JP4656227B2 - 発光素子ヘッドおよび画像形成装置 - Google Patents
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Description
これにより、発光素子チップの数が多くなると、発光素子ヘッドの駆動ICの規模が大きなものになってしまう。さらに、低抵抗の点灯信号バスラインを多数通すため、発光素子ヘッドのプリント基板の幅が広くなってしまう。一方、プリント基板の幅を狭くしようとすると、多層のプリント基板を使用することになりコストアップとなってしまう。
請求項2記載の発明は、前記発光許可信号供給手段は、前記N組の異なる組を構成する発光素子チップに対しては、組を単位として前記互いに異なる複数の発光許可信号を共通に供給することを特徴とする請求項1記載の発光素子ヘッドである。
請求項4記載の発明は、前記発光許可信号供給手段は、前記N組の同一の組を構成する複数の発光素子チップのそれぞれに対しては互いに異なる複数の発光許可信号を供給する ことを特徴とする請求項3記載の発光素子ヘッドである。
請求項6記載の発明は、前記点灯信号供給手段は、前記点灯信号を、前記発光素子チップに対して共通に供給することを特徴とする請求項1または3記載の発光素子ヘッドである。
請求項8記載の発明は、前記発光許可信号供給手段は、前記第2制御信号に設けられた前記発光素子の点灯/非点灯を指示するタイミングに対応して、前記発光許可信号の供給タイミングを前記同一の組を構成する複数の発光素子チップのそれぞれに対して異ならせたことを特徴とする請求項7記載の発光素子ヘッドである。
請求項9記載の発明は、前記発光素子が、pnpn構造またはnpnp構造を有するサイリスタであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の発光素子ヘッドである。
請求項2の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、信号バスラインの引き回しの複雑性をより減らした発光素子ヘッドを提供できる。
請求項3の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、発光デューティの低下を抑制しつつ、信号バスラインの引き回しの複雑性を減らした発光素子ヘッドを提供できる。
請求項4の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、信号バスラインの引き回しの複雑性をより減らした発光素子ヘッドを提供できる。
請求項5の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、発光素子の点灯期間を等しく設定することができる。
請求項6の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、信号バスラインの数をより減らすことができる。
請求項7の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、発光素子ヘッドの駆動信号をより容易に設定することができる。
請求項8の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、発光素子ヘッドの駆動信号をより容易に設定することができる。
請求項9の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、発光素子ヘッドに用いる、発光許可信号端子を設けた発光素子チップをより簡易な手順で形成することができる。
請求項10の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、より小型でより低コストの画像形成装置が提供できる。
請求項11の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、より小型でより低コストの画像形成装置が提供できる。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。
図1に示す画像形成装置1は、一般にタンデム型と呼ばれる画像形成装置である。この画像形成装置1は、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系10と、画像プロセス系10を制御する画像出力制御部30と、例えばパーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3に接続され、これらから受信された画像データに対して予め定められた画像処理を施す画像処理部40とを備えている。
各種端子の内、点灯信号端子101aは、発光サイリスタL1、L2、L3、…を点灯させるための電圧を与える点灯信号φIを供給する端子である。第1クロック信号端子101bは、発光サイリスタL1、L2、L3、…を点灯/非点灯の制御対象として順番に指定するための、第1制御信号の一例としての第1クロック信号φ1を供給する端子である。第2クロック信号端子101cは、発光サイリスタL1、L2、L3、…の内、第1クロック信号φ1で制御対象として指定された発光サイリスタの点灯/非点灯を指示するための、第2制御信号の一例としての第2クロック信号φ2を供給する端子である。電源端子101dは、電源電圧Vgaを供給するための端子である。また、発光許可信号端子101eは、発光素子チップ51が点灯/非点灯の指示を取り込むための発光許可信号Enを供給するための端子である。
