JP4652556B2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録ヘッドおよび該インクジェット記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インク吐出口からインクを吐出して被記録媒体上に記録を行うインクジェット記録装置およびこのインクジェット記録装置に用いられるインクジェット記録ヘッドには、さまざまな形態のものがある。その中でも、インクジェット記録ヘッドへのインク供給方法として代表的なものを幾つか以下に列挙してみよう。
【0003】
先ず、インクを包含するインク容器からチューブを用い、インクジェット記録ヘッド内に微少なゴミが入り込むことを防ぐためのフィルターを介し、インクジェット記録ヘッドまでインクを供給する形態のものがあり、これは、インク容器内のインクがなくなるとインク容器を交換し、その際にインクジェット記録ヘッド内に気泡が混入することを防ぐために、インクジェット記録ヘッドから、インクを吸引回復、または加圧回復するものが一般的である。このようなインクジェット記録装置は、大型のインクジェット記録装置によく用いられる。
【0004】
また、別の形態としては、インク容器とインクジェット記録ヘッドとが一体的になった構造の、オンキャリッジ型インクジェットカートリッジを用いるインクジェット記録装置がある。このような形態のものは、比較的小さ目のインクジェット記録装置によく用いられ、インクジェット記録カートリッジの交換等が手軽にできるために大変多く普及している。しかし、このような形態のインクジェットカートリッジは、インク容器内のインクが無くなった時点でインク容器を交換する際に、インクジェット記録ヘッドも同時に捨ててしまうために、近年、ランニングコストや環境問題の観点から、インクが無くなった場合には、インク容器のみ交換できるような、オンキャリッジ型インクジェット記録カートリッジが多く提案されている。
【0005】
この形態のインクジェット記録装置に用いられるインクカートリッジは、インクを吐出させるためのエネルギー発生基板と、その基板に作り込まれたエネルギー発生素子に対応したインク吐出口を備えたインクジェット記録チップと、このインクジェット記録チップに微小ゴミのないインクを供給するためのフィルターを備えたインクジェット記録ヘッド部と、インクを貯蔵するインク容器部とに分けられるものが一般的であり、インク容器を交換した場合に、インクジェット記録ヘッド内に気泡が混入されて、安定した記録が阻害されることを防ぐための吸引回復を行うのが一般的である。
【0006】
しかし、インク容器交換時の吸引回復は必要としても、吸引回復を数多く行うと、記録時以外のインク消費が多くなってしまい、ランニングコストが大きく増大してしまう。また、例えば、インクジェット記録ヘッドのインクを吐出させるためのエネルギー発生手段として用いられる一般的なものの1つとして、電気熱変換体(ヒーター)が用いられる。これは、ヒーターに通電することでヒーター上のインクに膜沸騰を発生させて、その力でインクを吐出させるというものである。このインク吐出のための過程の中で、インク中に含まれていた溶存空気が気泡となって少しづつではあるが発生してくる。このような気泡が多く溜まってしまうと、印字に悪影響を及ぼすために、インクジェット記録ヘッド内に存在する気泡が印字に悪影響を及ぼす大きさになる以前に、インクジェット記録ヘッドの吸引回復を行う必要が発生する。この場合も、印字に使用されないインク消費が発生するために、ランニングコストが増大してしまう問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
通常のインクジェット記録ヘッドにおいては、例えば図6に示されるように、インクジェット記録ヘッド100は、インクタンクのようなインク容器と一体に成ったケーシング102を有していて、このケーシング102がインク液室103を形成しており、インク容器との間にフィルター104が設けられている。さらに、ケーシング102にはこのフィルター104と反対側に、インクを吐出して記録を行うためのインクジェット記録チップ部105が設けられている。フィルター104は、インク容器から供給されるインク中に含まれるゴミ等の不純物を取り除いて、清浄なインクをインク液室103内に供給するものである。さらに、インク液室103内には、1枚の板部材106が傾斜して設けられており、板部材106の下方側の端部とケーシング102との間に隙間Sが形成されている。従って、図示されるように、インク液室103内に供給されたインクは、板部材106の端部とケーシング102との間の隙間Sを通り、インクを吐出するためのエネルギー発生手段と、インクを吐出させるインク吐出口とを備えたインクジェット記録チップ部105に供給されて、被記録媒体に対してインクを吐出して記録を行うように構成されている。
【0008】
