることで、微粒子42の表面に存在する薄い自然酸化膜が還元され、除去される。また、雰囲気ガスにより、微粒子42が僅かな酸素によって酸化されることを防止している。この状態では、微粒子42の表面に酸化膜が存在しない状態で、スペーサ40の表面に微粒子42は付着する。成膜レートを0.05nm/秒とする。このようにして、スペーサ40の一方の表面に微粒子層41を形成し、次いで、スペーサ40の他方の表面に微粒子層41を形成する。
その後、微粒子42の表面に吸着した雰囲気ガス(水素ガス)等のガスを除去する。
次に、真空チャンバー101内にプロセスガスとして酸素ガスを導入することで微粒子42の表面に酸化膜43を形成する。このときの酸化レートを、0.1nm/秒程度とする。このように、微粒子42の表面を酸化して微粒子42の表面に酸化膜43を形成することで、微粒子42の表面を不活性化させる。これによって、微粒子42を空気に晒したときに、更なる酸化の進行を防止することができる。
その後、真空チャンバー101を真空引きすることで、微粒子42の表面に吸着した酸素ガス及び水素ガスを脱離させる。次いで、スペーサ40の温度を50゜C程度まで降温してから、スペーサ40を真空チャンバー101から搬出する。
電子を放出する電子放出源に相当する電界放出素子が支持体10に複数、形成されて成る第1パネル(カソードパネルCP)と、電子放出源(スピント型電界放出素子や扁平型電界放出素子)から放出された電子が衝突する蛍光体層22及びアノード電極24が基板20に形成されて成る第2パネル(アノードパネルAP)とを準備する。電界放出素子の形成方法については、後述する。また、上述したとおり、スペーサ40を作製しておく。
そして、表示装置の組み立てを行う。具体的には、アノードパネルAPの有効領域に設けられたスペーサ保持部25にスペーサ40を取り付け、蛍光体層22と電子放出領域EAとが対向するようにアノードパネルAPとカソードパネルCPとを配置し、アノードパネルAPとカソードパネルCP(より具体的には、基板20と支持体10)とを、セラミックスやガラスから作製された枠体26を介して、周縁部において接合する。接合に際しては、枠体26とアノードパネルAPとの接合部位、及び、枠体26とカソードパネルCPとの接合部位にフリットガラスを塗布し、アノードパネルAPとカソードパネルCPと枠体26とを貼り合わせ、予備焼成にてフリットガラスを乾燥した後、約450゜Cで10〜30分の本焼成を行う。
その後、アノードパネルAPとカソードパネルCPと枠体とフリットガラス(図示せず)とによって囲まれた空間を貫通孔(図示せず)及びチップ管(図示せず)を通じて排気し、空間の圧力が10-5Pa程度に達した時点で、アノード電極24、カソード電極11、ゲート電極13、収束電極16に、表2に例示する電圧を印加して、電界放出素子を構成する電子放出部15,15Aから電子を放出させた。このようにアノード電極24に印加する電圧を、通常の作動状態における電圧(例えば、10キロボルト〜12キロボルト)よりも低くすることによって、通常の作動時よりも、電子ビームの広がりが大きくなる結果、電子放出部15,15Aから放出された電子の一部は、スペーサ40に直接、衝突する。このようにスペーサ40に電子が、直接、衝突することで、スペーサ40の表面に形成された微粒子層41における微粒子42の表面の酸化膜43が徐々に還元されて、微粒子42の活性な表面が露出する。尚、併せて、収束電極16に印加する電圧を制御することで、電子放出源である電子放出部15,15Aから放出された電子をスペーサ40の微粒子層41に一層多量に衝突させることができる。即ち、収束電極16に正の電圧を印加して、電子ビームの広がりを一層大きくしてもよい。このように、電子放出部15,15Aから放出される電子ビームを利用して微粒子42を活性化させることで、ゲッター効果を生じさせることができる。それ故、微粒子42を活性化させるための加熱処理等の活性化処理は不要である。
アノード電極:0.8キロボルト
カソード電極:0ボルト
ゲート電極 :25ボルト(デューティ0.3%の矩形波)
収束電極 :0ボルト(表示装置の動作時の印加電圧)
その後、アノードパネルAPとカソードパネルCPと枠体とフリットガラス(図示せず)とによって囲まれた空間を貫通孔(図示せず)及びチップ管(図示せず)を通じた排気を更に行った後、チップ管を加熱溶融により封じ切る。このようにして、アノードパネルAPとカソードパネルCPと枠体とに囲まれた空間を真空にすることができる。
電子ビームエネルギー:10keV,0.1mA/cm2
照射時間 :100秒