発光素子ヘッド90は、感光体ドラム12の主走査方向への一ライン分の書き込み(露光)を行うと、副走査方向に回転した感光体ドラム12に次の一ライン分の書き込みを行う。このように、発光素子ヘッド90は、この操作を繰り返すことにより、感光体ドラム12上に画像を形成する。
信号発生回路110は、第2_1クロック信号バスライン203を経由して、A組に属する発光素子チップ51の#1、#3に第2_1クロック信号φ2_1を供給する。また、信号発生回路110は、第2_2クロック信号バスライン204を経由して、B組に属する発光素子チップ51の#2、#4に第2_2クロック信号φ2_2を供給する。さらに、信号発生回路110は、第2_3クロック信号バスライン205を経由して、C組に属する発光素子チップ51の#5、#7に第2_3クロック信号φ2_3を供給する。そして信号発生回路110は、第2_4クロック信号バスライン206を経由して、D組に属する発光素子チップ51の#6、#8に第2_4クロック信号φ2_4を供給する。
すなわち、信号発生回路110は、同じ組の発光素子チップ51には同一の第2クロック信号φ2を共通に供給する。一方、信号発生回路110は、異なる組の発光素子チップ51には異なる第2クロック信号φ2を供給する。
すなわち、信号発生回路110は、同じ組の発光素子チップ51であってもそれぞれ異なる点灯信号φIを供給する。一方、信号発生回路110は、異なる組の発光素子チップ51には同じ点灯信号φIを共通に供給する。
すなわち、信号発生回路110は、前述の点灯信号φIと同様に、同じ組の発光素子チップ51であってもそれぞれ異なる発光許可信号Enを供給する。一方、異なる組の発光素子チップ51には同じ発光許可信号Enを共通に供給する。
発光素子チップ51は、基板105と、発光サイリスタL1、L2、L3、…が一列に配列された発光サイリスタアレイ102と、転送サイリスタT1、T2、T3、…が一列に配列された転送サイリスタアレイ103と、発光制御サイリスタC1、C2、C3、…が一列に配列された発光制御サイリスタアレイ104とを備える。また、発光素子チップ51は、1個の発光許可サイリスタTdと、1個のスタートダイオードDsと、接続ダイオードDt1、Dt2、Dt3、…と、接続ダイオードDc1、Dc2、Dc3、…と、複数の負荷抵抗Rとをさらに備える。
ここで、転送サイリスタT1、T2、T3、…は順次オン状態になって、点灯/非点灯の制御対象となる発光サイリスタL1、L2、L3、…を指定する。また、発光制御サイリスタC1、C2、C3、…は、オン状態になることにより、同じ番号が付された発光サイリスタL1、L2、L3、…を点灯可能な状態にする。さらに、発光許可サイリスタTdは、発光サイリスタL1、L2、L3、…の点灯/非点灯の指示を取り込むか否かを制御する。
ここでは、図中左側(後述する各種端子101a〜101e側)から、i番目の発光サイリスタを発光サイリスタLi(iは1以上の整数)と表記する。転送サイリスタ、発光制御サイリスタおよび接続ダイオードなどについても同様とする。
転送サイリスタTiのゲート電極Giは、接続ダイオードDtiを挟んで、隣接する発光制御サイリスタCiのゲート電極Gciに接続されている。接続ダイオードDtiは、ゲート電極Giからゲート電極Gciに向かって電流が流れる向きに接続されている。
転送サイリスタTiのカソード電極は第1クロック信号線72に接続されている。第1クロック信号線72は、抵抗を介して第1クロック信号端子101bに接続されている。
発光制御サイリスタCiのカソード電極は第2クロック信号線73に接続されている。第2クロック信号線73は、抵抗を介して第2クロック信号端子101cに接続されている。
発光サイリスタLiのカソード電極は点灯信号線74に接続されている。点灯信号線74は、負荷抵抗を介して点灯信号端子101aに接続さている。
そして、転送サイリスタTi、発光制御サイリスタCi、発光サイリスタLiおよび発光許可サイリスタTdのアノード電極は、基板105の裏面共通電極81に接続されている。
なお、スタートダイオードDsのカソード端子は転送サイリスタT1のゲート電極G1に接続され、アノード端子は第2クロック信号線73に接続されている。
電源端子101dには電源電圧Vga(ここでは、−3.3Vと想定する。)が供給され、裏面共通電極81には基準電位Vsub(ここでは、0Vと想定する。)が供給される。
図6は、発光素子ヘッド90におけるA組の発光素子チップ51の#1および#3を例にとって、組の動作を説明するタイムチャートである。図6には、発光素子チップ51の♯1および#3にそれぞれ設けられる発光サイリスタL1、L2、…のうち、2個の発光サイリスタL1、L2を点灯制御する場合を示している。
ここでは、各発光素子チップ51の#1および#3にそれぞれ設けられた発光サイリスタL1、L2、…の発光を制御する期間を、それぞれ期間T(L1)、T(L2)、…と呼ぶ。
したがって、図6では、時刻bから時刻qまでの期間が期間T(L1)となり、時刻qから時刻xまでの期間が期間T(L2)となる。