また、このようなインクジェット記録ヘッド100においては、傾斜した板部材106の上方側の端部に気泡溜め部108が形成されており、この気泡溜め部108の近辺においてケーシング102に通気孔109が設けられていて、この通気孔109に、一般的には、空気は通すが、インクは通さない性質をもった多孔質性材料の疎水膜110が取付けられており、この疎水膜110を介してインク液室103と外気とが連通されるようになっている。しかし、ただインク液室103と外気とが連通する状態にされていると、インク液室103内のインクが蒸発してしまうために、気泡溜め部108に溜まった気泡を取り除くとき以外には、常時は略密閉された状態に構成されている気泡排出部111が設けられている。また、疎水膜110には、「ゴアテックス」(商品名)等のような多孔質性材料が用いられている。
【0009】
図示されるように、この気泡排出部111は、開口113を有する囲い112と、囲い112の開口113を閉鎖する蓋114と、蓋114を押圧するバネ115とから形成されている。このような気泡溜め部108に溜まった気泡は、疎水膜110を通って気泡排出部111に流れて気泡排出部111に溜まるように成っており、この気泡排出部11に溜まった気泡、すなわち空気が外に排出されるように構成されている。
【0010】
このように、図6に示されるように構成された従来のインクジェット記録ヘッド100においては、インクは隙間Sを通ってインクジェット記録チップ部105の方に供給されて、このインクジェット記録チップ部105から被記録媒体に対して吐出されて記録が行われる。この場合のインクジェット記録チップ部105においては、インク吐出によって気泡Bが発生して、この発生した気泡Bの一部が隙間Sを通ってフィルター104の方に移動してしまって、フィルター104に付着してしまう。しかも、このようなフィルター104に付着した気泡Bは、フィルター104のメニスカス力によって自然にフィルター104を通過するようなことが殆ど全く無い。
【0011】
従って、このような状態で、さらに気泡Bがフィルター104に付着すると、気泡Bはフィルター104の下側の処に溜まってしまい、最終的にはインク容器からのインクの、インクジェット記録チップ部105へのインク供給に不良が発生して、安定した印字が不可能になってしまう等の自体を生じるようになる。
【0012】
従って、本発明の目的は、このような従来における問題を解決するために、吸引回復による無駄なインク消費をすることなく、インクジェット記録ヘッド内に溜まった気泡を取り除くことが可能で、かつ低ランニングコストで、信頼性の高いインクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明のインクジェット記録ヘッドは、インクを内包したインクタンクと接続されてインクの供給を受けるケーシングを備えて構成されるインク液室と、該インク液室に付設されたインクジェット記録チップとを備えたインクジェット記録ヘッドにおいて、前記インク液室の内部には重力方向の上側に配された第1の板部材と、該第1の板部材と間隔をおいて重力方向の下側に配された第2の板部材と、を備えており、前記第1の板部材は、一方の端が前記ケーシングと接続された接続端とされ、他方の端は前記ケーシングとは非接触の非接触端とされており、前記接続端を重力方向の最も高い部分として他方の非接触端に向かって下方に傾斜して配置されており、前記第2の板部材は、前記第1の板部材と同じ向きに傾斜しており、重力方向の最も高い一方の端が前記ケーシングに対して非接触とされた非接触端とされ、重力方向の最も低い他方の端が前記ケーシングと接触された接触端とされており、前記第1の板部材の非接触端と、前記第2の板部材の非接触端はその一部が重なり合った重なり部を有しているとともに、さらに、前記第1の板部材の接触端側の前記ケーシングの内壁の一部と前記第1の板部材の一部とで囲まれた部分で構成された気泡溜めと、前記気泡溜めを構成する前記ケーシングの壁に設けられた疏水膜と、前記ケーシングの外側の前記疏水膜を設けた領域に配され、プリンタに設けられた気泡除去ジョイントが接離されることで開閉する閉蓋部材と、を備えた気泡排出部と、を備えたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
このように構成された本発明のインクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置によれば、上述のように構成することによって、吸引回復による無駄なインク消費をすることなく、インクジェット記録ヘッド内に溜まった気泡を取り除くことができ、かつ低ランニングコストで、信頼性の高いインクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置が得られる。
【0025】
本発明のその他の目的と特徴および利点は、添付図面に沿っての本発明の幾つかの実施形態に就いての以下の詳細な説明から明らかになろう。
【0026】
以下に、図面を参照して本発明のインクジェット記録ヘッド、およびこのインクジェット記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置を詳細に説明する。
【0027】
(実施例1)
