JP4655791B2 - 符号化装置、符号化方法およびそのプログラム - Google Patents
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Description
ここで、M値とは、Pスライス(Pピクチャ)の間隔、すなわちIピクチャの間で何ピクチャ間隔でPピクチャを配置するかを示す値である。
先ず、本実施形態の構成と本発明の構成との関係を説明する。
図2に示すトライアル動き予測・補償回路51が本発明の相関度検出手段と困難度検出手段との一例である。
また、ピクチャタイプ割当回路54が本発明のピクチャタイプ決定手段の一例である。
また、最適M決定回路53が本発明のM値決定手段の一例である。
図1に示すように、通信システム1は、送信側に設けられた符号化装置2と、受信側に設けられた復号装置3とを有する。
受信側では、復号装置3において受信した画像信号を復調した後に、上記変調時の直交変換の逆変換と動き補償によって伸張したフレーム画像データを生成して利用する。
なお、上記伝送媒体は、光ディスク、磁気ディスクおよび半導体メモリなどの記録媒体であってもよい。
以下、図1に示す符号化装置2について説明する。
図2は、図1に示す符号化装置2の全体構成図である。
図2に示すように、符号化装置2は、例えば、A/D変換回路21、画面並べ替え回路23、演算回路31、直交変換回路32、量子化回路33、レート制御回路34、可逆符号化回路35、バッファメモリ36、逆量子化回路37、逆直交変換回路38、加算回路39、デブロックフィルタ40、フレームメモリ41、イントラ予測回路42、動き予測・補償回路43、トライアル動き予測・補償回路51、SC(Scene Change)検出回路52、最適M決定回路53、ピクチャタイプ割当回路54を有する。
そして、最適M決定回路53において、これらの統計量を基に、高い符号化効率が得られるようにM値を決定し、ピクチャタイプ割当回路54において当該決定されたM値を用いて各ピクチャデータのピクチャタイプが決定される。
なお、本実施形態は、ピクチャデータは、フレームデータあるいはフィールドデータである。
[A/D変換回路21]
A/D変換回路21は、入力されたアナログの輝度信号Y、色差信号Pb,Prから構成される原画像信号S10をデジタルの原ピクチャデータに変換し、これを画面並べ替え回路23およびトライアル動き予測・補償回路51に出力する。
画面並べ替え回路23は、A/D変換回路21が生成したピクチャデータを、ピクチャタイプ割当回路54で割り当てたピクチャタイプI,P,BからなるGOP(Group Of Pictures) 構造に応じて、符号化する順番に並べ替えて演算回路31、イントラ予測回路42および動き予測・補償回路43に出力する。
演算回路31は、画面並べ替え回路23から入力した符号化対象のピクチャデータと、イントラ予測回路42あるいは動き予測・補償回路43から入力した予測画像データPIとの差分を示す画像データを生成し、これを直交変換回路32に出力する。
直交変換回路32は、演算回路31から入力した画像データに離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)やカルーネン・レーベ変換などの直交変換を施して変換係数を示す画像データ(例えばDCT係数)を生成し、これを量子化回路33に出力する。
量子化回路33は、直交変換回路32から入力した画像データ(量子化前の変換係数)を、レート制御回路34から入力した量子化スケールQSを基に量子化して量子化後の変換係数を示す画像データを生成し、これを可逆符号化回路35および逆量子化回路37に出力する。
レート制御回路34は、例えば、バッファメモリ36から読み出した画像データを基に量子化スケールQSを生成し、これを量子化回路33に出力する。
可逆符号化回路35は、量子化回路33から入力した画像データを可変長符号化した画像データをバッファ36に格納する。
このとき、可逆符号化回路35は、動き予測・補償回路43から入力した動きベクトルMVあるいはその差分動きベクトル、参照画像データの識別データ、並びにイントラ予測回路42から入力したイントラ予測モードをヘッダデータなどに格納する。
バッファメモリ36に格納された画像データは、変調等された後に画像データS2として送信される。