A組の発光素子チップ51の#1および#3には、発光素子ヘッド90のすべての発光素子チップ51に共通に供給されている第1クロック信号φ1が共通に供給されている。また、A組の発光素子チップ51の#1および#3には、第2クロック信号φ2としてA組のみに供給される第2_1クロック信号φ2_1が共通に供給されている。
さらに、発光素子チップ51の#1には、第1点灯信号φI1および第1発光許可信号En1が、発光素子チップ51の#3には、第2点灯信号φI2および第2発光許可信号En2が供給されている。
すなわち、点灯信号φIおよび発光許可信号Enとしては、同じ組の発光素子チップ51でも異なる信号が供給されている。
第2クロック信号φ2については、後に説明する。
同じく期間T(L1)において、第1点灯信号φI1は、時刻cから時刻lまでの期間で、第2の電位差の一例としてのLレベル、その他の期間で、第1の電位差の一例としてのHレベルである信号である。一方、第2点灯信号φI2は時刻dから時刻mまでの期間でLレベル、その他の期間でHレベルである。第1点灯信号φ1と第2点灯信号φI2とは、それぞれがLレベルである期間の長さは同じであるが、HレベルからLレベルに移行するタイミングが異なっている。
ここで、第1点灯信号φI1および第2点灯信号φI2がHレベルからLレベルへと移行するのは、それぞれ第1クロック信号φ1がHレベルからLレベルへと移行した後である。また、第1点灯信号φI1および第2点灯信号φI2がLレベルからHレベルへと移行するのは、それぞれ第1クロック信号φ1がLレベルからHレベルへと移行する前である。
そして、第1クロック信号φ1、第1発光許可信号En1、第2発光許可信号En2、第1点灯信号φI1および第2点灯信号φI2は期間T(Li)を周期としで繰り返されている。
第2_1クロック信号φ2_1は、発光許可信号En(第1発光許可信号En1または第2発光許可信号En2)がLレベルの期間内に、Lレベルの期間を設けた信号である。
例えば、期間T(L1)において、発光素子チップ51の#1のL1を点灯させる場合には、第1発光許可信号En1がLレベルの期間(時刻eから時刻h)にLレベルの期間(時刻fから時刻g)を設けている。また、発光素子チップ51の#2のL1を点灯させる場合には、第2発光許可信号En2(時刻hから時刻k)がLレベルの期間にLレベルの期間(時刻iから時刻j)を設けている。
さらに、期間T(L2)において、発光素子チップ51の#1のL2を点灯させる場合には、第1発光許可信号En1がLレベルの期間にLレベルの期間(時刻sから時刻t)を設けている。しかし、発光素子チップ51の#3のL2を点灯させない場合には、第2発光許可信号En2がLレベルの期間であっても、Lレベルの期間(時刻uから時刻v)を設けないで、Hレベルのままとしている。
なお、後に説明するように、第2_1クロック信号φ2_1は、時刻nから時刻qまでの期間において、発光サイリスタLiを点灯させるか否かに関わらず、Lレベルである。そして、第2_1クロック信号φ2_1は、その他の期間においてはHレベルである信号である。
図3(b)および図4に示したB組(#2および#4)については、図6において、第2_1クロック信号φ2_1を第2_2クロック信号φ2_2に置き換えればよい。B組の#2には、A組の#1に供給された、第1発光許可信号En1および第1点灯信号φI1が共通に供給される。一方、発光素子チップ51の#4には、A組の#3に供給された、第2発光許可信号En2および第2点灯信号φI2が共通に供給される。
同様に、C組(#5および#7)については、図6において、第2_1クロック信号φ2_1を第2_3クロック信号φ2_3に置き換えればよい。C組の#5には、A組の#1およびB組の#2に供給された、第1発光許可信号En1および第1点灯信号φI1が共通に供給される。一方、発光素子チップ51の#7には、A組の#3およびB組の#4に供給された、第2発光許可信号En2および第2点灯信号φI2が共通に供給される。
さらに、D組(#6および#8)については、図6において、第2_1クロック信号φ2_1を第2_4クロック信号φ2_4に置き換えればよい。D組の#6には、A組の#1、B組の#2およびC組の#5に供給された、第1発光許可信号En1および第1点灯信号φI1が共通に供給される。一方、D組の#8には、A組の#3、B組の#4およびC組の#7に供給された、第2発光許可信号En2および第2点灯信号φI2が供給される。
前述したように、発光素子ヘッド90のそれぞれの組(A〜D)は、並行して動作する。
なお、後述するように、同じ組の複数の発光素子チップ51も並行して動作しているので、発光素子ヘッド90のすべての発光素子チップ51は並行して動作していることになる。
前述したように、発光素子チップ51の#1には、すべての発光素子チップ51に共通に供給される第1クロック信号φ1と、A組(#1と#3)に共通に供給される第2_1クロック信号φ2_1と、A組においては#1にのみに供給される第1発光許可信号En1および第1点灯信号φI1とが供給されている。
前述したように、発光許可サイリスタTdと発光制御サイリスタとは並列接続されている。すなわち、発光許可サイリスタTdのカソード電極と発光制御サイリスタCiのカソード電極とは、共に第2クロック信号線73に接続されている。したがって、発光許可サイリスタTdと発光制御サイリスタCiとを、それぞれを単独ではオン状態にしうる第2クロック信号φ2が、並列接続された発光許可サイリスタTdと発光制御サイリスタCiとに供給されたとき、いずれがオン状態になるかが問題となる。
