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JP4648569B2 - Method and apparatus for producing laughing gas - Google Patents

Method and apparatus for producing laughing gas Download PDF

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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、笑気ガスの生成方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一酸化二窒素は麻酔用笑気ガスとして利用されている。
従来、一酸化二窒素の生成方法としては、硝酸アンモニウムの加熱等が知られている。これは、硝酸アンモニウムを加熱し、185℃以上の温度で分解するものである。硝酸アンモニウムを熱すると、185℃付近で分解され、250℃ではげしく分解し、一酸化二窒素を生ずる。この性質を利用したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の方法においては、硝酸アンモニウムを必要とするとともに、加熱する必要がある。このため、一酸化二窒素を製造する際には、原料となる硝酸アンモニウムが必要であり、設備が大きくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一酸化二窒素を容易かつ簡便な装置により製造することを目的とするものである。
発明者等はオゾンの貯蔵機構の解明過程において、シリカゲルの細孔がオゾンのクラスター化に大きく寄与していることを見出した。
ガスの吸着物質への吸着には物理吸着と化学吸着がある。オゾンのシリカゲルへの吸着は、物理吸着である。物理吸着の例として、水のシリカゲルへの吸着がある。高湿度の空間にシリカゲルを放置すれば水がシリカゲルに吸着するが、この水の脱着については、水が気化するエネルギーを与える必要がある。
オゾンについても、シリカゲル中にオゾンガスを通気するとオゾンがシリカゲルに吸着するが、オゾンの脱着については、酸素を供給するだけで脱着現象が起こるものである。
水の蒸気がシリカゲルの表面に近づき吸着されると吸着熱(凝縮熱)を放出して、シリカゲル表面に固定される。
シリカゲルと水を分離するためには、脱着熱(気化熱)を与える必要があるため、100℃以上に加熱して気化させる。
次にオゾンの吸着について説明する。
オゾン分子の大きさは、大まかに、幅が1.18Å、長さが3.35Å、そして高さが1.85Åと考えられる。一方、オゾンの密度(沸点[−112℃]における密度)Dは、D=1.354±0.0001[g/m3]である。この密度からオゾン分子の占める空間は、立法体とした場合、一辺が3.9Åとなる。これらを勘案し、液体オゾンの単分子層の厚みを3.9Åとすると、この単分子層の1平方メートルの重量mは、m=5.281×10-4[g]となる。
シリカゲル1リットルにおける表面積Vは、V=750×730[m2/L]となる。よって、シリカゲル1リットルに液体オゾンが1層吸着されたときのオゾン重量Mは、M=m×V=289.11[g]となる。
発明者は実験において、7wt%のオゾンガスを使用して、−17℃に冷却して約5gのオゾンを吸着できた。このことから、オゾンとシリカゲルの吸着については、水とシリカゲルの関係と類似するが、オゾンの沸点が−112℃であるので、毛管力により圧縮され、臨界温度を下回った状態でクラスレート化して巨大分子を形成するため凝縮し易くなり、−17℃においても凝縮液化すると考えられる。
【0005】
図1は、シリカゲルによるオゾンのクラスレート過程を示す概念図である。図1に示すごとく、シリカゲル12には多くの細孔11が構成されている。オゾン分子13が細孔11に導入されると、シリカゲル細孔11の毛管力により、オゾン分子13が圧縮され、クラスレート化するものである。細孔11にはこのように、オゾンクラスター15が蓄積されるものである。
すなわち、珪酸塩により構成される壁面に囲まれた細孔により、オゾンがクラスレート化するものである。
【0006】