L=V{P0−P(t)}/A
先ず、実施例1の[工程−A]と同様にして、スペーサ40の表面の自然酸化膜や有機物の汚染物質を除去する。
次いで、実施例1の[工程−B]と同様にして、微粒子42をスペーサ40の表面に堆積させる。
その後、微粒子42の表面に吸着した雰囲気ガス(水素ガス)等のガスを除去する。
次に、真空チャンバー101内にプロセスガスとしてC6H6ガスを導入することで微粒子42の表面に有機膜から成る被膜43を形成する。このように、微粒子42の表面を有機膜から成る皮膜43で被覆することによって、微粒子42の表面を不活性化させる。これによって、微粒子42を空気に晒したときに、酸化の進行を防止することができる。
その後、真空チャンバー101を真空引きすることで、微粒子42の表面に吸着した酸素ガス及び水素ガスを脱離させる。次いで、スペーサ40の温度を50゜C程度まで降温してから、スペーサ40を真空チャンバー101から搬出する。
以下、スピント型電界放出素子の製造方法を、カソードパネルCPを構成する支持体10等の模式的な一部端面図である図23の(A)、(B)及び図24の(A)、(B)を参照して説明する。
先ず、例えばガラス基板から成る支持体10の上に、例えばポリシリコンから成るカソード電極用導電材料層をプラズマCVD法にて成膜した後、リソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づきカソード電極用導電材料層をパターニングして、帯状のカソード電極11を形成する。その後、全面にSiO2から成る絶縁層12をCVD法にて形成する。
次に、絶縁層12上に、ゲート電極用導電材料層(例えば、Al層)をスパッタリング法にて成膜し、次いで、ゲート電極用導電材料層をリソグラフィ技術及びドライエッチング技術にてパターニングすることによって、帯状のゲート電極13を得ることができる。帯状のカソード電極11は、図面の紙面左右方向に延び、帯状のゲート電極13は、図面の紙面垂直方向に延びている。
その後、再びレジスト層を形成し、エッチングによってゲート電極13に第1開口部14Aを形成し、更に、絶縁層に第2開口部14Bを形成し、第2開口部14Bの底部にカソード電極11を露出させた後、レジスト層を除去する。こうして、図23の(A)に示す構造を得ることができる。
次に、支持体10を回転させながらゲート電極13上を含む絶縁層12上にニッケル(Ni)を斜め真空蒸着することにより、剥離層18を形成する(図23の(B)参照)。このとき、支持体10の法線に対する蒸着粒子の入射角を十分に大きく選択することにより(例えば、入射角65度〜85度)、第2開口部14Bの底部にニッケルを殆ど堆積させることなく、ゲート電極13及び絶縁層12の上に剥離層18を形成することができる。剥離層18は、第1開口部14Aの開口端から庇状に張り出しており、これによって第1開口部14Aが実質的に縮径される。
次に、全面に例えば導電材料としてモリブデン(Mo)を垂直蒸着する(入射角3度〜10度)。このとき、図24の(A)に示すように、剥離層18上でオーバーハング形状を有する導電材料層19が成長するに伴い、第1開口部14Aの実質的な直径が次第に縮小されるので、第2開口部14Bの底部において堆積に寄与する蒸着粒子は、次第に第1開口部14Aの中央付近を通過するものに限られるようになる。その結果、第2開口部14Bの底部には円錐形の堆積物が形成され、この円錐形の堆積物が電子放出部15となる。
その後、図24の(B)に示すように、リフトオフ法にて剥離層18をゲート電極13及び絶縁層12の表面から剥離し、ゲート電極13及び絶縁層12の上方の導電材料層19を選択的に除去する。次いで、絶縁層12に設けられた第2開口部14Bの側壁面を等方的なエッチングによって後退させることが、ゲート電極13の開口端部を露出させるといった観点から、好ましい。尚、等方的なエッチングは、ケミカルドライエッチングのようにラジカルを主エッチング種として利用するドライエッチング、あるいはエッチング液を利用するウェットエッチングにより行うことができる。エッチング液としては、例えば49%フッ酸水溶液と純水の1:100(容積比)混合液を用いることができる。こうして、スピント型電界放出素子を得ることができる。
Claims (8)
- 電子を放出する電子放出源が支持体に複数、形成されて成る第1パネルと、電子放出源から放出された電子が衝突する蛍光体層及びアノード電極が基板に形成されて成る第2パネルとが、それらの周縁部において接合され、第1パネルと第2パネルとによって挟まれた空間が真空に保持される平面型表示装置において使用され、第1パネルと第2パネルとの間に配置され、表面にはゲッター効果を有する微粒子から成る微粒子層が形成されたスペーサの製造方法であって、