すなわち、発光許可サイリスタTdはオン状態になることで、第2クロック信号線73を−1.4Vに固定し、もはや発光制御サイリスタCiがオン状態になることを阻止するように働く。一方、発光許可サイリスタTdがオン状態にならなければ、第2クロック信号線73を固定しないので、発光制御サイリスタCiがオン状態になることを妨げない。
初期状態(時刻aの直前)では、すべての転送サイリスタTi、発光制御サイリスタCi、発光サイリスタLiおよび発光許可サイリスタTdがオフ状態にある。このとき、第1クロック信号φ1および第2_1クロック信号φ2_1はHレベルにある。さらに、第1点灯信号φI1および第1発光許可信号En1もHレベルにある。
なお、第1クロック信号φ1と第2_1クロック信号φ2_1とが共にHレベルにあるのは、発光素子チップ51の動作開始時のみであるため、スタートダイオードDsは動作開始時のみ働く。
一方、転送サイリスタT2のゲート電極G2の電位は−3.3Vから−2.8Vになり、転送サイリスタT2のオン電圧Vonが−4.7Vから−4.2Vになる。ちなみに、発光制御サイリスタC2、C3、…および転送サイリスタT3、T4、…のゲート電極Gc2、Gc3、…およびゲート電極G3、G4、…の電位は電源電圧Vgaの−3.3Vのままであるので、オン電圧Vonは−4.7Vのままである。
そして、時刻fでは、第1点灯信号φI1がLレベル(−3.3V)に維持されている。これにより、発光サイリスタアレイ102を構成する発光サイリスタLiのうち、アノード電極−カソード電極間の電位差がオン電圧Vonを超えた発光サイリスタL1のみがオン状態となって点灯する。
しかし、発光サイリスタL1のオン状態はLレベル(−3.3V)である第1点灯信号φI1によって維持されているので、時刻gにおいて発光制御サイリスタC1がオフ状態になっても、発光サイリスタL1は、オン状態をそのまま維持して、点灯し続ける。
しかし、時刻iにおいても、発光サイリスタL1のオン状態は、Lレベル(−3.3V)である第1点灯信号φI1によって維持され、発光サイリスタL1は点灯し続ける。
このときにおいても、前述したように発光サイリスタL1のオン状態は、Lレベルである第1点灯信号φI1によって維持され、発光サイリスタL1は点灯し続ける。
しかし、時刻mでは、転送サイリスタT1はオン状態にあるが、発光制御サイリスタC1は時刻gでオフ状態になったままである。そこで、時刻mに続く時刻nにおいて、第2_1クロック信号φ2_1をLレベルにして、発光制御サイリスタC1を再びオン状態にする。このとき、転送サイリスタT1と発光制御サイリスタC1とがともにオン状態になる。これにより、ゲート電極G2の電位は−2.8Vから−1.4Vになり、転送サイリスタT2のオン電圧Vonは−4.2Vから−2.8Vになる。
次に、時刻pにおいて、第1クロック信号φ1がLレベルへと移行すると、転送サイリスタT2がオン状態になる。このとき、発光制御サイリスタC1と転送サイリスタT2とが、ともにオン状態になる。
なお、時刻nから時刻qまでの期間において、第1点灯信号φI1はHレベルであるため、いずれの発光サイリスタLiも点灯しない。
すなわち、時刻qにおいて、発光サイリスタL1を点灯制御する期間T(L1)が終了し、発光サイリスタL2を点灯制御する期間T(L2)に切り替わる。
なお、第2クロック信号φ2は、第1クロック信号φ1とともに、発光サイリスタL1、L2、L3、…を点灯/非点灯の制御対象として順番に指定する役割を担っている。したがって、第2クロック信号φ2は、第2制御信号の一例であると共に、第1制御信号の一例でもある。
そして、発光サイリスタL2は、時刻wにおいて、第1点灯信号φI1がLレベルからHレベルへと移行すると、オフ状態になって、点灯を終了する。
すなわち、期間T(Li)において、転送サイリスタアレイ103でオン状態になりうるのは1つの転送サイリスタTiに限られる。
すなわち、期間T(Li)において、発光制御サイリスタアレイ104でオン状態になりうるのは1つの発光制御サイリスタCiに限られる。
すなわち、期間T(Li)において、発光サイリスタアレイ102でオン状態になりうるのは1つの発光サイリスタLiに限られる。
すなわち、発光制御サイリスタCiは、転送サイリスタTiがオン状態になったのちにオン状態になることで、対応する発光サイリスタLiを点灯可能な状態にするように働く。
なお、期間T(L3)以降については、時刻bから同様の操作を繰り返せばよい。
なお、以下では、図5を参照しつつ、図6に示した時刻順に発光素子チップ51の#3の動作を説明する。発光素子チップ51の#1と同様の部分については説明を省略する。
時刻aにおいて、転送サイリスタT1のみがオン状態になり、#1と同様に、転送サイリスタアレイ103の動作が開始される。
時刻dにおいて、すなわち転送サイリスタT1が時刻aでオン状態になった後に、第2点灯信号φI2がHレベルからLレベル(−3.3V)へと移行する。このとき、発光サイリスタアレイ102を構成する発光サイリスタLiでは、アノード電極の電位よりもカソード電極の電位が低くなる(−3.3V)。しかし、#1と同様に、発光サイリスタL1のオン電圧Vonは−3.6V、発光サイリスタL2、L3、…のオン電圧Vonは−4.7Vであるので、#3のいずれの発光サイリスタLiもオン状態にならず、点灯しない。