オゾンの脱着については、酸素をバージすることだけで完全に脱着できることから、吸着したオゾンのクラスターが平衡状態から崩壊し、本来の沸点である−112℃に戻りシリカゲルから気化熱を奪い気化すると考えられる。そして、この様にして取り出されたオゾンにはオゾンクラスターの2量体(O6:質量数96)および3量体(O9:質量数144)が含まれることが、GC/MS・質量分離で確認された。なお、分子軌道計算によっても2量体、3量体のクラスターが安定的に存在可能であることが示されている。
【0007】
発明者等は、さらにガスクロマトグラフ用のキャピラリにおいてもオゾンが吸着されることを見出しているものである。マススペクトルを使用したオゾンの質量分析の過程において、ガスクロマトグラフ用のキャピラリにオゾンが吸着する現象を発見したものである。
図2はキャピラリ内部に構成される細孔を示す模式図である。
キャピラリ6の内壁はシリカゲルと同じく、主に珪酸塩により構成されている。また、キャピラリ6においても、内壁に細孔11が存在するものである。このため、オゾンに対してシリカゲルと同様に作用し、オゾンがクラスター化されるものである。キャピラリ6を用いることにより、オゾンを移送しながらクラスター化することができるものである。
【0008】
クラスター化したオゾンは反応性が向上するものであり、この状態でオゾンが窒素と容易に反応するものである。
その結果、窒素が存在するキャピラリにオゾンを通じることにより、窒素が酸化され、一酸化二窒素が生成することを見出したものである。さらに、窒素の供給源としては、空気中の窒素を用いることが可能である。
すなわち、シリカゲルやキャピラリの細孔が、触媒となり、オゾンと窒素の反応を容易にし、促進するものである。
そして、本発明は次のような手段を用いる。
笑気ガス(一酸化二窒素)を生成する方法として、オゾンと窒素を利用するものである。
オゾンと窒素を反応させることにより、窒素が一酸化二窒素となるものである。さらに、オゾンと窒素を管内に通じることにより、管内においてオゾンと窒素の反応を促進し、窒素が一酸化二窒素の生成効率を向上させるものである。さらに、管としてガラスキャピラリを用いることにより、生成効率をさらに向上させるものである。
【0010】
すなわち、請求項に記載のごとく、オゾンと窒素をともにガラスキャピラリ内に通じることにより笑気ガスを生成することを特徴とする笑気ガスの製造装置。
【0011】
請求項に記載のごとく、オゾンと窒素をともにガラスキャピラリ内に通じることにより笑気ガスを生成することを特徴とする笑気ガスの生成方法。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図3は実施例の構成を示す模式図、図4はマススペクトルによる分析結果を示す図、図5は他の実施例を示す模式図である。
【0013】
本発明において、オゾンと窒素を混合することにより、笑気ガスである一酸化二窒素を生成するものである。オゾンの供給方法としては、オゾナイザなどの無声放電により生成されるオゾンや、オゾン貯蔵装置において貯蔵されたオゾンを利用することができるものである。また、窒素の供給源としては、ボンベに貯蔵した窒素や、空気中の窒素を用いることが可能である。これらのオゾンと窒素を混合し、触媒の存在下で反応させることにより一酸化二窒素が得られる。しかし、一酸化二窒素の生成効率を向上させるべく、本発明においては、オゾンと窒素を管内に導入するものである。管内にオゾンおよび窒素を導入することにより、オゾンと窒素の接触効率を向上させるとともに、反応して一酸化二窒素が生成する。
【0014】
さらに、オゾンをガラスキャピラリ内に導入することにより、窒素がオゾンにより酸化され、笑気ガスが生成されるものである。
キャピラリとしては、一般にガスクロマトグラフに用いるものを使用するものである。例えば、内径3mm〜50μmのものを用いることができる。これにより、笑気ガスの生成を行うことができるものである。
【0015】
次に、実施例について説明する。
実施例は、図3に示すごとく、オゾン発生装置2において生成したオゾンを送気ポンプ4によりキャピラリ6に供給し、キャピラリ6より排出されるガスを質量分析装置7により分析するものである。
【0016】
酸素供給源として酸素ボンベ1を用いるものである。酸素ボンベより供給される酸素は、オゾン発生装置2に導入される。オゾン発生装置2として、本実施例においては、無声放電式のオゾン発生装置を用いた。
【0017】
送気ポンプ4はキャピラリ6に接続されており、該送気ポンプ4によりオゾンがキャピラリ6内に導入されるものである。