当該画像データS2は、後述するように、復号装置3によって復号される。
[逆量子化回路37]
逆量子化回路37は、量子化回路33の量子化に対応した逆量子化処理を、量子化回路33からの画像データに施して、それによって得られたデータを生成し、これを逆直交変換回路38に出力する。
[逆直交変換回路38]
逆直交変換回路38は、逆量子化回路37から入力したデータに、直交変換回路32における直交変換の逆変換を施して生成した画像データを加算回路39に出力する。
加算回路33は、逆直交変換回路38から入力した(デコードされた)画像データと、イントラ予測回路42あるいは動き予測・補償回路43から入力した予測画像データPIとを加算して参照(再構成)ピクチャデータを生成し、これをデブロックフィルタ40に出力する。
デブロックフィルタ40は、加算回路39から入力した参照ピクチャデータのブロック歪みを除去してフレームメモリ41に書き込む。
イントラ予測回路42は、イントラ符号化するマクロブロックにおいて、残差が最小となるイントラ予測のモードおよび予測ブロックのブロックサイズを決定する。
イントラ予測回路42は、ブロックサイズとして、4x4および16x16画素を用いる。
イントラ予測回路42は、イントラ予測が選択された場合に、イントラ予測による予測画像データPIを演算回路31および加算回路39に出力する。
動き予測・補償回路43は、既に符号化後に局所復号されてフレームメモリ41に記憶されている参照ピクチャデータREFを基に動き予測を行い、残差を最小にする動きベクトルおよび動き補償のブロックサイズを決定する。
動き予測・補償回路43は、ブロックサイズとして、16x16、16x8、8x16、8x8、8x4、4x8および4x4画素を用いる。
動き予測・補償回路43は、インター予測が選択された場合に、インター予測による予測画像データPIを演算回路31および加算回路39に出力する。
トライアル動き予測・補償回路51は、A/D変換回路21から入力した各原ピクチャデータ内の各マクロブロックMBについて、下記式(1)に示すように、当該マクロブロックMBの画素データOrg(i,n,x,y)と、それに対応するインター予測画像のマクロブロックMBの画素データinterPred(i,n,x,y)との画素データの差分の絶対値和を示す指標データinterAD(i,n)を算出する。
このとき、トライアル動き予測・補償回路51は、M値として「1」を用いる。
本実施形態において、M値は、Pスライス(Pピクチャ)の間隔、すなわちIピクチャの間で、何ピクチャ間隔でPピクチャを配置するかを示す値である。
ここで、iはピクチャデータの番号を示し、nはマクロブロックMBの番号を示す。
また、absは、絶対値を示す。
interAD(i,n)=Σabs(Org(i,n,x,y)−interPred(i,n,x,y))
…(1)
また、トライアル動き予測・補償回路51は、各ピクチャデータについて、当該ピクチャデータ内の全てのマクロブロックMBについての上記絶対値和IND(i,n)の総和IND(i)を算出し、これを最適M決定回路53に出力する。
また、トライアル動き予測・補償回路51は、例えば、上記算出した指標データinterAD(i,n)をSC検出回路52に出力する。
SC検出回路52は、トライアル動き予測・補償回路51から入力した指標データinterAD(i,n)を基に、各ピクチャデータについて、シーンチェンジSC直後のピクチャデータであるか否かを判断し、その判断結果RSCを最適M決定回路53に出力する。
最適M決定回路53は、図4に示すように、SC検出回路52からの判断結果RSCを基に、複数の一連のピクチャデータのなかからシーンチェンジ位置を特定し、その特定したシーンチェンジ位置に応じて規定される各シーンについて、下記式(2)に示すように、当該シーンに属するピクチャデータのINTER_AD(i)の総和をIND(i)の総和で除算して指標データXを算出する。
X=(INTER_AD(i)の総和)/(IND(i)の総和)
…(2)
なお、最適M決定回路53は、上記それ以外の場合に、M値として「2」のみを割り当ててもよい。
本実施形態において、しきい値THは、実験的に決定される。
ピクチャタイプ割当回路54は、SC検出回路52から入力した原ピクチャデータのそれぞれに、I,P,Bのいずれかのピクチャタイプを割り当てる。