このため、発光制御サイリスタC1はオフ状態のままとなり、いずれの発光サイリスタLiもオン電圧Vonは変化せず、点灯しない。
なお、期間T(L3)以降については、時刻bから同様の操作を繰り返せばよい。
すなわち、発光素子チップ51では、第1クロック信号φ1をLレベルにして、転送サイリスタTiをオン状態にした後、点灯信号φIをLレベルにする。その後、発光許可信号EnがLレベルの期間に、第2クロック信号φ2をLレベルにすることで、発光制御サイリスタCiをオン状態にすると、対応する発光サイリスタLiがオン状態になって、点灯する。
一方、発光許可信号EnがLレベルの期間であっても、第2クロック信号φ2をHレベルのままに維持すると、対応する発光サイリスタLiは非点灯のままとなる。
これにより、第2クロック信号φ2をHレベル/Lレベルに設定することにより、発光サイリスタLiの点灯/非点灯を制御する。
さて、発光素子チップ51の#1と#3との違いは、第1発光許可信号En1のLレベルの期間と第2発光許可信号En2のLレベルの期間が、時間軸上でずらして設けられていることにある。
そして、第2クロック信号φ2は、同じ組に属する複数の発光素子チップ51のそれぞれに点灯/非点灯を指示するデータに対応して、LレベルまたはHレベルの期間が時系列的に設けられたデータ列である。例えば、発光素子チップ51の#1および#3の発光サイリスタL1を点灯制御する期間T(L1)において、#1および#3のそれぞれの発光サイリスタL1をともに点灯させる場合は、第2クロック信号φ2に、第1発光許可信号En1がLレベルの期間においてLレベルの期間を設け、且つ、第3発光許可信号En3がLレベルの期間においてLレベルの期間を設ける。また、#1の発光サイリスタL1を点灯、且つ、#3の発光サイリスタL1を非点灯とする場合は、第2クロック信号φ2に、第1発光許可信号En1がLレベルの期間においてLレベルの期間を設けるが、第3発光許可信号En3がLレベルの期間であってもHレベルのままのとする。さらに、#1の発光サイリスタL1を非点灯、且つ、#3の発光サイリスタL1を点灯とする場合は、第2クロック信号φ2は、第1発光許可信号En1がLレベルの期間であってもHレベルのままとするが、第3発光許可信号En3がLレベルの期間においてLレベルの期間を設ける。そして、#1および#3のそれぞれの発光サイリスタL1をともに非点灯とする場合は、第2クロック信号φ2は、第1発光許可信号En1がLレベルの期間であってもHレベルのままとし、且つ、第3発光許可信号En3がLレベルの期間であってもHレベルのままとする。
すなわち、第2クロック信号φ2には、第1クロック信号φ1によって指定された発光サイリスタLiの点灯/非点灯を指示するタイミング(Lレベルとなる時刻)が、時系列的に設けられていることになる。
すなわち、発光許可信号Enは、第2クロック信号φ2に設けられた組内の複数の発光素子チップ51に対する点灯/非点灯を指示するデータ列から、そのチップの画像データのみを取り込むための窓として働いている。
このことから、第2クロック信号φ2は、発光サイリスタLiの点灯を開始させるトリガとして働く。これにより、1つの期間T(Li)において、同じ組のすべての発光素子チップ51の発光サイリスタLiを並行して発光動作する。さらに、期間T(Li)を繰り返すことで、同じ組のすべての発光素子チップ51の発光サイリスタLiを番号順に並行して発光動作させることになる。
これは、第2クロック信号φ2が、点灯/非点灯を指示するデータを時系列的に設定しているため、点灯開始の時刻にずれが生じている。そこで、点灯期間を等しくするため、点灯開始の時刻のずれに対応して、組内の各々の発光素子チップ51に対して点灯終了を指定する点灯信号φIを設けている。
点灯信号φIがLレベルで、且つ、発光許可信号EnがLレベルであると、発光許可サイリスタTdはオン状態にならない。この状態で、第2クロック信号φ2がHレベルからLレベルへと移行すると、オフ状態であった発光サイリスタLiがオン状態になって点灯する(例えば、図6の#1の時刻f、#3の時刻i)。一方、オン状態であった発光サイリスタLiはそのままオン状態を維持する。
なお、点灯信号φIがHレベルであれば、発光許可信号Enおよび第2クロック信号φ2がどのような状態にあっても、発光サイリスタLiは点灯しない。
なお、図8の発光素子ヘッド90では、発光素子チップ51を千鳥状に配列して示していないが、図3に示したと同様に発光素子チップ51を千鳥状に配列し、図8に示した接続関係に基づいて信号バスラインを設ければよい。
さらに、同じ組の発光素子チップ51でも、発光素子チップ51それぞれで異なって供給される3つの発光許可信号En(第1発光許可信号En1、第2発光許可信号En2および第3発光許可信号En3)および3つの点灯信号φI(第1点灯信号φI1、第2点灯信号φI2および第3点灯信号φI3)を設ける。