図1は、本発明のインクジェット記録ヘッドにおける実施例1を示す断面図である。図1に示される本発明のインクジェット記録ヘッド1は、図示しないが、図の上方でインクを内包したインクタンクに接続されている。本実施例においては、インクジェット記録ヘッド1は、インクを内包したインクタンクとインクジェット記録ヘッドとが接続されたインクジェット記録カートリッジ方式を採用したが、インクジェット記録ヘッドへのインク供給方法はこれに限ったものではなく、インクジェット記録ヘッドから離れた場所にインクタンク等のインク容器をセットし、インク供給チューブを介してインクを供給するような方式のものでも良いことは勿論である。
【0028】
図1に示されるように、本発明におけるインクジェット記録ヘッド1は、インクタンク等のインク容器と一体を成し、かつインク液室3を形成するケーシング2を有しており、インク容器との間にフィルター4が設けられると共に、このフィルター4と反対側に、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録チップ部5を有している。フィルター4は、インク容器から供給されるインク中に含まれるゴミ等の不純物を取り除いて、清浄なインクがインク液室3内に供給されるようになすものである。インク液室3内には2枚の板部材6、7が互いに同じ方向に傾斜し、かつ間隔を置いて配設されていて、これら板部材6、7の相対する端部が、図2に示されるように重なり部Aを形成するように設けられている。従って、インク液室3内に供給されたインクは、2つの板部材6、7の間を通り、インクを吐出するためのエネルギー発生手段と、インクを吐出させるインク吐出口とを備えたインクジェット記録チップ部5に供給されて、被記録媒体に対してインクを吐出して記録を行うように構成されている。
【0029】
本実施例においては、インクを吐出させるためのインクジェット記録ヘッド1として、インクジェット記録チップ部5の、図示しないヒーターボードに設けられたヒーターに通電することによってヒーターを加熱して、ヒーター上に存在するインクに膜沸騰を発生させることで、インクを吐出させるバブルジェット方式のインクジェット記録ヘッドを構成している。しかし、本発明に使用できるインクジェット記録ヘッドは、このようなバブルジェット方式のものに限らず、圧電素子に電気を流すことにより圧電素子に変異を起こさせてインクを吐出するピエゾ方式のものや、静電気力によりインクを吐出させる静電ヘッド等の、所望のインク量を所望の位置に、吐出できるものであれば良い。
【0030】
また、本実施例において、傾斜した上側の板部材6の端に気泡溜め部8が形成されており、この気泡溜め部8の近辺のケーシング2に通気孔9が設けられていて、この通気孔9に、空気は通過するがインクは通過しない多孔質性材料の疎水膜10が取付けられており、この疎水膜10を介してインク液室3と外気とが連通するようになっている。しかし、ただインク液室3と外気とが連通する状態にしておくと、インク液室3内のインクが蒸発してしまうために、気泡溜め部8に溜まった気泡を取り除くとき以外は、常時は略密閉された状態になっている気泡排出部11が設けられている。
【0031】
図3に明示されるように、この気泡排出部11は、開口13を有する囲い12と、囲い12の開口13を閉鎖する蓋14と、蓋14を押圧するバネ15とから形成されている。従って、気泡溜め部8に溜まった気泡は、疎水膜10を通って気泡排出部11に流れて気泡排出部11に溜まるように成っており、後述するような方法によってこの気泡排出部11に溜まった気泡、すなわち空気が外に排出されるように構成されたものである。
【0032】
なお、ケーシング2の通気孔9に設けられる疎水膜10には、同様に、例えばジャパン・ゴアテックス株式会社製の「ゴアテックス」のような多孔質性材料が使用されるが、このような多孔質性材料に特別に何等限られるものではなく、同様な性能を発揮する材料であれば、同様な他の材料を差し支えなく使用することができるものである。
【0033】
このように構成された本発明のインクジェット記録ヘッド1を用いて印字を行った場合に、印字中に発生した気泡は、図2に示されるように、板部材6、7を伝わって上方へと気泡溜め部8に集まってくる。また、板部材6、7は重なり部Aを形成しており、従って、気泡は先ず下側のインクタンク部材7に沿って上方に移動し、重なり部Aを経て上側の板部材6の方に移り、次いで、この上側の板部材6に沿って上方に移動して気泡溜め部8に溜まる。他方、インクは重なり部Aを通ってインクジェット記録チップ部5の方に供給されるようになっている。
【0034】
しかしながら、従来のインクジェット記録ヘッド100における如く1枚の板部材106だけを使用した場合では、先に、図6と共に説明されたように、インクを供給するための隙間Sが傾斜した板部材106の下方端側に形成されて、インクがこの隙間Sを通ってインクジェット記録チップ部105の方に供給され、インクジェット記録チップ部105から被記録媒体に対して吐出されて記録が行われる。従って、この場合のインクジェット記録チップ部105におけるインク吐出によって、気泡Bが発生して、この発生した気泡Bの一部がフィルター104の方に移動してしまい、フィルター104に付着する。しかし、このようなフィルター104に付着した気泡Bは、フィルター104のメニスカス力によって自然にフィルター104を通過することは殆ど全く無い。従って、このような状態で、さらに気泡Bがフィルター104に付着すると、気泡Bはフィルター104の下側の処に溜まってしまい、最終的には、インクジェット記録チップ部105へのインク供給に不良が発生して、安定した印字が不可能になってしまう。
