JP4655829B2 - リールケーブル断線防止装置 - Google Patents
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Description
[1]動力及び/または制御信号を台車に伝達するケーブルを巻き取るためのケーブルリールを備えた移動台車におけるリールケーブル断線防止装置であって、
ケーブルリールの回転状態を検出するケーブルリール回転検出手段と、
移動台車が、ケーブルの地上側固定部を基準として、前段側或いは後段側のいずれに位置しているかを検出する台車位置検出手段と、
少なくとも移動台車の走行方向のデータを検出する走行状態検出手段と、
前記ケーブルリール回転検出手段により検出されたケーブルリール回転状態と、前記台車位置検出手段により検出された台車位置と、前記走行状態検出手段により検出された移動台車の走行状態とに基づいて、移動台車の移動時にはケーブルリールを巻き取る方向または巻き解く方向に逆回転している異常の検出、及びケーブルリールが回転していない不転異常の検出を行い、移動台車の停止時にはケーブルリール回転異常の検出を行う回転異常検出手段と、
該回転異常検出手段により異常が検出された場合には異常信号を出力する異常信号出力手段とを有し、
前記台車位置検出手段は、ケーブルの地上側固定部近傍に、前記ケーブルの地上側固定部からの屈曲方向を検出し、前記地上側固定部からのケーブルの屈曲方向が前段側に向いていると検出したときは、該検出結果を回転異常検出手段に送信し、前記ケーブルの地上側固定部からのケーブルの屈曲方向が後段側に向いていると検出したときは、該検出結果を回転異常検出手段に送信する屈曲方向検出手段を備え、
前記回転異常検出手段は、該屈曲方向検出手段による屈曲方向の検出が、不検出となる区間では、移動台車の移動時におけるケーブルリール不転異常の検出を行わないようにすることを特徴とするリールケーブル断線防止装置。
[2]上記[1]において、ケーブルリール回転検出手段が、少なくとも2つの近接センサと、
該少なくとも2つの近接センサから出力される位相のずれた検出パルスにより、ケーブルリールの回転の有無及び回転方向を演算し、該演算結果を回転異常検出手段に送信する演算部とを備えていることを特徴とするリールケーブル断線防止装置。
[3]上記[1]または[2]において、走行状態検出手段が、移動台車を遠隔走行制御する走行制御システムの走行制御情報を読込み、これに基づいて走行状態を検出し、該検出結果を回転異常検出手段に送信するものであることを特徴とするリールケーブル断線防止装置。
[4]上記[1]乃至[3]のいずれかにおいて、移動台車が、前段側に設けられた転炉からの溶鋼を下工程の設備に運搬する受鋼台車であって、
回転異常検出手段が、少なくとも前記受鋼台車が転炉からの出鋼を受けている間は、受鋼台車の移動時におけるケーブルリール逆回転異常の検出を行わないようにすると共に、不転異常の検出に際し、予め定められた移動指令受信時からの不検出時間を長くすることを特徴とするリールケーブル断線防止装置。
図2に、ケーブルリール回転検出手段4の一構成例を示す。このケーブルリール回転検出手段4は、少なくとも2つの近接センサと、この少なくとも2つの近接センサから出力される位相のずれた検出パルスにより、ケーブルリールの回転の有無及び回転している場合の回転方向を演算し、その演算結果を回転異常検出手段7に送信する演算部43とを備えるものである。図2では、2つの近接センサ41a,41bを、例えばケーブルリール2と回転軸を同一としケーブルリール2の回転に伴って回転するスリット板42の側面に配した場合を示している。前記近接センサ41a,41bは、スリット板42の羽部(検出部)42aが通過している間はon信号を出力するように調整され、それぞれの出力パルスの位相が1/4つまり90°ずれるように構成されている。前記2つの近接センサ41a,41bのon,offのタイミングによりケーブルリールの回転の有無及び回転している場合の回転方向が検知できる。
台車位置検出手段5は、ケーブル3の地上側固定部である給電点11近傍に、前記ケーブル3の給電点11からの屈曲方向を検出する屈曲方向検出手段を備え、この屈曲方向検出手段が、前記給電点11からのケーブル3の屈曲方向が転炉20のある前段側に向いていると検出したときは、その検出結果を回転異常検出手段7に送信し、前記屈曲方向検出手段が、前記給電点11からのケーブル3の屈曲方向が後段側に向いていると検出したときは、その検出結果を回転異常検出手段7に送信するものである。なお、前記給電点11からのケーブル3の屈曲方向が転炉20のある前段側に向いていると検出されたときは、受鋼台車1は前段側に位置していると判断し、前記給電点11からのケーブル3の屈曲方向が後段側に向いていると検出したときは、受鋼台車1は後段側に位置していると判断するものである。
走行状態検出手段6は、例えば受鋼台車1を遠隔走行制御する走行制御システムから走行制御情報、例えば走行方向、走行速度等のデータを読込み、その読み込み結果を回転異常検出手段7に送信するものである。ここで、前記回転異常検出手段7に送信するデータには少なくとも受鋼台車1の走行方向のデータを含むものとする。