第2クロック信号φ2として、第2_1クロック信号φ2_1がA組(発光素子チップ51の#1、#3、#5)に共通に供給されている。同様に、第2_2クロック信号φ2_2がB組(#2、#4、#6)に共通に供給されている。さらに、第2_3クロック信号φ2_3がC組(#7、#9、#11)に共通に供給されている。次いで、第2_4クロック信号φ2_4がD組(#8、#10、#12)に共通に供給されている。
点灯信号φIとして、第1点灯信号φI1および第1発光許可信号En1が異なる組に属する#1、#2、#7および#8に共通に供給されている。第2点灯信号φI2および第2発光許可信号En2が、異なる組に属する#3、#4、#9および#10に共通に供給されている。第3点灯信号φI3および第3発光許可信号En3が、異なる組に属する#5、#6、#11および#12に供給されている。
ここで、第2_1クロック信号φ2_1のHレベルまたはLレベルの期間が、発光素子チップ51の#1、#3および#5の発光サイリスタLiの点灯/非点灯を指定するデータ列として設定されている。
ここでは、期間T(L1)では、発光素子チップ51の#1、#2および#3のそれぞれの発光サイリスタL1がすべて点灯に設定されている。また、期間T(L2)では、#1および#3のそれぞれの発光サイリスタL2が点灯、#2の発光サイリスタL2が非点灯に設定されている。
これ以上の動作の詳細は、図6で説明したと同様であるため、説明を省略する。
さらに、4個以上の発光素子チップ51を1組としてもよく、組数も任意に設定しうる。
図10は第2の実施の形態における、発光素子ヘッド90の構成を説明した概略図である。
第1の実施の形態と同じく、発光素子チップ51が8個(#1〜#8)の場合を示す。ここでも、一例として2個を1組とする4組(A〜D)に分けられている。
図3(b)に示した第2の実施の形態との違いは、第1の実施の形態における第1点灯信号φI1と第2点灯信号φI2とを共通の点灯信号φIとしていることにある。すなわち、点灯信号φIが第1点灯信号バスライン200を経由してすべての発光素子チップ51に共通に供給されている。
図11に示す第2の実施の形態のタイムチャートと、図6に示す第1の実施の形態のタイムチャートの違いは、点灯信号φIがすべての発光素子チップ51に共通に供給されていることである。
このために、例えば、期間T(L1)において、発光素子チップ51の#1および#3のそれぞれの発光サイリスタL1の点灯終了が、点灯信号φIがLレベルからHレベルへと移行する時刻lとなる。この結果、#1の発光サイリスタL1の点灯期間(時刻fから時刻lまでの期間)と#3の発光サイリスタL1の点灯期間(時刻iから時刻lまでの期間)が異なることになる。すなわち、#1の発光サイリスタL1の点灯期間が#3の発光サイリスタL1の点灯期間より長いことになる。
これにより、図10に示す主走査方向に隣接する発光サイリスタ間で点灯期間が平均化され、形成された画像の品質劣化が防げる。
また、発光素子チップ51の番号順に発光許可信号EnのLレベルの期間を設定したラインと、逆の番号順に発光許可信号EnのLレベルの期間を設定したラインとを繰り返すことで、副走査方向に隣接するライン間での点灯期間を平均化しても、形成された画像の品質劣化が防げる。
さらに、主走査方向および副走査方向の操作を組み合わせてもよい。
なお、図8および図9に示した発光素子チップ51を3個とした場合にも、上記の方法が適用できる。
図12(a)は、M×N個の発光素子チップ51のうちM個を1組とし、N組で駆動した場合を示し、図12(b)は、M×N個の発光素子チップ51を個別に駆動した場合を示す。発光素子チップ51の駆動に必要なバスラインの内、第1クロック信号バスライン、電源バスライン、基準電位バスラインはすべての発光素子チップ51で共通に用いるので図示していない。また、信号発生回路110も省略した。
発光素子チップ51の#11〜#1MがA組、…、発光素子チップ51の#N1〜#NMがN組を構成する。
一方、発光許可信号Enおよび点灯信号φIとして、同じ組でも各発光素子チップ51に異なる発光許可信号En(第1発光許可信号En1〜第M発光許可信号EnM)および異なる点灯信号φI(第1点灯信号φI1〜第M点灯信号φIM)が供給されている。
この場合、M×N個の発光素子チップ51はすべて並行して発光制御され、発光素子チップ51のそれぞれの発光サイリスタLiのすべてが並行して制御されている。
ここで、個別に駆動するとは、時系列的にすべての発光素子チップ51をそれぞれ番号順に動作させることをいう。さらに、発光素子チップ51上の発光サイリスタLiもそれぞれ番号順に動作させることをいう。したがって、個別に駆動した場合では、ある時点において、1つの発光素子チップ51の1つの発光サイリスタLiのみが、発光制御される。そして、1つの発光素子チップ51の1つの発光サイリスタLiの発光制御が終了すると、1つの発光素子チップ51の次の発光サイリスタLi+1の発光制御に移る。これを、すべての発光素子チップ51に対して、発光素子チップ51の順番で繰り返す。
この結果、個別に駆動した場合に比べ、組を構成して駆動した場合に削減される信号バスラインの数はM×N−(2M+N)+2になる。
次に、発光素子チップ16個で2個を1組とした場合は、Mが2でNが8であるので、信号バスラインの数は13本となる。一方、個別に駆動した場合は、信号バスラインの数は19本である。したがって、組を構成して駆動した場合に削減される信号バスラインの数は6本になる。