本実施例においては、キャピラリ6内に予め空気を満し、キャピラリ6内にオゾンを供給した。そして、キャピラリ6には質量分析計7を接続し、キャピラリ6内より排出されたガスの分析を行った。質量分析計7により、キャピラリを通過した気体のマススペクトルを計測した。
キャピラリの全長は25メートルであり、ガスの流速は20m/minであった。
温度は60℃であった。
【0018】
次に、実験結果について説明する。
図4は、計測されたマススペクトルのチャートである。
図4(a)は検出されたガスの全量を示す図であり、図4(b)はオゾンを示す図であり、図4(c)は窒素を示す図であり、図4(d)は一酸化二窒素を示す図である。
図4に示すごとく、キャピラリより一酸化二窒素の生成が確認された。
また、図4に示すごとく、一酸化二窒素のピークがオゾンおよび窒素のピークの後に確認された。
【0019】
キャピラリ内にオゾンを通じる前の状態においては、キャピラリ内には一酸化二窒素が存在していない。すなわち、キャピラリ内にオゾンを通すことにより、一酸化二窒素が生成したものである。
さらに、一酸化二窒素のピークとオゾンおよび窒素のピークとにズレが生じるため、オゾンおよび窒素と一酸化二窒素を効率的に分離することが可能であることが解る。すなわち、キャピラリ6よりの排出時間が異なるため、該キャピラリ6により一酸化二窒素を分離することができるものである。
オゾンの分解により発熱することが考えられるが、キャピラリは比表面積が大きく、容易に冷却が可能である。これにより、キャピラリを用いてオゾンを連続的に分解することが可能となる。すなわち、径の細い管内において一酸化二窒素を生成するので、温度管理を容易に行うことができるものである。
一酸化二窒素を酸素と電力により生成することができるので、一酸化二窒素が必要な場所において簡便に生成できる。例えば、病院などにおいては、治療用に酸素が備えられており、この酸素と電力により笑気ガスを必要量生成することができる。
【0020】
次に、本発明の他の実施例について説明する。
図5において、オゾン供給源1はオゾン発生装置2に接続され、オゾン発生装置2は送気ポンプ4が接続されており、該送気ポンプ4には複数のキャピラリ6・6・・が接続されている。さらに、キャピラリ6には収集装置8が接続されている。
キャピラリ6において発生する熱が問題となる場合には、送風機などの冷却装置9を配置し、該キャピラリ6・6・・を冷却することも可能である。
【0021】
上述のごとく、オゾンと窒素がキャピラリ6を通ることにより、一酸化二窒素が生成される。また、排出されるまでの時間が、オゾン、窒素、一酸化二窒素において、それぞれ異なる構成となる。
このため、オゾンを送気ポンプ4により間欠的にキャピラリ6に送ることにより、収集装置8において容易に一酸化二窒素を得ることができるものである。
キャピラリ6にオゾンを送り、空気により押出すことで、オゾンおよび一酸化二窒素がキャピラリ6より排出される。そして、排出タイミングにより、オゾンと一酸化二窒素を回収することができるものである。
すなわち、ガスを回収するタイミングを調節することにより、一酸化二窒素を効率的に得るとともに、未反応のオゾンと窒素を再びキャピラリ6に通じて効率的な運転を行うことができるものである。
【0022】
【発明の効果】
オゾンと窒素をともに管内に通じることにより笑気ガスを生成するので、オゾンと窒素の接触効率を向上させ、笑気ガスの生成反応を促進できる。さらに、容易な構成により笑気ガスを生成できる。
また、オゾンと窒素をともにガラスキャピラリ内に通じることにより笑気ガスを生成するので、キャピラリの径を容易に調節可能であり、生成反応時の熱を放出し易く、温度調整を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリカゲルによるオゾンのクラスレート過程を示す概念図。
【図2】キャピラリ内部に構成される細孔を示す模式図。
【図3】実施例の構成を示す模式図。
【図4】マススペクトルによる分析結果を示す図。
【図5】他の実施例を示す模式図。
【符号の説明】
1 オゾン供給源
2 オゾン発生装置
4 送気ポンプ
6 キャピラリ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and apparatus for generating laughing gas.