真空チャンバー内の雰囲気を水素ガス雰囲気としたプラズマ溶射法に基づき、スペーサの表面に、金属、合金、又は、ケイ素(Si)から成る微粒子層を形成した後、真空チャンバー内に酸素ガスを導入して微粒子の表面に酸化膜を形成する工程を備えたスペーサの製造方法。 - 微粒子は、鉛(Pb)、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、銀(Ag)、金(Au)、チタン(Ti)、インジウム(In)、銅(Cu)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、マンガン(Mn)、ジルコニウム(Zr)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、及び、モリブデン(Mo)から成る群から選択された少なくとも1種類の金属若しくはその合金から成る請求項1に記載のスペーサの製造方法。
- 微粒子の平均粒径は、1×10-8m乃至1×10-5mである請求項2に記載のスペーサの製造方法。
- 電子を放出する電子放出源が支持体に複数、形成されて成る第1パネルと、電子放出源から放出された電子が衝突する蛍光体層及びアノード電極が基板に形成されて成る第2パネルとが、それらの周縁部において接合され、第1パネルと第2パネルとによって挟まれた空間が真空に保持される平面型表示装置において使用され、第1パネルと第2パネルとの間に配置され、表面にはゲッター効果を有する微粒子から成る微粒子層が形成されたスペーサの製造方法であって、
真空チャンバー内の雰囲気を水素ガス雰囲気としたプラズマ溶射法に基づき、スペーサの表面に、炭素(C)から成る微粒子層を形成した後、真空チャンバー内において微粒子の表面に有機膜を形成する工程を備えたスペーサの製造方法。 - 電子を放出する電子放出源を複数、備えた第1パネルと、電子放出源から放出された電子が衝突する蛍光体層及びアノード電極を備えた第2パネルとが、それらの周縁部において接合されて成り、ゲッター効果を有する微粒子から成る微粒子層が表面に形成されたスペーサを備えた平面型表示装置の組立方法であって、
真空チャンバー内の雰囲気を水素ガス雰囲気としたプラズマ溶射法に基づき、スペーサの表面に、金属、合金、又は、ケイ素(Si)から成る微粒子層を形成した後、真空チャンバー内に酸素ガスを導入して微粒子の表面に酸化膜を形成することでスペーサを得た後、
第1パネルと第2パネルとの間にスペーサを配置し、第1パネルと第2パネルとをそれらの周縁部において接合し、第1パネルと第2パネルとによって挟まれた空間を排気して真空とした後、電子放出源から電子を放出させてスペーサの微粒子層に衝突させることによって、微粒子を活性化させ、且つ、酸化膜の少なくとも一部を除去することで、ゲッター効果を生じさせる平面型表示装置の組立方法。 - 電子を放出する電子放出源を複数、備えた第1パネルと、電子放出源から放出された電子が衝突する蛍光体層及びアノード電極を備えた第2パネルとが、それらの周縁部において接合されて成り、ゲッター効果を有する微粒子から成る微粒子層が表面に形成されたスペーサを備えた平面型表示装置の組立方法であって、
真空チャンバー内の雰囲気を水素ガス雰囲気としたプラズマ溶射法に基づき、スペーサの表面に、炭素(C)から成る微粒子層を形成した後、真空チャンバー内において微粒子の表面に有機膜を形成することでスペーサを得た後、
第1パネルと第2パネルとの間にスペーサを配置し、第1パネルと第2パネルとをそれらの周縁部において接合し、第1パネルと第2パネルとによって挟まれた空間を排気して真空とした後、電子放出源から電子を放出させてスペーサの微粒子層に衝突させることによって、微粒子を活性化させ、且つ、有機膜の少なくとも一部を除去することで、ゲッター効果を生じさせる平面型表示装置の組立方法。 - アノード電極に印加する電圧を制御することで、電子放出源から電子を放出させてスペーサの微粒子層に衝突させる請求項5又は請求項6に記載の平面型表示装置の組立方法。
- 電子放出源には、電子放出源から放出される電子の軌道を制御する収束電極が備えられており、
収束電極に印加する電圧を制御することでスペーサの微粒子層に衝突させる請求項5又は請求項6に記載の平面型表示装置の組立方法。
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