さらに、発光素子チップ51が114個で2個を1組とした場合は、Mが2でNが57であるので、信号バスラインの数は62本となる。一方、個別に駆動した場合は、信号バスライン数は117本となる。したがって、組を構成して駆動した場合に削減される信号バスラインの数は55本になる。すなわち、発光素子チップの数が多くなると、信号バスラインの数は約半分になる。
第2の実施の形態では、図12(a)の組を構成して駆動した場合において、第1点灯信号φI1〜第M点灯信号φIMが共通の点灯信号φIになる。これにより、第2クロック信号φ2のための信号バスラインの数はN本、発光許可信号Enのための信号バスラインの数はM本、同じく点灯信号φIのためのバスラインは1本となる。よって、第1クロック信号バスラインを加えて、信号バスラインの数はM+N+2本になる。
一方、図12(b)の個別に駆動した場合は前述したと同じである。
この結果、個別に駆動した場合に比べ、組を構成して駆動した場合に削減される信号バスラインの数はM×N−(M+N)+1になる。
次に、発光素子チップ16個で2個を1組とした場合は、Mが2でNが8であるので、信号バスラインの数は12本である。一方、個別に駆動した場合は、信号バスラインの数は19本である。したがって、組を構成して駆動した場合に削減される信号バスラインの数は7本になる。
さらに、発光素子チップ51が114個で2個を1組とした場合は、Mが2でNが57であるので、信号バスラインの数は61本となる。一方、個別に駆動した場合は、信号バスライン数は117本である。したがって、組を構成して駆動した場合に削減される信号バスラインの数は56本になる。すなわち、発光素子チップの数が多くなると、信号バスラインの数は約半分になる。
なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態のいずれにおいても、同じ組に属する発光素子チップ51の数および組の数についての他の組合せについて、組を構成して駆動した場合信号バスラインの数などが同様に計算しうる。
また、本実施の形態では、発光素子チップ51の発光サイリスタアレイ102、転送サイリスタアレイ103、発光制御サイリスタアレイ104、発光許可サイリスタTdなどが、1セット含まれる場合を示したが、複数のセットが含まれる場合であってもよい。
また、本実施の形態では、アノード電極を基準電圧Vsubにしたpnpn構造の3端子のサイリスタを発光サイリスタ、転送サイリスタ、発光制御サイリスタおよび発光許可サイリスタとした場合について説明した。一方、カソード電極を基準電位Vsubとしたnpnp構造を有し、それぞれアノード電極、カソード電極およびゲート電極を備えた3端子のサイリスタを発光サイリスタ、転送サイリスタ、発光制御サイリスタおよび発光許可サイリスタとした場合でも、回路の極性を変更することによって用いうる。
そして、図5に示した発光素子チップ51の構成についても、これに限られるものではなく、発光サイリスタ、転送サイリスタ、発光制御サイリスタおよび発光許可サイリスタなどのそれぞれの接続関係およびそれらの配列を変更して用いてもよい。
Claims (11)
- それぞれが複数の発光素子を有する一群の発光素子チップと、
前記一群の前記発光素子チップに対し、各々の当該発光素子チップを構成する複数の前記発光素子を点灯させるための点灯信号を供給する点灯信号供給手段と、
各々の前記発光素子チップを構成する複数の前記発光素子を1つずつ点灯/非点灯の制御対象として順番に指定する第1制御信号を、当該発光素子チップに対して共通に供給する第1制御信号供給手段と、
各々の前記発光素子チップにおいて、前記第1制御信号により前記制御対象に指定された発光素子の点灯/非点灯を指示する第2制御信号を、前記一群の発光素子チップをN組(Nは2以上の整数)に分けてなる組を単位とし、同一の組を構成する複数の発光素子チップに対して共通に供給する第2制御信号供給手段と、
前記一群の発光素子チップの中の各々の発光素子チップが前記第2制御信号を取り込むための発光許可信号について、前記N組の同一の組を構成する複数の発光素子チップのそれぞれに対しては互いに異なる複数の発光許可信号を供給する発光許可信号供給手段と
を備えることを特徴とする発光素子ヘッド。 - 前記発光許可信号供給手段は、
前記N組の異なる組を構成する発光素子チップに対しては、組を単位として前記互いに異なる複数の発光許可信号を共通に供給する
ことを特徴とする請求項1記載の発光素子ヘッド。 - それぞれが複数の発光素子を有する一群の発光素子チップと、
前記一群の前記発光素子チップに対し、各々の当該発光素子チップを構成する複数の前記発光素子を点灯させるための点灯信号を供給する点灯信号供給手段と、
各々の前記発光素子チップを構成する複数の前記発光素子を1つずつ点灯/非点灯の制御対象として順番に指定する第1制御信号を、当該発光素子チップに対して共通に供給する第1制御信号供給手段と、
各々の前記発光素子チップにおいて、前記第1制御信号により前記制御対象に指定された発光素子の点灯/非点灯を指示する第2制御信号を、前記一群の発光素子チップをN組(Nは2以上の整数)に分けてなる組を単位とし、同一の組を構成する複数の発光素子チップに対して共通に供給する第2制御信号供給手段と、