[0002]
[Prior art]
Nitrous oxide is used as anesthetic laughing gas.
Conventionally, heating of ammonium nitrate or the like is known as a method for producing dinitrogen monoxide. This heats ammonium nitrate and decomposes it at a temperature of 185 ° C. or higher. When ammonium nitrate is heated, it decomposes around 185 ° C. and severely decomposes at 250 ° C., producing dinitrogen monoxide. This property is utilized.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional method requires ammonium nitrate and heating. For this reason, when manufacturing dinitrogen monoxide, the ammonium nitrate used as a raw material is required, and an installation becomes large.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention is to produce dinitrogen monoxide with an easy and simple apparatus.
The inventors found that the pores of silica gel greatly contributed to the clustering of ozone during the elucidation process of the ozone storage mechanism.
Adsorption of gas onto adsorbents includes physical adsorption and chemical adsorption. Adsorption of ozone onto silica gel is physical adsorption. An example of physical adsorption is adsorption of water on silica gel. If silica gel is left in a high-humidity space, water is adsorbed on the silica gel. However, for the desorption of water, it is necessary to give energy to vaporize the water.
As for ozone, when ozone gas is passed through the silica gel, the ozone is adsorbed on the silica gel. However, the desorption phenomenon occurs only by supplying oxygen.
When water vapor approaches the surface of the silica gel and is adsorbed, it releases heat of condensation (condensation heat) and is fixed on the surface of the silica gel.
In order to separate the silica gel and water, it is necessary to give heat of desorption (heat of vaporization).
Next, ozone adsorption will be described.
The size of the ozone molecule is roughly considered to be 1.18 cm wide, 3.35 cm long, and 1.85 cm high. On the other hand, the density of ozone (density at the boiling point [−112 ° C.]) D is D = 1.354 ± 0.0001 [g / m 3 ]. From this density, the space occupied by ozone molecules is 3.9 cm on a side when it is a legislative body. Considering these, if the thickness of the monolayer of liquid ozone is 3.9 mm, the weight m of this monomolecular layer per square meter is m = 5.281 × 10 −4 [g].
The surface area V in 1 liter of silica gel is V = 750 × 730 [m 2 / L]. Therefore, the ozone weight M when one layer of liquid ozone is adsorbed on 1 liter of silica gel is M = m × V = 289.11 [g].
In the experiment, the inventor was able to adsorb about 5 g of ozone by cooling to −17 ° C. using 7 wt% ozone gas. From this, the adsorption of ozone and silica gel is similar to the relationship between water and silica gel, but since the boiling point of ozone is -112 ° C, it is compressed by capillary force and clathrated in a state below the critical temperature. Since it forms a macromolecule, it becomes easy to condense, and it is considered that the liquid condensates even at -17 ° C.
[0005]
FIG. 1 is a conceptual diagram showing an ozone clathrate process using silica gel. As shown in FIG. 1, many pores 11 are formed in the silica gel 12. When the ozone molecules 13 are introduced into the pores 11, the ozone molecules 13 are compressed and clathrated by the capillary force of the silica gel pores 11. In this way, ozone clusters 15 are accumulated in the pores 11.
That is, ozone is clathrated by pores surrounded by a wall surface made of silicate.
[0006]
As for desorption of ozone, it can be completely desorbed only by oxygen burging, so the adsorbed ozone cluster collapses from the equilibrium state and returns to the original boiling point of -112 ° C, which takes the heat of vaporization from silica gel and vaporizes it. It is done. The ozone extracted in this manner includes ozone cluster dimers (O 6 : mass number 96) and trimers (O 9 : mass number 144). It was confirmed in. In addition, molecular orbital calculations also indicate that dimer and trimer clusters can exist stably.