このとき、ピクチャタイプ割当回路54は、最適M決定回路53からの入力したM値が「1」を示す場合には、処理対象のシーン内のIピクチャデータ以外の全てのピクチャデータにピクチャタイプPを割り当てる。
また、ピクチャタイプ割当回路54は、最適M決定回路53からの入力したM値が「2」を示す場合には、処理対象のシーン内のIピクチャデータ以外のピクチャデータにピクチャタイプPとBとを交互に割り当てる。
図5および図6は、符号化装置2においてM値を決定する動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
トライアル動き予測・補償回路51は、A/D変換回路21から入力した各原ピクチャデータ内の各マクロブロックMBについて、上記式(1)に示すように、当該マクロブロックMBの画素データOrg(i,n,x,y)と、それに対応するインター予測画像のマクロブロックMBの画素データinterPred(i,n,x,y)との差分の総和を示す指標データinterAD(i,n)を算出する。
このとき、トライアル動き予測・補償回路51は、M値として「1」を用いる。
トライアル動き予測・補償回路51は、A/D変換回路21から入力した各原ピクチャデータ内の各マクロブロックMBについて、当該マクロブロックMBを構成する画素データの平均値を示すMeanOrg(i,n)を算出する。
そして、トライアル動き予測・補償回路51は、各ピクチャデータについて、当該ピクチャデータ内の全てのマクロブロックMBについての上記絶対値和IND(i,n)を算出する。
トライアル動き予測・補償回路51は、各ピクチャデータについて、当該ピクチャデータ内の全て(N個)のマクロブロックMBの指標データinterAD(i,n)の総和を示すINTER_AD(i)を算出し、これを最適M決定回路53に出力する。
トライアル動き予測・補償回路51は、各ピクチャデータについて、当該ピクチャデータ内の全てのマクロブロックMBの上記絶対値和IND(i,n)の総和を示すIND(i)を算出し、これを最適M決定回路53に出力する。
SC検出回路52は、トライアル動き予測・補償回路51から入力した指標データinterAD(i,n)を基に、各ピクチャデータについて、シーンチェンジSC直後のピクチャデータであるか否かを判断し、その判断結果RSCを最適M決定回路53に出力する。
最適M決定回路53は、図4に示すように、SC検出回路52からの判断結果RSCを基に、複数の一連のピクチャデータのなかからシーンチェンジ位置を特定し、その特定したシーンチェンジ位置に応じて規定される各シーンについて、上記式(3)に示すように、当該シーンに属するピクチャデータのINTER_AD(i)の総和をIND(i)の総和で除算して指標データXを算出する。
最適M決定回路53は、ステップST16で上記算出した指標データXが、しきい値TH以下であるか否かを判断し、しきい値TH以下であると判断すると、ステップST18に進み、そうでない場合にステップST19に進む。
最適M決定回路53は、M値として「1」を割り当てる。
最適M決定回路53は、M値として「2」あるいは「3」を割り当てる。
入力となる画像信号は、まず、A/D変換回路21においてデジタルの原ピクチャデータに変換され、画面並べ替え回路23およびトライアル動き予測・補償回路51に出力される。
そして、トライアル動き予測・補償回路51、SC検出回路52および最適M決定回路53において、図5および図6に示した手順でM値が決定される。
次に、ピクチャタイプ割当回路54において、上記決定されたM値に基づいて、ピクチャタイプが割り当てられる。続いて、画面並べ替え回路23において、画像圧縮情報のGOP構造に応じ、ピクチャデータの並べ替えが行われ、それによって得られたピクチャデータが、演算回路31、イントラ予測回路42および動き予測・補償回路43に出力される。
そして、演算回路31において、画面並べ替え回路23からのピクチャデータと、イントラ予測回路42あるいは動き予測・補償回路43からの予測画像データPIとの差分画像が生成され、これが直交変換回路32に出力される。
そして、加算回路39において、イントラ予測回路42あるいは動き予測・補償回路43からの予測画像データPIと、逆直交変換回路38からの差分画像とが再構成され、再構成画像が参照画像データとしてデブロックフィルタ40を介してフレームメモリ41に書き込まれる。