【0035】
従って、このような問題を解決するために発明された本発明のインクジェット記録ヘッド1においては、気泡を排出するために、気泡溜め部8に或る程度の気泡が溜まった場合に、インクジェット記録装置の所定の位置にキャリッジを移動して、図3に示されるように、インクジェット記録ヘッド1に設けられた気泡除去用ジョイント部材16によって、気泡排出部11の蓋14をバネ15のバネ力に抗して中の方に押し込んで、囲い12とジョイント部材16とを嵌合させる。次いで、気泡除去用ジョイント部材16の吸引孔18を介して空気を吸引すると、インクジェット記録ヘッド1内の、気泡溜め部8に溜まった気泡が、気泡排出部11を介して気泡除去用ジョイント部材16の吸引溝17および吸引孔18を通ってインクジェット記録ヘッド1の外方に吸い出される。この時の吸引圧は、疎水膜10からインクが吸い出されない程度にしておけば、気泡のみがインクジェット記録ヘッド1内から抜け出るので、ある任意の時間の間だけ必要な吸引を行い、十分空気を排出したならば、気泡除去用ジョイント部材16を引き抜いて、囲い12とジョイント部材16との嵌合を外せば良く、簡単な操作で空気を排出することができ、複雑なシーケンス等は全く必要ない。
【0036】
従って、上述したように構成される本発明のインクジェット記録ヘッド、およびこのようなインクジェット記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置によって、信頼性が高く、かつ低ランニングコストの印字を行うことができる。
【0037】
(実施例2)
次に、本発明のインクジェット記録ヘッドの実施例2に就いて説明するに、図4および図5は、本発明の実施例2におけるインクジェット記録ヘッドを示す断面図および拡大断面部分図である。
【0038】
図示されるように、本発明の実施例2におけるインクジェット記録ヘッド20は、インクジェット記録チップ部25を有するケーシング21内に斜めに設けられて、かつインク液室23を形成するフィルター24と、フィルター24の一端に形成された気泡溜め部28に対応して設けられたケーシング22の開口29部分に装着された「ゴアテックス」等のような多孔質性材料の疎水膜30と、この疎水膜30を覆って密閉するように設けられた覆いを形成すると共にインク排出部31を形成する可撓性部材32と、この可撓性部材32に形成された通気孔33を開閉するよう設けられた逆止弁34とを有している。逆止弁34は、可撓性部材32のインク排出部31内の空気を外に出す方向のみに開くようになったものである。
【0039】
本実施例において、インク液室23内に発生して気泡排出部31に溜まった気泡を除去する場合には、インクジェット記録装置に装備された押圧手段の押し部材35によって、インクジェット記録ヘッド20に設けられた可撓性部材32を図5に示されるように押圧する。すると、押し部材35による押圧によって可撓性部材32が押しつぶされて変形され、逆止弁34が開いて、可撓性部材32内の空気が通気孔33を通って外に排出される。その後、押し部材35による可撓性部材32の押圧を止めると、逆止弁34が閉じて、可撓性部材32が最初の形状に戻るようになる。この時に、可撓性部材32内に存在する空気の圧力が低くなるので、この圧力を利用して、インクジェット記録ヘッド20内の気泡溜め部28に存在する気泡を、疎水膜30を介して気泡排出部31内に吸引して気泡排出部31内に溜めるようになる。従って、この気泡排出部31に溜まった気泡、すなわち空気を、上述したように押し部材35によって可撓性部材32を押圧することによって可撓性部材32の通気孔33を介してインクジェット記録ヘッド20の外に排出することができる。
【0040】
上述したように、本発明によれば、インクジェット記録ヘッド内の所定の位置に、気泡溜め部を形成するようインクジェット記録ヘッド内に斜めに、かつ間隔を置いて2つの板部材を設けたり、あるいはまたは、1つのフィルターを斜めに設けることによって、インクジェット記録ヘッド内に発生した気泡を、前記の気泡溜め部に導き、この溜まった気泡を、インクジェット記録ヘッドに設けられた疎水膜を介してインクジェット記録ヘッド外に排出する構成を採ることによって、インクジェット記録ヘッドの吸引回復が、不慮の事故等のような特別な場合のみとなり、回復による消費インク量が格段に減少し、非常にランニングコストが安く、かつ信頼性の高いインクジェット記録ヘッドおよび該インクジェット記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置が得られる。
【0041】
(その他)
なお、本発明は、記録剤としてインクを用いるものであれば種々のインクジェット記録装置に適用できるのは勿論であるが、その中でもインク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば、電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式の記録(記録)ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0042】