[0007]
The inventors have found that ozone is also adsorbed in a capillary for gas chromatography. In the process of mass spectrometry of ozone using mass spectrum, the phenomenon that ozone is adsorbed to the capillary for gas chromatography was discovered.
FIG. 2 is a schematic diagram showing the pores formed inside the capillary.
Like the silica gel, the inner wall of the capillary 6 is mainly composed of silicate. The capillary 6 also has pores 11 on the inner wall. For this reason, it acts on ozone in the same manner as silica gel, and ozone is clustered. By using the capillary 6, it is possible to cluster while transferring ozone.
[0008]
Clustered ozone has improved reactivity, and in this state, ozone easily reacts with nitrogen.
As a result, it has been found that by passing ozone through a capillary in which nitrogen exists, nitrogen is oxidized and dinitrogen monoxide is generated. Further, nitrogen in the air can be used as a nitrogen supply source.
That is, silica gel or capillary pores serve as catalysts, facilitating and promoting the reaction between ozone and nitrogen.
The present invention uses the following means.
As a method of generating laughing gas (dinitrogen monoxide), ozone and nitrogen are used.
By reacting ozone and nitrogen, nitrogen becomes dinitrogen monoxide. Further, by passing ozone and nitrogen into the tube, the reaction between ozone and nitrogen is promoted in the tube, and nitrogen improves the production efficiency of dinitrogen monoxide. Furthermore, the production efficiency is further improved by using a glass capillary as the tube.
[0010]
That is, the laughing gas production apparatus characterized in that laughing gas is generated by passing both ozone and nitrogen into the glass capillary as described in claim 1 .
[0011]
A method for producing laughing gas, characterized in that laughing gas is produced by passing both ozone and nitrogen into the glass capillary as described in claim 2 .
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 3 is a schematic diagram showing the configuration of the example, FIG. 4 is a diagram showing an analysis result by mass spectrum, and FIG. 5 is a schematic diagram showing another example.
[0013]
In the present invention, nitrous oxide, which is a laughing gas, is produced by mixing ozone and nitrogen. As a supply method of ozone, ozone generated by silent discharge such as an ozonizer or ozone stored in an ozone storage device can be used. Further, nitrogen stored in a cylinder or nitrogen in the air can be used as a nitrogen supply source. Dinitrogen monoxide is obtained by mixing these ozone and nitrogen and reacting them in the presence of a catalyst. However, in order to improve the production efficiency of dinitrogen monoxide, in the present invention, ozone and nitrogen are introduced into the tube. By introducing ozone and nitrogen into the tube, improves the contact efficiency of ozone and nitrogen, dinitrogen monoxide is generated reacts with.
[0014]
Furthermore, by introducing ozone into the glass capillary, nitrogen is oxidized by ozone and laughing gas is generated.
A capillary generally used for a gas chromatograph is used. For example, one having an inner diameter of 3 mm to 50 μm can be used. Thereby, laughing gas can be generated.
[0015]
Next, examples will be described.
In the embodiment, as shown in FIG. 3, ozone generated in the ozone generator 2 is supplied to the capillary 6 by the air feed pump 4, and the gas discharged from the capillary 6 is analyzed by the mass spectrometer 7.
[0016]
An oxygen cylinder 1 is used as an oxygen supply source. Oxygen supplied from the oxygen cylinder is introduced into the ozone generator 2. As the ozone generator 2, a silent discharge type ozone generator was used in this example.
[0017]
The air supply pump 4 is connected to a capillary 6, and ozone is introduced into the capillary 6 by the air supply pump 4.
In the present embodiment, the capillary 6 was previously filled with air, and ozone was supplied into the capillary 6. A mass spectrometer 7 was connected to the capillary 6 to analyze the gas discharged from the capillary 6. The mass spectrum of the gas that passed through the capillary was measured by the mass spectrometer 7.
The total length of the capillary was 25 meters, and the gas flow rate was 20 m / min.
The temperature was 60 ° C.
[0018]
Next, experimental results will be described.