そして、イントラ予測回路42において、イントラ予測が行われ、予測画像データPIが生成される。
また、動き予測・補償回路43において、フレームメモリ41に記憶された参照画像データREFを基に、予測画像データPIが生成される。
そして、イントラ予測回路42および動き予測・補償回路43で生成された予測画像データPIのうち、符号化効率をより高くする予測画像データPIが選択されて演算回路31に出力される。
そのため、符号化装置2によれば、ピクチャデータの特定に適合したGOP構造で符号化を行うことができ、従来に比べて符号化効率を高めることができる。
上述した実施形態では、トライアル動き予測・補償回路51において、処理対象の原ピクチャデータのマクロブロックMBと、そのインター予測画像のマクロブロックMBとの間の画素データの差分の総和を示す指標データinterAD(i,n)を用いたが、その代わりに、処理対象のピクチャデータのマクロブロックMBと表示順が一つ前のピクチャデータのマクロブロックMBとの間の画素データの差分の絶対値和を用いてもよい。
また、トライアル動き予測・補償回路51は、上記指標データinterAD(i,n)の代わりに、処理対象のピクチャデータのマクロブロックMBと、そのインター予測画像のマクロブロックMBとの間の画素データの差分をDCTあるいはFFT変換した後のDC成分あるいはAC成分の合計値を用いてもよい。
また、トライアル動き予測・補償回路51は、上記指標データinterAD(i,n)の代わりに、処理対象のマクロブロックMBの動きベクトルの各要素の絶対値和を用いてもよい。
上述した実施形態では、トライアル動き予測・補償回路51において、上記絶対値和IND(i)を用いたが、その代わりに処理対象の原ピクチャデータ内の各マクロブロックMBの画素データOrg(i,n,x,y)と、上記平均値MeanOrg(i,n)との差分の絶対値和を示す指標データMad(i,n)を用いてもよい。
また、トライアル動き予測・補償回路51は、上記絶対値和IND(i)の代わりに、処理対象のピクチャデータのマクロブロックMBと、そのイントラ予測画像のマクロブロックMBとの間の画素データの差分をDCTあるいはFFT変換した後のDC成分あるいはAC成分の合計値を用いてもよい。
また、トライアル動き予測・補償回路51は、上記絶対値和IND(i)の代わりに、処理対象のマクロブロックMB内の画素データの分散値、あるいは当該マクロブロックMB内の画素データの最大値あるいは最小値の差分を用いてもよい。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、上述した符号化装置2の機能の全部あるいは一部を、図7に示すように、メモリ252に記憶されたプログラムPRGの記述に従ってCPU(Central Processing Unit)などの処理回路253が実行してもよい。
この場合に、インターフェース251を介して、符号化対象の画像データが入力され、その処理結果が出力される。
Claims (6)
- 符号化対象の動画像データを構成する複数のピクチャデータの各々について、シーンチェンジ直後のピクチャデータであるか否かを判断するシーンチェンジ検出手段と、
前記シーンチェンジ検出手段の判断結果を基に、前記複数のピクチャデータの中からシーンチェンジ位置を特定し、当該シーンチェンジ位置によって規定される各シーンについて、前記ピクチャデータとその参照ピクチャデータから得られる予測画像データとの間の画素値の差分の前記シーン毎の合計値を、前記複数のピクチャデータがインター符号化される場合における、当該ピクチャデータと、その参照ピクチャデータとの相関度として検出する相関度検出手段と、
前記各シーンについて、前記ピクチャデータと当該ピクチャデータのピクチャ内符号化による予測画像データとの間の画素値の差分のシーン毎の合計値を、前記ピクチャデータのフレーム内符号化の困難度として検出する困難度検出手段と、
前記各シーンについて、前記相関度検出手段が検出した前記相関度に比例し、前記困難度検出手段が検出した前記困難度に反比例する指標データを生成し、前記指標データが小さくなるに従って小さいM値を決定するM値決定手段と、
前記M値決定手段が決定した前記M値に基づいて、前記ピクチャデータのピクチャタイプを決定するピクチャタイプ決定手段と、