回転異常検出手段7は、前記ケーブルリール回転検出手段4により検出され、送信されてきたケーブルリール2の回転の有無及び回転している場合の回転方向のデータと、前記台車位置検出手段5により検出され、送信されてきた受鋼台車1が前段側或いは後段側のいずれに位置するかのデータと、前記走行状態検出手段6により送信されてきた、少なくとも受鋼台車1の走行方向のデータを含む走行状態のデータとに基づいてコンピュータ等により演算を行うことで前記ケーブルリールの回転異常を検出し、回転異常を検出した場合には、異常信号出力手段8に前記回転異常の検出結果を送信する。
イ)台車位置検出手段5により受鋼台車1が前段側に位置すると検出され、さらに走行状態検出手段6により走行方向が転炉20側(図1において向かって左側)に走行していると検出された場合に、ケーブルリール回転検出手段4による検出が回転していない(不転異常)、或いはケーブルを巻き取る方向に回転している(逆回転異常)と検出された場合。
ホ)走行状態検出手段6により受鋼台車1が停止中と検出されている場合に、ケーブルリール回転検出手段4による検出が、ケーブルを巻き取る方向或いはケーブルを巻き解く方向に回転していると検出された場合。
異常信号出力手段8は、前記回転異常検出手段7から回転異常を受信した場合には異常信号を出力する。前記異常信号の出力方法としては、例えば、警報を発したり、異常を知らせるパトライト等を点灯させる等してオペレータに異常を知らせる方法を用いることができる。これにより、異常に気がついたオペレータは受鋼台車1を停止させ、異常個所を点検することでケーブルの断線を防止することが可能となる。
2 ケーブルリール
3 ケーブル
4 ケーブルリール回転検出手段
41a,41b 近接センサ
42 スリット板
42a 羽部(検出部)
43 演算部
5 台車位置検出手段
51a 可倒部材
51b,51c リミットスイッチ(LS)
6 走行状態検出手段
7 回転異常検出手段
8 異常信号出力手段
11 給電点
12 レール
Claims (4)
- 動力及び/または制御信号を台車に伝達するケーブルを巻き取るためのケーブルリールを備えた移動台車におけるリールケーブル断線防止装置であって、
ケーブルリールの回転の有無及び回転方向を検出するケーブルリール回転検出手段と、
移動台車が、ケーブルの地上側固定部を基準として、前段側或いは後段側のいずれに位置しているかを検出する台車位置検出手段と、
少なくとも移動台車の走行方向のデータを検出する走行状態検出手段と、
前記ケーブルリール回転検出手段により検出されたケーブルリール回転状態と、前記台車位置検出手段により検出された台車位置と、前記走行状態検出手段により検出された移動台車の走行状態とに基づいて、移動台車の移動時にはケーブルリールを巻き取る方向または巻き解く方向に逆回転している異常の検出、及びケーブルリールが回転していない不転異常の検出を行い、移動台車の停止時にはケーブルリール回転異常の検出を行う回転異常検出手段と、
該回転異常検出手段により異常が検出された場合には異常信号を出力する異常信号出力手段とを有し、
前記台車位置検出手段は、ケーブルの地上側固定部近傍に、前記ケーブルの地上側固定部からの屈曲方向を検出し、前記地上側固定部からのケーブルの屈曲方向が前段側に向いていると検出したときは、該検出結果を回転異常検出手段に送信し、前記ケーブルの地上側固定部からのケーブルの屈曲方向が後段側に向いていると検出したときは、該検出結果を回転異常検出手段に送信する屈曲方向検出手段を備え、
前記回転異常検出手段は、該屈曲方向検出手段による屈曲方向の検出が、不検出となる区間では、移動台車の移動時におけるケーブルリール不転異常の検出を行わないようにすることを特徴とするリールケーブル断線防止装置。 - ケーブルリール回転検出手段が、少なくとも2つの近接センサと、
該少なくとも2つの近接センサから出力される位相のずれた検出パルスにより、ケーブルリールの回転の有無及び回転方向を演算し、該演算結果を回転異常検出手段に送信する演算部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のリールケーブル断線防止装置。 - 走行状態検出手段が、移動台車を遠隔走行制御する走行制御システムの走行制御情報を読込み、これに基づいて走行状態を検出し、該検出結果を回転異常検出手段に送信するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリールケーブル断線防止装置。
- 移動台車が、前段側に設けられた転炉からの溶鋼を下工程の設備に運搬する受鋼台車であって、
回転異常検出手段が、少なくとも前記受鋼台車が転炉からの出鋼を受けている間は、受鋼台車の移動時におけるケーブルリール逆回転異常の検出を行わないようにすると共に、不転異常の検出に際し、予め定められた移動指令受信時からの不検出時間を長くすることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のリールケーブル断線防止装置。
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Family Applications (1)
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