前記一群の発光素子チップの中の各々の発光素子チップが前記第2制御信号を取り込むための発光許可信号について、前記N組の異なる組を構成する発光素子チップに対しては、組を単位として複数の発光許可信号を共通に供給する発光許可信号供給手段と
を備えることを特徴とする発光素子ヘッド。 - 前記発光許可信号供給手段は、
前記N組の同一の組を構成する複数の発光素子チップのそれぞれに対しては互いに異なる複数の発光許可信号を供給する
ことを特徴とする請求項3記載の発光素子ヘッド。 - 前記点灯信号供給手段は、
前記N組の同一の組を構成する複数の前記発光素子チップのそれぞれに対して、互いに異なる複数の点灯信号をそれぞれ供給するが、異なる組を構成する発光素子チップに対しては、組を単位として前記互いに異なる複数の点灯信号を共通に供給する
ことを特徴とする請求項1または3記載の発光素子ヘッド。 - 前記点灯信号供給手段は、
前記点灯信号を、前記発光素子チップに対して共通に供給する
ことを特徴とする請求項1または3記載の発光素子ヘッド。 - 前記点灯信号供給手段は、
複数の前記発光素子に第1の電位差と当該第1の電位差よりも絶対値が大きい第2の電位差とに交互に移行する点灯信号を供給し、
前記第2制御信号供給手段は、
前記第1制御信号によって制御対象となる発光素子が指定されている期間内であって、
前記点灯信号が前記第2の電位差に設定されている期間に、
前記N組の同一の組を構成する複数の前記発光素子チップの数に対応して、前記第1制御信号によって指定された前記発光素子の点灯/非点灯を指示するタイミングを、時系列的に前記第2制御信号に設けた
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の発光素子ヘッド。 - 前記発光許可信号供給手段は、
前記第2制御信号に設けられた前記発光素子の点灯/非点灯を指示するタイミングに対応して、前記発光許可信号の供給タイミングを前記同一の組を構成する複数の発光素子チップのそれぞれに対して異ならせた
ことを特徴とする請求項7記載の発光素子ヘッド。 - 前記発光素子が、pnpn構造またはnpnp構造を有するサイリスタである
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の発光素子ヘッド。 - 像保持体を帯電する帯電手段と、
それぞれが複数の発光素子を有する一群の発光素子チップと、当該一群の当該発光素子チップに対し、各々の当該発光素子チップを構成する複数の当該発光素子を点灯させるための点灯信号を供給する点灯信号供給手段と、各々の当該発光素子チップを構成する複数の当該発光素子を1つずつ点灯/非点灯の制御対象として順番に指定する第1制御信号を、当該発光素子チップに対して共通に供給する第1制御信号供給手段と、各々の当該発光素子チップにおいて、当該第1制御信号により当該制御対象に指定された発光素子の点灯/非点灯を指示する第2制御信号を、当該一群の発光素子チップをN組(Nは2以上の整数)に分けてなる組を単位とし、同一の組を構成する複数の発光素子チップに対して共通に供給する第2制御信号供給手段と、当該一群の発光素子チップの中の各々の発光素子チップが当該第2制御信号を取り込むための発光許可信号について、当該N組の同一の組を構成する複数の発光素子チップのそれぞれに対しては互いに異なる複数の発光許可信号を供給する発光許可信号供給手段とを備える発光素子ヘッドにより、帯電された前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記像保持体に形成された前記静電潜像を現像する現像手段と、
前記像保持体に現像された画像を被転写体に転写する転写手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 像保持体を帯電する帯電手段と、
それぞれが複数の発光素子を有する一群の発光素子チップと、当該一群の当該発光素子チップに対し、各々の当該発光素子チップを構成する複数の当該発光素子を点灯させるための点灯信号を供給する点灯信号供給手段と、各々の当該発光素子チップを構成する複数の当該発光素子を1つずつ点灯/非点灯の制御対象として順番に指定する第1制御信号を、当該発光素子チップに対して共通に供給する第1制御信号供給手段と、各々の当該発光素子チップにおいて、当該第1制御信号により当該制御対象に指定された発光素子の点灯/非点灯を指示する第2制御信号を、当該一群の発光素子チップをN組(Nは2以上の整数)に分けてなる組を単位とし、同一の組を構成する複数の発光素子チップに対して共通に供給する第2制御信号供給手段と、当該一群の発光素子チップの中の各々の発光素子チップが当該第2制御信号を取り込むための発光許可信号について、当該N組の異なる組を構成する発光素子チップに対しては、組を単位として複数の発光許可信号を共通に供給する発光許可信号供給手段とを備える発光素子ヘッドにより、帯電された前記像保持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記像保持体に形成された前記静電潜像を現像する現像手段と、
前記像保持体に現像された画像を被転写体に転写する転写手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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