FIG. 4 is a chart of the measured mass spectrum.
4A is a diagram showing the total amount of gas detected, FIG. 4B is a diagram showing ozone, FIG. 4C is a diagram showing nitrogen, and FIG. It is a figure which shows dinitrogen monoxide.
As shown in FIG. 4, the production of dinitrogen monoxide was confirmed from the capillary.
Moreover, as shown in FIG. 4, the peak of dinitrogen monoxide was confirmed after the peaks of ozone and nitrogen.
[0019]
In the state before ozone is passed through the capillary, no dinitrogen monoxide is present in the capillary. That is, dinitrogen monoxide is produced by passing ozone through the capillary.
Further, it is understood that ozone, nitrogen, and dinitrogen monoxide can be efficiently separated because of a difference between the dinitrogen monoxide peak and the ozone and nitrogen peaks. That is, since the discharge time from the capillary 6 is different, dinitrogen monoxide can be separated by the capillary 6.
Although it is considered that heat is generated by decomposition of ozone, the capillary has a large specific surface area and can be easily cooled. Thereby, ozone can be continuously decomposed using a capillary. That is, since dinitrogen monoxide is generated in a thin tube, temperature management can be easily performed.
Since nitrous oxide can be generated by oxygen and electric power, it can be easily generated at a place where nitrous oxide is required. For example, in hospitals and the like, oxygen is provided for treatment, and a necessary amount of laughing gas can be generated by this oxygen and electric power.
[0020]
Next, another embodiment of the present invention will be described.
In FIG. 5, the ozone supply source 1 is connected to an ozone generator 2, and an air supply pump 4 is connected to the ozone generator 2, and a plurality of capillaries 6, 6. ing. Further, a collecting device 8 is connected to the capillary 6.
When heat generated in the capillary 6 becomes a problem, a cooling device 9 such as a blower can be arranged to cool the capillary 6.
[0021]
As described above, dinitrogen monoxide is generated when ozone and nitrogen pass through the capillary 6. Moreover, the time until the discharge is different in ozone, nitrogen, and dinitrogen monoxide.
For this reason, dinitrogen monoxide can be easily obtained in the collection device 8 by intermittently sending ozone to the capillary 6 by the air pump 4.
Ozone and dinitrogen monoxide are discharged from the capillary 6 by sending ozone to the capillary 6 and extruding it with air. And according to discharge | emission timing, ozone and dinitrogen monoxide can be collect | recovered.
That is, by adjusting the timing of gas recovery, dinitrogen monoxide can be efficiently obtained, and unreacted ozone and nitrogen can be passed through the capillary 6 again to perform efficient operation.
[0022]
【The invention's effect】
Since ozone and nitrogen are both introduced into the pipe to produce laughing gas, the contact efficiency between ozone and nitrogen can be improved and the laughing gas production reaction can be promoted. Furthermore, laughing gas can be generated with an easy configuration.
Also, since ozone and nitrogen are both passed through the glass capillary to produce laughing gas, the diameter of the capillary can be easily adjusted, the heat during the production reaction can be easily released, and the temperature can be adjusted easily. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram showing an ozone clathrate process using silica gel.
FIG. 2 is a schematic diagram showing pores formed inside a capillary.
FIG. 3 is a schematic diagram showing a configuration of an example.
FIG. 4 is a diagram showing an analysis result by mass spectrum.
FIG. 5 is a schematic diagram showing another embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Ozone supply source 2 Ozone generator 4 Air supply pump 6 Capillary

Claims (2)

オゾンと窒素をともにガラスキャピラリ内に通じることにより笑気ガスを生成することを特徴とする笑気ガスの製造装置。  An apparatus for producing laughing gas, wherein ozone and nitrogen are both passed through a glass capillary to generate laughing gas. オゾンと窒素をともにガラスキャピラリ内に通じることにより笑気ガスを生成することを特徴とする笑気ガスの生成方法。A method for producing laughing gas, characterized by producing laughing gas by passing ozone and nitrogen through a glass capillary .
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