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4、723、129号明細書、同第4、740、796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4、463、359号明細書、同第4、345、262号明細書に記載されているようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4、313、124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0043】
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示されているようなインク吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4、558、333号明細書、米国特許第4、459、600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基いた構成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率よく行うことができるようになるからである。
【0044】
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0045】
加えて、上例のようなシルアルタイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも、本発明は有効である。
【0046】
また、本発明を適用できる記録装置の構成として、記録ヘッドの吐出回復手段(予備的な補助手段等も含む)の形態は種々のものであってもよい。具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、ブレードなどのクリーニング手段、インク供給系の加圧あるいは上例のような吸引によってインクをインク吐出口から排除する手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を含むものであればよい。それらのような回復処理後にヘッドフェイス面にインク付着ないし残留が生じうる場合には本例のようなキャップ内吸収体の配設が有効であるし、またブレードを清浄に保つ吸収体の配設によって好ましくない部位へのインク滴下を防止できるからである。
【0047】
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられたものの他、上述のように記録色や濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設けられるものであってもよい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0048】
さらに加えて、以上説明した本発明実施形態においては、インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよい。加えて、熱エネルギーによる昇温を、インクの固形状態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は適用可能である。このような場合のインクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明においては、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0049】
さらに加えて、本発明に適用できるインクジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載のインクジェット記録ヘッドは、インクを吐出して記録するインクジェット記録ヘッドにおいて、フィルターとインクを吐出するインク吐出口との間のインク液室に、気泡を溜める手段と、該気泡を溜める手段に気泡を移動させる手段と、前記気泡を溜める手段に溜まった気泡を外部に排出する手段とを有する有するので、インクジェット記録ヘッドの吸引回復が、不慮の事故等の特別な場合のみとなり、格段に回復による消費インク量が減少し、非常にランニングコストが安く、低ランニングコストの印字を行うことができ、かつ信頼性の高いインクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置が得られる。
【0051】
本発明の請求項2記載のインクジェット記録ヘッドは、前記気泡を溜める手段が、重力方向に対して斜めになり、かつ間隔を置いて隔てられた2つの板部材を用いるので、気泡を好適に集めて排出することができ、フィルターを何等詰まらせることが無い。
【0052】
本発明の請求項3記載のインクジェット記録ヘッドは、前記外部に気泡を排出する手段が、疎水膜が用いられているので、気泡を簡便にかつ良好に排出することができる。
【0053】
本発明の請求項4記載のインクジェット記録ヘッドは、前記疎水膜が、気泡除去時以外は直接外気にさらされないように覆われているので、疎水膜を好適に保護することができる。