を有する符号化装置。 - 前記相関度検出手段は、前記ピクチャデータと前記参照ピクチャデータから得られる予測画像データとの間の画素値の差分の合計値と、前記差分を直交変換した後のDC成分あるいはAC成分の合計値と、前記ピクチャデータと当該ピクチャデータに対して表示順が一つ前のピクチャデータとの間の画素値の差分の合計値と、前記ピクチャデータの動きベクトルの各要素の絶対値和との何れか一つを前記相関度として検出する
請求項1に記載の符号化装置。 - 前記困難度検出手段は、前記ピクチャデータの画素データの画素値と、その平均値との間の第1の差分の合計値と、前記ピクチャデータと当該ピクチャデータのピクチャ内符号化による予測画像データとの間の画素値の第2の差分の合計値と、前記第2の差分を直交変換した後のDC成分あるいはAC成分の合計値と、前記ピクチャデータの画素値の分散値と、前記画素値の最大値と最小値との差分との何れか一つを前記困難度として検出する
請求項1または2に記載の符号化装置。 - 前記ピクチャタイプ決定手段が決定した前記ピクチャタイプに基づいて、前記ピクチャデータを符号化する符号化手段
をさらに有する請求項1に記載の符号化装置。 - シーンチェンジ検出手段と、相関度検出手段と、困難度検出手段と、M値決定手段と、ピクチャタイプ決定手段と、を有する符号化装置の符号化方法であって、
前記シーンチェンジ検出手段が、符号化対象の動画像データを構成する複数のピクチャデータの各々について、シーンチェンジ直後のピクチャデータであるか否かを判断する第1の工程と、
前記相関度検出手段が、前記第1の工程における判断結果を基に、前記複数のピクチャデータの中からシーンチェンジ位置を特定し、当該シーンチェンジ位置によって規定される各シーンについて、前記ピクチャデータとその参照ピクチャデータから得られる予測画像データとの間の画素値の差分の前記シーン毎の合計値を、前記複数のピクチャデータがインター符号化される場合における、当該ピクチャデータと、その参照ピクチャデータとの相関度として検出する第2の工程と、
前記困難度検出手段が、前記各シーンについて、前記ピクチャデータと当該ピクチャデータのピクチャ内符号化による予測画像データとの間の画素値の差分のシーン毎の合計値を、前記ピクチャデータのフレーム内符号化の困難度として検出する第3の工程と、
前記M値決定手段が、前記各シーンについて、前記第2の工程において検出された前記相関度に比例し、前記第3の工程において検出された前記困難度に反比例する指標データを生成し、前記指標データが小さくなるに従って小さいM値を決定する第4の工程と、
前記ピクチャタイプ決定手段が、前記第4の工程において決定された前記M値に基づいて、前記ピクチャデータのピクチャタイプを決定する第5の工程と、
を有する符号化方法。 - 動画像データの符号化を行う符号化装置が含むコンピュータに実行させるプログラムであって、
符号化対象の動画像データを構成する複数のピクチャデータの各々について、シーンチェンジ直後のピクチャデータであるか否かを判断する第1の手順と、
前記第1の手順における判断結果を基に、前記複数のピクチャデータの中からシーンチェンジ位置を特定し、当該シーンチェンジ位置によって規定される各シーンについて、前記ピクチャデータとその参照ピクチャデータから得られる予測画像データとの間の画素値の差分の前記シーン毎の合計値を、前記複数のピクチャデータがインター符号化される場合における、当該ピクチャデータと、その参照ピクチャデータとの相関度として検出する第2の手順と、
前記各シーンについて、前記ピクチャデータと当該ピクチャデータのピクチャ内符号化による予測画像データとの間の画素値の差分のシーン毎の合計値を、前記ピクチャデータのフレーム内符号化の困難度として検出する第3の手順と、
前記各シーンについて、前記第2の手順において検出された前記相関度に比例し、前記第3の手順において検出された前記困難度に反比例する指標データを生成し、前記指標データが小さくなるに従って小さいM値を決定する第4の手順と、
前記第4の手順において決定された前記M値に基づいて、前記ピクチャデータのピクチャタイプを決定する第5の手順と、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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