【0054】
本発明の請求項5記載のインクジェット記録ヘッドは、前記気泡を溜める手段が、前記フィルターが重力方向に斜めになっているので、気泡を簡単な手段をもって好適に導いて溜めることができる。
【0055】
本発明の請求項6記載のインクジェット記録ヘッドは、前記疎水膜を密閉する部材が可撓性を有するので、疎水膜を良好に保護し、気泡を好適に排出することができる。
【0056】
本発明の請求項7記載のインクジェット記録ヘッドは、前記気泡を溜める手段が、前記気泡を移動させる手段に組合せられているので、簡易な構成に良好に作ることができる。
【0057】
本発明の請求項8記載のインクジェット記録ヘッドは、前記疎水膜が、気体は通すが液体は通さない多孔質性材料で形成されているので、気泡だけを好適に通過させて排出することができる。
【0058】
本発明の請求項9記載のインクジェット記録ヘッドは、インクを吐出するために利用されるエネルギーとして通電に応じ熱エネルギーを発生する電気熱変換体を有するので、被記録媒体に対してインクを好適に吐出して良好な安定した印字を行うことができる。
【0059】
本発明の請求項10記載のインクジェット記録ヘッドは、前記電気熱変換体より印加される熱エネルギーによってインクに生じる膜沸騰を利用して、前記インク吐出口からインクを記録媒体に向けて吐出させるので、インクを好適に吐出して安定して印字することができ、印字品位を向上維持することができる。
【0060】
本発明の請求項11記載のインクジェット記録装置は、請求項1ないし10のいずれか記載のインクジェット記録ヘッドを用いて記録を行うので、インクジェット記録ヘッドの吸引回復が、不慮の事故等の特別な場合のみとなり、格段に回復による消費インク量が減少し、非常にランニングコストが安く、かつ信頼性の高いインクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるインクジェット記録ヘッドの断面図である。
【図2】図1の本発明の実施例1におけるインク液室内の気泡の動きを示すインクジェット記録ヘッドの断面図である。
【図3】本発明の実施例1におけるインクジェット記録ヘッドとインクジェット記録装置に供されたジョイント部が嵌合した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例2におけるインクジェット記録ヘッドと、インクジェット記録装置に供された押し部材とを示す断面図である。
【図5】図4の本発明の実施例2における可撓性部材の動作を説明するための拡大断面部分図である。
【図6】本発明のインクジェット記録ヘッドの実施例1と比較される、従来のインクジェット記録ヘッドにおけるインク液室内の気泡の動きを示す断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録ヘッド
2 ケーシング
3 インク液室
4 フィルター
5 インクジェット記録チップ部
6 板部材
7 板部材
8 気泡溜め部
9 通気孔
10 疎水膜
11 気泡排出部
12 囲い
13 開口
14 蓋
15 バネ
16 気泡除去用ジョイント部材
17 吸引溝
18 吸引孔
20 インクジェット記録ヘッド
22 ケーシング
23 インク液室
24 フィルター
25 インクジェット記録チップ部
28 気泡溜め部
29 開口
30 疎水膜
31 気泡排出部
32 可撓性部材
33 通気孔
34 逆止弁
35 押し部材
Claims (1)
- インクを内包したインクタンクと接続されてインクの供給を受けるケーシングを備えて構成されるインク液室と、該インク液室に付設されたインクジェット記録チップとを備えたインクジェット記録ヘッドにおいて、
前記インク液室の内部には重力方向の上側に配された第1の板部材と、該第1の板部材と間隔をおいて重力方向の下側に配された第2の板部材と、を備えており、
前記第1の板部材は、一方の端が前記ケーシングと接続された接続端とされ、他方の端は前記ケーシングとは非接触の非接触端とされており、前記接続端を重力方向の最も高い部分として他方の非接触端に向かって下方に傾斜して配置されており、
前記第2の板部材は、前記第1の板部材と同じ向きに傾斜しており、重力方向の最も高い一方の端が前記ケーシングに対して非接触とされた非接触端とされ、重力方向の最も低い他方の端が前記ケーシングと接触された接触端とされており、
前記第1の板部材の非接触端と、前記第2の板部材の非接触端はその一部が重なり合った重なり部を有しているとともに、
さらに、前記第1の板部材の接触端側の前記ケーシングの内壁の一部と前記第1の板部材の一部とで囲まれた部分で構成された気泡溜めと、
前記気泡溜めを構成する前記ケーシングの壁に設けられた疏水膜と、前記ケーシングの外側の前記疏水膜を設けた領域に配され、プリンタに設けられた気泡除去ジョイントが接離されることで開閉する閉蓋部材と、を備えた気泡排出部と、
を備えたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
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